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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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中谷、選ぶより打つ!上本が残留へ、誠意に誠意で応えFA宣言せず!阪神2位小幡が仮契約!

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阪神が12日、「想定ノック」という新メニューを実施した。一死 1、 3塁という設定で、広島・鈴木誠也外野手(24)や巨人・阿部慎之助捕手(39)らセ・リーグの強打者の名前を捕手が叫ぶと、それに合わせて守備陣が対応。考える野球を掲げる矢野燿大監督(49)のもと、選手個々が“バーチャルノック”で打球を追った。「阿部!」に「鈴木!」、さらに「山田!」に「ビシエド!」も。オールスター級の名前が次々と安芸の空に響き、難敵たちがグラウンドに降臨した。選手の頭の中で…。まさにバーチャルの世界。そして鮮明にイメージした相手に、若虎が必死に挑んだ。設定は一死 1、 3塁。守備側にはもっとも難しく、瞬時の判断が問われる状況だ。捕手(梅野、坂本、長坂)が打者の名前を叫ぶとスタート。選手は相手をイメージし、頭をフル回転させる。守備位置は? 可能性が高い打球は? 足の速さは? コーチからの指示は一切ない。筒井、藤本両コーチが“打ちそうな打球”をノックするだけ。走者は置かないが、プレーまでの「準備」も徹底的に促すメニューだ。小林誠司捕手(29=巨人)はスクイズ警戒。ノッカーが手で転がし、投手・福永が冷静に本塁へ。さらに岡本和真内野手(22=巨人)の際は外野がバック。前に落ちる安打となったが、右翼・江越大賀外野手(25)が 1走を刺すべく矢のような送球を 3塁・大山悠輔内野手(23)へ送ると、大山は打者走者の岡本を想定し、すかさず 2塁へ転送。各自の頭の中のイメージを全体で共有する連係もみせた。緊張感あふれるプレーにスタンドのファンにも“見えない相手”が見えた!? 好プレーには本当にピンチを脱したかのような大歓声だ。「3連覇」の広島、「7年連続で負け越し」を喫している巨人など、「最下位」に沈んだ阪神にとって、すべてが打倒すべき相手。具体的に頭に描き、考えることで瞬時の対応は変わるはずだ。今季チーム失策数はリーグワーストの「89」。技術だけではない頭と心の準備が、矢野阪神のディフェンス力を上げていく。

中谷将大外野手(25)が決めていたルールは超積極的。会心ではなかったが、先制犠飛をセンターへ上げた。一死 1塁で迎えた 3打席目も貫いた。投手飯田優也(27)に対し 3ボールとなると、 4球目の 146キロをスイング。 3飛に終わったが、選ぶよりも打つという積極性が光った。意図を説明。とらえきれなかった悔しさと課題が、次へとつながるはずだ。矢野監督も姿勢を絶賛した。ノーサインで指示もない紅白戦。評価した。和製大砲が完全覚醒へ。超積極的な打席は、次のステージにつながっていく。

原口文仁捕手(26)が11日、矢野新体制の初実戦となった秋季高知・安芸キャンプの紅白戦で、特大弾を含む2安打と奮闘。守っても快足植田の 2盗を阻止し、ムードメーカーとしても猛アピールした。矢野燿大監督も“打って良し、刺して良し、元気良し”の3拍子を高評価。来季の正妻争いについて梅野隆太郎捕手(27)らとのゲキ熱バトルを期待した。原口が正捕手奪取をアピールする豪快な 1発を放った。「5番捕手」で出場し、 2回一死走者なしで迎えた第 1打席。カウント 2- 1、小野泰己投手(24)の 4球目だ。真ん中高めにきた 142キロの直球を完璧にとらえると、打球は左翼席奥のネット上段に突き刺さった。矢野阪神初実戦の紅白戦。いきなり光り輝いたのは背番号「94」だった。「矢野阪神1号」に続き、 6回には一死 1塁から、島本の内角低めの直球をとらえて左前打。どちらの打席も一振りで仕留めた。矢野監督は絶賛。今季は代打で23安打を放ち、桧山進次郎に並ぶ球団タイ記録をマークしたが、獲物を一撃で仕留める勝負強さは大きな武器だ。捕手としても見せた。 3回一死から青柳が植田を四球で歩かせ、続く島田の打席の 2球目だった。スタートを切った植田を矢のストライク送球で刺した。今季は梅野が 121試合スタメンマスクをかぶって「ゴールデングラブ賞」も獲得したが、原口は 9試合止まり。だがこの日は強肩も披露し、2016年シーズンで発症した右肩の古傷も心配はなさそうだ。来季の正妻バトルが面白くなってきた。

同期が御前試合で激突! 藤原崇起次期オーナー(66=電鉄本社会長)が視察する13日の紅白戦には、ドラフト同期入団で同い年の才木浩人投手(20)、浜地真澄投手(20)が先発する。矢野燿大監督が来季の先発ローテをほぼ白紙とする中、期待の若虎が直接対決で猛アピールを狙う。これほどわかりやすい対決はない。活きのいい 2人の“ハタチ”が、御前試合で火花を散らす。浜地と才木。ともに来季の先発ローテーションを狙う右腕が、紅白戦で先発( 3ニング予定)する。まずは浜地が、言葉に力を込めた。「ドラフト4位」で入団して 2年、まだ 1軍登板はなく、今季も腰痛で出遅れたが、ウエスタンでは 9試合で「3勝1敗1S、防御率1.00」を残した。ゆったりとした力感のないフォームから繰り出される伸びのある直球が武器。今季は 2軍監督だった矢野監督に、ファーム優勝がかかった一戦やファーム日本一を決める試合など大一番で起用された“秘蔵っ子”だ。対する「D3位」入団の才木は、ここまでは大きくリード。長い手足をいかしたダイナミックなフォームから投げ下ろされる力強い直球が売りで、今季は 1軍で22試合に登板。「6勝」を挙げた。同い年で同じ右の本格派同士のマッチアップを、あえて組んだわけだ。し烈な先発争いを、 2人の同期対決がさらにヒートアップさせる。

上本博紀内野手(32)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留する意向を固めたことが12日、分かった。球団はシーズン中から残留交渉を続け、上本は態度を保留していた。最後は左膝手術からのリハビリを支えてもらった感謝の思いが決め手になったとみられ、FA申請期間最終日となる今日13日に最終決断を下す。来季も縦じまに袖を通し、17年ぶり「リーグ最下位」からの逆襲に全力を尽くす。

阪神から「ドラフト2位指名」を受けた延岡学園・小幡竜平内野手(18)が12日、大分市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金6000万円、年俸 720万円(金額は推定)。同学年には中日「1位指名」の根尾昂内野手(18=大阪桐蔭高等学校)、広島「1位指名」の小園海斗内野手(18=報徳学園高校)ら、甲子園を沸かせた遊撃手がそろう。

日本代表「侍ジャパン」は13日、日米野球第 4戦(マツダ)を戦う。チームは12日、東京から空路で広島入りした。ここまで「2勝1敗」の稲葉篤紀監督(46)は東京都内で取材に応じ、「勝ち越したい」と宣言。残り 3試合も勝負にこだわる姿勢を示し、「4番」打者は柳田悠岐外野手(30=ソフトバンク)の継続が有力だ。連勝は「2」で止まったが、勝利へのこだわりは最後まで変わらない。稲葉監督は今後の打順、特に柳田を起用している「4番」について問われると、キッパリと言い切った。投手についてもこれまでは登板予定に沿って起用してきたが、残り 3試合は「決めずにいく」とより「勝利」にこだわった継投となる。「侍ジャパン」として初参加した 4年前の前回大会は「3勝2敗」。あらゆることを想定しながら、 2大会連続の勝ち越しを狙う。

記事をまとめてみました。

 

 阪神安芸秋季キャンプ(12日、安芸)

 感じろ、イメージしろ! そして考えて動け!! 阪神が12日、「想定ノック」という新メニューを実施した。一死 1、 3塁という設定で、広島・鈴木誠也外野手や巨人・阿部慎之助捕手らセ・リーグの強打者の名前を捕手が叫ぶと、それに合わせて守備陣が対応。考える野球を掲げる矢野燿大監督のもと、選手個々が“バーチャルノック”で打球を追った。

 「阿部!」に「鈴木!」、さらに「山田!」に「ビシエド!」も。オールスター級の名前が次々と安芸の空に響き、難敵たちがグラウンドに降臨した。選手の頭の中で…。まさにバーチャルの世界。そして鮮明にイメージした相手に、若虎が必死に挑んだ。

 想定ノックで打球を処理する糸原健斗内野手。頭の中はフル回転だ=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 「俺がやろうといったわけではないけどね。でもその方が練習の練習になりにくいやん。打者走者がどれくらいの足で、セカンドまで行かさんとかね。まあ、すごくよかったと思う」

 矢野監督がうなずく。コーチの発案だが、選手が自主的に考えて、動くことを掲げる矢野流が反映されたのが、「V奪回」へ向けた新メニュー「想定ノック」だ。

 設定は一死 1、 3塁。守備側にはもっとも難しく、瞬時の判断が問われる状況だ。捕手(梅野、坂本、長坂)が打者の名前を叫ぶとスタート。選手は相手をイメージし、頭をフル回転させる。守備位置は? 可能性が高い打球は? 足の速さは? コーチからの指示は一切ない。筒井、藤本両コーチが“打ちそうな打球”をノックするだけ。走者は置かないが、プレーまでの「準備」も徹底的に促すメニューだ。

 走者も打者もいないなか、すべてイメージでノックは進んだ=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 たとえば阿部(巨人)で鋭い打球が 2塁の糸原へ飛ぶと、走力も想定した上で併殺に。右打者の鈴木(広島)も同様に併殺を狙ったが、俊足の田中(同)は、事前に前に出てバックホームだ。

 小林(巨人)はスクイズ警戒。ノッカーが手で転がし、投手・福永が冷静に本塁へ。さらに岡本(巨人)の際は外野がバック。前に落ちる安打となったが、右翼・江越が 1走を刺すべく矢のような送球を 3塁・大山へ送ると、大山は打者走者の岡本を想定し、すかさず 2塁へ転送。各自の頭の中のイメージを全体で共有する連係もみせた。

 緊張感あふれるプレーにスタンドのファンにも“見えない相手”が見えた!? 好プレーには本当にピンチを脱したかのような大歓声だ。「3連覇」の広島、「7年連続で負け越し」を喫している巨人など、「最下位」に沈んだ阪神にとって、すべてが打倒すべき相手。具体的に頭に描き、考えることで瞬時の対応は変わるはずだ。

 ランナー想定ノックに臨む長坂拳弥捕手(左)と梅野隆太郎捕手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 「(タイプが)極端な選手でやりました。(各打者に合わせて)ポジションも自然と。この打者なら後ろとか、前目でいいかなとか」と司令塔の梅野。発案者の 1人、筒井外野守備走塁コーチが「(打者を)イメージさせたかった。守備位置もみんな考えていたし、連係の位置どりを考える力もつく」と説明すれば、藤本内野守備走塁コーチも「内外野の中継プレーの位置関係も変わってくる。外野手の肩の強さも違うから」と話した。

 今季チーム失策数はリーグワーストの「89」。技術だけではない頭と心の準備が、矢野阪神のディフェンス力を上げていく。

 立ち幅跳びの測定に臨む原口文仁捕手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

★“矢野流”あらかると

◆働き方改革 キャンプでの早朝、夜間練習のやり方を見直し「夜までの体力を残すなら、グラウンドで目いっぱいやってくれた方がいい」。

◆いきなり打! キャンプ初日は異例の打撃“3部練”を敢行。全体守備練習をカットする大胆メニューだった。

◆癖の徹底チェック 筒井、藤本両守備走塁コーチが相手走者目線で阪神投手陣を分析。映像を見せながら個々の投手の癖を“講習”した。

◆呼び方も… 「俺は『監督、監督』したくない」と呼び名は「矢野さん」を推奨。選手も下の名前で呼び、練習メニューの表記もファーストネームに。

 

 迷いはなかった。中谷将大外野手が決めていたルールは超積極的。カウントにかかわらず「ファーストストライクを打つ」だった。秋季キャンプで行われた紅白戦の 1回一死 3塁。制球が定まらない青柳のボールを見極めて 3ボール。 1球見てもいい場面だが「打っていくと決めていたので」と振り切った。会心ではなかったが、先制犠飛をセンターへ上げた。

 一死 1塁で迎えた 3打席目も貫いた。投手飯田に対し 3ボールとなると、 4球目の 146キロをスイング。 3飛に終わったが、選ぶよりも打つという積極性が光った。「打たないと課題が見えてこない。しっかり打たないといけないので」と意図を説明。とらえきれなかった悔しさと課題が、次へとつながるはずだ。

 矢野監督も姿勢を絶賛した。ノーサインで指示もない紅白戦。「今はうまくなるためにここに来てんのにさ、見逃しても何も魅力を感じひんやん。ガンガン打ちにいって自己アピールをどんどんして、自分がどれだけうまくなるんやってことをやってほしい」と笑顔。第 1打席の犠飛を振り返り「真っすぐやろっていうところで、あれは犠飛でもまあまあ価値もあったと思う」と評価した。

  1回裏白組一死 3塁、中谷将大外野手は先制の犠飛を放った=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 レギュラー奪取を期待された今季は77試合で「打率2割3分、5本塁打」に終わった。 1発で仕留める確実性が課題のひとつだ。だからこそ矢野監督は打席を評価し「いつも言っているように、そういうところにチャレンジして自分がどううまくなるかというところの打撃やと思うから」と続けた。和製大砲が完全覚醒へ。超積極的な打席は、次のステージにつながっていく。

◆今季の中谷 昨季「20本塁打」を放ち、キャンプから中堅のレギュラー獲りが期待されたが、オープン戦は「打率1割4分3厘」と大不振で、開幕 1軍から外れた。 5月22日にようやく今季初昇格。同27日の巨人戦で野上から今季初本塁打。交流戦では先発出場も多かったが、徐々に調子を落とし打率は「2割4分」前後と停滞。 8月27日に出場選手登録を抹消され、再び 1軍に昇格したのは 9月16日。再昇格後も目立つ活躍はできず、今季は77試合で「打率2割3分、5本塁打」に終わった。

 

 来季の正捕手は俺だ! 原口文仁捕手が11日、矢野新体制の初実戦となった秋季高知・安芸キャンプの紅白戦で、特大弾を含む2安打と奮闘。守っても快足植田の 2盗を阻止し、ムードメーカーとしても猛アピールした。矢野燿大監督も“打って良し、刺して良し、元気良し”の3拍子を高評価。来季の正妻争いについて「間違いなく入ってくるんじゃない」と梅野らとのゲキ熱バトルを期待した。

 原口が正捕手奪取をアピールする豪快な 1発を放った。「5番捕手」で出場し、 2回一死走者なしで迎えた第 1打席。カウント 2- 1、小野の 4球目だ。真ん中高めにきた 142キロの直球を完璧にとらえると、打球は左翼席奥のネット上段に突き刺さった。矢野阪神初実戦の紅白戦。いきなり光り輝いたのは背番号「94」だった。

 「練習していることが、今日は出せたかなって感じですね。自分の中でしっかり打てたことは良かった」

 「矢野阪神1号」に続き、 6回には一死 1塁から、島本の内角低めの直球をとらえて左前打。どちらの打席も一振りで仕留めた。矢野監督は「いや~、さすがやね。本当に。 2つとも 1発で仕留めたのかな。ファーストスイングで仕留められているというのは」と絶賛。今季は代打で23安打を放ち、桧山進次郎に並ぶ球団タイ記録をマークしたが、獲物を一撃で仕留める勝負強さは大きな武器だ。

  2回表紅組一死、原口文仁捕手は左越え本塁打を放った=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 捕手としても見せた。 3回一死から青柳が植田を四球で歩かせ、続く島田の打席の 2球目だった。スタートを切った植田を矢のストライク送球で刺した。それでも原口は「全然まだまだ。今年もなかなかゲームに出られなかったので。紅白戦で 1試合守ったからどうとかじゃなく、来年につながるように」と向上心はとどまらない。

 攻守以外でも存在感を発揮した。今キャンプは試合だけでなく、練習中も大声で場を盛り上げている。そんな姿にも指揮官は高い評価点を与えた。

 「やっぱり元気がいいよね。原口はよう声が出るからさ。捕手をやっている時もそうやし、 1塁に行ってもさ。チームにとって、それはすごく大きい。声を出したら自分も元気になるし、周りも元気づけられる」

 今季は梅野が 121試合スタメンマスクをかぶって「ゴールデングラブ賞」も獲得したが、原口は 9試合止まり。だがこの日は強肩も披露し、16年シーズンで発症した右肩の古傷も心配はなさそうだ。矢野監督は「肩も良くなっているように見える。競争には間違いなく入ってくるんじゃない」と絶賛の嵐。来季の正妻バトルが面白くなってきた。

 

 アピールを狙う浜地真澄投手。今季1軍で結果を残した同期の才木と激突だ=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 同期が御前試合で激突! 藤原崇起次期オーナー(電鉄本社会長)が視察する13日の紅白戦には、ドラフト同期入団で同い年の才木浩人投手、浜地真澄投手が先発する。矢野燿大監督が来季の先発ローテをほぼ白紙とする中、期待の若虎が直接対決で猛アピールを狙う。

 これほどわかりやすい対決はない。活きのいい 2人の“ハタチ”が、御前試合で火花を散らす。浜地と才木。ともに来季の先発ローテーションを狙う右腕が、紅白戦で先発( 3ニング予定)する。まずは浜地が、言葉に力を込めた。

 「もちろん 1軍で投げないと仕事にならないと思う。( 1軍ローテは)目標ですし、まだ 1年間を通して投げたことはないので、 1試合 1試合大事にしていきたい」

 今季 1軍で結果を残した才木浩人投手。アピールを狙う同期の浜地と激突だ=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 「ドラフト4位」で入団して 2年、まだ 1軍登板はなく、今季も腰痛で出遅れたが、ウエスタンでは 9試合で「3勝1敗1S、防御率1.00」を残した。ゆったりとした力感のないフォームから繰り出される伸びのある直球が武器。今季は 2軍監督だった矢野監督に、ファーム優勝がかかった一戦やファーム日本一を決める試合など大一番で起用された“秘蔵っ子”だ。

 対する「D3位」入団の才木は、ここまでは大きくリード。長い手足をいかしたダイナミックなフォームから投げ下ろされる力強い直球が売りで、今季は 1軍で22試合に登板。「6勝」を挙げた。

 浜地が「相手は意識していないですが、自分のピッチングができれば」と言えば、才木も「気にしていない。自分のやるべきことは変わらない」と闘志は内に秘めたが…。「期待の表われもありますし、お互い意識している存在なので、競争の意味も込めて」とは金村投手コーチ。同い年で同じ右の本格派同士のマッチアップを、あえて組んだわけだ。

 守備練習に臨む才木浩人投手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 来季の巻き返しを図る虎にとって、先発投手陣の整備は重要な課題。FA権行使を表明したオリックスの西の獲得へ乗り出しているが、若手の底上げは絶対不可欠だ。矢野監督は、来季のローテはメッセンジャー以外は白紙とした上で「世代が本当に若いからさ。だから楽しみ」と投手陣の競争に期待を寄せた。

 「もちろん、開幕から(先発ローテは)狙っていますし、いけるところからどんどんアピールしていきたい」と才木。し烈な先発争いを、 2人の同期対決がさらにヒートアップさせる。

■紅白戦に中継ぎとして3イニングを登板予定の阪神・馬場

 「外の真っすぐで勝負できるように。変化球で様子をみて、真っすぐを混ぜながらやっていきたい」

 

 上本博紀内野手が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留する意向を固めたことが12日、分かった。球団はシーズン中から残留交渉を続け、上本は態度を保留していた。最後は左膝手術からのリハビリを支えてもらった感謝の思いが決め手になったとみられ、FA申請期間最終日となる今日13日に最終決断を下す。来季も縦じまに袖を通し、17年ぶり「リーグ最下位」からの逆襲に全力を尽くす。

   ◇   ◇   ◇

 上本が悩み抜いた末、ついに虎残留を決断する。今季国内FA権を初取得。FA宣言も視野に入れて熟考を続けてきた。FA申請期間最終日となる今日13日に最終的な決断を下すが、この日方向性は定まったもよう。権利を行使せず残留する道を選ぶことになる。

 球団は負傷明けの選手には異例ともいえる 2~ 3年の複数年契約を用意し、シーズン中から残留交渉を継続。10月中旬には矢野新監督からも直々に「残ってほしい」と訴えかけられていた。この日も谷本球団副社長兼本部長は2日前に上本から「ギリギリまで待ちたいと思います」と報告があったことを明かした上で「残るという声を聞きたいですね」と切実な願いを言葉にしていた。

 上本は球団や指揮官の誠意に心から感謝。その一方で、他球団の評価も聞いてみたいという、いち野球人としての思いとも正直に向き合ってきた。「じっくり考えたい」と熟考の姿勢を貫き、最後は虎への愛着、そして強い感謝の思いが心を動かしたとみられる。

 上本博紀内野手=阪神甲子園球場

 今季は 5月 5日の中日戦で左膝を負傷。「左膝前十字靱帯(じんたい)の再建術」を受け、 6月以降は地道にリハビリを続けた。夏場には「とにかく悔しい。チームが頑張っている時に自分は一体何をやっているんだろう、と…。大事な時期に力になれず本当に申し訳ない」と本音も吐露。この感情が残留決断の決め手となったと予想される。球団関係者によれば、上本はまだリハビリ中にもかかわらず身分が保証されることに違和感を覚えており、複数年契約を辞退して単年契約を結ぶ可能性が高い。

 今季は左膝を負傷するまで20試合に出場し、「4割2分2厘」と脅威の打率を残した。パンチ力も兼ね備えたシュアな打撃と俊足、そして類い希な野球センスの持ち主。残留すれば来季、糸原とともに 2塁レギュラーの有力候補に躍り出ることは間違いない。

 秋季キャンプ期間中は鳴尾浜で練習を継続し、この日もランニングやノック、室内トレーニングで汗を流した。すでに打撃練習も再開しており、来春のキャンプ中には全体練習に合流できる見込み。今季「最下位」から14年ぶりの「V奪回」へ、矢野阪神に欠かせないピースが来季も縦じまユニホームに袖を通す。

◆上本博紀(うえもと・ひろき)

 1986年(昭61) 7月 4日生まれ、広島出身。広陵高校では甲子園に 4度出場し、 2年春には「優勝」。早稲田大學を経て2008年「ドラフト3位」で阪神入り。2014年に選手会長に就任し、同年の開幕直後に負傷離脱した西岡に代わって 2塁のポジションを得た。2016年限りで選手会長を退任。 173センチ、71キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は4300万円。

 

 阪神田中秀太九州担当スカウト(左)から帽子をかぶせてもらい笑顔を見せる「ドラフト2位」の延岡学園・小幡竜平内野手=大分市内のホテル

 阪神から「ドラフト2位指名」を受けた延岡学園・小幡竜平内野手(18)が12日、大分市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金6000万円、年俸 720万円(金額は推定)。

 「 3拍子そろった『1番ショート』に、少しでも早くなれるように頑張っていきたいです」

 同学年には中日「1位指名」の根尾、広島「1位指名」の小園ら、甲子園を沸かせた遊撃手がそろう。「同期として、今後ライバルになっていくと思いますし、絶対に負けたくないです」と対抗心を燃やした。

 

 日本代表「侍ジャパン」は13日、日米野球第 4戦(マツダ)を戦う。チームは12日、東京から空路で広島入りした。ここまで「2勝1敗」の稲葉篤紀監督は東京都内で取材に応じ、「勝ち越したい」と宣言。残り 3試合も勝負にこだわる姿勢を示し、「4番」打者は柳田悠岐外野手(ソフトバンク)の継続が有力だ。

 連勝は「2」で止まったが、勝利へのこだわりは最後まで変わらない。稲葉監督は今後の打順、特に柳田を起用している「4番」について問われると、キッパリと言い切った。

 「勝ち越したい。もう 1つ勝てば負け越しはなくなる。勝つためにしっかりした打順を組むことを考えている」

 第 1戦では「サヨナラ2ラン」を放った柳田悠岐外野手。侍ジャパンに欠かせない存在だ=東京ドーム

  7日の強化試合・台湾戦と第 1戦は今季「47発」の本塁打王・山川(西武)が務めたが、第 2戦からは柳田が「5番」から昇格。 3試合で「11打数6安打6打点、2本塁打」と大当たりで、今後も「4番」継続が有力だ。

 金メダルを狙う「2020年東京五輪」まで代表として集まれる時間が限られていることもあり、テストする部分はありながらも、本番に近い形で戦っている。状態が戻りつつある山川の復帰や岡本(巨人)を入れるプランもあるが、まずは勝利が最優先。柳田がうまく機能すれば、一気に「東京五輪」まで新たな「4番」として定着する可能性もある。

 投手についてもこれまでは登板予定に沿って起用してきたが、残り 3試合は「決めずにいく」とより「勝利」にこだわった継投となる。「侍ジャパン」として初参加した 4年前の前回大会は「3勝2敗」。あらゆることを想定しながら、 2大会連続の勝ち越しを狙う。

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

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