●トップバッターは任せろ!「ドラフト3」位の木浪聖也内野手(24=ホンダ=亜細亜大學OB)が、「開幕1番」を心待ちにした。開幕スタメンを目標に掲げ、チャンスをつかんだ。表情は初々しかった。23日に「オープン戦首位打者」に立ったが、この日は 5打数 1安打。打率は「3割7分3厘」で「3位」に後退。05年赤星憲広氏(42)以来の快挙達成はならなかった。それでも 2回には右翼に 2点タイムリーを放ち、好調をキープしたままオープン戦を終えた。虎の枠を飛び越え、ついに12球団最高のヒットマンに昇り詰めた。何度も両手を突き上げ、積み重ねた「22」という勲章。木浪が、がむしゃらに灯してきた「H」ランプを自信に変え、間近となったシーズンに飛び込む。ルーキーに限れば、もちろん堂々のトップだ。ほれぼれする数字を残してきたリードオフマンに、起用を続けた矢野燿大監督(50)も、うなるしかない。監督としての初陣に、「1番」を託す考えを明かした。木浪は同じルーキーの近本光司外野手(24=大阪ガス)と「1、2番コンビ」を組む。指揮官は予想以上に活躍に目を丸くした。結果を残し、リードオフマンの遊撃スタメンという大役を務める。19年虎の「セイヤ」が大ブレークの予感だ。先発した西勇輝投手(28)を除き、野手はこの日、ベストメンバー。木浪についても期待を超えた活躍を手放しで称賛した。“本番モード”となり厳しくなる攻めにも絶大の信頼を寄せた。リードオフマンとして、エンジン全開で虎を開幕から走らせる。17年ぶり「最下位」からの出発。スタートダッシュの中心には、新鮮な木浪がいる。
●阪神の「ドラフト1位」・近本光司外野手も「2番・中堅」で開幕スタメンを射止めた。この日は 3打数無安打に終わるも、 1回一死ではセーフティーバントを試みる場面もあった。 2回に 4点を挙げ、なお一死満塁では糸井嘉男外野手(37)の左中間を破る当たりで 1塁から一気にホームを踏んだ。新人 2選手が開幕戦で先発するのは1972年の中村勝広氏(66歳没)、望月充氏(70)以来47年ぶり。「1、2番」を組むのは球団初となる。
●猛打快勝にノッて、いざ開幕!! 阪神が24日、オープン戦最終戦のオリックス戦(京セラドーム大阪)を快勝した。矢野燿大監督は試合後、29日ヤクルト戦の開幕オーダーを明言。この日の布陣で初陣に臨む。「4番」を託される大山悠輔内野手(24)が豪快な先制アーチで一発回答。一挙 7点奪取の火付け役となった。 2年連続の「オープン戦最下位」も回避。「1番木浪&2番近本」の新人コンビが上位に並ぶ新生猛虎打線でツバメに襲いかかる。そんな覇気があふれた猛攻だった。ニュー猛虎打線がオリックスの期待株・榊原にキバをむいた。 2回だ。先頭大山が「4番」の弾道を豪快に描いた。内角高め速球に腕をたたんで強振。高く舞う白球は左翼席に達した。これが号砲だ。「8番」梅野隆太郎捕手(27)の左前打で満塁へ。「1番」木浪の適時打、「2番」近本の快足長駆生還、「3番」糸井の走者一掃適時打…。全員が持ち味を発揮した 7点奪取だ。 2年連続の「オープン戦最下位」を逃れ、矢野監督は目を細める。深くうなずき、堂々と言い切った。3.29の開幕オーダーを明言した。昨年10月に就任した指揮官の心はブレない。 2月の沖縄・宜野座キャンプから結果が出なくても、「4番」を外さない。先発した全19試合で打順は不動。この日もアーチ後は 3打席凡退し、大山も厳しい表情だ。指揮官が手放しで褒めないのも、期待の表れだろう。「最下位」だった昨季の布陣は装い新たになる。「1番木浪&2番近本」の新人 2人の開幕先発は、72年に「ドラフト2位」入団の中村勝広、「同3位」の望月充が出場して以来、47年ぶりだ。試合後に「最下位」脱出を知った指揮官は期待を込める。悪夢などない。前だけ向いて本番に臨む。「3番糸井、5番福留孝介外野手(41)」のベテランコンビから挟まれる。大山の覚醒が、打線機能のカギを握る。チームを勝利に導く。
記事をまとめてみました。
<オープン戦:オリックス 4- 8阪神>◇24日◇京セラドーム大阪
トップバッターは任せろ! 阪神「ドラフト3」位の木浪聖也内野手(24=ホンダ)が、「開幕1番」を心待ちにした。開幕スタメンを目標に掲げ、チャンスをつかんだ。「緊張すると思うけど、一生懸命やりたい。必死でやるだけです」と語る表情は初々しかった。
23日に「オープン戦首位打者」に立ったが、この日は 5打数 1安打。打率は「3割7分3厘」で「3位」に後退。05年赤星以来の快挙達成はならなかった。それでも 2回には右翼に 2点タイムリーを放ち、好調をキープしたままオープン戦を終えた。「キャンプが始まってから、ずっとやるべきことをやってきた。自信がついた部分もある。でも、シーズンに入ってからが大切。練習からしっかりやっていきたい」。
この日、矢野監督は開幕オーダーを明言。木浪は同じルーキーの近本と「1、2番コンビ」を組む。指揮官は「マイナスが少ないよね。打てるとか、対応できるとか。見逃し方もいい。元気がある。プラスが想像以上に多かった」と予想以上に活躍に目を丸くした。結果を残し、リードオフマンの遊撃スタメンという大役を務める。19年虎の「セイヤ」が大ブレークの予感だ。
2回表阪神1死満塁、木浪聖也内野手は「右前2点適時打」を放った=京セラドーム大阪
斬り込み隊長、任せた! 阪神がオープン戦最終戦のオリックス戦(京セラ)で 8- 4と快勝。「ドラフト3位」・木浪聖也内野手が 1安打 2打点を放ち、12球団トップとなるOP戦通算22安打でフィニッシュした。29日の開幕ヤクルト戦(同)での「1番」起用も確定。「最下位」から出発する新星・虎の顔になる!
虎の枠を飛び越え、ついに12球団最高のヒットマンに昇り詰めた。何度も両手を突き上げ、積み重ねた「22」という勲章。木浪が、がむしゃらに灯してきた「H」ランプを自信に変え、間近となったシーズンに飛び込む。
「自信がついた部分もあるんですけど、まだシーズンに入っていない。シーズンに入ってからが大事になると思うので。残りの練習をしっかりやっていきたいです」
2回、 2点適時打を放った木浪聖也内野手=京セラドーム大阪
流れのままに、 2回にビッグイニングを作った。大山の「4号ソロ」や西の適時打などで 2点を先制し、なお一死満塁で木浪の出番だ。 1ストライクから 128キロスライダーを泳ぎながら拾うと、打球は右翼線に弾む 2点打。「前の打者が西さんだったので、自分も続こうと強い気持ちを持って」と放った一打が22度目の「H」ランプだ。チームも快勝し、最下位から脱出。「3.29」へ、絶好の勢いをもたらした。
「打率0.373(59打数22安打)」は12球団「3位」。ルーキーに限れば、もちろん堂々のトップだ。ほれぼれする数字を残してきたリードオフマンに、起用を続けた矢野監督も、うなるしかない。監督としての初陣に、「1番」を託す考えを明かした。
これが開幕スタメン(西勇輝投手以外)。矢野監督が試合後、初めて明かした=京セラドーム大阪
先発した西を除き、野手はこの日、ベストメンバー。木浪についても「プラスが想像以上に多かったんで。だからこそね、ここまでの結果は自分でつかみ取ったものだし、想像以上」と期待を超えた活躍を手放しで称賛した。“本番モード”となり厳しくなる攻めにも「思いきって、木浪なら木浪らしいプレーをやっていってくれたらいい。そんな先の心配はまだしなくていい」と絶大の信頼を寄せた。
社会人出身の24歳。「4位」・斎藤友貴哉投手も同門とあって、所属していたホンダでは活躍する木浪らの話題で持ちきりになっているという。春季キャンプ中の練習試合などではテレビの地上波での中継がないことも多いが、スマートフォンでのネット速報を元同僚たちが集まってのぞき込んでいる。そして、気になれば木浪にも直接、電話がかかってくる。木浪も「お世話になったので」と笑いながら丁寧に答える。
7回、投球する能見投手投手=京セラドーム大阪
「その(シーズンの)ためにキャンプが始まってから、自分のやることをやってきた。変わらないです。今まで通りです」 リードオフマンとして、エンジン全開で虎を開幕から走らせる。17年ぶり「最下位」からの出発。スタートダッシュの中心には、新鮮な木浪がいる。
◇データBOX◇
◎…阪神の新人が「開幕1番」を務めるのは2016年の高山以来。
◎…木浪はオープン戦22安打。阪神の新人の同20安打以上は1972年の望月充(27安打)以来47年ぶり。
◎…阪神の新人 2人が開幕オーダーに名を連ねるのは1972年の中村勝広、望月充以来、47年ぶり。
2回、近本光司外野手は糸井嘉男外野手の 3点 2塁打で 1塁から生還=京セラドーム大阪
阪神の「ドラフト1位」・近本光司外野手も「2番・中堅」で開幕スタメンを射止めた。
「しっかり自分のできることをやっていきたいと思います。自分のやることをしっかりやって、開幕スタメンというよりは、しっかり自分のやれることをできるように」
この日は 3打数無安打に終わるも、 1回一死ではセーフティーバントを試みる場面もあった。 2回に 4点を挙げ、なお一死満塁では糸井の左中間を破る当たりで 1塁から一気にホームを踏んだ。
新人 2選手が開幕戦で先発するのは1972年の中村勝広、望月充以来47年ぶり。「1、2番」を組むのは球団初となる。「結果は後からついてくるものだと思っている」。これまで通り、必死にグラウンドを駆ける。
2回、左翼に「先制ソロ」を放った大山悠輔内野手。不言実行で「4番」の役割を果たす=京セラドーム大阪
猛打快勝にノッて、いざ開幕!! 阪神が24日、オープン戦最終戦のオリックス戦(京セラドーム大阪)を快勝した。矢野燿大監督は試合後、29日ヤクルト戦の開幕オーダーを明言。この日の布陣で初陣に臨む。「4番」を託される大山悠輔内野手(24)が豪快な先制アーチで一発回答。一挙 7点奪取の火付け役となった。 2年連続の「オープン戦最下位」も回避。「1番木浪&2番近本」の新人コンビが上位に並ぶ新生猛虎打線でツバメに襲いかかる。
◇ ◇ ◇
待ってろ開幕!! そんな覇気があふれた猛攻だった。ニュー猛虎打線がオリックスの期待株・榊原にキバをむいた。 2回だ。先頭大山が「4番」の弾道を豪快に描いた。内角高め速球に腕をたたんで強振。高く舞う白球は左翼席に達した。これが号砲だ。「8番」梅野の左前打で満塁へ。「1番」木浪の適時打、「2番」近本の快足長駆生還、「3番」糸井の走者一掃適時打…。全員が持ち味を発揮した 7点奪取だ。
2回表阪神無死、大山悠輔内野手は「左越え先制本塁打」を放った=京セラドーム大阪
3月上旬から打線が低調だったが、開幕直前最終戦で理想的に攻めた。 2年連続の「オープン戦最下位」を逃れ、矢野監督は目を細める。「上位は、中心はもちろん打ってほしい。リュウ(梅野)とかが打つとビッグイニングになりやすい。そこが一番大きかったかな。俺的には」と深くうなずき、堂々と言い切った。「開幕は今日のメンバーで行きます」。3.29の開幕オーダーを明言した。
昨年10月に就任した指揮官の心はブレない。「生え抜きを育てなあかんから」が口癖だった。 2月の沖縄・宜野座キャンプから結果が出なくても、「4番」を外さない。先発した全19試合で打順は不動。この日もアーチ後は 3打席凡退し、大山も「(本塁打は)結果的には良かった。あと 1試合だけだったので、その後は反省です」と厳しい表情だ。指揮官が「まだまだ成長を求めたい。あそこでもう 1本、もう 2本と打てるように」と手放しで褒めないのも、期待の表れだろう。
「最下位」だった昨季の布陣は装い新たになる。「1番木浪&2番近本」の新人 2人の開幕先発は、72年に「ドラフト2位」入団の中村勝広、「同3位」の望月充が出場して以来、47年ぶりだ。試合後に「最下位」脱出を知った指揮官は期待を込める。「大きなケガ人とか、離脱とかよりは、ここからのプラスを望めるような材料が多い。俺はキャンプから言っているようにすごく楽しみ」。悪夢などない。前だけ向いて本番に臨む。
2回、本塁打を放った大山悠輔内野手を出迎える阪神ナイン=京セラドーム大阪
大きな弧を描きながら白球は左翼席へと吸い込まれた。一挙 7点のビッグイニングを呼び込んだのは、4番大山だった。
「ここ数試合、自分のスイングができていなかったので、自分のスイングをしようと心がけて打席に入りました。その結果がホームランとなってよかったです」
0- 0の 2回先頭。カウント 3- 1から、オリックスの先発右腕・榊原の内角球を豪快に振り抜いた。 3月20日のヤクルト戦(神宮)以来 4試合ぶりの一発は大田(日本ハム)、陽岱鋼(巨人)の「5本」に次ぐ、「オープン戦3位タイ」の「4号」。球団では2017年の高山以来となる「4発」だ。
2回表阪神無死、「左越え先制本塁打」を放ちベンチ前で出迎えを受ける大山悠輔内野手=京セラドーム大阪
試合前の時点で、11打席連続無安打だった。「人間なので、引きずるところは引きずります」。若き「4番」は人知れず、思い悩んだ。主砲として戦う 143試合の重圧はこんなもんじゃない。「でも、しっかりとやっていければ」と必死に顔をあげていた。
矢野監督は「ここからもう 1本、もう 2本って打てるように」と期待値が高いからこそ、さらなる注文をつけた。
「3番糸井、5番福留」のベテランコンビから挟まれる。大山の覚醒が、打線機能のカギを握る。「その(本塁打)後(の凡退)は反省なので、修正プラス、レベルアップしていきたい」。プロ 3年目で初の「開幕4番」。チームを勝利に導く。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2019年オープン戦順位表
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
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