※ソフトバンク2勝!45年ぶり本拠地連勝記録を更新!ソフトバンク長谷川勇也代打で貴重なダメ押し打1より続く!
談笑するソフトバンク内川聖一内野手(右)と広島鈴木誠也外野手=ヤフオクドーム
ソフトバンク内川聖一内野手が弟子たちの本塁打合戦を複雑な心境で見つめた。
自主トレをともにする上林が「決勝2ラン」。同じく内川に師事する広島鈴木は「2戦連発の3本目」を打った。
まだ今シリーズ本塁打のない内川は「あいつらすごいよな。オレも入れろよな。ちょっとうらやましいですね」と苦笑いした。
「複雑な心境ですよね。(上林)誠知の場合はチームのためにもなるしうれしいけど、(鈴木誠也の場合は、そこまで打つかというくらい打つ」。それでも「ああいう姿を見るとうれしいし、ぼくも頑張らないといけない気持ちになる。ありがたいですね」と刺激を受けていた。
6回裏ソフトバンク一死 1、 3塁、中前に適時打を放ちガッツポーズの代打長谷川勇也外野手=ヤフオクドーム
ソフトバンク長谷川勇也外野手が代打で大きなダメ押し打を打った。
2点リードの 6回一死 1、 3塁。松田宣に代わっての打席だった。「あまり気にしない。ちゃっちゃっちゃっと仕事をして帰ろうと思っていた」。重圧のかかる場面でも、落ち着いていた。
広島今村の初球をたたき、 2遊間を破る適時打。 3点差に広げる一打が今シリーズ初安打となった。塁上では何度もガッツポーズ。「ゲッツーっぽかったけど、(翌日の)新聞を見たら『中安』になっているからいいでしょう」と笑った。
1回表広島一死 1塁、丸佳浩外野手の右中間への 2塁打を捕球し好送球する中堅手柳田悠岐外野手=ヤフオクドーム
ソフトバンク柳田悠岐外野手が守備で流れを引き寄せた。
初回一死 塁。丸の打球が右中間を破り、 1塁走者の菊池が一気にホームを狙った。柳田はフェンスの跳ね返りを落ち着いて処理し、カットの明石まで正確に送球。明石も本塁に鋭く返し、タッチアウトにした。
先制を許さず、先発東浜を援護。「普通にやっただけ。バーンと跳ね返ったのを、カットマンにしっかり投げた。きっちり投げればタイミング的にはアウト。ミスしないことを心がけた。肩だけはあるので」と豪快な柳田節で振り返った。
勝利球を手にした東浜巨投手(右)とハイタッチした工藤公康監督、右はグラシアル内野手=ヤフオクドーム
ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手が右手指を痛め欠場した。
前日30日の第 3戦で、帰塁時に負傷。工藤監督は「今日 1日休めば、というのもあった。代打では待機してもらっていた」と説明した。
グラシアルは「プレーできない状態ではない。また明日になってから」と話した。 1日以降の出場は状態を見て判断される。
投球するソフトバンク・東浜巨投手=ヤフオクドーム
ソフトバンク・東浜巨投手が 5回 4安打 1失点で勝利投手の権利を持って降板した。
東浜は 1回、二死 1塁から丸に右中間 2塁打を打たれたが、中堅・柳田から中継した 2塁・明石が好送球し、生還を狙った菊池を本塁で刺し守備に助けられた。
2回、 3回は 3人で終わらせたが、 2点リードの 4回、二死から鈴木に本塁打を浴び失点。 5回を投げきりマウンドを降りた。
右腕は「初回から守備に助けられ、『0点』に抑えることができたのが大きかった。 2回以降はリズムよく自分のボールを投げることができました。 何とか試合は作れたと思います」とコメントした。
試合を終えグータッチするソフトバンク先発の東浜巨投手と抑えの森唯斗投手=ヤフオクドーム
ソフトバンクの先発東浜巨投手が、 5回 4安打 1失点で勝利投手になった。先発の役割を果たした右腕はお立ち台で喜びを語った。
-どんな気持ちでマウンドに
東浜 成績が「1勝1敗(1分け)で、ここでしっかり勝ち越して、いい流れでこのシリーズを戦いたいなという思いで、マウンドに上がりました。
-どんな準備を
東浜 まずは自分の状態を整えるということで、そこだけ考えて、あとはシーズン中やってきたことを出していこうと。
-初回にピンチあったが、中継でビッグプレーがあった
東浜 あのプレーがすべてだと思いますし、初回、不安な中で投げてるときに助けてもらったんで。ほんとに今日は、今日もですね、野手の皆さまに感謝したいと思います。
-その後も低めに集める素晴らしいピッチング
東浜 カープ打線は上位も下位もすごい、いいバッターがそろってるので、ソロホームランならOKだという気持ちで割り切って、低めにコントロールすれば、なんとか試合は作れると思ってた。それが最低限できたのかなとは思います。
-鈴木(誠也)選手に本塁打された
東浜 打たれたところは悔しかったですけど、試合は続いてますし、なんとか勝った状態で試合を進めることができたので、そこは割り切って、投げることができました。
- 1つ勝ち越した
東浜 僕だけじゃなくて、チーム全員でつかんだ勝利だと思うので、また明日につながる勝ちだったと思います。
-ファンにひとこと
東浜 ヤフオクでの試合は明日が最後で、また敵地に乗り込むので、明日また勝って、王手をかけた状態でいきたいと思いますので、明日も熱い声援よろしくお願いします。
ソフトバンクの甲斐の強肩が光っている。 5回二死 1塁で盗塁を試みた安部を 2塁で刺した。 4試合連続で盗塁を封じ、一度も盗塁を許していない。「走ってきたら自分のスローイングをするだけ」と頼もしい。
レギュラーシーズンの盗塁阻止率は、12球団トップの「4割4分7厘」をマークした。「日本シリーズ」でも、セ・リーグトップの「95盗塁」をマークした広島の機動力を完全に封じている。
5回、広島・安部友裕内野手の 2盗を阻止するソフトバンク・甲斐拓也捕手=ヤフオクドーム
またまた甲斐キャノンが炸裂だ。 5回二死 1塁。広島・安部が 2盗を試みたが、糸を引くような送球で楽々タッチアウト。これで「4試合連続盗塁阻止」。シリーズでの「4者連続盗塁阻止」は、1958年の藤尾(巨人)以来50年ぶりの快挙だ。
「(盗塁を刺す)準備はしていましたが、意識はそれほどしてません。打者を打ち取ることを考えていたので。僕だけの力ではなく、投手の意識が高いからですよ」
大分・楊志館高から2011年「育成6位指名」で入団。育成からはい上がって、誰もが驚く強肩でブレークしたのが昨年。 2年目の今季、「盗塁阻止率0.447」は両リーグ通じて圧倒的「1位(2位はチームメート高谷の0.385)」だった。
前夜は「足のスペシャリストを刺すんだから」と絶賛していた工藤監督。この夜は「相手もだんだん試みなくなってきてますね」と全幅の信頼だ。
※11月 2日の予告先発は、ソフトバンク・千賀滉大投手(25)ー広島・大瀬良大地投手(27)です。
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