暑い夏の大会「ロンドン五輪」「夏の甲子園」が終わり、プロ野球も残り40試合を切った今、これからは残り少なくなったプロ野球関係の記事を阪神タイガースのみだけではなく、今シーズン限りで引退を表明した大久保選手がいるソフトバンクホークスの記事ををも含めてランダムで載せていく事にしました。
その第 1回目は、「復刻ユニホーム」の記事をお送りします。
セ・リーグは13日、各球団が復刻ユニホームを着用する合同イベント「グレートセントラル」(24~26日、31日~ 9月 2日)で、審判員は復刻帽子を着帽すると発表した。
セ・リーグ30周年の1980年に採用された帽子の形とデザインを復刻したもので、黒地にリーグカラーの緑の線が 3本描かれている。
リーグ優勝を決めた1981年(当時)、左から藤田元司監督(満74歳没)、王貞治助監督(現72歳)、原辰徳(現54歳)
1981年(昭56年)の復刻ユニホームで 6連勝を決めた。原辰徳監督(54)が新人王となり、日本一に貢献した思い出の 1着。クリーム色ベース、ロゴが旧字体で、スタンドも当時の応援で堪能した。原監督は「非常に懐かしく、ジャイアンツの歴史を感じつつ、身の引き締まる思いがしました」と、自分の着こなしを確認していた。
握手を交わす野村弘樹氏(43歳・横浜・左)と仁志敏久氏(40歳・巨人)
プロ野球セ・リーグの 6球団は24日、「グレートセントラル」と名付けた合同イベントで各球団が優勝した時の復刻ユニホームを着用して試合に臨んだ。上記のとおり、26日までの 3連戦と、31日~ 9月 2日までの 3連戦で着用する。
横浜スタジアムで行われたDeNA-巨人の試合前には両球団のOB、野村弘樹氏と仁志敏久氏が対戦した。左前打を放った仁志氏は「少しだけ昔を思い出した」と言い、野村氏は「 5球だけでしたが、楽しませてもらった」と笑顔だった。
復刻ユニホーム姿で、前列左から阪神・平野恵一内野手(33歳)、中日・大島洋平外野手(26歳)、後列左からヤクルト・畠山和洋内野手(29歳)、横浜・三浦大輔投手(38歳)、広島・前田健太投手(24歳)、巨人・坂本勇人内野手(23歳)
セ・リーグが今夏の公式戦で開催する「レジェンドユニホームシリーズ2012」の阪神スタイルが24日、お披露目された。 6球団が復刻ユニホームを着用する企画。阪神は初優勝した1937年秋、当時の大阪タイガースが身につけた超レトロな縦じまスタイルとなる。着用した平野恵一内野手(33)は「藤村富美男さんや若林忠志さんといった創成期のスター選手が、このユニホームに込めた情熱や闘志を感じながら戦いたい」と気合十分。
5回裏中日無死、右中間へ本塁打を放った復刻ユニホームを着用した中日・平田良介(24歳)
復刻ユニホームを着用した中日・平田良介外野手(24)が、中日―ヤクルト戦 5回先頭で、右中間に 9号ソロを放った。
「打ったのはシュート。真芯だったので、打った瞬間に入ると思いました」。
23日に母校の大阪桐蔭が夏の甲子園で春夏連覇の偉業を達成。 1日遅れの祝砲を打ち上げた。
岩瀬仁紀投手(37)が24日、今季43試合目の登板でセーブを記録して 8年連続の30セーブを達成、自身が持つプロ野球記録を更新した。
岩瀬は 2― 0の 9回に 2番手で登板。先頭の代打山田に四球を与えたが、川端を中飛、畠山を右飛、代打新田を遊ゴロに打ち取って試合を締めた。
5勝目を挙げた復刻ユニホームを着用した中日先発・中田賢一(30歳)
伝統のエースナンバー「20」を背負う中田賢一は、初回を 2者連続三振で立ち上がると、 4回以降は安打も許さない。「調子は良くなかった。ランナーを出さないように、その場その場で抑えにいった」。 8回 3安打無失点で、 7月 7日のDeNA戦(ナゴヤD)以来となる 5勝目を挙げた。
ヤクルト 3連戦。ナインは巨人の「V10」を阻止し、リーグ優勝を果たした1974年の復刻ユニホームを着用した。当時の背番号「20」は、15勝 9敗で沢村賞に輝いた星野仙一(現楽天監督)がつけていた。中田賢は「オールドユニホームということで、いつもと違う気持ちで投げられた」と胸を張った。
レフトスタンドのファンに向かって復刻ユニホームでガッポーズする内海哲也(30歳)
DeNA─巨人戦で巨人は初回の 3点を守りきり 6連勝を飾った。1981年の復刻ユニホームを着用した先発の内海は 7回途中まで無安打と1998年の復刻ユニホームを着用したDeNA打線を 1失点に抑えハーラートップタイの12勝目。勢いに乗るチームは貯金を今季最多の33に伸ばした。DeNA打線を 7回二死まで無安打に抑えた。しかし、続くラミレスに 3塁内野安打で初安打を許すと、 8回には先頭の森本にソロ本塁打を許し 1点を失った。 8回 2/3を投げて 3安打 1失点でリーグトップの12勝目を挙げた。最後は西村が打者 1人を抑えて21セーブ目を挙げた。
7回、厳しい表情を浮かべる復刻ユニホームを着用したDeNA・中畑清監督(58歳)
まだ 1本のヒットも出ていない 5回終了時。巨人の応援団から「ここ~で一発、キ~ヨ~シ」の応援歌が流れてきた。グラウンド整備の間中、延々と続いた。
「しつこくやるんで腹が立ってきたよ。巨人ファンから嫌われる人間にならなきゃいけないのに、ちゃかされてる気持ちになったよ」とDeNA・中畑監清督。その怒りが選手に通じたのか、あわやノーヒットノーランの流れから森本の 3号ソロで 1点を返し、 9回は一発出れば…というところまで持っていった。だが「同点、逆転まではいけないんだよな」。
巨人戦 7連敗で今季最多の借金28。でも、何てことはない。この試合で50年の球団創設以来、プロ野球最多の4500敗目。それに対して3582勝。累積なら 918も借金があるんだから。
広島─阪神戦で1937年の復刻ユニホームを着用した和田監督の言葉がすべてを物語っていた。「中途半端だったな」。同点の10回無死 2塁。勝ち越し機での煮え切らないプレーが、チームの勢いを完全に止めてしまった。
打席には 4番の新井良太。サインは送りバントだった。しかし初球を空振りしたことで、ベンチの考えが揺らいだ。「ちょっと難しいかな、と切り替えたけど」。右打ちでの進塁打に指示を切り替えたが、結局、思い切った打撃ができず、 2ストライクからの 3球目を 3ゴロ。後続も倒れて得点できなかった。新井良太は「とにかく(バントを)決めないといけなかった」と責任を背負い込んだ。
5回二死 1、 2塁、上本の右前安打の返球を受け、 3塁で交錯する広島・堂林(21歳・左)と阪神・新井貴浩(35歳)
前夜(23日)の中日戦(倉敷)は、先発メンバーに生え抜き 7選手、平均年齢27.0歳のフレッシュなメンバーで快勝。この日は一転、生え抜き 2人、平均32.3歳の打線を組み、 5回の 2得点だけにとどまった。わずかに残るクライマックスシリーズ進出に向けて、引きずり降ろさないといけない復刻ユニホームを着用した 3位・広島との対戦だったが、結果はまさに「中途半端」な引き分け。指揮官は「引き分けで満足はあり得ない。絶対に勝たなければならないゲームだった」と、悔しさを押し殺した。
セ・パ両リーグは24日、 8月23日までの各球団の入場者数を発表した。昨季と同じ主催試合数での 1試合平均を比較すると、セは 0.5%減、パは 3.3%減だった。
セは23日にM30が点灯した首位の巨人が10.2%増と好調。チームが好調なのに加え、「橙魂」ユニホームなどのファンサービスが好評で、客足を引きつけた。返金OKのチケットなど、ユニークな企画を連発するDeNAも 5.3%増。一方、低空飛行を続ける阪神は 9%の大幅減となった。
阪神タイガースは、2005年から 7年連続でセ・リーグ最多を継続中の観客動員が、いよいよ落日の様相を呈してきた。
坂井信也オーナー(64=電鉄本社会長)は大阪市内の電鉄本社で「去年との比較で、本拠地ゲームの割合もありますから。ただ、大変なことや、と思っています。一番、減っているのも事実ですから。分析をして、皆さんに喜んでいただくようにしないといけない。重く受け止めないといけないと思います」と危機感を募らせた。
パはソフトバンクだけが 5.5%増。九州新幹線の全線開通などで、九州全体のアクセスがよくなったことも影響していると見られる。
平均試合時間はセが昨年同時期より 1分長い 3時間10分、パは 5分長い 3時間11分だった。
今回は、復刻ユニホームを着用した選手だけでは無く、各試合も載せてみました。
試合結果はともかくとして、どの球団も懐かしの復刻ユニホームを着用しての 8月2日4~26日、 8月31日~ 9月 2日の各 3連戦。頑張って欲しいですね。
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各球団が思い出の復刻ユニホーム、巨人は1981年版、阪神は初優勝した1937年の大阪タイガース
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