●阪神は 1回に大山悠輔内野手(23)の遊ゴロの間に 1点を先制。ヤクルトは 2回に同点に追いつき、 3回には山田哲人内野手(26)の「適時2塁打」などで 2点を追加。ヤクルト先発山中浩史投手(33)は 6回まで 4安打 1失点に抑える好投。阪神先発青柳晃洋投手(24)は 6回途中 3失点で降板。「2番手」岩崎優投手(27)が 2番手で登板。ヤクルトは 7回にも 3点を追加。阪神は 7回に 2点、 8回にも1点を返すも及ばず、借金「10」となり、「最下位」転落となった。情けなさ過ぎる「9.15」…。阪神は「3連敗」で 8月 3日以来の「最下位」に転落した。「2位」ヤクルトには「6連敗」で、借金は今季ワーストの「10」まで膨らんだ。 2点を追う 5回無死 1塁で「8番」がバントしながら投手の青柳をそのまま打席に入らせる金本知憲監督(50)の采配にファンからはざわめきが起きた。17日にも「優勝」が完全消滅。「優勝記念日」が台無しや!!担当記者の質問に反発し、言葉を尖らせることもなかった。 9回、大山が見逃し三振に倒れ、 3年目を迎えた金本政権が 8月 3日以来の「単独最下位」まで落ちた。中日にもDeNAにも抜かれ、借金は今季ワーストの「10」。ついに大台に乗った。「3位」巨人とのゲーム差は「1.5」とはいえ、申し訳なさそうに敗戦の弁を紡ぐだけだった。くしくも金本監督自身が、「V」の使者としてやってきた2003年、18年ぶりの「リーグ優勝」に輝いた「9.15」に赤っ恥をかいた。もう情けないとしか、言いようがない。
●先発した青柳晃洋投手が 6回途中でマウンドを降りた。 5回 2/3を投げて 8安打 3失点。球数は 114球で 5三振を奪った。与えた四球は 2つだった。 6回二死 2塁からは「2番手」岩崎が登板。チームトップの54試合目のマウンドとなった。チームトップの54試合目のマウンドとなった。
●北條史也内野手(24)が15日、左肩亜脱臼のため、出場選手登録を抹消された。前日14日ヤクルト戦(甲子園)の 4回、 3遊間へのゴロにダイビングキャッチを試みた際、左肩を強打。担架で運ばれ、負傷交代していた。球団広報は、この日、大阪市内の病院で「左肩亜脱臼」と診断されたと発表した。今季は 7月から遊撃レギュラーに定着。62試合出場で「打率3割2分2厘」をマークするなど、攻守ともに進境著しかった。チームは「4位」に停滞。逆転でクライマックスシリーズ進出を目指すが、リードオフマンの離脱は大きな痛手になりそうだ。一定期間、患部の固定が必要とみられ、今季中の復帰は厳しい状況に。エースのメッセンジャーも抹消中で、キャプテンの福留も右太ももを痛めスタメンを外れており、チームにはさらなる痛手となってしまった。北條の抹消にともない、森越祐人内野手(30)が出場選手登録された。
●打席へ向かう「1」の後ろ姿に、この日一番の歓声が降り注ぐ。 7回二死 1塁、決して逆らわず、鳥谷敬内野手(37)らしく鮮やかに弾き返した打球が、左翼手の右へスーッと伸びた。虎の生え抜き歴代1位の藤田平元内野手(70=現野球解説者・野球評論家)に「あと2」まで迫る爽快な当たりで、虎党の留飲を少しだけ下げた。通算「2062安打」目となる、「適時2塁打」だ。ナインが苦しめられ続けてきた、右下手から繰り出される山中のボールを、代打で一閃。ベンチからイメージをしていたのかと問われ「別にイメージはしていないです」とだけ淡々と語った。逆転劇にはつなげられなかったが、さすがの一打に場内は沸きに沸いた。これで通算「2062安打」で「歴代37位」の谷沢健一元内野手(70=現野球解説者)に並んだだけでなく、 2塁打でも「歴代45位」の阿部慎之助内野手(39=巨人)、清原和博元内野手(51)の「345」に並んだ。チームを勢いづかせて、通算「2064安打」で「虎の生え抜き史上1位」の藤田平にも一気に迫りたい。この苦境を救い、虎党の胸を躍らせてくれるのは、やはり虎を支え続けてきた鳥谷だ。
●藤浪晋太郎投手(24)が予告先発された16日のDeNA戦(横浜)に向けて気合を高めた。52日ぶりの 1軍登板に向けて、15日は甲子園でダッシュなどで調整。今季は「2勝3敗」と勝ち星が伸びず、 5度の 2軍降格。通算「6勝(1敗)」と相性のいい横浜スタジアムでのDeNA戦でチームの再浮上のキッカケとなる。絶体絶命の虎を救うには、この男しかいない。首を長くして待っていたファンに力投を披露して、復活マウンドの目撃者になってもらう。 1軍に帰ってきた藤浪が16日のDeNA戦に先発し、勝って、再スタートの日にする。落ち着き払った横顔から、胸の内に秘める闘志をにじませた。この日は室内でダッシュ系のメニューを消化するなど入念にコンディションを整えた。チームを背負う覚悟を首脳陣から期待され、 3月31日の開幕 2戦目の巨人戦(東京ドーム)に先発するも 6回途中 4失点と結果を出せず、そこから 5試合連続勝利なしという“迷路”にもはまった。 その後も 1軍にあがっては制球難を露呈し、また鳴尾浜へ逆戻りという悪循環だった。今季 2度目の登板となる横浜は通算 9試合で「6勝1敗、防御率3.05」と相性もいい。地の利も活かしたい。香田投手コーチは期待を込めた。くしくもチームはヤクルトに敗れて「単独最下位」に転落した。まさにどん底。大ピンチの状況で、苦しみ抜いてきた背番号「19」が再浮上への一戦を託されるのは何かの運命なのか。瀬戸際に立つチームも藤浪も勝負のときになる。
●阪神は15日、阪神-ヤクルト20回戦(甲子園)の試合前に、「北海道胆振東部地震」で被災者への支援を目的とした募金活動を行った。参加したのは 8選手で糸原健斗内野手(25)、梅野隆太郎捕手(27)、大山悠輔内野手、陽川尚将内野手(27)、岩貞祐太投手(27)、小野泰己投手(24)、藤浪晋太郎投手、望月惇志投手(21)。出身地の熊本が、かつて地震に見舞われた経験がある岩貞は「熊本のときもそうでしたけど、家とか精神的にも大きな被害があって、大変な思いをされていると思う。とコメントした。
●プロ野球阪神で活躍し、現在は米大リーグ、カブスで競技運営部門補佐を務めるマット・マートン氏(36)が15日、「大阪府北部地震と台風21号」の被災地支援が目的で成田空港に来日した。今年 1月に現役を引退し、カブスでドラフト会議に向けたアマチュア選手の評価などを行っている。 6年間プレーした阪神には特別な思いがあり、感謝を伝える機会にするつもりだ。
記事をまとめてみました。
<阪神 4- 6ヤクルト>◇21回戦◇阪神10勝11敗 0分◇15日◇阪神甲子園球場
阪神は 1回に大山の遊ゴロの間に 1点を先制。ヤクルトは 2回に同点に追いつき、 3回には山田哲の「適時2塁打」などで 2点を追加。
ヤクルト先発山中は 6回まで 4安打 1失点に抑える好投。阪神先発青柳は 6回途中 3失点で降板。「2番手」岩崎が 2番手で登板。
ヤクルトは 7回にも 3点を追加。阪神は 7回に 2点、 8回にも1点を返すも及ばず、借金「10」となり、「最下位」転落となった。ヤクルトは引き分け挟んで「3連勝」となり、貯金を「3」とした。
9回裏阪神2死二塁、最後は大山悠輔内野手が見逃し三振で試合終了となる=阪神甲子園球場
阪神が終始劣勢に立たされて完敗し、 8月 3日以来の「単独最下位」に転落した。
1回に 1点を先制したが、 2回以降は下手投げの先発山中に翻弄(ほんろう)されて得点を奪えない。ヤクルトに突き放され、 7回以降に 3点を奪ったが、及ばなかった。金本知憲監督は「残り試合あるから。頑張ります」と話した。「3連敗」となり、今季最多の「借金10」に達した。先発陣、野手陣ともに立て直しは急務だ。
戦況を見つめる金本知憲監督。3連敗で単独最下位に転落した=阪神甲子園球場
情けなさ過ぎる「9.15」…。阪神は「3連敗」で 8月 3日以来の「最下位」に転落した。「2位」ヤクルトには「6連敗」で、借金は今季ワーストの「10」まで膨らんだ。 2点を追う 5回無死 1塁で「8番」がバントしながら投手の青柳をそのまま打席に入らせる金本知憲監督の采配にファンからはざわめきが起きた。17日にも「優勝」が完全消滅。「優勝記念日」が台無しや!!
もうホームなのかビジターなのか分からない。 2点ビハインドの 7回、岩崎が連打を浴び、致命的な 3失点を喫すると、ヤクルトファンの東京音頭に一部の阪神ファンが便乗。メガホンを叩いて盛り上がった。ここは本当に甲子園なのか。まさに異様なシーン…。「最下位」に転落した金本監督は憔悴しきっていた。
「まだ、残り試合あるから。頑張ります」
担当記者の質問に反発し、言葉を尖らせることもなかった。 9回、大山が見逃し三振に倒れ、 3年目を迎えた金本政権が 8月 3日以来の「単独最下位」まで落ちた。中日にもDeNAにも抜かれ、借金は今季ワーストの「10」。ついに大台に乗った。「3位」巨人とのゲーム差は「1.5」とはいえ、申し訳なさそうに敗戦の弁を紡ぐだけだった。
2点を追う 5回無死 1塁で梅野隆太郎捕手は送りバント=阪神甲子園球場
3連休初日、 4万6536人が駆けつけた甲子園が、ざわついたのは、 2点を追う 5回だった。先頭の伊藤隼が山中から中前打。続く梅野が 3塁線にバントを試みた。自分も生きようというものに見えたが、結果的に犠打となって一死 2塁。その状況で 5回 104球を投じていた青柳を金本監督は打席に向かわせた。
青柳は遊ゴロ、糸原も遊ゴロに倒れ、無得点。そして、続投させた青柳が 6回二死 2塁のピンチを招くと、坂口の打席で今度は岩崎を投入した。
金本監督は「ちょっと、もうリリーフがな…頭数が…どうしても足りなかったから」と説明した。メッセンジャーがコンディション不良のため、登録を抹消し、リリーフ要員の岡本を17日のDeNA戦(横浜)で先発させなければいけないため、青柳を打席に立たせたことを示唆。梅野のバントがサインだったかについては「それは言えませんよ」と口を閉ざした。
梅野にバントなら青柳の打席で代打のカードを切り、 6回も青柳続投であれば梅野はヒッティングというのが、セオリー。ざわめきが収まると、今度は右翼席から「『執念』見せろ、タイガース」の大合唱が鳴り響いた。
阪神ベンチは代打を送らず、投手の青柳晃洋は遊ゴロに倒れた=阪神甲子園球場
「超変革」「挑む」。そして「執念」というスローガンで 3年目を迎えた。キャンプを終え「これまでのチームでは一番強い」と自信を見せたが、開幕から 121試合経っても、成果が見えない。 4日連続で姿を見せないメッセンジャーは、 1軍復帰のメドが立たず、主将の福留も右太腿痛で 4試合連続欠場。前日負傷した北條は左肩亜脱臼で抹消された。今季から新たに 3年契約を結んでいるとはいえ、集大成の 3年目。勝負のシーズンは執念に乏しい試合ばかりだ。17日にも「優勝」が完全消滅する。
くしくも金本監督自身が、「V」の使者としてやってきた2003年、18年ぶりの「リーグ優勝」に輝いた「9.15」に赤っ恥をかいた。もう情けないとしか、言いようがない。
◆梅野のバントについて片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ
「作戦のことだから言えない」
◇データBOX◇
◎…阪神がヤクルトに敗れ、「55勝65敗1分け」で今季ワーストの借金「10」。 2桁借金は2016年シーズン最終戦の借金「12」以来。
◎…阪神は甲子園で 6回終了時にビハインドならば今季勝ちなしの「30連敗」。
5回表ヤクルト無死、青柳晃洋投手は山田哲人内野手に股間を抜かれる中前安打を浴びる=阪神甲子園球場
先発した阪神青柳晃洋投手が 6回途中でマウンドを降りた。 5回 2/3を投げて 8安打 3失点。球数は 114球で 5三振を奪った。与えた四球は 2つだった。
6回二死 2塁からは「2番手」岩崎が登板。チームトップの54試合目のマウンドとなった。
6回表ヤクルト二死 2塁、イニング途中で降板となった青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
先発した阪神青柳晃洋投手が 6回途中でマウンドを降りた。 5回 2/3を投げて 8安打 3失点。球数は 114球で 5三振を奪った。与えた四球は 2つだった。
「先制してもらった後ですぐに逆転されてしまい、粘ることができませんでした。カウント不利な投球が続きリズムを作ることができず、野手のみなさんにも、リリーフのみなさんにも申し訳ないです」
6回二死 2塁からは「2番手」岩崎が登板。チームトップの54試合目のマウンドとなった。
打席へ向かう「1」の後ろ姿に、この日一番の歓声が降り注ぐ。 7回二死 1塁、決して逆らわず、鳥谷らしく鮮やかに弾き返した打球が、左翼手の右へスーッと伸びた。虎の生え抜き歴代1位の藤田平に「あと2」まで迫る爽快な当たりで、虎党の留飲を少しだけ下げた。通算「2062安打」目となる、「適時2塁打」だ。
ナインが苦しめられ続けてきた、右下手から繰り出される山中のボールを、代打で一閃。ベンチからイメージをしていたのかと問われ「別にイメージはしていないです」とだけ淡々と語った。逆転劇にはつなげられなかったが、さすがの一打に場内は沸きに沸いた。
7回、「適時2塁打」を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
前日14日の同戦でも代打で左前打で、チームの 2安打目を放っていた。 8月30日のヤクルト戦(甲子園)以来スタメンから離れているが、代打で価値ある 2戦連続安打を放ち、また状態を上げてきた。長打を放つのも 8月18日のヤクルト戦(神宮)での「今季1号」以来、出場14試合&32打席ぶりだった。
これで通算「2062安打」で「歴代37位」の谷沢健一に並んだだけでなく、 2塁打でも「歴代45位」の阿部(巨人)、清原和博の「345」に並んだ。チームを勢いづかせて、通算「2064安打」で「虎の生え抜き史上1位」の藤田平にも一気に迫りたい。
この苦境を救い、虎党の胸を躍らせてくれるのは、やはり虎を支え続けてきた鳥谷だ。
4回表ヤクルト一死、北條史也内野手は井野卓捕手の打球を捕球するが左肩を痛めて遊撃内野安打とし、そのまま起き上がれず交代。後方は大山悠輔内野手=阪神甲子園球場 (2018年 9月14日撮影)
虎、ショック!! 阪神北條史也内野手が15日、左肩亜脱臼のため、出場選手登録を抹消された。
前日14日ヤクルト戦(甲子園)の 4回、 3遊間へのゴロにダイビングキャッチを試みた際、左肩を強打。担架で運ばれ、負傷交代していた。
球団広報は、この日、大阪市内の病院で「左肩亜脱臼」と診断されたと発表した。今季は 7月から遊撃レギュラーに定着。62試合出場で「打率3割2分2厘」をマークするなど、攻守ともに進境著しかった。チームは「4位」に停滞。逆転でクライマックスシリーズ進出を目指すが、リードオフマンの離脱は大きな痛手になりそうだ。
4回表ヤクルト一死、井野卓捕手の 3遊間の打球をダイビングキャッチするも負傷した北條史也内野手=阪神甲子園球場 (2018年 9月14日撮影)
前日14日の遊撃守備で 3遊間の打球に飛びついた際に左肩を負傷していた阪神・北條史也内野手が15日、出場選手登録を抹消された。この日の午前中に大阪市内の病院で診察を受けた結果「左肩の亜脱臼」と診断された。
北條はプロ 6年目の今季、開幕 1軍こそ逃したものの 6月22日に初昇格し、62試合で「打率0.322、1本塁打、20打点」。しぶとく、勝負強さを増した打撃と、「執念」のにじみ出る遊撃守備でチームをもり立ててきた。
一定期間、患部の固定が必要とみられ、今季中の復帰は厳しい状況に。エースのメッセンジャーも抹消中で、キャプテンの福留も右太ももを痛めスタメンを外れており、チームにはさらなる痛手となってしまった。
北條の抹消にともない、森越祐人内野手が出場選手登録された。
藤浪晋太郎投手が予告先発された16日のDeNA戦(横浜)に向けて気合を高めた。52日ぶりの 1軍登板に向けて、15日は甲子園でダッシュなどで調整。今季は「2勝3敗」と勝ち星が伸びず、 5度の 2軍降格。通算「6勝(1敗)」と相性のいい横浜スタジアムでのDeNA戦でチームの再浮上のキッカケとなる。
絶体絶命の虎を救うには、この男しかいない。首を長くして待っていたファンに力投を披露して、復活マウンドの目撃者になってもらう。 1軍に帰ってきた藤浪が16日のDeNA戦に先発し、勝って、再スタートの日にする。
「( 1軍に)呼ばれた以上は、自分の力を出すだけなので。今、自分にできることを精いっぱいやりたいです」
落ち着き払った横顔から、胸の内に秘める闘志をにじませた。この日は室内でダッシュ系のメニューを消化するなど入念にコンディションを整えた。チームを背負う覚悟を首脳陣から期待され、 3月31日の開幕 2戦目の巨人戦(東京ドーム)に先発するも 6回途中 4失点と結果を出せず、そこから 5試合連続勝利なしという“迷路”にもはまった。
甲子園でキャッチボールを行う藤浪晋太郎投手。16日のDeNA戦に先発し、苦境のチームを救う=阪神甲子園球場
その後も 1軍にあがっては制球難を露呈し、また鳴尾浜へ逆戻りという悪循環だった。前回登板した 7月26日の広島戦(甲子園)は 1/3回を 4四球 5失点と炎上して、翌27日に 1軍選手登録を抹消。今季 5度目の 2軍落ちを味わった。ただ、 2軍で12試合に登板し「4勝1敗、防御率1.14」と格の違いをみせている。右腕自身も52日ぶりの先発で今度こそリベンジ…という思いは強いはずだ。
今季 2度目の登板となる横浜は通算 9試合で「6勝1敗、防御率3.05」と相性もいい。地の利も活かしたい。香田投手コーチは「あまりにも、彼に荷を背負わせるのはかわいそうだが、自分の投球にこだわってほしい」と期待を込めた。
メッセンジャーがコンディショニング不良で出場選手登録を外れ、リリーフも疲弊ぎみ。くしくもチームはヤクルトに敗れて「単独最下位」に転落した。まさにどん底。大ピンチの状況で、苦しみ抜いてきた背番号「19」が再浮上への一戦を託されるのは何かの運命なのか。瀬戸際に立つチームも藤浪も勝負のときになる。
試合前、北海道胆振東部地震災害への募金活動を行う阪神の選手たち、左から望月惇志投手、藤浪晋太郎投手、小野泰己投手、岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
阪神は15日、阪神-ヤクルト20回戦(甲子園)の試合前に、「北海道胆振東部地震」で被災者への支援を目的とした募金活動を行った。
参加したのは 8選手で糸原、梅野、大山、陽川、岩貞、小野、藤浪、望月。
出身地の熊本が、かつて地震に見舞われた経験がある岩貞は「熊本のときもそうでしたけど、家とか精神的にも大きな被害があって、大変な思いをされていると思う。(自分たちは)野球選手としてできる活動を、今回だけに限らずにやっていきたいと思います」とコメントした。
プロ野球阪神で活躍し、現在は米大リーグ、カブスで競技運営部門補佐を務めるマット・マートン氏が15日、成田空港に来日した。「大阪府北部地震と台風21号」の被災地支援が目的で「思いはともにあることを示す機会にしたい」と語った。
2015年に帰国して以来、 3年ぶりの来日。20日まで滞在する予定で、大阪府茨木市で子どもを対象に野球教室を開催し、同府内の被災地を訪問するなど被害を受けた人々を励ますために動く。
阪神入りした2010年に 214安打を放ち、1994年にイチロー外野手(オリックス)がマークした「シーズン210安打」のプロ野球記録を塗り替えた。現在も右打者と外国人選手の最多記録だ。「イチロー選手の名前に並べられるのは、自分にとって本当に大きかった」と振り返る。
今年 1月に現役を引退し、カブスでドラフト会議に向けたアマチュア選手の評価などを行っている。 6年間プレーした阪神には特別な思いがあり「ファンにお返しをしたい」と、感謝を伝える機会にするつもりだ。
※ 9月16日の予告先発は、阪神・藤浪晋太郎投手(24)ーDeNA・今永投手(25)です。
全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(08月)
2018年 公式戦 日程と結果(09月)