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ソフトバンク工藤監督連勝宣言!ソフトバンク10点先勝でタイ!4回打者9人5点でエース菊池雄星KO

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CSファイナルステージ突破に向け、ソフトバンクが「中 4日」の“特攻ローテ”を組むことになった。今日17日にリーグ王者・西武とのCSファイナルステージが開幕。初戦のリック・バンデンハーク投手(33)以降、第 2戦からはアリエル・ミランダ投手(29)、千賀滉大投手(25)、東浜巨投手(28=亜細亜大學)のファーストステージでの先発 3投手が全員中 4日で先発マウンドに上がる見込みだ。苦肉の策だが、背に腹は代えられない。北海道日本ハムとのファーストステージ突破から中 1日。福岡から空路上京した工藤公康監督(55=元投手)は、「4連勝」での突破を誓った。CSは 4人の先発投手で回している。西武に「1勝」のアドバンテージがあるCSファイナルステージでは、初戦はもちろん、どの試合も黒星を喫するわけにはいかない。投手陣に期待した。ミランダ、千賀、東浜…。CSファーストステージでは 3人とも白星を挙げられなかったが、獅子退治に、最後の力を振り絞る。

ソフトバンクは 1回、柳田悠岐外野手(30)の適時打で 1点を先制。西武は 3回、源田壮亮内野手(25)の「適時3塁打」で同点とし、浅村栄斗内野手(27)の中前打で逆転した。ソフトバンクは 4回、川島慶三内野手(35)、上林誠知外野手(23)、ユリスベル・グラシアル内野手(33)の連続適時打で 5点。西武は 4回に栗山巧外野手(35)の「1号ソロ」、 6回は山川穂高内野手(26)の「1号ソロ」で反撃。ソフトバンクは 7回にも 3点を追加し、先勝。アドバンテージを含め「1勝1敗」とした。西武は先発菊池雄星投手(27)が 5回 6失点と崩れた。ソフトバンク・バンデンハークが「1勝」目。西武菊池が「1敗」目。西武の「2番手」以降の投手からも 4点を追加。工藤監督は、山賊打線が反撃できないように、攻め続けた打線をほめた。先発バンデンハークやリリーフ陣の踏ん張りもねぎらった。「パ・リーグ2位」から勝ち上がったソフトバンクが、10年ぶりに「リーグ制覇」した西武に10- 4で勝った。「1番・2塁」で先発起用された川島慶三内野手(35)が 3安打 3打点と躍動した。「リーグ優勝」チームには「1勝のアドバンテージ」があるため、ソフトバンクと西武は「1勝1敗」の五分となった。前半は足に痛みを抱えて戦った。練習でスパイクを履くのをためらうほどで、首脳陣は何度も登録抹消を検討。代替選手を球場に呼んだこともあったが、ベンチに残し続けた。主力の一人は尊敬する。明るさだけでなく、的確な声で雰囲気を作る最強のムードメーカーは、この勝利後も全体を見渡した。まだアドバンテージを含めて「1勝1敗」だが、 9月に「5連敗」したメットライフドームでの姿とは大違い。西武のお株を奪う「16安打10得点」。雪辱への決意を一丸で示した。

柳田悠岐外野手が第 1打席に先制適時打で流れを呼び込んだ。 1回二死 3塁で菊池が投じた 153キロの直球を引っ張って右前打。ファーストステージ第 1戦でも初打席で同点適時打を放ったが、その後はヒットが出ずに 9打数 1安打に終わった。

ソフトバンク川島慶三内野手が、「1番」起用に応え、決勝タイムリーを含む 3安打 3打点の活躍でCS先勝へ導いた。 1点を追う 4回、二死満塁のチャンスで西武菊池から逆転の「2点適時左前打」を放った。 7回にも10点目となるタイムリーで試合を決定づけた。菊池には今季レギュラーシーズン最後の対決となった 9月28日に通算19試合目で「初白星」を献上した。しかし「下克上日本一」を狙う大事な初戦で、豪快にKOを食らわせた。戦列を離れていた内川聖一内野手(36)がファイナルシリーズから復帰し代打でいきなり中前打。「2年連続日本シリーズ進出」へ声をはずませた。ソフトバンクは 7回に代打策も的中。一死 1、 2塁で代打内川が中前打で満塁とし、代打長谷川が 2点適時打を放つなど、 3点を加点。今季リーグトップの代打成功率を誇る代打陣がCSでも勝負強さを発揮した。ソフトバンク先発のバンデンハークは 6回 4失点。 7回から武田翔太投手(25)、嘉弥真新也投手(28)、加治屋蓮投手(26)でつなぎ、最後は森唯斗投手(26)で締めくくり、まずは「1勝」をもぎ取った。

8月中旬から体調不良や右肩痛で戦線離脱が続き、前日16日に合流した内川が復帰後初打席で安打を放った。 7回一死 1、 2塁の追加点機に昨年 6月30日以来となる代打で初球を中前へ運び、この回の 3得点につなげた。安打製造機はガッツポーズで喜んだ。レギュラーシーズンは 2度も離脱し、71試合の出場にとどまり「打率2割4分2厘、8本塁打」と苦しんだ。ただ、CSで過去 3度も「最優秀選手」に選ばれているベテランの復帰はチームにとって心強い。

ソフトバンクのバンデンハークが 6回 4失点と粘って勝利投手となり笑顔だった。栗山、山川に「ソロ本塁打」を許したが、 150キロ台中盤の速球でぐいぐいと押した。

記事をまとめてみました。

 

 工藤公康監督(右)の前でキャッチボールする東浜巨投手

 CSファイナルステージ突破に向け、ソフトバンクが「中 4日」の“特攻ローテ”を組むことになった。今日17日にリーグ王者・西武とのCSファイナルステージが開幕。初戦のバンデンハーク以降、第 2戦からはミランダ、千賀、東浜のファーストステージでの先発 3投手が全員中 4日で先発マウンドに上がる見込みだ。

 苦肉の策だが、背に腹は代えられない。日本ハムとのファーストステージ突破から中 1日。「 1つも落とさないつもりで戦う。西武は打って打って、勝ってきている。投手が勇気を持って投げ込んでいけるかがカギになる」。この日、福岡から空路上京した工藤監督は、「4連勝」での突破を誓った。CSは 4人の先発投手で回している。西武に「1勝」のアドバンテージがあるCSファイナルステージでは、初戦はもちろん、どの試合も黒星を喫するわけにはいかない。「まずは投手が前半に抑えて。自分たちのペースで試合ができるようにね」と投手陣に期待した。

 ミランダ、千賀、東浜…。CSファーストステージでは 3人とも白星を挙げられなかったが、獅子退治に、最後の力を振り絞る。

 

 

 パCSファイナルステージ<西武 4-10ソフトバンク>◇第 1戦◇西武 1勝 1敗 0分◇17日◇メットライフドーム

 ソフトバンクは 1回、柳田の適時打で 1点を先制。西武は 3回、源田の「適時3塁打」で同点とし、浅村の中前打で逆転した。

 ソフトバンクは 4回、川島、上林、グラシアルの連続適時打で 5点。西武は 4回に栗山の「1号ソロ」、 6回は山川の「1号ソロ」で反撃。

 ソフトバンクは 7回にも 3点を追加し、先勝。アドバンテージを含め「1勝1敗」とした。西武は先発菊池が 5回 6失点と崩れた。  ソフトバンク・バンデンハークが「1勝」目。西武菊池が「1敗」目。

 円陣を組むソフトバンクナイン。中央は声を出す柳田悠岐外野手=メットライフドーム

  202発打線のソフトバンクが本塁打なしの「16安打10得点」の猛攻で第 1戦を快勝した。「1位」西武のアドバンテージを含め「1勝1敗」のタイとなった。

 工藤公康監督は「初戦は本当に大事。それを取れたのは、選手がよく頑張ってくれたということ。ここからもう 1度、どちらかがあと三つ勝つか。まずは明日。先を見ずに」と喜んだ。

 菊池を 4回に攻略。 5回 6失点でKOさせた。シーズン最後に対戦した 9月28日に通算19度目で「初白星」を献上したが、大事なCSファイナル初戦でやり返した。

 西武の「2番手」以降の投手からも 4点を追加。工藤監督は「 5点を奪ったので、そのままというよりは、みんながもっと点を取るんだと分かっていた」と、山賊打線が反撃できないように、攻め続けた打線をほめた。「あの(西武)打線に 4点なら上等。バンデンハークも我慢して投げてくれた」と、先発バンデンハークやリリーフ陣の踏ん張りもねぎらった。

 リック・バンデンハーク投手(左)を出迎える工藤公康監督=メットライフドーム

 「パ・リーグ2位」から勝ち上がったソフトバンクが、10年ぶりに「リーグ制覇」した西武に10- 4で勝った。「1番・2塁」で先発起用された川島慶三内野手が 3安打 3打点と躍動した。「リーグ優勝」チームには「1勝のアドバンテージ」があるため、ソフトバンクと西武は「1勝1敗」の五分となった。

 ナインを鼓舞するように手をたたき、ベンチに向けた笑顔が勇気を与えた。精神的支柱の活躍で、ソフトバンクが「下克上」へ加速。このCS初スタメンで「1番」に座った川島が胸を張った。

 「第 1戦でエースの菊池くん。そこを潰して勝ち上がるイメージをみんなで持っていました」  逆転を許した直後の 4回二死満塁で、スライダーを捉えて左前へ。「逆転2点打」で流れが一変した。「3連続適時打」で一挙 5点。 9月28日(メットライフ)に通算19度目の対戦で「初白星」を献上した菊池に再び土をつけた。

  4回「二死満塁」から左前適時打を放った=メットライフドーム

 敗れた前回対戦と「1、2番」を入れ替えた。打線好調のファーストステージからも大幅な組み替え。同じくCS初スタメンの西田も 2出塁で、 4回の右前打は逆転を呼んだ。特に 3安打 3打点の川島の先発出場は 8月以降は 1度だけ。さえ渡った工藤監督は、対左腕対策という理由以上の信頼を寄せている。

 「何とかしてくれると常に思っている。出ているときだけでなく、ベンチでの声かけも、どれだけ助けられるか。絶対に必要な選手。チームのことを一番に考えてくれて、僕も彼に頼っている。彼がいてよかった」

 前半は足に痛みを抱えて戦った。練習でスパイクを履くのをためらうほどで、首脳陣は何度も登録抹消を検討。代替選手を球場に呼んだこともあったが、ベンチに残し続けた。主力の一人は「首脳陣と選手のパイプ役。川島さんがいないとチームが回らない」と尊敬する。明るさだけでなく、的確な声で雰囲気を作る最強のムードメーカーは、この勝利後も全体を見渡した。

  4回に川島慶三内野手(背番号4)の 2点打で逆転し、ソフトバンクのベンチに笑顔があふれた=メットライフドーム

 「首脳陣がベストメンバーを選ぶし、僕は出たとこ勝負。代打に長谷川(勇)と内川さん。厚みは増しました。いけます、いきます!」

 まだアドバンテージを含めて「1勝1敗」だが、 9月に「5連敗」したメットライフドームでの姿とは大違い。西武のお株を奪う「16安打10得点」。雪辱への決意を一丸で示した。

■ 7回に代打で放った中前適時打にソフトバンク・長谷川勇也外野手

 「ゲッツー(併殺打)だと思った」

■ 6回 4失点で白星。来日 4年目で「CS通算4勝負けなし」としたソフトバンク・リック・バンデンハーク投手

 「ストライク先行で攻められた。最終的に勝てたのが一番」

  7回、適時打を放ったソフトバンク・川島慶三内野手=メットライフドーム

◇データBOX◇

〔1〕「公式戦2位」のソフトバンクが第 1戦に勝ち、対戦成績を「1勝1敗(西武にアドバンテージの1勝)」とした。日本シリーズ出場をかけたプレーオフ、CSで「1勝1敗」に追いついたケースは13度目。過去12度のうち、追いついた球団が日本シリーズに進出したのは、1975年の阪急、2004年の西武、2010年のロッテ、2014年の阪神の 4度で、突破率は「33.3%(パでは 7度中 3度で、突破率は42.9%)」。

〔2〕パの2004年以降のプレーオフ、CSでファイナルステージ第 1戦に勝ったケースは過去14度うち日本シリーズに12度進出(敗退は2004年のダイエー、昨年の楽天)、「突破率85.7%」。下位球団が第 1戦に勝ったのは2005年のロッテ(2位)、2010年のロッテ(3位)、昨年の楽天(3位)の 3度。

 勝利してファンの声援に応えるソフトバンク・川島慶三内野手=メットライフドーム

〔3〕ソフトバンクの「2桁得点」は2006年第 1ステージ第 2戦(○11- 3西武)以来12年ぶり 2度目。

◇川島 慶三(かわしま・けいぞう)

 1983(昭和58)年10月 5日生まれ、35歳。長崎県出身。佐世保実業高校から九州国際大學を経て、2006年「大学生・社会人ドラフト3巡目」で北海道日本ハム入団。2008年にヤクルト、2014年にソフトバンクへトレードで移籍。2017年のDeNAとの日本シリーズでは史上 4度目となる「サヨナラ日本一」を自らのバットで決めた。今季成績は91試合に出場、「打率0.268、3本塁打、16打点」。通算成績は 712試合に出場、「打率0.247、30本塁打、151打点」。 1メートル71、73キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸7000万円。背番号「4」。

 プレーオフ、CSで「1勝1敗」のケース

 ソフトバンクが16安打10得点と爆発し、CSファイナルS第1戦を快勝した。西武先発菊池雄星を攻略し、西武のアドバンテージを含め「1勝1敗」のタイに。球団史上初の下克上日本一へ、勢いに乗せる「1勝」となった。

   ◇   ◇   ◇

▼ソフトバンクがプレーオフ、CSで球団最多となる16安打(過去最多は15安打が 2度)。本塁打なしで 2桁得点はプレーオフ、CSで初めてとなった。 4回には一挙 5点で逆転。北海道日本ハムとのファーストステージ第 1戦の 1回にも 5点を挙げており、 1イニング 5点以上のビッグイニングを同一シーズンのプレーオフ、CSで 2度マークしたチームは初めて。

▼「公式戦2位」のソフトバンクが勝利。日本シリーズ進出をかけたプレーオフ、CSで「1勝1敗」に追いついたのは延べ13チーム目。過去12チームのうちシリーズ進出は1975年阪急、2004年西武、2010年ロッテ、2014年阪神の 4チームで突破率33%。

 

  1回、適時打を放ったソフトバンク・柳田悠岐外野手=メットライフドーム

 柳田が第 1打席に先制適時打で流れを呼び込んだ。 1回二死 3塁で菊池が投じた 153キロの直球を引っ張って右前打。「ここではやられっ放し( 9月にメットライフで「5連敗」)だった。みんなで束になっていった」と胸を張った。ファーストステージ第 1戦でも初打席で同点適時打を放ったが、その後はヒットが出ずに 9打数 1安打に終わった。「気にしていなかった。あと 3つ勝ちたい」と笑顔でバスに乗り込んだ。

 

 勝利しマウンド上でハイタッチをするソフトバンクナイン=メットライフドーム

 ソフトバンク川島慶三内野手が、「1番」起用に応え、決勝タイムリーを含む 3安打 3打点の活躍でCS先勝へ導いた。

  1点を追う 4回、二死満塁のチャンスで西武菊池から逆転の「2点適時左前打」を放った。 7回にも10点目となるタイムリーで試合を決定づけた。

 「第 1戦目に西武のエースという菊池雄星君が投げてくるんで、そこを潰して僕らが勝ち上がることそのイメージを持って、みんなで勝った『1勝』だと思います。( 3安打は)たまたまです。打撃コーチの言うことを聞く。それだけです」と勝利を喜んだ。

 さらに戦列を離れていた内川がファイナルシリーズから復帰し代打でいきなり中前打。「代打に長谷川、内川さん、厚み増しました。いけます。いきます」と「2年連続日本シリーズ進出」へ声をはずませた。

  4回表ソフトバンク2死満塁、川島慶三内野手は左前に逆転2点適時打を放ちガッツポーズ=メットライフドーム

 ソフトバンク打線が得意の西武菊池を攻略した。 1点リードされた 4回二死満塁。「1番」川島慶三内野手が左前へ「逆転の2点適時打」。「打ったのはカットボール。逆転されて、すぐだったので、逆転できてよかった」と 1塁ベース上で喜びを爆発させた。

 さらに続く上林が同じくカットボールをとらえ、中堅手秋山の横を抜ける 2点 3塁打。「(川島)慶三さんが打って逆転した後でしたが、追加点がほしいところだったので、打ててよかった」。「3番」グラシアルもカットボールを強烈な打球で 3遊間を破る適時打を放った。 4回に打者 9人、二死から一気に 5点を奪った。菊池は 5回、 104球で 6失点で降板。

 菊池には今季レギュラーシーズン最後の対決となった 9月28日に通算19試合目で「初白星」を献上した。しかし「下克上日本一」を狙う大事な初戦で、豪快にKOを食らわせた。

  5回、西武・金子侑司外野手の打球を好捕するソフトバンク・川島慶三内野手=メットライフドーム

 「シーズン2位」でCSファーストステージを勝ち上がったソフトバンクが16安打10得点の猛攻で、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを先勝、西武の「アドバンテージ1勝」を含め通算「1勝1敗」となった。

 ソフトバンクが先手を取った。 1回二死、「3番」グラシアルが「左翼フェンス直撃の2塁打」。暴投で 3塁に進塁し「4番」柳田が右前適時打で先制した。柳田はCSファーストステージ 3試合で 9打数 1安打と苦しんだが、貴重な先制点をもたらした。

 西武も 3回に反撃。二死 1塁から源田の「右翼への適時3塁打」で同点、浅村の適時中前打で一時は勝ち越した。

 ファンの声援に応える川島慶三内野手=メットライフドーム

 ソフトバンクは 4回に打線が爆発。二死 1塁から西田と甲斐がつないで満塁とし、「1番」川島が逆転の 2点適時打。さらに上林が「2点適時3塁打」、グラシアルが適時打と 3者連続タイムリー。打者 9人の猛攻でこの回一挙 5点を奪ってリードを 4点に広げた。

  9年目でCSファイナルステージ初先発の西武菊池は 5回 6失点で降板。苦手のソフトバンク戦では、 9月28日にプロ初勝利を挙げたが、 2試合連続でソフトバンクから白星を挙げることはできなかった。

 ソフトバンクは 7回に代打策も的中。一死 1、 2塁で代打内川が中前打で満塁とし、代打長谷川が 2点適時打を放つなど、 3点を加点。今季リーグトップの代打成功率を誇る代打陣がCSでも勝負強さを発揮した。

 ソフトバンク先発のバンデンハークは 6回 4失点。 7回から武田、嘉弥真、加治屋でつなぎ、最後は森で締めくくり、まずは「1勝」をもぎ取った。

 

  7回、代打で登場したソフトバンク・内川聖一内野手は中前打を放った=17日午後、埼玉県所沢市・メットライフドーム

  8月中旬から体調不良や右肩痛で戦線離脱が続き、前日16日に合流した内川が復帰後初打席で安打を放った。 7回一死 1、 2塁の追加点機に昨年 6月30日以来となる代打で初球を中前へ運び、この回の 3得点につなげた。安打製造機は「緊張した。バットを出したら当たった」とガッツポーズで喜んだ。

  7回、安打を放ったソフトバンク・内川聖一内野手=メットライフドーム

 右肩痛などで戦列を離れていたソフトバンクの内川が復帰初戦の 7回一死 1、 2塁で代打に起用されると安打を放った。平井の初球を鮮やかに中前へはじき返し「バットを出したら当たった。緊張した」と笑みを浮かべた。

 レギュラーシーズンは 2度も離脱し、71試合の出場にとどまり「打率2割4分2厘、8本塁打」と苦しんだ。ただ、CSで過去 3度も「最優秀選手」に選ばれているベテランの復帰はチームにとって心強い。「力になれれば」と短い言葉で第 2戦に目を向けた。

 

 先発のソフトバンク・リック・バンデンハーク投手=メットライフドーム

 ソフトバンクのバンデンハークが 6回 4失点と粘って勝利投手となり「チームに感謝している。勝てたことがよかった」と笑顔だった。

 栗山、山川に「ソロ本塁打」を許したが、 150キロ台中盤の速球でぐいぐいと押した。「ストライク先行で、ゾーンの中で勝負していくことが大事だと思った。自分の仕事ができた」とうなずいた。

 

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