●糸井嘉男外野手(37)が21日、今シーズン終盤に離脱してから初めて、公の場に姿を現した。球団納会に参加し終了後、今季を振り返ってと聞かれると「私は振り返らない」と冗談まじりに話した。 9月21日広島戦(マツダスタジアム)の 8回の守備で、ダイビングキャッチを試みた際に負傷。現在は鳴尾浜などで、リハビリを続けている。選手会長の梅野隆太郎捕手(27)が21日、矢野新監督の示した「勝利プラスワン」などの 5つの方針に反応した。また一例として、指揮官はヒーローインタビューで自分流のメッセージの発信も求めた。梅野もコメントも考えていくという。
●才木浩人投手(20)が22日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、 900万円増の1500万円で更改した。高卒 2年目として迎えた今季は、主に先発として22試合に登板し、「6勝10敗。防御率は4.61」だった。矢野監督から今秋「キャンプのMVP」に若手投手らとともに選ばれており、来季への期待は大きい。才木は笑顔をみせた。来季に向けて、意気込んだ。(金額は推定)
●望月惇志投手(21)が22日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、 600万円増の1100万円で更改した。今季は中継ぎで 1軍37試合に登板し、「0勝0敗、防御率4.30」。成績としての数字には表れなかったが、来季に期待を抱かせる印象を登板ごとに残した。来季は先発起用の可能性があり、若き右腕は力を込めた。(金額は推定)
●青柳晃洋投手(24)が22日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、100万円減の1200万円でサインした。2017年は開幕ローテ入りしたが、今季は 2軍スタート。ウエスタン・リーグでは最多タイの「8勝」を挙げ、シーズン終盤に 1軍に昇格。 4試合に登板し、「1勝1敗」で「防御率は3.32」に終わった。青柳は来季へ向けて力を込めた。G斬りは任せろ! 巨人のクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27=前パドレス)について「戦うからにはしっかり抑えていきたい」と誓った。今季は 4試合で「1勝1敗、防御率3.32」も、巨人戦は「同1.59( 1年目の2016年も2・10)。右の変則サイドハンドから繰り出す変化球は、特に右打者や外国人には有効だ。(金額は推定)
●伊藤和雄投手(28)が兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、 100万円増の 850万円で更改した。 1軍14試合、「0勝1敗」に終わったシーズンを振り返った。ただ中継ぎでイニングまたぎもこなしたことを球団に評価され、 100万円増を勝ち取った。(金額は推定)
●石崎剛投手(28)が22日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改し、 360万円ダウンの1440万円でサインした。昨季は侍ジャパンに選出されるなど26試合に登板したが、今季は 6月に右肘のクリーニング手術を受けたこともあり、12試合の登板に終わった。それだけに意欲満々。肘の状態もよく年内もトレーニングを続ける。すでに実戦復帰は果たしており、年内は関西を中心に精力的に体を動かす予定だ。来季へ気合を入れ直した。(金額は推定)
●Gが大補強!? のぞむところだ! 矢野燿大監督(49)が22日、「強い巨人」の打倒に闘志を燃やした。巨人は同日、オリックスから自由契約となった中島宏之内野手(36)の獲得を発表。前日21日のクリスチャン・ビヤヌエバ内野手に続き、宿敵の補強の手は止まらないが、矢野監督は力強く誓った。とどまるところを知らない“進撃の巨人”-。虎も狙っていたビヤヌエバに続き、この日は中島の獲得を発表した。トドメは広島からFA宣言した丸佳浩外野手(29)か!? 永遠のライバルの大補強に、矢野監督は“武者震い”した。2014年オフには阪神もラブコールを送った中島(オリックス入団)は、この日、巨人・原監督の“殺し文句”に導かれ、笑顔でグータッチ。次々舞い込む報に苦笑いを浮かべながら、闘志には火がついた。17年ぶり「最下位」に沈んだ今季も巨人に勝てなかった。 7年連続負け越しとなる「8勝16敗1分け」。伝統の一戦というフレーズが、泣いていた。FAで丸に炭谷銀仁朗捕手(31=西武)と、さらなる補強を狙う巨人だが、かつて長嶋茂雄監督(82)の 2次政権(1993年-2001年)時代に清原和博内野手(51)、江藤智内野手(48)、ドミンゴ・マルティネス内野手(53)、石井浩郎内野手(54)ら各球団の「4番打者」を集める大補強を敢行しながら、思うようには機能しなかった過去もある。過去、阪神は巨人と優勝を争って勝ったことは一度も無い。近年のようなCSをかけた争いではなく、頂点をかけた死闘を制してこそ伝統の一戦であり、虎の醍醐味。FAで西勇輝投手(28=オリックス)を狙う以外は育成中心にチーム作りを進める矢野阪神が、2019年を制してみせる。
記事をまとめてみました。
納会に参加した糸井嘉男外野手は笑顔を見せる=大阪市内のホテル・阪神球団納会
糸井が21日、今シーズン終盤に離脱してから初めて、公の場に姿を現した。
球団納会に参加し終了後、今季を振り返ってと聞かれると「私は振り返らない」と冗談まじりに話した。 9月21日広島戦(マツダスタジアム)の 8回の守備で、ダイビングキャッチを試みた際に負傷。同29日に「左肩腱板(けんばん)の部分損傷」で出場選手登録を抹消された。現在は鳴尾浜などで、リハビリを続けている。
阪神梅野隆太郎捕手 (2018年11月 8日撮影)
阪神選手会長の梅野が21日、矢野新監督の示した「勝利プラスワン」などの 5つの方針に反応し「 1軍は勝敗が大事。結果を出して喜んでもらえるよう、優勝を目指して頑張りたい」と話した。
また一例として、指揮官はヒーローインタビューで自分流のメッセージの発信も求めた。梅野も「球場に来てくれたファンの1日にどう返せるか。子どもたちにも喜んでもらい、何か印象づけて帰ってもらえるように努力したい」とコメントも考えていくという。
契約更改後の会見で笑顔を見せる才木浩人投手=兵庫・西宮市の阪神球団事務所
才木浩人投手が22日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、 900万円増の1500万円で更改した。
高卒 2年目として迎えた今季は、主に先発として22試合に登板し、「6勝10敗。防御率は4.61」だった。才木は「すごく球団の方に今シーズンの成績を評価していただいたので、率直にうれしかったという感じですね」と笑顔をみせた。
来季に向けて、「来シーズンは開幕から 1軍で先発ローテーションを守って25試合しっかり投げきれるような、それくらいの信用をもらえるような投手になりたいと思います」と意気込んだ。(金額は推定)
契約更改後、会見に臨む才木浩人投手=兵庫・西宮市の阪神球団事務所
高卒2年目の阪神・才木浩人投手が22日、西宮市内の球団事務所で契約更改し、 900万円アップの1500万円でサインした。今季は先発、中継ぎで計22試合に登板し、「6勝10敗、防御率4.61」と奮闘した。
球団から「今シーズンの成績を評価していただき、率直にうれしかったです」と笑顔を浮かべた。矢野監督から今秋「キャンプのMVP」に若手投手らとともに選ばれており、来季への期待は大きい。
大器は「すごく濃い 1年でした。来シーズンは開幕から 1軍で先発ローテーションを守りたい」と気合をみなぎらせた。(金額は推定)
契約更改後の会見で笑顔を見せる望月惇志投手=兵庫・西宮市の阪神球団事務所
望月惇志投手が22日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、 600万円増の1100万円で更改した。
今季は中継ぎで 1軍37試合に登板し、「0勝0敗、防御率4.30」。成績としての数字には表れなかったが、来季に期待を抱かせる印象を登板ごとに残した。望月は「すごく評価をしていただきました。(上がった分は)腰のケガもしていますし、体のために使いたいなと想っています」と、堅実な使い道を口に。来季については「チームの勝利に貢献したい。オフもしっかりトレーニングして、その間もピッチングにつなげられるように」と語った。(金額は推定)
契約更改を終え、会見を行う望月惇志投手=兵庫・西宮市の阪神球団事務所
望月惇志投手が22日、西宮市内の球団事務所で契約更改し、 600万円アップの1100万円でサインした。今季は中継ぎで37試合に登板し、勝ち負けなしで「防御率4.30」の成績を残した。
今秋キャンプでは矢野監督の期待に応える成長をみせ、ともに20歳の才木、浜地らと「キャンプMVP」に名をあげられた。
来季は先発起用の可能性があり、若き右腕は「自分のパフォーマンスを出して、チームの勝利に貢献できる投球をしたい」力を込めた。(金額は推定)
契約更改後、会見に臨む青柳晃洋投手=兵庫・西宮市の阪神球団事務所
青柳晃洋投手が22日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、100万円減の1200万円でサインした。
17年は開幕ローテ入りしたが、今季は2軍スタート。ウエスタン・リーグでは最多タイの「8勝」を挙げ、シーズン終盤に 1軍に昇格。 4試合に登板し、「1勝1敗」で「防御率は3.32」に終わった。
青柳は「悔しい気持ちが強い 1年だった。僕より年下の選手がすごく活躍していたので、さらに悔しさはありました」と振り返った。来季へ向けて「今年はふがいない結果に終わってしまったので、来季は矢野監督のもと、また一からしっかりやっていきたい。開幕から 1軍で 1年間通して投げられるように頑張りたいと思います」と力を込めた。(金額は推定)
契約更改を終え、会見を行う青柳晃洋投手=兵庫・西宮市の阪神球団事務所
G斬りは任せろ! 青柳は22日、球団事務所で契約更改交渉を行い、 100万円減の年俸1200万円でサインした青柳は、巨人のビヤヌエバについて「(詳細は)まだわかっていませんが、戦うからにはしっかり抑えていきたい」と誓った。今季は 4試合で「1勝1敗、防御率3.32」も、巨人戦は「同1.59( 1年目の2016年も2・10)。右の変則サイドハンドから繰り出す変化球は、特に右打者や外国人には有効だ。「(新加入選手だけでなく)全部抑えたいです」と力を込めた。
契約更改を終え、会見を行う伊藤和雄投手=兵庫・西宮市の阪神球団事務所
伊藤和雄投手が兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、 100万円増の 850万円で更改した。
1軍14試合、「0勝1敗」に終わったシーズンを振り返り「ファームではよかったんですけど、 1軍では全然ダメだったんで、悔しいシーズンでした」と明かした。
ただ中継ぎでイニングまたぎもこなしたことを球団に評価され、 100万円増を勝ち取った。「年間通して 1軍にいられるように。そして50試合は投げられるようにしたい」と語った。(金額は推定)
石崎剛投手が22日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改し、 360万円ダウンの1440万円(金額は推定)でサインした。
昨季は侍ジャパンに選出されるなど26試合に登板したが、今季は 6月に右肘のクリーニング手術を受けたこともあり、12試合の登板に終わった。それだけに「この悔しさを来年にぶつけたい。40~50試合くらいは投げたいと思っています」と意欲満々。肘の状態もよく「休んでいるヒマはないので、来年は必ず投げるんだと、行動で示していきたい」と年内もトレーニングを続ける。
契約更改を終え、会見を行う石崎剛投手=兵庫・西宮市の阪神球団事務所
石崎剛投手が22日、西宮市内の球団事務所で契約更改し、 360万円ダウンの1440万円でサインした。今年 6月に右肘のクリーニング術をうけた影響で、12試合の登板で「防御率4.20(勝ち負けなし)」の成績に終わった。
すでに実戦復帰は果たしており、年内は関西を中心に精力的に体を動かす予定だ。「球団に入って 4年目で、手術というのは今回が初めてだった。野球ができない悔しさとか、ボールを握っても投げられないとか、ほんと悔しいシーズンだった。こういう思いはしたくないとすごく感じた。今の肘の状態はすごくいい。休んでいるひまはない」と来季へ気合を入れ直した。(金額は推定)
Gが大補強!? のぞむところだ! 矢野燿大監督が22日、「強い巨人」の打倒に闘志を燃やした。巨人は同日、オリックスから自由契約となった中島宏之内野手の獲得を発表。前日21日のクリスチャン・ビヤヌエバ内野手に続き、宿敵の補強の手は止まらないが、矢野監督は「伝統の一戦を受け継いだ戦いをする」と力強く誓った。
とどまるところを知らない“進撃の巨人”-。虎も狙っていたビヤヌエバに続き、この日は中島の獲得を発表した。トドメは広島からFA宣言した丸か!? 永遠のライバルの大補強に、矢野監督は“武者震い”した。
「巨人…すごいよね。どうすんの、また? 丸もどうのこうのってなったら、またすごいことになるな、と。恐怖心は出てきたけど」
2014年オフには阪神もラブコールを送った中島(オリックス入団)は、この日、巨人・原監督の「一発やってやろう!」という“殺し文句”に導かれ、笑顔でグータッチ。次々舞い込む報に苦笑いを浮かべながら、闘志には火がついた。
「ある意味、強いところを倒すというのは、それこそ阪神ファンは喜んでくれる」
こちらこそ「一発やってやろう!」の決意だ。17年ぶり「最下位」に沈んだ今季も巨人に勝てなかった。 7年連続負け越しとなる「8勝16敗1分け」。伝統の一戦というフレーズが、泣いていた。
強い巨人を倒し、ファンを喜ばせる-。矢野監督が決意表明だ
「巨人を倒すというのは、もちろん(「3連覇」中の)広島も倒さないとアカンのやけど、巨人(を倒すこと)はやっぱり喜んでもらえるところになる。そこは昔の人たちが作ってくれた伝統の一戦といわれるところを、俺らは受け継いだ戦いをしていきたい」
YGマークをみれば闘志がかき立てられるのがタテジマ戦士の矜恃だ。藤村富美男、吉田義男、村山実、江夏豊、金本知憲…。数々のレジェンドたちが牙をむき、虎党もまた、共鳴した。 2軍監督だった今季は球団初の巨人とのファーム日本選手権を制した新指揮官。勝利と同時にファンを喜ばせることを掲げているだけに、矢野野球に「G倒」は絶対条件だ。
FAで丸に炭谷(西武)と、さらなる補強を狙う巨人だが、かつて長嶋茂雄監督の 2次政権(1993年-2001年)時代に清原、江藤、マルティネス、石井ら各球団の「4番打者」を集める大補強を敢行しながら、思うようには機能しなかった過去もある。
「やる方は嫌だよ、やっぱり。そりゃ。あんな強力打線になったら…東京ドームでやることになればホームランだって出やすいし」。警戒しながらも、腕が鳴った。
「(まずは)自分のところをやる。相手を操作することなんてできないんだから。自分のチームをいかによくするかというのに集中したい。相手の戦力どうこうというのは、来年になってオープン戦をやってから」
会見で中島宏之内野手(右)とグータッチを決める巨人・原辰徳監督=東京ドーム内
過去、阪神は巨人と優勝を争って勝ったことは一度も無い。近年のようなCSをかけた争いではなく、頂点をかけた死闘を制してこそ伝統の一戦であり、虎の醍醐味。FAで西(オリックス)を狙う以外は育成中心にチーム作りを進める矢野阪神が、2019年を制してみせる。
★阪神巨人の優勝争いといえば…
1973年。勝った方が優勝という10月22日の甲子園での直接対決に 0- 9で敗れ、試合後にファンが暴徒化。巨人ベンチになだれ込み、王貞治が襲撃される事態に…。2008年は開幕から独走したが、最大「13ゲーム差」を原巨人に逆転される「メークレジェンド」を喫して岡田監督が責任をとって辞任した。ペナントレースではないが、留飲を下げたのは和田監督の2014年。優勝した巨人に「7ゲーム差」の「2位」も、CSファイナルステージ(東京ドーム)で「4連勝」して日本シリーズに進出した。
◇データBOX◇
◎…阪神タイガースという名称になった1961年以降、TGで「1、2位」となったことは過去 9度(1968、1969、1970、1972、1973、1976、2008、2013、2014年)あるが、すべて巨人が「1位」で阪神が「2位」。また大阪タイガース時代も 6度あるが、すべて巨人が「1位」。
◎…阪神が「優勝」した1962年は巨人が「4位(2位大洋)」、1964年は「3位(2位大洋)」、1985年は「3位(2位広島)」、2003年は「3位(2位中日)」、2005年は「5位(2位中日)」だった。
来年こそは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
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