鳥谷敬内野手(31)が初回に広島のミスが重なり無死 1、 3塁の好機で打席に立った。 2ボールからの 3球目を引っ張ると、先制適時打を放ち、打球は右前に弾み、チームを勢いづけた。
大和内野手(24)が、久々の右腕相手の先発起用に応え右投手から 2安打を放ち猛アピールした。
狩野恵輔外野手(29)が 8回一死から河内の真ん中直球をとらえ、プロ通算 3本目の代打アーチを架けた。左翼席ギリギリに飛び込む 1号ソロ。2010年 8月12日広島戦以来の代打弾で、 1年ぶりのお立ち台に上がり、「もうケガはしたくない。チームの勝利に貢献できるように頑張りたいです」とお立ち台を締めくくった。
能見篤史投手(33)がテンポよく 8回を投げ抜き、 3安打で無失点に封じた。前回25日の同カード(マツダスタジアム)で 6回途中 5失点(自責点 2)で 9敗目を喫していた相手に、借りを返し 7勝目を挙げた。
藤川球児投手(32)がドキドキの21セーブ目を挙げた。 3点リードの 9回に登板したが、四球と安打で二死 2、 3塁のピンチを背負った。それでも、最後は松山を右飛に仕留め、無失点締め。
阪神ドラフト 2位歳内宏明投手(19=聖光学院)が明日 2日広島戦でプロ初登板初先発する。投げ合うのは広島前田健だ。
元阪神タイガースの掛布雅之氏(57)が31日、大阪市内でトークショーを開き、ゲストの元MBSアナウンサー・角淳一氏(67)と監督就任への可能性について熱く語った。
阪神川藤幸三OB会長(63)が 8月31日、球団史上初のGM(ゼネラルマネジャー)に就任する中村勝広氏(63)への全面支援を約束した。記事をまとめてみました。
阪神は 1回、相手失策などで得た無死 1、 3塁の好機に鳥谷の右前適時打で先制。先発能見は 3回まで広島打線を 1安打無失点。
阪神は 6回一死 2、 3塁から能見のスクイズ、空振りで捕手が取り損ねる間に平野が本盗し 1点を追加。広島は 6回まで無得点。
阪神は 8回に狩野の代打 1号ソロで加点し、能見が 7勝目。広島はバリントンの 7回 2失点の好投を生かせず、<阪神3-0広島>と負けた。
鳥谷敬内野手(31)が初回に先制適時打を放ち、チームを勢いづけた。広島のミスが重なり無死 1、 3塁の好機で打席に立った。 2ボールからの 3球目を引っ張ると、打球は右前に弾んだ。「相手のミスで広がったチャンスだったので、何とか打ちたかった。先制点を取ることができてよかったです」。 5回にも初球をとらえ中前打。24日広島戦以来のマルチ安打を記録した。
1回、先制適時打を放った鳥谷
大和内野手(24)が、右投手から 2安打を放ち猛アピールした。久々の右腕相手の先発起用に応えた。 2回、二死 2塁から直球を引っ張り左前打。 7回にも中前打を放ち、マルチ安打だ。「積極的に打ちに行ったことが結果につながった。今日はタイミングがとれていた」と納得の表情を浮かべた。レギュラー定着へ大きなアピールとなる右投手打ちだった。
狩野がプロ通算 3本目の代打アーチを架け復活ののろしを上げた。着弾点を確認して走る速度を落とすと、ホームベースの先に笑顔の仲間が見えた。久々の感覚が体を満たす。疑惑の判定で球場に漂うモヤモヤ感も一掃するような一撃。何度も苦しんだ腰痛を乗り越え、狩野が試合を決めるアーチをかけた。
感謝の一発は 2点リードの 8回一死だ。代打のコールを受け、広島・河内の真ん中直球、 127キロを振り抜いた。左翼席前列に飛び込む今季 1号ソロ。2009年にコンビを組み、共にブレークした能見に大きな追加点をプレゼントして、2010年 8月12日広島戦以来の代打弾で、 1年ぶりのお立ち台に上がった。
「去年もお立ち台に立った後すぐケガしたんでケガをしないようにと思って立っています。去年もつらかったけど、ことしは本当に自分でも諦めたところあった。その中からのお立ち台だったんで、言い方はおかしいかもしれないですけど、去年よりは感謝の気持ちは強いです。ここに呼んでくれた監督、コーチに感謝したい」
8回裏阪神一死、代打で登場し左越え今季 1号本塁打を放った狩野
2010年11月に腰椎椎間板ヘルニア手術を受けてから、何度も悩まされてきた。昨年のオープン戦中に再発し、 8月末まで 2軍生活。同じ轍を踏まないように 2軍からスロー調整ではじめた今季も苦しんだ。
「再発しないようにといって 6月に再発したんで。そのときはもうさすがに気持ちも折れて、辞める方のことは考えてました」
引退も頭をよぎった。 1軍昇格は想像できなかった。それでも歩を止めなかった。「ファームでやっている若い子たちに、けがしてもやっているぞというのを見せられれば阪神自体が強くなると思うし、諦めない気持ちをつなげていければな、と思った」。前向きな気持ちが実を結んだ。
復活を待ち望んだ虎党の声援に目を潤ませた。昨年 8月26日ヤクルト戦で決勝打を放ち、2010年に受けた腰椎椎間板ヘルニア手術から復活。 750日ぶりのアーチが出発点だ。
狩野は 2点リードの 8回一死、代打で登場し今季 1号ソロを放った
だが、 9月下旬に腰痛を再発し今春は 2軍キャンプでリハビリに専念した。 4月中旬に 1度は実戦復帰したが、 5月下旬に再発。気持ちが折れた。
「辞めることも考えたけど、周囲の人がまだ辞める時じゃないぞと言ってくれた。ファームで若い子たちにケガしてもやってるところを見せれば、諦めない気持ちを見せられるし、やれることをしっかりやろうと思っていた」
後輩に落ち込む姿を見せたことは 1度もなかった。ともにリハビリの時間を過ごした育成ルーキー広神は「いつも明るく振る舞っていて、精神的に強い人だなと思った。見習わなければいけないと思いました」と同郷群馬の先輩の背中から学んだという。
狩野は「もうケガはしたくない。チームの勝利に貢献できるように頑張りたいです」とお立ち台を締めくくった。巻き返しを期す男が、鮮やかに復活した。
「うれしいのは、もちろんそうですけど、気を引き締めて油断しないでという方が強いです」やっとたどり着いた舞台。輝くチャンスを逃さない。
お立ち台で笑顔の能見と狩野=甲子園
能見が 7勝目を挙げた。テンポよく 8回を投げ抜き、 3安打で無失点に封じた。前回25日の同カード(マツダスタジアム)で 6回途中 5失点(自責点 2)で 9敗目を喫していた相手に、借りを返した。「どんどん振ってくるのは分かっている。マツダで僕自身良かった。ファウルで粘られたけど、今日は前に飛んでくれた。いいテンポで投げることができた」と振り返った。
チームでは11年ぶりの本塁盗塁が決まり、阪神がまた借金20転落の危機を免れた。主役は、スクイズを絶妙に空振り?して平野の本塁突入をアシストした能見篤史投手だ。古巣野球部の不祥事ショックを吹き飛ばす、投げては 8回 3安打無失点の安定感。29日ぶりに戻ってきた甲子園に六甲おろしを響かせた。
珍しいワンプレーが勝利を呼んだ。29日ぶりに本拠地甲子園に戻った阪神は 1点リードの 6回一死 2、 3塁、投手の能見が打席へ。その 3球目。不意にバントの構えで外角高めの球にバットを差し出す。広島バッテリーも気配を読んでウエスト。その瞬間だ。白球は倉のミットをかすめて、バックネット前を転々…。ファウルにしたと思われたスクイズ失敗が空振りと判定され、「ファウルなん?」。誰もが首をかしげるなか、スタートを切っていた 3塁走者が生還するラッキーな追加点をゲット。借金20を阻止した。夏のロードで大きく負け越した虎だが、甲子園で巻き返す。
6回一死 2、 3塁でスクイズを試みた能見
1- 0の 6回。拙攻を繰り返し、流れはどっちつかず。次の 1点が勝負を決める。一死 2、 3塁、打者・能見。カウント 1- 1からの 3球目だった。スクイズの構えから、外角の投球に飛びついた。ボールがバックネット方向に転がった。
バットの先端にボールが当たった? ファウル!? いや、違う。空振りの判定で 3走・平野がホームを駆け抜けた(記録は本盗)。和田監督が分岐点を振り返った。
「一番近くで見ている審判が言うことが正しいと思うし、ベンチからは(ファウルかどうか)全然分からない」
広島野村監督はファウルと主張し猛抗議。 5分を超え、退場処分を食らった。橘高球審は試合後「何もいえません。ノーコメントです」と判定について触れなかった。確かに、 2走・藤井彰人はファウルと確信し、進塁ではなく 2塁ベースに戻ろうとしていた。能見は問題のシーンを「あまり覚えてないです。プロに入って初めて(スクイズのサインが)出た。(体が緊張で)固まるもんですね」と表情を変えず振り返った。何はともあれ、疑惑の判定を味方につけ、貴重な追加点を挙げた。だが、覆らず、空振りした際の本盗と記録された。思わぬ形で 1点を刻み、当事者の能見も苦笑い…。「僕、プロに入って初めて(スクイズのサインが)出た。体が固まるものですね。あまり覚えていない…」。プロ 8年目で初スクイズ。結果オーライの追加点だったが、マウンドで投げる上で精神的な余裕をもたらした。
6回裏 能見のスクイズ空振りの判定で、橘高球審(左)に猛抗議する野村監督
29日ぶりの聖地。夏のロードは 7勝14敗 3分けと散々な結果に終わった。甲子園に戻ってもゲーム展開は苦しかった。
初回、相手のミスで無死 1、 3塁とし、鳥谷の右前適時打で先制するも、その後の無死満塁で後続が倒れて、 1点止まり。一気に決めきれない弱さは、依然ある。
8月だけで広島と 4度目の対戦。球筋をインプットしている打者との駆け引きがカギになった。課題の 1回は二死 2塁を招いたが冷静。エルドレッドを内角高め直球でファウルにし、最後はフォークを外角低めへ。「対角線」の攻めを貫き、空振り三振に片づけた。「相性を見てもらえればいい。僕のなかではいい」。今季、助っ人に11打数で 1安打を許しただけで、 8三振を奪う。計算ずくの配球で完璧に封じた。
2回以降は抜群の安定感を示す。 8回を散発3安打無失点。 7月29日DeNA戦(甲子園)以来の 7勝目を挙げ、シーズンの規定投球回数を満たした。長期ロードを終え、甲子園に戻ってきた初戦。長らく苦しんできた大黒柱は言う。
「僕自身、あまり良くなかった。 8月に入って、自分の思うように投げられてきて良かった。大きなことは言えない。残り試合は少ないけど、何とかいい姿をお見せしたいですね」
試合前には社会人時代に所属した大阪ガス野球部で野球などの賭博行為が発覚。ショッキングな一報にも惑わず、快投&幻スクイズを決めた。今季 7勝のうち 6勝は甲子園。サウスポーが地の利で息を吹き返した。
「ここまでふがいない戦い続いていますんで、最後まで全部勝つつもりで毎日戦っていきたいと思います」
疑惑判定でも、勝利は勝利。こんなラッキーから、沈滞するムードが好転してほしい。多くの虎党の気分を爽快にするような、快勝が見たい。
藤川球児がドキドキの21セーブ目を挙げた。 3点リードの 9回に登板したが、四球と安打で二死 2、 3塁のピンチを背負った。それでも、最後は松山を右飛に仕留め、無失点締め。本人は「特に何もないです。言い出したらきりがない。(お客さんが入っていることは)自分たちにはありがたいこと」と語ったが、藪投手コーチは「クローザーの仕事はしてくれた」と信頼を口にした。
マエケンさんの胸借ります!? 阪神ドラフト 2位歳内宏明投手(19=聖光学院)が明日 2日広島戦でプロ初登板初先発する。投げ合うのは広島前田健。強心臓ルーキーが中 4日で先発するコイのエースに挑戦する形だ。聖光学院時代に 2度の甲子園出場でならした“庭”での初登板。大一番を控えても、歳内はいつも通り冷静だった。
歳内:まだそんなに実感はないです。どうしようと思ってできるものじゃないので、 1球 1球気持ちを込めて投げるだけです。
初登板初先発で初勝利を挙げれば、阪神の新人では2007年小嶋以来。高卒に限れば、球団史上初の快挙だ。甲子園での 1軍練習に合流し、キャッチボールやバント練習、ダッシュで調整した。「球場が一番違う」と鳴尾浜球場とは違う雰囲気を肌で感じた。和田監督からは「頑張れよ」と励まされたという。
ここまでウエスタン・リーグ 9試合で 4勝 2敗、防御率 2.32。 8月25日ソフトバンク戦(鳴尾浜)では 8安打されながら 6回 3失点に抑え「前に突っ込んでいたので、突っ込まないように意識してキャッチボールとかをやっています」と課題も修正した。聖地のカクテル光線に照らされて、 1軍マウンドに上がる日はもう目の前だ。
<阪神-広島>◇1日◇甲子園:18時開始予定。予告先発は阪神がスタンリッジ、広島が今井。
トークショーを行う掛布氏(左)と元MBSアナウンサー・角淳一氏
元阪神タイガースの掛布雅之氏が31日、大阪市内でトークショーを開き、ゲストの元MBSアナウンサー・角淳一氏と熱く語った。
今季の阪神の不振について、「開幕戦で伊藤隼を起用した時点で“今年は勝てない”と、ボクは言った。打つとき首が寝てるんだもん」と辛口批評。監督就任への可能性については、「オファーが来たら断る理由はない」と意欲を見せた。
また、借金問題についても「野球以外で金銭の基盤をつくっておきたいと思っていたら、まんまとだまされた」と説明。「人のいろんな部分を知ったんで、今度ユニホーム着たらセコい野球ができますよ!」と話した。
中村GM、バックアップしまっせ!! 阪神川藤幸三OB会長が 8月31日、球団史上初のGM(ゼネラルマネジャー)に就任する中村勝広氏への全面支援を約束した。 5位に低迷する現状から大物OBのコーチ入閣、フロント要職の登用も検討されるチーム再建に、ビッグネームが顔をそろえるOB会も一丸態勢を築いて支える意気込みだ。 心強い「援軍」が、前途多難なスタートを切る中村氏を支える。同じ釜の飯を食べ、ともに阪神の伝統を築いてきたOB会が全力で後方から支援する。巨人とのOB戦開催の発表で甲子園を訪れた川藤OB会長が力説した。
川藤会長:OB会も当たり前のごとく、相談されたら感じたことを言う。OB会として、求められたことに関して、できるだけのことをやらせてもらう。 1人の人間の力だけでは何もできない。組織である以上、一丸となって、この状況を打破しないといけない。
現場で戦う和田監督や選手だけではなく、百戦錬磨のOBが持つ「知恵」も、名門再建への武器となる。球団は 9月上旬に新ポストとしてGM制を導入し、中村元監督が就任。GMをサポートする役割として、前ヘッドコーチ木戸球団本部付次長を起用する方針だ。来季コーチにはOBの矢野燿大氏、平田勝男氏が候補としてリストアップされる。球団も一時代を彩ってきた頼もしいOBを続々と首脳陣に加え、チームの難局を乗り切るビジョンを描く。
11月18日に甲子園で行われる阪神-巨人OB戦に向けて会見する阪神の川藤OB会長
川藤会長が呼びかけたように、OB会が団結してバックアップすれば、コーチ編成を含めた再建への取り組みも円滑に進むだろう。
チーム再建のかじ取りを託される中村新GMは川藤会長にとっても同い年で、長らく阪神で苦楽をともにした。それだけに、 5位に甘んじる現状を憂え、中村氏にも期待を寄せる。
川藤会長:タイガースに弱い、ぶざまな試合をされて、たまったものじゃないよ。親元(球団)がガタガタしたら話にならない。もう 1度、強いタイガースを作ってほしい。先頭に立ってやって、前を向いて建設的にやっていってほしい。
フロントとの意思疎通の重要性も説いた。「遠慮なく、お互いに話し合ってやればいいやろう。いいものはいい、あかんことはあかんと感じたモノを言ったらいい」と話す。山積する課題を明確にあぶり出す必要もある。坂井オーナーや南球団社長への積極的な意見も欠かせない。そうそうたるOBも「タイガース愛」で猛虎復活を後押しする。
やればできる。やらないから何もできない。それを行っているのが現在の阪神だ!
実際に、少々無謀だったかも知れない冒険の一つ「能見が、 6回一死 2、 3塁でスクイズを試みた」、「狩野が代打で登場して今季 1号ソロを放った」と良いニュースが入っている。これらは今まで行った事が無かったり、行いたくてもできなかった事だ。それを行ったと言う事は、「今までやらなかっただけだ」と言われても仕方無い。
次期監督には掛布さんの名前が浮上してきているらしい。和田さんの采配が悪いからではないと思う。フロントがキチンとしないから現場もおかしくなっているのだろう。これらを直せば、もっと面白い試合を行う事ができると思っている。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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鳥谷、 6戦ぶりマルチ安打!「何とか打ちたかった」、大和が右投手打ちマルチ安打に納得打!
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