●「武豊塾」に初入門! 藤浪晋太郎投手(24)が 9日、今月上旬から京都市内の「テイクフィジカルコンディショニングジム」で本格トレーニングを開始したことを明かした。同ジムは競馬の武豊騎手(49)が総合プロデュースしており、親交のある同騎手に志願する形で入門。今後も理学療法士のもとで体の扱い方を学び、来季の完全復活につなげていく。藤浪は偉大なるジョッキー武豊に志願した。同騎手が総合プロデュースするジムへの入門を決意。今月上旬、大阪から京都まで愛車を走らせた。狙いは明確だ。2016年12月は 1カ月間、当時レンジャーズに所属していたダルビッシュに師事。2018年 1月は米国テキサス州に拠点を移し、ダルビッシュやメジャー最強左腕、ドジャース・カーショーらと合同トレに励んだ。トレーニング方法や栄養学を学び続け、鍛え抜いた体はすでに体重 100キロを優に超える。今度はこの体を使いこなすすべを学びたい、というわけだ。今回は著名な理学療法士・長谷川聡氏に初めて本格的なメニューを組んでもらったという。今季は制球難に苦しんで「5勝」どまり。最後は右肩に蓄積疲労もためた。しなやかでバランスのいい体を手に入れ、来季こそ完全復活を-。そう期待する言葉に、力がこもった。
●出血に悲鳴! 矢野燿大監督(50)が 9日、MBSテレビ「戦え! スポーツ内閣」の収録に参加。オリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使した西勇輝投手(28)を獲得したが、それに伴う人的補償に警戒心をあらわ。「痛い選手とられる可能性が高い」と頭を抱えた。 もちろん、覚悟はしていた。相手に請われていくことを嫌ってはいけないのも分かっている。でも、イザとなれば…やっぱり辛い。西獲得に伴う人的補償について問われた矢野監督は、わが子を手放すような心境だった。この日はテレビ番組の収録に参加したが、出血のタイミングは刻一刻と近づいている。人的補償から逃れられるプロテクトリスト(28人)の提出は西と阪神との選手契約締結が公示されてから 2週間以内。球団サイドも虎将と意見交換を重ね、完成させる方針を示しているが、想像以上に頭を悩ませている。しかも、前日 8日にはオリックスサイドから思いも寄らぬ“けん制球”が…。相手のターゲットは投手なのか、野手なのか、まったく分からない。たとえ分かったとしても、実績のあるベテランをプロテクトから外すことは考えにくい。そして現役時代、バッテリーを組んだ元阪神、下柳剛氏(50)からはド直球な一言が飛んできた。今季は 2軍監督を務め、12年ぶり 5度目の「ファーム日本一」を達成。それだけに誰もが危惧することを突かれ、矢野監督も苦笑いするしかなかった。今季について指揮官は若虎たちの潜在能力の高さに改めて驚いたからでもある。手塩にかけて育てあげ、 1軍で開花目前のチルドレンが流出する可能性があるからこそ、“オリ船”には眉間にしわを寄せる。伝統的にFA補強に積極的な阪神は“出血”の歴史も多い。最も致命的だったのが2007年オフ、新井貴浩内野手(41)獲得にともなう赤松真人外野手(36)の広島流出。翌08年に赤松は俊足を武器に 125試合出場と飛躍した。そして、11年の開幕前には小林宏之投手(40)獲得で高濱卓也(29)をロッテへ、16年オフには糸井嘉男外野手(37)獲得で金田和之投手(28)がオリックスへ…。人的補償として、常に伸びしろ十分な若手が引き抜かれてきた過去もある。球団幹部はオリックスの爆弾発言について真意を図りかねている。虎の悲劇とならねばいいが…。苦悩の日々が続く。
●糸井嘉男外野手が 9日、大阪市内でオリックス吉田正尚外野手(25)とトークショーに参加した。浜風との戦いがある甲子園について問われると冗談交じりに声を張り上げてニヤリ。最後はオリックスから阪神にFA移籍した西の人的補償にかけてギャグを飛ばし、観客を笑わせた。公約を求められると、ホームゲームで「50勝」することを宣言。さらに「3割&30盗塁」も約束した。今年借金「18」と大きく負け越した本拠地・甲子園を、超人が盛り上げる。チームは今季、京セラを含めたホームゲームで「27勝42敗2分け」。特に甲子園では「21勝39敗2分け」と苦しんだ。来季ホーム72試合で「50勝」すれば「貯金28」。ビジターの戦績にも左右されるが、「セ界3連覇」を果たした広島の今季貯金が「23」だということも考えると、14年ぶりの「リーグV」もぐっと近づく。「誰かを喜ばせる」をテーマとする矢野監督にぴったりの公約で、達成できなければ来年もこのトークショーに参加することを誓った。昨オフはグアムでソフトバンク・柳田悠岐外野手(30)らと合同自主トレを行った。頼もしい男も入ってくる。 7日にFAで虎入りを表明した西は糸井にとって、オリックス時代のチームメート。2013年から 4年間在籍した間に、西は14年から「3年連続(12、10、10勝)で2桁勝利」。糸井も2014年に「首位打者」、16年に「盗塁」王など、ともにオリックスを支えてきた。勝手知ったる右腕の加入は心強い。「ホーム50勝」にも近づく原動力になるはずだ。タテジマ戦士として、ともに関西を盛り上げる。超人が虎の中心に立ち、聖地を歓喜へと導く。
●岩貞祐太投手(27)が 9日、大阪市内のホテルで行われたファンクラブイベントに参加。虎党との交流を楽しんだが、FAで阪神移籍を表明した西勇輝投手との開幕ローテ争いへ悲壮な決意を口にした。また、来季 3年目の小野泰己投手(24)もこの日石川・小松市内の「ベースボールクリスマス」に出席し、新たなライバルとの競争へ闘志を燃やした。チームにとって頼もしい存在にも、喜んでいられない。先発ローテーションを争う新たなライバルの出現に、岩貞は静かに闘志を燃やした。 5年目の今季は、 1年間先発ローテを守ったが、疲れの見え始めたシーズン中盤から調子を落とし、23試合に登板して「7勝10敗、防御率3.48」に終わった。2016年に初の「2桁勝利810勝9敗、防御率2.90)」を挙げてブレークしたが、ここ 2年は黒星が先行。来季に向け、うかうかしていられない状況だ。争いに勝つためにもこのオフでのレベルアップは重要となる。年明けには梅野隆太郎捕手(27)と沖縄で自主トレを行う予定。左腕はどこを強化していきたいかと聞かれ「全部です」ときっぱり。ライバルが増え、さらに競争が激しくなろうとも、ただ前を向いて己を磨いていく。
●大山悠輔内野手(23)と坂本誠志郎捕手(25)が 9日、大阪市内のホテルで行われたファンクラブイベント「クリスマスパーティー(昼の部)」に参加した。クイズやトークショーで集まったファンを沸かせるなど、オフのひとときを過ごした。大山は来季のテーマとして「打席での状況整理」を挙げ、表情を引き締めた。坂本はFA移籍で新加入する西について「コントロールもいいし、球種もいっぱいある。早くたくさんコミュニケーションとってやっていけたら」と話した。
●矢野燿大監督(50)は 9日、MBSテレビ「戦え! スポーツ内閣」(12日午後11時56分から放送予定)の収録に参加し、来季の正捕手を問われて 1歩リードしていることを改めて説明した。その上で、さらなる競争を歓迎。より密着できる環境作りを力説した。
記事をまとめてみました。
「武豊塾」に初入門! 藤浪晋太郎投手が 9日、今月上旬から京都市内の「テイクフィジカルコンディショニングジム」で本格トレーニングを開始したことを明かした。
同ジムは競馬の武豊騎手が総合プロデュースしており、親交のある同騎手に志願する形で入門。今後も理学療法士のもとで体の扱い方を学び、来季の完全復活につなげていく。
藤浪は偉大なるジョッキー武豊に志願した。「テレビとかでも、どういうトレーニングをしているのかは知っていて、自分から『やらせてもらっていいですか』と言いました」。同騎手が総合プロデュースするジムへの入門を決意。今月上旬、大阪から京都まで愛車を走らせた。
「ダルビッシュさんからもいろいろ教わって、ウエートを続けて体もしっかりできてきた。今度はその体をしっかりモノにしたい。せっかく体が大きくなったのに、その体をまだ使い切れていない。自分は不器用なところがあって、もったいないなと感じていたんです。だから、ウエートも継続しつつ、体をうまく扱えるようにしよう、と」
狙いは明確だ。16年12月は 1カ月間、当時レンジャーズに所属していたダルビッシュに師事。18年 1月は米国テキサス州に拠点を移し、ダルビッシュやメジャー最強左腕、ドジャース・カーショーらと合同トレに励んだ。
トレーニング方法や栄養学を学び続け、鍛え抜いた体はすでに体重 100キロを優に超える。今度はこの体を使いこなすすべを学びたい、というわけだ。
武豊騎手と藤浪晋太郎投手
今回は著名な理学療法士・長谷川聡氏に初めて本格的なメニューを組んでもらったという。「時間的には長くはないんですが、きつかったですよ。ジョッキーの方は体幹も特化して鍛えているから大丈夫なんでしょうけど、自分はそれが下手くそなんで。すごくいいトレーニングだと思いました」。今後もトレーニングを継続していく方向。タイミングが合えば、武騎手との合同トレに発展する可能性もありそうだ。
同ジムは痛みや疲れを原因までさかのぼって取り除き、ケガが起こりにくい体をつくっている。藤浪は武騎手の「自分の身体と、もっと仲良くなりましょう。」という方針に共感している。今季は制球難に苦しんで「5勝」どまり。最後は右肩に蓄積疲労もためた。しなやかでバランスのいい体を手に入れ、来季こそ完全復活を-。「すごく体が変わりそうな気がしています」。そう期待する言葉に、力がこもった。
◆武豊騎手と藤浪晋太郎投手
藤浪が武騎手の大ファンで、武騎手も虎党という縁があって、以前から食事をともにするなど親交を深めてきた。藤浪は不振時、13年の日本ダービーで武騎乗のキズナが大外から差し切ったレースの映像を何度も見返していた。当時、天才ジョッキーは落馬負傷から不振がささやかれ続けていた。「ゴールの後、豊さんのグッと小さくかみしめるようなガッツポーズに、どれだけの感情がこもっていたんだろう、と思うと…。自分も頑張れます」と話していた。
出血に悲鳴! 矢野燿大監督が 9日、MBSテレビ「戦え! スポーツ内閣」の収録に参加。オリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使した西勇輝投手を獲得したが、それに伴う人的補償に警戒心をあらわ。「痛い選手とられる可能性が高い」と頭を抱えた。
もちろん、覚悟はしていた。相手に請われていくことを嫌ってはいけないのも分かっている。でも、イザとなれば…やっぱり辛い。西獲得に伴う人的補償について問われた矢野監督は、わが子を手放すような心境だった。
「それがめちゃくちゃ難しい。本当に難しい、意外に28人って少ないんで…。痛い選手、とられる可能性が高いです」
この日はテレビ番組の収録に参加したが、出血のタイミングは刻一刻と近づいている。人的補償から逃れられるプロテクトリスト(28人)の提出は西と阪神との選手契約締結が公示されてから 2週間以内。球団サイドも虎将と意見交換を重ね、完成させる方針を示しているが、想像以上に頭を悩ませている。しかも、前日 8日にはオリックスサイドから「うちには金子、中島、西が抜けて(残留に用意していた資金が)12億円ぐらいあるわけだから、福留や鳥谷、糸井、能見、藤川でも獲れる。そこが外れていたら、いくよ」と思いも寄らぬ“けん制球”が…。
西勇輝投手との交渉を終え会見に臨む矢野燿大監督=大阪市内のホテル
相手のターゲットは投手なのか、野手なのか、まったく分からない。たとえ分かったとしても、実績のあるベテランをプロテクトから外すことは考えにくい。そして現役時代、バッテリーを組んだ元阪神、下柳剛氏からはド直球な一言が飛んできた。
「若手でグンと伸びてきそうな選手を獲られそうな雰囲気やもんね」
今季は 2軍監督を務め、12年ぶり 5度目の「ファーム日本一」を達成。それだけに誰もが危惧することを突かれ、矢野監督も苦笑いするしかなかった。
今季について指揮官は「 2軍はめちゃめちゃ楽しかった」と振り返った。それは若虎たちの潜在能力の高さに改めて驚いたからでもある。「チームの競争は激しいし、うちの選手の可能性はかなりある。コイツが出てきたらコイツも発奮するし」。「超変革」をスローガンにした金本前政権での 3年間から「花を咲かせるバトンを受け継いだ」との自覚もある。手塩にかけて育てあげ、 1軍で開花目前のチルドレンが流出する可能性があるからこそ、“オリ船”には眉間にしわを寄せる。
伝統的にFA補強に積極的な阪神は“出血”の歴史も多い。最も致命的だったのが2007年オフ、新井獲得にともなう赤松の広島流出。翌08年に赤松は俊足を武器に 125試合出場と飛躍した。そして、11年の開幕前には小林宏獲得で高浜をロッテへ、16年オフには糸井獲得で金田がオリックスへ…。人的補償として、常に伸びしろ十分な若手が引き抜かれてきた過去もある。
西勇輝投手との交渉を終え取材を受ける矢野燿大監督=大阪市内のホテル
球団幹部はオリックスの爆弾発言について「どうなんでしょう」と真意を図りかねている。虎の悲劇とならねばいいが…。苦悩の日々が続く。
★ 2年目・福永春吾投手「2冠」
今季のファーム日本一に貢献した矢野チルドレンとしては、ウエスタンで来季 3年目の福永が「最優秀防御率(3.80)と勝率1位(0.778)の2冠」に輝き、来季 4年目の青柳が「最多勝(8)」、来季 8年目の伊藤和は「最多セーブ賞(20)」で優秀選手にも選ばれている。打撃でも、。来季 2年目の島田が 2軍ではチーム 1位の「26盗塁」をマークし、リーグ新の「163盗塁」と矢野監督の超積極野球を率先して体現。来季 4年目の板山も最多安打(98)を記録するなど、活躍が目立った。
◆プロテクト
FA移籍で人的補償が発生する場合、旧球団は移籍先球団から支配下選手のうち、新人(ドラフト入団選手)、外国人を除くプロテクトした28選手は獲得できない(メッセンジャーは来季から日本選手扱いも、プロテクトでは外国人扱い)。FA選手と移籍先球団との選手契約締結がコミッショナーより公示された日から、 2週間以内に移籍先球団が上記の獲得制限選手を除いた選手名簿を旧球団に提出。締結公示から40日以内に補償を完了しなければならない。
糸井嘉男外野手が 9日、大阪市内でオリックス吉田正尚外野手(25)とトークショーに参加した。
浜風との戦いがある甲子園について問われると「バッティング練習していても、あまりおもしろくない。ラッキーゾーンお願いしま~す!」と冗談交じりに声を張り上げてニヤリ。最後はオリックスから阪神にFA移籍した西の人的補償にかけて「もしかしたらプロテクトを外れて(吉田正と)一緒になるかも」とギャグを飛ばし、観客を笑わせた。
「梅田スノーマンフェスティバル2018」のトークショーに登場し、笑顔を見せる阪神糸井嘉男外野手(左)とオリックス吉田正尚外野手=大阪・梅田の大阪ステーションシティ 5階「時空の広場」
ホームで「50勝」する!! 糸井嘉男外野手が 9日、大阪・梅田の「大阪ステーションシティ5階 時空の広場」で行われた「梅田スノーマンフェスティバル2018」のトークショーに参加。公約を求められると、ホームゲームで「50勝」することを宣言。さらに「3割&30盗塁」も約束した。今年借金「18」と大きく負け越した本拠地・甲子園を、超人が盛り上げる。
虎党を喜ばせたいという新指揮官の思いは、超人にもしっかりと伝わっていた。ファンとの熱い約束が、冬の寒さを吹き飛ばす。スーツでビシっと決めた糸井が「ホームゲーム50勝」を宣言だ。
「真剣な話、今年甲子園でだいぶ負け越したので。来年はホームでたくさん勝ちたいです。数字? 50勝!」
チームは今季、京セラを含めたホームゲームで「27勝42敗2分け」。特に甲子園では「21勝39敗2分け」と苦しんだ。後に「しすぎか? 『50勝』近くで」と訂正したが、来季ホーム72試合で「50勝」すれば「貯金28」。ビジターの戦績にも左右されるが、「セ界3連覇」を果たした広島の今季貯金が「23」だということも考えると、14年ぶりの「リーグV」もぐっと近づく。「誰かを喜ばせる」をテーマとする矢野監督にぴったりの公約で、達成できなければ来年もこのトークショーに参加することを誓った。
トークショーに出演した糸井嘉男外野手。虎党に誓う「ホーム50勝」の公約は何とも頼もしい!=大阪・梅田の大阪ステーションシティ 5階「時空の広場」
昨オフはグアムでソフトバンク・柳田らと合同自主トレを行った。「今年も“チームマッスル”でいきます。“チーム超人”でやります」と早速予定を明かした。壇上のオリックス・吉田正も“チーム超人”のひとり。後輩から来季に向け「3割&30盗塁」を求められると糸井も「わかりました」と力強く答えた。17年ぶりの「最下位」に終わった今季。「日本一の大応援団」のためにも、来季は期待を越える活躍でもっと虎党を喜ばせたい。
頼もしい男も入ってくる。 7日にFAで虎入りを表明した西は糸井にとって、オリックス時代のチームメート。2013年から 4年間在籍した間に、西は14年から「3年連続(12、10、10勝)で2桁勝利」。糸井も2014年に「首位打者」、16年に「盗塁」王など、ともにオリックスを支えてきた。「もしかしたら…、プロテクト外れて(オリックスで吉田正と)一緒になるかもしれないので。西が悪いですね」と笑いを呼んだが、勝手知ったる右腕の加入は心強い。「ホーム50勝」にも近づく原動力になるはずだ。
「(今年は)振り返りたくないシーズンでした。来年は絶対にやり返します。それ(日本シリーズで関西対決)が一番最高です」
タテジマ戦士として、ともに関西を盛り上げる。超人が虎の中心に立ち、聖地を歓喜へと導く。
糸井嘉男外野手(壇上中央)は吉田正尚外野手(同右)との軽快なトークで会場を沸かせた=大阪・梅田の大阪ステーションシティ 5階「時空の広場」
★今季の糸井
虎 2年目で 119試合に出場し「打率0.308、16本塁打、68打点」。 6月30日のヤクルト戦(神宮)で死球を受け、右腓骨を骨折するなど、 2度の故障離脱を味わった。本拠地・甲子園では「打率0.277、5本塁打、24打点」。聖地での練習について「バッティング練習もあんまりおもしろくないので。ラッキーゾーンお願いします!(笑)」とファンを沸かせていた。
◇データBOX◇
◎…今季、阪神は甲子園で「21勝39敗2分け(勝率0.350)」。1995年の38敗、78年の「借金17」を下回るワースト記録。ただ最終戦で勝ったことで78年の「ワースト勝率0.345」は上回った。
◎…阪神が「ホーム50勝」となれば、18年ぶりに「リーグ優勝」を果たした2003年の「50勝(20敗)」以来となる。
◎…今季の主催試合の観客動員は 289万8976人。昨年の 303万4626人を大きく下回り、金本阪神でワーストに。 290万人を割ったのは和田監督時代の2015年以来。
梅野隆太郎捕手(右)とファンクラブのイベントに参加した岩貞祐太投手。西加入に喜んでばかりはいられない=大阪市内のホテル
西に負けられん! 岩貞祐太投手が 9日、大阪市内のホテルで行われたファンクラブイベントに参加。虎党との交流を楽しんだが、FAで阪神移籍を表明した西勇輝投手との開幕ローテ争いへ悲壮な決意を口にした。また、来季 3年目の小野泰己投手もこの日石川・小松市内の「ベースボールクリスマス」に出席し、新たなライバルとの競争へ闘志を燃やした。
チームにとって頼もしい存在にも、喜んでいられない。先発ローテーションを争う新たなライバルの出現に、岩貞は静かに闘志を燃やした。
「先発の 1枠という意味では、西さんが来るにせよ、どちらにせよ飛ばしていかないといけないと思う」
5年目の今季は、 1年間先発ローテを守ったが、疲れの見え始めたシーズン中盤から調子を落とし、23試合に登板して「7勝10敗、防御率3.48」に終わった。2016年に初の「2桁勝利810勝9敗、防御率2.90)」を挙げてブレークしたが、ここ 2年は黒星が先行。来季に向け、うかうかしていられない状況だ。
阪神・岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
そんななか、オリックスからFA宣言をしていた西が 7日に虎入りを表明。新戦力の印象について「けん制がうまい。すべてにおいてレベルが高い」と話すと同時に気を引き締めた。
「(西の加入は)チームにとってプラスになることは間違いないと思うので、自分もそれに続いていけるようなピッチャーになれるように成長していきたい」
現状、来季の先発ローテについてメッセンジャーと西以外はほぼ白紙となっており、先発投手陣の争いはし烈だ。候補には秋山や藤浪、小野らに加え、矢野監督から秋季キャンプのMVPに選ばれた才木、望月らいきのいい若手がそろう。
その争いに勝つためにもこのオフでのレベルアップは重要となる。年明けには梅野と沖縄で自主トレを行う予定。左腕はどこを強化していきたいかと聞かれ「全部です」ときっぱり。ライバルが増え、さらに競争が激しくなろうとも、ただ前を向いて己を磨いていく。
クリスマスプレミアムパーティーに参加し壇上で笑顔を見せる坂本誠志郎捕手(右)と大山悠輔内野手=大阪市内のホテル
大山悠輔内野手と坂本誠志郎捕手が 9日、大阪市内のホテルで行われたファンクラブイベント「クリスマスパーティー(昼の部)」に参加した。
クイズやトークショーで集まったファンを沸かせるなど、オフのひとときを過ごした。
大山は来季のテーマとして「打席での状況整理」を挙げ、「基本は真っすぐに合わせてですけど、やっぱりそれでは打席の中で限界がある。今はスコアラーの方が全てデータで出してくれるので、そういうのも頭に入れつつ工夫していきたい」と表情を引き締めた。
坂本はFA移籍で新加入する西について「コントロールもいいし、球種もいっぱいある。(バッテリーを)組んで打たれたら捕手のせいになるくらいの球だと思う。勉強になることがいっぱいあると思うので、早くたくさんコミュニケーションとってやっていけたら」と話した。
矢野燿大監督は 9日、MBSテレビ「戦え! スポーツ内閣」(12日午後11時56分から放送予定)の収録に参加し、来季の正捕手を問われて「梅野はレギュラーに近い」と 1歩リードしていることを改めて説明した。その上で、さらなる競争を歓迎。「今年 2軍で原口を見ていたが、肩はよくなっている。性格や気配りは捕手に向いている。梅野を安心させないためにも原口を」と力説した。
阪神との交渉の席に着く西勇輝投手(右)、左から矢野燿大監督、谷本修球団本部長=大阪市内のホテル
また、マスコミとの“垣根”を緩和させる私案を展開。報道陣の数が12球団一ともいわれる阪神は危険防止のため、キャンプ中、記者のグラウンドレベルでの取材はNGとなっている。「マスコミの人も俺らを応援してくれている。そこ(けが防止など)は話し合ったらできるのかな」と、より密着できる環境作りを力説した。
来年こそは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
※阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。 プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
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