●阪神 2軍がソフトバンクに敗れ、2010年以来 8年ぶりの｢優勝｣は持ち越しとなった。 2回に先発の浜地真澄投手(20)がつかまった。一死 1塁からオスカー・コラス外野手(19)に右中間スタンドに弾丸ライナーで突き刺さる｢先制２ラン｣を被弾。その後二死 2、 3塁の場面で、 1塁塁審からボークの判定。さらに 1点を失った。浜地は 3回のマウンドに 1度は上がるも右手付近を負傷した模様で降板した。打線も相手先発で 5回まで登板した攝津正投手(36)に 1安打に封じ込まれるなど、奮わなかった。ファーム公式戦は残り 3試合。22日からの広島 3連戦(由宇)で｢リーグ制覇｣を目指す。21日、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)に 1－ 7で敗れ、マジックは｢１｣のまま。史上初の 2軍の甲子園胴上げはかなわなかった。矢野燿大 2軍監督(49)は、22日の広島戦(広島東洋カープ由宇練習場)での必勝を誓った。 2軍調整中の攝津、中田賢一投手(36)らによるソフトバンクの 6人継投の前に、わずか 2安打。全員合わせて“通算｢２５６勝｣リレー”に完敗だった。 5回には先頭の板山祐太郎外野手(24＝通称バンサン＝亜細亜大學)がチーム初安打を放つも、続く今成亮太内野手(30)の 2球目に盗塁失敗。突破口を開こうと自慢の足で仕掛けたが、この日は不発に。結局、 9回無死満塁から併殺崩れによる 1点だけ終わった。マジックは｢１｣で、雨天中止、引き分けでも｢優勝｣が決まるが当然、勝って決めたい。泣いても笑っても残り 3試合。“矢野野球”の今年の集大成をみせ、全員で栄冠をつかみ取る。
記事をまとめてみました。
ウエスタン・リーグ＜阪神 1－ 7ソフトバンク＞◇21日◇阪神甲子園球場
阪神 2軍がソフトバンクに敗れ、2010年以来 8年ぶりの｢優勝｣は持ち越しとなった。 2回に先発の浜地がつかまった。
一死 1塁からコラスに右中間スタンドに弾丸ライナーで突き刺さる｢先制２ラン｣を被弾。
その後二死 2、 3塁の場面で、 1塁塁審からボークの判定。さらに 1点を失った。浜地は 3回のマウンドに 1度は上がるも右手付近を負傷した模様で降板した。
1回裏阪神二死 1塁、ロサリオ内野手は 3塁ファールフライに倒れる＝阪神甲子園球場
打線も相手先発で 5回まで登板した攝津に 1安打に封じ込まれるなど、奮わなかった。観客が多く集まる等の理由から球団が考慮し、当初鳴尾浜で開催の試合を甲子園に変更して行われたが、甲子園での悲願達成はかなわなかった。ファーム公式戦は残り 3試合。22日からの広島 3連戦(由宇)で｢リーグ制覇｣を目指す。
ベンチで指示する矢野燿大 2軍監督＝阪神甲子園球場
阪神 2軍は21日、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)に 1－ 7で敗れ、マジックは｢１｣のまま。史上初の 2軍の甲子園胴上げはかなわなかった。矢野燿大 2軍監督は｢相手も意地がある。しかたない｣と話し、22日の広島戦(由宇)での必勝を誓った。
球団史上初、甲子園で 2軍の胴上げという快挙は、鷹の意地のリレーに阻まれた。集まった2644人もため息。矢野 2軍監督は、悔しさをにじませた。
｢相手にも意地もあるやろうし。あういうピッチャーを打ってほしいけど、(優勝がかかった普段と)違う雰囲気を、俺らも作ってしまったかもしれない｣
本拠地最終戦を終え、スタンドにあいさつする矢野燿大 2軍監督ら＝阪神甲子園球場
2軍調整中の攝津、中田らによるソフトバンクの 6人継投の前に、わずか 2安打。全員合わせて“通算｢２５６勝｣リレー”に完敗だった。 5回には先頭の板山がチーム初安打を放つも、続く今成の 2球目に盗塁失敗。突破口を開こうと自慢の足で仕掛けたが、この日は不発に。結局、 9回無死満塁から併殺崩れによる 1点だけ終わった。
これで本拠地での試合をすべて終え、22日からは広島との 3連戦(由宇)に舞台を移す。マジックは｢１｣で、雨天中止、引き分けでも｢優勝｣が決まるが当然、勝って決めたい。
｢今年ずっとやってきた俺ららしい試合を、やりきればいい｣
スタンドに手を振る矢野燿大 2軍監督＝阪神甲子園球場
泣いても笑っても残り 3試合。“矢野野球”の今年の集大成をみせ、全員で栄冠をつかみ取る。
★2644人の期待虚しく…
この日の甲子園には胴上げの瞬間を見届けようと、平日の昼間にもかかわらず2644人が駆けつけた。18日の夕方から先頭で待ち続けていたグループの一人、堺市の田中美代子さん(49＝自営業)は｢優勝を楽しみにしている。ここまで矢野さんががんばってきたので｣と話していたが、聖地で歓喜の瞬間を見ることはかなわなかった。
