●中日は 1回、ソイロ・アルモンテ外野手(29)が阪神ランディ・メッセンジャー投手(37)から中堅に「13号先制3ラン」。阪神は 3回、糸井嘉男外野手(37)の右前適時打で 1点を返した。中日は 4回、ダヤン・ビシエド内野手(29)の「25号ソロ」で加点。阪神はその裏、大山悠輔内野手(23)の「4号ソロ」などで同点。 5回も 1点ずつ奪い、同点のまま 7回へ。中日は 1点を追う 9回二死満塁、アルモンテの「2点適時打」で逆転に成功。連勝を「5」に伸ばした。岩瀬仁紀投手(43)が「2勝」目、佐藤優投手(25)が「4セーブ」目を挙げた。阪神はラファエル・ドリス投手(30)が誤算。「2連敗」で借金「8」となった。
●ラファエル・ドリス投手が 1点を守りきれず、セーブ失敗で痛い敗戦を喫した。 7回に大山の「ソロ本塁打」で逆転し、 1点リードで迎えた最終回。一死から平田良介外野手(30)を四球で出塁させ、京田陽太内野手(24)、大島洋平外野手(32)に連打を浴び、満塁のチャンスを与えた。ビシエドを外角低めの変化球で 3ゴロに仕留め、なおも2死満塁。アルモンテに高めに投じた直球を中前にはね返され、一挙逆転を許した。守護神が仕事を果たせなかった。
●福留孝介外野手(41)が 6回に内野安打を放った際に右脚を痛め、代走を送られて退いた。球団広報によると、右太ももの張りで大事をとって交代し、病院には行っていないという。阪神は守護神ドリスが打たれて、「最下位」中日にまさかの逆転負け。 6回の走塁で福留孝介外野手が右太ももを痛め、12日に検査を受けることになった。クライマックスシリーズ(CS)出場に向けての正念場で、大黒柱中の大黒柱が離脱危機。中日とは「1.5ゲーム」差と、ホンマにヤバい!!あと 1人だった。アルモンテの打球が中前に抜け、ドリスが逆転を許すと、怒りのジェット風船がグラウンドに乱れ飛んだ。係員が回収に走り、試合は一時中断。怒声も飛び交った。CS進出を占う「7連戦」は最悪の開幕。そしてグラウンドに福留の姿はなかった。 5- 5の 6回だった。先頭・福留が代わったばかりの左腕・ジョエリー・ロドリゲス投手(26= 3Aノーフォーク)からバットを折りながらも遊撃内野安打。歯を食いしばり、右足でベースを踏んで駆け抜ける。杉本 1塁塁審が手を広げた瞬間、マンモスはわき上がったが、福留は苦悶の表情で膝に手をやった。すぐにトレーナーが走る。ベンチへと下がる。治療に時間をかけることもなく代走・伊藤隼太外野手(29)が送り出された。球団広報は試合後、右太ももの張りで大事をとっての交代だと発表したが、 6回攻撃中に福留がクラブハウスへと引き揚げる際には規制”するほど、緊迫した空気が漂っていた。休養を挟みつつ出場してきたおかげで、 9月も「打率0.500(30打数15打点)、2本塁打、9打点」と好調維持。「2ゲーム」差の「3位」巨人を追い、最悪「20連戦」も想定される過密日程は福留の力なくして乗り越えられない。そう思うからこそ、この日も今季 4打席(2打数1安打2四球)しか対戦がなかった左腕・ガルシア相手でも「7連戦」初戦のスタメンを任せたが…。借金は再び「8」に戻り、「6位」中日とは「1.5」差。松井雅人捕手(30)への危険球で退場したメッセンジャーも状態が悪い。福留が離脱となれば大黒柱不在。最下位転落危機だ。CS進出へ向けて、早くも最大の窮地に陥った。
●大山悠輔内野手が、プロ入り初の 1試合「2発」を記録した。ヒーローこそ手からこぼれていったが、この快音が聞きたかった。スタンドインを確信した左翼席の虎党が、思わず立ち上がる。大山が一時勝ち越しの「5号ソロ」だ。プロ初の 1試合「2発」で、必死に竜に食らいついた。 3点を追う 4回に「4号ソロ」を左翼席にたたき込み、 5回には意表をつくセーフティーバントを決めて内野安打。小技の次は、再び 7回に「5号ソロ」を左翼席へ運んだ。ただ、チームは 9回に逆転を許して痛い敗戦。大山は 9回二死で左飛に倒れ、最終打者となった。自身は快音を連発させても、チームの痛い逆転負けを悔やんだ。金本知憲監督(50)はうなだれたが、調子をあげてきた若き大砲に期待を隠さなかった。 9月「打率0.464(28打数13安打)」と波にのる背番号「3」。勝負の季節。勝利のためだけに、バットを振る。今季 4度目の「猛打賞」を記録した。
●ランディ・メッセンジャー投手が危険球退場処分を受けた。 1- 4の 4回一死 1、 3塁で、バントの構えをしていた松井雅人捕手への初球が頭部を襲い、死球になった。側頭部に投球を受けた松井雅は倒れ込み、しばらく動けなかった。担架で運ばれ、代走には武山真吾捕手(34)が送られた。阪神の 2番手は岩崎優投手(27)がコールされた。阪神の危険球退場は今季 5度目。 4月 8日の中日戦で石崎剛投手(28)、 6月30日のヤクルト戦で岩貞祐太投手(27)、 8月16日の広島戦でドリス、 8月19日のヤクルト戦で岩田稔投手(34)がそれぞれ宣告されていた。またメッセンジャーは 4月12日の広島戦で審判に暴言を吐いたとして退場処分を受けている。「日米通算100勝」目を挙げるはずが、 4回に危険球退場。うなだれて、グラウンドをあとにした。退場処分は、 4月12日の広島戦(甲子園)で 2回途中に球審への暴言で退場となって以来、今季 2度目、危険球に限れば来日 1年目の2010年 9月 8日に中日戦(スカイマーク)で退場となって以来のことだ。
記事をまとめてみました。
<阪神 6- 7中日>◇19回戦◇阪神 8勝11敗 0分◇11日◇阪神甲子園球場
中日は 1回、アルモンテが阪神メッセンジャーから中堅に「13号先制3ラン」。阪神は 3回、糸井の右前適時打で 1点を返した。
中日は 4回、ビシエドの「25号ソロ」で加点。阪神はその裏、大山の「4号ソロ」などで同点。 5回も 1点ずつ奪い、同点のまま 7回へ。
中日は 1点を追う 9回二死満塁、アルモンテの「2点適時打」で逆転に成功。連勝を「5」に伸ばした。岩瀬が「2勝」目、佐藤が「4セーブ」目を挙げた。阪神はドリスが誤算。「2連敗」で借金「8」となった。
9回、中日・アルモンテ外野手に適時打を浴びたラファエル・ドリス投手=阪神甲子園球場
中日が接戦を制し、「5連勝」とした。 1点を追う 9回にソイロ・アルモンテ外野手が逆転の 2点打を放つなど 5打点の活躍を見せた。
中日は 1回二死 1、 2塁から、アルモンテが「13号3ラン」を放ち先制。阪神は 3回二死 1、 3塁から、糸井の右前適時打で 1点を返した。中日は 4回、先頭打者のビシエドが「25号ソロ」を放ち、突き放す。さらに一死 1、 3塁から、松井雅の顔付近に死球を与え、メッセンジャーが危険球で退場となった。
阪神はその裏、先頭打者の大山が「4号ソロ」を放つと、さらに一死 1、 3塁から北條の「右翼線適時2塁打」、続く福留の打席でガルシアがボーク。走者が進塁し、同点に追いついた。
中日は 5回二死 1、 3塁から、高橋の中前適時打で 5- 4。阪神はその裏、二死満塁から、糸原が押し出しの四球を選んで同点に追いつくと、 7回に大山がこの日「2本目」となる「5号ソロ」を放ち勝ち越したが、中日が 9回二死満塁から、アルモンテの「中前2点打」で逆転。その裏を佐藤が抑え、逃げ切った。
9回表中日二死満塁、ソイロ・アルモンテ外野手に左前適時安打を打たれ渋い表情を見せるラファエル・ドリス投手=阪神甲子園球場
ラファエル・ドリス投手が 1点を守りきれず、セーブ失敗で痛い敗戦を喫した。
7回に大山の「ソロ本塁打」で逆転し、 1点リードで迎えた最終回。一死から平田を四球で出塁させ、京田、大島に連打を浴び、満塁のチャンスを与えた。ビシエドを外角低めの変化球で 3ゴロに仕留め、なおも2死満塁。アルモンテに高めに投じた直球を中前にはね返され、一挙逆転を許した。
「球自体、悪いと思わなかった。あの球は上に行ってしまったので安打になる確率が高くなってしまった」。守護神が仕事を果たせなかった。
9回、ドリス投手が逆転タイムリーを浴びると、ブーイングのジェット風船が舞った=阪神甲子園球場
「あと1人」コールからの暗転で、勝利への道はついえた。ドリスが逆転打を浴び、大型連戦の頭をとれなかった。絶対的守護神のオーラは、竜打線の勢いの前にしぼんでいった。敗戦後、表情をこわばらせながら淡々と語った。
「球自体は悪くなかったと思いますが、あの球は(コースが)上にいって、ヒットになる確率が高くなったと思います」
あの球-。右腕が悔いたのは、 6- 5で迎えた 9回二死満塁からアルモンテに投じた 3球目だ。制球が定まらず、初球からフォークを 2球続けたがストライクが入らず、カウント 1- 1からの高め 154キロを弾き返されて、 2遊間をしぶとく破られた。
逆転の 2点打を許し、「あと1人」コールで背中を押していた虎党の手から黄色い風船が離れた。秋風に流されて、外野の芝の上に落ちた“希望”を球場スタッフが回収するために、試合は一時中断した。なおも二死 1、 2塁から高橋はキレ味を取り戻したフォークで空振り三振に斬ったが、時すでに遅し…。
ラファエル・ドリス投手(左)はソイロ・アルモンテ外野手に中前に弾き返される=阪神甲子園球場
9回裏の攻撃で再逆転できずに今季「5敗目(1勝)」を喫し、セーブ機会で 3度目の失敗となってしまった。守護神が仕事を果たせず、金本監督も「う~ん、まぁね…。ドリスが打たれたわけですから」とガックリだ。守護神の頼もしさを象徴するように、 8回終了時にリードしていた場合、今季は「50勝0敗」という不敗神話があったが、それもこの日でストップ。単なる「1敗」以上にショックの大きい夜となった。
ドリスは「最後を任されている以上は何連投であれ、言われたところで投げようと思います」と大型連戦を前にして、チームへの献身を誓っていた。今夜のような悪夢はもうみたくない。昨季のセーブ王の意地が、勝負の秋に試される。
◆投手陣について阪神・香田勲男投手コーチ
「(リリーフが)よく頑張ってくれましたが、最後は残念。(ドリスは走者が出てしまうと厳しい? との問いに)それでは困るんですけどね。次は頑張ってくれるでしょう」
6回、内野安打を放った後に異常を訴える福留孝介外野手=阪神甲子園球場
福留孝介外野手が途中交代した。
6回先頭でバットを折りながら遊撃内野安打。 1塁に全力で駆け込み、セーフ判定としたが、直後に自ら 1塁ベンチに下がった。「治療中」のアナウンスが流れたが、しばらくして伊藤隼が代走に出た。体に何らかの異変があったとみられる。
6回裏阪神無死、福留孝介外野手は遊安打で出塁するが足を痛めて交代となる=阪神甲子園球場
阪神の福留が 6回に内野安打を放った際に右脚を痛め、代走を送られて退いた。球団広報によると、右太ももの張りで大事をとって交代し、病院には行っていないという。
福留孝介外野手は 6回、内野安打を放って 1塁へ激走。右足が悲鳴をあげた=阪神甲子園球場
え、えらいこっちゃ! 阪神は守護神ドリスが打たれて、「最下位」中日にまさかの逆転負け。 6回の走塁で福留孝介外野手が右太ももを痛め、12日に検査を受けることになった。クライマックスシリーズ(CS)出場に向けての正念場で、大黒柱中の大黒柱が離脱危機。中日とは「1.5ゲーム」差と、ホンマにヤバい!!
あと 1人だった。アルモンテの打球が中前に抜け、ドリスが逆転を許すと、怒りのジェット風船がグラウンドに乱れ飛んだ。係員が回収に走り、試合は一時中断。怒声も飛び交った。CS進出を占う「7連戦」は最悪の開幕。そしてグラウンドに福留の姿はなかった。
「ちょっとわからんね。検査にいって…」
試合後、金本監督は険しい表情で口を開いた。
5- 5の 6回だった。先頭・福留が代わったばかりの左腕・ロドリゲスからバットを折りながらも遊撃内野安打。歯を食いしばり、右足でベースを踏んで駆け抜ける。杉本 1塁塁審が手を広げた瞬間、マンモスはわき上がったが、福留は苦悶の表情で膝に手をやった。
福留孝介外野手(左)はトレーナーとともにベンチに下がる=阪神甲子園球場
すぐにトレーナーが走る。ベンチへと下がる。治療に時間をかけることもなく代走・伊藤隼が送り出された。球団広報は試合後、右太ももの張りで大事をとっての交代だと発表したが、 6回攻撃中に福留がクラブハウスへと引き揚げる際には「きょうは(取材)なしでお願いします」と“規制”するほど、緊迫した空気が漂っていた。
12日に精密検査を受け、今後の出場について判断する見通しだが、出場選手登録抹消という最悪の可能性も出てきた。片岡ヘッド兼打撃コーチも「明日にならないとわからない」。福留は階段を上る際も、帰りの車に乗り込む際も自力で歩いていたが、問いかけに応じず無言を貫いた。
金本監督にとっても痛恨だ。福留の起用法について「残り試合、全部頑張ってもらうぐらいのつもりで。『少々無理をしてもいくぞ』というのは伝えている」と、これまで与えてきた積極的休養をお預けにすることを明言したばかり。今季はここまでチーム最多の65打点、本塁打も糸井の15本に次ぐ14本を放ち、虎をけん引してきた。
休養を挟みつつ出場してきたおかげで、 9月も「打率0.500(30打数15打点)、2本塁打、9打点」と好調維持。「2ゲーム」差の「3位」巨人を追い、最悪「20連戦」も想定される過密日程は福留の力なくして乗り越えられない。そう思うからこそ、この日も今季 4打席(2打数1安打2四球)しか対戦がなかった左腕・ガルシア相手でも「7連戦」初戦のスタメンを任せたが…。
9回にドリス投手(中央)が逆転打を浴びて敗戦。最悪の負け方だった=阪神甲子園球場
借金は再び「8」に戻り、「6位」中日とは「1.5」差。松井雅への危険球で退場したメッセンジャーも状態が悪い。福留が離脱となれば大黒柱不在。最下位転落危機だ。
金本監督も「絶対何としてもきょうは取りたかったけど、最後の最後でこうなったから仕方ないですね。明日切り替えてやっていきます」と話すのがやっと。CS進出へ向けて、早くも最大の窮地に陥った。
★全力プレーゆえ
常に全力プレーゆえ、福留は故障することも多い。阪神加入 1年目の2013年 5月には走塁で左膝を痛めて離脱、手術を受けた。この年は終盤に左右のふくらはぎも痛めた。2014年 33月には守備で西岡と激突し、胸部打撲。ただ、このときは離脱しなかった。2015年 8月にはスイングした際に右手中指を負傷。このときも痛みに耐えて出場を続けていた。
★金本知憲監督の福留のリミッター解禁VTR
金本監督は 3日、翌日からの広島戦(マツダ)を前にして福留について「残り試合、全部頑張ってもらうぐらいのつもりで。『少々無理してでもいくぞ』というのは(本人に)伝えている」と発言。41歳という年齢を考慮して休養日を設けながらシーズンを戦ってきたが、終盤の連戦にフル参戦させる意向を示していた。
4回、大山悠輔内野手が本塁打を放った=阪神甲子園球場
大山悠輔内野手が、プロ入り初の 1試合「2発」を記録した。
3点を追う 4回に「4号ソロ」を左翼席にたたき込み、 5回には意表をつくセーフティーバントを決めて内野安打。小技の次は、再び 7回に「5号ソロ」を左翼席へ運んだ。
ただ、チームは 9回に逆転を許して痛い敗戦。大山は 9回二死で左飛に倒れ、最終打者となった。
2本塁打を含む 3安打 2打点の活躍にも「勝ち負けが全て。最終回に(塁に)出れなかったのが反省。それが全てだったと思います」とあっさり。自身は快音を連発させても、チームの痛い逆転負けを悔やんだ。
7回裏阪神無死、大山悠輔内野手は左越えに勝ち越し本塁打を放った=阪神甲子園球場
阪神の大山が自身初の 1試合「2本塁打」を放った。 4回に「ソロ」を放ち、 5- 5の 7回にも先頭打者で、一時は勝ち越しとなる「5号ソロ」を左越えに運んだ。
5回無死 1塁ではバント安打を決めて好機を演出するなど、 3安打 2打点の活躍を見せた。それでも 9回は左飛に打ち取られて最後の打者となり「勝ち負けが全て。最後に出られなかったのも反省」と話した。
7回、大山悠輔内野手が本塁打を放った=阪神甲子園球場
ヒーローこそ手からこぼれていったが、この快音が聞きたかった。スタンドインを確信した左翼席の虎党が、思わず立ち上がる。大山が一時勝ち越しの「5号ソロ」だ。プロ初の 1試合「2発」で、必死に竜に食らいついた。
「勝ち負けが全てなので、最後に出られなかったことが反省。全てだと思います」
9回二死で左飛。最後の打者となったことが口をついたが、力強く打線を引っ張った。
5- 5で迎えた 7回無死。カウント 3- 1からの 5球目、福谷の 151キロをジャストミートした。一時勝ち越しとなる値千金の一発。足早にダイヤモンドを回ると、少しだけ笑みがこぼれた。
反撃ののろしをあげたのもまた、この男だ。 1- 4の 4回先頭。ガルシアの初球を左中間最深部に突き刺した。火がついた打線は、この回に 3点を奪い同点に。 5回無死 1塁では 3塁線に意表をつくセーフティーバントを決めて、今季 4度目の「猛打賞」を記録した。
大山悠輔内野手は 7回、自身初となる 1試合 2発目の「5号ソロ」を放った=阪神甲子園球場
2年目とはいえ、立派な先輩だ。「貸してください!」。大山の赤いマスコットバットを振ってみた 1年目の熊谷に、頭を下げて頼まれた。手のひらをボロボロにしながら打撃向上のヒントを探す後輩に、大山は快諾。熊谷も「まだまだこれから。探っているところです」と“相棒”を手に必死に振り込む日々を送っている。
金本監督は「あそこで逃げ切るのがうちのアレですけどね」とうなだれたが、調子をあげてきた若き大砲に「もちろん、もちろん」と期待を隠さなかった。 9月「打率0.464(28打数13安打)」と波にのる背番号「3」。勝負の季節。勝利のためだけに、バットを振る。
◆ラファエル・ドリス投手( 9回に逆転を許し)
「球自体はそんなに悪くなかった。あの(逆転打の)球は上に行ってしまって、安打になる確率が高くなってしまった」
ランディ・メッセンジャー投手はうなだれてグラウンドを去った=阪神甲子園球場
ランディ・メッセンジャー投手が危険球退場処分を受けた。
1- 4の 4回一死 1、 3塁で、バントの構えをしていた松井雅人捕手への初球が頭部を襲い、死球になった。
側頭部に投球を受けた松井雅は倒れ込み、しばらく動けなかった。担架で運ばれ、代走には武山が送られた。阪神の2番手は岩崎がコールされた。
阪神の危険球退場は今季 5度目。 4月 8日の中日戦で石崎、 6月30日のヤクルト戦で岩貞、 8月16日の広島戦でドリス、 8月19日のヤクルト戦で岩田がそれぞれ宣告されていた。
またメッセンジャーは 4月12日の広島戦で審判に暴言を吐いたとして退場処分を受けている。
4回表中日一死 1、 3塁、ランディ・メッセンジャー投手は頭部死球を与えた松井雅人捕手に謝罪しベンチに戻る=阪神甲子園球場
阪神のランディ・メッセンジャー投手が11日、中日戦(甲子園)で、危険球による退場処分を受けた。危険球による退場は今季両リーグで10人目。 4回一死 1、 3塁で、中日・松井雅人捕手の頭部付近に投球を当てた。
しまった! メッセンジャーはマウンドを降りて松井雅に歩み寄った。「日米通算100勝」目を挙げるはずが、 4回に危険球退場。うなだれて、グラウンドをあとにした。
退場処分は、 4月12日の広島戦(甲子園)で 2回途中に球審への暴言で退場となって以来、今季 2度目、危険球に限れば来日 1年目の2010年 9月 8日に中日戦(スカイマーク)で退場となって以来のことだ。「松井選手にもチームにも、申し訳ないです」と反省の弁を述べた。
「日米通算99勝」としながら、 8月10日のDeNA戦(横浜)以来 5試合連続勝ち星から遠ざかる。金本監督は「キレがないわね。変化球も浮いているし。もう 1回、何とか調整してほしいですけどね」と投手陣の大黒柱の復調を願った。
※ 9月12日の予告先発は、阪神・岩貞祐太投手(27)ー中日・小熊凌祐投手(28)です。
ドリスが最後に出てきたので、「こりゃ、ゲームを捨てたな」と思った通りになってしまった… 全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
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