●陸上女子ホッケーの河村元美(22＝コカ・コーラ)が始球式に登場した。真っ赤な所属チームのユニホーム姿でマウンドへ。思い切りよく右腕を振ったが、ボールは左バッターボックス側へ転々と転がってしまった。思わず右手で口元を覆いながら、苦笑いをした。
●広島が、クライマックスシリーズ(ＣＳ)ファイナルステージの第 3戦を制し、｢３連勝｣で 2年ぶり 8度目の｢日本シリーズ｣進出を決めた。広島が序盤で 3点を先制した。 2回にアレハンドロ・メヒア内野手(25)、野間峻祥外野手(25)の｢連続２塁打｣から 2点を挙げ、 3回は丸佳浩外野手(29)の｢右翼席へシリーズ2本目となるソロ｣で 3点目を追加した。巨人は次打者の鈴木誠也外野手(24)に四球を与えたところで、先発今村信貴投手(24)に代えて野上亮磨投手(31)を｢２番手｣として送り出した。広島は 5回二死満塁から、巨人坂本勇人内野手(29)の失策で 2点を追加。巨人は 6回二死 2塁からケーシー・マギー内野手(36)の適時打で 1点を返した。巨人は 8回二死 1、 2塁の好機で岡本和真内野手(22)が 1邪飛に倒れ、得点できなかった。広島が 2年ぶりの｢日本シリーズ｣進出を決めた。広島 6回途中から岡田明丈投手(24)、一岡竜司投手(27)、ジェイ・ジャクソン投手(30)でつなぎ、最後はヘロニモ・フランスア投手(25)が締めくくった。今季限りで退任を表明している巨人高橋由伸監督(43)はこの試合がラスト采配になった。広島は34年ぶりの｢日本一｣を目指して、｢日本シリーズ｣を戦う。広島九里亜蓮投手(27＝亜細亜大學)が｢１勝｣目、巨人今村は｢１敗｣目。緒方孝市監督(49)はグラウンドでのインタビューでたたえた。
●広島の丸佳浩外野手が 3回、チーム 3点目となる今シリーズ｢２号ソロ｣を放った。真ん中付近のスライダーを右翼席へ豪快に運んだ。｢セ・リーグ３連覇｣の広島が｢レギュラーシーズン３位｣から勝ち上がった巨人を 5－ 1で下して｢３連勝｣。｢リーグ優勝｣による｢１勝のアドバンテージ｣を含めて｢４勝｣とし、 2年ぶり 8度目の｢日本シリーズ｣進出(27日開幕)を決めた。次は34年ぶりの｢日本一｣を目指す。巨人の下克上を阻止して 2年ぶりに｢日本シリーズ｣行きの切符を手にした。その立役者は丸だ。チーム 3点目となる｢豪快なソロ｣を放ち、貴重な追加点をたたき出した。昨年は｢セ・リーグＭＶＰ｣に輝いたが、ＤｅＮＡとのＣＳファイナルステージでは 5試合で｢打率０．２５０、１本塁打、３打点｣と不発。チームも初戦に勝利後、｢４連敗｣を喫して敗退したが、今年は“逆シリーズ男”の汚名を返上した。レギュラーシーズン後には東出輝裕(元内野手＝38)、迎祐一郎(元外野手＝36)両打撃コーチの発案で球団スタッフが野手それぞれが主役の今季の安打シーンのみを収録した｢打率１０割ＤＶＤ｣の制作した。例年はシーズン終了後に野手に配布していたが｢ＣＳ前に良いイメージを持ってほしい｣と前倒し。丸にも好影響を与えた。一昨年は北海道日本ハムとの｢日本シリーズ｣、昨年はＤｅＮＡとのＣＳファイナルステージで敗退。だが、今年は無傷の｢３連勝｣で勢いが違う。レギュラーシーズン、そしてＣＳファイナルステージでも絶好調の｢３番打者｣が｢３４年ぶりの日本一｣のミッションをやり遂げる。
●菊池涼介内野手(28)がクライマックスシリーズ・ファイナルステージのＭＶＰに選出された。前日18日の第 2戦で、新井貴浩内野手(41)の同点打に続いて｢決勝の３ラン｣。ファイナルSの流れを決めた上に、全 3戦にわたって再三の好守で投手を助け続けた。試合後の会見では何度も新井の名前を挙げ、敬愛するお兄ちゃんに感謝した。この日も、打撃ではきっちり 2犠打をマーク。守備でも難しいゴロをいとも簡単に処理するなど、再三の好守でファンを魅了した。 2年前敗れた雪辱の舞台へ意気込んだ。
●先発の九里が 6回途中まで 3安打 1失点。｢リーグ３連覇｣を決めた 9月26日のヤクルト戦で 8回無失点と好投した長身右腕が、再び節目の勝利に貢献し、静かに意気込んだ。
●今季限りで現役を引退する広島の新井は、最後の大舞台へ臨む。この日は出場機会はなかったが、 2年ぶりの｢日本シリーズ｣進出が決まりチームメートに感謝した。第 2戦では代打で同点 2塁打を放つなど、まだまだ健在。チーム一丸で、34年ぶりの｢日本一｣へと突き進む後輩たちの姿には笑顔を見せた。
記事をまとめてみました。
セＣＳファイナルステージ＜広島 5－ 1巨人＞◇第 3戦◇広島 4勝 0敗 0分◇19日◇Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称：｢マツダスタジアム｣)
陸上女子ホッケーの河村元美(コカ・コーラ)が始球式に登場した。 真っ赤な所属チームのユニホーム姿でマウンドへ。思い切りよく右腕を振ったが、ボールは左バッターボックス側へ転々と転がってしまった。思わず右手で口元を覆いながら、苦笑いをした。
人生初の始球式を終え｢緊張しました。こんなにたくさんのお客さんがいる中で前に出ることはないので、いい経験になりました｣と笑顔で振り返った。
大阪出身ということもあり、阪神にも所属していた広島新井のファン。｢今日の試合が大事になると思うので、しっかり勝ってもらいたいです。私も20年東京五輪に向けて頑張りたいです｣と話した。
始球式をする河村元美選手
広島が序盤で 3点を先制した。 2回にメヒア、野間の｢連続２塁打｣から 2点を挙げ、 3回は丸の｢ソロ｣で 3点目を追加した。
広島は 5回二死満塁から、巨人坂本の失策で 2点を追加。巨人は 6回二死 2塁からマギーの適時打で 1点を返した。
巨人は 8回二死 1、 2塁の好機で岡本が 1邪飛に倒れ、得点できなかった。広島が 2年ぶりの｢日本シリーズ｣進出を決めた。
広島九里が｢１勝｣目、巨人今村は｢１敗｣目。
3回裏広島二死、丸佳浩外野手は右越え本塁打を放ち、九里亜蓮投手らに迎えられる＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
広島が、クライマックスシリーズ(ＣＳ)ファイナルステージの第 3戦を制し、｢３連勝｣で 2年ぶり 8度目の｢日本シリーズ｣進出を決めた。
広島が連勝中の勢いのままに先手を奪った。 2回無死 2塁、野間が右翼線に｢適時２塁打｣を放った。今季は 4年目にして初の規定打席に到達した若武者が、大事な一戦でもバットで成長ぶりを示した。さらに安部の 1ゴロの間に 2点目を奪った。 3回には広島丸が｢右翼席へシリーズ2本目となるソロ｣を放った。巨人は次打者の鈴木に四球を与えたところで、先発今村に代えて野上を｢２番手｣として送り出した。
5回裏広島二死満塁、野間峻祥外野手の打球を遊撃手坂本勇人内野手が後逸し的失策となり丸佳浩外野手(手前)と田中広輔内野手が生還する＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
広島は 5回二死満塁で野間の打球を坂本が後逸し、さらに 2点を加えた。巨人は 6回に反撃。一死から坂本が 2塁打を放って出塁。ここまで広島先発の九里にノーヒットノーランペースで投げ進めていたが、主将の一打で止めると、｢３番｣マギーの適時打で 1点を返した。
広島 6回途中から岡田、一岡、ジャクソンでつなぎ、最後はフランスアが締めくくった。今季限りで退任を表明している巨人高橋監督はこの試合がラスト采配になった。
広島は34年ぶりの｢日本一｣を目指して、｢日本シリーズ｣を戦う。
力投した広島先発の久里亜蓮投手＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
｢リーグ王者｣広島が、同3位から進出してきた巨人に快勝した。｢３連勝｣で｢アドバンテージ１勝｣と合わせて｢４勝０敗｣とし、 2年ぶりの｢日本シリーズ｣進出を決めた。
緒方孝市監督はグラウンドでのインタビューで｢この短期決戦、とにかく初戦が大事だと思っていた。選手がいい調整で入ってくれるかなと心配していた。そんな心配を吹き飛ばすいいプレーをしてくれた。本当にすごい選手たちです｣などとたたえた。その後の囲み取材では｢この 3試合、本当にしっかり投手が 1失点ずつでしょ。しっかり投げ切ってくれたし、それを助けた守備、数々の投手を助けたプレーがいっぱいあったし、そこから打線がね。やっぱり昨日のゲームを勝てたのが大きかった。今日のこういう勝ちにつながったと思う｣などと振り返った。
｢日本シリーズ｣進出を決め記念のシャーレを掲げる緒方孝市監督＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
広島が 2回、 2球で先制点を奪った。メヒアの初球打ちの｢左翼線２塁打｣に続き、野間峻祥外野手も初球スライダーを｢右翼線に適時２塁打｣。
｢とにかく後ろにつなぐ気持ちで、食らいついていきました｣と振り返った。
2回裏広島無死 2塁、右翼線に｢先制適時２塁打｣を放った野間峻祥外野手＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
広島の丸が 3回にソロ本塁打で加点した。今村の真ん中に入った変化球を右越えへ。｢しっかりと自分の振れるところを待っていた。一振りで仕留められた｣と手応え十分の一撃だった。
レギュラーシーズンで｢リーグ２位｣の｢３９本塁打｣を放つなど、ことし長打力が格段にアップした主砲はファイナルステージ 3試合で｢２本塁打｣と存在感抜群だった。念願の日本一へ｢厳しい戦いになると思うが、自分たちの野球ができるように、頑張っていきたい｣と言葉に力を込めた。
3回裏広島二死、丸佳浩外野手は右越えソロ本塁打を放った＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
広島の丸佳浩外野手が 3回、チーム 3点目となる今シリーズ｢２号ソロ｣を放った。真ん中付近のスライダーを右翼席へ豪快に運んだ。
第 1戦に続くアーチを｢甘く来た球を、ひと振りで仕留めることが出来ました。いい追加点になりましたね｣と振り返った。
3回に｢ソロ｣を放った丸佳浩外野手。貴重な追加点でチームを｢日本シリーズ｣進出に導いた＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
｢セ・リーグ３連覇｣の広島が｢レギュラーシーズン３位｣から勝ち上がった巨人を 5－ 1で下して｢３連勝｣。｢リーグ優勝｣による｢１勝のアドバンテージ｣を含めて｢４勝｣とし、 2年ぶり 8度目の｢日本シリーズ｣進出(27日開幕)を決めた。次は34年ぶりの｢日本一｣を目指す。
巨人の下克上を阻止して 2年ぶりに｢日本シリーズ｣行きの切符を手にした。その立役者は丸だ。チーム 3点目となる｢豪快なソロ｣を放ち、貴重な追加点をたたき出した。
｢しっかりひと振りで仕留めることができました。ホームランでチームに貢献できたので良かったです｣
2年ぶりの｢日本シリーズ｣進出を決めた広島の選手らは歓喜のジャンプ。さぁ、次は34年ぶりの｢日本一｣だ＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
2－ 0で迎えた 3回二死で左腕今村のスライダーを振り抜き、右翼席中段に運んだ。 3試合で｢打率０．４００(１０打数４安打)２本塁打、３打点｣。昨年は｢セ・リーグＭＶＰ｣に輝いたが、ＤｅＮＡとのＣＳファイナルステージでは 5試合で｢打率０．２５０、１本塁打、３打点｣と不発。チームも初戦に勝利後、｢４連敗｣を喫して敗退したが、今年は“逆シリーズ男”の汚名を返上した。
レギュラーシーズン後には東出、迎両打撃コーチの発案で球団スタッフが野手それぞれが主役の今季の安打シーンのみを収録した｢打率１０割ＤＶＤ｣の制作した。例年はシーズン終了後に野手に配布していたが｢ＣＳ前に良いイメージを持ってほしい｣と前倒し。丸にも好影響を与えた。
3回、右越えソロ本塁打を放った丸佳浩外野手＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
｢日本シリーズでも良いスイングができるようにしたい｣と丸。一昨年は日本ハムとの｢日本シリーズ｣、昨年はＤｅＮＡとのＣＳファイナルステージで敗退。だが、今年は無傷の｢３連勝｣で勢いが違う。レギュラーシーズン、そしてＣＳファイナルステージでも絶好調の｢３番打者｣が｢３４年ぶりの日本一｣のミッションをやり遂げる。
■この日は出番がなかった今季限りで現役を引退する新井貴浩内野手
｢本当にみんなのおかげ。みんな頼もしいし、本当にうれしい｣
｢日本シリーズ｣進出を決めて笑顔の新井貴浩内野手。現役ラストシーズンはまだまだ終わらない＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
◇データＢＯＸ◇
◎…｢日本シリーズ｣出場をかけたプレーオフ、ＣＳを無敗で突破したのは、2015年のソフトバンク以来 3年ぶり10度目で広島は初めて。 4戦先勝となった2008年以降では2011年のソフトバンク、2012年の北海道日本ハム、2013年の巨人、2015年のソフトバンクに次いで 5度目。セでは巨人に次いで 2球団目(アドバンテージによる｢１敗｣を除けば2014年の阪神も無敗突破)
8回表巨人無死、立岡宗一郎外野手のゴロを好捕した菊池涼介内野手＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
広島菊池涼介内野手がクライマックスシリーズ・ファイナルステージのＭＶＰに選出された。
前日18日の第 2戦で、新井の同点打に続いて｢決勝の３ラン｣。ファイナルSの流れを決めた上に、全 3戦にわたって再三の好守で投手を助け続けた。
ＭＶＰを受賞し笑顔をみせる菊池涼介内野手＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
広島菊池涼介内野手がクライマックスシリーズ・ファイナルステージのＭＶＰに選出された。前日18日の第 2戦で、新井の同点打に続いて｢決勝の３ラン｣。ファイナルSの流れを決めた上に、全 3戦にわたって再三の好守で投手を助け続けた。
試合後の会見では｢新井さんの一打があったから、ぼくの一打がありました｣と何度も新井の名前を挙げ、敬愛するお兄ちゃんに感謝した。
クライマックスシリーズ｢最優秀選手賞｣のボードを掲げる菊池涼介内野手＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
攻守で躍動した広島・菊池が｢最優秀選手(ＭＶＰ)｣に選ばれた。 2年ぶりの｢日本シリーズ｣進出に大きく貢献。｢シーズンで活躍ができなかったし、苦しんだ分、しっかり『２番』として役に立てればいいなという思いで練習してきた｣と胸をなで下ろした。
この日も、打撃ではきっちり 2犠打をマーク。守備でも難しいゴロをいとも簡単に処理するなど、再三の好守でファンを魅了した。 2年前敗れた雪辱の舞台へ｢新井さんが来年からニートらしいので、最後いい形で送り出してあげたい｣とちゃめっ気たっぷりに意気込んだ。
広島先発の久里亜蓮投手＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
先発の九里が 6回途中まで 3安打 1失点。｢リーグ３連覇｣を決めた 9月26日のヤクルト戦で 8回無失点と好投した長身右腕が、再び節目の勝利に貢献し、｢意図した球を多く投げられた｣と充実感に浸った。一昨年は登板機会がなかった｢日本シリーズ｣に向け｢行けと言われたところで、 1つでも多くのアウトを取れるようにしたい｣と静かに意気込んだ。
試合終了後、観客に挨拶をする広島・緒方孝市監督＝Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
今季限りで現役を引退する広島の新井は、最後の大舞台へ臨む。この日は出場機会はなかったが、 2年ぶりの｢日本シリーズ｣進出が決まり｢本当にみんなのおかげ｣とチームメートに感謝した。
第 2戦では代打で同点 2塁打を放つなど、まだまだ健在。チーム一丸で、34年ぶりの｢日本一｣へと突き進む後輩たちの姿には｢みんな頼もしいし、本当にうれしい｣と笑顔を見せた。
■野間峻祥外野手(先制 2塁打)
｢引っ張って、最低限でも走者が進んでくれればいいかなと思った｣
■會澤翼捕手(ＣＳ突破に)
｢去年の経験が生きたと思う。『１勝し』ても、また次という意識を持ってみんなやっていたと思う｣
かつては｢東都(野球)の星・久里亜蓮投手｣が、広島の｢日本シリーズ｣進出に大活躍”！さすが、我が母校｢亜細亜(大學)の星｣だった男だ！久里が投げれば安心して見ていられる。これからは、｢日本一｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年ＣＳシリーズ開催日程
2018年 公式戦 日程と結果(09月)
2018年 公式戦 日程と結果(10月)
