●ＳＭＢＣ日本シリーズ第 2戦ソフトバンクが｢開幕２連勝｣。［シリーズ開幕２連勝｣は過去36度(初戦引き分けの 2度を含む)のうち｢日本一｣が27度、優勝確率は｢７５％｣。ソフトバンク(前身球団を含む)の本拠地連勝スタートは過去 4度(1959、2003、15、17年)全て｢日本一｣。｢１試合３本塁打｣はシリーズでの｢チーム最多タイ｣で、03年第 7戦以来16年ぶり｢５度目｣。先発・高橋礼投手(23＝専修大學ＯＢ)が 7回二死まで無安打。シリーズで先発投手が 6回 2/3以上を無安打に抑えたのは、17年第 4戦のＤｅＮＡ・濱口遥大投手(22)( 7回 1/3)以来 2年ぶり 5人目。最長は07年第 5戦の中日・山井大介投手(42)の 8回。ソフトバンク(前身球団を含む)の投手では11年第 1戦、和田毅投手(38)の 6回 1/3を上回る最長。両軍ともに 4回まで無安打は｢シリーズ初｣。ソフトバンクは本拠地・ヤフオクドームで11年第 7戦から｢１４連勝｣。パ・リーグ球団はホームで13年第 7戦(楽天・Ｋスタ宮城)から｢１７連勝｣。ソフトバンクは 7回に松田宣浩内野手(36)の｢３ラン｣で先制。 8回に柳田悠岐外野手(31)のソロと福田秀平外野手(30)の｢２ラン｣で 3点を加えた。先発した高橋礼は 7回 1安打無失点の好投だった。巨人はクリストファー・クリソストモ・メルセデス(登録名＝Ｃ.Ｃ.メルセデス)投手(25)が 6回 1安打無失点と好投したが、打線が精彩を欠いた。21日は試合がなく、22日の第 3戦からは東京ドームに舞台を移す。第 6戦があれば再びヤフオクドームに戻る。
●ＳＭＢＣ日本シリーズ第 2戦ソフトバンクの松田宣が 5回、両チームを通じての初出塁となる左前打を放った。二死から、テンポよく完全投球を続けていたメルセデスの 2球目をはじき返した。続く中村晃外野手(29)が四球を選び 1、 2塁となったが内川聖一内野手(37)は右飛に倒れた。
●｢パ・リーグ２位｣から｢クライマックスシリーズ(ＣＳ)｣を勝ち上がったソフトバンクが、セ覇者の巨人に 6－3で快勝して｢２連勝｣を飾った。 7回に松田宣浩内野手の｢３ラン｣で均衡を破り、 8回には柳田悠岐外野手、福田秀平外野手も続いて球団最多に並ぶ｢１試合３本塁打｣を記録。｢ポストシーズン８連勝｣は、同一年での｢プロ野球新記録｣となった。今季最大の音量で｢熱男！！｣の掛け声が、無敵の本拠地に響いた。松田宣が、息詰まる投手戦の流れを一振りで変えた。本拠地での｢日本シリーズ｣は｢１４連勝｣。｢クライマックスシリーズ｣から｢ポストシーズン８連勝｣を飾り、1975年の阪急を抜いて同一年での｢プロ野球新記録｣を打ち立てた。巨人を倒せばソフトバンクとして｢セ全球団撃破｣も決まる。過去 5球団との戦いを経験する松田宣は胸を張った。
記事をまとめてみました。
ＳＭＢＣ日本シリーズ2019＜福岡ソフトバンク 6－ 3巨人＞◇第 2回戦◇福岡ソフトバンク 2勝 0敗 0分◇20日◇ヤフオク!ドーム
ＳＭＢＣ日本シリーズ第 2戦ソフトバンクが｢開幕２連勝｣。［シリーズ開幕２連勝｣は過去36度(初戦引き分けの 2度を含む)のうち｢日本一｣が27度、優勝確率は｢７５％｣。ソフトバンク(前身球団を含む)の本拠地連勝スタートは過去 4度(1959、2003、15、17年)全て｢日本一｣。
｢１試合３本塁打｣はシリーズでの｢チーム最多タイ｣で、03年第 7戦以来16年ぶり｢５度目｣。
先発・高橋が 7回二死まで無安打。シリーズで先発投手が 6回 2/3以上を無安打に抑えたのは、17年第 4戦のＤｅＮＡ・濱口遥大( 7回 1/3)以来 2年ぶり 5人目。最長は07年第 5戦の中日・山井大介の 8回。ソフトバンク(前身球団を含む)の投手では11年第 1戦、和田毅の 6回 1/3を上回る最長。両軍ともに 4回まで無安打は｢シリーズ初｣。
ソフトバンクは本拠地・ヤフオクドームで11年第 7戦から｢１４連勝｣。パ・リーグ球団はホームで13年第 7戦(楽天・Ｋスタ宮城)から｢１７連勝｣。
投球する先発のソフトバンク・高橋礼投手＝福岡県ヤフオクドーム
｢ＳＭＢＣ日本シリーズ2019｣は20日、ヤフオクドームで第 2戦が行われ、｢３年連続日本一｣を目指すソフトバンク(パ・リーグ２位)が 7年ぶりの頂点を狙う巨人(セ・リーグ優勝)に 6－ 3で快勝して｢２連勝｣を飾った。
ソフトバンクは 7回に松田宣の｢３ラン｣で先制。 8回に柳田のソロと福田の｢２ラン｣で 3点を加えた。先発した高橋礼は 7回 1安打無失点の好投だった。巨人はメルセデスが 6回 1安打無失点と好投したが、打線が精彩を欠いた。
6回、巨人・若林晃弘内野手に死球を与えたソフトバンク・高橋礼投手＝福岡県ヤフオクドーム
｢日本シリーズ｣は全試合がナイターで行われ、どちらかが｢４勝｣した時点で終了する。21日は試合がなく、22日の第 3戦からは東京ドームに舞台を移す。第 6戦があれば再びヤフオクドームに戻る。
▽ソフトバンク工藤公康監督
｢高橋礼がずっと無安打で、大記録をやるのではという思いで見ていた。レギュラーシーズン以上の集中力と制球力があった。大舞台であれだけの投球ができるのは素晴らしい。本塁打で点が取れたのもうちのいいところ｣
5回、両チーム通じて初安打を放ったソフトバンク・松田宣浩内野手＝福岡県ヤフオクドーム
ＳＭＢＣ日本シリーズ第 2戦ソフトバンクの松田宣が 5回、両チームを通じての初出塁となる左前打を放った。二死から、テンポよく完全投球を続けていたメルセデスの 2球目をはじき返した。続く中村晃が四球を選び 1、 2塁となったが内川は右飛に倒れた。
第 1戦では 7回に 2塁打を放って追加点のきっかけをつくった。｢(日本シリーズを)数多く経験させてもらっているので｣と頼もしく語るベテランが、好調を維持している。
7回に｢３ラン｣を放った松田宣浩内野手は絶叫。まさに“熱男”だ＝福岡県ヤフオクドーム
プロ野球の｢ＳＭＢＣ日本シリーズ2019｣は20日、第２戦が行われ、｢パ・リーグ２位｣から｢クライマックスシリーズ(ＣＳ)｣を勝ち上がったソフトバンクが、セ覇者の巨人に 6－3で快勝して｢２連勝｣を飾った。 7回に松田宣浩内野手の｢３ラン｣で均衡を破り、 8回には柳田悠岐外野手、福田秀平外野手も続いて球団最多に並ぶ｢１試合３本塁打｣を記録。｢ポストシーズン８連勝｣は、同一年での｢プロ野球新記録｣となった。
今季最大の音量で｢熱男！！｣の掛け声が、無敵の本拠地に響いた。松田宣が、息詰まる投手戦の流れを一振りで変えた。
｢百点満点の『熱男』ができたと思う。最高の舞台、最高の場面で最高の結果。(今季)一番印象深い本塁打です｣
7回裏、ソフトバンクの松田宣浩内野手が｢３ランホームラン｣で｢熱男｣＝福岡県ヤフオクドーム
0－ 0の 7回、失策と安打で得た無死 1、 3塁の絶好機に｢心臓ばくばくで打席に入った｣という元気印は、冷静に 2球見送り、甘く入ったシュートを捉えてバックスクリーンにほうり込んだ。
日本シリーズで自身 2年ぶり｢３本目｣となる一発と、おなじみの｢熱男｣と叫ぶパフォーマンスで球場の空気は一変。 8回には柳田が｢左中間席へのソロ｣、途中出場の福田が｢右越え２ラン｣で続いた。｢１試合３本塁打｣は日本シリーズの｢球団タイ記録｣。ともに｢リーグ最多１８３本塁打｣を誇る強力打線対決を一発攻勢で制した。
これで、本拠地での｢日本シリーズ｣は｢１４連勝｣。｢クライマックスシリーズ｣から｢ポストシーズン８連勝｣を飾り、1975年の阪急を抜いて同一年での｢プロ野球新記録｣を打ち立てた。巨人を倒せばソフトバンクとして｢セ全球団撃破｣も決まる。過去 5球団との戦いを経験する松田宣は｢僕にも(長年)やってきた自信がある｣と胸を張った。
7回、ジュリスベル・グラシアル外野手が左安打を放った＝福岡県ヤフオクドーム
昨季はポストシーズンに調子を落とし、｢日本シリーズ｣での先発は 3試合。今季も｢ＣＳファーストステージ｣第 2、 3戦で出番がなかった。それでも腐らず、早出練習も行って復調を遂げた。工藤監督は、 5回に両軍初安打も記録したベテランに｢(チームが波に)乗りますね｣とうなずいた。
｢すごい声援で『２勝』できた。今度は巨人ファンがすごいけど、自信を持って戦いたい｣と松田宣。22日に東京ドームに乗り込む熱男は、臆することなく言い切った。
■ 7回、左前打で好機を広げたソフトバンク・ジュリスベル・グラシアル外野手
｢( 1塁走者の)周東であれば単打で 3塁へ行けることは分かっていた｣
8回、本塁打を放ったソフトバンク・福田秀平外野手＝福岡県ヤフオクドーム
■ソフトバンク・王貞治球団会長
｢良い勝ち方だった。最後は気持ちが引き締まった。高橋(礼)がしっかり投げてくれた。マッチ(松田宣)が良かった。すごい飛距離だった。ビックリしたよ｣
★必殺技炸裂
“必殺技”が決まった。 7回先頭のデスパイネが 3塁・山本の失策で出塁すると、代走で周東が登場。グラシアルがランエンドヒットで左前打を放って 1、 3塁とし、松田宣の｢決勝３ラン｣につながった。前日も 7回に代走で出て駄目押しのホームを踏んだ周東。日本代表にも選ばれている今季｢２５盗塁｣の韋駄天の働きに、工藤監督は｢足の速い走者だと、バッテリーはどうしても気を取られる｣とニヤリ。
8回、本塁打を放ったソフトバンク・福田秀平外野手＝福岡県ヤフオクドーム
◇日本シリーズ
先に｢４勝｣した球団が｢日本一｣となる。第 7戦までは延長12回制。第 8戦以降は延長回の制限を設けない。第 7戦を行って｢優勝｣が決定しない場合は、第 7戦を行った球場で第 8戦を翌日に開催。第 9戦が必要な場合には移動日を設け、もう一方のチームの球場で行う。パ・リーグのチームの本拠地での試合では、ＤＨ制を採用。今年は予告先発制を採用する。
2019年 公式戦 順位表
クライマックスシリーズ セリーグ日程
日本シリーズ2019 日程
