●｢マイナビオールスターゲーム２０１９｣のプラスワン投票による出場選手が 9日、発表され、原口文仁捕手(27)が選出された。16年以来 2度目のオールスターとなる。甲子園球場で会見に臨んだ原口は｢うれしい気持ちでいっぱい。本当にありがたいです｣と、ファンへの感謝を何度も繰り返した。原口は昨年末、人間ドックを受けて、大腸がんと診断された。今年 1月末に手術を終えたことを報告すると、リハビリを経て 3月上旬に 2軍に合流。 1歩ずつ、 1軍復帰への道を歩んできた。復帰初戦となった 6月 4日ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)で適時 2塁打を放つと、 6月 9日北海道日本ハム戦(甲子園)で劇的な｢サヨナラ打｣。お立ち台で｢みんな、ただいまー！｣と叫ぶと、甲子園の観客は大歓声で出迎えた。闘病後に芽生えた思いもある。自分と同じように、困難に立ち向かう人へ－。オールスターの舞台でも、原口の躍動する姿がきっと勇気を与える。阪神からのプラスワン投票での選出は2010年のブラゼル以来で、原口自身は2016年に監督推薦で出場して 3年ぶりの夢舞台となる。セ・リーグは阪神原口文仁捕手、パ・リーグは北海道日本ハム大田泰示外野手(29)が選出された。大田は昨年に続くプラスワン選出だが、腰部周囲筋筋挫傷のため 2年連続辞退となり、投票 2位の西武源田壮亮内野手(26)が補充選手として 3度目の選出を果たした。ファン投票で選出されたソフトバンク今宮健太内野手(27)は右半膜様筋腱(けん)一部損傷、柳田悠岐外野手(30)が左半膜様筋腱(けん)損傷で辞退し、西武増田達至投手(31)とソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手(33)が補充で選出された。ホームランダービーの出場選手も決定。西武森友哉捕手(23)は故障辞退したソフトバンク柳田に代わり、出場する。
記事をまとめてみました。
＜阪神 0－ 1巨人＞◇第12回戦◇阪神 4勝 8敗 0分◇ 9日◇阪神甲子園球場
｢マイナビオールスターゲーム２０１９｣のプラスワン投票による出場選手が 9日、発表され、阪神原口文仁捕手(27)が選出された。16年以来 2度目のオールスターとなる。甲子園球場で会見に臨んだ原口は｢うれしい気持ちでいっぱい。本当にありがたいです｣と、ファンへの感謝を何度も繰り返した。
原口は昨年末、人間ドックを受けて、大腸がんと診断された。今年 1月末に手術を終えたことを報告すると、リハビリを経て 3月上旬に 2軍に合流。 1歩ずつ、 1軍復帰への道を歩んできた。復帰初戦となった 6月 4日ロッテ戦(ZOZOマリン)で適時 2塁打を放つと、 6月 9日日本ハム戦(甲子園)で劇的な｢サヨナラ打｣。お立ち台で｢みんな、ただいまー！｣と叫ぶと、甲子園の観客は大歓声で出迎えた。
闘病後に芽生えた思いもある。自分と同じように、困難に立ち向かう人へ－。｢僕の活躍がそういう力になるとすれば、本当に僕もこうやって生きて、野球をやれる意味があると思うので、これからさらに頑張っていきたいと思います｣。オールスターの舞台でも、原口の躍動する姿がきっと勇気を与える。
原口文仁捕手＝阪神甲子園球場
この日、巨人戦の試合前練習を終えた矢野燿大監督(50)も｢素晴らしいことやと思うし(舞台が)甲子園やし。ファンのみなさんの思いがそうならないと、選ばれへんこと。すごく光栄なこと。普段、しぶといバッティングを見せてると思うけど、甲子園でホームラン、狙えばいいんじゃないかな｣とエールを送った。伝え聞いた原口は、監督のエールに感謝しつつも｢狙って打てるものではないので、偶然に期待します｣と応じた。原口らしい控えめで熱い受け答えに、会見場に温かな笑いが満ちた。
◆原口文仁(はらぐち・ふみひと)
1992年(平 4) 3月 3日生まれ、埼玉県出身。帝京では 3年夏に甲子園出場。09年｢ドラフト６位｣で阪神入り。13年から育成契約となる。16年 4月27日に支配下登録へ復帰し、同日巨人戦で 1軍戦初出場。同年 5月に｢打率３割８分、３０安打、５本塁打、１７打点｣で｢月間ＭＶＰ｣受賞。昨季は代打で23安打を放ち、08年桧山進次郎と並び球団シーズン最多記録となった。 182センチ、92キロ。右投げ右打ち。
★プラスワン投票：｢マイナビオールスターゲーム２０１９｣でファン投票、選手間投票、監督選抜各枠での選出選手決定後に、各選出方法で選ばれていない選手の中から、セ・パ両リーグ 1選手ずつ、合計 2選手が再びファン投票で選ばれる。
阪神原口文仁捕手＝阪神甲子園球場
原口文仁捕手が 9日、｢マイナビオールスターゲーム２０１９｣(12日・東京ドーム、13日・甲子園)にプラスワン投票で選出された。 大腸がんから 6月 4日に 1軍復帰を果たし、同 9日の日本ハム戦(甲子園)では矢野監督号泣の｢サヨナラ打｣を放つなど、復活した勝負強い打撃で勝利に貢献。今季17試合で｢打率０．２２６、０本塁打、５打点｣の成績を残してきた。
阪神からのプラスワン投票での選出は2010年のブラゼル以来で、原口自身は2016年に監督推薦で出場して 3年ぶりの夢舞台となる。 プラスワン投票では、以下の 3つの規定を満たしている選手を対象にファン投票を実施し、得票数が最も多い選手が選出された。
○2019年 5月31日までに支配下登録された選手
○ファン投票、選手間投票、監督選抜によって、選出されていない選手
○2019年 7月 1日までに本年公式戦で下記の規定を満たしている選手
・投手として 5試合以上登板または10投球回以上
・野手として10試合以上出場または20打席以上
｢マイナビオールスターゲーム２０１９｣にプラスワン投票で選出された原口文仁捕手
日本野球機構は 9日、｢マイナビオールスターゲーム２０１９｣( 7月12日＝東京ドーム、同13日＝甲子園)のプラスワン投票結果を発表し、セ・リーグは阪神原口文仁捕手、パ・リーグは日本ハム大田泰示外野手が選出された。大腸がんから復活を果たした原口は 3年ぶり 2度目の球宴出場となる。
大田は昨年に続くプラスワン選出だが、腰部周囲筋筋挫傷のため 2年連続辞退となり、投票 2位の西武源田壮亮内野手が補充選手として 3度目の選出を果たした。
ファン投票で選出されたソフトバンク今宮健太内野手は右半膜様筋腱(けん)一部損傷、柳田悠岐外野手が左半膜様筋腱(けん)損傷で辞退し、西武増田達至投手とソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手が補充で選出された。
ホームランダービーの出場選手も決定。西武森友哉捕手は故障辞退したソフトバンク柳田に代わり、出場する。
ヤクルトファンの声援に応える村上宗隆内野手
(本塁打数は 8日現在)
セ・リーグ
ヤクルト：村上宗隆内野手(19)＝20本塁打
巨 人：坂本勇人内野手(30)＝25本(リーグトップタイ)
ＤｅＮＡ：筒香嘉智外野(27)＝17本
広 島：鈴木誠也外野手(24)＝19本
パ・リーグ
埼玉西武：山川穂高内野手(27)＝28本(リーグトップ)
ロ ッ テ：ブランドン・レアード内野手(31)＝24本
オリックス：吉田正尚外野手(25)＝14本
埼玉西武：森友哉捕手(23)＝ 8本
大腸がんの手術から復活した原口文仁捕手が 9日、｢マイナビオールスターゲーム２０１９｣(12日・東京ドーム、13日・甲子園)にプラスワン投票で選出された。
原口の球宴出場は 3年ぶり 2度目。阪神からは原口、藤川、梅野、近本、ジョンソン、青柳が出場する。球団の最多出場は2003年の 9人(井川、伊良部、矢野、桧山、今岡、アリアス、藤本、金本、赤星)。
阪神選手が｢球宴ＭＶＰ｣を受賞すれば2015年の第 1戦の藤浪晋太郎以来。プラスワン投票で選出されたのは2010年のブラゼル以来。
甲子園開催は過去16度で、阪神選手のＭＶＰは1972年の池田純一だけ。
7回、木浪聖也内野手の代打原口文仁捕手は同点の中犠飛を放った＝阪神甲子園球場
｢マイナビオールスターゲーム２０１９｣(12日東京ドーム、13日甲子園)の｢プラスワン｣投票による出場選手が 9日、発表され、原口文仁捕手が最後の1人に選ばれた。
球宴は 3年ぶり 2度目の出場で、大腸がんから再起した背番号｢９４｣が感謝の恩返しを誓った。ナイターは巨人に 0－ 1で敗れて首位とのゲーム差が今季最大の｢８．５｣に拡大。16日にも｢自力優勝消滅｣の危機を迎えたが、不屈の男はネバーギブアップで戦い続ける。
◇ ◇ ◇
くちびるを噛み締めた。虎党の悲鳴、G党の歓声を聞きながら、無念さがこみ上げた。 1点を追った 9回二死 1塁で、巨人田口のチェンジアップに空振り三振。巨人とのゲーム差は今季最大の｢８．５｣に開いた。｢甘い球があったのに、それをミスショットしてしまった。それが一番(悔しい)です｣。三振前のファウルを悔やんだ。
試合前にはうれしい出来事があった。｢プラスワン｣により、球宴出場の最後の1枠を決めた。大腸がんから再起し、絶望に打ち勝った不屈の男が、 3年ぶりの夢舞台をつかんだ。｢半年前を考えると、誰もが想像もしていなかったと思う。元気なところが(テレビに)映れば、それだけでもいい。そこまで欲は出さずに、元気にやるところを見てもらえれば。そういう気持ちで楽しみたい｣。病魔と闘った冬を振り返った。
昨年末、人間ドックを受診し、大腸がんと診断された。まさか…。だれもが言葉を失う衝撃の告知にも、くじけなかった。家族、チームメートら待っていてくれる人のため、必ずまたバットを握る。グラブを手にする。その一念でグラウンドに帰ってきた。 6月復帰戦でいきなりヒット。甲子園では｢サヨナラ安打｣も放った。感動を呼んだ姿が、ファンの高い支持を得た。
7回、木浪聖也内野手の代打原口文仁捕手は同点の中犠飛を放った＝阪神甲子園球場
晴れの舞台へ、矢野監督からは指令も出た。｢普段、しぶといバッティングを見せてると思うけど、甲子園でホームラン、狙えばいいんじゃないかな｣とエールを送った。伝え聞いた原口は、感謝しつつも｢狙っても打てない。偶然を期待したいです｣と応じた。
この日の敗戦で16日にも｢自力Ｖ消滅｣の危機が迫る。だが絶望的な状況に立たされても、あきらめなければ前を向ける。代打三振の悔しさを振り切り、原口は｢またいい結果を出せるようにしっかり準備します｣と力を込めた。不可能を可能にしてきた姿こそ、希望になる。
これぞ、ミラクル！ 大腸がんの手術から復活した原口文仁捕手が 9日、｢マイナビオールスターゲーム２０１９｣(12日・東京ドーム、13日・甲子園)にプラスワン投票で選出された。自身 3年ぶり 2度目。巨人戦では代打で三振に倒れ、今季 9度目の完封負けが決まったが、10日は前半戦最後。勝って、夢の舞台で暴れ、｢８．５ゲーム｣差の首位・巨人を抜く！ 何度も奇跡を起こす！
またひとつ、奇跡の扉を開いた。途方もなく、遠くに思えた夢舞台まで、原口がたぐり寄せた。代打で空振り三振に倒れ最後の打者に。首位巨人に連敗を喫したが、試合前にはファンからのギフトを受け取っていた。プラスワン投票で球宴の切符が舞い込んだ。
｢本当に、半年前を考えたら、誰も想像もしていなかったと思うので。ほんとに感謝の気持ちと幸せな気持ちと、ほんとにありがたい気持ちでいっぱいですね｣
カムバック劇は、まだまだ続く。 1月24日に大腸がんを公表し、 6月に 1軍復帰。そこからはもう、打つたびに全野球ファンの心を打った。プラスワン投票は昨季から復活。今季は13日の第 2戦が本拠地・甲子園での開催だったことも、追い風だった。集めた6662票。｢２位｣の巨人・小林は6277票で 385票差だった。すべてが原口の信念につながっていた。
9回裏阪神二死 1塁、三振に倒れた原口文仁捕手＝阪神甲子園球場
入院、手術を経験した 1月も、キャンプに参加できず｢今はお散歩のプロです！｣とおどけていた 2月も、いつも心の中に甲子園があった。大歓声で打席に迎えられ、浜風に乗せてホームランをかっ飛ばすイメージを抱き続けた。チームに合流した 3月、東京ドーム、甲子園で行われる球宴の日程を知り火がついた。
｢ 5月の連休明けには 1軍にいて、そこから爆発してオールスター！ 場所も最高ですね！！｣
東京ドームは少年時代、父・秀一さんと何度も通った“聖地”だ。｢練習から見たい！ 早く行こ！！｣といつも困らせていた。夢舞台でもそこに立つと、ずっと信じ続けて、現実にした。
チームは首位巨人に｢８．５｣差と離され、ＤｅＮＡと並んでの｢２位タイ｣に後退。球宴よりも、まず、10日の前半戦最終戦は虎として必勝の一戦になる。そして夢舞台で暴れて、後半戦ににつなげてくれることを、矢野監督も願っている。
｢甲子園でホームラン、狙えばいいんじゃない？ それが一番。フルスイングしてもらって｣
伝え聞いた原口は｢なかなか狙っても打てないので、偶然を期待したいと思います｣と苦笑い。だが｢自分のスイングを 3球(全部)できるくらい、しっかり振っていきたい｣と決意を語った。
もう、原口の存在自体がみんなの｢夢｣であり｢希望｣だ。自身 3年ぶり 2度目の球宴。原口だからこそ描けるドラマが待っているはずだ。
★原口の初球宴ＶＴＲ
2016年、原口は監督推薦により、育成出身選手として史上初の球宴出場。 7月16日の第 2戦(横浜)。 1点を追う 7回一死 2塁で代打登場し、有原(北海道日本ハム)から左翼フェンス最上部を直撃する同点 2塁打を放った。
9回、三振に倒れ、原口文仁捕手は最後の打者となった＝阪神甲子園球場
★大腸がん 人間の体内で、口から入った食べ物が最後に通る主な部分が大腸で、そこにできるがん。早い段階では自覚症状がなく、血便が出るなどして発覚する。日本では1000人に 1人の割合で発症し、高齢者が多い。男性では胃がん、肺がんに続き、女性では乳がんに続いて多い。主な治療法は手術で、がんを含む腸管を切除する。
★原口の経過
◆ 1月24日：昨年末に受けた人間ドックで大腸がんが判明し、近日中に手術を受けることを自身のツイッターで公表
◆ 同31日：｢先日、無事に手術終えました｣(ツイッターにて)
◆ 2月 6日：｢先日、退院しました。これから少しずつですがリハビリを始めていきます｣(ツイッターにて)
◆ 3月 7日： 2軍練習に合流。｢必ず今年中に 1軍に戻って活躍したい。お立ち台に上がってやりたいこともある｣と約束 ◆ 5月 8日：ウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で 8回、代打登場し、右飛。昨年10月13日の中日戦(ナゴヤドーム)以来 207日ぶりとなる実戦出場を果たした
◆ 6月 2日：ウエスタン・ソフトバンク戦(丹波)で｢４番・ＤＨ｣で出場。 3回に｢今季１号｣となる 3ラン
◆ 6月 4日：交流戦開幕のロッテ戦（ＺＯＺＯマリン）で今季初昇格。九回１死三塁で代打登場し、左翼フェンス直撃の適時二塁打
◆ 6月 9日：北海道日本ハム戦(甲子園)で 3－ 3の 9回二死 2、 3塁で代打として、中前に｢サヨナラ打｣。復帰後初のお立ち台では目を潤ませて｢必死のグッチ！｣と絶叫。矢野監督は号泣した
★プラスワン投票
球宴最後の 1人として、セ・パ両リーグから 1選手ずつ、特設サイト、ツイッターによって選出される。ファン投票、選手間投票、監督選抜で選出されず、 7月 1日までの本年公式戦において、投手であれば 5試合以上登板または10投球回以上、野手であれば10試合以上出場または20打席以上の選手対象( 5月31日までの支配下登録)。投票期間は 7月 1日午後 4時から同 3日午後 3時59分までの 2日間。
◇原口 文仁(はらぐち・ふみひと)
1992(平成 4)年 3月 3日生まれ、27歳。埼玉県出身。東京・帝京高から2010年｢ドラフト６位｣で阪神に入団。13年に育成契約となり、16年途中に再び支配下登録され 5月の｢月間ＭＶＰ｣を受賞。昨季は代打として球団記録に並ぶ23安打を放った。今季は17試合に出場し、｢打率０．２１９、０本塁打、５打点｣。通算成績は 280試合に出場し、｢打率０．２７７、１９本塁打、９５打点｣。 182センチ、92キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸3000万円。背番号｢９４｣。」
※ 7月10日の予告先発は、阪神・ランディ・メッセンジャー投手(37)ー巨人・今村信貴投手(25)です。
昨年の屈辱を跳ね返し て、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも｢オレ がやってやる｣｢オレが決めてやる｣という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (06月)
2019年 公式戦 日程と 結果 (07月)
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