●最後まで超積極野球で突き進む! 阪神は京セラでオリックスに 2- 4で敗れたが、矢野燿大監督(50)はチャレンジする姿勢に可能性を感じ取った。24日がオープン戦最終日。引き分け以下なら「2年連続最下位」が決まるが、シーズンを見すえて“矢野流”を貫き通す。「3連敗」で「オープン戦11敗」目。開始わずか 1分で先制を許し、「最下位」脱出はならなかった。それでも矢野監督は積極姿勢に手応えを口にした。準備は着実に整いつつある。悲壮感はない。 1点を追う 7回、先頭で中前打した鳥谷敬内野手(37)の代走・江越大賀外野手(26)が 2盗に成功。その後一死 3塁とすると、上本博紀内野手(32)の 3ゴロで迷うことなく本塁へ突っ込んだ。結果はアウトだったが将は評価した。 8回には一死 1、 3塁で大山悠輔内野手(24)の右飛に、 3走・木浪聖也内野手(24=ホンダ=亜細亜大學OB)がタッチアップ。好返球に阻まれたが、すべてはシーズンに向けた布石で、これを糧にするつもりだ。この時期に下を向くほうがよっぽどマイナス-。そう言わんばかりに前を向いた。最後まで試行錯誤を続ける。この日はエフレン・ナバーロ内野手(32)を先発から外し、鳥谷を「6番・遊撃」で先発させるなど“国産打線”をテスト。すると鳥谷はマルチ安打、ナバーロは代打安打と、ともに発奮した。勝てなくても得るものはたくさんあった。当然、勝ちに飢えていることも付け加えた。24日でオープン戦は終了。勝てば「最下位」脱出の可能性はあるが、ここは通過点どころか準備段階にすぎない。シーズンで笑うために、矢野虎は最後までチャレンジし続ける。
●黙々とやっていても、16年目のスタートへ向けた覚悟が隠しきれない。これまで示し続けてきた「虎の遊撃に鳥谷あり」を、開幕まで 1週間を切ったここで改めて見せつけた。今オープン戦初のマルチ安打で、矢野虎の大きな選択肢となってみせた。 4試合ぶりの先発出場で「6番・遊撃」に入り、必死に 2度の快音を響かせた。まず 1点を追う 2回一死で先発右腕、東明大貴投手(29)の 135キロをライナーではじき返し右前打とすると、 7回先頭の第 3打席でも痛烈に中前打。先発から離れた 3戦はそれぞれ代打で 1打席ずつの出場にとどまっていたにも関わらず、一気に 3打数 2安打だ。快音が響き始めた13日の中日戦(ナゴヤドーム)からの出場した 7試合に限れば驚異の「打率5割(12打数6安打)」。チームのオープン戦全16試合のうち途中出場が11試合で、代打での 1打席のみだった試合も 5度もあった。それでも黙々とやれることを続け、勢いを取り戻した。 2安打以上に、動ける、戦える状態にある姿が際立った。もう立ち止まれない春本番へ。鳥谷は勢いを持ったまま、突っ込んでいく。
●代打高山俊外野手(25)のヒットから 2点をかえした。 0- 3で迎えた 6回、代打高山が東明の 4球目、 122キロフォークをはじき返し右前打に。「1番木浪」も右前打で続き、一死 1、 3塁から「3番」糸井嘉男外野手(37)が右翼へ「2点適時2塁打」を放った。糸井がチームで唯一の打点を挙げた。 6回一死 1、 3塁で右翼線に「2点適時2塁打」。「オープン戦打率0.500」と絶好調。37歳のベテランが、しっかりと開幕に合わせ調整していく。高山は前日22日のオリックス戦でも 9回に代打で出場(結果は打撃妨害)。限られた出場機会でも結果を残した。
●「D3位」・木浪聖也内野手はマルチ安打。「オープン戦打率0.389」で楽天・島内宏明外野手(29)と並び首位打者に浮上した。 6回無死 1塁では左前打。 8回先頭でも左前打を放ちチャンスメークしたが、満足する様子はない。最終戦となる24日の同カードで、阪神では05年赤星憲広氏(42)以来となる首位打者を狙う。快進撃を続ける木浪が快挙達成に近づいた。 6回無死 1塁から、オリックス東明のフォークを打ち返した。好機を広げる右前打。 8回には 2ストライクと追い込まれながら、澤田圭佑投手(24)の高めに浮いたチェンジアップを左前に運んだ。オープン戦で積み重ねた安打数は「21」。キャンプから勢いは止まらない。ついに「打率3割8分9厘」に到達し、楽天島内に同率で並んでトップに立った。24日最終戦の結果次第では「首位打者」が確定。木浪自身は冷静に話すが、阪神では05年赤星以来、ルーキーに限れば初の快挙だ。 恩師である亜細亜大學・生田勉監督(52)は守備の安定性に太鼓判を押す。亜大時代は内野だけでなく、外野で試合に出場してもそつなく守備をこなしていた。2塁を守ったことで遊撃鳥谷との新 2遊間コンビで選択肢も広げた。 3月29日の開幕戦へ、木浪の活躍が光だ。
●阪神新外国人ジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス)の開幕 2軍が決定した。16日に判明した右ふくらはぎの張りで別メニュー調整が続く。清水雅治ヘッドコーチ(54)は「(6試合しか)オープン戦も出ていない」と説明。マルテ本人は試合出場を強く希望しているが、無理はさせられない状況だ。濱中打撃コーチ(40)も見通しを語った。
記事をまとめてみました。
<オープン戦、阪神 2- 4オリックス>◇23日◇京セラドーム大阪
最後まで超積極野球で突き進む! 阪神は京セラでオリックスに 2- 4で敗れたが、矢野燿大監督(50)はチャレンジする姿勢に可能性を感じ取った。24日がオープン戦最終日。引き分け以下なら「2年連続最下位」が決まるが、シーズンを見すえて“矢野流”を貫き通す。
「3連敗」で「オープン戦11敗」目。開始わずか 1分で先制を許し、「最下位」脱出はならなかった。それでも矢野監督は積極姿勢に手応えを口にした。準備は着実に整いつつある。悲壮感はない。
「きょうの試合なんか、俺は面白かったと思ってる。チャレンジしててね、みんな。シーズン含めても、いいチャレンジしてうまくなっていかないといけない。結果だけでどうこうっていう部分よりも、きょうはみんないいチャレンジを(していた)ね」
7回、上本博紀内野手の 3ゴロで 3走・江越大賀外野手は本塁生還ならず=京セラドーム大阪
1点を追う 7回、先頭で中前打した鳥谷の代走・江越が 2盗に成功。その後一死 3塁とすると、上本の 3ゴロで迷うことなく本塁へ突っ込んだ。結果はアウトだったが将は「いいチャレンジをした」と評価した。
8回には一死 1、 3塁で大山の右飛に、 3走・木浪がタッチアップ。好返球に阻まれたが、「あれでスタート切れへんほうが、何も俺らがうまくなる方向にいけへん」と指揮官。すべてはシーズンに向けた布石で、これを糧にするつもりだ。この時期に下を向くほうがよっぽどマイナス-。そう言わんばかりに前を向いた。
最後まで試行錯誤を続ける。この日はナバーロを先発から外し、鳥谷を「6番・遊撃」で先発させるなど“国産打線”をテスト。「この時期にそういうことをしているのでね。ないことはしないんでね。そういうこともありえる」。すると鳥谷はマルチ安打、ナバーロは代打安打と、ともに発奮した。勝てなくても得るものはたくさんあった。
8回、大山悠輔内野手の右飛で 3走・木浪聖也内野手は本塁を狙うもアウト=京セラドーム大阪
「もちろん勝ったほうがいいに決まってるんだけど」
当然、勝ちに飢えていることも付け加えた。24日でオープン戦は終了。勝てば「最下位」脱出の可能性はあるが、ここは通過点どころか準備段階にすぎない。シーズンで笑うために、矢野虎は最後までチャレンジし続ける。
◇データBOX◇
◎…過去10年間のオープン戦で阪神は「最下位3度」。「オープン戦最下位」で迎えたシーズンは2009年「4位」、12年「5位」、18年「6位」ですべてBクラスに沈んでいる。
5回にセーフティーバントを試みた鳥谷敬内野手。必死さを前面に出した=京セラドーム大阪
黙々とやっていても、16年目のスタートへ向けた覚悟が隠しきれない。これまで示し続けてきた「虎の遊撃に鳥谷あり」を、開幕まで 1週間を切ったここで改めて見せつけた。今オープン戦初のマルチ安打で、心強い、矢野虎の大きな選択肢となってみせた。
「収穫かどうか分からないけど、しっかり与えられたところで頑張るだけです」
4試合ぶりの先発出場で「6番・遊撃」に入り、必死に 2度の快音を響かせた。まず 1点を追う 2回一死で先発右腕、東明の 135キロをライナーではじき返し右前打とすると、 7回先頭の第 3打席でも痛烈に中前打。先発から離れた 3戦はそれぞれ代打で 1打席ずつの出場にとどまっていたにも関わらず、一気に 3打数 2安打だ。 5回先頭では、投ゴロにはなったもののセーフティーバントも試みイキイキと躍動した。
快音が響き始めた13日の中日戦(ナゴヤドーム)からの出場した 7試合に限れば驚異の「打率5割(12打数6安打)」。チームのオープン戦全16試合のうち途中出場が11試合で、代打での 1打席のみだった試合も 5度もあった。それでも黙々とやれることを続け、勢いを取り戻した。
7回、安打を放った鳥谷敬内野手=京セラドーム大阪
矢野監督も「キャンプからそうだけど、トリの背中を見ている選手もいる。みんなにとってプラス。ずっと競争は続くと思う」と敬服。開幕遊撃は「D3位」・木浪聖也内野手(ホンダ)が最有力でも、シーズン中での遊撃スタメン出場はもちろんあり得る。
「オープン戦だったので。どんな感じか確かめようと思ってやっただけです」
2安打以上に、動ける、戦える状態にある姿が際立った。もう立ち止まれない春本番へ。鳥谷は勢いを持ったまま、突っ込んでいく。
■ 2安打の鳥谷敬内野手について阪神・濱中治打撃コーチ
「3割以上(0.320)打っているし、本当にいい争いというか。調子をあげてきて、さすが。打席にいくまでの準備が上手。出ていない選手は見習ってほしい」。
阪神が代打高山俊外野手のヒットから 2点をかえした。 0- 3で迎えた 6回、代打高山が東明の 4球目、 122キロフォークをはじき返し右前打に。「1番木浪」も右前打で続き、一死 1、 3塁から「3番糸井」が右翼へ「2点適時2塁打」を放った。
高山は前日22日のオリックス戦でも 9回に代打で出場(結果は打撃妨害)。限られた出場機会でも結果を残した。
6回裏阪神無死、右前打を放った高山俊外野手=京セラドーム大阪
糸井がチームで唯一の打点を挙げた。 6回一死 1、 3塁で右翼線に「2点適時2塁打」。試合前には早出特打を敢行し、90スイングで 2度の連発を含む「18本」の柵越えを放った。「オープン戦打率0.500」と絶好調。37歳のベテランが、しっかりと開幕に合わせ調整していく。
8回裏阪神無死、左前打を放った木浪聖也内野手=京セラドーム大阪
「D3位」・木浪聖也内野手はマルチ安打。「オープン戦打率0.389」で楽天・島内と並び首位打者に浮上した。 6回無死 1塁では左前打。 8回先頭でも左前打を放ちチャンスメークしたが、「ヒットじゃないのはまだまだとらえられていないので」とどん欲。「まだシーズンじゃない。シーズンに入ってからが大切なので」と満足する様子はない。
8回、安打を放った木浪聖也内野手=京セラドーム大阪
阪神「ドラフト3位」の木浪聖也内野手が、オープン戦首位打者に躍り出た。 23日のオリックス戦で「1番2塁」で先発。 2安打を放って打率は「3割8分9厘」となり、楽天島内に並んでトップに立った。最終戦となる24日の同カードで、阪神では05年赤星以来となる首位打者を狙う。
◇ ◇ ◇
快進撃を続ける木浪が快挙達成に近づいた。 6回無死 1塁から、オリックス東明のフォークを打ち返した。好機を広げる右前打。 8回には 2ストライクと追い込まれながら、澤田の高めに浮いたチェンジアップを左前に運んだ。「思い切り打った結果だと思います」。オープン戦で積み重ねた安打数は「21」。キャンプから勢いは止まらない。
ついに「打率3割8分9厘」に到達し、楽天島内に同率で並んでトップに立った。24日最終戦の結果次第では「首位打者」が確定。木浪自身は「まだシーズンじゃない。シーズンに入ってからが大事だと思います」と冷静に話すが、阪神では05年赤星以来、ルーキーに限れば初の快挙だ。
8回裏阪神無死、木浪聖也内野手は左前打を放った=京セラドーム大阪
「開幕1番」スタメンへ、アピールポイントは打撃だけではない。この日はオープン戦で初めて「2塁」で先発出場した。 1塁、遊撃、 3塁と試合のたびにポジションが変わる。「難しいですけど、試合に出るために、どこで出てもいい準備をしています」。その頼もしさが木浪の武器だ。恩師である亜大・生田勉監督は「外野もどこでも守れるし、器用です」と守備の安定性に太鼓判を押す。亜大時代は内野だけでなく、外野で試合に出場してもそつなく守備をこなしていた。矢野監督は、木浪のユーティリティーぶりをあらためて評価。「めちゃくちゃ助かるよ。はめやすいというか。打つ方も目立ってるけど。全ポジションやれるというのは、他の選手も生きやすいというか、そういうことにもなってくる。ありがたい」。 2塁を守ったことで遊撃鳥谷との新 2遊間コンビで選択肢も広げた。 3月29日の開幕戦へ、木浪の活躍が光だ。
8回、大山悠輔内野手の外野フライで本塁を狙うもアウトになった木浪聖也内野手=京セラドーム大阪
▼新人選手がオープン戦の首位打者となれば、ドラフト導入後では14年にロッテの井上晴哉が「4割3分5厘」で獲得したのが12球団唯一。木浪が首位打者となれば 2人目となる。
▼阪神の選手がオープン戦首位打者となったのは、ドラフト制後では81年北村照文「3割9分」、05年赤星憲広「3割9分7厘」の 2人。
▼木浪はオープン戦21安打。阪神の新人がオープン戦で20安打以上は、72年の望月充27安打以来47年ぶり。
8回裏オリックス二死 1、 3塁、大山悠輔内野手の飛球で木浪聖也内野手が本塁突くも後藤駿太外野手の好返球でアウトとなる=京セラドーム大阪
阪神新外国人ジェフリー・マルテ内野手(エンゼルス)の開幕 2軍が決定した。
16日に判明した右ふくらはぎの張りで別メニュー調整が続く。清水ヘッドコーチは「ふくらはぎなので、選手生命にも関わる。向こう( 2軍で)で試合に出られるようにならないと難しい。(6試合しか)オープン戦も出ていない」と説明。マルテ本人は試合出場を強く希望しているが、無理はさせられない状況だ。
濱中打撃コーチも「開幕してすぐ( 1軍は)ないと思う」と、見通しを語った。
ジェフリー・マルテ内野手
右ふくらはぎの張りで 1軍本隊から外れている阪神のジェフリー・マルテ内野手が23日、鳴尾浜で行われた 2軍残留練習に参加。今後は 2軍での実戦を経て、状態を確認してから 1軍に合流する見込みで、開幕 1軍は絶望的となった。
「シーズンで戦える状態を作ることが最優先。しっかりその準備ができ次第、シーズンのゲームに参加して、それまでは今やっていることを続けていきたい」
この日は、ランニングやキャッチボールで体を動かした後、初めて屋外で軽めの一塁のノックを受けた。清水ヘッドコーチは「長引くことを考えて大事にしていきたい。向こう( 2軍)で試合に出てからじゃないと(判断は)難しい」とコメント。濱中打撃コーチも「トレーナーからいい報告は聞いていない。まずは 2軍の試合に出てからになると思う。開幕してすぐ( 1軍昇格)はないと思う」と話した。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2019年オープン戦順位表
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
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