● 4日広島戦(Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島=略称:マツダスタジアム)に先発予定のランディ・メッセンジャー投手(37)が、甲子園で行われた投手指名練習に参加した。今季の広島戦は2試合に先発して「0勝1敗」。首位を相手にも意気込んだ。「日米通算100勝」にあと「1勝」としているがエースの誇りをにじませた。心は熱く、頭は冷静に-。台風接近を前に、最高気温33度と夏の熱気に戻った甲子園。岩貞祐太投手(26)、才木浩人投手(19)、青柳投手(24)とともに調整したメッセンジャーは、ダッシュを繰り返すなどたっぷり汗をかいて、気合を入れた。「17ゲーム」も先をいく、首位広島との敵地 3連戦。 2週連続の中 5日で先陣を託されたエースは鯉倒へ気合十分だ。メッセ自身、マツダでは通算17試合で「6勝5敗(1ホールド)、防御率4.45」。相性はよくないが、だからこそ、ここで勝てばチームは確実に勢いづく。今季は初見参となる敵地で勝って、負の流れを拭い去る。勝ちたい理由が、もう一つある。個人の記録に執着はないが、勝てば「日米通算100勝」。 8月10日のDeNA戦(甲子園)で「99」としてから 3度も足踏みしているだけに、次こそ勝って大台に到達してみせる。まずはチームを勝たせる投球をする。マツダではきょうを含め、残り 8試合もある。マツダで勝たなければ浮上はない。借金「7」の「4位」。クライマックスシリーズ進出圏内(「3位」以上)に這い上がっていくには、ここで勝っていくしかない。大事な 3連戦、その初戦でエースが勝つ。
●金本知憲監督(50)が 3日、広島へ移動。福留孝介外野手(41)に対し、ここからは“積極的休養日”を作らない方針を通達したことを明かした。 4日から始まる広島 3連戦(マツダ)での全試合スタメン出場も決定。借金「7」で残り31試合。「4位」から、まずはクライマックスシリーズ(CS)進出圏内突入へ、百戦錬磨の主将に託す。もう負けられない。泣いても笑っても、残り31番。これで、すべてが決まる。だから、決めた。スタメン表に福留という2文字を刻み続ける。金本監督が主将に通達したことを明かした。「最下位」転落危機にも陥っていた中、福留に助けられた。 1日のDeNA戦は“ランニングホームラン”(記録は 2塁打と敵失)と「ソロ」を含む「3安打4打点」。前夜も「3安打2打点」と猛爆し、甲子園で今季初の 2桁となる12得点。 5カードぶりの勝ち越しを決め、鼻息荒く、広島行きの新幹線に乗り込むことができた。これまで福留には蓄積疲労を考慮し、週に 1、 2度の積極的休養を与えてきた。もちろん、役者抜きでの打線は迫力を欠き、決定力不足が目立っていたが、この日の解禁に向けて、指揮官は手綱をしぼったままだった。今季は借金「7」の「4位」も「2位」ヤクルトまでわずか「3」、「3位」巨人まで「2ゲーム」差。“鬼門”で執念を見せられるかどうか。だから、福留しかいない。新神戸駅に現れた主将は言葉を発することはなかった。グラウンドを見てくれ。そう、背中が語っていた。金本阪神、勝負の就任 3年目。意地と執念を見せる戦いが、始まる。
●「U18アジア選手権( 3日、日本26- 0香港= 5回規定によりコールド、サンマリン宮崎)」今秋のドラフト会議で大阪桐蔭・藤原恭大を「1位指名」の最有力候補に挙げている阪神は畑山俊二チーフスカウト(54)らがスタンドで視察。また球団幹部は、「1位指名」を当日まで公表しない方針を明かした。藤原を本命に、東洋大の最速 159キロ右腕・甲斐野央( 4年)ら即戦力投手もリストアップ。
記事をまとめてみました。
4日広島戦(マツダスタジアム)に先発予定のランディ・メッセンジャー投手が、甲子園で行われた投手指名練習に参加した。
今季の広島戦は2試合に先発して「0勝1敗」。首位を相手にも「自分としては相手が誰であれ、自分の投球をして勝ちたい。対戦相手のことばかり考えるのはよくない。自分を見失いかねないので」と意気込んだ。
守備練習で汗を飛ばして軽快な動きを見せるランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
阪神のメッセンジャーは 3日、先発する 4日の広島戦(マツダスタジアム)に備え、甲子園球場で調整した。中 5日で 3連戦の初戦を任され「相手が誰であれ、勝ちたいのは一緒。対戦相手のことばかり考えるのは良くない」と冷静に話した。
「日米通算100勝」にあと「1勝」としているが「チームスポーツなので勝たないと意味がない。最後はチームが勝つようにプレーするだけ」とエースの誇りをにじませた。
ノックを受けるランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
心は熱く、頭は冷静に-。台風接近を前に、最高気温33度と夏の熱気に戻った甲子園。岩貞、才木、青柳とともに調整したメッセンジャーは、ダッシュを繰り返すなどたっぷり汗をかいて、気合を入れた。「17ゲーム」も先をいく、首位広島との敵地 3連戦。 2週連続の中 5日で先陣を託されたエースは「クール(かっこいい)でしょう」と鯉倒へ気合十分だ。
「自分としては相手が誰であれ一緒。対戦相手のことばかり考えるのはよくないので。自分を見失いかねないからね」
4年連続負け越し中で今季も「1勝4敗」と、虎にとってやられっぱなしのマツダスタジアム。自慢の投手陣も苦しんでおり、メッセンジャーが開幕勝利を挙げた昨年 3月31日以来、16試合も先発投手に白星がない。
メッセ自身、マツダでは通算17試合で「6勝5敗(1ホールド)、防御率4.45」。相性はよくないが、だからこそ、ここで勝てばチームは確実に勢いづく。「負けるのは嫌いなんだ」。今季は初見参となる敵地で勝って、負の流れを拭い去る。
甲子園で調整したメッセンジャー投手。チューブもチームもグイグイ引っ張る!=阪神甲子園球場
勝ちたい理由が、もう一つある。個人の記録に執着はないが、勝てば「日米通算100勝」。 8月10日のDeNA戦(甲子園)で「99」としてから 3度も足踏みしているだけに、次こそ勝って大台に到達してみせる。
「個人の記録はクールだと思う。それはそれでいいと思いますが、チームスポーツなので(チームが)勝たないと意味がない。勝つためにプレーします。シンプルに自分たちの野球ができれば、いいことが起こると思います」
まずはチームを勝たせる投球をする。マツダではきょうを含め、残り 8試合もある。マツダで勝たなければ浮上はない。借金「7」の「4位」。クライマックスシリーズ進出圏内(「3位」以上)に這い上がっていくには、ここで勝っていくしかない。大事な 3連戦、その初戦でエースが勝つ。
◇データBOX◇
◎…マツダで阪神の先発投手に白星がついたのは昨年の開幕戦(○10- 6、 3月31日)のメッセンジャー( 5回 0/3を 4失点)が最後。
◎…金本阪神になった2016年は「5勝中4勝」が先発投手(能見「2」、メッセンジャー、藤浪が「1」)だった。
リミッター解禁! 金本知憲監督が 3日、広島へ移動。福留孝介外野手に対し、ここからは“積極的休養日”を作らない方針を通達したことを明かした。 4日から始まる広島 3連戦(マツダ)での全試合スタメン出場も決定。借金「7」で残り31試合。「4位」から、まずはクライマックスシリーズ(CS)進出圏内突入へ、百戦錬磨の主将に託す。
もう負けられない。泣いても笑っても、残り31番。これで、すべてが決まる。だから、決めた。スタメン表に福留という2文字を刻み続ける。金本監督が主将に通達したことを明かした。
「『少々無理をしてでも、体にムチを打って頑張ってくれ』と言ってて。残り試合、全部頑張ってもらうぐらいのつもりで。『少々無理をしてもいくぞ』というのは伝えている」
「最下位」転落危機にも陥っていた中、福留に助けられた。 1日のDeNA戦は“ランニングホームラン”(記録は 2塁打と敵失)と「ソロ」を含む「3安打4打点」。前夜も「3安打2打点」と猛爆し、甲子園で今季初の 2桁となる12得点。 5カードぶりの勝ち越しを決め、鼻息荒く、広島行きの新幹線に乗り込むことができた。
金本知憲監督から残り31試合の“完走指令”を受けた福留孝介外野手=阪神甲子園球場
これまで福留には蓄積疲労を考慮し、週に 1、 2度の積極的休養を与えてきた。もちろん、役者抜きでの打線は迫力を欠き、決定力不足が目立っていたが、この日の解禁に向けて、指揮官は手綱をしぼったままだった。
「(広島戦は) 3ついってもらおうかな、というね。本人も意気に感じてくれて、ミーティングで集合をかけたりしてね、キャプテンとして。本人もいった以上は、という責任を感じてくれている。響いてくれる選手なんでね。もっともっと、ムチを打とうかな」
ちょうど 1年前の悪夢はもうゴメン。昨年 9月 5- 7日のマツダで「同一カード3連敗」…。野間らの足技にもやられ、リーグ優勝への夢は事実上、消えた。
「あそこの球場は全部、向こうに吹いているから、イヤな球場ではあるけど、そろそろ払拭していかないと」
今季は借金「7」の「4位」も「2位」ヤクルトまでわずか「3」、「3位」巨人まで「2ゲーム」差。“鬼門”で執念を見せられるかどうか。だから、福留しかいない。
新神戸駅に現れた主将は言葉を発することはなかった。グラウンドを見てくれ。そう、背中が語っていた。金本阪神、勝負の就任 3年目。意地と執念を見せる戦いが、始まる。
夕方に広島へ出発した福留孝介外野手=山陽新幹線・新神戸駅
★休養日効果あり
福留がスタメンを外れたのは今季ここまでの112試合で17試合あり、チームは6勝11敗。8月以降は1勝6敗で、8月11日の白星を最後に5連敗中だ。一方で休養した次のゲームでは17試合で打率・328(61打数20安打)、4本塁打、13打点、4度の猛打賞と爆発。リフレッシュした成果を見事に結果で示してきた。
◇データBOX◇
◎…阪神は今季、ここまでマツダで「1勝4敗」。昨年は「3勝8敗1分け」、2016年は「5勝8敗」、2015年は「4勝6敗」、2014年は「4勝6敗」。2013年に「7勝5敗」と勝ち越してから、 4年連続で負け越し中。
◎…広島戦は今季「6勝11敗」。昨年「10勝14敗1分け」、2016年は「7勝18敗」、2015年は「8勝15敗2分け」。2014年に「14勝10敗」で勝ち越してから、 3年連続で負け越し中。
「U18アジア選手権( 3日、日本26- 0香港= 5回規定によりコールド、サンマリン宮崎)」今秋のドラフト会議で大阪桐蔭・藤原を「1位指名」の最有力候補に挙げている阪神は畑山チーフスカウトらがスタンドで視察。また球団幹部は「昨年のようなこと(早実高・清宮指名を 9月下旬に表明)はしないと思います。戦略的なこともありますから」と、「1位指名」を当日まで公表しない方針を明かした。藤原を本命に、東洋大の最速 159キロ右腕・甲斐野央( 4年)ら即戦力投手もリストアップしており、手の内を他球団に明かさず議論を重ねていく。
全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(08月)
2018年 公式戦 日程と結果(09月)