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矢野監督救援陣責めず!近本好相性広島戦で5の0!西、まさか…W好相性甲子園で広島戦で悔し4敗目!

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阪神先発の西勇輝投手(28)はストライク先行の投球で 3回を無安打無失点投球。広島先発の床田寛樹投手(24)も 3回まで 2安打無失点。投げ合いが続く。広島は 4回二死 1、 2塁で「5番」西川龍馬外野手(24)が先制の中前適時打。阪神は 1点を追う 6回、「6番」梅野隆太郎捕手(27)、「7番」ジェフリー・マルテ内野手(27)の連続適時打で逆転した。広島は 1点を追う 8回、「2番」菊池涼介内野手(29)、「3番」サビエル・バティスタ内野手(27)の連続適時打で逆転。 9回も加点して「5連勝」を飾り、今季最多の「貯金4」とした。広島九里亜蓮(27=亜細亜大學OB)が「1勝」目、阪神西が「4敗」目。再逆再逆転を狙ってマウンドに上がったリリーバーが火だるまになった。 2- 3と逆転されて迎えた 9回。 1点差とまだ試合が決していない状況で、ベンチは左腕島本浩也投手(26)を投入した。まだ 1点差。矢野燿大監督(50)は、必死の継投で流れを呼び込もうとした。ところが、その島本が先頭會澤翼捕手(31)の中前打から二死 2塁とピンチを招いて降板。続いてマウンドに上がった守屋功輝投手(25)も押せ押せムードのカープ打線を食い止めることができない。代打磯村の左前打から四球を挟んで 4連打を浴びて 5失点とまさかの大炎上だ。それまで「防御率0.96」と抜群の安定感をみせてきた右腕に託したが、ここでまさかの大暗転となった。勝負に出て散った悔しさを押し殺す。それでも背中を押し、逆襲に期待をかけていた。

近本光司外野手(24=大阪ガス)が得意の広島戦で無安打と抑えられた。試合前まで広島戦で「打率4割」と好相性だったが、5打席立って快音は聞かれず。 4打数無安打 1四球と快音を響かせることはできなかった。守備では 4回二死 1、 2塁の場面で、西川の中前安打を前にチャージし、本塁へ送球するも、惜しくも 2塁走者をアウトにできなかった。 6回にバティスタの左中間の当たりにダイブするも、打球はグラブをかすめた。「得点圏打率0.333」と勝負強い打撃をみせていたが、結果を残せなかった。

梅野が一時は同点に追いつく適時打を放ち笑顔を見せた。 0- 1で迎えた 6回。一死満塁で打席に立つとカウント 1- 0から床田の低めのスライダーを振り抜いた。打球は 3遊間を抜け左前適時打。女房役として西を援護する一打を放った。 4回には二死 1、 2塁から 145キロの直球を捉え右前打を放った。 2走・大山悠輔内野手(24)が本塁憤死となり得点こそ奪えなかったが、この日は得点圏で 2本の安打を放ち、結果を残した。守っては西をリード。 2点を失った 8回を悔やむも前を向いた。ここまで「得点圏打率0.311」と勝負強さをみせている。攻守の要としてこれからもチームを引っ張る。

マルテの 3試合連続打点も、勝利につながらなかった。 1点を追った 6回、梅野の同点打に続いて広島床田の直球を捉え、 3遊間を破る勝ち越し打。だが 8回一死 1塁の 1塁守備で野間峻祥外野手(26)の強烈な打球を捕りきれず(記録は安打)、その回に広島に再逆転を許した。好事魔多し。打のヒーローが一転、拙守で“赤い”ライバルに流れを渡してしまった。 2- 1で迎えた 8回だ。一死 1塁からマルテが野間の放った正面への強烈な打球をミットに当てながら弾き、さらに見失ってしまった。慌てて後ろへ体を向けたが、ボールは自身の背中側、白球はフェアゾーンへポトリ。西もマウンドから必死にカバーに走ったが走者は 1、 2塁とされ、ピンチは拡大(記録は 1塁内野安打)。そして、続く菊池涼に同点タイムリー、さらにバティスタに勝ち越しの左前適時打と、 1つの守備のほころびから背番号「16」もカープ打線に一気に飲み込まれた。マルテは 6回の梅野の同点打の直後、なおも一死満塁で先発・床田の内角 145キロを左前へ弾き返し、一時勝ち越しの適時打で甲子園を沸かせた。清水雅治ヘッドコーチ(54)は苦言を呈し、チーム全体の奮起にも期待した。やられた分はやりかえすだけだ。

西勇輝投手(28)がプロ入り初めて広島戦で敗れた。 8回 6安打 3失点で今季「4敗」目。 6回に打線が 2- 1と逆転したが、 8回1死走者なしから四球と 3連打で再逆転を許した。試合前で広島には 5試合で「3勝0敗」、同じく甲子園では抜群の「防御率1.54」。そんな西の好データは生きず、救援陣も打ち込まれる大敗。直前の巨人戦連勝がかすみ、「3位」タイに後退。今季甲子園で「8勝11敗」と虎がもがいている。西が広島戦で負けた。まさかのシーンは 8回だった 。1点リードで一死から代打松山竜平外野手(33)に四球。そこから野間、菊池涼、バティスタに 3連打を浴び、一気に逆転を許しての敗戦。オリックス時代から通算「6試合目」での広島戦初黒星。試合後は悔しさが募った。不運も重なった。 8回一死 1塁。野間の強い打球は 1塁正面。打ち取った…かと思ったが、 1塁手マルテが捕球できず。マルテのミットからこぼれたボールを、慌ててダッシュで西が拾いに向かったが、オールセーフ。うまくリズムに乗れなかった。この日は悔しさを味わったが、その思いを晴らす舞台は、まだ十分にある。次こそチームを勝たせるピッチングをする。誰もがそう期待している。

阪神は逆転負けで広島との「2位」対決を落とし、連勝が「2」でストップした。 1点ビハインドの 9回に 7失点を食らい、終わってみれば 2-10と大敗。通算「465本塁打」を放ち、西武、中日で打撃コーチなどを務めた土井正博氏(75=サンケイスポーツ専属評論家)は、 3連戦初戦の最後に相手打線を勢いづけたことに“喝”を入れた。 2- 3で負けても 2-10で負けても、 1敗に変わりない-と割り切れることもできるが、 3連戦の初戦、しかも 9回の 7失点は、最悪の負けパターンといっていいだろう。広島打線は、西の緩急を使った投球に翻弄されていた。 8回に逆転したが、そのまま終わっていれば喜べるのは 8回に同点打を放った菊池涼、勝ち越し打を放ったバティスタら、ごく一部の選手だけだった。西から投手が代わったとはいえ、 9回は二死から四球をはさんで 6連打を含む 7安打の集中打。広島ベンチはお祭り騒ぎで、言い方は悪いが「ルンルン気分」で、第 2戦に臨める。大山には福留が第 1ストライクから強振しているように、とにかく積極的に振っていってほしい。早いカウントから振っていけば、本塁打も増える。開幕から40試合前後を消化してセ・リーグは「4強」の争いになりつつある。左投手を苦手としている中で、最後まで優勝争いをしていくには、右打者が鍵。大山が真の「4番」になることが必要だ。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神2-10広島>◇第 7回戦◇阪神 4勝 3敗 0分◇17日◇阪神甲子園球場

 阪神先発の西はストライク先行の投球で 3回を無安打無失点投球。広島先発の床田も 3回まで 2安打無失点。投げ合いが続く。

 広島は 4回二死 1、 2塁で「5番」西川が先制の中前適時打。阪神は 1点を追う 6回、「6番」梅野、「7番」マルテの連続適時打で逆転した。

 広島は 1点を追う 8回、「2番」菊池、「3番」バティスタの連続適時打で逆転。 9回も加点して「5連勝」を飾り、今季最多の「貯金4」とした。

 広島九里が「1勝」目、阪神西が「4敗」目。

  4回表広島二死 1、 2塁、西川龍馬外野手は中前適時打を放った=阪神甲子園球場

 再逆再逆転を狙ってマウンドに上がったリリーバーが火だるまになった。 2- 3と逆転されて迎えた 9回。 1点差とまだ試合が決していない状況で、ベンチは左腕島本を投入した。

 まだ 1点差。矢野監督は「あそこで何とか 1点差で迎えられてたら大きなチャンスはあったと思う」と、必死の継投で流れを呼び込もうとした。

  8回表広島一死 1、 2塁、バティスタ内野手は左前適時打を放った=阪神甲子園球場

 ところが、その島本が先頭會澤の中前打から二死 2塁とピンチを招いて降板。続いてマウンドに上がった守屋も押せ押せムードのカープ打線を食い止めることができない。代打磯村の左前打から四球を挟んで 4連打を浴びて 5失点とまさかの大炎上だ。15日巨人戦の好リリーフで「プロ初勝利」を挙げた右腕がまさかの背信投球。スイッチした石崎も會澤に3点打を浴びた。 9回だけで打者一巡の攻撃で 7安打 7失点と打ち込まれた。

  9回表を終え、ベンチで水を飲む矢野燿大監督(左)、右は清水雅治ヘッドコーチ=阪神甲子園球場

 快進撃を支えてきたのは紛れもなくブルペン陣。だからこそ矢野監督は「あそこで勝てる勝てないっていう部分のあと 1つのアウトっていうのが大事になってくる。こういう場面で成長できてくると思う。今日やられたことは仕方ないんで。次ぎ取り返してくれたらと思う」と、3投手を責めることはなかった。

 広島に逆転負けで厳しい顔であいさつに出てきた矢野燿大監督=阪神甲子園球場

 西の続投に 9回の継投。勝負手が裏目となり、矢野監督はくちびるをかみしめた。

 「悔しいし勝ちたいけど、勝負にいっている中で仕方ない部分はある」

 先発の西は 7回まで 3安打 1失点で84球。「迷いはなかった」と盤石の方程式を温存して 8回も続投させたが、 失点で試合をひっくり返された。

 さらに 2- 3で迎えた 9回からは左腕・島本を送り出し、二死 2塁で相手が右の代打・磯村をコールしたところで守屋にスイッチ。それまで「防御率0.96」と抜群の安定感をみせてきた右腕に託したが、ここでまさかの大暗転となった。

  9回途中で 2度目の投手交代を告げる矢野燿大監督。継投策が裏目に出た=阪神甲子園球場

 「何とか 1点差で( 9回裏を)迎えられたら大きなチャンスはあったと思う。だからこそピッチャーを(つぎ込んで)いったんだけどね」と勝負に出て散った悔しさを押し殺す。それでも「こういう場面で成長できてくると思う。次、取り返してくれたら」と背中を押し、逆襲に期待をかけていた。

◇データBOX◇

◎…阪神が 9回に 7失点。 1イニング 7失点以上は、2017年 7月19日の広島戦(甲子園、● 3-14)の 8回の 8失点以来。

◎…1988年 7月 1日のヤクルト戦(甲子園)で、 3- 3の 9回に 8失点したケースがある。 3-11で敗れたが、ちなみに翌 2日のヤクルト戦(甲子園)から「3連勝」している。

 

 近本光司外野手が得意の広島戦で無安打と抑えられた。試合前まで広島戦で「打率4割」と好相性だったが、 5打席立って快音は聞かれず。

 「いつも打てるわけじゃない。また練習からやっていけたら」。守備では 4回二死 1、 2塁の場面で、西川の中前安打を前にチャージし、本塁へ送球するも、惜しくも 2塁走者をアウトにできなかった。 6回にバティスタの左中間の当たりにダイブするも、打球はグラブをかすめた。

  5回裏阪神二死 2塁、見逃し三振に倒れた近本光司外野手=阪神甲子園球場

 近本は 4打数無安打 1四球と快音を響かせることはできなかった。 3回二死 2塁の先制のチャンスでは遊ゴロに倒れると、 0- 1の 5五回二死 2塁では見逃し三振。思わず天を仰いだ。「いつも打てる訳じゃないので、練習から考えながらやっていけたら」。「得点圏打率0.333」と勝負強い打撃をみせていたが、結果を残せなかった。

 

  6回、梅野隆太郎捕手は適時打を放ち、雄たけびをあげた=阪神甲子園球場

  1塁ベース上で右手を大きく挙げた。梅野が一時は同点に追いつく適時打を放ち笑顔を見せた。

 「みんながつないでくれたチャンスだったので返すことができてよかった」

  0- 1で迎えた 6回。一死満塁で打席に立つとカウント 1- 0から床田の低めのスライダーを振り抜いた。打球は 3遊間を抜け左前適時打。女房役として西を援護する一打を放った。

  4回には二死 1、 2塁から 145キロの直球を捉え右前打を放った。 2走・大山が本塁憤死となり得点こそ奪えなかったが、この日は得点圏で 2本の安打を放ち、結果を残した。

 守っては西をリード。「悔しい思いはありますけどできるようなことはできたかな」と 2点を失った 8回を悔やむも前を向いた。

 ここまで「得点圏打率0.311」と勝負強さをみせている。「得点圏で結果を残すことがキャッチャーとしても自分を助ける。集中して今後もやっていけたら」。攻守の要としてこれからもチームを引っ張る。

 

 2019年 5月17日 阪神対広島 6回裏阪神1死満塁、ジェフリー・マルテ内野手は左前適時打を放った=阪神甲子園球場

 マルテの 3試合連続打点も、勝利につながらなかった。

  1点を追った 6回、梅野の同点打に続いて広島床田の直球を捉え、 3遊間を破る勝ち越し打。

 だが 8回一死 1塁の 1塁守備で野間の強烈な打球を捕りきれず(記録は安打)、その回に広島に再逆転を許した。「打てたけれどチームが勝てなかったので、価値がなくなった。しっかり勝てるようにやっていきたい」と厳しい表情を見せた。

  6回、マルテ内野手は一時勝ち越しの適時打を放ち、殊勲になりかけた=阪神甲子園球場

 好事魔多し。打のヒーローが一転、拙守で“赤い”ライバルに流れを渡してしまった。 2- 1で迎えた 8回だ。一死 1塁からマルテが野間の放った正面への強烈な打球をミットに当てながら弾き、さらに見失ってしまった。

 慌てて後ろへ体を向けたが、ボールは自身の背中側、白球はフェアゾーンへポトリ。西もマウンドから必死にカバーに走ったが走者は 1、 2塁とされ、ピンチは拡大(記録は 1塁内野安打)。

 そして、続く菊池涼に同点タイムリー、さらにバティスタに勝ち越しの左前適時打と、 1つの守備のほころびから背番号「16」もカープ打線に一気に飲み込まれた。マルテは 6回の梅野の同点打の直後、なおも一死満塁で先発・床田の内角 145キロを左前へ弾き返し、一時勝ち越しの適時打で甲子園を沸かせた。

  8回、野間峻祥外野手の打球を弾いたマルテ内野手。ミットに当てたなら捕ってくれ!=阪神甲子園球場

 「打てたんですけど、チームは負けたので価値がなくなった。しっかり勝てるようにやっていきたい」

  2安打 1打点とバットでは仕事を果たしたが…。M砲は厳しい表情のまま、クラブハウスへと引き揚げた。 4回にもバティスタの 1、 2塁間への打球にバウンドを合わせられず、その後西川の先制の中前適時打につながった。いずれもエラーこそつかなかったが、ターニングポイントで助っ人の守備が絡んでしまう展開となった。

 清水ヘッドコーチは「(マルテは)次はあそこで守りきれるくらいの頑張りが必要」と苦言を呈し、「(鈴木)誠也に(本塁で)刺されて、うちは刺せなかった。次は刺せるよう、守れるよう頑張っていきます」とチーム全体の奮起にも期待した。やられた分はやりかえすだけだ。

 

 力投を続けた西勇輝投手=阪神甲子園球場

 西勇輝投手がプロ入り初めて広島戦で敗れた。 8回 6安打 3失点で今季「4敗」目。 6回に打線が 2- 1と逆転したが、 8回1死走者なしから四球と 3連打で再逆転を許した。試合前で広島には 5試合で「3勝0敗」、同じく甲子園では抜群の「防御率1.54」。そんな西の好データは生きず、救援陣も打ち込まれる大敗。直前の巨人戦連勝がかすみ、「3位」タイに後退。今季甲子園で「8勝11敗」と虎がもがいている。

◇    ◇    ◇

 西が広島戦で負けた。まさかのシーンは 8回だった 。1点リードで一死から代打松山に四球。そこから野間、菊池涼、バティスタに 3連打を浴び、一気に逆転を許しての敗戦。オリックス時代から通算「6試合目」での広島戦初黒星。試合後は「本当はカード頭を取りたかったんですけど…」と、悔しさが募った。

 8回、険しい表情でベンチに戻る西勇輝投手=阪神甲子園球場

 不運も重なった。 8回一死 1塁。野間の強い打球は 1塁正面。打ち取った…かと思ったが、 1塁手マルテが捕球できず。マルテのミットからこぼれたボールを、慌ててダッシュで西が拾いに向かったが、オールセーフ。うまくリズムに乗れなかった。

 「自分の中で( 8回を)投げきりたかった。長打というよりも単打、単打だったので。(松山への四球は)勝負した結果。しっかりコースを突いた結果でした。攻めた中での四球。あそこで一番ダメだったのは本塁打だったので」

 さらに試合中にはマウンドの土が気になり、左足の着地点を確認。何度も踏み出す足を気にするそぶりを見せていた。カード頭を任されたマウンドとあり、チームを白星に導きたかったが、うまくかみ合わなかった。矢野監督は「西らしいピッチングをしてくれていた。う~ん。一番苦しいところで悔しいし、勝ちたいけど、勝負している中で仕方ない部分もある」と思いやった。

  8回表広島無死、田中広輔内野手の折れたバットをジャンプして避ける西勇輝投手=阪神甲子園球場

 広島戦は 4月 7日に敵地マツダスタジアムで完封勝利を挙げていた。好相性をキープしたかったが、打線の援護にも恵まれなかった。ただ、今季「4敗」目を喫したとはいえ、 8回を投げて 3失点。安定感が崩れ去ったわけではない。

 「客観視したらゲームを作れたみたいになるんですけど、最後の場面で…。任された中で結果を出すのが一番よかったんですけど。自分自身、全力でやった結果だったので、切り替えて次の試合に臨みたい」

 この日は悔しさを味わったが、その思いを晴らす舞台は、まだ十分にある。

 快調に飛ばしていたが…。西勇輝投手は勝負どころで踏ん張れなかった=阪神甲子園球場

 西勇輝投手が 8回 3失点で黒星先行となる「4敗」目。 8回に四球から 3連打を浴びて逆転を許した。続投が裏目となり、オリックス時代からお得意様だった相手に通算 6試合目で、悔しい初黒星となった。

 マウンドを降りた後、ベンチで思わず顔をしかめた。西が 8回 109球を投げ、 6安打 3失点。しっかりと試合を作ったが、無敗を誇るお得意様に初黒星。いつもの笑顔が消えた。

 「最後の場面で、任されたなかで結果を出すのが一番よかったけど、全力でやった結果なので、切り替えて次の試合に臨んでいきたい」

 テンポよくコースをついた投球で、“らしさ”が光った。 7回まで84球、 3安打 1失点と完投ペースで順調に鯉打線を抑えてきたが、 8回に試合が大きく動く。一死から代打・松山に四球を与えると、そこから上位打線につかまった。野間の 1塁内野安打で 1、 2塁とされ、続く菊池涼に甘く入った 140キロを左前にはじき返されて同点とされた。なおも 1、 2塁でバティスタに外角低めのスライダーをとらえられ、勝ち越しとなる左前適時打を許した。

  8回、バティスタ内野手(奥)に勝ち越しの適時打を浴びた西勇輝投手。続投が裏目となった=阪神甲子園球場

 「( 8回は)投げきりたいということだけで、引っかかることはなかった。長打というより単打、単打だったので、コースをついた結果がヒットになったという感じ」

 淡々と振り返った西だが、オリックス時代を含め、広島戦ではここまで 5試合で「3勝0敗、防御率1.46」。 4月 7日のマツダでは完封し、無類の強さを誇っていた。

 今季登板 8試合目で、 7回に届かなかったのは 1試合のみ。 3点を上回る失点を許したのは、 6回 5失点だった 4月27日の中日戦(ナゴヤドーム)だけと抜群の安定感を誇る。 2つの犠打をきっちりと決めた右腕に、矢野監督も「西らしいピッチングをしてくれた。あの 1点差を守るっていうのはむちゃくちゃ大変なことだから。気持ちも入って、勝負に行っている結果だから」と揺るがぬ信頼を示した。

 「しっかり自分のなかで調整してやっていきたい。カード頭を取りたかったですけど、残念な結果だったので、なんとか明日チーム全体で勝ってほしい」。そう言って西は前を向いた。次こそチームを勝たせるピッチングをする。誰もがそう期待している。

 

 最悪の負けパターンや! 阪神は逆転負けで広島との「2位」対決を落とし、連勝が「2」でストップした。 1点ビハインドの 9回に 7失点を食らい、終わってみれば 2-10と大敗。通算「465本塁打」を放ち、西武、中日で打撃コーチなどを務めた土井正博氏(サンケイスポーツ専属評論家)は、 3連戦初戦の最後に相手打線を勢いづけたことに“喝”を入れた。

  2- 3で負けても 2-10で負けても、 1敗に変わりない-と割り切れることもできるが、 3連戦の初戦、しかも 9回の 7失点は、最悪の負けパターンといっていいだろう。

 広島打線は、西の緩急を使った投球に翻弄されていた。 8回に逆転したが、そのまま終わっていれば喜べるのは 8回に同点打を放った菊池涼、勝ち越し打を放ったバティスタら、ごく一部の選手だけだった。

 西から投手が代わったとはいえ、 9回は二死から四球をはさんで 6連打を含む 7安打の集中打。「みんながヒーロー」という形で、ゲームセットとなった。広島ベンチはお祭り騒ぎで、言い方は悪いが「ルンルン気分」で、第 2戦に臨める。

 試合終了後のスコアボード=阪神甲子園球場

  9回は島本、守屋、石崎の継投だったが、投手は関係ない。打者とは最後の打席でヒットが出れば、「よし、明日も頑張ろう」となる。第 2戦に先発するメッセンジャーにとっては、 3失点と10失点では天と地の差。火をつけてしまった打線を抑えるために倍ぐらいのエネルギーがかかるということだ。

 ただ、この日の敗因は、西が 8回に打たれたことでもリリーフ陣が大量失点したことでもない。 0- 1の 6回の無死 1、 2塁のチャンスで、大山が空振り三振に倒れた場面だ。

  1ボールからの甘い球を見逃し、追い込まれてボール球を振ってしまった。広島・床田の制球がバラつきはじめて、一気に勝負を決めるチャンスだった。福留が四球を選んで、梅野、マルテの連続適時打で逆転して埋もれているが、大山にヒットが出ていたら、10- 2で逆のスコアになっていたかもしれない。

 大山には福留が第 1ストライクから強振しているように、とにかく積極的に振っていってほしい。早いカウントから振っていけば、本塁打も増える。

 開幕から40試合前後を消化してセ・リーグは「4強」の争いになりつつある。左投手を苦手としている中で、最後まで優勝争いをしていくには、右打者が鍵。大山が真の「4番」になることが必要だ。

 

※ 5月18日の予告先発は、阪神・ランディ・メッセンジャー投手(37)ー広島・クリス・ジョンソン投手(34)です。

 

 昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。

 

 

 2019年 公式戦 順位表

 

 2019年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 2019年 公式戦 日程と結果(06月)

 

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