西純矢が堂々の対プロ初登板、１４９キロ１回０封！矢野監督も合格点！サンズ感染防止へ注意払う！

●ジョー・ガンケル投手(28＝前マーリンズ３Ａ)が19日、オリックスとの 2軍練習試合に先発し、 4回途中 7失点と炎上した。一方でロベルト・スアレス投手(29＝福岡ソフトバンク)は 2回 2安打無失点と、新外国人の明暗がくっきりと分かれた。スアレスが 2回を無失点。どちらも走者を出したが、崩れることなく切り抜けた。先発候補のロベルト・スアレス投手が、オリックスとの 2軍練習試合で 2回 2安打無失点と好投した。 9日にメキシコでの滞在延長手続きのために離日。久しぶりの実戦となったが、最速は 154キロをマーク。球威ある直球で打者を詰まらせる場面が目立った。視察した矢野燿大監督(51)はランナー出しながらの投球にさらなる期待を込めた。

●阪神｢ドラフト１位｣の西純矢投手(18＝創志学園)がプロ 2度目の登板を果たし、 1回無安打無失点に抑えた。最速は 149キロを計測。充実の表情を浮かべた。 4番手で 8回にマウンドへ。先頭の｢２番｣根本薫外野手(21)を 3球で空振り三振に仕留めると、｢３番｣岡崎大輔内野手(21)を中飛、｢４番｣白崎浩之内野手(29)を 3ゴロとテンポ良く打ち取った。プロ初登板となった前回13日の関西国際大とのプロアマ交流戦(鳴尾浜)では 1回 1安打 1四球 1失点 1三振、最速は 149キロだった。プロの打者との初対決で、西純の輝きはさらに増した。初めて登板を視察した矢野監督もルーキーの快投に頬を緩ませた。ロッテ佐々木朗希投手(18＝岩手県立大船渡高校)、ヤクルト奥川恭伸投手(18＝星稜高校)、そして同僚の左腕及川雅貴投手(18＝横浜高校)の｢高校四天王｣で、 1軍デビューの最短距離に位置する。将来のエース候補に期待は膨らむばかり。西純よ、 1年目から甲子園を沸かせてくれ！

●西勇輝投手(29)は当初開幕投手を務める予定だった20日の練習試合東京ヤクルト戦(神宮)に先発する。開幕が延期されたことで 1度登板機会を飛ばし、 3月 6日・北海道日本ハム戦以来の実戦。無観客試合でオープン戦でもないため、内容を重視する。無心を強調したが、当初の｢３．２０開幕｣なら、大注目を浴びて立っていたはずのマウンド。 4月10日開幕の場合も相手は東京ヤクルト。本人の思いとは別に注目のマウンドだ。

●開幕ローテ争いの渦中にいる秋山拓巳投手(28)は21日の練習試合東京ヤクルト戦に登板する。前回13日オリックス戦は 5回 3安打無失点。残り 2枠を巡るスアレス、中田賢一投手(37＝福岡ソフトバンク)、藤浪晋太郎投手(25)らとの競争の中で猛アピールした。 2戦連続で快投すれば一気にレースから抜け出す可能性も十分ある。

●島田海吏外野手(24)は開幕 1軍生き残りへ気合をみなぎらせた。中堅レギュラー近本が腸炎で一時離脱中。19日は甲子園で 1軍全体練習に参加し、力を込めた。腸炎で静養している近本光司外野手(25)は、20日からの東京ヤクルト戦(神宮)に帯同しない。したがって、この 3連戦は中堅のポジションが空く。外野を守る島田にも多くの出場機会が見込まれ、鼻息が荒かった。

●阪神のジャスティン・ボーア内野手(31＝前エンゼルス)と、ジェリー・サンズ外野手(32＝韓国・キウム)が19日、甲子園で行われた全体練習に参加した。｢新型コロナウイルス感染拡大｣のなか、両助っ人は20日の東京ヤクルト戦(神宮)から始まる関東遠征にフル帯同する。見えない敵にも虎は一丸となって立ち向かう。猛威を振るうコロナにも負けはしない。春の陽気に包まれた甲子園で、ボーアが宣言だ。フリー打撃で快音を響かせ、内野守備では軽快にノックをさばいた。東京ヤクルト、横浜ＤｅＮＡと練習試合を行う 6日間の関東遠征に向け、みっちり汗を流した。ジェリー・サンズ外野手は、｢新型コロナウイルス感染防止｣へ最善の注意を払う。オープン戦では 8試合で｢２割３分８厘｣で｢２本塁打｣。物足りない結果に終わったが力を込めた。開幕延期を受け、各球団は当初の日程をベースに練習試合を行うことを決定。この対応に福岡ソフトバンク・デニス・サファテ投手(38)とリック・バンデンハーク投手(34)、横浜ＤｅＮＡ・スペンサー・パットン投手(32)はＳＮＳ上で難色を示し、首をかしげる助っ人もいる。虎の助っ人は前向きだ。清水雅治ヘッドコーチ(55)はジェフリー・マルテ内野手(28)やベテランの糸井嘉男外野手(38)、福留孝介外野手(42)のフル帯同も明言。コロナという見えない敵に、一丸で立ち向かっていく。

●阪神は19日、｢大切な記念日を選手がお祝い・応援します！｣と題した応援企画を行うことを発表した。19日より選手にお祝い・応援してほしい方・団体を募集する。入学式や入園式、結婚式や米寿のお祝いなどが対象で、当選者や団体に向けて虎戦士が動画メッセージを贈る。祝ってほしいこと、応援してほしいことを記入の上、阪神タイガース公式サイト内の｢応募フォーム｣より募集する。応募期間は 3月31日午後11時59分まで。当選者には応募締め切り後、 4月 2日までに球団からメールで告知する。

記事をまとめてみました。

　＜2軍練習試合：オリックス 8－ 1阪神＞◇19日◇オセアンバファローズスタジアム舞洲

　先発候補のロベルト・スアレス投手が、オリックスとの 2軍練習試合で 2回 2安打無失点と好投した。

　 9日にメキシコでの滞在延長手続きのために離日。久しぶりの実戦となったが、最速は 154キロをマーク。球威ある直球で打者を詰まらせる場面が目立った。

　｢ボールも全部ゾーンに入っている。いい球速で投げることができた｣。視察した矢野監督は｢まだ上がるような気はする｣と期待した。

　 6回、投球するロベルト・スアレス投手＝オセアンバファローズスタジアム舞洲

　ジョー・ガンケル投手(28＝前マーリンズ３Ａ)が19日、オリックスとの 2軍練習試合に先発し、 4回途中 7失点と炎上した。

　一方でロベルト・スアレス投手(29)は 2回 2安打無失点と、新外国人の明暗がくっきりと分かれた。

　こちらの助っ人はアピール成功。スアレスが 2回を無失点。どちらも走者を出したが、崩れることなく切り抜けた。

　｢調子よく投げられている。ボールもゾーンに集まっているし、いい球速で投げられている｣

　 6回 3番手で登板し好投するロベルト・スアレス投手＝オセアンバファローズスタジアム舞洲

　 1－ 8の 6回にマウンドに上がった。先頭の岡崎に対しての 2球目でこの日最速 154キロを計測。続く白崎に左前打を打たれるも、飯田を 2ゴロ併殺に打ち取った。 7回は二死 1、 3塁のピンチも紅林を 1ゴロに抑えた。

　ランナー出しながらの投球に矢野監督は｢持ち味はもって投げられたのかな。まだ上がるような気はするけどね｣とさらなる期待を込めた。

　｢コントロールもよかった。しっかり調整できている｣とスアレス。妻のメキシコでの滞在延長の手続きをするため一時帰国。再来日してから初登板で結果を残した。

　 6回、投球するロベルト・スアレス投手＝オセアンバファローズスタジアム舞洲

　阪神｢ドラフト１位｣の西純矢投手(18＝創志学園)がプロ 2度目の登板を果たし、 1回無安打無失点に抑えた。最速は 149キロを計測。｢今日は三振も取れたので良かったと思います。真っすぐでファウルも取れましたし、思ったように投げられたかなと思います｣と充実の表情を浮かべた。

　 4番手で 8回にマウンドへ。先頭の｢２番｣根本を 3球で空振り三振に仕留めると、｢３番｣岡崎を中飛、｢４番｣白崎を 3ゴロとテンポ良く打ち取った。

　プロ初登板となった前回13日の関西国際大とのプロアマ交流戦(鳴尾浜)では 1回 1安打 1四球 1失点 1三振、最速は 149キロだった。

　 8回に登板し好投した西純矢投手＝オセアンバファローズスタジアム舞洲

　楽しみやで！　阪神｢ドラフト１位｣の西純矢投手が19日、オリックス 2軍との練習試合(オセアンBS)に登板。ＮＰＢ球団と初対戦になったが、 3球三振を奪うなど 1回を 3者凡退に抑えた。最速は 149キロを計測。矢野監督はイキの良さを高評価。将来のエース候補が虎党に夢を与える投球を見せた。

◇　　　◇　　　◇

　プロの打者との初対決で、西純の輝きはさらに増した。 8回にマウンドに上がると、先頭根本に対し、初球から直球勝負を挑んだ。ストライクを奪うと、 2球目はこの日の最速 149キロでファウル。最後は 143キロフォークで空振りを奪い、 3球三振。｢すごい手応えというか、指にしっかりかかっていたな、と思います｣。続く岡崎にはカウント 3－ 1とカウント不利な状況から中飛に抑える。最後は白崎を武器のスライダーで 3ゴロに打ち取った。ＮＰＢ球団を相手に、初マウンドで堂々の 3者凡退だった。

　オリックスとの 2軍練習試合で 8回裏に登板した西純矢投手は3者凡退に仕留める＝オセアンバファローズスタジアム舞洲

　プロ初登板となった13日の関西国際大戦では、 1回 1安打 1失点。デビュー戦を経験したことで、落ち着きを取り戻した。矢野監督の視察も意識せずに、大胆に腕を振った。｢気持ちの面でも、前回はすごく緊張したんですけど、今回は慣れもあって、すごく落ち着いて投げることができたかなと思います｣。手応えは 149キロの直球にあった。｢真っすぐでもファウルを取れていたんで、自分の思ったように投げられたかな｣。春季キャンプから練習を重ね、直球のキレは増している。 2度目の実戦に、納得の表情を見せた。

　初めて登板を視察した矢野監督もルーキーの快投に頬を緩ませた。｢落ち着いて投げられていたしね。十分じゃない？　これくらい投げられれば。スケールの大きいピッチャーになってもらいたい。いいスタートが切れたと思います｣と合格点を与えた。

　他の投手との兼ね合いもあるが、次回登板は 2イニング程度で25、26日のソフトバンク 2軍との練習試合(鳴尾浜)を目指す。ロッテ佐々木朗、ヤクルト奥川、そして同僚の左腕及川の｢高校四天王｣で、 1軍デビューの最短距離に位置する。将来のエース候補に期待は膨らむばかり。西純よ、 1年目から甲子園を沸かせてくれ！

▽平田勝男 2軍監督(西純矢投手について)

　｢落ち着いてきてるよね。フォークで三振も取れて、コントロールもいい。言うことないんじゃない。スピードもあったし。すごく次の登板が楽しみだよね｣

　 8回裏に登板し好投した西純矢投手(右奥)はベンチで笑顔を見せる＝オセアンバファローズスタジアム舞洲

★西純矢投手の投球内容★

【2番根本】

空振り　直球　－

ファウル　直球　149キロ

空振り三振　フォーク　143キロ

【3番岡崎】

ボール　カーブ　123キロ

ファウル　直球　－

ボール　直球　－

ボール　直球　－146キロ

中飛　スライダー　136キロ

　 8回裏、マウンドに上がった西純矢投手(右)と話す捕手の藤田健斗＝オセアンバファローズスタジアム舞洲

【4番白崎】 3ゴロ　スライダー　132キロ

全 9球、最速149キロ。

－は球場球速表示なし

＜近年の主な高卒新人投手初のＮＰＢ対外試合＞

◆埼玉西武・松坂大輔(99年 2月28日、オープン戦阪神戦)

　先発で 2回 1失点。大豊にプロ初の被本塁打を浴びたが、打者 9人を 2安打でまとめた。｢プロの雰囲気を感じました。どれだけプロの壁を突き破れるか、ということでやってきて、収穫もありました｣。

◆東北楽天・田中将大(07年 2月26日、練習試合ロッテ戦)

　 2回 2安打 4K無失点で野村克也監督を喜ばせた。西岡、サブロー、今江らとの対戦に｢テレビで見てきた人たちだったので、楽しかったですよ｣。

◆北海道日本ハム・大谷翔平(13年 3月10日、教育リーグヤクルト戦)

　 2番手として登板し 2回を 1安打無失点。プロ第1球でいきなり 151キロ。｢無駄に速いのではなく、質のいい球を投げられたらと思いました｣。

　阪神西勇輝投手＝阪神甲子園球場 (2020年 3月16日撮影)

　西勇輝投手は当初開幕投手を務める予定だった20日の練習試合ヤクルト戦(神宮)に先発する。

　開幕が延期されたことで 1度登板機会を飛ばし、 3月 6日・日本ハム戦以来の実戦。無観客試合でオープン戦でもないため、｢結果じゃないです。逆球で抑えたところで、となっちゃいますしね。ゼロに抑える結果はシーズンに取っておけばいい。走者がいなくてもクイックで投げたり、好きなことをしようと思っています｣と内容を重視する。

　甲子園で体幹トレをする西勇輝投手。当初の予定では開幕前日だった＝阪神甲子園球場

　20日のヤクルト戦(神宮)に先発する阪神・西勇は19日、軽めの調整を終えると真っ先にクラブハウスに引き上げた。｢今しか試せないことをしたい。ワインドアップで投げたり、走者がいなくてもクイックで投げたり。今は結果より内容。逆球で打ち取っても意味ない。ゼロに抑えるのはシーズンに取っておきます｣。実戦での登板は 3月 6日の日本ハム戦以来になる。無心を強調したが、当初の｢３．２０開幕｣なら、大注目を浴びて立っていたはずのマウンド。 4月10日開幕の場合も相手はヤクルト。本人の思いとは別に注目のマウンドだ。

　阪神秋山拓巳投手（2019年10月23日撮影）

　開幕ローテ争いの渦中にいる秋山拓巳投手は21日の練習試合ヤクルト戦に登板する。

　前回13日オリックス戦は 5回 3安打無失点。残り 2枠を巡るスアレス、中田、藤浪らとの競争の中で猛アピールした。

　 2戦連続で快投すれば一気にレースから抜け出す可能性も十分ある。それでも｢(開幕延期で)競争の時間が長くなって根気勝負になる。ただ、あまり人にとらわれないようにやりたい｣と冷静だ。

　島田海吏外野手は開幕 1軍生き残りへ、｢意地でも食い込んでいく気持ちです｣と気合をみなぎらせた。中堅レギュラー近本が腸炎で一時離脱中。

　19日は甲子園で 1軍全体練習に参加し、｢チャンスをいただけたら必ず結果を出すという強い気持ちで頑張ります｣と力を込めた。

　練習で打球に滑り込む島田海吏外野手＝阪神甲子園球場

　阪神・島田は19日、甲子園で行われた全体練習で調整した。腸炎で静養している近本は、20日からのヤクルト戦(神宮)に帯同しない。したがって、この 3連戦は中堅のポジションが空く。外野を守る島田にも多くの出場機会が見込まれ、｢アピールするしかない。チャンスを頂いたら、必ず結果を残すという強い気持ちを持ちたい｣と鼻息が荒かった。

　フリー打撃を行うジェリー・サンズ外野手＝阪神甲子園球場

　阪神の新外国人ジェリー・サンズ外野手(韓国・キウム)は、｢新型コロナウイルス感染防止｣へ最善の注意を払う。

　19日は甲子園で練習。ヤクルトとの 3連戦など関東遠征は新幹線での移動になるが｢仕事なのでしょうがないよ｣と受け入れた。｢できる限りの予防や対策というか。そのへんのできることはすべてしていきたいね｣と自覚をにじませた。オープン戦では 8試合で｢２割３分８厘｣で｢２本塁打｣。物足りない結果に終わったが｢その日、その日で『いこうか』と言われた時に備えて準備はしているよ｣と力を込めた。

　脇を締め素振りを行うジェリー・サンズ外野手＝阪神甲子園球場

　阪神のジャスティン・ボーア内野手(31＝前エンゼルス)と、ジェリー・サンズ外野手が19日、甲子園で行われた全体練習に参加した。｢新型コロナウイルス感染拡大｣のなか、両助っ人は20日のヤクルト戦(神宮)から始まる関東遠征にフル帯同する。見えない敵にも虎は一丸となって立ち向かう。

　猛威を振るうコロナにも負けはしない。春の陽気に包まれた甲子園で、ボーアが宣言だ。

　｢遠征は行くよ。しっかりと準備してきた。このままやりたいね｣

　フリー打撃で快音を響かせ、内野守備では軽快にノックをさばいた。ヤクルト、ＤｅＮＡと練習試合を行う 6日間の関東遠征に向け、みっちり汗を流した。

　マスクをつけて東上したジェリー・サンズ外野手。｢新型コロナ感染拡大｣の中、遠征にも帯同する＝新神戸駅

　開幕延期を受け、各球団は当初の日程をベースに練習試合を行うことを決定。この対応にソフトバンク・サファテとバンデンハーク、ＤｅＮＡ・パットンは｢自分の街にとどまるべき｣とＳＮＳ上で難色を示し、首をかしげる助っ人もいる。

　しかしボーアは｢チームで予防と対策をしてくれているから大丈夫。チームが決めたことに従うだけ｣とキッパリ。サンズも｢大変な状況だけどこれも仕事。できる限りの予防対策をするよ｣と虎の助っ人は前向きだ。

　清水ヘッドは｢全員(遠征に)連れていく。フル出場はないけど、 3打席交代とかで使う｣とマルテやベテランの糸井、福留のフル帯同も明言。コロナという見えない敵に、一丸で立ち向かっていく。

　阪神は19日、｢大切な記念日を選手がお祝い・応援します！｣と題した応援企画を行うことを発表した。

　19日より選手にお祝い・応援してほしい方・団体を募集する。入学式や入園式、結婚式や米寿のお祝いなどが対象で、当選者や団体に向けて虎戦士が動画メッセージを贈る。祝ってほしいこと、応援してほしいことを記入の上、阪神タイガース公式サイト内の｢応募フォーム｣より募集する。応募期間は 3月31日午後11時59分まで。当選者には応募締め切り後、 4月 2日までに球団からメールで告知する。

　矢野燿大監督は山本昌氏(左)からあいさつを受ける＝阪神甲子園球場

　球団広報を通じて、矢野監督は｢『新型コロナウイルス』の影響でいろいろなところが大変な状況になっていますが、今回、この春迎える皆さんのイベント事に僕たちから何かメッセージを送ることができたらと思っています。少しでも皆さんに喜んでもらえるようにチームとしてやっていきたいと思っていますので、皆さん、どしどしご応募ください！｣とコメントした。