●先発は阪神才木浩人投手(19)、平成の怪物の“凱旋(がいせん)”を甲子園のファンが温かく迎えた。中日先発は38歳の誕生日を迎えた松坂大輔投手(38)。 2回の打席に入る前に、左翼スタンドからお祝いのハッピーバースデーが演奏された。演奏が終わると、中日ファンだけでなく、球場全体から大きな拍手がわきあがった。松坂甲子園での公式戦登板は、西武時代の2006年 6月 9日以来、12年ぶり。中日は初回に先制、 3回に京田陽太内野手(24)の「適時3塁打」などで 3点追加。松坂は 3回まで 1安打 2四死球無得点。中日は 4回に京田の適時打で 1点を追加し、才木をKOした。 5回には武山真吾捕手(34)の犠飛で加点。松坂は 5回 5安打 1失点で降板した。阪神は中日の継投を崩せず、 7回以降打線が沈黙し、得点を奪えず。松坂は今季阪神戦で「3戦3勝」の「6勝目」。チームは「最下位」を脱出した。阪神は中日松坂に対戦「3連敗」を喫し、今季甲子園での負け越しが決まった。序盤から要所を締められ、松坂相手に 5回で 1得点どまり。 6回以降も反撃ムードを作りきれないまま、西武時代の2006年 6月 9日以来、実に4479日ぶりとなる甲子園星を献上した。金本知憲監督(50)は試合後、首をかしげた。これで今季甲子園では「19勝31敗1分け」となった。甲子園は松坂のためにあるのか-。そぼ降る雨が不快指数を増す。また打てなかった。しかも38歳の誕生日を迎えたレジェンドに、甲子園で4479日ぶり勝利というおまけつき。どこまでお人よしなのか。甲子園は虎の本拠地じゃないの!?中日・松坂大輔投手に「3連敗」を喫してバースデーでの甲子園凱旋の“引き立て役”となり、 2- 6と完敗。金本知憲監督は「なんでかなぁ」とうめくしかなかった。これで今季の甲子園での負け越しが決定。「2位」のヤクルトとは「4.5ゲーム」差に開いた。これで今季、甲子園では51試合で「19勝31敗1分け」。11試合を残し、 2年ぶり20度目のシーズン負け越しが決定した。1952年のフランチャイズ制導入以降、過去19度で「Bクラス」は17度。89.5%の確率でクライマックスシリーズ(CS)進出を逃すという負のデータが算出された。甲子園をこのまま泣かせ続けるわけにはいかない。
● 9月絶好調の大山悠輔内野手(23)が、松坂も打った。 0- 5の 4回無死、内角球をとらえると打球は風にも乗り左翼越えの 3塁打に。その後、陽川尚将内野手(27)の「適時2塁打」で生還した。 9月「打率0.450(40打数18安打)」と勢いは増すばかりだ。
●陽川尚将内野手が中日松坂から 2安打 1打点をマークし、存在感を示した。 5点を追う 4回一死 3塁。カウント 2- 1から真ん中に入った変化球を捉え、左翼フェンス直撃の「適時2塁打」。 2回にも左前打を放っており、 3試合ぶりの「マルチ安打」を記録した。
●シーズン代打安打「22」で桧山進次郎元外野手(49=元在日韓国人 3世、韓国名は黄進煥(ファン・シンファン))が持つ球団記録「23」に王手をかけている原口文仁捕手(26)は、 9回一死に登場。右腕・佐藤優投手(25)の前に 1ゴロに倒れた。
●11日の中日戦(甲子園)で右太ももの張りを訴えて途中交代した福留孝介外野手(41)は13日、この日もベンチスタートとなったが、試合前には甲子園室内で打撃練習を再開した。平野恵一打撃コーチ(39)に見守られてティー打撃を行うと、マシンを相手に55スイング。さっそく力強いスイングで順調な回復ぶりをみせた。
記事をまとめてみました。
<阪神 2- 6中日>◇21回戦◇阪神 9勝12敗 0分◇13日◇阪神甲子園球場
先発は阪神才木、中日松坂。中日は初回に先制、 3回に京田の「適時3塁打」などで 3点追加。松坂は 3回まで 1安打 2四死球無得点。
中日は 4回に京田の適時打で 1点を追加し、才木をKOした。 5回には武山の犠飛で加点。松坂は 5回 5安打 1失点で降板した。
阪神は中日の継投を崩せず、 7回以降打線が沈黙し、得点を奪えず。松坂は今季阪神戦で「3戦3勝」の「6勝目」。チームは「最下位」を脱出した。才木「8敗」目。
力投する中日先発の松坂大輔投手=阪神甲子園球場
平成の怪物の“凱旋(がいせん)”を甲子園のファンが温かく迎えた。
中日先発は38歳の誕生日を迎えた松坂大輔投手。 2回の打席に入る前に、左翼スタンドからお祝いのハッピーバースデーが演奏された。
演奏が終わると、中日ファンだけでなく、球場全体から大きな拍手がわきあがった。松坂甲子園での公式戦登板は、西武時代の2006年 6月 9日以来、12年ぶり。
中日に負け渋い表情を見せる金本知憲監督=阪神甲子園球場
阪神は中日松坂に対戦「3連敗」を喫し、今季甲子園での負け越しが決まった。
序盤から要所を締められ、松坂相手に 5回で 1得点どまり。 6回以降も反撃ムードを作りきれないまま、西武時代の2006年 6月 9日以来、実に4479日ぶりとなる甲子園星を献上した。
金本知憲監督は試合後、「う~ん、なんでかな。得点圏に行ってもね…」と首をかしげた後、「要所要所はコーナーに決まっていた。いい当たりが正面を突いたところもあった」と振り返るしかなかった。
これで今季甲子園では「19勝31敗1分け」となった。
松坂大輔投手を打てず…金本知憲監督も「なんでかなぁ」=阪神甲子園球場
何度、やられるんや…。阪神は中日・松坂大輔投手に「3連敗」を喫してバースデーでの甲子園凱旋の“引き立て役”となり、 2- 6と完敗。金本知憲監督は「なんでかなぁ」とうめくしかなかった。これで今季の甲子園での負け越しが決定。「2位」のヤクルトとは「4.5ゲーム」差に開いた。
甲子園は松坂のためにあるのか-。そぼ降る雨が不快指数を増す。また打てなかった。しかも38歳の誕生日を迎えたレジェンドに、甲子園で4479日ぶり勝利というおまけつき。どこまでお人よしなのか。甲子園は虎の本拠地じゃないの!? 助演男優賞ばりの打線に、金本監督は首をひねりっぱなしだった。
「う~ん、なんでかなぁ。うちだけちゃうかなぁ。なんでかなぁ…。得点圏にいってもね…」
5回の好機で空振り三振に倒れる大山悠輔内野手。虎打線が松坂大輔投手(手前)に「3連敗」だ=阪神甲子園球場
その答えはファンが一番知りたい。今季「4度目」の対戦で「3勝(1敗)」を献上。対戦防御率は、なんと「1.96」だ。阪神以外は防御率「5.01(3勝3敗)」-。まさに「なんでかなぁ」だ。
確かにこの日の松坂は最速 144キロを計時。カットボールなど変化球も低めに決まっていたが、手も足も出なかったわけではなかった。
1点を追う 2回は先頭の糸井の死球から二死 2、 3塁を作るも、梅野が見逃し三振。 5回は二死後、北條と糸原の連打と盗塁で 2、 3塁までこぎつけたが、大山が空振り三振に倒れた。結局、松坂から奪えたのは、片岡ヘッド兼打撃コーチが円陣を組んだ 4回、一死 3塁で陽川が放った「適時2塁打」の 1点のみ…。
6回、適時打を放った梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場
唯一、土をつけた 4月19日のナゴヤドームでも 7回 4安打 2得点と攻略しておらず、金本阪神として松坂に計23イニング、わずか 6得点で「3連敗」。学習能力を問われても仕方ないだろう。
「要所要所はコーナーに決まっていたというのはあったしね。いい当たりが正面ついていた、というのもあったし」
主将・福留は11日の走塁中に右太ももを痛めて途中交代。この日、マシン打撃を再開したものの、14日のヤクルト戦(甲子園)の出場については「どうかな。まだ、難しいでしょうね」と虎将は説明した。
これで今季、甲子園では51試合で「19勝31敗1分け」。11試合を残し、 2年ぶり20度目のシーズン負け越しが決定した。1952年のフランチャイズ制導入以降、過去19度で「Bクラス」は17度。89.5%の確率でクライマックスシリーズ(CS)進出を逃すという負のデータが算出された。
投球する伊藤和雄投手=阪神甲子園球場
「3位」巨人と「1.5ゲーム」差は変わらずも、「2位」ヤクルトとは「4.5」差に。「最下位」DeNAとも「2.5」差だ。「残り、頑張るだけ」。金本監督が言葉を絞り出した。甲子園をこのまま泣かせ続けるわけにはいかない。
◇データBOX◇
◎…阪神の甲子園でのシーズン負け越しは2016年(63試合26勝36敗1分け)以来、 2年ぶり。フランチャイズ制が導入された1952年以降、もっとも甲子園で負けたのは1995年の「38敗(61試合、23勝)」。
--松坂は過去の対戦よりも、よかった
金本監督「かもしれないね」
--きょうは打線というよりも、才木か
「そうですね。序盤でポンポンと 4、 5点とられるとやっぱり…どうしてもねぇ。今、先発事情、苦しいところ頑張ってほしかったけどね」
6回を終え選手交代を告げた金本知憲監督=阪神甲子園球場
--先発が 1回に失点するケースが目立つ
「ずっとじゃないかな。 3連戦…その前もあったかな。ちょっと、 1点、 2点だったらアレやけど、 2、 3点、ガーンとくると、ちょっとしんどいわね。何とか、そこらへん頑張ってほしいけど」
-- 6回二死 2、 3塁で代打・俊介。原口も考えたか
「(原口は)左腕にあんまりよくないんよね。クロス気味の投手は。あまりよくないというか、ほとんどよくない」
4回、 3塁打を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
9月絶好調の大山が、松坂も打った。 0- 5の 4回無死、内角球をとらえると打球は風にも乗り左翼越えの 3塁打に。その後、陽川の「適時2塁打」で生還した。 7回二死でも 2塁内野安打を放ち、今季12度目の「マルチ安打」。 9月「打率0.450(40打数18安打)」と勢いは増すばかりだが、試合後は「 1日 1日、頑張ります」と表情を緩めることはなかった。
4回裏阪神一死 3塁、左越えに「適時2塁打」をった陽川尚将内野手=阪神甲子園球場
陽川尚将内野手が中日松坂から 2安打 1打点をマークし、存在感を示した。
5点を追う 4回一死 3塁。カウント 2- 1から真ん中に入った変化球を捉え、左翼フェンス直撃の「適時2塁打」。「一死 3塁だったので、犠飛でもいいと楽な気持ちで入れた。積極的に打ちにいきました」と振り返った。
2回にも左前打を放っており、 3試合ぶりの「マルチ安打」を記録した。
シーズン代打安打「22」で桧山進次郎が持つ球団記録「23」に王手をかけている原口は、 9回一死に登場。右腕・佐藤の前に 1ゴロに倒れた。 4点を追う 6回二死 2、 3塁での起用も考えられたが、左腕・ロドリゲスに対して、金本監督が代打に送ったのは俊介(三振)。指揮官は「(原口は)左腕にあんまりよくないんよね(試合前時点で対左投手の打率が『0.273』、対右が『0.359』)。クロス気味の投手は。あまりよくないというか、ほとんどよくない」と説明した。
6回、内野安打を放った後に異常を訴えた福留孝介外野手=阪神甲子園球場(2018年09月11日撮影)
11日の中日戦(甲子園)で右太ももの張りを訴えて途中交代した阪神・福留は13日、この日もベンチスタートとなったが、試合前には甲子園室内で打撃練習を再開した。平野打撃コーチに見守られてティー打撃を行うと、マシンを相手に55スイング。金本監督は前日12日に「 3日、 4日かかるんかな。目安ですけどね。出血はないんで安心しましたけどね」と話していたが、さっそく力強いスイングで順調な回復ぶりをみせた。
※ 9月14日の予告先発は、阪神・小野泰己投手(24)ーヤクルト・原樹理投手(25)です。
全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(08月)
2018年 公式戦 日程と結果(09月)