●意中の“恋人”とファーストコンタクトだ！！ 阪神がＦＡ交渉解禁日の15日、今オフの補強で獲得を目指す、オリックスから国内ＦＡ宣言した西勇輝投手(28)と｢初接触｣した。西宮市内の球団事務所で谷本球団副社長兼球団本部長(54)が｢(連絡を)取るのは取りました｣と話した。同副社長はこの日、球団事務所で勤務しており、電話でラブコールを送ったとみられる。当初から交渉は非公開の方針。野球人生の決断を下す西の心境に配慮した形だが、この日は初めて連絡を取り、1歩進んだ。早ければ、今日16日にも初交渉が行われる可能性が出てきた。同副社長は18日の秋季キャンプ打ち上げに備え、週末は高知・安芸入りする予定。今週平日のアタックなら｢１１．１６｣が最短だ。安芸にいる矢野監督は前日14日に｢前に進むという感じがあれば喜んで行かせてもらう｣と話すなど、今後の展開次第で交渉役名乗りに意欲を見せる。同副社長はキャンプ中の指揮官出馬について否定せず、最大限の誠意を尽くすスタンスだ。今季は先発陣も駒不足に悩み、通算｢７４勝｣右腕を来季のエース格として構想。 4年の大型契約を用意し、資金源が豊富なソフトバンクなどとの争奪戦を 1歩も譲らない。今季｢最下位｣でチーム再建の切り札に見込む。｢１１．１６｣以降、虎の運命が動きだす。西との初交渉前、大阪・野田の阪神電鉄本社では定例のオーナー報告会が行われた。藤原崇起次期オーナー(66＝電鉄本社会長)は西獲りへ、条件の上乗せを視野に入れていることを示唆。ソフトバンク、ＤｅＮＡとの三つどもえ。特に鷹は前日の初交渉で 4年15億円超の巨額契約を提示しており、軍資金では太刀打ちできない。だからこそ、地の利を生かして｢関西に残ってほしい｣との殺し文句とともに、誠意で口説き落とすしかない。大黒柱のメッセンジャーはいるものの、秋山は故障明け、藤浪は復活途上など苦しい先発事情を救ってくれるのは西。矢野監督の直接出馬を前にまずは第 1球を投じ、しっかりとキャッチボールができたわけだ。まだまだ始まったばかり。だが、好発進は間違いなし。西のハートを射止める機運が高まってきた。
●阪神は16日、呂彦青投手(22)と来季の選手契約を締結したと発表した。呂は国立台湾体育運動大學をへて今季から入団。 1軍登板はなかったが、ウエスタン・リーグでは12試合に登板して｢２勝３敗１セーブ、防御率は４．３１｣の成績を残した。
記事をまとめてみました。
意中の“恋人”とファーストコンタクトだ！！ 阪神がＦＡ交渉解禁日の15日、今オフの補強で獲得を目指す、オリックスから国内ＦＡ宣言した西勇輝投手と｢初接触｣した。西宮市内の球団事務所で谷本球団副社長兼球団本部長が｢(連絡を)取るのは取りました｣と話した。
同副社長はこの日、球団事務所で勤務しており、電話でラブコールを送ったとみられる。当初から交渉は非公開の方針。この日もあらためて｢変わらず、ですね。そういうこともちょっと控えたいと思います｣と言い、初交渉の日程を明かさなかった。野球人生の決断を下す西の心境に配慮した形だが、この日は初めて連絡を取り、1歩進んだ。
早ければ、今日16日にも初交渉が行われる可能性が出てきた。同副社長は18日の秋季キャンプ打ち上げに備え、週末は高知・安芸入りする予定。今週平日のアタックなら｢１１．１６｣が最短だ。安芸にいる矢野監督は前日14日に｢前に進むという感じがあれば喜んで行かせてもらう｣と話すなど、今後の展開次第で交渉役名乗りに意欲を見せる。
同副社長はキャンプ中の指揮官出馬について｢可能性があるかと言うと、そりゃあるんでしょう｣と否定せず、最大限の誠意を尽くすスタンスだ。今季は先発陣も駒不足に悩み、通算｢７４勝｣右腕を来季のエース格として構想。 4年の大型契約を用意し、資金源が豊富なソフトバンクなどとの争奪戦を 1歩も譲らない。今季｢最下位｣でチーム再建の切り札に見込む。｢１１．１６｣以降、虎の運命が動きだす。
7日、FA権の行使を表明し球団事務所から引き揚げるオリックス西勇輝投手
阪神が16日、オリックスから国内フリーエージェント(ＦＡ)宣言した西勇輝投手と大阪市内で初交渉したことが分かった。
西との初交渉前、大阪・野田の阪神電鉄本社では定例のオーナー報告会が行われた。藤原崇起次期オーナー(電鉄本社会長)は西獲りへ、条件の上乗せを視野に入れていることを示唆。｢(交渉中に)また(球団サイドから)何かいうてくるんでしょう。そりゃ、みんな(ある程度のマネーゲームは)十分分かって交渉しているんでしょうから、やるなら｣と話した。
阪神がついに西勇輝投手と接触。お互いに好印象を得た
電撃交渉や！ 阪神が16日、オリックスから国内フリーエージェント(ＦＡ)宣言した西勇輝投手と大阪市内で初交渉したことが分かった。(１)クオリティースタートを高評価(２)生活環境の充実(３)矢野監督が捕手出身－の 3点を訴えた谷本修球団副社長兼本部長は｢非常に好青年｣と改めてゾッコン。地の利を生かし、ソフトバンク、ＤｅＮＡとの争奪戦を制しにいく！
まさに電撃だった。冬の足音が聞こえてくる夕方、大阪市内のホテルで西と虎との初交渉が実現。直接出馬に意欲を示す矢野監督を高知・安芸に残したまま、まずは陣頭指揮をとる谷本副社長らフロント陣が出陣。熱く激しいラブコールを送り、阪神サイドも確かな手応えを感じた。
｢われわれと、近い野球観を持ってくれているなと分かりました。彼がどういうふうに感じているかはわからないですけどね。お金の話もほとんど出ず、非常に好青年という印象です｣
午後 7時頃、谷本副社長が伊丹空港の搭乗ロビーに姿をみせた。スカッと晴れ渡った空のような青色のネクタイが光る。“恋人”にほれ直したことを話し、「好青年」と思えた要素を明かした。
阪神側が、まず西に訴えたのは先発投手として確実に仕事を果たしている点だった。谷本副社長が｢クオリティースタート( 6回以上を投げて自責点｢３｣以内。以下、ＱＳ)をしてくれる、よければ 9回までいってくれる。そういう投手はありがたい。球団としても勝ち負けだけではなくて、その辺はきちんと評価する｣と力説すると、西も身を乗り出して｢今年先発して 1点以内に抑えた試合が13試合(実際は 8試合)あった｣と訴えたという。
つかみはバッチリ。そして、話題は生活環境面や矢野監督像についてなど次々展開－。人気球団だけに｢特異なところもありますので。野田(の阪神電鉄)本社まで(自分に) 9人の記者がついてきたとか。それが日常ですので｣とユーモアを交えながら注目されるのが宿命であり、やりがいであることを説明。矢野新監督についても｢捕手出身ですし、よく投手のことはわかってくれると思うよ｣と、プラスになることを力説した。
オリックス・西勇輝投手
｢(他球団に)同じ土壌で戦っても勝てないということはわかっていますので。勝てるわけがないと思っていますので｣
ソフトバンク、ＤｅＮＡとの三つどもえ。特に鷹は前日の初交渉で 4年15億円超の巨額契約を提示しており、軍資金では太刀打ちできない。だからこそ、地の利を生かして｢関西に残ってほしい｣との殺し文句とともに、誠意で口説き落とすしかない。大黒柱のメッセンジャーはいるものの、秋山は故障明け、藤浪は復活途上など苦しい先発事情を救ってくれるのは西。矢野監督の直接出馬を前にまずは第 1球を投じ、しっかりとキャッチボールができたわけだ。
｢本当に、好青年。いわゆる、金額でガツガツという感じでは全くなかったので｣と谷本副社長は興奮冷めやらぬ様子で、キャンプ地の高知・安芸に降り立った。
｢(次回交渉も)あってほしいです。改めて。監督は『必要があれば出る』といってくださっている。必要に応じて要請しようと思っています｣
まだまだ始まったばかり。だが、好発進は間違いなし。西のハートを射止める機運が高まってきた。
◇データＢＯＸ◇
◎…西は今季、25試合の先発で 6回で｢自責１点｣以内は12試合で｢８勝４敗｣。ＱＳは｢リーグ５位｣の15 試合で｢９勝５敗(１位は北海道日本ハムの上沢とマルティネスで17回)｣。セのトップは広島・大瀬良の21回で、阪神・メッセンジャーが19回で｢２位｣。
◇西 勇輝 (にし・ゆうき)
1990(平成 2)年11月10日生まれ、28歳。三重県出身。菰野高から2009年｢ドラフト３位｣でオリックス入団。今季は25試合に登板して｢１０勝１３敗、防御率３．６０｣。通算成績は 209試合に登板し、｢７４勝６５敗１Ｓ、防御率３．３０｣。 1メートル81、80キロ。右投げ右打ち。今季年俸 1億2000万円。
オリックスからＦＡ宣言した西勇輝投手との初交渉を終えた阪神・谷本修球団副社長兼本部長は16日夕、大阪・伊丹空港で取材に応じ、｢非常に野球観も近かった｣｢金額でガツガツという感じでは全くなかった｣と手応えをにじませた。
－－改めてきてほしい
｢そうですね。もっぱら野球観の話というか、そういう話をさせてもらった。非常に野球観も近かった。彼がどういうふうに感じているかはわからないですけど。我々は近い野球観を持ってくれているなとわかりました。世間というか、お金の話もほとんど出ず、非常に好青年という印象です｣
－－西選手から質問も
｢そうですね。若干ありましたけど。それはどっちかというと、生活のことというか。阪神球団は、特異なところもありますので。阪神電鉄本社まで 9人の記者の方がついてきた話とか、阪神電車の中までついてきたとか。それが日常ですので。昼飯食って帰ったら、13人のガンマンが待ち受けていたり、横に並んで出迎えてもらいましたとか。そういう話もしました｣
－－関西に居られるのは彼にとっても利点
｢そこは訴えたいところですけどね。関西に残ってほしいというのは。ずっと思っていますし、それはオリックスへの配慮もありますけど。残ってほしいとは思いますけど｣
－－好感触か
｢本当に、好青年。いわゆる、金額でガツガツという感じでは全くなかったので｣
－－矢野監督の人物像についても伝えた
｢しましたよ。キャッチャー出身ですし、よく投手のことはわかってくれると思うよという話はしました｣
呂彦青投手
阪神は16日、呂彦青投手と来季の選手契約を締結したと発表した。
呂は国立台湾体育運動大をへて今季から入団。 1軍登板はなかったが、ウエスタン・リーグでは12試合に登板して｢２勝３敗１セーブ、防御率は４．３１｣の成績を残した。
呂は球団を通して｢今年1年、日本のプロの世界でプレーさせていただき、シーズン通しての登板、調整といった流れを経験でき、本当に勉強になりました。来年は開幕から 1軍に上がり、シーズンを通して 1軍でプレーしたいと思います。そのためにもけがをしない様にこのオフシーズンしっかりトレーニングを積んでいきたいと思います｣と語った。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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