10番ホールへ走って駆けつけた渋野日向子選手=長野・軽井沢72ゴルフ北コース
女子ゴルフの「NEC軽井沢72」に出場する選手が15日、長野県の「軽井沢72で」最終調整し、 4日に「AIG全英女子オープン」でメジャー制覇を果たした渋野日向子は「せきが出て声の調子はよくないが、ゴルフはキレキレ」と自信をのぞかせた。
「13位」だった前週は38度の熱が出るなど「体調は20~30(パーセント)」だったという。「今は50。全英はホームシックだったので70」とにっこり。16日の第 1ラウンドは午前 9時42分から松田鈴英、アマチュアの安田祐香と同組で回る。
傘を差しセカンド地点へ向かう渋野日向子選手=長野・軽井沢72ゴルフ北コース
クラブハウスでは、東京五輪で使われるNECの顔認証技術を応用した「笑顔パワーゲーム」で“笑顔度”をチェック。松田、安田らは 100点だったが、渋野は挑戦した 2度とも満点に 3点ほど届かなかったという。「ま、そうだよなと思った。スマイルシンデレラとかの称号をやめていただきたい」と苦笑した。
日本女子プロ協会は今週から渋野グッズとしてタオルを販売。13日に訪れた白糸の滝で観光客に記念撮影をせがまれるなど、フィーバーが続く。20歳の時の人は「いいプレーを見せたい」と変わらぬ笑顔で健闘を約束した。
9番、バーディートライをするもカップインせず、ガッカリ笑顔の渋野日向子選手=長野・軽井沢72ゴルフ北コース
世界から注目された「シンデレラスマイル」は、果たして何点?
「全英女子オープン」でメジャー制覇した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、笑顔の採点システムに挑戦した。「国内ツアー・NEC軽井沢72トーナメント(16日開幕、長野・軽井沢72ゴルフ北C)」に向け、15日はプロアマ戦に出場。
NECが来年の東京五輪、パラリンピックで採用する顔認証システムを利用し、笑顔を採点した。
16日の第 1日で同組になった松田鈴英とアマチュアの安田祐香も事前に挑戦し、 2人とも 100点満点の笑顔だった。ホステスプロの原江里菜も 1発で 100点を出した。さらに、渋野と同じ黄金世代の勝みなみは96・4点で、 2度目の挑戦で 100点を獲得。小林浩美会長は99・9点だった。
「NEC軽井沢72トーナメントプロアマ大会」 「笑顔スコア」を測るアトラクションに参加し、笑顔を見せる渋野日向子選手=長野・軽井沢72ゴルフ
そして、注目の渋野は…。なんと 1回目に97・2点と満点には届かず。「もうやらないよ」と漏らしながらも、報道陣の催促もあって 2回目にチャレンジ。
今度こそ満点か?
まさか、まさか…。周囲の期待を裏切り、またしても満点には届かず。 1回目よりも低い96・6点となった。
渋野は「笑顔のキープは無理なんです」とボソリ。さらには「 100点じゃなかったので、ぜひとも『スマイルシンデレラ』の称号を止めて頂きたいです」と笑いながらお願いした。