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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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阪神、FA熟考の上本の動向見守る!小野3年目の覚醒目指す!矢野阪神、“下克上”ダッシュや!

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阪神は国内FA権を取得して行使について熟考する上本博紀内野手(32)の動向を見守っていく。 5日、高知・芸西村の宿舎で嶌村聡球団副本部長が「来季の戦力として当然、考えております。残って欲しいと思っています」と説明した。球団は 2~ 3年の複数年契約を用意して残留交渉を重ね、今後も継続する方針だ。だが、上本は権利行使の可能性があり、態度を保留している。 2塁は渡さない!!糸原健斗内野手(25)が第 2クール初日、シート打撃で右中間を破る「適時2塁打」。チームとして唯一の打点を挙げ、持ち前の勝負強さをみせた。国内フリーエージェント(FA)権の資格を取得した上本博紀内野手が今後、権利を行使することが濃厚。 2塁を争うライバルが仮に「宣言残留」することになっても、定位置を渡すつもりはない。 1年間かけて手にした定位置は、簡単には譲らない。決意を込めた打球が、右中間を突き破った。日に日に頼もしくなる存在感が、白木のバットからにじみ出た。一死 1塁、 0- 1からの左腕・飯田の 142キロ直球を引っ張り込むと、打球は右中間を真っ二つ。 1走・江越大賀外野手(25)が悠々と生還する適時打で安芸の虎党を沸かせた。今季はチームでただ一人、全試合に出場し「打率0.286、1本塁打、35打点」。指揮官が寄せる信頼も揺るがない。太く、折れない存在になってほしい-。シーズン中から指導を続ける平野打撃コーチも、糸原を大黒柱に育てようと「二人三脚」を続けている。もっともっとうまくなる-。向上心を胸に秘め、虎を支える柱となる。

小野泰己投手(24)が富士大學の 1年先輩で、今季パ・リーグ最多勝の西武多和田真三郎投手(25)を追い、 3年目の覚醒を目指す。不動心と捕手寄りのリリースポイント。生きた教材だった先輩は 3年目の今季、「16勝」を挙げ、「10年ぶりリーグ優勝」の原動力となった。今季、楽天で多和田に「0勝4敗」と封じられた清水雅治ヘッドコーチ(54)は舌を巻く。その上で 4日のシート打撃に登板した小野に、類似点を発見した。期待も込めた。小野は 2年目の今季、開幕からローテに入って「7勝7敗」。脱力投法に挑戦中だ。多和田に学び来季は自身初の規定投球回到達、「2桁勝利」を目指す。

沖縄・宜野座へ「3番勝負」だ!! 矢野阪神が秋季高知・安芸キャンプ中の17日に新体制初の対外試合(韓国LG戦)を組むことが 5日、分かった。10日からの第 3クールでも 2試合の紅白戦を行う。この 3試合は矢野燿大新監督(49)が来年 2月の 1軍キャンプメンバーを選ぶ判断材料にする方針。安芸で総仕上げの若虎サバイバルが展開される。安芸キャンプの最終盤は来春 1軍キャンプメンバー入りをかけて、壮絶なバトルになりそうだ。当初、実戦予定はなかったが、新たに 3試合が組まれた。最大の注目は17日の韓国LG戦だ。近年の阪神新監督の秋季キャンプ中の対外試合は異例で、2011年に和田豊監督(56)が実施しようとしたが雨で中止。さらに今回はキャンプ打ち上げ前日の実施でテスト的な意味合いが強い。10月中旬に就任した矢野監督にとっては初の対外試合となる。若手が来季、 1軍で活躍するための最初の試金石になる。若虎にとって、それぞれテーマが異なる。 1軍当落線上の若手にとっては、結果が沖縄行きに直結していく。今秋「ドラフト1位」で大阪ガス・近本光司外野手(23=関学大)を指名し、外野争いは激烈だ。高山俊外野手(25)、中谷将大外野手(25)、島田海吏外野手(22)、江越…。脱落をまぬがれるためにも、息つく暇はまるでないだろう。第 3クール中にも 2試合の紅白戦を組み込む。次期オーナーに内定している阪神電鉄・藤原崇起会長(66=球団オーナー代行)が安芸キャンプを視察する期間と重なる。スケジュールが合えば、初の“御前試合”になりそうだ。今季は2001年以来、17年ぶりの「最下位」に沈んだ。だが、安芸での第 1クールは若手の笑みがはじけ、活況を呈した。いざ 1軍へ。真の主力へ。チーム再建に向けて、若虎が真剣勝負で自らの居場所を奪いに行く。

新井良太2軍打撃コーチ(35)が秋季キャンプ休日の 5日、今季限りで現役を引退した兄、広島新井貴浩内野手(41)への感謝を言葉にした。 9月に兄が現役引退を表明した直後はシーズン中ということもあって多くを語らなかったが、 2日前の日本シリーズ終了を受けて思いを激白。ホークスナインが一斉にマウンドへ駆けだす。 1塁ベンチから静かにグラウンドを見つめる兄の姿を、弟はジッと目に焼きつけた。11月 3日。新井 2軍打撃コーチは兵庫・西宮市内の自宅で、日本シリーズ第 6戦・広島-ソフトバンク戦(マツダスタジアム)を見守った。兄貴浩は 2点を追う 8回、先頭で代打登場して遊ゴロ。そのまま 1塁守備に就くも 2打席目は回ってこなかった。悲願の「日本一」を達成できないまま現役引退。それでも弟は、最後まで大歓声と割れんばかりの拍手を浴び続けた兄の姿が誇らしかった。今年 7月のある休日。兵庫県内で兄と昼食の約束をした。店に向かう車中、弟は覚悟を決めて兄に問いかけた。兄の表情を確認した弟は確信し、それ以上深掘りはしなかった。それから 1カ月以上が過ぎた 9月 5日、兄は今季限りでの「現役引退」を表明した。弟は今、 2軍打撃コーチとして鳴尾浜で指導に励む毎日。兄のように真摯な姿勢を貫き、次代を担う若虎の育成に尽力する。

守屋功輝投手(24)が秋季キャンプ第 2クール 1日目の 6日、シート打撃に登板し、打者 7人を完封した。原口文仁捕手(26)を内角直球で空振り三振、大山悠輔内野手(23)を内角直球で 3ゴロに打ち取るなど、好投してみせた。矢野監督が評価を高めていた。この日は守屋の他に尾仲祐哉投手(23)らも好投しただけに、リリーバー争いに火がついた。

“下克上”開幕3カードや!! セ・リーグは 6日、2019年の試合日程を発表し、阪神は「開幕3カード」でヤクルト、巨人、広島と対戦することが決定した。いきなり今季「上位3チーム」との激突となるが、矢野燿大監督は「前向きしかない」と強気。開幕からライバルたちに猛虎復活を印象づける。「試練」も、虎将の辞書では「絶好機」だ。矢野阪神が第一歩を刻む、2019年の公式戦試合日程が決まった。今季苦しめられたヤクルト、巨人、広島との「開幕3カード」。険しい道を乗り越えてこそ見られる景色があると、矢野監督は信じている。17年ぶりの「最下位」に沈んだ虎にとっては、いずれも格上。その中でも特に苦手な相手と、いきなり顔を合わせる。 3月29日からの開幕カード(京セラ)でぶつかるのが、今季「2位」のヤクルト。虎が「カード10連敗」と惨敗したまま戦い終え、「10勝15敗」と大きく負け越した相手だ。開幕早々の過酷な移動をしいられ、相手は「リーグ3連覇」を成し遂げた王者。客観的に見ると“悪夢”のような「開幕9戦」。だが、矢野監督の考えはまったく違った。 2月の沖縄・宜野座キャンプ、 3月のオープン戦を経て、開幕ローテにはどんな名前が入っているのか-。著しい台頭があれば、そのまま今季との差となり、倒せなかった相手も倒せる。“下克上”での開幕ダッシュで強烈なインパクトを残せば、ライバルたちに苦手意識を与えられるはず。どん底からはい上がる2019年。猛虎に生まれ変わり、一気に走って行く。

記事をまとめてみました。

 

 阪神は国内FA権を取得して行使について熟考する上本博紀内野手の動向を見守っていく。 5日、高知・芸西村の宿舎で嶌村聡球団副本部長が「ウチとしては当初から、残留前提で交渉させていただいています。来季の戦力として当然、考えております。残って欲しいと思っています」と説明した。

 球団は 2~ 3年の複数年契約を用意して残留交渉を重ね、今後も継続する方針だ。だが、上本は権利行使の可能性があり、態度を保留している。

 阪神上本博紀内野手=阪神甲子園球場 (2018年 5月撮影)

  2塁は渡さない!! 糸原健斗内野手(25)が第 2クール初日、シート打撃で右中間を破る「適時2塁打」。チームとして唯一の打点を挙げ、持ち前の勝負強さをみせた。国内フリーエージェント(FA)権の資格を取得した上本博紀内野手が今後、権利を行使することが濃厚。 2塁を争うライバルが仮に「宣言残留」することになっても、定位置を渡すつもりはない。

  1年間かけて手にした定位置は、簡単には譲らない。決意を込めた打球が、右中間を突き破った。糸原が唯一の打点となる「適時 2塁打」。日に日に頼もしくなる存在感が、白木のバットからにじみ出た。

 「走者が 1塁にいたので。来年は 1塁に走者がいれば 1、 3塁を作れるようなケース打撃をしっかり意識したい。その中で広角に、ショートの頭に打てれば率は上がると思う」

 一死 1塁、 0- 1からの左腕・飯田の 142キロ直球を引っ張り込むと、打球は右中間を真っ二つ。 1走・江越が悠々と生還する適時打で安芸の虎党を沸かせた。それでも、矢野新監督も「健斗はあれくらい普通じゃない? 練習だってミスショット少ないもん。一番少ないわ、見ていたら」とサラリ。今季はチームでただ一人、全試合に出場し「打率0.286、1本塁打、35打点」。指揮官が寄せる信頼も揺るがない。

 シード打撃で「適時2塁打」を放った糸原健斗内野手。 2塁の定位置確保へアピールを続ける=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 “ライバル”の動向が注目されている。国内FA権を取得した上本が、権利を行使することが濃厚だ。球団は必死に引き留めを図る予定で、仮に残留となれば糸原にとっては 2塁を争う相手。そんな中、首脳陣の前で堂々のアピールだ。

 太く、折れない存在になってほしい-。シーズン中から指導を続ける平野打撃コーチも、糸原を大黒柱に育てようと「二人三脚」を続けている。

 「 3年やって一人前というか、 5年10年やれといわれる時代。ちょっとやそっとでは崩れない、太くて深いものを作ろうと言っています」

 この日は居残り特打も行い、計 291スイング。さらに15分、80人の虎党にサインをするなどファンサービスにも精を出した。現役時代、 2度のベストナインなどに輝いた平野コーチは「本人もタイトルを獲るくらいの気持ちでやっていると思う。プレゼントとして最後についてくれば」と“教え子”のさらなる成長に期待を込めた。

 鳴尾浜での練習中に逆立ちする上本博紀内野手(左)。阪神に残留すれば糸原健斗内野手のライバルとなる=阪神鳴尾浜球場

 「(3割は)今年 1年やってみて、すごいなと実感した数字。もちろん、そこを目指してやっていきたい」  「打率3割」への思いを問われ、糸原は力強く答えた。もっともっとうまくなる-。向上心を胸に秘め、虎を支える柱となる。

★広角へ打撃磨く

 糸原は今季、「対左投手打率0.286。右投手0.287」と、投手の左右にかかわらず安定した成績を残した。平野打撃コーチは「もともと、右方向に打つ方が力があった。プロに入って広角に打たないと、となっていったと思う」と説明。さらなる飛躍に向けて「広角に右翼、中堅、左翼と数字(打率)がそろってくるように取り組み始めています」と来季を見据えた。

 

  4日、シート打撃に登板する小野泰己投手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 進め、多和田ロード! 小野が富士大の 1年先輩で、今季パ・リーグ最多勝の西武多和田を追い、 3年目の覚醒を目指す。「大学時代はリーグ戦でどんなピンチでも動じない。プロでも気持ちがぶれず、淡々と投げている感じがします」。不動心と捕手寄りのリリースポイント。生きた教材だった先輩は 3年目の今季、「16勝」を挙げ、「10年ぶりリーグ優勝」の原動力となった。

 今季、楽天で多和田に「0勝4敗」と封じられた清水ヘッドコーチは「本当に球持ちがいい。同じ 145キロでも、打者からしたらえらい速く感じると思う」と舌を巻く。その上で 4日のシート打撃に登板した小野に、類似点を発見した。「(多和田は)球持ちがいいから、若干前めから投げられているような感覚。小野を見たのは初めてだけど、そういう感じだよね。(多和田のように)なれるんじゃないの」と期待も込めた。

 小野は 2年目の今季、開幕からローテに入って「7勝7敗」。「常に全力だと体力的にしんどい。 8割程度の力で投げることが出来れば」と脱力投法に挑戦中だ。多和田に学び来季は自身初の規定投球回到達、「2桁勝利」を目指す。

 

 沖縄・宜野座へ「3番勝負」だ!! 矢野阪神が秋季高知・安芸キャンプ中の17日に新体制初の対外試合(韓国LG戦)を組むことが 5日、分かった。10日からの第 3クールでも 2試合の紅白戦を行う。この 3試合は矢野燿大新監督が来年 2月の 1軍キャンプメンバーを選ぶ判断材料にする方針。安芸で総仕上げの若虎サバイバルが展開される。

 安芸キャンプの最終盤は来春 1軍キャンプメンバー入りをかけて、壮絶なバトルになりそうだ。当初、実戦予定はなかったが、新たに 3試合が組まれた。最大の注目は17日の韓国LG戦だ。近年の阪神新監督の秋季キャンプ中の対外試合は異例で、11年に和田監督が実施しようとしたが雨で中止。さらに今回はキャンプ打ち上げ前日の実施でテスト的な意味合いが強い。矢野監督も「そりゃ(メンバー選考の)参考にならないことはない。投手も投げたいだろうから。投手は味方に投げるより、思い切って攻められる」と説明した。

 10月中旬に就任した矢野監督にとっては初の対外試合となる。若手が来季、 1軍で活躍するための最初の試金石になる。若虎にとって、それぞれテーマが異なる。 1軍当落線上の若手にとっては、結果が沖縄行きに直結していく。今秋「ドラフト1位」で大阪ガス・近本光司外野手(関学大)を指名し、外野争いは激烈だ。高山、中谷、島田、江越…。脱落をまぬがれるためにも、息つく暇はまるでないだろう。

  4日、安芸秋季キャンプで選手を集め話をする矢野燿大監督(中央)=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 矢野監督が中継ぎ左腕候補に位置づける島本VS飯田の一騎打ちも見ものだ。また、前日 4日のシート打撃でバックスクリーンに本塁打を放った大山は来季の「4番候補」に挙がった。秋の「3番勝負」で強烈な印象を残せば、ライバルのベテラン福留、糸井らに先行するアピールになりそうだ。主軸への「足掛かり」となる重要な位置づけになる。

 第 3クール中にも 2試合の紅白戦を組み込む。次期オーナーに内定している阪神電鉄・藤原崇起会長(球団オーナー代行)が安芸キャンプを視察する期間と重なる。スケジュールが合えば、初の“御前試合”になりそうだ。今季は01年以来、17年ぶりの「最下位」に沈んだ。だが、安芸での第 1クールは若手の笑みがはじけ、活況を呈した。いざ 1軍へ。真の主力へ。チーム再建に向けて、若虎が真剣勝負で自らの居場所を奪いに行く。

 

 阪神新井良太 2軍打撃コーチが秋季キャンプ休日の 5日、今季限りで現役を引退した兄、広島新井貴浩内野手への感謝を言葉にした。 9月に兄が現役引退を表明した直後はシーズン中ということもあって多くを語らなかったが、 2日前の日本シリーズ終了を受けて思いを激白。今、伝えたい言葉は「ずっとすごい兄ちゃんでいてくれてありがとう」だった。

 ホークスナインが一斉にマウンドへ駆けだす。 1塁ベンチから静かにグラウンドを見つめる兄の姿を、弟はジッと目に焼きつけた。

 「試合は全部見させてもらったよ。最後の方はもう『打て!』『もう 1回、回ってこい!』と普通に応援していた」

 11月 3日。新井 2軍打撃コーチは兵庫・西宮市内の自宅で、日本シリーズ第 6戦・広島-ソフトバンク戦(マツダスタジアム)を見守った。兄貴浩は 2点を追う 8回、先頭で代打登場して遊ゴロ。そのまま 1塁守備に就くも 2打席目は回ってこなかった。悲願の「日本一」を達成できないまま現役引退。それでも弟は、最後まで大歓声と割れんばかりの拍手を浴び続けた兄の姿が誇らしかった。

 「これだけ愛され惜しまれながらやめられるのは幸せなことだし、本当に尊敬する。兄貴よりすごい数字を残した選手はいると思うけど、そんな人たちに負けないぐらい引退への反響があった。それは、ドラマのような野球人生だったこともあるだろうけど、何事にも真摯(しん)に取り組んできたからだと思う。昔は『いい人ヅラして』とかちゃかされたこともあったけど、兄貴は『ファンあってのプロ野球』と本当に考えて頑張っていた。そんな姿勢を、みんなが分かってくれたのかなと感じた」

 今年 7月のある休日。兵庫県内で兄と昼食の約束をした。店に向かう車中、弟は覚悟を決めて兄に問いかけた。「もしかして、やめたりしないよね」。「いや…やめるつもりよ」。兄の表情を確認した弟は「もう決めたんだな」と確信し、それ以上深掘りはしなかった。それから 1カ月以上が過ぎた 9月 5日、兄は今季限りでの「現役引退」を表明した。

 2013年5月、ヤクルト戦で「3点本塁打」を放ち、新井良内野手(現 2軍打撃コーチ・左)とともに喜ぶ新井貴浩内野手=阪神甲子園球場

 「もちろん客観的に見たら、まだまだできると思っていたけど、兄貴が決めたことだから。若い選手のことを考えて、 5年後10年後のカープのことを考えて、身を引くべきだと決めたこと。もっと子どもの近くにいたいとも言っていたし、自分が何か言うのもね…」

 ともに縦じまを身にまとった11年からの 4年間、兄の偉大さが身に染みた。車のハンドルを握るだけで右肩に激痛が走る中、グラウンドに立てば平然とフルスイング-。「どれだけ批判されても、痛い、かゆいと言い訳をしない。そういうところは本当にすごいと思っていた」。時には技術面でアドバイスをもらい、時には4番の心得を教わり…。兄の優しさ、強さを誰よりも知るからこそ、決断の重さを理解できたのだろう。

 「今は『お疲れさま』じゃなくて『ありがとう』と言いたいかな。感謝しているから。ずっとすごい兄ちゃんでいてくれてありがとう、とね」

 弟は今、 2軍打撃コーチとして鳴尾浜で指導に励む毎日。兄のように真摯な姿勢を貫き、次代を担う若虎の育成に尽力する。

◆阪神新井兄弟メモ

 兄貴浩が2007年オフに広島から阪神へFA移籍。中日でプレーしていた弟良太も2010年オフにトレードで阪神に移籍して、同一球団に所属する兄弟選手となった。2011年は兄弟そろって開幕 1軍入り。 5月21日のソフトバンク戦で「4番3塁」に貴浩、「7番1塁」に良太が先発出場。阪神では25年ぶりの兄弟同時先発出場を果たした。2012年 7月29日のDeNA戦では、同時先発の良太が 4回に「3ラン」、貴浩も 7回に「2ラン」を放ち史上 3組目の兄弟アベック弾を達成した。2014年限りで貴浩が阪神を退団して広島に移籍するまで 4年間一緒にプレーした。

 

 シート打撃に登板した守屋功輝投手は大山悠輔内野手のインコースを厳しく攻め三塁ゴロに仕留める=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 守屋功輝投手が秋季キャンプ第 2クール 1日目の 6日、シート打撃に登板し、打者 7人を完封した。

 原口を内角直球で空振り三振、大山を内角直球で 3ゴロに打ち取るなど、好投してみせた。

 「結果はよかったが逆球が多かった。課題としてやっていかないといけない。逆球をなくしていきたい」

 矢野監督が「(守屋は)リリーフやと思う。先発というのはちょっと…。まだ左バッターを抑えるのが課題の部分が残っているけど。(今日は)首を振って自分で考えて、カウントが難しいところでインサイドに、しかも味方相手に投げていけたのはスゴイ。今日なんか、すごいピッチングじゃん。あいつが一番光っていた」と語るほど評価を高めていた。

 この日は守屋の他に尾仲らも好投しただけに、リリーバー争いに火がついた。

 

 矢野燿大監督は“格上”との来季「開幕3カード」を歓迎。“下克上ダッシュ”から逆襲や=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 “下克上”開幕3カードや!! セ・リーグは 6日、2019年の試合日程を発表し、阪神は「開幕3カード」でヤクルト、巨人、広島と対戦することが決定した。いきなり今季「上位3チーム」との激突となるが、矢野燿大監督は「前向きしかない」と強気。開幕からライバルたちに猛虎復活を印象づける。

 「試練」も、虎将の辞書では「絶好機」だ。矢野阪神が第一歩を刻む、2019年の公式戦試合日程が決まった。今季苦しめられたヤクルト、巨人、広島との「開幕3カード」。険しい道を乗り越えてこそ見られる景色があると、矢野監督は信じている。

 「前向きしかないよ。絶対やるんやから。思い切ってやっていける相手だから」

 打撃練習に臨む阪神・植田海内野手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 17年ぶりの「最下位」に沈んだ虎にとっては、いずれも格上。その中でも特に苦手な相手と、いきなり顔を合わせる。 3月29日からの開幕カード(京セラ)でぶつかるのが、今季「2位」のヤクルト。虎が「カード10連敗」と惨敗したまま戦い終え、「10勝15敗」と大きく負け越した相手だ。

 そして移動日を挟み、 4月 2日からは今季「3位」の「巨人3連戦(東京ドーム)」。宿命のライバルにも、今季は甲子園で 2度の「同一カード3連敗」を喫するなど、「8勝16敗」で最も負け越した。 4月 5日からは「10勝15敗」だった広島とのビジターゲーム(マツダ)が待っている。開幕早々の過酷な移動をしいられ、相手は「リーグ3連覇」を成し遂げた王者。客観的に見ると“悪夢”のような「開幕9戦」。だが、矢野監督の考えはまったく違った。

 ブルペンでの投球練習に臨む阪神・望月惇志投手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 「現状のチームを把握しやすいというかさ。まあ、簡単に勝たせてくれる相手じゃないワケやから。しっかりとしたうちの野球ができるかどうか、というのを(試せるという)ね」

 今季できなかったことができるように、快晴の高知・安芸で汗を流し、秋季キャンプを行っている。多少日程が過酷だろうが、指揮官が下を向くワケがなかった。腕試しの「9戦」にするつもりだ。

 金本前監督は就任以来 3年とも、開幕投手に早々とメッセンジャーを指名してきた。矢野監督は現時点で明言していない。この日のブルペンでも、来季 3年目の才木の投球に割って入り、身振り手振りで熱心な指導を行った。「どこのポジションもそうやけど、競争をどれだけ作るかというのは俺らの仕事」。若手もベテランももう一度、競わせようとしている。

  2月の沖縄・宜野座キャンプ、 3月のオープン戦を経て、開幕ローテにはどんな名前が入っているのか-。著しい台頭があれば、そのまま今季との差となり、倒せなかった相手も倒せる。

 ブルペンでの投球練習に臨む阪神・青柳晃洋投手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 「そこだけ(9戦)で見るわけではないけど。うちがこういう野球をやる、という部分を(他チームに)植えつけられるところかもしれへんし」  “下克上”での開幕ダッシュで強烈なインパクトを残せば、ライバルたちに苦手意識を与えられるはず。どん底からはい上がる2019年。猛虎に生まれ変わり、一気に走って行く。

★天候不順多くても連戦回避へ

 今季の阪神は天候不順が重なり、 9月27日から10月10日にかけて「14連戦」の超過密日程となった。セ・リーグは日程消化が遅れた今季を踏まえ、中止の振り替え試合を 5月 3日以降、積極的に入れることになり、 9月24-30日は未消化試合を入れるために空ける対策が取られた。

 

 

 2018年CSシリーズ開催日程

 

 2018年 日本シリーズ日程

 

 2018年公式戦順位表

 

 2018年交流戦順位表

 

 2018年 公式戦 日程と結果(10月)

 

 

 

 

   

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