●ソフトバンクは 3回、上林誠知外野手(23)の「3ラン」と中村晃外野手(28)の適時打で 4点を先制した。先発千賀滉大投手(25)は 3回まで西武打線を 3安打無失点に抑えた。ソフトバンクは 4回、川島慶三内野手(35)の適時打などで 3点追加。 5回は上林誠知外野手(23)の「適時3塁打」などで 5得点。 6回は内川聖一内野手(36)のソロで、得点を重ねた。ソフトバンクは 9回、アルフレド・デスパイネ外野手(32)の「2点適時打」でダメ押し。 5回 1失点の千賀が勝利した。西武は投手陣が崩壊し、16安打15失点。西武榎田大樹投手(32)が「1敗」目。ソフトバンクが圧倒的な打撃力を示し、「2勝2敗」のタイとした。16安打15得点で、前日11安打13得点された西武に、「2桁得点」でお返しした。「2番」の上林誠知外野手が、「先制3ラン」を含む 3安打 6打点と打線をけん引。プロ野球史上初のポストシーズンでのサイクル安打こそ逃したものの、躍動する「2番打者」が圧勝に導いた。
●「レギュラーシーズン2位」のソフトバンクが、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの第 3戦で16安打15得点の猛攻で西武に大勝した。西武のアドバンテージの「1勝」を含めソフトバンクは通算「2勝2敗」のタイにし、 2年ぶりの「日本シリーズ」進出へあと「2勝」とした。ソフトバンクが先手を奪った。 3回一死 2、 3塁で上林がカウント 2- 0から内角高めに入ったスライダーを捉え、「右翼席へ先制3ラン」。さらに二死 1、 3塁で中村晃外野手(28)が適時打を放ち、 4点を先取した。西武先発の榎田は 3回で降板し、 4回からは十亀剣投手(30)がマウンドに上がった。中盤に入るとソフトバンクの勢いはさらに増した。 4回に川島、上林が連続タイムリー、一死満塁でデスパイネの犠飛で 3点を追加。 5回には「2番」上林、「3番」ユリスベル・グラシアル内野手(33)、「4番」柳田悠岐外野手(30)が 3者連続適時打などで一挙 5得点を挙げた。上林は2008年の小笠原道大元内野手(33=巨人)、前日の栗山巧外野手(35=西武)に並ぶCS最多タイとなる 1試合 6打点をマークした。 6回には「7番1塁」で先発復帰した内川が「左中間へソロ本塁打」が飛び出た。 8月に戦列を離れ、CSファイナルシリーズで復帰したバットマンが復調の兆しを見せた。ソフトバンク先発の千賀滉大投手(25)は、西武の誇る山賊打線を山川穂高内野手(26)の「ソロ本塁打」のみに抑えるなど 5回 1失点で降板。 6回からリバン・モイネロ投手(22)、大竹耕太郎投手(23)、椎野新投手(23)でつなぎ、勝利をもぎ取った。第 4戦の先発は西武今井達也投手(20=作新学院高校)、ソフトバンク東浜巨投手(28=亜細亜大學)が予定される。
●「パ・リーグは2位」ソフトバンクが、10年ぶりにリーグを制した西武に15- 4で大勝した。上林誠知外野手が、 3回の「先制3ラン」など 3安打 6打点の大暴れ。対戦成績はソフトバンクが勝ち越したが、西武にはアドバンテージの「1勝」があるため「2勝2敗」のタイとなった。ソフトバンク上林誠知外野手が先制3ランを含むあわやサイクルとなる 3安打 6打点の活躍で大勝に貢献した。 3回一死 2、 3塁。カウント 2- 0から高く入った変化球を叩いた 4回には中前適時打、 5回には右中間へ「2点適時3塁打」を放った。守備でも魅せた。 3回二死 1、 2塁の場面で源田壮亮内野手(25)の右前打を処理し、本塁へワンバウンドの好返球。 2塁走者・森友哉捕手(23)の生還を本塁で阻止。CS史上初となるサイクル安打がかかった残り 2打席は凡退した。自身も昨年のCSは無安打で、第 3戦から出番が消えた。「日本シリーズ」進出の歓喜のベンチで一人、悔し涙。ポジションを譲った城所に慰められた。屈辱から 1年。堂々とお立ち台に上がった。
●ソフトバンク大竹耕太郎投手が降板後、ベンチで号泣した。「3番手」で 7回から登板。外崎に「2ラン」を浴び、 8回先頭の源田に左前安打を打たれ交代。 1回 0/3、 2安打、 2四球、 2失点だったが、ベンチに戻ると涙が止まらなかった。結果よりも思い通りの投げ方ができず、球も操れなかったことが悔しがった。
●ソフトバンクの「ドラフト4位ルーキー」椎野新投手(23)がCSデビューした。この日昇格したばかりで、10点リードの 8回無死 1塁で登板。まずは浅村を 2ゴロ併殺に打ち取った。二死から四球と栗山の 2塁打で 1点を失ったが、 9回は 3つのアウトを三振で取るなど持ち味を発揮した。 5月に 1軍で 1試合に登板したが、その後は体調不良で試合に投げられない時期もあった。「ドラフト2位」の高橋礼投手(22)、育成から支配下になった大竹とルーキー 3人が 1軍に。
●プロ初の中 4日で上がった鬼門のマウンドで、先発の柱の意地を示した。千賀は 5回 4安打 1失点で 7奪三振。今季はメットライフドームで胸を張った。
●ソフトバンク工藤公康監督(55)が思い切ったオーダー変更で西武と「2勝2敗」のタイに戻した。不調だった松田宣浩内野手(35)をスタメンから外し、内川を 1塁に、グラシアルを 1軍で未経験の 3塁に起用した。打線はつながり先発全員16安打でCS最多の15得点と爆発した。松田宣は試合中も上着を着ながらベンチで盛り上げ続け、11点差の付いた 5回守備から途中出場した。
●ソフトバンクが16安打15得点の猛攻で西武に大勝。このCSファイナル 3試合すべて球場で観戦しているソフトバンク王貞治球団会長(78)は「2勝2敗」となり、笑顔で球場を引き揚げた。メットライフドーム名物の 108段の長い階段も力強い足取りで登り切ると「また明日頑張りましょう」と右手に握り拳をつくってハイヤーに乗り込んで行った。
記事をまとめてみました。
パCSファイナルステージ<西武 4-15ソフトバンク>◇第 3戦◇西武 2勝 2敗 0分◇19日◇メットライフドーム
ソフトバンクは 3回、上林の「3ラン」と中村晃の適時打で 4点を先制した。先発千賀は 3回まで西武打線を 3安打無失点に抑えた。
ソフトバンクは 4回、川島の適時打などで 3点追加。 5回は上林の「適時3塁打」などで 5得点。 6回は内川のソロで、得点を重ねた。
ソフトバンクは 9回、デスパイネの「2点適時打」でダメ押し。 5回 1失点の千賀が勝利した。西武は投手陣が崩壊し、16安打15失点。
西武榎田が「1敗」目。
6回表ソフトバンク無死、内川聖一内野手はソロ本塁打を放ちベンチ前でナインの出迎えを受ける=メットライフドーム
ソフトバンクが圧倒的な打撃力を示し、「2勝2敗」のタイとした。16安打15得点で、前日11安打13得点された西武に、「2桁得点」でお返しした。「2番」の上林誠知外野手が、「先制3ラン」を含む 3安打 6打点と打線をけん引。プロ野球史上初のポストシーズンでのサイクル安打こそ逃したものの、躍動する「2番打者」が圧勝に導いた。
3回表ソフトバンク一死 2、 3塁、上林誠知外野手は右越えに先制3点本塁打を放った=メットライフドーム
▼ソフトバンクが15点の猛攻で「2勝2敗」のタイとした。プレーオフ、CSで15得点以上は、1977年日本シリーズ第 1戦阪急18点、2013年ファーストステージ第 2戦西武15点に次ぎ 3度目。球団では2006年ファーストステージ第 2戦の11点を上回る最多。今ステージはソフトバンク10点→西武13点→ソフトバンク15点。プレーオフ、CSで 2度の「2桁得点」は2004年西武(ファーストステージ第 1戦、ファイナルステージ第 2戦)以来 2度目で、同一ステージでは初。日本シリーズでも 3度記録した2005年ロッテ(第 1~ 3戦)しかない。
▼上林が 3~ 5回に「3イニング連続打点」を挙げて 6打点。 3イニング連続で打点をマークしたのはポストシーズン(PS)史上初。また 1試合 6打点はPS史上 6人目の最多タイ。
▼内川が本塁打を含む 2安打 1打点を挙げ、CSでは通算「45安打、8本塁打、24打点」。本塁打、打点は歴代トップに並び、安打もトップの和田(西武-中日)に 1本差に迫った。
「レギュラーシーズン2位」のソフトバンクが、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの第 3戦で16安打15得点の猛攻で西武に大勝した。西武のアドバンテージの「1勝」を含めソフトバンクは通算「2勝2敗」のタイにし、 2年ぶりの「日本シリーズ」進出へあと「2勝」とした。
ソフトバンクが先手を奪った。 3回一死 2、 3塁で上林がカウント 2- 0から内角高めに入ったスライダーを捉え、「右翼席へ先制3ラン」。さらに二死 1、 3塁で中村が適時打を放ち、 4点を先取した。西武先発の榎田は 3回で降板し、 4回からは十亀がマウンドに上がった。
6回表ソフトバンク無死、内川聖一内野手は「ソロ本塁打」を放ちベンチ前でナインの出迎えを受ける=メットライフドーム
中盤に入るとソフトバンクの勢いはさらに増した。 4回に川島、上林が連続タイムリー、一死満塁でデスパイネの犠飛で 3点を追加。 5回には「2番」上林、「3番」グラシアル、「4番」柳田が 3者連続適時打などで一挙 5得点を挙げた。上林は2008年の小笠原(巨人)、前日の栗山(西武9に並ぶCS最多タイとなる 1試合 6打点をマークした。
6回には「7番1塁」で先発復帰した内川が「左中間へソロ本塁打」が飛び出た。 8月に戦列を離れ、CSファイナルシリーズで復帰したバットマンが復調の兆しを見せた。
ソフトバンク先発の千賀は、西武の誇る山賊打線を山川の「ソロ本塁打」のみに抑えるなど 5回 1失点で降板。 6回からモイネロ、大竹、椎野でつなぎ、勝利をもぎ取った。 第 4戦の先発は西武今井、ソフトバンク東浜が予定される。
ソフトバンク上林誠知外野手が先制3ランを含むあわやサイクルとなる 3安打 6打点の活躍で大勝に貢献した。
3回一死 2、 3塁。カウント 2- 0から高く入った変化球を叩いた。「変化球は少し頭にあったので。うまく反応で打てたと思います」と振り返る一打は「右翼ポール際に飛び込む先制3ラン」。 4回には中前適時打、 5回には右中間へ「2点適時3塁打」を放った。
守備でも魅せた。 3回二死 1、 2塁の場面で源田の右前打を処理し、本塁へワンバウンドの好返球。 2塁走者・森の生還を本塁で阻止。「(外崎が放った)その前のライト前ヒットが本当は(アウトに)取れたので、自作自演みたいになってしまって。ちょっと申し訳なかったです」と事もなげに振り返った。
3回表ソフトバンク一死 2、 3塁、「3点本塁打」を放った上林誠知外野手(後方)=メットライフドーム
CS史上初となるサイクル安打がかかった残り 2打席は凡退した。「ベンチでも言われてましたし、最後の打席はスタンドからも言われたので意識はしたんですけど。まあ持ってなかったですね、はい」とちょっぴり悔しそうだったが、出身地の埼玉で攻守に大暴れした。
チームは対戦成績を「2勝2敗」のタイに戻した。「西武打線も本当にすごい打線なので打ち負けないようにしていきたい。目の前の勝負をきっちり戦っていくだけ。明日まず勝って勝ち越しできるように頑張りたいと思います」と力強く話した。
3回、ソフトバンク・上林誠知外野手は先制の「3点本塁打」を放った=メットライフドーム
「パ・リーグは2位」ソフトバンクが、10年ぶりにリーグを制した西武に15- 4で大勝した。上林誠知外野手が、 3回の「先制3ラン」など 3安打 6打点の大暴れ。対戦成績はソフトバンクが勝ち越したが、西武にはアドバンテージの「1勝」があるため「2勝2敗」のタイとなった。
取られた翌日は、さらに取る。日替わりの打ち合いで、「2勝2敗」の五分とした。前夜の13失点のうっぷんを晴らした鷹の主役は上林だ。
「 1、 2戦目は何もできなかったので。西武打線はすごいので打ち負けないようにしたいです」
3回一死 2、 3塁で榎田のカーブを右翼席へ。「先制3ラン」で打線に火をつけた。 4回に中前適時打。 5回一死 1、 2塁で「右中間へ2点3塁打」。「狙いました」というCS史上初のサイクル安打は逃したが、 1試合 6打点は前日18日の西武・栗山に続くポストシーズン最多タイだ。守っては 3回に本塁補殺。好返球で西武の反撃の芽をつんだ。
3回、右本塁打を放った上林誠知外野手=メットライフドーム
15得点はCS最多タイでチームのポストシーズン過去最多となった。第 1戦は10- 4の快勝で、第 2戦は 5-13の大敗。日をまたいだ打ち合いの中、工藤監督は大きな決断を下した。体調不良や右肩痛から復帰した内川を先発起用。代わりに松田宣を外した。
「こんなに勇気がいったことはない。苦渋の決断だった」
長年のチームの顔である 2人の選択。今後の雰囲気も左右する分岐点で「いい試合ができてほっとした。選手たちの絶対に勝つという強い思いの表れ」と気持ちを込めたが、ヒーローの上林にとっても人ごとではない。
「松田さんでも外れたので。(第 2戦まで 8打数 1安打の)自分が外れると思った。結果が出ないとそうなるのが短期決戦だと感じました」
自身も昨年のCSは無安打で、第 3戦から出番が消えた。「日本シリーズ」進出の歓喜のベンチで一人、悔し涙。ポジションを譲った城所に「お前がいたから、ここまで来られた」と慰められた。屈辱から 1年。堂々とお立ち台に上がった。
9回、 2飛に倒れ「サイクル安打」を逃し悔しがるソフトバンク・上林誠知外野手=メットライフドーム
■先発を外れ、 5回の守りから出場したソフトバンク・松田宣浩内野手
「チームが勝ったので良かった」
■上林の「先制3ラン」にソフトバンク・藤本博史打撃コーチ
「あの本塁打は大きかった。しっかり振れているから結果が出る」
■ 3安打 1打点のソフトバンク・ユリスベル・グラシアル・ガルシア内野手
「今はチーム全体がいいね。それぞれが役割を果たしている。 3塁も久々に守れてよかったよ」
■ 8回無死 1塁から登板し、 2回を投げ 1安打 1失点のソフトバンク・椎野新投手
「 9回は角度があって、練習してきた直球が出せた」
◇データBOX◇
〔1〕ソフトバンクが対戦成績を「2勝2敗(西武にアドバンテージの1勝を含む)」とした。「日本シリーズ」出場をかけたプレーオフ、CSで「2勝2敗」に追いついたケースは11度目。過去10度のうち突破したのは、1977年の阪急、昨年のDeNAとソフトバンクの 3度、突破率は30%。
スタンドの声援に応えるソフトバンク・上林誠知外野手=メットライフドーム
〔2〕上林の 1試合 6打点はポストシーズン(日本シリーズを含む)最多タイ。1963年「日本シリーズ第7戦」の巨人・柴田勲、1973年「プレーオフ第4戦」の阪急・大橋穣、2004年「日本シリーズ第3戦」の西武・カブレラ、2008年「CS第2ステージ第2戦」の巨人・小笠原道大、今季「CSファイナルステージ第2戦」の西武・栗山巧に次いで 6人目。 〔3〕内川のCS通算「8本塁打」、同「24打点」はともに「歴代1位」タイ。本塁打は中村剛也(西武)ら、打点は和田一浩(中日など)と並んだ。 〔4〕プレーオフ、CSで 1試合15得点は1977年第 1戦の阪急の18点に次ぐ、2013年「ファーストステージ第2戦」の西武と並ぶ 2番目。ソフトバンク(前身球団を含む)では2003年「日本シリーズ第2戦」での13点を抜くポストシーズン最多得点。
3番手で登板した大竹耕太郎投手=メットライフドーム
ソフトバンク大竹耕太郎投手が降板後、ベンチで号泣した。「3番手」で 7回から登板。外崎に「2ラン」を浴び、 8回先頭の源田に左前安打を打たれ交代。 1回 0/3、 2安打、 2四球、 2失点だったが、ベンチに戻ると涙が止まらなかった。
「自分が投げたい投げ方ができなかった。それが一番。何が原因かわからない」と、結果よりも思い通りの投げ方ができず、球も操れなかったことが悔しがった。
「内川さんには『下を向くな。次のチャンスのために(アイシングなど)できることを』と言われた」とすぐに声をかけにきた主将の気遣いに感謝していた。
4番手で登板した椎野新投手=メットライフドーム
ソフトバンクの「ドラフト4位ルーキー」椎野新投手がCSデビューした。
この日昇格したばかりで、10点リードの 8回無死 1塁で登板。まずは浅村を 2ゴロ併殺に打ち取った。二死から四球と栗山の 2塁打で 1点を失ったが、 9回は 3つのアウトを三振で取るなど持ち味を発揮した。
椎野は「緊張はあまりしなかった。流れを持っていかれないように、と思っていました。初回は難しかったけど、 9回は自分の投球ができたと思います」と振り返った。
5月に 1軍で 1試合に登板したが、その後は体調不良で試合に投げられない時期もあった。「チームに迷惑をかけた。CSで力になりたいと思っていたので、呼んでもらえて良かった」。「ドラフト2位」の高橋礼、育成から支配下になった大竹とルーキー 3人が 1軍に。「やっと同じ舞台に立てたと思う。いい刺激になっていました」と話した。
ソフトバンク先発の千賀滉大投手=メットライフドーム
プロ初の中 4日で上がった鬼門のマウンドで、先発の柱の意地を示した。千賀は 5回 4安打 1失点で 7奪三振。今季はメットライフドームで「3戦3敗、9本塁打」を浴びて19失点と打ち込まれていたが、大事な一戦で勝利を呼び込み「あまり好きじゃないマウンドで、どう対処するかを考えていた。いい投球ができた」と胸を張った。
4回表ソフトバンク一死 2塁、上林誠知外野手の中前適時打で生還した川島慶三内野手を迎える工藤公康監督=メットライフドーム
ソフトバンク工藤公康監督が思い切ったオーダー変更で西武と「2勝2敗」のタイに戻した。
「勝つために最善策を選びました。ぼくとしては苦渋の決断。あれだけ勇気がいったことはそうはない」と不調だった松田宣をスタメンから外し、内川を 1塁に、グラシアルを 1軍で未経験の 3塁に起用した。打線はつながり先発全員16安打でCS最多の15得点と爆発した。
松田宣は試合中も上着を着ながらベンチで盛り上げ続け、11点差の付いた 5回守備から途中出場した。試合後には「短期決戦なのでそこは考えていた。盛り上がったと思う」と話した。工藤監督は「選手たちの勝ちたい思いが形として表れたと思う。満足です」と振り返った。
ナインを出迎える王貞治ソフトバンク球団会長=メットライフドーム
ソフトバンクが16安打15得点の猛攻で西武に大勝。このCSファイナル 3試合すべて球場で観戦しているソフトバンク王貞治球団会長は「2勝2敗」となり、笑顔で球場を引き揚げた。
「大味な試合になったね。(先発の)千賀がよく抑えてくれたよ」。プロ初の中 4日での先発マウンドに上がった千賀が 5回 1失点投球。「エース」の好投に目を細めると、打のヒーローとなった上林の打撃も称賛。「上林の(先制の)『3ラン』が効いたね」と笑顔いっぱい。
メットライフドーム名物の 108段の長い階段も力強い足取りで登り切ると「また明日頑張りましょう」と右手に握り拳をつくってハイヤーに乗り込んで行った。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
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