●「阪神・淡路大震災」は17日、発生から24年となった。関西各地では鎮魂と記憶の継承を願う追悼行事が行われ、平成最後の祈りをささげた。矢野燿大監督(50)は震災で甚大な被害を受けた神戸市長田区で行われた「神戸震災復興フリーライブ」に参加し、観衆 500人に被災地での優勝パレードを誓った。神戸でのVパレードは星野仙一監督(50)時代の2003年が最後。「ファンを喜ばせる」をモットーに掲げており、頂点への思いを強くした。矢野監督がイベントでファンの質問攻めに遭った。開幕投手を問われると西勇輝投手(28)、オネルキ・ガルシア投手(29)、ランディ・メッセンジャー投手(37)を有力候補としながらも若い才木や望月の名前も挙げ言及した。「4番」について説明。守護神について「まずはドリスと(藤川)球児で抑えを争ってもらいたい」と続けた。矢野監督が日常をかみしめ、被災地で頂点を誓った。「阪神・淡路大震災」の復興イベントで登壇。午後 5時46分に黙とうした。阪神監督として初めて迎えた「1.17」に訪れたのは、倒壊や火災で甚大な被害を受けた神戸・長田区だ。男性に「 3年以内に優勝を」と声を掛けられるとうなずく。「ファンを喜ばせたい」をモットーに掲げ、優勝は悲願だ。神戸での「Vパレード」は星野監督時代の2003年が最後で、雨が降るなか、御堂筋と同日開催。三宮には約25万人が集まり、喜びを分かち合った。指揮官は当時を振り返り、強調する。あれから24年。ぐにゃりと曲がったJR新長田駅は復旧し、ビルも並ぶ。震災の傷痕は見えにくいが、指揮官は言う。「鉄人28号モニュメント」がそびえ立つ街で、また気持ちが前へと向いた。24回目の「1.17」の誓いだ。未曾有の災害から立ち上がろうとしてきた人たちの日常に、阪神がどこよりも強い、という「幸せ」を届ける。最高の瞬間を共有する。
●甲子園の浜風の予習はバッチリ! 阪神の「ドラフト1位」・近本光司外野手(24=大阪ガス)は17日、鳴尾浜で行われた新人合同自主トレに参加。高山俊外野手(25)や江越大賀外野手(25)らと初の外野のノックを行い、浜風の強い甲子園での守備をシミュレーション。阪神大震災の2カ月前に淡路島で生まれ、試合前には黙とうを行い、犠牲者を悼んだ。肌を刺すような冷たく強い風が吹きすさぶ鳴尾浜。近本は初めて受けた外野ノックで軽快な動きを見せた。早くも浜風の強い甲子園での守備を頭のなかで想定し、実戦に向けた予習と準備は万端だ。午前10時頃からストレッチやウオーミングアップをした後、キャッチボールやゴロの捕球練習などで体を動かした。その後、近本は新人の合同練習を外れ、外野へ。高山や江越らと一緒に外野ノック。強い風が吹きつけたが、そつなく打球を処理。先輩の守備も間近で見て、ノックを受けて体感するだけでなく、近くのお手本からも“見て”学んだ。来月の春季キャンプでは 1軍・宜野座行きが内定しているが力を込めた。頭のなかでシミュレーションした後の次なるステップは、実戦で結果を残すこと。南国の地でアピールしまくって虎将のハートを射貫く。
●阪神の春季キャンプ地、沖縄県宜野座村にある「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」が改修された。屋内ブルペンを新設。広さは以前の 1.5倍ほどある。さらに、ファンが投球シーンを見られるように、約 120人が座れるスペースも用意。空調付きのウエートルームも新設しており、総改修費は約 5億4000万円。宜野座村が虎を全力でバックアップした。
記事をまとめてみました。
一緒に頑張ろうと書いた色紙を掲げる矢野燿大監督=神戸市長田区アスタプラザイースト
「阪神・淡路大震災」は17日、発生から24年となった。関西各地では鎮魂と記憶の継承を願う追悼行事が行われ、平成最後の祈りをささげた。
矢野燿大監督は震災で甚大な被害を受けた神戸市長田区で行われた「神戸震災復興フリーライブ」に参加し、観衆 500人に被災地での優勝パレードを誓った。神戸でのVパレードは星野監督時代の03年が最後。「ファンを喜ばせる」をモットーに掲げており、頂点への思いを強くした。
矢野監督がイベントでファンの質問攻めに遭った。開幕投手を問われると西、ガルシア、メッセンジャーを有力候補とし「その投手が開幕をやる可能性はもちろん高い」と言いながらも若い才木や望月の名前も挙げ「競争で『コイツに任せよう』と思う選手に任せようと思っている。オープン戦が進んできて、決まっていると思う」と言及した。
「4番」についても「僕も阪神ファンも、生え抜きの選手が『4番』とエースを望む。大山にも期待しているし、中谷が『4番』を打つかもしれない」と説明。守護神について「まずはドリスと(藤川)球児で抑えを争ってもらいたい」と続けた。
「第15回神戸震災復興フリーライブ2019」で、集まったファンの質問に答える矢野燿大監督=神戸市長田区アスタプラザイースト
矢野燿大監督が17日、「阪神・淡路大震災」で甚大な被害を受けた神戸市長田区で行われた「神戸震災復興フリーライブ」に参加し、観衆 500人に被災地での優勝パレードを誓った。神戸での「Vパレード」は星野監督時代の03年が最後。「ファンを喜ばせる」をモットーに掲げており、頂点への思いを強くした。
矢野監督が日常をかみしめ、被災地で頂点を誓った。「阪神・淡路大震災」の復興イベントで登壇。午後 5時46分に黙とうした。阪神監督として初めて迎えた「1.17」に訪れたのは、倒壊や火災で甚大な被害を受けた神戸・長田区だ。男性に「 3年以内に優勝を」と声を掛けられるとうなずく。
「今年、優勝を目指していきたい。(前回優勝の)05年から、かなり時間がたって、かなり、お待たせしています。神戸でパレードできるよう、頑張ります」
「ファンを喜ばせたい」をモットーに掲げ、優勝は悲願だ。神戸での「Vパレード」は星野監督時代の03年が最後で、雨が降るなか、御堂筋と同日開催。三宮には約25万人が集まり、喜びを分かち合った。指揮官は当時を振り返り、強調する。
黙祷を捧げる矢野燿大監督=神戸市長田区アスタプラザイースト
「震災で大変な思いをされた方も来てもらって、その瞬間を一緒に喜び合える。(03年も)パレードは一番、感動的だった」
95年 1月17日。矢野監督は中日 5年目の26歳だった。名古屋にいて、強い揺れを感じた。大阪の実家は電話がつながらず、火の手が上がる神戸の街がテレビに映る。関西遠征は芦屋が宿泊先だった。「マンションが倒れたり。1階に駐車場があるところは 2階がつぶれて、車がペシャンコになってるとか…」。当時の惨状を思い起こした。
あれから24年。ぐにゃりと曲がったJR新長田駅は復旧し、ビルも並ぶ。震災の傷痕は見えにくいが、指揮官は言う。「(復興が)進みにくいところもあるとお聞きした。僕らが簡単に『頑張ってください』と言えることではないかもしれないけど、僕らは野球しかできない。野球を通じて、何か感じ取ってもらう、頑張ろうと思ってもらえるようなものを見せていく」。「鉄人28号モニュメント」がそびえ立つ街で、また気持ちが前へと向いた。
震災復興イベントに出席した矢野燿大監督。色紙に「一緒に頑張ろう」と書き添えた=神戸市長田区アスタプラザイースト
6434人が犠牲となった「阪神大震災」の発生から24年を迎えた17日、矢野燿大監督は被害が大きかった神戸市長田区での「神戸震災復興フリーライブ2019」に参加。約 500人のファンに「 3年以内の『優勝&神戸Vパレード』」を誓った。難敵からも目を背けず。「3連覇」の鯉と大補強のGを、強く意識すると言いきった。
あの日から24年。建物の倒壊と火災で甚大な被害を受けた神戸市長田区に立ち、グッと固く目を閉じて、矢野監督の悲願への思いはまた強くなった。最後に関西を歓喜に包むことができたのは、もう14年前だ。質疑応答コーナー。男性ファンから「 3年以内に『優勝』!」とゲキが飛ぶと、将は即座に呼応。こう誓った。
「 3年以内に『優勝』!? いや、もちろんしたいですよ! 今年ね、『優勝』をもちろん目指していきますし。もう2005年からですかね、かなりの時間がたってしまいましたので。みなさんにもだいぶお待たせしているのでね。そして神戸でまたパレードができるように、頑張りたいと思います」
「神戸震災復興フリーライブ2019」に出席した矢野燿大監督(中央)ら。神戸での「Vパレード」へ思いを一つにした=神戸市長田区アスタプラザイースト
阪神高速、国道 2号の脇にある特設ステージが、割れんばかりの拍手に包まれた。 3年以内と“猶予”を与えられても、これまで通りキッパリと誠実に「今年勝負する」と言い切った。あの震災から手と手を取り合って立ち上がってきた関西、そして神戸の街に、今年暮れには歓喜の行列を引き連れて帰ってくると、固く約束した。
開幕投手は? 正遊撃手は? 「4番打者」は? と、神戸の虎党はチームの根幹について将を質問攻めにした。そして最後の質問。「セ・リーグで意識するチームは?」と問われても、新指揮官は何からも逃げず、真っ向から答えた。
「広島は『3連覇』していますし、本当に力があるのは分かっていますし、ここ何年かは対戦成績も悪い。やっぱりタイガースファンの方は巨人に勝ってほしいという話を、僕らも聞きますし、自分らの現役のときはジャイアンツを特別、意識して戦ってきた。たくさん補強した強いジャイアンツに勝てる姿を、みなさんに見せられるように。その 2チームを意識していけば優勝に近づいていけると思う」
「第15回神戸震災復興フリーライブ2019」に出席し17時46分、黙祷する阪神・矢野燿大監督(前列・左から 2人目)=神戸市長田区アスタプラザイースト
ファンを喜ばせる、ということを第一に掲げる男だ。「 5球団すべてとの戦いが大事」だなんて答えるハズがなかった。虎党が何としても悔しさを晴らし、倒してほしい 2球団を、あえて挙げてみせた。鯉には昨季「10勝15敗」で、15年から 4年連続でカード負け越し。そして、ただでさえ宿敵のGが、目を覆いたくなるほどの大補強に出た。矢野監督も“敵意”を隠さない。そこをたたかなければ神戸Vパレードへの道も開けないと、誰よりこの将が意識している。
「僕たちは野球でしかみなさんに『がんばろう』とか元気づけることはできないので。今シーズンの戦いを見てもらって、頑張ろうと思ってもらえるようにしたい」
24回目の「1.17」の誓いだ。未曾有の災害から立ち上がろうとしてきた人たちの日常に、阪神がどこよりも強い、という「幸せ」を届ける。最高の瞬間を共有する。
「第15回神戸震災復興フリーライブ2019」に出席した矢野燿大監督=アスタプラザイースト
★発生当時は名古屋に
1998年シーズンからトレードで阪神へ加入した矢野監督。阪神大震災の発生当時は26歳で中日に在籍しており、実家がある大阪ではなく名古屋に滞在していた。「(大阪の)おかんから電話があって。『大丈夫?』と言って。名古屋もドンッ! と揺れたんだけど(明け方だったので)そのまま寝て。それで次、テレビつけたらすごい被害になっていた」と述懐する。その後の関西遠征でも爪痕を目の当たりにしたというが「本当の大変さとか苦しい思いは、報道とかでしか感じ取れていないから…」と言葉を詰まらせた。
★阪神の前回神戸Vパレード
2003年、星野仙一監督の下、「87勝51敗2分け」で18年ぶりの「リーグ優勝」。パレードは11月 3日に 2カ所で行われ、御堂筋は大阪市役所-長堀通新橋交差点、神戸は大丸神戸店-東遊園地のコース。雨の中、計約65万人の観衆が集まった。
浜風をイメージしながら外野ノックを受ける近本光司外野手(手前)。(後列左から)高山俊外野手、植田海内野手、江越大賀外野手が見守った=阪神鳴尾浜球場
甲子園の浜風の予習はバッチリ! 阪神の「ドラフト1位」・近本光司外野手(大阪ガス)は17日、鳴尾浜で行われた新人合同自主トレに参加。高山俊外野手や江越大賀外野手らと初の外野のノックを行い、浜風の強い甲子園での守備をシミュレーション。阪神大震災の2カ月前に淡路島で生まれ、試合前には黙とうを行い、犠牲者を悼んだ。
肌を刺すような冷たく強い風が吹きすさぶ鳴尾浜。近本は初めて受けた外野ノックで軽快な動きを見せた。早くも浜風の強い甲子園での守備を頭のなかで想定し、実戦に向けた予習と準備は万端だ。
「今日は特に風が強い日でしたが、甲子園でもこのような浜風だと思うので、そういうのをイメージしました。どのポジションだったらどういう流れ(の動き)をするのか、ライナー性の打球だったらどういう風の受け方をするのかだったり、そういうのを考えながら受けました」
外野でノックを受ける横田慎太郎外野手、植田海内野手、近本光司外野手(左から)=阪神鳴尾浜球場
午前10時頃からストレッチやウオーミングアップをした後、キャッチボールやゴロの捕球練習などで体を動かした。その後、近本は新人の合同練習を外れ、外野へ。高山や江越らと一緒に外野ノック。強い風が吹きつけたが、そつなく打球を処理。先輩の守備も間近で見て「一歩目から落下点まで走れているなと感じました」。ノックを受けて体感するだけでなく、近くのお手本からも“見て”学んだ。
この日の練習前には黙とうを行い、「阪神大震災」の犠牲者を悼んだ。近本自身も震度 7を観測した淡路島出身で、1994年の11月 9日生まれ。震災当時は生後わずか 2カ月だった。自宅のタンスが倒れ、近くで寝ていた兄がもう少しで下敷きになるところだったという。当時の記憶はないというが、小学生のときに北淡震災記念公園を 2度訪問。「すごい地震だったんだ」と痛感した。
来月の春季キャンプでは 1軍・宜野座行きが内定しているが「体と相談しながら無理せず自分のペースでやっていきたい」と力を込めた。頭のなかでシミュレーションした後の次なるステップは、実戦で結果を残すこと。南国の地でアピールしまくって虎将のハートを射貫く。
笑顔をみせる近本光司外野手、木浪聖也内野手ら=阪神鳴尾浜球場
◇近本 光司(ちかもと・こうじ)
1994(平成 6)年11月 9日生まれ、24歳。兵庫・淡路市出身。淡路市立学習小 2年で仮屋クラブで野球を始め、東浦中では軟式野球部。社高では投手兼外野手で甲子園出場はなし。関学大 3年時に外野手に転向し、同年春にベストナイン。大阪ガスでは 1年目からレギュラーで、「初優勝」した昨年の都市対抗で「MVP」。「準優勝」したアジア・ジャカルタ大会の野球日本代表。 170センチ、72キロ、左投げ左打ち。既婚。年俸1500万円。背番号「5」。
宜野座に新設されたブルペン=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神の春季キャンプ地、沖縄県宜野座村にある「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」が改修された。
屋内ブルペンを新設。広さは以前の 1.5倍ほどある。さらに、ファンが投球シーンを見られるように、約 120人が座れるスペースも用意。宜野座村のキャンプ担当者は「選手やファンの動線を考えて改修しました」と説明。
空調付きのウエートルームも新設しており、総改修費は約 5億4000万円。宜野座村が虎を全力でバックアップした。
来年こそは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
土日祝日開催試合と巨人戦全試合の合計31試合がセットになった「ホリデー・巨人戦セット」と、【NEW】 2019シーズンより新たに土曜日開催試合と巨人戦全試合の合計21試合がセットになった「サタデー・巨人戦セット」の2種類をご用意!
購入者特典には2019シーズンも甲子園開催のオープン戦招待券(1試合分)をプレゼント!
[発売期間]
2018年11月18日(日)10:00 ~ 2019年1月31日(木)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
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