●西勇輝投手(28)が20日、侍ジャパン前監督の小久保裕紀氏(47)が視察する中、今キャンプで初めて打撃投手を務めた。西はオリックス時代の2012年に当時ソフトバンクの小久保氏の引退試合でノーヒットノーランを達成。抜群の制球力を肌で感じた同氏から太鼓判を押された。いよいよ打者と向き合おうというときに、強く背中を押された。運命の糸は、何度も何度も結ばれる。西が侍ジャパン前監督の小久保氏と宜野座で再会し、エールを受け取った。くしくも今キャンプ初の打撃投手登板の日。“快挙の証人”の前で、たしかな第一歩を刻んだ。正午すぎ。メイングラウンドのマウンドへ歩を進めた。 3塁側ファウルグラウンドで準備をしていたそのとき、近づき話しかける人がいた。それが小久保氏だった。縁があり過ぎる人だ。オリックス時代の2012年10月 8日の小久保氏の引退試合(ヤフードーム)で西がノーヒッター。当時は戸惑いもした。その後は侍ジャパンの監督として、自身を招集してくれたこともあった。そんな小久保氏が、虎の一員として再会したこの日も、歩み寄って来てくれた。右翼から左翼側へ向かって強く吹く甲子園の｢浜風｣は間違いなく西の“追い風”だ。振り返れば昨年11月末のＦＡ交渉中も、虎は同じことを訴えかけていた。谷本副社長が心を揺さぶり続けていた。小久保氏もさらに代弁した。西は右打者の内角にシュート気味にえぐる球が武器。引っ張っても浜風でファウルになる。逆に右方向への打球は押し戻される。小久保氏に背中を押された西は、近本に対して23球を投じ、安打性 6に封じた。サク越えも 1本許したが、試運転段階。運命の糸に引っ張られて、くっきりと生命線が見えた。甲子園を自分のものにする姿が、西自身にも、小久保氏にも見えている。
●リーグ野手最年長の41歳阪神福留孝介外野手が今年も健在を示した。福留孝介外野手が20日、シート打撃で藤川球児(38)、ラファエル・ドリス(31)両投手から安打性の打球を放ち、上々の仕上がりを披露。今キャンプではここまで若手選手らにアドバイスを送るなど“先生役”を務めてきたが、満を持して立った初の実戦形式の打席でいきなり存在感を見せつけた。カウント 0－ 2と追い込まれても、くぐってきた修羅場が違う。鮮やかに、 1球で仕留めた。守備をつけないシート打撃。福留がドリスの内角高めの直球を狙い澄ましたかのように右前へ運び、順調な調整ぶりを示した。無言で球場を後にした福留について、矢野監督が信頼を口にした。藤川からも右前へ放つなど、 6スイングで 2本の安打性の打球をマーク。初めて実戦形式に臨んだベテランが宜野座の虎党をわかせた。今キャンプでは投手陣にバントをアドバイスするなど“先生役”をこなしてきたが、自身の打席で結果を残す姿はさすが。福留はいつでも準備ＯＫだ。
記事をまとめてみました。
初めて打撃投手を務めた西勇輝投手。２６日の紅白戦で初実戦のマウンドを踏む＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神・西勇輝投手が20日、侍ジャパン前監督の小久保裕紀氏が視察する中、今キャンプで初めて打撃投手を務めた。西はオリックス時代の2012年に当時ソフトバンクの小久保氏の引退試合でノーヒットノーランを達成。抜群の制球力を肌で感じた同氏から｢甲子園で特長が生かせる｣と太鼓判を押された。
いよいよ打者と向き合おうというときに、強く背中を押された。運命の糸は、何度も何度も結ばれる。西が侍ジャパン前監督の小久保氏と宜野座で再会し、エールを受け取った。くしくも今キャンプ初の打撃投手登板の日。“快挙の証人”の前で、たしかな第一歩を刻んだ。
｢打者を立たせてどういう感じの距離感でいるか、とか自分目線でやらせてもらって。シートだと力んだりするので、力みに変わると嫌だったので。ちょっと気楽な感じでいきたかった｣
小久保裕紀氏(左)から甲子園での活躍に太鼓判を押された西勇輝投手(右)＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
正午すぎ。メイングラウンドのマウンドへ歩を進めた。 3塁側ファウルグラウンドで準備をしていたそのとき、近づき話しかける人がいた。それが小久保氏だった。
縁があり過ぎる人だ。オリックス時代の2012年10月 8日の小久保氏の引退試合(ヤフードーム)で西がノーヒッター。当時は｢どう喜んでいいか分からなかった｣と戸惑いもした。その後は侍ジャパンの監督として、自身を招集してくれたこともあった。そんな小久保氏が、虎の一員として再会したこの日も、歩み寄って来てくれた。
小久保氏は((新たな本拠地が)甲子園なので、彼の特長が生かせる球場だと思う。右バッターに対するインサイドの攻めが、彼の生命線ですから。それは『他の球場よりは思い切って行けるね』という話はした｣と振り返った。甲子園でこそ、西は生きる－。西の強みを誰より知る男が“本心”で語ってくれた。
オリックス時代にノーヒットノーランを達成した西勇輝投手(中)＝ヤフオクドーム
右翼から左翼側へ向かって強く吹く甲子園の｢浜風｣は間違いなく西の“追い風”だ。振り返れば昨年11月末のＦＡ交渉中も、虎は同じことを訴えかけていた。谷本副社長が｢甲子園はどちらかといえばピッチャーズパーク、投手に有利な球場がホームグラウンド｣と心を揺さぶり続けていた。小久保氏もさらに｢コントロールが生命線なので。まあ、浜風を味方にというところ｣と代弁した。西は右打者の内角にシュート気味にえぐる球が武器。引っ張っても浜風でファウルになる。逆に右方向への打球は押し戻される。
小久保氏に背中を押された西は、近本に対して23球を投じ、安打性 6に封じた。サク越えも 1本許したが、試運転段階。しかも浜風があれば押し返していたか。｢『ドラ１』で、それくらいやってもらわないと困るんです｣と“どこ吹く風”だ。
26日の紅白戦でついに初実戦に臨む。矢野監督が｢順調に来られている｣と話せば、西も｢しっかり自分のテンポで投げられたらいい｣と力強く前を向く。
小久保裕紀氏の引退試合での快挙だった＝ヤフオクドーム
運命の糸に引っ張られて、くっきりと生命線が見えた。甲子園を自分のものにする姿が、西自身にも、小久保氏にも見えている。
★西勇輝投手、ノーヒットノーランＶＴＲ
2012年10月 8日のソフトバンク戦(ヤフードーム)のシーズン最終戦で先発。 5回一死で松中に与えた 1四球のみで、平成生まれでは初のノーヒットノーランを達成。この日はソフトバンク・小久保の引退試合で｢小久保さんの引退試合だったんで、どう喜んでいいのかわからなかった｣と複雑な心境を明かした。
★西勇輝投手について各球団スコアラー
◆ＤｅＮＡ・東野峻スコアラー：｢きょうはボール球が先行した印象｣
◆広島・田中彰スコアラー：｢順調だと思います｣
◆巨人・田中優大スコアラー：｢きょうはちょっと抜けていましたね｣
◆中日・井本直樹スコアラー：｢開幕に合わせてくると思います。何の問題もない｣
フリー打撃に登板し福留孝介外野手をフライに打ちとる藤川球児投手＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
リーグ野手最年長の41歳阪神福留孝介外野手が今年も健在を示した。
20日、実戦想定形式のフリー打撃で藤川とドリスから 1安打ずつマーク。矢野監督は｢もうね、あそこまでいけば俺らは心配していない。今日の打撃を見ても『前に飛ばへん』と言いながら、球児の球とかも空振りしてないでしょ？ 任せておけばしっかりやってくれるなというのは感じ取っている｣と全幅の信頼を強調した。
シート打撃でラファエル・ドリス投手から安打を放った福留孝介外野手。初実戦形式で結果を残した＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
福留孝介外野手が20日、シート打撃で藤川球児、ラファエル・ドリス両投手から安打性の打球を放ち、上々の仕上がりを披露。今キャンプではここまで若手選手らにアドバイスを送るなど“先生役”を務めてきたが、満を持して立った初の実戦形式の打席でいきなり存在感を見せつけた。
カウント 0－ 2と追い込まれても、くぐってきた修羅場が違う。鮮やかに、 1球で仕留めた。守備をつけないシート打撃。福留がドリスの内角高めの直球を狙い澄ましたかのように右前へ運び、順調な調整ぶりを示した。
｢任せておけば、しっかりやってくれるな、というのは感じ取っている｣
無言で球場を後にした福留について、矢野監督が信頼を口にした。藤川からも右前へ放つなど、 6スイングで 2本の安打性の打球をマーク。初めて実戦形式に臨んだベテランが宜野座の虎党をわかせた。
ランチ特打でラファエル・ドリス投手の球を打つも内野フライに倒れた福留孝介外野手＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
その後、ドーム内でのマシン相手の打撃練習でまさかの“ハプニング”が…。マシンの背後に人影がみえる。ただ、防球ネットがカーテンのように仕切られており、誰かはわからない。もちろん福留はカーン 、カーンと打ち込みを続ける。でも、なんだか気になる。一般人にはない“オーラ”を感じたのか、周囲に｢あれ、誰？｣。
｢中居(正広)さんです｣
え！？ あの元ＳＭＡＰの？？ さすがの大ベテランも｢止めて！ 止めて！｣とマシンを停止し、慌ててテレビ収録のためにキャンプを視察中のナカイくんのもとへ駆け寄った。そのまま収録に飛び入り参加。終始和やかなムードでジャニーズのスターとの共演を果たした。
｢見ていても、やることをやっているしね。あそこまで行けば、俺らは心配していない｣と矢野監督。今キャンプでは投手陣にバントをアドバイスするなど“先生役”をこなしてきたが、自身の打席で結果を残す姿はさすが。福留はいつでも準備ＯＫだ。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも｢オレがやってやる｣｢オレが決めてやる｣という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2月 1日より実施いたします春季キャンプ中の練習試合(阪神タイガース主催)を下記の通り実施いたしますのでお知らせいたします。練習試合のため雨天等で中止の場合、振替試合等はございません。
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
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