●阪神は 1回に広島九里の乱調につけ込み、大山悠輔内野手(23)の｢３号３ラン｣などで 4点先取。広島は 1回に鈴木誠也外野手(24)の｢２８号２ラン｣で 2点をかえした。阪神が 4回に糸原健斗内野手(25)の右前打で 1点を追加。広島先発九里亜蓮投手(26)を 5回でKOした。広島は 6回に丸佳浩外野手(29)の｢３２号ソロ｣で 1点を返した。終盤も攻撃の手を緩めなかった阪神が 2桁得点で広島に大勝。この日27歳の誕生日を迎えた先発の岩貞祐太投手は 7回を 7安打 3失点で｢６勝目(７敗)｣を挙げた。広島の連勝は｢７｣でストップ。 4回に、投手の岩貞が四球で広げた二死 1、 2塁の好機で適時打を放つなど、 3安打 3打点と活躍した糸原は胸を張った。
●新井貴浩内野手(41)斬りで18度目の正直！ 岩貞祐太投手が、｢７連勝｣中の鯉相手に 7回 3失点。難敵を退け、27歳のバースデー勝利にもなった。試合前に2015年に結婚した妻から届いたお祝いメッセージも力に変え、鯉のレジェンドを抑え込んだ。 5－ 2で迎えた 5回。無死 1、 2塁のピンチも會澤を 3ゴロ併殺に打ちとり、なおも二死 2塁で先発・九里の代打で新井の名がコールされるや場内は大歓声に包まれた。今季限りでの引退を表明したばかりの新井を空振り三振に仕留め、自身18度目で広島戦初勝利。この日バースデーだった左腕が、自らの誕生日を白星で飾った。カープファンが“赤い波”になってマウンドの上の岩貞にプレッシャーをかけ、打席には新井が立つ。それでも、臆さず攻めた。渾身の 1球で空振り三振に切って捨て、鯉の気勢をそいで投げきった。プロ18戦目にして広島初勝利を手にした。
●大山悠輔内野手が 5カ月ぶりの｢３号３ラン｣を放ち、首位広島に先制パンチをくらわした。初回、一死満塁から陽川尚将内野手(27)の 2ゴロの間に 1点を先制した直後、二死 2塁、 3塁のチャンスの打席。九里が投じた真ん中低めのフォークを完璧にとらえ、左翼席上段に運んだ。
●糸原健斗内野手(25)が、 3安打 3打点と大活躍だった。打線は｢４試合連続２桁安打｣となる10安打で11得点。｢７連勝｣中だった広島の勢いを止め、｢３位｣巨人とも｢１．５ゲーム｣差とした。真っ赤に燃える糸原が“新井一色”に染まる敵地・マツダで躍動した。必死に手を伸ばし、ボールを運ぶ。 3安打 3打点の活躍。｢４戦連続の２桁安打｣となる10安打で11得点の猛虎祭りの先頭を走ってみせた。まずは 4－ 2の 4回。二死から梅野隆太郎捕手(27)が｢左中間２塁打｣で出塁すると、投手・岩貞が四球でつないだ好機で、スライダーをバットの先で右前へ。 2走・梅野が楽々生還する適時打だ。広島・新井の引退発表で、異様な雰囲気に包まれたスタンド。 2点では心細かった中、追加点を奪い、鯉を突き放した。チームではただ一人、今季は全試合出場。高校時代からのあこがれの人と同じ全力プレーで虎を引っ張る。
●関西地方に深い爪痕を残した｢台風２１号｣から一夜明けた 5日、阪神の独身寮や甲子園球場でも被害を受けたことが明らかになった。鳴尾浜の｢虎風荘｣では断水や停電があり、スコアボードの電光掲示板は作動せず、設置されている時計は 1時55分過ぎを指したまま。寮の出入り口のシャッターも電気で動かすため、閉じたままの状態となっていた。甲子園球場では 3塁側の15号門付近の窓ガラスが破損。さらに球場近くのビル屋上にある看板の一部が落ち、破片を球場内で一時保管する事態となった。
記事をまとめてみました。
＜広島 3－11阪神＞◇19回戦◇阪神 7勝12敗 0分◇ 5日◇Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称：｢マツダスタジアム｣)
阪神は 1回に広島九里の乱調につけ込み、大山の｢３号３ラン｣などで 4点先取。広島は 1回に鈴木の｢２８号２ラン｣で 2点をかえした。
阪神が 4回に糸原の右前打で 1点を追加。広島先発九里を 5回でKOした。広島は 6回に丸の｢３２号ソロ｣で 1点を返した。
終盤も攻撃の手を緩めなかった阪神が 2桁得点で広島に大勝。先発岩貞が｢６勝｣目。広島は連勝が｢７｣で止まり、マジックは｢１２｣のまま。九里が｢４敗｣目。
阪神先発の岩貞祐太投手＝マツダスタジアム
阪神が、 1回に大量 4点を挙げるとその後も得点を重ね、大勝した。この日27歳の誕生日を迎えた先発の岩貞祐太投手は 7回を 7安打 3失点で｢６勝目(７敗)｣を挙げた。広島の連勝は｢７｣でストップ。
阪神は 1回、一死満塁とし、陽川の 2ゴロの間に 1点を先制。なおも二死 2、 3塁から大山が左越えに｢３号３ラン｣を放った。広島はその裏、鈴木が｢２８号２ラン｣を放ち、 2点を返した。阪神は 4回二死 1、 2塁から、糸原の右前適時打で 1点を加えた。
6回裏、広島打線相手に力投する岩貞祐太投手＝マツダスタジアム
広島は 6回、二死から丸の｢左越え３２号ソロ｣で 2点差。阪神は 8回一死 2、 3塁から、糸原の 2点右前打で突き放すと、 9回は一死満塁から、梅野の｢２点左翼線２塁打｣など 4点を加えて駄目を押した。投手陣は岩貞の後、 8回は能見、 9回は望月とつないだ。
広島の先発、九里は 5回を 4安打 5失点で｢４敗目(７勝)｣を喫した。この日、今季限りでの引退を発表した新井は、 5回二死 2塁の場面で代打として打席に立ったが、空振り三振に倒れた。
9回、適時打を放ったエフレン・ナバーロ内野手＝マツダスタジアム
阪神は｢４試合連続２桁安打｣となる10安打で11点を奪った。見極めて勝ち取った 9四球を効果的に得点につなげ、巧者広島に快勝。金本監督は｢いつもやられている勝ち方ができたのかな｣と満足そうに話した。 4－ 2の 4回に、投手の岩貞が四球で広げた二死 1、 2塁の好機で適時打を放つなど、 3安打 3打点と活躍した糸原は｢集中力を切らさずにいった。点が取れたら大きいと言うのがあって、それができて良かった｣と胸を張った。
◆大山悠輔内野手( 1回に３ラン)
｢追加点が大事だと思っていたので良かった｣
◆阪神・香田勲男投手コーチ(岩貞祐太投手に)
｢リリースポイントに力が集まっていた。これをきっかけに殻を破ってくれたら｣
広島相手に力投をみせた岩貞祐太投手。難敵に18度目でやっと勝った！＝マツダスタジアム
新井斬りで18度目の正直！ 岩貞祐太投手が、｢７連勝｣中の鯉相手に 7回 3失点。今季限りでの引退を表明したばかりの新井を空振り三振に仕留め、自身18度目で広島戦初勝利。この日バースデーだった左腕が、自らの誕生日を白星で飾った。
カープファンが“赤い波”になってマウンドの上の岩貞にプレッシャーをかけ、打席には新井が立つ。それでも、臆さず攻めた。渾身の 1球で空振り三振に切って捨て、鯉の気勢をそいで投げきった。プロ18戦目にして広島初勝利を手にした。
｢うれしいです。その一言です。(新井との対決は)集中していたので、(周りの雰囲気は)全く聞こえなかったです｣
新井貴浩内野手(右)を空振り三振に仕留めた岩貞祐太投手。大歓声にも集中していた＝マツダスタジアム
難敵を退け、27歳のバースデー勝利にもなった。試合前に2015年に結婚した妻から届いたお祝いメッセージも力に変え、鯉のレジェンドを抑え込んだ。 5－ 2で迎えた 5回。無死 1、 2塁のピンチも會澤を 3ゴロ併殺に打ちとり、なおも二死 2塁で先発・九里の代打で新井の名がコールされるや場内は大歓声に包まれた。
この日引退会見を開いたばかりの強打者だ。塁に出しただけでも流れが変わる－。そんな勝負どころで｢ 1回に鈴木に本塁打を打たれたので、時間、球数をかけてやろうと。反省をいかせました｣と左腕は冷静だった。外角低めのボール球から入り、高低も使って翻弄。最後は外角高め 144キロでバットに空を斬らせた。 7回 7安打 7奪三振 3失点の力投で崩し、約 1カ月ぶりの｢６勝目(７敗)｣をあげた。
力投する阪神先発の岩貞祐太投手＝マツダスタジアム
前日 4日の練習後は“赤いプレッシャー”に根負けした。ベンチ裏への階段を降りようとすると、カープのユニホームを着た少年らが｢サインください！｣。｢誰のファン？｣と岩貞が聞くと｢鈴木！｣とカウンターを食らい、思わず苦笑い。それでもサイン色紙とナップザックにペンを走らせた。
金本監督は｢なんか投げ方を覚えたような、かる～く投げているような、力みなく見えましたけどね｣とたたえた。｢３位・巨人｣と｢１．５｣差に詰め、岩貞は｢もう若い部類じゃない。チームの信頼を得ていきたい｣と力を込めた。勝負の 9月に、ついに殻を破った。
6回、広島・丸佳浩外野手に本塁打を打たれ肩を落とす岩貞祐太投手＝マツダスタジアム
◆岩貞について阪神・香田勲男投手コーチ
｢広島に勝てていなかったといっても、いい投球をした試合はあった。力みのない、リリースポイントに力が伝わる、いいフォーム。いつものような躍動感は少しなかったけれども、その分、制球は良かった｣
◇データＢＯＸ◇
◎…プロ 5年目の岩貞が広島戦18度目の登板で初勝利(通算１勝１０敗)。
◎…マツダで阪神の先発投手に白星がついたのは昨年 3月31日の開幕戦(○10－ 6)のメッセンジャー( 5回 0/3を 4失点)以来、18試合ぶり。
1回表阪神一死 2、 3塁、大山悠輔内野手は｢左翼越え３点本塁打｣を放った＝マツダスタジアム
大山悠輔内野手が 5カ月ぶりの｢３号３ラン｣を放ち、首位広島に先制パンチをくらわした。
初回、一死満塁から陽川の 2ゴロの間に 1点を先制した直後、二死 2塁、 3塁のチャンスの打席。九里が投じた真ん中低めのフォークを完璧にとらえ、左翼席上段に運んだ。
｢ファウルで粘りながら、いいポイントで打つことができました。初回に得点を挙げることができて良かったです｣。 4月 7日中日戦(京セラドーム大阪)以来となる本塁打でチームを勢いづけた。
4回に適時打を放った糸原健斗内野手＝マツダスタジアム
糸原健斗内野手が、 3安打 3打点と大活躍だった。打線は｢４試合連続２桁安打｣となる10安打で11得点。｢７連勝｣中だった広島の勢いを止め、｢３位｣巨人とも｢１．５ゲーム｣差とした。
真っ赤に燃える糸原が“新井一色”に染まる敵地・マツダで躍動した。必死に手を伸ばし、ボールを運ぶ。 3安打 3打点の活躍。｢４戦連続の２桁安打｣となる10安打で11得点の猛虎祭りの先頭を走ってみせた。
｢岩貞さんが四球で出てくれたので、点を取れたら大きいと思った｣
まずは 4－ 2の 4回。二死から梅野が｢左中間２塁打｣で出塁すると、投手・岩貞が四球でつないだ好機で、スライダーをバットの先で右前へ。 2走・梅野が楽々生還する適時打だ。広島・新井の引退発表で、異様な雰囲気に包まれたスタンド。 2点では心細かった中、追加点を奪い、鯉を突き放した。
8回、｢２点適時打｣を放った糸原健斗内野手＝マツダスタジアム
6回にも二死から左前打を放つと、極めつけは 5－ 3の 8回一死 1、 2塁。今村から 1、 2塁間を破る 2点打で勝負を決めた。｢猛打賞｣は今季10度目。要所での“ひと押し”には、｢監督通算４００試合目(１９５勝１９７敗８分)｣の金本監督も｢めちゃくちゃ大きいですよ｣と手をたたいた。
阪神でもプレーした新井がオフに通う広島市内のトレーニングジム｢アスリート｣は、糸原も島根・開星高時代から足を運んだ思い出の場所だ。｢ヒーロー｣と表現する新井のもとには、毎度のように試合前に挨拶に出向いてきた。｢そんなに話したことはないんですけど、『しっかり頑張れよ』と声をかけてもらいました｣。そんなあこがれのレジェンドの前で、躍動した。
｢それ(次につなぐ意識)はいつも持っているので｣
チームではただ一人、今季は全試合出場。高校時代からのあこがれの人と同じ全力プレーで虎を引っ張る。
｢台風２１号｣の影響で、破損した甲子園１５号門付近の窓ガラス＝阪神甲子園球場
関西地方に深い爪痕を残した｢台風２１号｣から一夜明けた 5日、阪神の独身寮や甲子園球場でも被害を受けたことが明らかになった。
鳴尾浜の｢虎風荘｣では断水や停電があり、スコアボードの電光掲示板は作動せず、設置されている時計は 1時55分過ぎを指したまま。寮の出入り口のシャッターも電気で動かすため、閉じたままの状態となっていた。
5日午後 2時半に復旧したものの、 1時から行われる予定だった全体練習は自主練習へと切り替えられた。寮生は朝、昼食を摂るために甲子園のクラブハウスへ。そのまま自主練習を行った。 6日の大阪ガスとの練習試合(鳴尾浜)は通常通り、行われる予定。
甲子園球場では 3塁側の15号門付近の窓ガラスが破損。さらに球場近くのビル屋上にある看板の一部が落ち、破片を球場内で一時保管する事態となった。
全員野球でファン皆が待ち望む｢三文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(08月)
2018年 公式戦 日程と結果(09月)
