●阪神の開幕ダッシュは、もう成ったも同然だ。記念すべき矢野新監督の初陣は、 3月29日ヤクルト戦。準本拠地の京セラドーム大阪で戦う。阪神は同球場が「大阪ドーム」として開場した1997年以降、この地でヤクルト戦40試合を行い、「30勝10敗」で「勝率7割5分」の好成績だ。とはいえ驚くのはまだ早い。現在の球場名「京セラドーム大阪」と改めた2006年以降の23試合に限ると、実に「19勝4敗。勝率8割2分6厘」という、圧倒的な数字にはね上がる。2010年 8月14日から2013年 8月18日まで、破竹の「11連勝」を飾った。「1敗」を挟み、17年 4月 5日からは「7連勝」を継続中。勢いは全く衰えていない。矢野監督にとっても、思い出深い球場だ。阪神に移籍した 1年目、1998年 7月 7日横浜(現DeNA)戦。0-1で迎えた 9回二死 1、 2塁で、抑えの佐々木主浩元投手(50=通称大魔神)から中越えに移籍後初の「サヨナラ2塁打」を放った。佐々木はそれまで24試合に登板し、「防御率0.00」。この年「45セーブ」でMVPを獲得した守護神が喫した、このシーズン唯一のサヨナラ安打だった。選手も、そして監督もいいイメージで長いシーズンに入ることができる。実績と縁起のよさを生かし、一気に流れをつかみたい。
●阪神の「ドラフト2位」・小幡竜平内野手(18=延岡学園)が 5日、出身チームの大分明野ボーイズが練習するグラウンドで自主トレを公開した。幼少期に慣れ親しんだ「原点」でランニングやキャッチボールなどみっちり 3時間練習。 7日に入寮を迎える18歳は、目を輝かせた。新入団選手の体力測定では30メートル走 3秒98と新人のなかでは唯一の 3秒台をマーク。 181センチ、73キロと体格にも恵まれた大型ショートは貪欲だ。中日根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)、オリックス太田椋内野手(17=天理)ら同世代のショートにはライバルも多いが「と意気込みを語った。大分出身のアイドル・指原莉乃(26=HKT48)との対面を熱望した。走攻守 3拍子そろった大型内野手が、地元のスターとの対面を実現させる。故郷が生んだ伝説のアイドルに、ひと目会いたい。河川敷のグラウンドに吹き荒れる強風に負けない、18歳らしい初夢を打ち明けた。「D2位・小幡」が対面を熱望したのは、昨年12月に「HKT48」からの卒業を発表したばかりの指原莉乃だった。指原は昨年、「大分市観光大使」に 3度目の就任。12年 4月から、地元をPRしている。今年 9月に開幕する「ラグビーW杯日本大会」の開催地でもある。小幡は秘めた地元愛は負けていない。故郷から力強く飛び出す。プロでの活躍の先に憧れのさっしーが待っている。
●藤浪晋太郎投手(24)が 5日、大阪府大東市の母校、大阪桐蔭高のグラウンドで練習を公開し、高校時代の同僚でオリックスの沢田圭佑投手(24)とともにランニングやキャッチボールで汗を流した。昨年は13試合で「5勝3敗、防御率5.32」に終わっただけに、25歳を迎えるシーズンへ抱負を語った。このオフには競馬の武豊騎手(49)がプロデュースするジムで肩や股関節などの可動域を広げるトレーニングをしているといい、手応えを口にする。今オフは京都市内のジムでヨガに取り組んでいることを明かした。昨季も 2軍調整を味わうなど苦しい時間を過ごしたが、今春キャンプでの激しい先発枠争いへ闘志全開。10代のころの柔らかな肉体を取り戻しつつ、完全復活をとげて矢野阪神逆襲の旗手になる。気温 8度。寒風吹きすさぶ生駒山のグラウンドで、復活への思いを燃やした。藤浪が母校・大阪桐蔭高の練習場で、2019年シーズンに向けて始動。静かな口調の端々に強い覚悟がにじんだ。通算「74勝」の西勇輝投手(28)や昨季中日で「13勝」したオネルキ・ガルシア投手(29)の加入で先発枠の争いは激しくなる。毎年恒例となった、恩師の大阪桐蔭・西谷浩一監督(49)へ差し入れる「ベビースターラーメン」は、過去最多を更新する約 800個を用意。ベビースターラーメンがつまった大きな袋を抱えながら「来年はおやつカンパニーさんが提供してくれへんかな…」とつぶやき笑わせた。ランディ・メッセンジャー投手(37)や昨季チームで日本人最多の「7勝」を挙げた岩貞祐太投手(27)、小野泰己投手(24)がいることを思えば、必死になって開幕ローテの一角を奪いにいかなければいけない立場。だが、「5、6番手」で滑り込むつもりはない。今春キャンプで予定されている実戦に合わせ、甲子園や鳴尾浜、京都を行き来してピッチを上げていく。猛虎復活へ、藤浪の完全復活は必須。2019年は、再び虎のエースの名を取り戻す。
●阪神甲子園球場で 5日、恒例の「甲子園詣」が開催された。ファンクラブを10年以上継続したダイヤモンド会員に抽選で当たるプレミアムイベントで、約1500人が参加。矢野監督からのメッセージなどが流され、普段は入ることのできないブルペンも開放された。マウンドにはしめ縄が飾られ、訪れたファンはバッターボックス後方からお参り。
記事をまとめてみました。
阪神の開幕ダッシュは、もう成ったも同然だ。記念すべき矢野新監督の初陣は、 3月29日ヤクルト戦。準本拠地の京セラドーム大阪で戦う。阪神は同球場が「大阪ドーム」として開場した97年以降、この地でヤクルト戦40試合を行い、「30勝10敗」で「勝率7割5分」の好成績だ。とはいえ驚くのはまだ早い。現在の球場名「京セラドーム大阪」と改めた06年以降の23試合に限ると、実に「19勝4敗。勝率8割2分6厘」という、圧倒的な数字にはね上がる。10年 8月14日から13年 8月18日まで、破竹の「11連勝」を飾った。「1敗」を挟み、17年 4月 5日からは「7連勝」を継続中。勢いは全く衰えていない。
阪神「京セラドーム大阪」での全成績
昨季の阪神は、ヤクルト戦で大苦戦を強いられた。夏場までは互角の戦いを続けていたが、 8月19日(神宮)から「10連敗」でシーズン終了。96年に「15連敗」して以来22年ぶりの、同カード「2桁連敗」という屈辱を味わった。苦しみ抜いた難敵を、最高の相性を持つ京セラドーム大阪で迎え撃つことができる意義は大きい。
矢野監督にとっても、思い出深い球場だ。阪神に移籍した 1年目、98年 7月 7日横浜(現DeNA)戦。0-1で迎えた 9回二死 1、 2塁で、抑えの佐々木主浩から中越えに移籍後初の「サヨナラ2塁打」を放った。佐々木はそれまで24試合に登板し、「防御率0.00」。この年「45セーブ」でMVPを獲得した守護神が喫した、このシーズン唯一のサヨナラ安打だった。選手も、そして監督もいいイメージで長いシーズンに入ることができる。実績と縁起のよさを生かし、一気に流れをつかみたい。
阪神の「ドラフト2位」・小幡竜平内野手が 5日、出身チームの大分明野ボーイズが練習するグラウンドで自主トレを公開した。
幼少期に慣れ親しんだ「原点」でランニングやキャッチボールなどみっちり 3時間練習。 7日に入寮を迎える18歳は「やらないといけないという気持ちが一番強い。本当に結果を出さないといけない職業なので、しっかり自分に負けないようにやっていきたい」と、目を輝かせた。
出身チームの大分明野ボーイズが練習するグラウンドで始動した小幡竜平内野手=大分明野ボーイズのグラウンド
新入団選手の体力測定では30メートル走 3秒98と新人のなかでは唯一の 3秒台をマーク。 181センチ、73キロと体格にも恵まれた大型ショートは「プロに入ったら全然なので。足が速いだけじゃ盗塁は出来ないし、スタート、スライディングが重ならないといけない。いい選手がいれば盗んでいきたい」と貪欲だ。
中日根尾、オリックス太田ら同世代のショートにはライバルも多いが「そういった人たちより先に出たいという気持ちは強いですし、最終的に絶対に勝たないといけない立場だと思うので」と意気込みを語った。
出身チームの大分明野ボーイズの子どもたちが見守る中、スイングを披露する小幡竜平内野手=大分明野ボーイズのグラウンド
さっしーに会いたい! 阪神の「ドラフト2位」・小幡竜平内野手が 5日、大分・大分市内にある、出身チーム・大分明野ボーイズのグラウンドで自主トレを公開。大分出身のアイドル・指原莉乃との対面を熱望した。走攻守 3拍子そろった大型内野手が、地元のスターとの対面を実現させる。
故郷が生んだ伝説のアイドルに、ひと目会いたい。河川敷のグラウンドに吹き荒れる強風に負けない、18歳らしい初夢を打ち明けた。「D2位・小幡」が対面を熱望したのは、昨年12月に「HKT48」からの卒業を発表したばかりの指原莉乃だった。
「大分から出ている有名な人。一度、お会いできたら、いろんな話を聞いてみたいと思います」
「AKB48」の選抜総選挙では前人未到の「3連覇」を含む 4度の「優勝」。センターを務めた「恋するフォーチュンクッキー」が2014年の選抜で入場行進曲に使用されるなど、虎にもゆかりがある。小幡は「アイドルとか(の曲)はあまり聞かないですね…」と笑ったが、虎での活躍は、大きな夢につながっている。
指原は昨年、「大分市観光大使」に 3度目の就任。12年 4月から、地元をPRしている。今年 9月に開幕する「ラグビーW杯日本大会」の開催地でもある。小幡は「やっぱり(有名なのは)温泉じゃないですか。こないだも近くの温泉に家族で行きました」。秘めた地元愛は負けていない。
夢を実現するために、野球界の先輩を乗り越えていく。ソフトバンク・甲斐も大分・楊志館高出身。昨年の「日本シリーズ」では“甲斐キャノン”で「6連続で盗塁を阻止」してMVPに輝き、一躍全国区に名乗りを上げた。昨年12月に甲子園での体力測定で30メートル 3秒98の快足を披露した小幡にとっても、甲斐は越えたい壁。「高校時代にあまり盗塁をしてこなかったので、盗塁を決めたいという気持ちはすごくある。注目される選手から決められたら」とキャノンを甲斐…もとい、かいくぐることを宣言。この日は乙津川高田橋河川敷にある中学時代を過ごした大分明野ボーイズのグラウンドでランニングなど 3時間みっちりトレーニング。 7日に控えた入寮に向けて、準備は万端だ。
「大分出身の方が活躍されている。自分もそこに早く入っていけたら」
故郷から力強く飛び出す。プロでの活躍の先に憧れのさっしーが待っている。
小幡竜平内野手は打撃練習などで汗を流す。活躍して地元・大分出身のあの方に会いたい=大分明野ボーイズのグラウンド
■中学時代から小幡を見守ってきた大分明野ボーイズ・嶋津義美代表(63)
「キャプテンでしたけど、真面目でコツコツやるタイプでした。チームを引っ張るためにどうすればいいかとか、そういうことを考えられる子でしたね」
★安藤優也コーチら
大分県は著名人を多数輩出している。プロ野球でも稲尾和久(元西鉄)、安藤優也(現阪神コーチ)、野村謙二郎(元広島監督)、平石洋介(楽天監督)、内川聖一(ソフトバンク)、源田壮亮(西武)ら数え上げればきりがない。サッカーなら元日本代表MF清武弘嗣(C大阪)らが大分出身。大相撲では嘉風の出身地として知られている。芸能界では深津絵里やユースケ・サンタマリア。文化人では福沢諭吉(慶應義塾創始者)、政治家では元首相の村山富市らがいる。
◇小幡 竜平(おばた・りゅうへい)
2000(平成12)年 9月21日生まれ、18歳。大分県大分市出身。明野北小時代にソフトボールを始め、明野中では大分明野ボーイズに所属。延岡学園高では 1年秋からレギュラーで 3年春に甲子園出場。三拍子そろった遊撃手。遠投 115メートル、50メートル 6秒 2。高校通算「13本塁打」。 181センチ、73キロ。年俸720万円。右投げ左打ち。背番号「38」。
◇指原 莉乃(さしはら・りの)
1992(平成 4)年11月21日生まれ、26歳。大分県大分市出身。2007年、「AKB48研究生( 5期生)」オーディションに合格。2008年に正規メンバーに昇格し、シングル「大声ダイヤモンド」で初選抜入り。12年 5月にソロデビュー、翌 6月に「HKT48」へ移籍。13年 4月から「HKT48劇場支配人」を兼任。昨年12月に卒業を発表。 159センチ。
◇甲斐 拓也(かい・たくや)
19928平成 4)年11月 5日生まれ、26歳。大分県大分市出身。楊志館高から2011年「育成D6位」でソフトバンク入団。13年11月に支配下登録。17年に正捕手に定着し、「ベストナイン」と「ゴールデングラブ賞」。通算 251試合出場で「打率0.220、12本塁打、56打点」。 170センチ、800キロ。右投げ右打ち。年俸6500万円。背番号「62」。
自主トレを公開した藤浪晋太郎投手=大阪府大東市の大阪桐蔭高校グラウンド
阪神の藤浪晋太郎投手が 5日、大阪府大東市の母校、大阪桐蔭高のグラウンドで練習を公開し、高校時代の同僚でオリックスの沢田圭佑投手とともにランニングやキャッチボールで汗を流した。昨年は13試合で「5勝3敗、防御率5.32」に終わっただけに、25歳を迎えるシーズンへ「結果を出すしかない。勝負の年だと思う。気持ちを切り替えて頑張りたい」と抱負を語った。
このオフには競馬の武豊騎手がプロデュースするジムで肩や股関節などの可動域を広げるトレーニングをしているといい、「だいぶ体が変わってきているという実感がある」と手応えを口にする。通算「74勝」の西勇輝投手や昨季中日で「13勝」したガルシア投手の加入で先発枠の争いは激しくなるが、「『5番手、6番手』を争っているんじゃ駄目。目指すところはそこではない。 1年間ローテーションを守れるように」と語った。
母校大阪桐蔭での自主トレで恩師西谷監督へのプレゼントとして「ベビースターラーメン800袋」を持参した藤浪晋太郎投手=大阪府大東市の大阪桐蔭高校グラウンド
阪神藤浪晋太郎投手が 5日、大阪・大東市内の大阪桐蔭グラウンドで自主トレを公開した。
高校時代の同期オリックス澤田らとキャッチボールやランニングで約 3時間、汗を流した。硬式球を投げるのは年が明けてから初めてで「久々だったのでもっと抜けたりするかなと思いましたが、意外に投げられました」と手応えを話した。
母校大阪桐蔭での自主トレで恩師西谷監督へのプレゼントとして「ベビースターラーメン800袋」を持参した藤浪晋太郎投手=大阪府大東市の大阪桐蔭高校グラウンド
今オフは新たに、競馬の武豊騎手が総合プロデュースするジムでトレーニングにも取り組んでおり「体の強さも継続していきながら、体をよりうまく扱えるそういう体にできるように取り組んでいます」とさらに進化した体作りを目指す。
毎年恒例となった、恩師の大阪桐蔭・西谷浩一監督へ差し入れる「ベビースターラーメン」は、過去最多を更新する約 800個を用意。ベビースターラーメンがつまった大きな袋を抱えながら「来年はおやつカンパニーさんが提供してくれへんかな…」とつぶやき笑わせた。
大阪桐蔭でオリックス澤田圭佑投手(右)とともに自主トレを行う藤浪晋太郎投手=大阪府大東市の大阪桐蔭高校グラウンド
◆藤浪のベビースターラーメンメモ
年始に大阪桐蔭グラウンドを訪れた際に、西谷監督ら大阪桐蔭へ差し入れるのが恒例行事。昨年は過去最多の約780個を手渡したが、今年は20個更新した。ちなみに2015年は96個、2016年は600個、2017年は750個と毎年最多記録を更新している。
大阪桐蔭での自主トレで坂道ダッシュする藤浪晋太郎投手=大阪府大東市の大阪桐蔭高校グラウンド
ヨガトレで完全復活や! 藤浪晋太郎投手が 5日、大阪・大東市の母校・大阪桐蔭高で自主トレを公開し、今オフは京都市内のジムでヨガに取り組んでいることを明かした。昨季も 2軍調整を味わうなど苦しい時間を過ごしたが、今春キャンプでの激しい先発枠争いへ闘志全開。10代のころの柔らかな肉体を取り戻しつつ、完全復活をとげて矢野阪神逆襲の旗手になる。
気温 8度。寒風吹きすさぶ生駒山のグラウンドで、復活への思いを燃やした。藤浪が母校・大阪桐蔭高の練習場で、2019年シーズンに向けて始動。静かな口調の端々に強い覚悟がにじんだ。
「テーマというより、まずもうホントに結果を出すしかない。勝負の年だと思います。(先発の)『5番手、6番手』を争っているようじゃダメ。(先発ローテ入るかなではなくて、しっかり入れるようにしたい」
13年のプロデビューから「3年連続2桁勝利」を挙げたが、ここ 2年は制球難に苦しみ、17年が11試合、18年は13試合に先発して計「8勝」止まり。何度も 2軍調整を味わった。
藤浪晋太郎投手は母校・大阪桐蔭高のグラウンドでダッシュする。完全復活への意気込みを語った=大阪府大東市の大阪桐蔭高校グラウンド
なぜ? 大阪桐蔭高時代を含め、10代のころの自身の映像や写真を観察し続けて、一つの答えにたどり着いた。 6年間、離脱することなく投げ続けたことで、かつて大きく、柔らかく動いていた肩や股関節の動きが小さくなっていた。今オフは中央競馬の武豊騎手がプロデュースする京都市内のジムで理学療法士から指導を仰いでいるが、そこで新たな取り組み“ヨガトレ”を始めた。
「イメージとしてはヨガ的な要素だったりとか、重りを持ってトレーニングというよりも自分の体重をかけながら、呼吸と合わせてしっかり可動域を広げたりとかというトレーニングが多い」
大阪桐蔭高時代やプロ入り直後は、ダイナミックなフォームが特長だった。だが、「気がつかないうちに制限がかかってきていた」。勤続疲労もあって可動域が狭くなり、制球難の原因になっていた-というワケ。ヨガはプロ野球界でもトレーニングに取り入れている選手が多数おり、体幹を鍛え、柔軟性を高める効果がある。数十種類ものメニューをこなしている藤浪自身も、すでに変化を感じていた。
「テークバックのときとか、可動域が出やすくなったかな。本来の自分の可動域になるようにという実感はあります」
自主トレを公開した藤浪晋太郎投手=大阪府大東市の大阪桐蔭高校グラウンド
プロ 7年目を迎える2019年は、FA移籍でオリックスから通算「74勝」の西と、中日で昨季「13勝」をあげたガルシアが加わる。メッセンジャーや昨季チームで日本人最多の「7勝」を挙げた岩貞、小野がいることを思えば、必死になって開幕ローテの一角を奪いにいかなければいけない立場。だが、「5、6番手」で滑り込むつもりはない。
「変わったなというより『藤浪いいな』って思ってもらえるようにできたらなと思っています」
今春キャンプで予定されている実戦に合わせ、甲子園や鳴尾浜、京都を行き来してピッチを上げていく。猛虎復活へ、藤浪の完全復活は必須。2019年は、再び虎のエースの名を取り戻す。
★プロ野球選手とヨガ
◆石川雅規投手(ヤクルト):2016年のオフに導入。この年、左ふくらはぎ痛で 2度離脱したため、けがの防止を目的に取り組んだ。
大阪桐蔭・西谷浩一監督と話す藤浪晋太郎投手=大阪府大東市の大阪桐蔭高校グラウンド
◆今宮健太内野手(ソフトバンク):高田知季内野手、曽根海成内野手、川瀬晃内野手らも参加した昨オフにヨガを採用。柔軟性の向上と、寒い時期のためけがの防止が狙い。
◆東 克樹投手(DeNA): 1年目の昨年は「11勝」を挙げて新人王。しかし、シーズンを通じて体調を管理する難しさも実感し、フィジカル強化を目的にヨガを導入。
◆唐川侑己投手(ロッテ):体幹の鍛錬などを目的にトレーニングに取り入れていた。ちなみに球団も2016年から試合中に観客がヨガのポーズを取る「マリーンズYOGAタイム」を実施。
◎ヨガ
古代インド発祥の心身鍛錬方法。本来は呼吸を整え、瞑想(めいそう)を伴う宗教的な修業の一つだが、1990年台から世界に広まり、現在では心身の健康を向上させる体操として知られている。さまざまなポーズを取ることで体幹を鍛えたり、柔軟性を上げたり、呼吸を整えて深いリラックスを得る効果があるといわれている。 話す。
藤浪晋太郎投手(右)は西谷浩一監督(左)と話す。恩師も復活に太鼓判を押した=大阪府大東市の大阪桐蔭高校グラウンド
昨年、史上初となる2度目の「春夏連覇」達成した大阪桐蔭高が 5日、大阪・大東市の同校グラウンドで新年の始動日を迎えた。西谷浩一監督は自主トレに訪れた阪神・藤浪晋太郎投手(24)と対面し、完全復活に期待をかけた。
その顔を見ただけで、安心した。藤浪から年始のあいさつを受け、少しだけ言葉を交わした西谷監督は、すでに今季の活躍を信じて疑わない。
「プロの選手なので僕らがアドバイスするようなことはないですけど、何よりもいい顔をしていたな…と。今年やってくれると信じています」
昨年、同校は史上初となる 2度目の甲子園春夏連覇を達成。2012年に 1度目に導いたのが藤浪だった。
選抜出場となれば、「春3連覇」と「甲子園3季連続優勝」を目指すことになるナインと同じグラウンドで、藤浪もキャッチボールなどで汗を流した。交わした会話について「他愛もない話」とけむに巻いたが、明るい表情だけで自信を感じ取った。
恒例となったベビースターラーメンの差し入れも、過去最多の 800袋を受け取り「毎年こうやって来てくれるのは、後輩たちのためにもありがたいです」と感謝した。
「甲子園詣」に参加したファンはマウンドに飾られたしめ縄に手を合わせる=阪神甲子園球場
甲子園球場で 5日、恒例の「甲子園詣」が開催された。ファンクラブを10年以上継続したダイヤモンド会員に抽選で当たるプレミアムイベントで、約1500人が参加。矢野監督からのメッセージなどが流され、普段は入ることのできないブルペンも開放された。マウンドにはしめ縄が飾られ、訪れたファンはバッターボックス後方からお参り。大阪市の喜多るりさん(35=会社員)は「もちろん優勝を願いました。矢野さん、かっこいいし、期待してます」と話していた。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
土日祝日開催試合と巨人戦全試合の合計31試合がセットになった「ホリデー・巨人戦セット」と、【NEW】 2019シーズンより新たに土曜日開催試合と巨人戦全試合の合計21試合がセットになった「サタデー・巨人戦セット」の2種類をご用意!
購入者特典には2019シーズンも甲子園開催のオープン戦招待券(1試合分)をプレゼント!
[発売期間]
2018年11月18日(日)10:00 ~ 2019年1月31日(木)