●広島が阪神との直接対決を制し、優勝へのマジックナンバー｢３２｣を灯した。リーグ連覇を飾った昨年( 8月 8日にマジック｢３３｣点灯)に次ぐ｢チーム２番目｣のスピード点灯。他チームの勝敗に関わらず、あと｢３２勝｣すれば優勝が決まる。広島はヤクルトを下した 1日にマジック点灯へ王手をかけた。そこから 6度の点灯チャンスを逃し続け、ようやく成功した。｢リーグ３連覇｣への道筋に光が差した。広島は 3回に丸佳浩外野手(29)の｢適時２塁打｣、鈴木誠也外野手(23)の｢２２号２ラン｣で 3点を先取。阪神は 3回に糸井嘉男外野手(37)の適時打、ウィリン・ロサリオ内野手(29)の犠飛で 2点をかえした。広島は 4回に押し出し四球で追加点。 6回にも丸の｢適時２塁打｣で加点した。阪神は 4回から 6回まで無得点に終わった。広島は 7回にも會澤翼捕手(30)の｢ソロ｣で加点し逃げ切った。広島に優勝へのマジックナンバー｢３２｣が点灯。阪神は先発才木浩人投手(19)が誤算で｢借金４｣。広島九里亜蓮投手(26)が｢６勝｣目、阪神才木は｢６敗｣目。阪神が首位広島に｢優勝マジック｣点灯を許した。 2回までは両チーム無得点。先発才木がつかまったのは 3回だ。一死 1塁で、丸に速球を痛打され、右中間を破られる｢先制適時２塁打｣を浴びた。鈴木にはスライダーに合わされ、パワーで左翼席に｢２ラン｣を運ばれた。いずれも打者有利のカウント 3－ 1になった直後の 1球を仕留められた。この日は 4回、押し出し四球を与えたところで降板した。先週から前日14日の直接対決まで、 4度、広島のマジック点灯を阻んできたが、ついに失敗。 4点ビハインドの 9回には 2点差に迫るなど、意地も見せた。惜敗を糧に、上位浮上をうかがう。厳しい現実…。阪神は広島に 4－ 6で敗れ、自力優勝の可能性が消滅。目の前で優勝マジック｢３２｣を点灯させられた。金本知憲監督(50)は淡々。2016年の就任以来、古巣には圧倒的な戦力差を見せつけられてきたが、今年もそれを埋められなかった。だが、下を向いている時間はない。残り46試合、勝ち続けるのみだ。就任 1年目から連覇を許し｢執念｣を胸に挑んだ 3年目。打倒鯉を目指してきた。シーズン97戦目で、突きつけられた｢Ｍ３２｣という数字。厳しい状況は続くが、求め続けてきたあと 1本を絞り出し続け、勝ち続ける残り46戦とするしかない。
●才木浩人投手が広島打線につかまり、 4回途中でＫＯされた。課題であった立ち上がりの投球は 1、 2回を無失点に抑え、改善したように見えた。だが、 3回には｢４番｣鈴木に｢２ラン｣を浴びるなど 3点を失う。 4回には 3者連続四球などもあり 1失点。 3回 2/3を 5安打 4失点でマウンドを降りた。降板後、19歳右腕が反省を口にした。
●北條史也内野手(24)が21試合連続出塁となる安打を放った。 3－ 0の 3回無死 1塁で、初球をとらえて左前打。無死 1、 2塁として、この回の 2得点につなげた。 4回二死 1塁でも左翼線へ 2塁打。今季14度目のマルチ安打を放ち汗をぬぐった。
●糸井嘉男外野手が反撃の適時打を放った。 3点を追う 3回一死 2、 3塁。カウント 2－ 2と追い込まれたが、外角に来た 133キロシュートにうまくバットを合わせた。体勢は崩されたが、左前に落として 3塁走者が生還した。 8月は｢打率０．４８６(３５打数１７安打)｣と依然として好調をキープしている。
●藤浪晋太郎投手(24)が15日、ウエスタン・ソフトバンク戦(タマホーム筑後)で先発し、 5回 7安打 5失点(自責 4)で黒星を喫した。球質は上向いているが、投球術に課題。試合は 1－13で敗れた。最速 155キロで 9奪三振も 5回 7安打 5失点。大半は直球とカットボール。右打者は 6打数無安打 5三振と圧倒したが、左打者に 3本の長打を許した。 3四球で 3暴投に矢野燿大 2軍監督(49)はフォークなどを使った新しい投球術を求めた。
記事をまとめてみました。
＜阪神 4－ 6広島＞◇16回戦◇阪神 5勝11敗 0分◇15日◇京セラドーム大阪
広島が阪神との直接対決を制し、優勝へのマジックナンバー｢３２｣を灯した。リーグ連覇を飾った昨年( 8月 8日にマジック｢３３｣点灯)に次ぐ｢チーム２番目｣のスピード点灯。他チームの勝敗に関わらず、あと｢３２勝｣すれば優勝が決まる。
広島はヤクルトを下した 1日にマジック点灯へ王手をかけた。そこから 6度の点灯チャンスを逃し続け、ようやく成功した。｢リーグ３連覇｣への道筋に光が差した。
4回裏阪神二死 2、 3塁、伊藤隼太外野手を空振の三振に仕留め、雄たけびを上げる九里亜蓮投手＝京セラドーム大阪
広島は 3回に丸の｢適時２塁打｣、鈴木の｢２２号２ラン｣で 3点を先取。阪神は 3回に糸井の適時打、ロサリオの犠飛で 2点をかえした。
広島は 4回に押し出し四球で追加点。 6回にも丸の｢適時２塁打｣で加点した。阪神は 4回から 6回まで無得点に終わった。
広島は 7回にも會澤の｢ソロ｣で加点し逃げ切った。広島に優勝へのマジックナンバー｢３２｣が点灯。阪神は先発才木が誤算で｢借金４｣。広島九里が｢６勝｣目、阪神才木は｢６敗｣目。
3回に 3失点した才木浩人投手を腕組みして見つめる金本知憲監督＝京セラドーム大阪
阪神が首位広島に｢優勝マジック｣点灯を許した。 2回までは両チーム無得点。先発才木がつかまったのは 3回だ。一死 1塁で、丸に速球を痛打され、右中間を破られる｢先制適時２塁打｣を浴びた。鈴木にはスライダーに合わされ、パワーで左翼席に｢２ラン｣を運ばれた。いずれも打者有利のカウント 3－ 1になった直後の 1球を仕留められた。この日は 4回、押し出し四球を与えたところで降板した。金本知憲監督は｢技術不足か…。いいモノを持っているのに｣と振り返った。先週から前日14日の直接対決まで、 4度、広島のマジック点灯を阻んできたが、ついに失敗。 4点ビハインドの 9回には 2点差に迫るなど、意地も見せた。惜敗を糧に、上位浮上をうかがう。
敗れて引き揚げる金本知憲監督ら＝京セラドーム大阪
阪神は敗れたものの、 2－ 6の 9回に広島の抑えの中崎を攻め立てた。大山、糸原の連打などで食らい付き、二死後の 2、 3塁から代打原口が中前へ 2点タイムリーを打ち返した。さらに糸井が四球。一発出れば逆転サヨナラという好機をつくったが、ロサリオは外の変化球を捉え切れずに遊ゴロに倒れた。
最終盤に粘りをみせたが、14日に続く逆転劇とはいかなかった。金本監督は｢なかなかそうは｣と悔しさを押し殺すように話した。
◆原口文仁捕手( 9回二死から代打で 2点打)
｢あそこで走者をかえせたらまだ分からない状況だった。点が入って良かった｣
金本知憲監督(右から 2人目)はベンチで厳しい表情。改めて戦力差を見せつけられた＝京セラドーム大阪
厳しい現実…。阪神は広島に 4－ 6で敗れ、自力優勝の可能性が消滅。目の前で優勝マジック｢３２｣を点灯させられた。金本知憲監督は｢あっ、そう｣と淡々。2016年の就任以来、古巣には圧倒的な戦力差を見せつけられてきたが、今年もそれを埋められなかった。だが、下を向いている時間はない。残り46試合、勝ち続けるのみだ。
あと 1本だった。追っても追っても、その 1本を絞り出す力の差を見せつけられる。金本虎が、｢Ｖ｣への距離をまた示された。鯉党が高らかに歌う｢きょうもカープは…｣という応援歌が響いてくる会見場。就任３年目も広島に優勝へのマジックナンバー点灯を許してしまった指揮官は、淡々と前を向くしかなかった。
｢(マジックが点灯したが)あっ、そう。もういいでしょう、ハイ｣ すくっと立ち上がり部屋を出ていく。ここまで何度も、マジック点灯を足踏みさせてきた。前日14日のゲームでは 1点を追う 8回に一挙 4点を奪ってひっくり返したが、ここでついに点灯だ。ゲーム差は再び｢１２．５｣だ。言えることはなかった。
1回、安打を放った糸原健斗内野手＝京セラドーム大阪
就任 1年目から連覇を許し｢執念｣を胸に挑んだ 3年目。 2月の沖縄・宜野座キャンプ打ち上げ時には｢過去 3年間の中で一番、強いと思います｣と言い切り、打倒鯉を目指してきた。この日も一丸で反発力は見せた。 3点を先制された直後の 3回に糸井の適時打＆ロサリオの犠飛で 2－ 3。 2－ 6まで引き離されたが、 9回も代打原口の 2点打で食らいついた。だが最後は、一発出れば逆転サヨナラの場面で、今季の核と期待したロサリオが遊ゴロ…。
最後の最後にもがき、追い上げても、追いつけない。将も｢うーん、なかなかそうは(いかない)、なかなかそうは｣と繰り返すしかなかった。出てくる選手がそれぞれ躍動し、打線のどこからでも着実に加点してくる。 3年を経て、ますます手ごわくなった｢４番｣の鈴木が、勝負どころで一発を出せる。この 3年、埋めたくても埋まらなかった鯉との戦力差が、ある意味では象徴的に表れた一戦だった。
シーズン97戦目で、突きつけられた｢Ｍ３２｣という数字。厳しい状況は続くが、求め続けてきたあと 1本を絞り出し続け、勝ち続ける残り46戦とするしかない。
◆首位広島のマジック点灯について片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ
｢やることは変わりませんよ｣
4回、投手交代を告げる金本知憲監督＝京セラドーム大阪
－－最後も一発出ればというところまで追い上げた
金本監督 ｢うーん、なかなかそうは(いかない)、なかなかそうは｣
－－最後まで諦めない気持ちは前面に出た
｢うーん、まあね、そうですね｣
－－ 4回の才木の投球は、ストライクで勝負してほしかった
｢うーん、ちょっとなあ…技術不足か、何だろうね、いいものを持っているのにね｣
4回、降板する才木浩人投手＝京セラドーム大阪
－－カウント 3－ 1にして厳しいカウントに
｢うーん、まあいろいろと原因はあると思うけれど。まあ、ストライクをほしいときに取れるようにならないとね、やっぱ。警戒しすぎてもいかんし｣
－－福留は完全に休み
｢うん｣
－－以前も関係ないと話していたが、広島にマジックが点灯した
｢あっそう。もういいでしょう、ハイ｣
4回表広島二死満塁、才木浩人投手は丸佳浩外野手に押し出し四球を与え降板する＝京セラドーム大阪
才木浩人投手が広島打線につかまり、 4回途中でＫＯされた。
課題であった立ち上がりの投球は 1、 2回を無失点に抑え、改善したように見えた。だが、 3回には｢４番｣鈴木に｢２ラン｣を浴びるなど 3点を失う。 4回には 3者連続四球などもあり 1失点。 3回 2/3を 5安打 4失点でマウンドを降りた。
｢慎重になりすぎて、全体的にボール先行の投球でカウントを不利にしてしまい、甘く入ったところを続けて打たれてしまいました。点を取ってもらった次の回にあのような投球でマウンドを降りてしまい、チームに申し訳ないです｣
降板後、19歳右腕が反省を口にした。
北條が21試合連続出塁となる安打を放った。 3－ 0の 3回無死 1塁で、初球をとらえて左前打。｢アウトにならないように、ヒットでも四球でも初球から積極的にいけた｣。無死 1、 2塁として、この回の 2得点につなげた。 4回二死 1塁でも左翼線へ 2塁打。今季14度目のマルチ安打を放ち｢(１番打者の)糸原さんが二死からでも塁に出てくれるので、回ってくると思いながら、いい準備ができています｣と汗をぬぐった。
3回裏阪神一死 2、 3塁、糸井嘉男外野手は左前に適時打を放った＝京セラドーム大阪
糸井嘉男外野手が反撃の適時打を放った。
3点を追う 3回一死 2、 3塁。カウント 2－ 2と追い込まれたが、外角に来た 133キロシュートにうまくバットを合わせた。体勢は崩されたが、左前に落として 3塁走者が生還した。
3回、適時打を放った糸井嘉男外野手＝京セラドーム大阪
糸井が反撃の一打を放った。 3－ 0の 3回一死 2、 3塁。広島・九里の 133キロフォークを泳ぎながら左前へ。今季最長の｢１０試合連続安打＆最長タイの３試合連続打点｣でキバをむいた。 4－ 6となった 9回二死 1塁では四球も選んだ。前日14日は 4安打を放ち、 8月は｢打率０．４８６(３５打数１７安打)｣と依然として好調をキープしている。
藤浪晋太郎投手が15日、ウエスタン・ソフトバンク戦(タマホーム筑後)で先発し、 5回 7安打 5失点(自責 4)で黒星を喫した。球質は上向いているが、投球術に課題。試合は 1－13で敗れた。
阪神先発の藤浪晋太郎投手＝タマホームスタジアム筑後
最速 155キロで 9奪三振も 5回 7安打 5失点。藤浪は｢調子がよくて、単調になりすぎました。もうちょっと工夫しないと｣と 111球を振り返った。大半は直球とカットボール。右打者は 6打数無安打 5三振と圧倒したが、左打者に 3本の長打を許した。
5回、藤浪晋太郎投手のマウンドに集まるナイン＝タマホームスタジアム筑後
3四球で 3暴投に矢野 2軍監督は｢調子が悪いというところは抜けている。直球とカットの割合が多くなるけど、それで 1軍でどうなのか。(幅を広げることに)チャレンジする価値はある｣とフォークなどを使った新しい投球術を求めた。
全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(08月)
2018年 公式戦 日程と結果(09月)
