●先発は巨人今村、阪神は飯田優也投手(27)。巨人は岡本和真内野手(22)が 1回に先制適時打。同点の 3回にも「25号2ラン」。阪神は 3回、大山悠輔内野手(23)が「2点適時2塁打」。阪神は 4回、梅野隆太郎捕手(27)が「7号ソロ」で 1点差に詰め寄る。巨人はその裏、坂本勇人内野手(29)と山本泰寛内野手(24)が適時打。 5回はアレックス・ゲレーロ外野手(31)が「11号ソロ」。 6回にはケーシー・マギー内野手(35)が「13号ソロ」を放ちリードを広げた。阪神は 5点を追う 8回に打者一巡の攻撃で 6得点し、逆転。連敗を「3」で止めた。「5番手」の能見篤史投手(39)が「3勝」目、ラファエル・ドリス投手(30)が「29セーブ」目を挙げた。巨人は「3番手」澤村拓一投手(30)が誤算だった。借金は「2」。阪神が起死回生の逆転勝ちを収めた。 5点を追う展開で敗色濃厚の 8回にドラマが起きた。阪神が両軍合わせて27安打17得点の乱打戦を制し、巨人に 9- 8で競り勝った。 5点ビハインドで迎えた 8回。梅野のこの日の 2本目の本塁打となる「8号2ラン」、代打・伊藤隼太外野手(29)の「2点3塁打」などで一挙 6点を挙げ、試合をひっくり返した。その後は藤川球児投手(38)、ドリスの無失点リレーで逃げ切り、連敗を「3」で止めた。チームを勢いづける逆転勝利に、金本知憲監督(50)は笑みを浮かべた。
●糸井嘉男外野手(37)が負傷交代した。 1回表一死 1、 3塁で左腕今村から手首付近に死球を当てられた。 1度ベンチに戻った後は出場を続行したが、 2回裏からベンチに下がった。試合中に左手首をアイシングしながら東京都内の病院へ。左手首の打撲と診断され、再び東京ドームに戻った。 骨が折れるなどの最悪の事態は回避した模様だ。球団広報によると、東京都内の病院で診察を受け「左手首の打撲」と診断された。
●ウィリン・ロサリオ内野手(29)が今日27日に出場選手登録を抹消されることが26日、分かった。 この日の巨人戦では 2試合ぶりにスタメン復帰し、 2打数無安打。 1回表一死満塁の先制チャンスで初球の低めフォークを引っかけ、遊ゴロ併殺打に倒れていた。 5回表にも遊ゴロに仕留められると、 5回裏の守備からベンチに退いていた。来日 1年目は開幕序盤から不振が続き、 6月 3日に 1度出場選手登録を抹消されていた。 7月17日に再昇格後は復調の兆しを見せ、課題だった外角変化球への対応力も徐々に向上。ただ、大きな上積みがないまま、現在は 9打席連続ノーヒットと再び沈黙していた。右肘痛のため 2軍調整中だった陽川尚将内野手(27)が状態を上げており、入れ替えされる方向だ。再び 1軍再昇格する可能性は十分あるが、いよいよ虎残留へ厳しい立場に立たされた。
●梅野隆太郎捕手が8回に8号2ランを放った。 4回にも「7号ソロ」を放っており、 1試合「2本塁打」を記録した。ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、控えめな笑顔がはじけた。梅野がルーキーイヤーの2014年以来 4年ぶりの「1試合2本塁打」で、勝利をグッとたぐり寄せた。値千金の一発に、金本監督も目尻を下げた。好調の時ほど足もとを見つめ、目の前の試合に集中する。それが結果につながっている。同じく一発を放った18日のヤクルト戦(神宮)。その日の朝、今季の神宮での打率が「0.583」まで上昇していたことを知った。“知らないでいること”が好調の裏側にはあった。まだシーズンは終わっていない。もっともっと意地の一発を放って、ひとつでも上の順位を目指していく。
●ウルトラミラクル大逆転! 阪神は 8回、代打・伊藤隼太外野手の「逆転2点3塁打」などで、 5点差を覆して奇跡のG倒。苦戦の続いた夏の長期ロードを白星で締め、「12勝12敗」で乗り切った。執念で連敗を「3」で止めたナインに金本知憲監督も「選手に感謝」とニッコリ。28日からは甲子園に戻って、大反攻や!!シビれる場面で迷いなく初球を振った。打球はグングン伸びて右翼フェンスへ一直線。一挙6点で大逆転のトリを務めたのは伊藤隼だ。夏休み終盤の東京ドームに詰めかけた虎党もヤンヤの喝采。夏の長期ロード最終戦を劇的勝利に導いた。 3- 8と一方的になった 8回だった。梅野の「2ラン」で 3点差も二死走者なし。だが、崖っぷちから驚異の粘りをみせる。安打と 2四球で満塁。ここで俊介外野手(31)の 2点打が飛び出し、 1点差。なお二死 1、 2塁で伊藤隼だ。巨人も左の池田にスイッチしたが、高めの初球 132キロのカットボールをかっ飛ばし、「値千金の2点3塁打」。イッキ 6点で試合をひっくり返した。もう仲間はずれはごめんだから耐えられた。昨年のクライマックスシリーズ・ファーストステージ。DeNAに敗れて敗退が決まった10月17日の第 3戦で、ベンチ入りメンバーから外れた。甲子園を包む歓声を耳にしながら、球場のウエート室にこもった。大一番に必要とされない悔しさに身を焦がし、肉体をいじめ抜いた。残り36試合。勝負どころでコールされれば、頼もしい男はいつでも勝利へ導く一打を放つ。
●阪神の飯田がソフトバンクから移籍後初登板し、 3回 4失点で先発の役割を果たせなかった。チームは逆転勝ちしたものの、 4年ぶりの先発で力を発揮できず反省した。伝統の一戦に気負いはなかったというが悔しがった。
●驚異の大逆転で「3勝」目が転がり込んできたのは能見。阪神の投手は先発の飯田から 4人連続で失点していたが、 7回を 3人でピシャリと抑え、流れを断ち切った。自身の勝利より、巨人戦 3連投で奮闘した後輩をねぎらった。
●藤川は、逆転に成功した直後の 8回に登板。坂本勇をパワフルな直球で空振り三振に仕留めて波に乗ると、続く山本は右飛。最後はマギーにフォークで空を切らせて、三者凡退とした。28日からは甲子園に戻る。
記事をまとめてみました。
<巨人 8- 9阪神>◇21回戦◇阪神 8勝13敗 0分◇26日◇東京ドーム
先発は巨人今村、阪神は飯田。巨人は岡本が 1回に先制適時打。同点の 3回にも「25号2ラン」。阪神は 3回、大山が「2点適時2塁打」。
阪神は 4回、梅野が「7号ソロ」で 1点差に詰め寄る。巨人はその裏、坂本勇と山本が適時打。 5回はゲレーロが「11号ソロ」。 6回にはマギーが「13号ソロ」を放ちリードを広げた。
阪神は 5点を追う 8回に打者一巡の攻撃で 6得点し、逆転。連敗を「3」で止めた。「5番手」の能見が「3勝」目、ドリスが「29セーブ」目を挙げた。巨人は「3番手」澤村が誤算だった。借金は「2」。
8回表阪神一死 1塁、梅野隆太郎捕手は「左越え2点本塁打」を放った。投手澤村拓一=東京ドーム
阪神が両軍合わせて27安打17得点の乱打戦を制し、巨人に 9- 8で競り勝った。 5点ビハインドで迎えた 8回。梅野のこの日の 2本目の本塁打となる「8号2ラン」、代打・伊藤隼の「2点3塁打」などで一挙 6点を挙げ、試合をひっくり返した。その後は藤川、ドリスの無失点リレーで逃げ切り、連敗を「3」で止めた。チームを勢いづける逆転勝利に、金本監督は笑みを浮かべた。
--劣勢をはねのけた
「本当に選手に感謝っていうかね、よくやってくれました」
-- 8回は梅野の 2本目の本塁打で雰囲気が変わった
「あれで 2点入って 3点差になったところで、ひょっとしたらという思いはあったんですけど、現実にそうなってくれて本当によくやりました」
2018年8月26日 8回表阪神一死 1塁、金本知憲監督は「2点本塁打」を放った梅野隆太郎を出迎える=東京ドーム
阪神が起死回生の逆転勝ちを収めた。 5点を追う展開で敗色濃厚の 8回にドラマが起きた。一死 1塁で梅野がこの日、「2本目の本塁打」となる「2ラン」を放ち、 3点差になる。巨人澤村が制球を乱して 2四球などで二死満塁の好機を築くと、俊介が中前に「2点適時打」で 1点差に詰め寄った。さらに二死 1、 2塁で代打伊藤隼を起用。代わった左腕池田の初球カットボールをとらえ、右翼フェンス直撃の「逆転タイムリー2塁打」になった。
一挙 6得点の大逆転。金本知憲監督も「選手に感謝というか、本当によくやってくれました。 隼太は左投手でしたけど、初球の甘いところをね。 2アウトから一打逆転はなかなか打てないものですけど、本当に思い切り良く打ってくれました」と話した。「3連敗」で止め、長期ロードも「勝率5割フィニッシュ」。今度こそ劇的勝利からはずみをつけたい。指揮官も「今日、こういう勝ち方をできたので、この勢いを持って地元でね」と話す。余勢を駆って、大型連勝に導き、一気に上位浮上するのが理想だ。
勝利して、梅野隆太郎捕手らナインを迎える阪神・金本知憲監督ら=東京ドーム
--途中出場の俊介、伊藤隼がよく打ってくれました
「特に隼人ね、左投手でしたけど直球の甘いところを。なかなか二アウトから一打で逆転というところ、打てないもんですけど、本当に思いっきりよく打ってくれました」
-- 2桁安打、 9得点 「昨日と一昨日は菅野とメルセデスがあまりにも良すぎたんでね、その中でチームとしては打つ状態というのは悪くないと思ってたので今日は期待してたんですけど、本当に期待通りやってくれました」
--糸井の状況は?
「おそらく骨は大丈夫だと思いますけど、心配は心配ですね」
--これで長期ロード終えて、甲子園に戻る。終盤戦の意気込みを
「今日本当こういう勝ち方が出来たので、この勢いを持って地元でね、今年あまり甲子園で勝ってないので、何とか甲子園で勝てるように頑張っていきます」
1回表阪神一死 1、 3塁、糸井嘉男外野手は左手に死球を受けバットを離す=東京ドーム
糸井嘉男外野手が負傷交代した。 1回表一死 1、 3塁で左腕今村から手首付近に死球を当てられた。 1度ベンチに戻った後は出場を続行したが、 2回裏からベンチに下がった。試合中に左手首をアイシングしながら東京都内の病院へ。左手首の打撲と診断され、再び東京ドームに戻った。
糸井は試合後、「痛みと腫れはあるけど。まあ明日ですね」と表情を引き締めた。一方の金本監督は「骨折は大丈夫みたい」と説明。骨が折れるなどの最悪の事態は回避した模様だ。
1回、死球を受けた糸井嘉男外野手=東京ドーム
阪神の糸井が 1回に今村の投球を左手首に受け、 2回の守備で退いた。球団広報によると、東京都内の病院で診察を受け「左手首の打撲」と診断された。金本監督は「骨は大丈夫だと思う。心配は心配」と話した。
◆金本知憲監督(逆転勝ちに)
「選手に感謝しかない。よくやってくれた」
◆梅野隆太郎捕手(2本塁打を含む3安打3打点)
「気分よく打席に入れている。続けていきたい」
1回表阪神1死満塁、ウィリン・ロサリオ内野手は遊ゴロ併殺に倒れる=東京ドーム
ウィリン・ロサリオ内野手が今日27日に出場選手登録を抹消されることが26日、分かった。 この日の巨人戦では 2試合ぶりにスタメン復帰し、 2打数無安打。 1回表一死満塁の先制チャンスで初球の低めフォークを引っかけ、遊ゴロ併殺打に倒れていた。 5回表にも遊ゴロに仕留められると、 5回裏の守備からベンチに退いていた。
来日 1年目は開幕序盤から不振が続き、 6月 3日に 1度出場選手登録を抹消されていた。 7月17日に再昇格後は復調の兆しを見せ、課題だった外角変化球への対応力も徐々に向上。ただ、大きな上積みがないまま、現在は 9打席連続ノーヒットと再び沈黙していた。首脳陣は辛抱強く大砲の覚醒を待ったが、チームも猶予のない状況。右肘痛のため 2軍調整中だった陽川尚将内野手が状態を上げており、入れ替えされる方向だ。
ロサリオはここまで「打率2割4分2厘、8本塁打」。昨オフに推定年俸 3億4000万円の 1年契約を結びながら、不動の「4番」としての期待に応えられているとはとても言い難い。クライマックス・シリーズ圏内を激しく争うシーズン終盤での 2軍降格が現実。再び 1軍再昇格する可能性は十分あるが、いよいよ虎残留へ厳しい立場に立たされた。
梅野隆太郎捕手が8回に8号2ランを放った。
4回にも「7号ソロ」を放っており、 1試合「2本塁打」を記録した。
梅野が 1試合「2本塁打」を放ったのは2014年 7月 1日ヤクルト戦(倉敷)以来 2度目となった。
8回表阪神一死 1塁、梅野隆太郎捕手は「左翼越え2点本塁打」を放った=東京ドーム
ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、控えめな笑顔がはじけた。梅野がルーキーイヤーの2014年以来 4年ぶりの「1試合2本塁打」で、勝利をグッとたぐり寄せた。
「 3タテだけは絶対にやられたくないと思って挑んでいました。打線がなかなか乗れない中で先に点を取られて、チームの士気的に下がってしまうところで打てたのは、よかったと思います」
ひと振りで球場の敗戦ムードを変えた。 3- 8の 8回。一死 1塁で澤村の 2球目、 153キロ直球を一閃。きれいな放物線を描いて虎党の待つ左中間席に着弾すると、しぼみかけていた応援も一気に元気を取り戻した。 4回先頭で右翼ポールに直撃させた「7号ソロ」に続き、キャリアハイの「8号2ラン」。 3点差に詰め寄る反撃のノロシだった。
値千金の一発に、金本監督も「あれで 2点入りましてね、 3点差になったところで、ひょっとしたらという思いはあったんですけど、現実にそうなってくれて。本当によくやってくれました」と目尻を下げた。
好調の時ほど足もとを見つめ、目の前の試合に集中する。それが結果につながっている。
「けさ、記事で見るまで全然知らなかったよ」
梅野隆太郎捕手は 8回、この試合 2本目となる「8号2ラン」を放った=東京ドーム
同じく一発を放った18日のヤクルト戦(神宮)。その日の朝、今季の神宮での打率が「0.583」まで上昇していたことを知った。「なぜ神宮で打てるか? こっちが聞きたいくらい」と苦笑い。それでも、“知らないでいること”が好調の裏側にはあった。
「『今、調子いい!』って思うと、ちょっと下がったときに、ドツボにはまってしまいそうだから。そういうことや数字は、あまり考えないようにすることですね」
「2本塁打」で、 2戦連続完封負けを喫していた巨人に一矢報いた。夏のロードを劇的な勝利で締めくくり、28日からは本拠地の甲子園に戻る。
「試合に出してもらっている以上、打てるときに何とかチームに貢献すること、結果を出すことが大事。これで止まらないようにしたいです」
まだシーズンは終わっていない。もっともっと意地の一発を放って、ひとつでも上の順位を目指していく。
◇データBOX◇
◎…阪神・梅野の「1試合2本塁打」は 1年目の2014年 7月 1日のヤクルト戦(倉敷で 1、 4回に 2打席連続で「3、4号」を放って以来 2度目。虎の新人で「1試合2発」は1980年の岡田彰布以来、「2打席連発」は1969年田淵幸一以来だった。
◎…梅野はこれで自己最多だった2014年の「7発」を更新した。
ウルトラミラクル大逆転! 阪神は 8回、代打・伊藤隼太外野手の「逆転2点3塁打」などで、 5点差を覆して奇跡のG倒。苦戦の続いた夏の長期ロードを白星で締め、「12勝12敗」で乗り切った。執念で連敗を「3」で止めたナインに金本知憲監督も「選手に感謝」とニッコリ。28日からは甲子園に戻って、大反攻や!!
シビれる場面で迷いなく初球を振った。打球はグングン伸びて右翼フェンスへ一直線。一挙6点で大逆転のトリを務めたのは伊藤隼だ。夏休み終盤の東京ドームに詰めかけた虎党もヤンヤの喝采。夏の長期ロード最終戦を劇的勝利に導いた。
「終盤で 5点差ありましたが、誰も諦めていませんでした。 1点差は分かっていて( 3塁に到達して)『アッ、逆転しているな』と…。ベンチの盛り上がりに(自分が)戸惑いました」
ヒーローインタビューに呼ばれた背番号「51」の言葉に、ファンがわいた。
3回に逆転したが、その裏に岡本の「2ラン」などで再逆転される。リリーフ陣が打ち込まれ、 3- 8と一方的になった 8回だった。梅野の「2ラン」で 3点差も二死走者なし。だが、崖っぷちから驚異の粘りをみせる。安打と 2四球で満塁。ここで俊介の 2点打が飛び出し、 1点差。なお二死 1 、 2塁で伊藤隼だ。巨人も左の池田にスイッチしたが、高めの初球 132キロのカットボールをかっ飛ばし、「値千金の2点3塁打」。イッキ 6点で試合をひっくり返した。
伊藤隼太外野手は 8回、逆転の「2点3塁打」を放った=東京ドーム
これで『 7回終了時にリードを許していれば50連敗』という嫌なデータにも終止符。金本監督も「選手に感謝というか、ホントによくやってくれました。(伊藤隼は)左投手でしたけど、初球の甘いところで。なかなか 2アウトから一打逆転というところで打てないもんですけど、やってくれました」と興奮気味だ。
昨季も左の代打として存在感を示したが、心は常に土俵際だ。今年 3月のオープン戦でヘッドスライディングをして、肋骨を骨折した。せきはもちろん、息をしても、食事をしても痛みが走る。それでも1軍にしがみつくために人知れず耐え、日にち薬で治した。
もう仲間はずれはごめんだから耐えられた。昨年のクライマックスシリーズ・ファーストステージ。DeNAに敗れて敗退が決まった10月17日の第 3戦で、ベンチ入りメンバーから外れた。甲子園を包む歓声を耳にしながら、球場のウエート室にこもった。大一番に必要とされない悔しさに身を焦がし、肉体をいじめ抜いた。
金本知憲監督(中央)も「5点差」を覆しての勝利に手をたたいて喜んだ=東京ドーム
「僕の立場は、チームに必要とされたときに仕事ができるかなんです」 連敗を「3」で止め、「3位」巨人とのゲーム差も「2」とした。同一カード「3連敗」も阻止。28日から約 1カ月ぶりに甲子園に戻り、「2.5」差の「2位」ヤクルトと激突する。
「ただの 1勝かもしれないけど、本当に勢いのつく勝ち方だった。甲子園に帰るので、またいい戦いをしたい」
残り36試合。勝負どころでコールされれば、頼もしい男はいつでも勝利へ導く一打を放つ。
◇データBOX◇
◎…阪神の「5点差逆転勝利」は 8月 4日のヤクルト戦(京セラ)で 5回表終了時点で 2- 7から追いつき、延長11回サヨナラ勝ちして以来。 9回で終わった試合では昨年 9月21日の広島戦(マツダ)。 1回に 5点を先制され、 7- 5で勝った。
◎…阪神は夏の長期ロードを「12勝12敗」で終えた。「勝率5割以上」は 6年連続。
◎…伊藤隼の今季代打成績は「打率0.270(37打数10安打)、1本塁打、11打点」。
8回、「2点適時3塁打」を放った伊藤隼太外野手=東京ドーム
阪神が 8回に一挙 6点を奪って逆転勝ちした。 5点を追う 8回に巨人澤村を攻め込んだ。梅野がこの試合 2本目となる「2ラン」。俊介の適時打で 1点差とし、さらに代打伊藤隼が二死 1、 2塁から「4番手」池田の初球を逆転のタイムリー 3塁打。ヒーローインタビューでは、充実の表情を浮かべた。
-どんな思いで打席に
伊藤隼 前の皆さんが、つないでつないで、自分のところに回ってきたので、あまり深く、あれこれ考えることなく、打てると思った球、自分が狙った球を打とうと思っていました。
-初球から高めの球を捉えた
伊藤隼 結果的には、いいとこに飛んでくれたかな、と思います。
-逆転した瞬間は
伊藤隼 1点差っていうのは分かってたんですけど、ぱっと見たときに逆転してるなと。ちょっとあまり自分の中で実感なかったんで、ベンチの盛り上がりで、自分も戸惑いましたかね。
ヒーローインタビューを終えファンにあいさつする伊藤隼太外野手=東京ドーム
-いけるぞという空気に変わったのはどの辺り
伊藤隼 終盤で 5点差ありましたけど、誰も諦めてませんでしたし、応援してくれてる皆さんもいたので、絶対チャンスは来ると思ってました。自分にいいとこで回ってくるなっていう、イメージはしてました。
-きのうおとといとシャットアウト負け。今日の勝利はチームに勢いがつく
伊藤隼 ただの1勝かもしれませんけど、ほんとうに勢いのつく勝ち方だと思うので、来週から甲子園にまた帰りますけども、またいい戦いをしていきたいと思います。
-チームを代表して、週明け 3連戦への決意を
伊藤隼 今日のような、負けていても決して諦めずに、勝っていても最後まで気を引き締めて、いいゲームを続けていきたいと思います。
阪神先発の飯田優也投手=東京ドーム
阪神の飯田がソフトバンクから移籍後初登板し、 3回 4失点で先発の役割を果たせなかった。チームは逆転勝ちしたものの、 4年ぶりの先発で力を発揮できず「力みもあって制球が定まらなかった」と反省した。
1回に岡本に先制打を許すと、 2- 1と逆転してもらったその裏の 3回はマギーに「適時2塁打」、岡本に「2ラン」を浴びて逆転された。伝統の一戦に気負いはなかったというが「攻め方として外に集めすぎた。粘りきれず、相手の勢いを止めることができなかった」と悔しがった。
驚異の大逆転で「3勝」目が転がり込んできたのは能見。阪神の投手は先発の飯田から 4人連続で失点していたが、 7回を 3人でピシャリと抑え、流れを断ち切った。「自分は自分の仕事をやるだけです」。39歳ベテラン左腕は「岡本がしんどいところを投げてくれているから」と自身の勝利より、巨人戦 3連投で奮闘した後輩をねぎらった。
藤川は、逆転に成功した直後の 8回に登板。坂本勇をパワフルな直球で空振り三振に仕留めて波に乗ると、続く山本は右飛。最後はマギーにフォークで空を切らせて、三者凡退とした。「自分どうこうというより味方が逆転したので、展開的に絶対抑えてやろうと思っていました」。28日からは甲子園に戻る。「いい試合を見せられるように、頑張っていくだけです」と力を込めた。
全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(08月)
2018年 公式戦 日程と結果(09月)