●阪神は 3回二死 1、 2塁から糸井の適時打で先制。先発才木浩人投手(20)は 3回まで無失点。DeNA先発大貫晋一投手(25)は 3回まで 1失点も 6奪三振。阪神は 6回に梅野隆太郎捕手(27)の 2ゴロで 1点追加。DeNAは 6回、ネフタリ・ソト内野手(30)の適時打で 1点差に。先発の大貫は 6回 2失点、 9奪三振で降板。阪神は 9回に代打陽川尚将内野手(27)の「1号ソロ」で点差を広げ「2連勝」。才木は「今季初勝利」、ラファエル・ドリス投手(31)「4セーブ」目、大貫「1敗」。DeNAは15年 6月以来、 4年ぶりの「7連敗」となった。11日にプロ初勝利を許したDeNAのルーキー大貫に雪辱した。
●才木浩人投手が、今季初登板で先発の役割を果たした。 1回に 2安打されたが、捕手梅野が盗塁を刺すなどで無失点。 6回に一死から 3連打されて 1点を失ったところで島本浩也投手(26)にマウンドを譲ったが、 5回 1/3を 1失点と試合を作った。低迷打開の光だ! 才木浩人投手がDeNA打線を 6回途中まで 1失点に抑え、今季初先発で「初勝利」を挙げた。昨年「6勝」を記録したが、今季は調子が上がらず開幕を 2軍スタート。ランディ・メッセンジャー投手(37)、オネルキ・ガルシア投手(29)と主力投手が 2軍調整中と苦しい台所事情にあって、若手右腕の好投は明るい材料になった。DeNAに連勝し、 5カードぶりの勝ち越しを飾った。先発陣の相次ぐ離脱で巡ってきたチャンスを、見事にモノにした。今季初登板初先発は 6回途中 1失点で白星をゲット。プロ 3年目。環境にも慣れてきた。心にも余裕が生まれ、「力」でなく「技」を磨こうと創意工夫を重ねた。目指した開幕ローテーションから脱落。結果が出せない自分にムシャクシャした。訳もなく叫びたくなる日もあった。それでも鳴尾浜で自らの現在地を見つめ直した。力強い直球でねじ伏せた。今季初先発した才木が 5回 1/3を投げ、 5安打 1失点。今季初白星も走者を残したままマウンドを降りたことを悔やんだ。メッセンジャーやガルシアが 2軍で調整するなど先発事情が苦しい中、高卒 3年目の20歳が“救世主”となる。女房役の梅野隆太郎捕手が攻守で奮闘した。 1点リードの 6回には一死 1、 3塁の場面で、追い込まれてから左手 1本で 2ゴロを放ち、貴重な 1点をもぎ取った。 4打数無安打に終わったが、打率は「3割5分5厘」で首位打者をキープだ。守っては今季初登板の才木を好リード。矢野燿大監督(50)はたたえた。
●勝敗のかかるシビれる場面で、自身の価値を証明してみせた。渾身の力で左腕を振り、島本が筒香嘉智外野手(27)、宮崎敏郎内野手(30)を仕留めて相手打線の勢いをピタリと止めた。“矢野チルドレン”が魂の 6球で、連勝への流れを守りきった。淡々と、冷静に振り返るコメントが頼もしい。好投の才木が 1点差に詰め寄られ、なおも 6回一死 1、 2塁の大ピンチで筒香を迎え、矢野監督はビハインドの展開などで起用してきた島本の名をコールした。「大きかった」という初球は梅野のサインに何度も首を振り、フォークで空振り。 2球目は真ん中 144キロ直球で中飛に抑え、続く宮崎もカウント 2- 1からキレのある直球で 2ゴロに打ちとり任務完了。強力リリーフ陣へバトンを渡し、接戦を制した。昨季 2軍で見てきた矢野監督も期待を隠さない。藤川球児投手(38)、桑原謙太朗投手(33)は 2軍調整中で、今後はさらに厳しい場面での登板も見込まれる。育成からはい上がってきた“矢野チルドレン”が、巻き返しの秘密兵器になる。
●能見篤史投手(39)が悲しみを胸に自分の仕事を果たした。父謙次さんが死去したため、20、21日の巨人戦を欠場。この日が復帰後初登板だったが、 6回のピンチを島本がしのいだ後、 7回の 1イニングを 3人でピシャリと抑えた。
●ラファエル・ドリス投手が 9回を締め、今季「4セーブ」目を挙げた。これで「来日通算81セーブ」とし、球団の外国人最多記録を塗り替えた。圧巻の 3球三振締めだった。 9回2死 1塁。ドリスが最後の打者・佐野恵太内野手(24)に対してフォーク 3連投で今季「4セーブ」目。通算「81セーブ」で、呉昇桓(オ・スンファン=36=現ロッキーズ)が2014年から 2年間の在籍でマークした「80」を 1つ上回った。虎 4年目で、防御率は依然「0.00」をキープしたまま。不滅の球団記録保持者になりそうだ。
●陽川尚将内野手が、貴重な 1発を放った。 1点リードの 9回一死に代打で登場。DeNA三嶋一輝投手(28)の 2球目スライダーをとらえた。打球は左中間スタンドへ飛び込む「今季1号ソロ」。プロ入り 2度目の代打アーチは、リードを広げ、勝利を確かなものにする一撃だった。矢野監督ら阪神ベンチも、両手で胸をたたく“ゴリラ・ポーズ”で出迎えた。陽川も笑顔でドンドンと胸をたたき、歓喜の輪に加わった。とどめの一発に、虎将の興奮も頂点に達した。 2- 1の 9回、代打で送り出した陽川が勝利を決定づけるアーチ。矢野監督も背番号「55」の代名詞・ゴリラポーズで喜びを爆発させた。今季はベンチも含めて打てば全員でガッツポーズをしてきたが、陽川バージョンは『ゴリラポーズ』。昨季、 2軍から始まったもので、 1軍でもホームランを打てばお決まりとなっていた。昨季 2軍で指揮を執った矢野監督も、当然とばかりに両手で胸をたたいてベンチで出迎え。先頭に立って喜びを爆発させた。陽川は今季 7打席目で待望の今季初アーチ。 9回一死から代打で登場し、 1ボールからの 2球目、真ん中にきたスライダーを左翼スタンド中段へ運んだ。指揮官も一緒になってやったゴリラポーズは量産を誓った。
記事をまとめてみました。
<DeNA 1- 3阪神>◇第 5回戦◇阪神 3勝 2敗 0分◇24日◇横浜スタジアム
阪神は 3回二死 1、 2塁から糸井の適時打で先制。先発才木は 3回まで無失点。DeNA先発大貫は 3回まで 1失点も 6奪三振。
阪神は 6回に梅野の 2ゴロで 1点追加。DeNAは 6回、ソトの適時打で 1点差に。先発の大貫は 6回 2失点、 9奪三振で降板。
阪神は 9回に代打陽川の「1号ソロ」で点差を広げ「2連勝」。才木は「今季初勝利」、ドリス「4セーブ」目、大貫「1敗」。DeNAは15年 6月以来、 4年ぶりの「7連敗」となった。
5回力投する才木浩人投手=横浜スタジアム
阪神はしぶとい攻めで、11日にプロ初勝利を許したDeNAのルーキー大貫に雪辱した。
近本のバント安打などで二死走者無しから攻め立てた 3回は、糸井が低めの変化球を中前へ運んで先手を取り「『1、2番』がつくってくれた好機だったので先制できて良かった」。 6回は一死 1、 3塁から梅野が必死にバットに当てて転がした 2ゴロで加点し、 1点リードの 9回は代打陽川が今季初アーチで突き放し「しっかり自分のスイングをしようと心掛けた」と胸を張った。
■矢野燿大監督(今季初勝利の才木浩人投手に)
「球に力があった。年間を通して頑張ってほしい」
■ラファエル・ドリス投手(呉昇桓を上回り、球団外国人選手では最多の通算81セーブ目)
「超えられて非常にうれしい。機会を与えてくれたチームに感謝したい」
■阪神・金村曉投手コーチ(才木浩人投手に)
「素晴らしかった。丁寧さと大胆さをうまいこと出していた」
阪神先発の才木浩人投手=横浜スタジアム
才木浩人投手が、今季初登板で先発の役割を果たした。
1回に 2安打されたが、捕手梅野が盗塁を刺すなどで無失点。 6回に一死から 3連打されて 1点を失ったところで島本にマウンドを譲ったが、 5回 1/3を 1失点と試合を作った。
才木は「初回から力んでしまった部分はありましたが、先発としてなんとかゲームを作ることはできました。厳しい場面で助けていただいた島本さんに感謝します」と話した。
6回裏DeNA一死 1、 2塁、降板する才木浩人投手=横浜スタジアム
低迷打開の光だ! 才木浩人投手がDeNA打線を 6回途中まで 1失点に抑え、今季初先発で「初勝利」を挙げた。昨年「6勝」を記録したが、今季は調子が上がらず開幕を 2軍スタート。メッセンジャー、ガルシアと主力投手が 2軍調整中と苦しい台所事情にあって、若手右腕の好投は明るい材料になった。DeNAに連勝し、 5カードぶりの勝ち越しを飾った。
◇ ◇ ◇
無理してオトナになる必要なんてなかった。マウンドに立つ才木の胸中は、燃えていた。「やっぱり、ピッチングは『満力』です。いろいろ工夫して考えて投げてましたけど…。今は全力で投げてます!」。答えにたどり着いた20歳右腕の表情はスッキリとしていた。
先発陣の相次ぐ離脱で巡ってきたチャンスを、見事にモノにした。今季初登板初先発は 6回途中 1失点で白星をゲット。矢野監督からも「球も力があった。まだ伸びしろもある。これから年間を通して頑張ってくれたら」と認められた。
ただ、反省は忘れない。 6回の失点。ソトにタイムリーを浴びた 1球だ。 146キロ直球で内角を突いたが、詰まりながらも適時打を許した。「意識は高低よりもコース。バットをへし折るぐらいの強いボールを投げていきたい」。 1つでも上のステージへ。自然と言葉に思いがあふれる。
5回裏DeNAの攻撃を抑えエフレン・ナバーロ内野手(右)とタッチする才木浩人投手=横浜スタジアム
プロ 3年目。環境にも慣れてきた。心にも余裕が生まれ、「力」でなく「技」を磨こうと創意工夫を重ねた。「キャンプ中は 6割の力や 8割ぐらいで投げて、というのをやろうとしていたんです…」。握りの違う直球やタイミングを変える「抜き真っすぐ」にも着手。「深く握らずに投げてみたり、投球の奥行きを意識した。タイミングを外すことだけを考えていました」。緩急に重点を置くことばかりに気をとられ、持ち味であった直球の威力は影を潜めた。「まだ自分のレベルではできなかった。それに、今の自分には合ってなかった」。
勝利投手となった才木浩人投手(左)は梅野隆太郎捕手と握手を交わす=横浜スタジアム
目指した開幕ローテーションから脱落。結果が出せない自分にムシャクシャした。訳もなく叫びたくなる日もあった。それでも鳴尾浜で自らの現在地を見つめ直した。「もう 1度フォームだとかリリースを見直す時間。そういう時間だと思うようにした。はやく 1軍にという気持ちも強かった。でも、このままでは絶対にダメ。 1軍にいるだけじゃなくて、投げて勝てないと意味がない」。
迷えば原点へ-。悩み抜いたから、今がある。「ダメなときもある。もう 1回、自分を底上げして(先発ローテ)奪うだけです」。迷いの消えた20歳が先発ローテーションの救世主になる。
1回、DeNA・筒香嘉智外野手を三振に抑えベンチに戻る才木浩人投手=横浜スタジアム
力強い直球でねじ伏せた。今季初先発した才木が 5回 1/3を投げ、 5安打 1失点。今季初白星も走者を残したままマウンドを降りたことを悔やんだ。
「 5回まで投げて、中継ぎの方にああいう形で負担をかけてしまったので、そこは反省点です」
6回一死から神里に左中間 2塁打を許すと、ソトに内角の直球を左前に運ばれて、失点。続くロペスにも左前にはじき返され、 1、 2塁としたところで、交代を告げられた。それでも 5回までは 2塁を踏ませない圧巻の投球を披露。最速 152キロの速球で押し、 5安打に封じた。
「まだ(シーズンは)始まったばかりなので、ここからチームの勝ちに貢献できるように」
メッセンジャーやガルシアが 2軍で調整するなど先発事情が苦しい中、高卒 3年目の20歳が“救世主”となる。
勝利投手となった才木浩人投手(左)は梅野隆太郎捕手と握手を交わす=横浜スタジアム
女房役の梅野隆太郎捕手が攻守で奮闘した。
1点リードの 6回には一死 1、 3塁の場面で、追い込まれてから左手 1本で 2ゴロを放ち、貴重な 1点をもぎ取った。 4打数無安打に終わったが、打率は「3割5分5厘」で首位打者をキープだ。
守っては今季初登板の才木を好リード。矢野監督は「梅野がよく引っ張っていた。構え方とか、意識づけとか」とたたえた。
6回一死 1、 2塁のピンチを 6球で抑えた島本浩也投手。気持ちで打者に向かった=横浜スタジアム
勝敗のかかるシビれる場面で、自身の価値を証明してみせた。渾身の力で左腕を振り、島本が筒香、宮崎を仕留めて相手打線の勢いをピタリと止めた。“矢野チルドレン”が魂の 6球で、連勝への流れを守りきった。
「気持ちで抑えました。(筒香の 1球目に)フォークで空振りをとれたことが大きかったです」
淡々と、冷静に振り返るコメントが頼もしい。好投の才木が 1点差に詰め寄られ、なおも 6回一死 1、 2塁の大ピンチで筒香を迎え、矢野監督はビハインドの展開などで起用してきた島本の名をコールした。
「大きかった」という初球は梅野のサインに何度も首を振り、フォークで空振り。 2球目は真ん中 144キロ直球で中飛に抑え、続く宮崎もカウント 2- 1からキレのある直球で 2ゴロに打ちとり任務完了。強力リリーフ陣へバトンを渡し、接戦を制した。
筒香嘉智外野手を中飛に打ち取った島本浩也投手(左)。初球フォーク後の直球で仕留めた=横浜スタジアム
2/3回を無安打無失点で連続無失点を 7試合に伸ばし、今季11試合で「防御率1.59」と存在感を増してきている。金本前政権で一気にブレークした桑原の背中を追ってきた。2016年オフから弟子入りし、時には“師匠”のために自らスマートフォンをにぎって、練習するグラウンド探しに奔走したこともある。
ただ、17年は登板なし、18年は 1試合のみで悔しさしか残らない数字が続いた。自己分析は「投げる体力があまりないと見られやすい」。鉄腕へ生まれ変わるため、今オフは休日を減らしてジムやランニングメニューで追い込んだ。 1月中旬からは桑原と甲子園で自主トレに励んだ。どん欲な日々をキャンプでの猛アピール、そしてこの日の結果にも結びつけた。
昨季 2軍で見てきた矢野監督も「もともと使えるというかね。ファームで見ていても守屋も」と期待を隠さない。藤川、桑原は 2軍調整中で、今後はさらに厳しい場面での登板も見込まれる。「あいつ(島本)自身も成長していけると思うような場面の登板で、(成長できるような)抑え方だったので申し分ないです」と声を弾ませた。
7回、好投した能見篤史投手=横浜スタジアム
育成からはい上がってきた“矢野チルドレン”が、巻き返しの秘密兵器になる。
■ 6回に好リリーフした島本浩也投手について阪神・金村曉投手コーチ
「根性がある。打者に向かっていく姿勢が一番強い」
◇島本 浩也(しまもと・ひろや)
199(平成 5)年 2月14日生まれ、26歳。奈良県出身。京都・福知山成美高から2011年「育成D2位」で阪神入団。15年から支配下登録。今季は11試合に登板し、「0勝0敗、防御率1.59。通算53試合、1勝0敗、防御率5.11」。 176センチ、73キロ。左投げ左打ち。年俸 850万円。背番号「69」。
7回裏をピシャリと抑えた能見篤史投手=横浜スタジアム
能見篤史投手が悲しみを胸に自分の仕事を果たした。父謙次さんが死去したため、20、21日の巨人戦を欠場。
この日が復帰後初登板だったが、 6回のピンチを島本がしのいだ後、 7回の 1イニングを 3人でピシャリと抑えた。能見は「仕事としてやっているのでね。シマ(島本)が本当に頑張ってくれたので、つなげられてよかったです」と振り返った。
9回、投球するラファエル・ドリス投手=横浜スタジアム
圧巻の 3球三振締めだった。 9回2死 1塁。ドリスが最後の打者・佐野に対してフォーク 3連投で今季「4セーブ」目。通算「81セーブ」で、呉昇桓(現ロッキーズ)が2014年から 2年間の在籍でマークした「80」を 1つ上回った。「記録は近づくにつれて気にしていた。でも、きょうのマウンドでは意識していなかったね。セーブの機会を作ってくれたチームメートに感謝したい」。虎 4年目で、防御率は依然「0.00」をキープしたまま。不滅の球団記録保持者になりそうだ。
最後を締めたラファエル・ドリス投手=横浜スタジアム
ラファエル・ドリス投手が 9回を締め、今季「4セーブ」目を挙げた。これで「来日通算81セーブ」とし、球団の外国人最多記録を塗り替えた。
試合後、ドリスの一問一答は以下の通り。
-今日のピッチングから振り返っていただきましょう。小差の場面で怖いクリーンアップ相手。見事に0点で締めくくりました。今日のピッチングいかがでしたか。
9回裏DeNA無死 1塁、筒香嘉智外野手を空振り三振に仕留めたドリス投手=横浜スタジアム
ドリス 好打者続きますけども、意識しすぎてもよくないので、とにかく自分の投球を心掛けて、仕事をしようと。いい結果になってよかったです。
-今日のセーブで、阪神の球団外国人史上最多という、呉昇桓投手を抜いて81セーブ、トップに立ちました。この数字はいかがでしょうか。
ドリス はじめ(日本に)来たときは、そんな偉大な記録に意識するなんてしてなかったんですけど、近づくにつれて皆さんに声も掛けていただいて、こうして記録を超えられて、非常にうれしいですし、そういう機会を与えてくださった、チームにほんと感謝したいと思います。
「球団外国人最多セーブ」達成したドリス投手は、記念球を手に笑顔を見せる=横浜スタジアム
-まだ今シーズン始まったばかりですが、この数字どこまで伸ばしていきましょうか
ドリス まだまだありますけども、あまり自分の数字意識せずに、とにかく与えられたところで、それがセーブがつくところならもちろんそうですけれども、自分の仕事に集中して、一生懸命やっていきたいと思います。
-多くの阪神ファンが今日も横浜でエールを送ってくれました。できれば、日本語で一言メッセージをいただけますでしょうか
ドリス (大笑いした後で)ガンバリマス。
9回、本塁打を放った陽川尚将内野手=横浜スタジアム
陽川尚将内野手が、貴重な 1発を放った。 1点リードの 9回一死に代打で登場。DeNA三嶋の 2球目スライダーをとらえた。
打球は左中間スタンドへ飛び込む「今季1号ソロ」。プロ入り 2度目の代打アーチは、リードを広げ、勝利を確かなものにする一撃だった。「しっかりと、どんな形でも塁に出ようと心掛けていました。少ないチャンスでも打席で自分のスイングをしようと思って、しっかりそれができました」と充実した表情で振り返った。
9回表阪神一死、陽川尚将内野手は左越え本塁打を放った=横浜スタジアム
矢野監督ら阪神ベンチも、両手で胸をたたく“ゴリラ・ポーズ”で出迎えた。陽川も笑顔でドンドンと胸をたたき、歓喜の輪に加わった。指揮官は「チーム状況としては苦しいけど、苦しい中で楽しむっていうことが選手の成長につながると思うし。うれしい時は思い切り喜んで、悔しい時は思い切り悔しいでいいんじゃないかなと思うので。陽川の得意なポーズなのでね」とたたえた。昨季、本塁打を 2本打った相性のいい球場で、陽川も「そういうことをもっともっとやれるように、切り替えて明日もやっていきたい」とチーム浮上を誓った。
9回表阪神一死、本塁打を放った陽川尚将内野手(左)を笑顔で迎える矢野燿大監督=横浜スタジアム
とどめの一発に、虎将の興奮も頂点に達した。 2- 1の 9回、代打で送り出した陽川が勝利を決定づけるアーチ。矢野監督も背番号「55」の代名詞・ゴリラポーズで喜びを爆発させた。
「うれしいときは思い切り喜んで、悔しいときは思い切り悔しい、でいいんじゃないかな」
ハイライトは 9回だ。先頭の「D3位」・木浪聖也内野手(ホンダ)の打席中に、北條をネクストに置いた。しかし木浪が遊ゴロに倒れ、走者なしとなったところで一発のある陽川に切り替え。これがずばり的中した。 1ボールからの 2球目を左越えへ運び、リードを 2点に広げることに成功した。「でかいなぁ。陽川の持ち味を出してくれたと思う。ドリスも 1点で( 9回に登板)行くのと、全然違うから。すごく助かった」と期待に応た大砲に最敬礼した。
陽川尚将内野手(左)をゴリラポーズで出迎える矢野燿大監督。自身の采配も的中し、ウホウホ!=横浜スタジアム
今季はベンチも含めて打てば全員でガッツポーズをしてきたが、陽川バージョンは『ゴリラポーズ』。昨季、 2軍から始まったもので、 1軍でもホームランを打てばお決まりとなっていた。昨季 2軍で指揮を執った矢野監督も、当然とばかりに両手で胸をたたいてベンチで出迎え。「陽川の得意なポーズなのでね」と先頭に立って喜びを爆発させた。
6回には 2- 1と迫られ、なお一死 1、 2塁のピンチで「4番」・筒香を相手に島本を投入。今季リード時の登板は、前日23日に 5点リードしている場面でしかなかった左腕を送り出し、これもずばり。采配がさえ渡った。
「チーム状況としては苦しいけど、楽しむっていうことが選手の成長にもつながると思う」
「単独最下位」は脱出したものの、まだ借金「4」と手放しで喜べないが、矢野虎の表情が明るくなってきた。
勝利し、才木浩人投手(右)とタッチを交わす矢野燿大監督=横浜スタジアム
陽川は今季 7打席目で待望の今季初アーチ。 9回一死から代打で登場し、 1ボールからの 2球目、真ん中にきたスライダーを左翼スタンド中段へ運んだ。「少ないチャンスで、しっかり自分のスイングをしようと心がけていた。それができたと思います」。指揮官も一緒になってやったゴリラポーズは「もっと見せられるように、きょうはきょう、明日は明日でやっていきたい」と量産を誓った。
※ 4月25日の予告先発は、DeNA・今永昇太投手(25)ー阪神・岩田稔投手(35)です。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
2019年 公式戦 日程と結果(05月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!