●金本知憲監督(50)が13日、横浜から空路帰阪。羽田空港で取材に応じ、14日の広島戦(京セラ)から「ドラフト3位・熊谷敬宥内野手(22=立教大)」を 1軍昇格させることを明言した。植田海内野手(22)と合わせ、指揮官が理想に掲げていた「代走枠 2人制」が再び完成。鯉のお株を奪う足攻で「同一カード3連勝」を狙う。目には目を。歯には歯を。足には足を-。金本監督がハンムラビ法典ばりに広島対策をした。熊谷昇格で「3連勝」を狙う。植田&熊谷。どちらも50メートル 5秒 8。足という武器でプロの門をたたいてきたコンビを真夏の大一番でスタンバイさせる。熊谷はルーキーイヤーの今季16試合に出場。 5月中旬に初昇格を果たすと初出場した19日中日戦(ナゴヤドーム)でいきなり盗塁成功。すでに 1軍では 3盗塁を決めているが、ウエスタンでは21盗塁をマークしている。これまでは植田というカード1枚。試合状況に応じてどうしても我慢せざるを得ないときもあったが、 2枚になれば出し惜しみすることなく投入することができる。すべて勝たなければ、広島にマジックが点灯する。胸突き八丁の舞台こそ、こういう職人たちの仕事場だ 昨秋の悔しさがある。「V逸」が決定的となった 9月 5日からの広島 3連戦(マツダ)。 1戦目は野間峻祥外野手(25)、 2戦目は上本(崇司)内野手(27)の盗塁で、かき回された。ともに代走からの出場。虎将は悔しがり、今季のテーマに掲げていた。それを今、やり返すわけだ。目の前でマジックの初点灯を許せば、就任 3年目で初の屈辱。課題の打線は、ようやく形が見えてきた。だからこその秘策-。虎の足が速いことを証明する。
●ひとつも負けられない、崖っぷちの 3連戦。絶対勝つ、すべて勝つ! 糸井嘉男外野手(37)が13日、横浜から帰阪。14日からの首位広島との 3連戦(京セラ)に向け、闘志をあらわにした。ゲーム差は「12.5」。「1分け」でもすれば、カープにマジック点灯を許す。右腓骨骨折をおしながら戦う不屈の超人が、虎の命運を背負って、鯉に襲いかかる。はるか先の鯉を、これ以上、悠々と泳がせるわけにはいかない。尻尾をつかめる位置まで差を詰めていくには、ここしかない。午前 7時15分。新横浜駅から帰阪の新幹線に乗り込んだ糸井は、猛烈に燃えていた。14日からの広島との直接対決。引き分けすら許されない。「4位」だが、残り試合や直接対決が多いため、マジック対象チームの阪神。 3つ勝たない以上、カープに優勝マジックを初点灯させてしまう。金本阪神 3年目。昨季は 9月18日(甲子園)に胴上げをみせつけられたが、過去 2年、目の前でマジック初点灯を許したことはない。直接対決は、あと11試合。ここで「12.5ゲーム」差を「9.5」差にして残り 8試合ならば、「大逆転V」の可能性は残る。逆に 1つ、 2つと敗れれば、頂点への道は果てしなく険しくなる。チームは目下、今季初の 3カード連続勝ち越し中。金本監督はベテラン頼みに頭をかいたが、糸井がスタメン落ちすれば「2勝9敗」、「8連敗」中というのが現実だ。無理をおしている足の状態は心配されるが、片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(49)も、スタメン起用を明言した。ここまで「4勝10敗」、 4カード連続で負け越しているカープを、ここで止める。セ・リーグの火は消させない。 8月「月間打率0.462(26打数12安打)」と夏も強い超人が、「執念」を体現する。
●14日広島戦(京セラドーム大阪)に先発する岩貞祐太投手(26)が、甲子園球場の室内練習場で行われた投手指名練習に参加し、登板に備えて調整した。チームは 8月に入って「6勝3敗」と波に乗る。首位広島とは「12.5ゲーム」差の状況だ。2014年の初対戦から勝ち星なしの「10敗」と相性は良くない。
●ランディ・メッセンジャー投手が13日、37歳の誕生日を迎えた。甲子園室内練習場で行われた投手練習前には、参加した投手から拍手でお祝いを受けた。練習後には報道陣から用意されたケーキを前に笑顔。新たな 1年について意気込んだ。中 5日で16日の広島 3戦目に先発する見込みで、カープ相手は 4月12日(甲子園)に 1回 2/3で暴言退場となって以来。表情を引き締めた。
● 2軍調整が続く藤浪晋太郎投手(24)の昇格時期について、金本監督は13日、悩める胸中を明かした。今季は「2勝3敗、防御率6.34」。 7月26日の広島戦(甲子園)で 1/3回を 2安打 5失点でKOされ、抹消となった。15日のウエスタン・ソフトバンク戦(タマホーム筑後)に先発予定。真夏の連戦、誰もが復活を待っているが…。 ●「第100回全国高校野球選手権大会」第 9日第 1試合(大阪桐蔭高校10- 4沖学園高校、13日、甲子園) 2回戦 3試合が行われ、史上初の 2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭高校(北大阪)は沖学園高校(南福岡)に 10- 4で快勝した。阪神が「ドラフト1位指名」の最有力候補に挙げるなどプロ大注目の藤原恭大外野手( 3年)は「4番・中堅」で出場し、根尾昂内野手( 3年)とのライバル意識バチバチのアベック弾など 2安打 3打点の大暴れ。藤原を「1位指名最有力候補」に掲げている阪神は担当の畑山俊二チーフスカウト(54)、筒井和也スカウト(36=元投手)ら複数メンバーでこの日も視察。また、金本監督は横浜からの帰阪の際の羽田空港で大阪桐蔭-沖学園を一部観戦。
記事をまとめてみました。
俊足ルーキーの熊谷敬宥内野手が再昇格。足でカープをかき回す!
いざ決戦! 足でやり返す!! 金本知憲監督が13日、横浜から空路帰阪。羽田空港で取材に応じ、14日の広島戦(京セラ)から「ドラフト3位・熊谷敬宥内野手」を 1軍昇格させることを明言した。植田海内野手と合わせ、指揮官が理想に掲げていた「代走枠 2人制」が再び完成。鯉のお株を奪う足攻で「同一カード3連勝」を狙う。
目には目を。歯には歯を。足には足を-。金本監督がハンムラビ法典ばりに広島対策をした。熊谷昇格で「3連勝」を狙う。
「代走で 2人、使えるしな。同点と逆転のランナーとで」
植田&熊谷。どちらも50メートル 5秒 8。足という武器でプロの門をたたいてきたコンビを真夏の大一番でスタンバイさせる。
熊谷はルーキーイヤーの今季16試合に出場。 5月中旬に初昇格を果たすと初出場した19日中日戦(ナゴヤドーム)でいきなり盗塁成功。すでに 1軍では 3盗塁を決めているが、ウエスタンでは21盗塁をマークしている。
俊足・植田海内野手と 2人で“W代走”体制だ
これまでは植田というカード1枚。試合状況に応じてどうしても我慢せざるを得ないときもあったが、 2枚になれば出し惜しみすることなく投入することができる。
すべて勝たなければ、広島にマジックが点灯する 3連戦」カギは「(走攻守)全部だよ。うちは」と強調する。胸突き八丁の舞台こそ、こういう職人たちの仕事場だ。
昨秋の悔しさがある。「V逸」が決定的となった 9月 5日からの広島 3連戦(マツダ)。 1戦目は野間、 2戦目は上本(崇司)の盗塁で、かき回された。ともに代走からの出場。虎将は「やられたね…。足で負けた 2試合だった」と悔しがり、「 2人(代走の)スペシャリストが(ベンチに)いるというのが。欲しいね、 2人は」と今季のテーマに掲げていた。それを今、やり返すわけだ。
目の前でマジックの初点灯を許せば、就任 3年目で初の屈辱。課題の打線は、ようやく形が見えてきた。だからこその秘策-。虎の足が速いことを証明する。
新幹線で移動する金本知憲監督=熊本駅
★阪神、広島戦での“走られ”VTR
ここ数年、打力に加えてカープの走力に苦しめられている阪神だが、顕著だったのは昨年 9月 5- 7日(マツダ)。「6.5ゲーム」差で迎えた勝負の 3連戦だったが、 1戦目は 5- 5の7回二死 1塁で代走・野間の盗塁後、安部に勝ち越し打。 7- 6とした 9回にはドリスが野間に遊撃内野安打を許すと、足を警戒して暴投で 2進させ、安部に「逆転サヨナラ2ラン」。 2戦目は延長11回、石崎が途中出場の上本に四球と 2盗を許し、前進守備を敷いたところで会沢に右越えサヨナラ打。 3戦目も敗れ、事実上“終戦”となった。
◇データBOX◇
◎…阪神は今季、広島に「4勝10敗」。2015年から 3年連続負け越し中。
◎…今季はホーム47試合で「19勝27敗1分け」と大きく負け越しているが、京セラドームでは 5試合で「3勝2敗(甲子園は42試合で「16勝25敗1分け」)」。
ひとつも負けられない、崖っぷちの 3連戦。絶対勝つ、すべて勝つ! 糸井嘉男外野手が13日、横浜から帰阪。14日からの首位広島との 3連戦(京セラ)に向け、「負けられない。勝つしかない」と闘志をあらわにした。ゲーム差は「12.5」。「1分け」でもすれば、カープにマジック点灯を許す。右腓骨骨折をおしながら戦う不屈の超人が、虎の命運を背負って、鯉に襲いかかる。
「12.5ゲーム」差-。はるか先の鯉を、これ以上、悠々と泳がせるわけにはいかない。尻尾をつかめる位置まで差を詰めていくには、ここしかない。午前 7時15分。新横浜駅から帰阪の新幹線に乗り込んだ糸井は、猛烈に燃えていた。
「相手がどこでも負けられないから。勝つしかないよ」
運命の 3連戦だ。14日からの広島との直接対決。引き分けすら許されない。「4位」だが、残り試合や直接対決が多いため、マジック対象チームの阪神。 3つ勝たない以上、カープに優勝マジックを初点灯させてしまう。金本阪神 3年目。昨季は 9月18日(甲子園)に胴上げをみせつけられたが、過去 2年、目の前でマジック初点灯を許したことはない。直接対決は、あと11試合。ここで「12.5ゲーム」差を「9.5」差にして残り 8試合ならば、「大逆転V」の可能性は残る。逆に 1つ、 2つと敗れれば、頂点への道は果てしなく険しくなる。
チームは目下、今季初の 3カード連続勝ち越し中。その中心が糸井だ。 6月30日のヤクルト戦(神宮)で右腓骨を骨折したが、骨がくっつかないまま 7月21日のDeNA(横浜)で電撃復帰。以降、糸井が欠場した 3試合も含めてチームは「10勝7敗」と立て直した。
金本監督は「情けない(話だ)けれど。若手が伸びてくれれば、よかったんだけど」とベテラン頼みに頭をかいたが、糸井がスタメン落ちすれば「2勝9敗」、「8連敗」中というのが現実だ。無理をおしている足の状態は心配されるが、片岡ヘッド兼打撃コーチも、「もちろん、もちろん」とスタメン起用を明言した。
新横浜駅から帰阪する糸井嘉男外野手。さあ、広島戦。狙うは「3連勝」だ!
舞台は、勝手知ったる“庭”。オリックス時代の本拠地、京セラドームだ。「やっぱりここはええなぁ。ほんまにええ球場や」。今月 3日、全体練習で久々に足を踏み入れた際、思わずつぶやいた。今季は同球場で「打率0.357」。14日の広島先発、ジョンソンとも「9打数5安打(打率0.556)と好データが並ぶ。
ここまで「4勝10敗」、 4カード連続で負け越しているカープを、ここで止める。セ・リーグの火は消させない。 8月「月間打率0.462(26打数12安打)」と夏も強い超人が、「執念」を体現する。
★昨年は「8.8」点灯
セ・リーグを 2連覇中の広島だが、2016年は 8月24日の巨人戦(東京ドーム)に 7- 3で勝利し、マジック「20」が初めて点灯。昨年は 8月 8日の中日戦(ナゴヤドーム)を 1- 1で引き分け、「2位」阪神が巨人に敗れたことで、マジック「33」が初点灯した。
◇データBOX◇
◎…阪神が14日、首位広島との直接対決に敗れると、広島に優勝マジック「32」が、引き分けると「33」が出る。
◎…糸井は今季、広島戦は「対戦打率0.208(48打数10安打)、1本塁打、6打点」だが、ジョンソンには「同0.556(9打数5安打)、1本塁打、3打点」と好相性。阪神移籍後 2年間も「同0.421(19打数8安打)、1本塁打、7打点」。
◎…オリックス時代の本拠地、京セラドームでも今季、「同0.357(14打数5安打)、1本塁打、5打点」と好相性。
阪神岩貞祐太投手=阪神甲子園球場新室内練習場
14日広島戦(京セラドーム大阪)に先発する岩貞祐太投手が、甲子園球場の室内練習場で行われた投手指名練習に参加し、登板に備えて調整した。
「チームも 8月に入って勝ちが先行しているので、その流れに乗ってゲームのスタートから自分のテンポとリズムで冷静に投げられるように準備して投げたいと思います」
チームは 8月に入って「6勝3敗」と波に乗る。首位広島とは「12.5ゲーム」差の状況だが「その場面での状況に応じた配球と、その場に応じた動きを取れるように、体も心も準備できるようにしたい。自分のできる限りのことをやって、チームの勝ちにつながるようにしていきたいです」と意気込んだ。
汗を拭う岩貞祐太投手=阪神甲子園球場新室内練習場
阪神の岩貞は13日、先発する14日の広島戦(京セラドーム大阪)に備え、甲子園球場に隣接する室内練習場で調整した。
負ければ自力優勝の可能性が消滅し、広島に優勝へのマジックナンバーが今季初点灯する。2014年の初対戦から勝ち星なしの「10敗」と相性は良くないが「自分のできる限りのことをやって、チームの勝ちにつなげられるように全力でいきたいと思う」と話した。
バースデーケーキにかぶりつくランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場新室内練習場
ランディ・メッセンジャー投手が13日、37歳の誕生日を迎えた。
甲子園室内練習場で行われた投手練習前には、参加した投手から拍手でお祝いを受けた。練習後には報道陣から用意されたケーキを前に笑顔。「僕は正直ケーキは好きじゃないんだ」と笑いながらも「持って帰って、奥さんと子どもにプレゼントしたい。喜ぶと思う。アリガトウ」とサムアップ。
新たな 1年については「年齢を重ねた感覚はない。今までと同じように、これからも頑張りたい」と意気込んだ。
誕生日ケーキを持つランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場新室内練習場
メッセンジャーは13日に37歳の誕生日を迎え、報道陣が用意したケーキを前に笑顔だ。「ずっと長く野球をやってきて、『年をとった』という感覚はまったくないよ。また新たな1年という気持ちで、今までと同じようにやっていきたいね」。中 5日で16日の広島 3戦目に先発する見込みで、カープ相手は 4月12日(甲子園)に 1回 2/3で暴言退場となって以来。「きちっと準備をして、自分のやるべきことをやっていきたい」と表情を引き締めた。
2軍調整が続く阪神・藤浪の昇格時期について、金本監督は13日、「( 8月中に)藤浪もありかと思うんやけどなぁ。こっちは投げさせたいけどね」と、悩める胸中を明かした。「ファームやブルペンじゃいいのに、上( 1軍)にきたらダメになるから。判断が難しいんよ」。今季は「2勝3敗、防御率6.34」。 7月26日の広島戦(甲子園)で 1/3回を 2安打 5失点でKOされ、抹消となった。15日のウエスタン・ソフトバンク戦(タマホーム筑後)に先発予定。真夏の連戦、誰もが復活を待っているが…。
「第100回全国高校野球選手権大会」第 9日第 1試合(大阪桐蔭10- 4沖学園、13日、甲子園) 2回戦 3試合が行われ、史上初の 2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭(北大阪)は沖学園(南福岡)に 10- 4で快勝した。阪神が「ドラフト1位指名」の最有力候補に挙げるなどプロ大注目の藤原恭大外野手( 3年)は「4番・中堅」で出場し、根尾昂内野手( 3年)とのライバル意識バチバチのアベック弾など 2安打 3打点の大暴れ。藤原を「1位指名最有力候補」に掲げている阪神は担当の畑山チーフスカウト、筒井スカウトら複数メンバーでこの日も視察。畑山チーフは根尾も含めて「彼ら 2人の潜在能力の高さをこの大舞台で 2試合通じてまざまざと見せられた」とうなった。また、金本監督は横浜からの帰阪の際の羽田空港で大阪桐蔭-沖学園を一部観戦。「今年、高卒野手は豊作か?」と問われると、「藤原と(報徳学園高の)小園ぐらいじゃないか」と話すにとどめた。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(08月)
2018年 公式戦 日程と結果(09月)