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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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阪神金本監督の最終戦で勝利!有終の逆転勝ち!金本監督これぞ執念!会心“ラス闘”アニキ節でお別れ!

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中日は初回、先頭荒木雅博内野手(41)の安打からチャンスを作り、大島洋平外野手(32)の中前打で 1点先制。阪神は 2回、板山祐太郎外野手(24=亜細亜大學)の中前打で同点とした。中日は 5回、高橋周平内野手(24)の 2塁打で 1点勝ち越した。先発の柳裕也投手(24)は 6回 1失点で交代。プロ初先発の阪神竹安大知投手(24)は 5回 2失点で降板した。 阪神は 9回、四球と安打に敵失がからんで同点。試合は延長戦に入った。中日は引退する岩瀬仁紀投手(43)が 9回途中に登板した。 阪神が延長11回、中谷将大外野手(25)の左前打で勝ち越し、退任する金本知憲監督(50)の最終戦を飾った。中日は「7番手」の祖父江大輔投手(31)が打たれた。阪神藤川球児投手(38)が「5勝」目、中日祖父江が「2敗」目。阪神が今季限りで辞任を表明した金本知憲監督のラストゲームを勝利で飾った。金本監督に有終の白星を贈った。試合後は金本監督を先頭に選手らともに阪神ファンが陣取る敵地左翼スタンドへ。整列し帽子を取って一礼した。笑顔のラストタクト! 今季限りで辞任する金本知憲監督が、今季最終戦で中日相手に白星で飾った。 3年目の最後の最後でみせた「執念」での勝利に、試合後は柔らかな笑み。謝罪の言葉を繰り返し、若手の育成だけでは勝てなかった現状を痛感しつつ、静かにタテジマを脱いだ。耕し、種をまき、水をやり続けた。咲き続ける花ばかりではなくても、最後も「執念」は顔をのぞかせた。金本監督が、勝って、笑顔でタクトを置いた。左翼席に向かって整列し、帽子を取って深々と頭を下げる。現役時代の応援歌が聞こえた。志半ばに違いなかったが、虎が抱えてきた課題に全身全霊でぶつかった 3年間だった。すがすがしい表情で振り返った。「4位、2位」と来て、まさかの球団17年ぶりの「最下位」に沈み、11日に「辞任」が発表された。選手らに自らの言葉を伝えられたのは、この日の試合前だった。この日は 1点を追う 9回一死から陽川尚将内野手(27)が四球、大山悠輔内野手(23)が左前打でつなぎ、敵失で同点&延長戦に持ち込んだ。そして、延長11回二死 2塁では中谷が決勝の左前適時打。苦しんできた、かわいい教え子たちが、白星をもぎ取ってくれた。2017年には糸井嘉男外野手(37)を獲得したが、例年、助っ人砲が期待外れに終わった。今季は、大きな期待を背負って入団したウィリン・ロサリオ内野手(29)が「8発」の大誤算。「62勝79敗2分け」。「6位」。育成に力を注いだが、育成だけでは勝てないことを痛感させられ、虎を去る。最後は普段の「アニキ」の顔を見せ、虎に冗談とも本気ともつかない、メッセージを送った。ファンの声援に感謝し、ファンに申し訳ないと繰り返した。だが、最後だけいたずらっぽく笑い、金本監督はここで一旦、虎を去った。谷本球団本部長兼副社長が最終戦を観戦し、試合後のミーティングであらためて感謝を表した。

思いを込めた打球が左翼線のフェアゾーンに弾むのを確認すると、中谷は少しだけ表情を緩めた。延長11回にもつれ込む接戦。最終戦で「執念」をみせた。指揮官が理想とする足を絡めた攻撃を体現だ。 1- 2の 9回一死 1、 3塁は大山の 2盗が捕手の悪送球を誘い、 3塁走者の植田海内野手(22)が生還。延長11回は一死から中前打で出た植田が 2盗。二死 2塁から中谷が決勝の左前打を放った。自ら身ぶり手ぶりで指導し、我慢強く起用し続けてくれた虎将に、結果で恩返しをという思いで放った一打だった。金本監督の教えを胸に、来季こそチームを勝利へと導く大砲に成長する。

福留孝介外野手(41)が、中日時代の盟友、岩瀬、荒木の引退に涙にくれた。 2人の引退セレモニーに参加し、荒木に花束を手渡した際には人目をはばからずに涙を流した。 2人は1995年ドラフトで、ともに中日から「1位指名」を受けた間柄。中日がPL学園(大阪)の主砲だった福留を「1位指名」も、 7球団の競合で外し、「外れ1位」の東海大学付属相模高校(神奈川)・原俊介捕手(当時 3年)を外した末に熊本県立熊本工業高校の荒木を指名。福留は日本生命での 3年間を経て1998年に中日を逆指名して入団した。その際の「2位」が岩瀬。 3人とも「名球会」入りを果たした。

阪神が、今季限りで辞任する金本知憲監督の後任候補として一本化している矢野燿大2軍監督(49)に、今日13日にも宮崎県内で就任要請を行うことが12日、分かった。揚塩健治球団社長(58)が交渉役を務める。25日にドラフト会議を控え、外国人やFAなどの補強方針を決めるためにも新体制作りは急務。次期オーナー就任が決まった阪神電鉄の藤原崇起会長(66=球団オーナー代行)も、矢野体制発足へ「スピード決着」を求めた。風雲急を告げる阪神の監督人事が、南国の宮崎で動きだす。今日13日にも、揚塩球団社長が現地入りし、就任要請を行うことが判明した。前日11日に金本監督が今季「最下位」の責任を取って電撃辞任。球団も迅速に動き後任候補として今季、就任 1年目でファームを「日本一」に導いた矢野 2軍監督に絞り込んだ。同監督がフェニックス・リーグの指揮を執る宮崎に足を運び、誠意を伝える。チーム再建の歩みを停滞させるわけにいかない。11日に次期オーナー就任が判明した阪神電鉄の藤原崇起会長(66=次期オーナー)も、一夜明けの第一声で危機感をにじませた。スピード決着を望み、切迫感が現れた。揚塩健治球団社長がこの日に宮崎入りし、市内のホテルで約 1時間半に渡って会談。異例の「5年契約」の提示を受けたが、結論は保留したもよう。“解任”に近い形で金本知憲監督が辞任しただけに、受諾か否か、熟考を重ねていく。日が暮れ始めた午後 5時頃から始まった矢野-揚塩の直接会談。 3年間の金本政権が名古屋で終止符を打たれた直後、南国宮崎のホテルの一室でゴングがなった。虎の明日を占う“世紀の90分”。矢野新監督の誕生とはならなかった。監督選任権を持つ藤原次期オーナーも新監督決定のメドについても未定を強調。ファーストアタックで、矢野 2軍監督が即受諾することはなかったようだ。この日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で巨人に勝利した矢野 2軍監督は多くを語らなかった。会談後は姿を見せなかったが、藤原次期オーナーも“朗報”に期待した。すでに福原忍 2軍投手コーチ(41)、藤井彰人バッテリーコーチ(42)、藤本敦士内野守備走塁コーチ(41)の 3人の 1軍昇格も決定している。23日から秋季練習も始まり、25日にはドラフト会議もある。いつまでも“空白”を作るわけにもいかないが、球団からの誠意に熟考を重ね、最良の決断を下す。

記事をまとめてみました。

 

 

 <中日 2- 3阪神延長11回>◇25回戦◇阪神11勝14敗 0分◇13日◇ナゴヤドーム

 中日は初回、先頭荒木の安打からチャンスを作り、大島の中前打で 1点先制。阪神は 2回、板山の中前打で同点とした。

 中日は 5回、高橋の 2塁打で 1点勝ち越した。先発の柳は 6回 1失点で交代。プロ初先発の阪神竹安は 5回 2失点で降板した。

 阪神は 9回、四球と安打に敵失がからんで同点。試合は延長戦に入った。中日は引退する岩瀬が 9回途中に登板した。

 阪神が延長11回、中谷の左前打で勝ち越し、退任する金本監督の最終戦を飾った。中日は「7番手」の祖父江が打たれた。

 阪神藤川が「5勝」目、中日祖父江が「2敗」目。

 笑顔を見せる金本知憲監督=ナゴヤドーム

 阪神が今季限りで辞任を表明した金本知憲監督のラストゲームを勝利で飾った。今季ラストゲームとなった中日との一戦は、 1点を追う 2回 1、 2塁、「8番」板山の中前適時打で追いついた。同じく 1点を追う 9回、四球と安打に敵失が絡んで延長に持ち込んだ。11回二死 2塁、中谷が左翼へ決勝打。金本監督に有終の白星を贈った。

 試合後は金本監督を先頭に選手らともに阪神ファンが陣取る敵地左翼スタンドへ。

整列し帽子を取って一礼した。

 選手とともにスタンドへの挨拶する金本知憲監督=ナゴヤドーム

 阪神金本知憲監督が就任 3年間のラストゲームをものにした。 1点を追う 9回、大山の 2盗が相手の適時失策を誘って同点に。11回表に「5番」中谷が勝ち越し打を決めた。

 今季は17年ぶりの「最下位」に沈み、 2日前の11日に極めて“解任色”が強い形での辞任を発表していた。「育成と勝利」の両立を理想に掲げ、積極的に若手を起用してきた 3年間。「毎年勝つことを要求されるチームでしたけど、そこを思い切ってなるべく補強を避けて若い選手を作っていく、という面においては道半ばでした。これもプロ野球なんで、結果なんで仕方がないですね。選手はやってくれたんですけど、なかなか僕の力及ばずでファンの皆さんに申し訳ないです」と振り返った。

 最後は「だいぶ育成も終わったので、そろそろ補強で勝たれた方がよろしいと思います」と冗談めかして笑わせ、穏やかな表情のまま会見場を後にした。

 2018年10月13日 9回表阪神2死三塁、金本知憲監督は代打に福留孝介外野手を指名する=ナゴヤドーム

 笑顔のラストタクト! 今季限りで辞任する阪神・金本知憲監督が、今季最終戦で中日相手に白星で飾った。 3年目の最後の最後でみせた「執念」での勝利に、試合後は柔らかな笑み。「申し訳ない」と謝罪の言葉を繰り返し、若手の育成だけでは勝てなかった現状を痛感しつつ、静かにタテジマを脱いだ。

 耕し、種をまき、水をやり続けた。咲き続ける花ばかりではなくても、最後も「執念」は顔をのぞかせた。金本監督が、勝って、笑顔でタクトを置いた。左翼席に向かって整列し、帽子を取って深々と頭を下げる。現役時代の応援歌が聞こえた。志半ばに違いなかったが、虎が抱えてきた課題に全身全霊でぶつかった 3年間だった。

 ラスト采配を白星で飾り、笑顔でナインを出迎える金本知憲監督。左手にはウイニングボールが握られていた=ナゴヤドーム

 「きょうみたいな試合を、執念を出して勝ち取るという野球をやっていきたかったんですけど。なかなか本当に苦しいシーズンに終わってしまいました。全部僕が、指導というかね、そういう環境作りというかね、そういう能力がなかったからこういう結果になった。選手たちは本当に一生懸命やってくれました」

 すがすがしい表情で振り返った。「4位、2位」と来て、開幕前「これまでのチームでは一番強い」と言い切って臨んだ就任 3年目。まさかの球団17年ぶりの「最下位」に沈み、11日に「辞任」が発表された。選手らに自らの言葉を伝えられたのは、この日の試合前だった。

 試合前練習 グラウンド入りする金本知憲監督=ナゴヤドーム

 宿舎出発前に全選手、首脳陣、スタッフを集め「体を張ってみんなよく頑張ってくれた」、「力はあると思う」、「申し訳ない」と語りかけた。勝利と育成を同時に求めてきた。特に育成は、これまでの阪神に欠けていた大命題だったが、2016年に新人王を獲得した高山も、17年に「20本塁打」も、そのままレギュラーに定着させることは叶わなかった。春、秋のキャンプでも真正面から向き合い猛練習で成長を促したが、殻を突き破らせてやることはできなかった。だが、この日は 1点を追う 9回一死から陽川が四球、大山が左前打でつなぎ、敵失で同点&延長戦に持ち込んだ。そして、延長11回二死 2塁では中谷が決勝の左前適時打。苦しんできた、かわいい教え子たちが、白星をもぎ取ってくれた。

 試合前練習、中谷将大外野手に指導する金本知憲監督=ナゴヤドーム

 17年には糸井を獲得したが、例年、助っ人砲が期待外れに終わった。今季は「米大リーグ通算71発」で年俸 3億4000万円と、大きな期待を背負って入団したロサリオが「8発」の大誤算。「62勝79敗2分け」。「6位」。育成に力を注いだが、育成だけでは勝てないことを痛感させられ、虎を去る。最後は普段の「アニキ」の顔を見せ、虎に冗談とも本気ともつかない、メッセージを送った。

 「だいぶ育成も終わったんでね、そろそろ補強で勝たれたほうがよろしいと思います」

 ファンの声援に感謝し、ファンに申し訳ないと繰り返した。だが、最後だけいたずらっぽく笑い、金本監督はここで一旦、虎を去った。

 試合前、円陣を組む金本知憲監督ら阪神ナイン=ナゴヤドーム

◆金本監督の辞任について阪神・藤川球児投手

 「金本監督とは同じ時期にタイガースに戻ってきた。自分として、そろそろこういうポジション(クローザー)で勝負していきたいというのが出てきて、それを伝えようと思っていたところだった。チームのために自分が働ける場所を考えたときに、自分がもっと成長しないといけないと感じた」

◆阪神・能見篤史投手

 「悔しいしかない。申し訳ない気持ちもあるし。(ことしは中継ぎとして貢献)新しい発見はいろいろありましたけど、1年やっているわけでもないしね。(金本監督の辞任)一緒にやらせてもらって、すごいということは肌で感じていた。あまり力になれませんでした」

◆阪神・高橋聡文投手

 「前もって(荒木相手に)行くというのは言われていたので。いろんなことを思い出しながら投げました。(岩瀬も荒木も引退で)寂しい気持ちでいっぱいです。(降板時の拍手は)本当にすごい拍手をいただいて、すごくドラゴンズファンの方が温かいことも知っているので」

 試合前、ボードを掲げる阪神ファン=ナゴヤドーム

◆阪神・梅野隆太郎捕手

 「今までで最多の出場でしたし、悔しい気持ちはありますけど、今年辞める監督のこともあって、それ(期待)に応えられなかったという思いです。いろんな経験はできたので、打撃にしても言い方向に向かっているのかなというのはあるし、自信をもって来年へ向けてやっていきたい。(荒木を刺したが)もちろん盗塁をね、走ってくるというのも宣言していたし、プロなので。簡単に抜くことはできないし、自分の中ではよかったです」

◆阪神・高代延博作戦兼総合コーチ

 「まだ終わったばかり。僕から発信することはないです。少しゆっくりしたい」

◆金本監督辞任を受け阪神・久慈コーチ

 「(選手たちは)監督に 3年間チャンスをもらったからいい経験にできたと思うし、来年からつないでいかないと」

 試合前、中日・森繁和監督とメンバー表を交換する金本知憲監督=ナゴヤドーム

◆今季最下位に終わったチームについて阪神・香田勲男投手コーチ

 「結果を真摯に受け止めて、しっかり反省して来年に向かってしっかり修正点を明確にしながらやっていかないと」

◆阪神・山田勝彦バッテリーコーチ

 「梅野がこれだけ出られたということで、それだけでもよかった。監督が使ってくれたのでね。これを来年につなげてないと。本人も感じて、自覚してほしい。(自身の去就は)それは、まだまだ」

◆阪神・金村曉投手コーチ

 「結構大変なシーズンだったけど、(藤川)球児を中心にみんな頑張ってくれたので、こうやって(リリーフは)いい成績で終わることができた。(自身の去就は)それは僕が決めることじゃないので、まだ分からないです」

  2回、阪神・板山祐太郎外野手の安打で生還した大山悠輔内野手を迎える金本知憲監督=ナゴヤドーム

◇データBOX◇

◎…阪神の今季最終成績は「62勝79敗2分け」。「62勝」止まりは2012年の「55勝(75敗14分け)以来。「79敗」は2001年の「80敗(57勝3分け)」以来。

◎…今シーズンのチーム打率は「0.253」。昨季の「0.249」を上回ったが、2015年から 4年連続で「0.260」を下回った。 2リーグ制導入以降のチーム最高打率は2010年の「0.290」。最低は1971年の「0.220」。

◎…チーム防御率は「4.03」で、 4点台は2010年の「4.05」以来。 2リーグ制導入以降のチーム最高防御率は1956年の「1.77」。最低は1978年の「4.79」。

 試合後の会見を終え報道陣からの花束を受け取った金本知憲監督=ナゴヤドーム

 谷本球団本部長兼副社長が最終戦を観戦し、試合後のミーティングで口を開いた。「監督、コーチ、スタッフ、この悔しさを絶対に忘れずにやっていきましょうという話をしました」。延長戦の末に中谷の適時打で勝ったこの日の試合は「勝ってよかった。金本チルドレンが活躍して」と話し「(金本)監督は愛情があって、決断力もあって…。私にとっては最高の監督でした。一緒にやらせていただいて本当によかったと思います」とあらためて感謝を表した。

 

 延長11回、決勝打を放った中谷将大外野手。退任する金本知憲監督へ「執念」をみせた=ナゴヤドーム

 思いを込めた打球が左翼線のフェアゾーンに弾むのを確認すると、中谷は少しだけ表情を緩めた。延長11回にもつれ込む接戦。最終戦で「執念」をみせた。

 「結果が出ないなか使ってもらったので。最後ああいう形で打てたのはよかった」

 指揮官が理想とする足を絡めた攻撃を体現だ。 1- 2の 9回一死 1、 3塁は大山の 2盗が捕手の悪送球を誘い、 3塁走者の植田が生還。延長11回は一死から中前打で出た植田が 2盗。二死 2塁から中谷が決勝の左前打を放った。

 中谷将大外野手の適時打で生還した植田海内野手。金本知憲監督が求める足を絡めた攻撃だった=ナゴヤドーム

 昨季「20本塁打」を放ち、金本監督から主軸としての活躍を期待されていたが…。今季は「打率0.230、5本塁打」と苦しみ、 2軍落ちも経験。甘い球を見逃し、難しい直球に打ち負ける姿に将から「先が見えない」と厳しい言葉を投げかけられた。それでも自ら身ぶり手ぶりで指導し、我慢強く起用し続けてくれた虎将に、結果で恩返しをという思いで放った一打だった。

 「去年出させてもらって、監督のおかげで『20本』打てたと思うので感謝しかない。今年はふがいない成績で迷惑をかけたので、来年しっかり活躍できるようにやっていきたいです」  金本監督の教えを胸に、来季こそチームを勝利へと導く大砲に成長する。

 

 引退セレモニーで中日荒木雅博内野手に花束を贈る福留孝介外野手=ナゴヤドーム

 福留孝介外野手が、中日時代の盟友、岩瀬、荒木の引退に涙にくれた。 2人の引退セレモニーに参加し、荒木に花束を手渡した際には人目をはばからずに涙を流した。

  2人は95年ドラフトで、ともに中日から「1位指名」を受けた間柄。中日がPL学園(大阪)の主砲だった福留を「1位指名」も、 7球団の競合で外し、「外れ1位」の東海大相模(神奈川)・原俊介捕手(当時 3年)を外した末に熊本工の荒木を指名。福留は日本生命での 3年間を経て98年に中日を逆指名して入団した。その際の「2位」が岩瀬。 3人とも「名球会」入りを果たした。

 この日、ナゴヤドームを埋めたファンの青いユニホームを眺め「これだけたくさんのファンの前で、荒木といい、岩瀬さんといい、応援されて送り出されて、幸せなことだと思います」としみじみと語った。

 

 矢野燿大 2軍監督=阪神鳴尾浜球場 (2018年 7月10日撮影)

 阪神が、今季限りで辞任する金本知憲監督の後任候補として一本化している矢野燿大2軍監督(49)に、今日13日にも宮崎県内で就任要請を行うことが12日、分かった。揚塩健治球団社長が交渉役を務める。25日にドラフト会議を控え、外国人やFAなどの補強方針を決めるためにも新体制作りは急務。次期オーナー就任が決まった阪神電鉄の藤原崇起会長(球団オーナー代行)も、矢野体制発足へ「スピード決着」を求めた。

 風雲急を告げる阪神の監督人事が、南国の宮崎で動きだす。今日13日にも、揚塩球団社長が現地入りし、就任要請を行うことが判明した。前日11日に金本監督が今季「最下位」の責任を取って電撃辞任。球団も迅速に動き後任候補として今季、就任 1年目でファームを「日本一」に導いた矢野 2軍監督に絞り込んだ。同監督がフェニックス・リーグの指揮を執る宮崎に足を運び、誠意を伝える。

 チーム再建の歩みを停滞させるわけにいかない。11日に次期オーナー就任が判明した阪神電鉄の藤原会長も、一夜明けの第一声で危機感をにじませた。大阪市内の電鉄本社で後任監督人事について「早く決めてもらわないといけないですね」と球団に要望。「やっぱり、早くやったことに越したことはないのは私らもよく分かる」。スピード決着を望み、切迫感が現れた。

 矢野燿大 2軍監督=KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎

 阪神・矢野燿大 2軍監督が来季の 1軍監督就任要請を受けたことが13日、分かった。揚塩健治球団社長がこの日に宮崎入りし、市内のホテルで約 1時間半に渡って会談。異例の「5年契約」の提示を受けたが、結論は保留したもよう。“解任”に近い形で金本知憲監督が辞任しただけに、受諾か否か、熟考を重ねていく。

 日が暮れ始めた午後 5時頃から始まった矢野-揚塩の直接会談。 3年間の金本政権が名古屋で終止符を打たれた直後、南国宮崎のホテルの一室でゴングがなった。虎の明日を占う“世紀の90分”。矢野新監督の誕生とはならなかった。

 会談後はともに取材対応はなし。球団サイドが「何もお伝えすることはありません」と説明したのみだった。監督選任権を持つ藤原次期オーナー(電鉄会長)も午後 9時に兵庫県内で取材に応じ、「僕の方へはまだ何もありません。(球団社長の)揚塩君や阪神タイガースに任せると言うておりますので、きっちりした、そういう風な形ができて、言うてくると思います」と話し、新監督決定のメドについても未定を強調。ファーストアタックで、矢野 2軍監督が即受諾することはなかったようだ。

 空路宮崎入りした揚塩健治球団社長。交渉会場の選手宿舎へと直行した

 異例の交渉劇だった。揚塩社長が伊丹空港から午後 1時10分発の航空機で宮崎へ。午後 2時15分過ぎ、宮崎に到着した際も待ち構えた報道陣に対し、タクシーの乗り場を確認するぐらいで、あとは無言を貫いた。谷本球団副社長兼本部長ら他の球団幹部も 1軍今季最終戦の中日戦(ナゴヤドーム)に滞在しており、今回は単身。球団関係者によると、 1対 1で矢野 2軍監督を説得したとみられる。

 交渉の詳細についてはカーテンの向こう。もちろん、球団トップとして今回の金本解任劇になった経緯を説明するのは当然で、提示した契約は 5年の大型契約。 1軍監督未経験の指導者にいきなり 5年を約束するのは極めて珍しく、巨人・長嶋監督、王監督に匹敵するものだった。

 しかし、同じ1968年生まれで、東北福祉大からともにプレーしていた金本監督は、今季 3年契約を新たに結んだばかりだったが、電鉄本社の意向もあり解任に近い形で辞任。しかも、退任を決断した10日夜、谷本球団本部長らと宮崎市内で会談し、 1軍ヘッド格就任を内諾していた。それから、わずか 3日後の監督就任要請。“誠意”の長期契約を提示され、熱い言葉で説得されても、すんなりとは受け入れられなかったとみられる。

 ベンチで笑顔の矢野燿大 2軍監督=KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎

 この日、サンマリン宮崎で巨人に勝利した矢野2軍監督は試合前に「何も話せることはないよ。 5年(契約)か。わからんもんやなぁ」とつぶやき、試合後も「(交渉については)社長に聞いてください」と多くを語らなかった。会談後は姿を見せなかったが、藤原次期オーナーも「待ちます」と“朗報”に期待した。

 すでに福原 2軍投手コーチ、藤井バッテリーコーチ、藤本内野守備走塁コーチの 3人の 1軍昇格も決定している。23日から秋季練習も始まり、25日にはドラフト会議もある。いつまでも“空白”を作るわけにもいかないが、球団からの誠意に熟考を重ね、最良の決断を下す。

★近年の監督交代VTR

◆星野仙一:2001年12月 6日、野村監督が、沙知代夫人の脱税容疑での逮捕を受けて辞任。12日に、この年限りで中日監督を退任した星野氏に久万オーナー、野崎球団社長が就任要請。18日に発表された。

 練習を見守る矢野燿大 2軍監督(右)=KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎

◆岡田彰布:2003年10月15日、星野監督が日本シリーズの前に健康上の理由で辞任を久万オーナーに伝え、岡田守備・走塁コーチを後任に指名。日本シリーズ終了翌日の28日に久万オーナーが正式要請し、同日に岡田新監督が誕生した。

◆真弓明信:2008年10月11日、岡田監督が「世紀のV逸」の責任を取って辞意。坂井オーナーが16日に南球団社長らとトップ会談を行って真弓氏招へい案をまとめ、23日に正式要請。27日に発表された。

◆和田 豊:2011年10月16日に真弓監督の退任を発表。南球団社長がシーズン最終カードとなった22日からの広島 3連戦(マツダ)に帯同し、和田打撃コーチに監督就任を要請。28日に和田政権が発足した。

◆金本知憲: 9月30日に和田監督の退任を発表。10月 1日に金本氏へ就任要請を行った後も 2度の直接交渉を続け、17日に南球団社長に受諾の連絡が入り、19日に金本新監督が誕生。

 

 

 

 2018年公式戦順位表

 

 2018年交流戦順位表

 

 2018年CSシリーズ開催日程

 

 2018年 公式戦 日程と結果(09月)

 

 2018年 公式戦 日程と結果(10月)

 

 

 

 

   

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