●梅野隆太郎捕手(27)と岩崎優投手(27)が19日、滋賀県大津市内のホテルで行われた｢おごと温泉トークショー｣に参加した。梅野は今季を振り返り、心境を吐露した。それでも梅野は初の｢ゴールデン・グラブ賞｣を受賞、岩崎は｢２年連続６０試合｣に登板するなど個人の成績は残した。91年生まれは秋山拓巳投手(27)、岩貞祐太投手(27)らチーム内に主力として活躍する選手が多い。来季は｢91年組｣がチームをけん引する。岩崎は中日からの加入が決まったオネルキ・ガルシア投手(29)の印象を聞かれ｢足が速い｣と回答。助っ人左腕から“打撃”も学んでいく姿勢も示した。キラキラと輝く琵琶湖の水面と同じように“岩崎節”も光った。中日から加入が決まったガルシアの印象を聞かれ、まさかの回答だ。俊足－。まず頭のなかに浮かんだイメージは、投球ではなく“足”だ。今季から中日に加入し、いきなり｢１３勝(９敗)、防御率２．９９｣と活躍した助っ人左腕。｢ 4秒切っていると思います｣と岩崎が目を丸くするように、打席でも常にフルスイングと全力疾走をする。｢打率０．１３０、０本塁打、２打点｣だが、 6月23日のＤｅＮＡ戦(ナゴヤドーム)では快足を生かし、セーフティーバントを成功させた。そんなガルシアから投球だけじゃなく、“打棒”も学んでいくつもりだ。年内は体のキレをつけるために瞬発形のトレーニングを行い、年明けからは先発再転向に備え、スタミナをつけていく。新戦力の加入が決まり激化する競争に勝つべく、まずは己の牙を研いでいく。
●才木浩人投手(20)が19日、兵庫・伊丹市の｢伊丹スワンホール｣を訪問し、｢伊丹社会福祉会協議会クリスマス会｣に参加。望月惇志投手(21)とともにトークショーなどを行った。才木は｢一流の達成力」という大谷翔平投手(24＝米大リーグ・エンゼルス)が花巻東高時代に実践していた目標達成ツールを解説したビジネス書に没頭中。“大谷流”で、目標とする｢１３勝｣を達成する。必ず夢をかなえる－。ふらっと立ち寄った書店で、思わず目が止まった。才木が目をこらしているバイブルは、まさに“大谷本”。｢２本の刀｣で世界を舞台に戦う男から、飛躍のきっかけをつかむ。この本は｢オープンウインドウ６４｣と呼ばれる目標達成理論を紹介しているビジネス書。中心に達成したい目標(テーマ)を掲げ、その目標達成の基礎となる考え方を 8つに広げ、さらに 8つの行動目標に落とし込んでいくというもの。今季米メジャーで新人王に輝いた大谷が、花巻東高時代にとっていた手法だ。須磨翔風高時代から趣味は読書。さまざまなアスリートのトレーニング本などを読破してきた。矢野燿大監督(50)も読書を推奨しているが、才木には心配無用だ。となると、気になるのは“核”となる目標だ。大谷は高校時代に｢日本人最速 163キロを記録｣｢ 8球団から『ドラフト１位指名』｣などと書き記していた。先発争いから、“大谷流”で必ず抜け出す。その右腕で、どでかい夢をつかんでみせる。来季高卒 4年目の望月は19日、ＦＡで虎に加入する西勇輝投手(28)に弟子入りを志願。トークショーの中では来季の目標を問われ、闘志を燃やした。
●阪神が新外国人として｢米大リーグ通算３０本塁打｣を誇るジェフリー・マルテ内野手(27＝エンゼルスＦＡ)を最有力候補に絞り込んだことが19日、分かった。交渉は最終局面を迎えており、米大リーグ移籍市場がクリスマス休暇へ突入する目前での決着を目指す。｢投｣が補強で盤石となりつつある一方、待望され続けてきた“最後のワンピース”が、ついに矢野虎にはまる。はい上がり、一番上に立つための骨格が浮かび上がってきた矢野虎に、ついに｢心臓｣が備わる。新大砲はマルテ。最有力候補として絞り込んだ。年の瀬が迫るなか、虎の2019年へ向けたチーム作りも、ついに最終局面を迎えた。常にリストの最上位にあり続けた“恋人”を、いよいよ捕まえる。今季エンゼルスで大谷の同僚でもあったマルテは、ドミニカ共和国出身の27歳だ。今季は90試合で｢打率０．２１６、７本塁打、２２打点｣。最終戦だった 9月30日のアスレチックス戦では｢４番｣で一発を放った。守備位置は本職の 1、 3塁に加え外野も守れる。｢メジャー通算３０本塁打｣を誇るだけでなく、甲子園球場にもフィットする右打ちのプルヒッターだ。球団幹部は｢クリスマスまでに決められたら｣と口にし続けてきた。米大リーグを中心とする、海の向こうの移籍市場はクリスマス、そして新年へと突入していく今週末以降は動きが停滞しがちだ。リストをにらみながらの慎重な絞り込みの作業を経て、やはりたどり着いたのは｢マルテ｣。週明けにはクリスマスが迫る。交渉も一気に、大詰めを迎えるもようだ。虎にとっては待望の新助っ人砲となる。矢野監督も就任会見から｢やっぱり点を取りたい。ファンが喜ぶのよ｣と打ち勝つ野球を理想に掲げ続けている。いきなり勝負の年と位置づける2019年を目前に、待望の大砲が、マルテがついに、虎の一員となろうとしている。
●阪神の藤原崇起オーナー(66＝電鉄本社会長)は19日、大阪・福島区の電鉄本社で、 1日にオーナー就任してから初の定例報告会に出席。球団首脳から西とガルシアの入団報告を受け、ご満悦だった。来春のキャンプに関して、沖縄・宜野座村の 1軍、高知・安芸の 2軍ともに視察する予定。坂井信也前オーナー(70)同様に、現場に足を運んで、タイガースの再建を見守る。
記事をまとめてみました。
｢おごと温泉トークショー｣に出演した岩崎優投手(左)と梅野隆太郎捕手＝滋賀県大津市内のホテル
梅野隆太郎捕手と岩崎優投手が19日、滋賀県大津市内のホテルで行われた｢おごと温泉トークショー｣に参加した。
梅野は今季を振り返り、｢苦しかった。甲子園で勝てなかったのが苦しかった。勝てば使ってもらえるけど、勝てないからいつ代えられるんだろうと思っていました｣と心境を吐露した。岩崎も｢悔しいの一言ですかね｣と話した。
それでも梅野は初の｢ゴールデン・グラブ賞｣を受賞、岩崎は｢２年連続６０試合｣に登板するなど個人の成績は残した。91年生まれは秋山、岩貞らチーム内に主力として活躍する選手が多い。来季は｢91年組｣がチームをけん引する。
｢おごと温泉トークショー｣に出演し笑顔で話す梅野隆太郎捕手(右)。左は岩崎優投手＝滋賀県大津市内のホテル
岩崎優投手と梅野隆太郎捕手が19日、大津市内のホテルで｢おごと温泉トークショー｣に参加。
梅野は打撃面でさらなる活躍を誓った。｢いいところでの一本というのがなかったので、(来季は)インパクトをもたせられるような、そういうシーズンにしていきたい｣。今季は 132試合に出場し、｢８本塁打、４７打点、打率０．２５９｣と自己最高の成績を残した。｢全体を通して(好不調の)波を少なくして、チャンスを与えないように。がっちりと(定位置を)キープできる位置にいたい｣と気合をみなぎらせた。
｢おごと温泉トークショー｣でファンと写真撮影をする岩崎優投手(左)と梅野隆太郎捕手＝滋賀県大津市内のホテル
岩崎優投手と梅野隆太郎捕手が19日、大津市内のホテルで｢おごと温泉トークショー｣に参加。岩崎は中日からの加入が決まったオネルキ・ガルシア投手の印象を聞かれ｢足が速い｣と回答。助っ人左腕から“打撃”も学んでいく姿勢も示した。
キラキラと輝く琵琶湖の水面と同じように“岩崎節”も光った。中日から加入が決まったガルシアの印象を聞かれ、まさかの回答だ。
｢足が速い。バントヒットしたときめっちゃ速かった｣
トークショーに参加した岩崎優投手(左)と梅野隆太郎捕手(右)。同級生コンビに、ファンの期待も大きい＝滋賀県大津市内のホテル
俊足－。まず頭のなかに浮かんだイメージは、投球ではなく“足”だ。今季から中日に加入し、いきなり｢１３勝(９敗)、防御率２．９９｣と活躍した助っ人左腕。｢ 4秒切っていると思います｣と岩崎が目を丸くするように、打席でも常にフルスイングと全力疾走をする。｢打率０．１３０、０本塁打、２打点｣だが、 6月23日のＤｅＮＡ戦(ナゴヤドーム)では快足を生かし、セーフティーバントを成功させた。そんなガルシアから投球だけじゃなく、“打棒”も学んでいくつもりだ。
｢見て、いろいろまねできるところがあれば｣。年内は体のキレをつけるために瞬発形のトレーニングを行い、年明けからは先発再転向に備え、スタミナをつけていく。新戦力の加入が決まり激化する競争に勝つべく、まずは己の牙を研いでいく。
才木浩人投手が19日、兵庫・伊丹市の｢伊丹スワンホール｣を訪問し、｢伊丹社会福祉会協議会クリスマス会｣に参加。望月惇志投手とともにトークショーなどを行った。才木は｢一流の達成力」という大谷翔平投手(米大リーグ・エンゼルス)が花巻東高時代に実践していた目標達成ツールを解説したビジネス書に没頭中。“大谷流”で、目標とする｢１３勝｣を達成する。
参加者らと交流する才木浩人投手＝兵庫県伊丹市の｢伊丹スワンホール｣
必ず夢をかなえる－。ふらっと立ち寄った書店で、思わず目が止まった。才木が目をこらしているバイブルは、まさに“大谷本”。｢２本の刀｣で世界を舞台に戦う男から、飛躍のきっかけをつかむ。
｢『一流の達成力』という本をたまたま本屋さんによったときに見つけたので、それを読んでいます｣
この本は｢オープンウインドウ６４｣と呼ばれる目標達成理論を紹介しているビジネス書。中心に達成したい目標(テーマ)を掲げ、その目標達成の基礎となる考え方を 8つに広げ、さらに 8つの行動目標に落とし込んでいくというもの。今季米メジャーで新人王に輝いた大谷が、花巻東高時代にとっていた手法だ。
｢クリスマス会｣に参加に参加した才木浩人投手(左）と望月惇志投手(右)＝兵庫県伊丹市の｢伊丹スワンホール｣
｢具体的な目標と、達成するまでの過程というか。目標までの行動とかもいろいろ書いているので、参考にしたいです｣
須磨翔風高時代から趣味は読書。さまざまなアスリートのトレーニング本などを読破してきた。矢野監督も読書を推奨しているが、才木には心配無用だ。
となると、気になるのは“核”となる目標だ。大谷は高校時代に｢日本人最速 163キロを記録｣｢ 8球団から『ドラフト１位指名』｣などと書き記していた。この日、才木は 230人のファンの前で｢来年はズバリ、何勝しますか！？｣という鋭い質問に、力強く答えた。
｢自分の中では『１３勝』を目標にしています｣
望月惇志投手(右奥)とともに、参加者らと交流する才木浩人投手。“大谷流”で来季は１３勝を達成する＝兵庫県伊丹市の｢伊丹スワンホール｣
高卒 2年目の今季は｢６勝１０敗｣。倍以上という大きな目標に｢『１０勝』を目指しているんですけど、そこで満足ではなくて。そこから 2つ、 3つと勝てるようにという意味を込めて｣と説明した。大谷は高卒 3年目で｢１５勝｣を挙げ、最多勝など｢投手３冠｣に。飛躍の 1年を過ごした。才木も目標を飛び越え、最下位から巻き返しを図るチームの柱を目指す。
｢(先発ローテの)全部が埋まっているわけではないと思うので。チャンスがあれば、そこで自分を出してアピールできるように｣
先発争いから、“大谷流”で必ず抜け出す。その右腕で、どでかい夢をつかんでみせる。
クリスマス会に参加に参加しサインする望月惇志投手＝兵庫県伊丹市の｢伊丹スワンホール｣
来季高卒 4年目の望月は19日、ＦＡで虎に加入する西に｢マウンドでの表情が柔らかい。タイガースにあまりいないタイプだと思うので、どういう意識なのか聞いてみたい｣と弟子入りを志願。トークショーの中では来季の目標を問われ、｢プロ初勝利｣を挙げた。｢チームの勝利に貢献したい気持ちが、今シーズン終わってさらに強くなったので｣と闘志を燃やした。
★｢一流の達成力｣とは
作者は原田隆史(58)と柴山健太郎(37)。フォレスト出版から、2017年 3月 8日に発売。｢オープンウインドウ６４｣と呼ばれる目標達成理論を紹介している。｢オープンウインドウ６４｣とは目標達成に向け 8つの基礎目標を立て、さらにその 1つ 1つに細かな 8つの行動目標を記すというもの。エンゼルスの大谷が、花巻東高時代に実践した方法としても知られている。
阪神が新外国人として｢米大リーグ通算３０本塁打｣を誇るジェフリー・マルテ内野手(エンゼルスＦＡ)を最有力候補に絞り込んだことが19日、分かった。交渉は最終局面を迎えており、米大リーグ移籍市場がクリスマス休暇へ突入する目前での決着を目指す。｢投｣が補強で盤石となりつつある一方、待望され続けてきた“最後のワンピース”が、ついに矢野虎にはまる。
はい上がり、一番上に立つための骨格が浮かび上がってきた矢野虎に、ついに｢心臓｣が備わる。新大砲はマルテ。最有力候補として絞り込んだ。年の瀬が迫るなか、虎の2019年へ向けたチーム作りも、ついに最終局面を迎えた。
常にリストの最上位にあり続けた“恋人”を、いよいよ捕まえる。今季エンゼルスで大谷の同僚でもあったマルテは、ドミニカ共和国出身の27歳だ。今季は90試合で｢打率０．２１６、７本塁打、２２打点｣。最終戦だった 9月30日のアスレチックス戦では｢４番｣で一発を放った。守備位置は本職の 1、 3塁に加え外野も守れる。｢メジャー通算３０本塁打｣を誇るだけでなく、甲子園球場にもフィットする右打ちのプルヒッターだ。
球団幹部は｢クリスマスまでに決められたら｣と口にし続けてきた。米大リーグを中心とする、海の向こうの移籍市場はクリスマス、そして新年へと突入していく今週末以降は動きが停滞しがちだ。リストをにらみながらの慎重な絞り込みの作業を経て、やはりたどり着いたのは｢マルテ｣。週明けにはクリスマスが迫る。交渉も一気に、大詰めを迎えるもようだ。
虎との交渉が最終局面を迎えているジェフリー・マルテ内野手。いよいよ最後のワンピースが加わる
虎にとっては待望の新助っ人砲となる。今季は｢メジャー通算７１発｣を誇るロサリオを、新助っ人では球団史上最高となる年俸 3億4000万円で獲得したが、わずか｢８本塁打｣止まり。そのまま退団となった。シーズン途中から加入したナバーロの来季残留は決まっていたが、貧打に泣き続け17年ぶり｢最下位｣にまで転落しただけに、何よりも打線に核が必要だった。
この日のオーナー報告会では、揚塩球団社長、谷本副社長らが電鉄本社(大阪・福島区)を訪れ、オリックスからＦＡ宣言した今季｢１０勝(通算７４勝)｣の西と、中日で今季｢１３勝｣をマークしたガルシアの獲得を報告。先発陣に厚みがグッと増した。心配されたドリスとの契約延長も、さらには今季メジャーで37試合に登板したジョンソン(前ジャイアンツ)の加入も決定している。
｢投｣は前から後ろから厚みを増して、あとは両輪が回って進んでいくためにも｢打｣だった。チームの中心にドシッと座る助っ人砲だけが欠けていたが、その“最後のワンピース”に、ようやくマルテがはまる。
矢野監督も就任会見から｢やっぱり点を取りたい。ファンが喜ぶのよ｣と打ち勝つ野球を理想に掲げ続けている。いきなり勝負の年と位置づける2019年を目前に、待望の大砲が、マルテがついに、虎の一員となろうとしている。
◇ジェフリー・マルテ(Ｊｅｆｒｙ Ｌｅｏｎａｌ Ｍａｒｔｅ Ｐａｕｌｉｎｏ)
1991年 6月21日生まれ、27歳。ドミニカ共和国出身。2007年にアマチュアＦＡでメッツと契約してプロ入り。2013、2014年のアスレチックスを経て2015年に移籍したタイガースでメジャーデビュー。2016年から開幕前にトレードでエンゼルスに移籍し、今季は90試合で｢打率０．２１６、７本塁打、２２打点｣。メジャー通算 256試合、｢打率０．２２２、３０本塁打、９１打点｣。 1メートル85、 100キロ。右投げ右打ち。
阪神の藤原崇起オーナー(電鉄本社会長)は19日、大阪・福島区の電鉄本社で、 1日にオーナー就任してから初の定例報告会に出席。球団首脳から西とガルシアの入団報告を受け、｢獲れてよかったなあ！｣とご満悦だった。着々と進む補強についても｢楽しみですよ｣とも。来春のキャンプに関して、沖縄・宜野座村の 1軍、高知・安芸の 2軍ともに視察する予定。坂井前オーナー同様に、現場に足を運んで、タイガースの再建を見守る。
来年こそは、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも｢オレがやってやる｣｢オレが決めてやる｣という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
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