●高山俊外野手(26)がソフトバンク戦に「1番・右翼」で先発出場。第 1打席でソフトバンクに新加入した「メジャー54勝」左腕、マット・ムーア投手(30)の初球を捕らえ、中前打を放った。昨季苦しんだ左腕相手に猛アピール。「1番」候補の筆頭に躍り出た。高山俊外野手がソフトバンクの新助っ人ムーアから痛烈な中前打を放った。 「メジャー通算54勝」の左腕打ちに手応えをつかんでいた。「2番・近本」を生かすうえで、鍵となる「1番」の適性は、キャンプ中から多くの選手がテストされてきた。高山の持つ積極性は、「1番」打者として重要な要素。実際に、 2月24日のヤクルト戦(浦添)から、 3試合連続でトップバッターを任されている。オープン戦 5試合で「19打数7安打」で「打率0.438」も、この日は最初の 1安打のみ。期待が大きいからこそ矢野燿大監督(51)は、さらなる高みを注文した。厳しい言葉も期待の裏返し。虎を引っ張る最強のリードオフマンへ。高山が静寂の球場で快音を重ねていく。
●木浪聖也内野手(25=亜細亜大學OB)が攻守で存在感をみせた。「9番遊撃」で先発。前進守備だった 4回無死 3塁の守りでは「準備をしていたので」と栗原の打球に飛びついて遊ゴロに。バットでは 6回に左翼フェンス直撃の 2塁打を放った。カウント 2- 2から直球で押してくるソフトバンク・尾形崇斗投手(20)に対しファウルでしのぎ、11球目に粘り勝ちの一打だった。 4試合ぶりの安打にも気を緩めず、打撃向上を誓った。
●矢野燿大監督は試合後に攻撃のポイントを示した。「2番」近本光司外野手(25)は 1回無死 1塁で 2ゴロ、 6回一死 1、 2塁で三振に倒れ、 1本ヒットが出れば展開が変わっていた。33歳の上本博紀内野手がチーム唯一の得点となる「オープン戦1号」を放った。「6番2塁」で先発し、 7回二死走者なしからソフトバンク左腕・川原の初球 147キロを強振。左中間テラス席の頭上にあるネットに突き刺した。一発で仕留めるさすがの技術。ここまでのオープン戦で 3安打全てを左投手から放っている。ポジションを確約された立場でなく 2塁を糸原健斗内野手(27)、植田海内野手(23)らと争う。昨秋キャンプは志願して 3年ぶりに参加。今春キャンプでも若手に交じって汗を流した。
●今回の福岡遠征から 1軍合流した板山祐太郎外野手(25=亜細亜大學OB)が、オープン戦初安打を放った。 4回に左翼の守備から出場。左翼の守備で途中出場した板山が意地の 2塁打でチャンスメークし、存在感を示した。 9回一死で迎えた第 2打席で泉の高めの直球に反応し、中堅フェンス直撃打を放った。得点にはつながらなかったが気合を入れ直した。
●阪神の新外国人右腕ジョー・ガンケル投手(28=マーリンズ3A)は「フロントドア」を操り、開幕ローテへ順調な試投となった。オープン戦 2度目の先発となったソフトバンク戦。初回にウラディミール・バレンティン外野手(35)に失投を 2ランとされたが、その後は修正して 3回を 2安打 2失点にまとめた。中でも光ったのは、ツーシームを左打者の内角ボールゾーンからストライクゾーンに曲げる「フロントドア」だった。 2回。先頭の左打者栗原を 6球目までは外角でスライダーとシンカー系、ツーシームを出し入れしてカウント 3- 2に。 7球目で不意を突き、得意球を投げ込んだ。球威、コントロールともに抜群の 147キロツーシームに打者は手が出ず見逃し三振。緩急、変化球をテーマに 3つの三振を奪ってみせた。矢野監督もガンケルの特殊球に評価した。すでに指揮官からローテ入り“当確”をもらっている右腕は被弾についても開幕へ、順調なメンテナンスを続けていく。
●阪神新外国人ジョン・エドワーズ投手(32=インディアンス)が上々の仕上がりだ。 7回から登板。先頭栗原陵矢捕手(23)に直球を右翼席まで運ばれたが、その後は 3連続アウト。 150キロ超の直球に織り交ぜるスライダー、カーブは切れ味抜群で納得の表情だ。
記事をまとめてみました。
※実際の試合終了時間とは異なります。
<オープン戦:ソフトバンク 4- 1阪神>◇ 1日◇ペイペイドーム
高山俊外野手がソフトバンクの新助っ人ムーアから痛烈な中前打を放った。「1番右翼」で先発し、 1回に初球の直球を捉えた。「あまりデータもないところで初球から振れるのは僕の良さでもあると思う。それが結果につながった」。 「メジャー通算54勝」の左腕打ちに「左で代えられるということが去年多くて。そこで結果出したというのはいいアピールになったのでは」と手応えをつかんでいた。
1回表阪神無死、中前打を放った高山俊外野手=ペイペイドーム
高山俊内野手がソフトバンク戦に「1番・右翼」で先発出場。第 1打席でソフトバンクに新加入した「メジャー54勝」左腕、マット・ムーア投手の初球を捕らえ、中前打を放った。昨季苦しんだ左腕相手に猛アピール。「1番」候補の筆頭に躍り出た。
課題の左腕を打った。試合開始直後、第 1投だった。高山の打球が 2遊間を切り裂く。輝きを取り戻した“ヒットマン”が、ひと振りで鮮烈アピールだ。
「去年は左(投手)のときに、代えられたことが多かったので、きょう結果が出せていいアピールになった」
ソフトバンクの先発は新加入のムーア。「メジャー通算54勝」を誇る左腕の 147キロ直球をいとも簡単にはじき返した。昨季、対左の打率は「0.172」。左嫌いの克服は、このオフ、一つのテーマだった。
4打席連続安打を放った 2月22日の中日戦(北谷)。絶好調にもかかわらず、最後は左投手を相手に代打を送られた。「左(投手)で代えられたところに、悔しさをもつべき」-。巡ってきた絶好の機会。世界レベルの左腕を“踏み台”に、苦手克服を首脳陣に強く印象付けた。
1回、中前打を放った高山俊外野手。マット・ムーア投手(手前)の初球を捕らえ、苦手左腕克服をアピールだ=ペイペイドーム
ムーア撃ちにはもう一つ収穫があった。「データもないところで、初球から振っていけるのはぼくの良さでもある」。相手は新加入の投手。データの少ない見えない敵に対して、持ち味の積極性をアピールできたことだ。
「2番・近本」を生かすうえで、鍵となる「1番」の適性は、キャンプ中から多くの選手がテストされてきた。高山の持つ積極性は、「1番」打者として重要な要素。実際に、 2月24日のヤクルト戦(浦添)から、 3試合連続でトップバッターを任されている。オープン戦 5試合で「19打数7安打」で「打率0.438」も、この日は最初の 1安打のみ。期待が大きいからこそ矢野監督は、さらなる高みを注文した。
「もう 1本ほしいよね。これからは(糸井)嘉男や、(福留)孝介とか、またその競争もあるのでね。だからこそもう 1本ほしい」
厳しい言葉も期待の裏返し。虎を引っ張る最強のリードオフマンへ。高山が静寂の球場で快音を重ねていく。
木浪聖也内野手が攻守で存在感をみせた。「9番遊撃」で先発。前進守備だった 4回無死 3塁の守りでは「準備をしていたので」と栗原の打球に飛びついて遊ゴロに。
バットでは 6回に左越え 2塁打を放った。
「結果が出たのは良かった。でも、まだ感覚的にはもっと良くなると思う。練習で感覚を取り戻したい」。 4試合ぶりの安打にも気を緩めず、打撃向上を誓った。
6回表阪神一死、左越え 2塁打を放った木浪聖也内野手=ペイペイドーム
木浪が 4試合ぶりの快音だ。 0- 4の 6回、左翼フェンス直撃の 2塁打を放った。カウント 2- 2から直球で押してくるソフトバンク・尾形に対しファウルでしのぎ、「直球をなかなかとらえられない悔しさはあったけど、最後決められてよかった」と11球目に粘り勝ちの一打だった。遊撃の守備でも、 4回無死 3塁で、栗原の打球を横っ飛びで好捕。「準備していたのでよかったです」と振り返った。
7回表阪神二死、「中越え本塁打」を放った上本博紀出迎える矢野燿大監督=ペイペイドーム
矢野燿大監督は試合後に攻撃のポイントを示した。「近本がつなげるっていうのがチームとしては大きい。初回もその後も、あそこで 1本つなげられたら、もっと面白いことになると思う。チカ(近本)の状態は別に悪いとは思っていないが、上がってくれば本当に面白いなというふうに見ていた」。
「2番」近本は 1回無死 1塁で 2ゴロ、 6回一死 1、 2塁で三振に倒れ、 1本ヒットが出れば展開が変わっていた。
7回表阪神二死、左中間へ本塁打を放った上本博紀内野手=ペイペイドーム
33歳の上本博紀内野手がチーム唯一の得点となる「オープン戦1号」を放った。
「6番2塁」で先発し、 7回二死走者なしからソフトバンク左腕・川原の初球 147キロを強振。左中間テラス席の頭上にあるネットに突き刺した。「特に(感想は)ないです。自分がやることをやっただけです」と口数は少なかったが、一発で仕留めるさすがの技術。ここまでのオープン戦で 3安打全てを左投手から放っている。
7回表阪神二死、上本博紀内野手は左越え本塁打を放った=ペイペイドーム
ポジションを確約された立場でなく 2塁を糸原、植田らと争う。昨秋キャンプは志願して 3年ぶりに参加。今春キャンプでも若手に交じって汗を流した。矢野監督は「ポン(上本)らしさっていうのは今日も出ていた。いろんなポジションのいい競争が出来ている」と目を細める。鳥谷が去りチームの内野手最年長となった男が、ポジション争いをさらに熱くする。
7回表阪神二死、上本博紀内野手は左中間へ本塁打を放ち、ナインに迎えられる=ペイペイドーム
▽井上一樹打撃コーチ(上本博紀内野手の 1発に)
「ああいうのを見せられると、いろんな(打線の)パターンも組めるし、あいつの持ち味が出てくる。使い勝手というのも変わってくる。今日みたいな完封負けされそうなところで打ってくれたというのは、印象に強い」
9回表阪神一死、中越え 2塁打を放った板山祐太郎外野手=ペイペイドーム
今回の福岡遠征から 1軍合流した板山祐太郎外野手が、オープン戦初安打を放った。 4回に左翼の守備から出場。
6回は 2ゴロだったが、 9回に中越え 2塁打。「必死に結果を残さないと消えていくだけなので。キャンプでやってきたことには自信がある。がむしゃらに思い切って気持ちで打ちました」。それでも、激しい競争に「 1本打ったにすぎないので、なんとか食い込んでいけるように」と表情を引き締め直した。
9回表阪神一死、中越え 2塁打を放ちガッツポーズする板山祐太郎外野手=ペイペイドーム
左翼の守備で途中出場した板山が意地の 2塁打でチャンスメークし、存在感を示した。「結果を残さないと消えていくだけ。がむしゃらでした」。 9回一死で迎えた第 2打席で泉の高めの直球に反応し、中堅フェンス直撃打を放った。得点にはつながらなかったが「 1本打ったに過ぎないなので、これからなんとか競争に食い込んでいけるように」と気合を入れ直した。
阪神先発のジョー・ガンケル投手=ペイペイドーム
阪神の新外国人右腕ジョー・ガンケル投手(マーリンズ3A)は「フロントドア」を操り、開幕ローテへ順調な試投となった。オープン戦 2度目の先発となったソフトバンク戦。初回にバレンティンに失投を 2ランとされたが、その後は修正して 3回を 2安打 2失点にまとめた。中でも光ったのは、ツーシームを左打者の内角ボールゾーンからストライクゾーンに曲げる「フロントドア」だった。
2回。先頭の左打者栗原を 6球目までは外角でスライダーとシンカー系、ツーシームを出し入れしてカウント 3- 2に。 7球目で不意を突き、得意球を投げ込んだ。「栗原選手が外のシンカーを追っていた。それをうまく使ってインサイドに最後、決められたのは良かった」。球威、コントロールともに抜群の 147キロツーシームに打者は手が出ず見逃し三振。緩急、変化球をテーマに 3つの三振を奪ってみせた。
1回、ストライクのアピールをするジョー・ガンケル投手=ペイペイドーム
恵まれた体格を惜しみなく有効活用する。 196センチの長身から精密機械のごとく、コーナーに投げ分けるコントロールが特徴。「自分の武器の 1つ」と話す「フロントドア」も、長い腕を生かしている。「僕のリリースポイントは特に左バッターに対して遠く、そのまま真っすぐ自分の体に向かってくる風に見える。それが自分の球の性質的にシュートするので、左バッターに対しては本当に有効的な球だと思っています」。カウントも取れ、勝負球にもなるのは制球力があってこそ。オープン戦2試合で左打者11人に安打は許していない。
矢野監督もガンケルの特殊球に「あんまり日本のピッチャーには少ない。これから貴重なボールになるんじゃないかな」と評価した。すでに指揮官からローテ入り“当確”をもらっている右腕は被弾についても「シーズンに向けいい糧になる。(次回へ)今日と同じく、自分が必要なことをやっていきたい」。開幕へ、順調なメンテナンスを続けていく。
▽原口文仁捕手(ガンケル投手とバッテリー)
「真っすぐ、ツーシームの強さもすごくあった。失投は(被弾の)あの1球だけ。どの球種も両サイドに投げられるというのが持ち味。場面、場面、配球で使っていきたい」
原口文仁捕手(左)とグータッチするガンケル=ペイペイドーム
◆フロントドア
打者の体に近い内角コースのボールゾーンから、ストライクゾーンに入っていく球の総称。スライダーやカットボール、カーブなど、捕手のミットに入る直前に変化する球の動きを利用する。右投手が右打者に対する場合には、体に当たりそうなスライダーなどを投げる。逆に左打者には、ツーシームなどを使うことが多い。逆に、外角ボールゾーンからストライクゾーンに入る球は「バックドア」と呼ぶ。
◆ツーシーム
ボールの 2本の縫い目を縦向きにし、 2カ所にしか指をかけない投球のこと。一般的にストレートを投げる際は、ボールの縫い目 4カ所に指をかけて握る。これはフォーシームと呼ばれる。ツーシームは指のかかりが少ない分、フォーシームで投げるより球威は劣るが、微妙な変化で打者のタイミングを外せる利点がある。
阪神 3番手で登板したジョン・エドワーズ投手=ペイペイドーム
阪神新外国人ジョン・エドワーズ投手(32=インディアンス)が上々の仕上がりだ。
7回から登板。先頭栗原に直球を右翼席まで運ばれたが、その後は 3連続アウト。 150キロ超の直球に織り交ぜるスライダー、カーブは切れ味抜群で「悪くはなかった。ホームランと失点は反省しないといけないけど、打たれた後に 3つアウトを取れたのは良かった」と納得の表情だ。
7回裏ソフトバンク無死、栗原陵矢捕手に右越え本塁打を浴びたジョン・エドワーズ投手=ペイペイドーム
3番手で登板したエドワーズは 3度目の実戦で初失点を喫した。「悪くはなかったと思うよ。本塁打は反省するけど、その後は 3個のアウトを取れたしね」。 7回先頭の栗原に右越えソロ。続く甲斐は 3ボールとしたが、カウントを立て直して 2飛。牧原、リチャードも簡単に打ち取った。「カウントが悪くてもストライクを欲しがるのではなく、そういう時こそ積極的にギアを上げた方がいい結果になるよね」と納得した。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2019年 公式戦 順位表
日本シリーズ2019 日程と結果
2020年 公式戦 日程と 結果 (02月)
2020年 公式戦 日程と 結果 (03月)
2020年 CS日程と 結果 (04月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
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