※昨日は、早朝から東京都ウオーキング協会の仕事で出かけたためにお休みしました。その為、今日は 2日分の記事を載せました。
●阪神は18日、高知・安芸での18日間の秋季キャンプを打ち上げた。午前の練習を終えると、選手会長の梅野隆太郎捕手(27)があいさつ。矢野新体制での初キャンプを締めくくった。新任の矢野燿大監督(49)も充実ぶりを振り返った。野手は実戦にノーサインで取り組むなど、自主性を育んだ。投手も変化球を駆使した、工夫ある攻め方のマスターに励んだ。今季は2001年以来、17年ぶり「最下位」。来季の巻き返しに向けて、オフに入る。矢野燿大監督は同キャンプMVPに浜地真澄投手(20)、才木浩人投手(20)、望月惇志投手(21)の 3人を指名し、若手投手陣の成長に手応え。来季に向けて「投手王国の素材はそろってきている」と豪語した。「11.18」が下克上を目指す虎の“建国記念日”になった。高知・安芸の青空のもと、18日間の濃密な秋季キャンプが終了。選手に自ら考えさせる野球を実践させた矢野監督は、ひときわ輝いた若手先発陣の成長曲線に確かな未来をみた。投手王国の到来を豪語だ。 1軍監督就任後の初キャンプは、時間をみつけてはブルペンに足を運んだ。他の若手らはもちろんだが、21歳の望月、ともに20歳で同期入団の才木、浜地の投球にも熱視線を送ってきた。シート打撃や紅白戦、初の対外試合となった前日17日の韓国LG戦(15- 5で勝利)を経て、導き出した評価はこの若手 3人衆のキャンプMVP選出だ。“MVPトリオ”が巻き起こす競争の激化こそ、王国誕生への第一歩になる。もちろん、今季61試合に登板した岩崎優投手(27)の先発起用構想や、それに伴って島本浩也投手(25)、飯田優也投手(27)の中継ぎ適性の見極め、ドリス、藤川のストッパー争いと投手陣全体の再編成も進めている。今季17年ぶり「最下位」に沈んだチームを率いることになった矢野監督の表情に悲壮感はない。誰よりも、自分自身が確信して、グラウンドの上で若虎が躍動する光景にワクワクしている。
●“おかわりキャンプ”でさらに進化や!!大山悠輔内野手(24)がフリー打撃を行い、「サク越え5本」で秋季キャンプを打ち上げた。20日からは鳴尾浜での“2次キャンプ”に参加。自ら考えながら練習に取り組む“矢野流”でさらなるレベルアップを目指す。“考える野球”をオフも継続する。最後のフリー打撃で「5本のサク越え」。大山は引き締まった表情で18日間を振り返った。秋季キャンプでは矢野監督が“考える野球”を掲げ、シート打撃や紅白戦はノーサインで行われてきた。大山自身も自らの意思で盗塁を試み、紅白戦では 1試合「2個」成功させたこともあった。フリー打撃や全体練習後の特打でも、常に自分らしいスイングを考えながらバットを振り込んだ。練習後には、自分のスイングを連続写真で確認。宿舎に戻ってからも見直し、理想とする形を模索し続けてきた。何が足りないのか-。常に自分と向き合い、来季に向けて準備していく。
記事をまとめてみました。
阪神秋季キャンプ(18日、安芸)
阪神は18日、高知・安芸での18日間の秋季キャンプを打ち上げた。
午前の練習を終えると、選手会長の梅野隆太郎捕手が「2018年シーズンは『最下位』という結果に終わってしまいましたが、2019年シーズンは矢野監督の下、積極的姿勢とチャレンジ精神を持って『リーグ優勝、日本一』に向けて精いっぱい頑張っていきたいと思います」とあいさつ。矢野新体制での初キャンプを締めくくった。
秋季キャンプ最終日、ウオームアップ前にナインを集めて思いを語った矢野燿大監督(左から 5人目)=安芸市営球場(安芸タイガース球場)
阪神が18日、高知・安芸で行っていた秋季キャンプを打ち上げ、新任の矢野燿大監督も充実ぶりを振り返った。
「コーチの人も、いろんなアイデアを出してくれて。新しい取り組みだったり、いろいろチャレンジできた。そういうところは僕がやりたいところと一致していた。すごくいいキャンプを送れたと思います」。野手は実戦にノーサインで取り組むなど、自主性を育んだ。投手も変化球を駆使した、工夫ある攻め方のマスターに励んだ。
指揮官は「みんなの中で、こうやってやってやろうとか、こういうことをチャレンジしてやっているんだとか、こういうふうにやりたいんだというのは見える部分が多い。ギャップというか、やりたいけどできないというのは当然あるけど、みんなのそういう姿勢が出てきたというのは、いい方向に行っている」と続けた。今季は01年以来、17年ぶり「最下位」。来季の巻き返しに向けて、オフに入る。
秋季キャンプを打ち上げた阪神ナイン=安芸市営球場(安芸タイガース球場)
矢野燿大監督が秋季キャンプを振り返った。「新しい取り組みや、いろいろチャレンジできた。僕がやりたいところと一致していた。すごく、いいキャンプを送れた。みんなでこうやってやっていこうという雰囲気と練習方法をやっていけたのは、すごく良かった。1個1個に集中するというか。今日もすごくいいシートノックやった。そういうのを含めると90点くらいかな」。
MVPには高卒3年目の望月、同 2年目の才木、浜地を選出。「この 3人は、先発かなと思っている。食い込んできてくれることで、チーム内の活性化とか競争がすごく激しくなる」と説明。「ランディ(メッセンジャー)を追い越せというかさ。それくらいのチームになっていくと、ランディだって黙ってないと思う」。
その他一問一答は以下の通り
-秋季キャンプMVP
「あるある質問」で、僕もいろいろ考えたんですけど(笑い)。絶対聞かれるだろうなと思って。野手は全員っていうと申し訳ないですけど。全員かなと思っています。来年も本当に競争がすごく楽しみ。決まっているポジションっていうのはほぼない。誰が出てくるのか楽しみなキャンプをおくれた。一番は投手も野手も本当に競争相手がすごく増えている。それが一番よかった。あとは天気ですね。天気がずっと晴れていたので、こんななかキャンプできることないので。それもありがたかったです。
秋季キャンプ打ち上げ笑顔を見せる矢野燿大監督=安芸市営球場(安芸タイガース球場)
-投手 3人をMVPに選んだ理由は
今までは目いっぱい投げる感じのレベルだったんですけど、打者をどう抑えるかとか、どのような投球をしていくかというあたりが見えてきて、ちょっとずつ打ちとり方 1個のアウトにしても「あ、やれてるな」というのが増えてきているように思う。そのあたりの成長を感じてます。新しい球種ではないですけど抑え方のパターンとかいろいろ挑戦して、結果にも出つつあるし、ブルペン見ていても、確率はあがってきていると思う。楽しみです。
-若手が頑張るとベテランも若返る
俺らもそうやった。「負けるか。お前らにまだまだ負けてへんし」と思いながらやっていた。いい意味のチーム内のライバル意識がメラメラ燃えて。どのポジションも複数、出てきそうな感じになってきている。それはすごくよかったな。
秋季キャンプを打ち上げた矢野燿大監督(右から 2人目)。投手王国建築へ自信をみせた。左から浜地真澄投手、才木浩人投手、矢野燿大監督、望月惇志投手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)
投手王国築く!! 阪神は18日、高知・安芸秋季キャンプを打ち上げた。矢野燿大監督は同キャンプMVPに浜地真澄投手、才木浩人投手、望月惇志投手の 3人を指名し、若手投手陣の成長に手応え。来季に向けて「投手王国の素材はそろってきている」と豪語した。
「11.18」が下克上を目指す虎の“建国記念日”になった。高知・安芸の青空のもと、18日間の濃密な秋季キャンプが終了。選手に自ら考えさせる野球を実践させた矢野監督は、ひときわ輝いた若手先発陣の成長曲線に確かな未来をみた。投手王国の到来を豪語だ。
「今のタイガースが勝つということを考えたら、やっぱりピッチャー陣を整備していくっていうのが、目の前の試合を勝っていくっていう部分で必要なことやと思う。投手王国というような素材はそろってきてるから。近い将来、それをやっていけるように」
ノックを受ける阪神・浜地真澄投手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)
1軍監督就任後の初キャンプは、時間をみつけてはブルペンに足を運んだ。他の若手らはもちろんだが、21歳の望月、ともに20歳で同期入団の才木、浜地の投球にも熱視線を送ってきた。シート打撃や紅白戦、初の対外試合となった前日17日の韓国LG戦(15- 5で勝利)を経て、導き出した評価はこの若手 3人衆のキャンプMVP選出だ。
「素材的にもちろんいいものは持ってて、 3人とも、ある意味エースになれるぐらいの能力っていうのはある」
来春の 1軍キャンプについても「もちろん、もちろん。連れて行くと思うよ」と明言。さらに、 8年連続規定投球回を達成し、開幕投手を務めたメッセンジャーに勝負を挑むことも願った。
「メッセを追い越せというかさ。チーム内の競争がなってきたら、俺は勝手に勝てる方向に近づくと思う」
キャッチボールをする阪神・才木浩人投手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)
“MVPトリオ”が巻き起こす競争の激化こそ、王国誕生への第一歩になる。もちろん、今季61試合に登板した岩崎の先発起用構想や、それに伴って島本、飯田の中継ぎ適性の見極め、ドリス、藤川のストッパー争いと投手陣全体の再編成も進めている。
「( 3人は)年齢も近いしね。そこに名前出してないやつらもね、『クソ』っと思ってるやつらも、もちろんいると思うから。来年、誰が試合に出てるのかなとか、誰が先発ローテに入ってるのかなっていうのは俺もすごい楽しみやし」
今季17年ぶり「最下位」に沈んだチームを率いることになった矢野監督の表情に悲壮感はない。誰よりも、自分自身が確信して、グラウンドの上で若虎が躍動する光景にワクワクしている。
ノックを受けた阪神・望月惇志投手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)
「採点? まあ『90』ぐらいじゃない? どこまでいってもたぶん、『100』ってなかなか出せないような気がするのよ。でもコーチの人もいろんなアイデアを出して、『みんなでやっていこうや』っていう雰囲気と練習方法と、やっていけたのはすごく良かったと思う」
投手王国完成の先に待っている猛虎復活。虎党の大声援を浴び、あと「10点」を積み重ねていく。
■馬場皐輔投手
「下半身の使い方や真っすぐの強さなど、やりたいことはできたかなと思います」
■尾仲祐哉投手
「カットボールを右バッターの内角に投げられるようになったのは収穫だと思う。来季も継続していきたいです」
自ら考えながら秋季キャンプに取り組んだ大山悠輔内野手。“2次キャンプ”でも“矢野イズム”を継承する=安芸市営球場(安芸タイガース球場)
“おかわりキャンプ”でさらに進化や!! 阪神・大山悠輔内野手がフリー打撃を行い、「サク越え5本」で秋季キャンプを打ち上げた。20日からは鳴尾浜での“2次キャンプ”に参加。自ら考えながら練習に取り組む“矢野流”でさらなるレベルアップを目指す。
“考える野球”をオフも継続する。最後のフリー打撃で「5本のサク越え」。大山は引き締まった表情で18日間を振り返った。
「いろいろ(課題などが)見つかった。(キャンプが)終わってからが大事なので、考えながらやっていきたい」
打撃練習に臨む大山悠輔内野手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)
秋季キャンプでは矢野監督が“考える野球”を掲げ、シート打撃や紅白戦はノーサインで行われてきた。大山自身も自らの意思で盗塁を試み、紅白戦では 1試合「2個」成功させたこともあった。
フリー打撃や全体練習後の特打でも、常に自分らしいスイングを考えながらバットを振り込んだ。練習後には、自分のスイングを連続写真で確認。宿舎に戻ってからも見直し、理想とする形を模索し続けてきた。
「浸透もしてきていると思いますし、こういうことをチャレンジしてるなとか、こういう風にやりたいんだなというのは見える部分が多い」と矢野監督。選手自身が考えながらおのおのの課題に取り組む姿勢を間近に感じ、指揮官は満足そうな表情を浮かべた。
秋季キャンプは終わったが、大山ら今季 2年目までの若手は20日から始まる“2次キャンプ”に参加。来季「4番候補」の若き主砲も考えながら練習し、“矢野流”をさらに突き詰めていくつもりだ。 「これからが大事なので頑張ります。(レベルアップは)全部です」
打撃練習に臨む中谷将大外野手=安芸市営球場(安芸タイガース球場)
何が足りないのか-。常に自分と向き合い、来季に向けて準備していく。
■江越大賀外野手 「オフの時間で差がつくと思う。自分の目標に向かっていい時間にしたい」
■原口文仁捕手 「(キャンプで)しっかりやりたいことができました。(矢野監督が求める競争激化に)何とかやれるよう頑張ります」
■板山祐太郎外野手 「課題は(打席で)胸が早く(投手側に)みえてしまう。我慢した打席は結果もよかった。(オフに)体に覚え込ませたい」
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
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