●2003年型打線で｢優勝｣や！！ 阪神・矢野燿大監督(50)が 4日、理想の打線を明かした。足でかき回した赤星憲広氏(42)のように｢ドラフト１位｣・近本光司外野手(24＝大阪ガス)を｢開幕２番｣に期待したほか、和製クリーンアップの可能性も示唆。打ちまくって18年ぶりの｢リーグＶ｣を果たした03年の｢ダイナマイト打線｣に似た形が、矢野阪神の理想オーダーとなりそうだ。期待のルーキーの成長が、矢野虎の鍵を握る。開幕まで 3週間。矢野監督は徐々に打順を固めていく意向を明らかにした。ドライチが｢２番｣を奪うことで、2003年のような破壊力抜群の理想オーダーが実現する。もちろん競争の渦中にあり、中堅のポジションはまったく確約されていない。しかし、もう3.29の開幕を見据える時期に入ってきた。ただでさえ現在オープン戦未勝利の｢４連敗｣で得点力不足という課題を突きつけられているだけに、開幕してから同じことを繰り返すわけにはいかない。ここまで紅白戦も含めた10試合中、｢２番｣が 5試合、｢９番｣が 3試合、｢６番｣が 1試合、ベンチスタートが 1試合だった。｢２番・左翼｣だった 3日のソフトバンク戦では 3塁線に絶妙なバント安打を決め、器用さもアピールしたばかり。ドライチのさらなる奮起が、矢野虎の理想型の実現につながってくる。開幕に向けて徐々に骨格を形成しつつある矢野阪神。将の思惑に若虎が応えれば、｢Ｖロード｣が開けてくる。
●阪神の本拠地、甲子園球場のバックスクリーンにある大型ビジョンが 8年ぶりにリニューアルされ、 4日、披露された。これまで選手名と審判名、スコアと3面に分かれていたが、新型は縦8.32メートル、横 29.76メートルで 1面化され、表示面積が 1.6倍になった。これまで以上に高解像度、高コントラストで、ビジョン全面を使った迫力ある演出を楽しめる。セレモニーでは公式戦で演出予定の一部映像も公開。攻撃中には打者の応援歌を表示するなど球場の｢一体感｣を高める内容となった。甲子園球場長代理の岡久俊治さん(48)は新たな取り組みも予告した。阪神電鉄の秦雅夫社長(61)はあいさつした。 9日の北海道日本ハムとのオープン戦から運用を開始し、 4月 9日の甲子園開幕戦のＤｅＮＡ戦から本格的に運用する。今回の工事は昨年11月から行われ、総工費は公表していない。虎党の歌声に背中を押してもらい、快音を響かせる。何より球場を熱くしそうなのが、野手のヒッティングマーチの表示だ。この日は梅野隆太郎捕手(27)の顔写真とともに、ビジョン中央付近にヒッティングマーチが表示された。矢野監督自身、昨年11月のファン感謝デーでスローガン発表後に思いを語っていた。押せ押せムードのときはもちろん、劣勢の土俵際でも甲子園がより一体となれば怖いものなしだ。虎党の大合唱のなか、福留孝介外野手(41)が、糸井嘉男外野手(37)が熱い夢を乗せて白球をかっ飛ばす。
●前代未聞の光景から 3日が過ぎた。兵庫県西宮市の甲子園駅前は 4日午前11時時点でも盛況だった。 1日に阪神タイガース仕様の交通系ICカード｢タイガースICOCA(イコカ)｣が先行発売され、当日は同駅前で始発前から購入希望者が列をつくり、 420分待ちの大行列が話題になった。阪神の球団旗デザインと球団マスコットのトラッキーデザインの2種類で、用意された 8万枚を求めてファンが並ぶ。先行発売は 3日で終了し、 4日からは梅田駅、甲子園駅などの一部券売機で一般発売が始まった。券売機では午前 5時から発売を開始している。シーズンが開幕すれば、｢タイガースICOCA(イコカ)｣を持って甲子園へ。帰宅時には勝利の味をかみしめて、改札に｢ピッ｣としたいところだ。
記事をまとめてみました。
2003年型打線で｢優勝｣や！！ 阪神・矢野燿大監督が 4日、理想の打線を明かした。足でかき回した赤星憲広氏のように｢ドラフト１位｣・近本光司外野手(大阪ガス)を｢開幕２番｣に期待したほか、和製クリーンアップの可能性も示唆。打ちまくって18年ぶりの｢リーグＶ｣を果たした03年の｢ダイナマイト打線｣に似た形が、矢野阪神の理想オーダーとなりそうだ。
期待のルーキーの成長が、矢野虎の鍵を握る。開幕まで 3週間。矢野監督は徐々に打順を固めていく意向を明らかにした。ドライチが｢２番｣を奪うことで、2003年のような破壊力抜群の理想オーダーが実現する。
｢近本がどう機能するか。あの足と(打撃でも)自分の形がそんなに崩れへんから。どう絡められるかというのはね。『２番』がいいかな、と思っている。『２番』にハマったほうが俺的にはいいかな｣
もちろん競争の渦中にあり、中堅のポジションはまったく確約されていない。しかし、もう3.29の開幕を見据える時期に入ってきた。ただでさえ現在オープン戦未勝利の｢４連敗｣で得点力不足という課題を突きつけられているだけに、開幕してから同じことを繰り返すわけにはいかない。
｢ホームランもボンボン打って欲しいけど現状で急にそんなに増えるっていうのは(難しい)。なんとかそういう部分(足)は絡めていきたい｣と足攻の重要性を改めて説いた。そこで指揮官の描く青写真は、就任後すぐのドラフトで獲得し、｢５度の盗塁王｣に輝いた赤星のような活躍に期待を寄せる快足外野手の｢開幕２番｣起用だ。
矢野燿大監督が理想の｢開幕２番｣として期待を寄せた近本光司外野手。2003年型オーダー完成の鍵を握る＝京セラドーム大阪
ここまで紅白戦も含めた10試合中、｢２番｣が 5試合、｢９番｣が 3試合、｢６番｣が 1試合、ベンチスタートが 1試合だった。｢２番・左翼｣だった 3日のソフトバンク戦では 3塁線に絶妙なバント安打を決め、器用さもアピールしたばかり。｢これからいろんな投手と対戦しながら、そこの評価になっていくと思う｣と指揮官。開幕まで残り13試合。ドライチのさらなる奮起が、矢野虎の理想型の実現につながってくる。
｢やっぱり生え抜きを育てるというのも俺らの大きなテーマ。悠輔(大山)を、現状はそういうふうに置きながら。今年 1年でそうなれるかどうか分からないけど、認められるようなね。今は与えている感じはあるけど、そうなっていってくれたら｣
大山の｢４番｣継続の方針を改めて明言。これを糸井と福留のベテラン 2人で挟む構想があることも明らかにした。快足の｢２番｣に、生え抜きの｢４番｣を実績十分の 2人が支える。そして｢６番｣は助っ人のマルテ。思い出すのは03年の｢ダイナマイト打線｣だ。
｢２番・赤星｣、｢３番・金本｣、｢４番｣に生え抜きの濱中、｢５番・桧山｣、｢６番・アリアス｣という開幕オーダーでスタートダッシュに成功。18年ぶりのリーグ制覇を果たしただけに、今季開幕で03年型プランが実現できれば、虎党の期待も大きく膨らむはずだ。
開幕に向けて徐々に骨格を形成しつつある矢野阪神。将の思惑に若虎が応えれば、｢Ｖロード｣が開けてくる。
★2003年の阪神打線
就任 2年目の星野監督の｢血の入れ替え｣により、ベテラン選手を中心に戦力外とし、ＦＡで金本らを補強した。｢第３次ダイナマイト打線｣と称された今岡、金本、アリアスら強力打線が 140試合で 728得点と爆発し、開幕から｢首位｣を独走。｢開幕４番｣の濱中は右肩負傷でシーズン途中に離脱したが、 7月 8日にセ・リーグ史上最速でマジックを点灯させると、 9月15日に18年ぶりの｢リーグ優勝｣を決めた。
甲子園球場でリニューアルし 1面化された大型ビジョンがお披露目される＝阪神甲子園球場
阪神の本拠地、甲子園球場のバックスクリーンにある大型ビジョンが 8年ぶりにリニューアルされ、 4日、披露された。これまで選手名と審判名、スコアと3面に分かれていたが、新型は縦8.32メートル、横 29.76メートルで 1面化され、表示面積が 1.6倍になった。これまで以上に高解像度、高コントラストで、ビジョン全面を使った迫力ある演出を楽しめる。
甲子園球場でリニューアルし 1面化された大型ビジョンがお披露目される＝阪神甲子園球場
セレモニーでは公式戦で演出予定の一部映像も公開。攻撃中には打者の応援歌を表示するなど球場の｢一体感｣を高める内容となった。甲子園球場長代理の岡久俊治さんは｢(他球団の)球場をたくさん巡って考えた。全ての動画を作りなおしているところです｣と新たな取り組みも予告した。阪神電鉄の秦雅夫社長は｢夢と感動を提供し続けていきたい｣とあいさつした。
9日の日本ハムとのオープン戦から運用を開始し、 4月 9日の甲子園開幕戦のＤｅＮＡ戦から本格的に運用する。今回の工事は昨年11月から行われ、総工費は公表していない。
甲子園球場でリニューアルし 1面化された大型ビジョンがお披露目される＝阪神甲子園球場
甲子園で大合唱や！！ リニューアル中だった阪神甲子園球場のメインビジョンが完成し、 4日、お披露目された。 3面から 1面へ、約 1.6倍の大型スクリーンに生まれ変わり、選手のヒッティングマーチの歌詞も表示。虎党の歌声に背中を押してもらい、快音を響かせる。
小雨が降るなか、約70人の報道陣がバックスクリーンの大画面にくぎ付けになった。お披露目式の開始を告げるサイレンの音が鳴り止むと、スローガンなどの映像が次々と流れ出した。甲子園が装いを新たにし、ファンとともに戦うための舞台が整った。
｢迫力のある、魅力あふれる映像を提供したいと考えています。新たな体制となったタイガースとともに、(ファンへ)夢と感動を提供し続けたいという風に考えております｣
甲子園球場ビジョン＝阪神甲子園球場
テープカットセレモニーに参加した阪神電鉄の秦雅夫社長(61)の言葉も熱を帯びた。 3面に分かれていたメインビジョンが 1面化して表示面積は約 1.6倍となり、表示解像度は約 4倍。 8年ぶりのリニューアルで、リプレー映像やイニング間の映像がより鮮明で迫力を増すことになった。
何より球場を熱くしそうなのが、野手のヒッティングマーチの表示だ。担当の岡久俊治球場長代理は｢もともと(歌詞を知ってもらう)ビラを配ったりもやっていましたが、(ビジョンで)見えた方が非常にわかりやすい。これまで以上にファンの皆さまが一体感のある応援をということで、球団と球場で検討しました｣と説明した。
この日は梅野の顔写真とともに、ビジョン中央付近に｢気迫のスイング 燃えろよ梅野－｣とヒッティングマーチが表示された。矢野監督自身、昨年11月のファン感謝デーでスローガン発表後に｢ファンの皆さんにもオレの応援で勝たせてやるとか、私の応援でこのピンチを乗り切らせてやるっていう風に一緒に思ってもらえたらうれしいなと思って、このスローガンにしました｣と思いを語っていた。
甲子園球場ビジョン＝阪神甲子園球場
押せ押せムードのときはもちろん、劣勢の土俵際でも甲子園がより一体となれば怖いものなしだ。大型ビジョンは 9日の日本ハムとのオープン戦から使用される。虎党の大合唱のなか、福留が、糸井が熱い夢を乗せて白球をかっ飛ばす。
★平均消費電力75％低減
今回の改修で、 3面に分かれていたスクリーンを統合して 1面化したことで表示面積が約 1.6倍に大型化し、表示解像度が約 4倍、コントラストが約 1.5倍になった。サブビジョンは球速表示部が従来比で約 1.2倍、スコア表示部で同1.02倍に大型化した。また、平均消費電力を従来比(同一面積比)で約75％低減し、省エネにも貢献できる。
甲子園球場ビジョン＝阪神甲子園球場
★動画で選手紹介
高校野球で甲子園を使用する際のメインビジョンについて、岡久球場長代理は｢高野連、主催社さんとも相談させていただきまして、やはり伝統の承継が一番だろうということで、従来の表示です｣と説明。過剰な演出を行うことはないという。また、全ての映像をリニューアルしていることも明かし、試合前の選手の紹介動画について｢これまでは静止画でいっていましたが、動画も入れていこうとやっております｣と“パワーアップ”を約束した。
★導入実績多数
甲子園で使用されている｢オーロラビジョン｣の導入実績のある球場は、ナゴヤドーム(2017年 3月竣工)、ＺＯＺＯマリン(2016年 3月)、札幌ドーム(2015年 3月)、楽天生命パーク(2010年 3月)、ほっと神戸(2009年 3月)、東京ドーム(2005年 3月)など。また、サッカーでは埼玉スタジアム(2014年 3月)、味の素スタジアム(2012年 3月)、日産スタジアム(2011年 3月)などがある。
前代未聞の光景から 3日が過ぎた。兵庫県西宮市の甲子園駅前は 4日午前11時時点でも盛況だった。
1日に阪神タイガース仕様の交通系ICカード｢タイガースICOCA(イコカ)｣が先行発売され、当日は同駅前で始発前から購入希望者が列をつくり、 420分待ちの大行列が話題になった。阪神の球団旗デザインと球団マスコットのトラッキーデザインの2種類で、用意された 8万枚を求めてファンが並ぶ。
先行発売は 3日で終了し、 4日からは梅田駅、甲子園駅などの一部券売機で一般発売が始まった。券売機では午前 5時から発売を開始しているが、甲子園駅に勤務する関係者は｢朝から並んでおられますね。券売機のカードがなくなれば、補充してという感じです｣と語る。
阪神甲子園駅に限定ICOCA(イコカ)を求めて並ぶ阪神ファン
甲子園駅で30分ほど並んで購入した西宮市在住の60代女性は｢ほんまに人気みたいね。ニュースで見て、孫にプレゼントしようと思って来てみました｣と笑顔だった。 2回並んで 2種類をゲットした30代男性は｢買うなら 2種類とも欲しいなと思って。なくなると手に入らないですからね｣と話す。 4日午前11時時点では、まだ 2種類とも発売されているが、いつ完売になるかわからない。電鉄関係者は追加販売の有無について｢現段階では未定ですね｣と答えた。
シーズンが開幕すれば、｢タイガースICOCA(イコカ)｣を持って甲子園へ。帰宅時には勝利の味をかみしめて、改札に｢ピッ｣としたいところだ。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも｢オレがやってやる｣｢オレが決めてやる｣という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
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