●阪神がラッキーな形で先制した。 0- 0の 2回一死 1塁から「8番」坂本が放った 3塁線へのゴロがベースに当たり、左翼線へ抜けた。 1塁走者高山俊外野手(27)は左翼ホセ・ピレラ外野手(30=フィラデルフィア・フィリーズ)が打球を処理する間に、好走塁で一気に生還。記録は「2塁適時打」となった。二死から「1番」上本博紀内野手(33)にも右中間へ「適時2塁打」が出て追加点。好投の先発秋山拓巳投手(29)を援護した。
●阪神の新助っ人ジャスティン・ボーア内野手(32)が、広島との練習試合(甲子園)で「4番・DH」で先発出場すると、第 2打席で 3試合連続となる「2ラン」を放った。審判も惑わす弾丸ライナーで「3戦連続本塁打」を記録した。 2- 0の 3回。先頭のジェフリー・マルテ内野手(28)が左前打で出塁し、無死 1塁で打席に立った。カウント 3- 1から薮田和樹投手(27)の 147キロ直球を捉えると、打球は右翼ポール際へ飛んでいった。ボールはグラウンドへと跳ね返ったため、本塁打と判定されず、ボーアも 2塁ベース上で止まっていたが、協議の結果、本塁打と判定された。ボーアはこれで、 2日に練習試合が再開となって以降、「3試合連続でアーチ」をかけている。「メジャー通算92発」の助っ人が実力を発揮している。実は 2打席目、 2球目のファウルでバットが折れていたがすぐには気づいていなかった。 3球目ボールを選んだ後に気づき、急いでバットを交換。結果、繊細な感覚が本塁打につなががった。この日の弾丸ライナー弾で「3戦連発」となった。伝説の助っ人ランディ・バース内野手(66)の再来か。虎の「4番」が無観客の甲子園で覚醒した。
●木浪聖也内野手(25=亜細亜大學OB)が逆方向へ豪快な1発を放った。「9番遊撃」で先発し、 4点リードで迎えた 4回先頭の第 2打席。カウント 1- 0から先発薮田の高め 146キロ直球を逆方向にはじき返した。打球は浜風にも乗って、左翼フェンスをギリギリで越えた。貴重な追加点となる「ソロ本塁打」となった。北條史也内野手(25)らと遊撃の座を争う中、パンチ力でアピールした。
● 3日の広島戦を欠場した糸原健斗内野手(27)が途中出場した。 5回から 2塁の守備に就き、 6回の打席では四球を選んだ。前日 3日は試合に出場せず治療に専念していた。
●高山俊外野手が“ランニング本塁打”級の激走で追加点を奪った。広島戦(甲子園)で練習試合再開後、初めて 1軍出場。 8回、敵失につけこんで“ランニングホームラン”を決めた。前日まで 2軍戦に出場していた悔しさを、結果で示した。 8回一死走者なし。遠藤の初球をとらえて右翼線に運ぶと堂林のクッションボール処理と中継プレーのミスに乗じて本塁まで駆け抜けた。 2回も四球が先制の起点になった。前日 3日まで 2軍戦に出場。反骨心をにじませた。 8回一死、初球の低め変化球をとらえると、打球は 1塁線を抜けた。右翼・堂林翔太外野手(28)がクッションボール処理にもたつくのを見るや再加速。中継した 2塁・小園海斗内野手(19)がお手玉すると迷わず 3塁を蹴り、生還した。 3塁打プラス敵失で“ランニングホームラン”の完成だ。昨年も開幕スタメンはルーキーの近本光司外野手(25)に奪われた。逆襲に燃える背番号「9」が、猛虎の外野を熱くする。
● 3月に「新型コロナウイルス」に感染した伊藤隼太外野手(31)が復帰後、初実戦に臨んだ。 9回裏、代打で出場して右飛だった。プロ 9年目の再出発となった。
●秋山拓巳投手が 5回 4安打無失点と好投し、開幕ローテ入りに前進した。立ち上がりの 1回一死 1塁から「3番」ピレラ、「4番」鈴木誠也外野手(25)のクリーンアップをカーブで三振に斬ると、その後もゼロ行進。捕手坂本誠志郎(26)とのコンビネーションも抜群で、カープ打線を 5回散発 4安打に抑え、無四球と危なげなかった。対外試合は 3月21日のヤクルトとの練習試合以来 2カ月半ぶり。秋山は納得の内容。先発ローテを争う右腕にとっては最高のアピールとなったが、秋山は反省を忘れなかった。秋山は春季キャンプ中の 2月 8日の中日との練習試合(北谷)の 2回から 8試合にわたって26イニング無失点。開幕ローテ入りを、ほぼ手中に抑えた右腕は先を見据えた。開幕投手の西勇輝投手(29)、青柳晃洋投手(26)に続き、開幕ローテの座をほぼ手中に収めた。
●阪神セットアッパーの能見篤史投手(41)が投球術で無失点に抑えた。 6回に登板し、田中広輔内野手(30)を直球で遊ゴロに抑えると、菊池涼介内野手(30)も左飛に料理。ピレラには 117キロ変化球でタイミングを外して 2飛に片付けた。わずか 6球の省エネ投球。 5月31日紅白戦は 1回を 2安打 1失点だったが、ベテランらしさを見せつけた。
●阪神の新外国人ジョン・エドワーズ投手(32)は上々の試運転だ。 1回を無安打無失点で抑えた。「コロナ禍」から練習試合再開後、初実戦は 7回に登板。先頭鈴木誠に 151キロを中前に運ばれたが、無死 1塁で西川龍馬内野手(25)を内角 151キロ速球で詰まらせ、 2併に仕留めた。「6番」アレハンドロ・メヒア内野手(27)を中飛に打ち取った。最速は鈴木誠への初球 152キロだった。今季のセットアッパー候補が順調な仕上がりぶりを披露した。わずか 5球。実戦は 3月20日の練習試合ヤクルト戦以来、76日ぶり。中継ぎエースの剛腕は健在だった。
●阪神の新外国人ロベルト・スアレス投手(29)が最速 158キロをマークし、圧巻の投球で中継ぎ再発進を決めた。 8回から登板し、先頭安部友裕内野手(30)を空振り三振に斬ると、続く磯村嘉孝捕手(27)を直球攻めで捕邪飛。最後は野間峻祥外野手(27)を変化球で遊ゴロに仕留めた。 1回を無安打無失点。全 9球のうち8球が直球。ストレートはすべて 155キロ以上を計測し、磯村の初球にはこの日最速の 158キロをマーク。 150キロ台後半のボールを連発した。試合後、矢野燿大監督(51)は、春先からオネルキ・ガルシア投手(30)の調整が遅れていたことなどもあり、スアレスは一時先発調整に入っていたが、今後は中継ぎに専念させる考えを明らかにした。
記事をまとめてみました。
<練習試合:阪神 6- 0広島>◇ 4日◇阪神甲子園球場
阪神がラッキーな形で先制した。 0- 0の 2回一死 1塁から「8番」坂本が放った 3塁線へのゴロがベースに当たり、左翼線へ抜けた。 1塁走者高山は左翼ピレラが打球を処理する間に、好走塁で一気に生還。記録は「2塁適時打」となった。 二死から「1番」上本にも右中間へ「適時2塁打」が出て追加点。好投の先発秋山を援護した。
2回裏阪神一死 1塁、 3塁線へ先制の「適時2塁打」を放った坂本誠志郎捕手=阪神甲子園球場
阪神のジャスティン・ボーア内野手が 4日、広島との練習試合(甲子園)で「4番・DH」で先発出場すると、第 2打席で 3試合連続となる「2ラン」を放った。
「ファウルになるかと思ったけど、ポールに当たってよかった。バットが折れたことに気づいて、途中でバットを代えて打ち直してよかったよ」
3回裏阪神無死 1塁、ジャスティン・ボーア内野手は「右越え2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場
2- 0の 3回。先頭のマルテが左前打で出塁し、無死 1塁で打席に立った。カウント 3- 1から薮田の 147キロ直球を捉えると、打球は右翼ポール際へ飛んでいった。ボールはグラウンドへと跳ね返ったため、本塁打と判定されず、ボーアも 2塁ベース上で止まっていたが、協議の結果、本塁打と判定された。
ボーアはこれで、 2日に練習試合が再開となって以降、「3試合連続でアーチ」をかけている。「メジャー通算92発」の助っ人が実力を発揮している。
3回、「2点本塁打」を放ったジャスティン・ボーア内野手=阪神甲子園球場
阪神の新助っ人ジャスティン・ボーア内野手が審判も惑わす弾丸ライナーで「3戦連続本塁打」を記録した。
「4番DH」で先発し、 3回無死 1塁の第 2打席。カウント 1- 3から先発薮田の内角高め 147キロ直球を強振して引っ張った。低い弾道の打球は右翼ポールに一直線。はね返ったボールがフェアゾーンに転がり、プレーが続いてボーアは 2塁にストップしたが、審判が協議した結果、本塁打となった。
「ファウルになるかと思ったけど、ポールに当たって良かったよ。とてもいいスイングができたね。バットが折れたことに気づいて、途中でバットを代えて打ち直して良かったよ」
3回裏阪神無死 1塁、ジャスティン・ボーア内野手は「右越え2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場
実は 2打席目、 2球目のファウルでバットが折れていたがすぐには気づいていなかった。 3球目ボールを選んだ後に気づき、急いでバットを交換。結果、繊細な感覚が本塁打につなががった。
練習試合が再開された 2日まで実戦17試合、43打席でノーアーチだった主砲だが一気に覚醒。 2日に「来日1号」を右翼席に放つと、 3日はバックスクリーン左へ「2試合連発」。この日の弾丸ライナー弾で「3戦連発」となった。
3回表阪神無死 1塁、「右越え2点本塁打」を放ちポーズを決めるジャスティン・ボーア内野手=阪神甲子園球場
3発目は火の玉アーチや! 阪神の新助っ人ジャスティン・ボーア内野手が弾丸ライナーで「3試合連続本塁打」を放った。広島との練習試合(甲子園)に「4番DH」で先発。 3回に先発薮田の内角高め 147キロ直球を捉え、追加点となる「2ラン」を右翼ポールにぶち当てた。 2日の「来日1号」から完全に目覚め、「かめはめ波」のパフォーマンスも披露。主砲が驚異の破壊力を見せ、矢野阪神が広島に「同一カード3連勝」を飾った。
◇ ◇ ◇
火の玉のような打球が、右翼ポールに直撃した。あまりの打球速度に審判の目も追いつけず、はね返ったボールがグラウンド内に転がったためプレーは続行。 2塁で止まったボーアは審判団の協議の結果、本塁に生還した。「ファウルになるかと思ったけど、ポールに当たって良かったよ。とてもいいスイングができたね」。 2日の「来日1号」から 3戦連続でアーチをかけた。
3回裏阪神無死 1塁、右翼ポール直撃の「2点本塁打」を放ち、「ファイアーボール」ポーズで生還するジャスティン・ボーア内野手=阪神甲子園球場
2点リードの 3回無死 1塁。広島先発薮田の内角高め 147キロを振り抜いて追加点となる「2ラン」。「ホームランを狙っているわけではないよ。いつもいいスイングやコンタクトした時、結果的にホームランになっている。それを意識しています」。本塁帰還後はお気に入りの「かめはめ波」ポーズを矢野監督やチームメートに連発。「ホームランやツーベースを打ったとき、『ファイアボール』というパフォーマンスを自分の中で作っている」。人気漫画ドラゴンボールやゲームからヒントを得て、自ら命名。「ファンに尋ねて」と、虎党から新名称を募る姿勢も見せた。
本塁打の打席では、 2球目のファウルでグリップ部分にヒビが入った。小さな傷だったためすぐには気づかなかったが、 3球目を見逃した後にベンチに戻った。「バットが折れたことに気づいて、バットを替えて打ち直して良かったよ」。重量はそのままで黒から赤のバットに持ち替え、 2球後に仕留めた。手元のわずかな違和感を覚えたことで、生まれた 1発だった。
2日の練習試合再開まで「43打席ノーアーチ」だったとは思えないほどの爆発ぶり。指揮官は内角球を本塁打したことに「ファウルだと捕手的には攻めやすいけど、あそこを本塁打にされるとバッテリーは嫌。ああいう風に打てる技術はこっちとしては頼もしい」と、捕手目線で評価。自身最高は「4戦連発」だという主砲は「まだオープン戦なので、 1日、 1日を大切にしたいです」と冷静に話した。伝説の助っ人バースの再来か。虎の「4番」が無観客の甲子園で覚醒した。
3回裏阪神無死 1塁、「右越え2点本塁打」を放ちベンチでもう一度「ファイアーボール」ポーズするボーア内野手(左から 2人目)=阪神甲子園球場
○…ボーアに負けじとマルテとサンズも痛烈な打球を放った。 3回。先頭の「3番」マルテは 3塁線寄りの強烈な打球で左前打。続くボーアの「2ラン」の直後には、「5番」サンズが左翼線に安打を決めた。助っ人野手 3人の対外試合そろい踏み安打は、 3月13、14日以来 3度目で、 3連打は初めてだった。矢野監督も「(外国人選手の)枠があるからさあ、いい悩みになっている」と、激しいバトルにうれしい悲鳴を上げていた。 ○…矢野監督(かめはめ波ポーズに) 「様になってきたね。本人もテンション上がるし、子供たちが一緒にやるようなことになれば楽しみにしてもらえると思う。どんどんやってもらっていいんじゃないかなと思います」
◆かめはめ波
大人気マンガ「ドラゴンボール」で主人公・孫悟空が繰り出す得意技。体内の潜在エネルギーを凝縮させて一気に放出させる技で、クリリンら他のキャラも使いこなす。
木浪聖也内野手が逆方向へ豪快な1発を放った。
「9番遊撃」で先発し、 4点リードで迎えた 4回先頭の第 2打席。カウント 1- 0から先発薮田の高め 146キロ直球を逆方向にはじき返した。打球は浜風にも乗って、左翼フェンスをギリギリで越えた。貴重な追加点となる「ソロ本塁打」となった。
4回裏阪神無死、左越え本塁打を放った木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
「積極的に思い切りスイングすることを意識しました。その結果がホームランになってくれて良かったです」。北條らと遊撃の座を争う中、パンチ力でアピールした。
グラウンドでの練習を再開し元気な姿を見せた糸原健斗内野手=阪神甲子園球場
3日の広島戦を欠場した糸原健斗内野手が途中出場した。 5回から 2塁の守備に就き、 6回の打席では四球を選んだ。
糸原は 2日広島戦の 6回一死 1塁の場面で右膝付近に死球を受けて途中交代。前日 3日は試合に出場せず治療に専念していた。
高山俊外野手が“ランニング本塁打”級の激走で追加点を奪った。 8回一死走者なし。遠藤の初球をとらえて右翼線に運ぶと堂林のクッションボール処理と中継プレーのミスに乗じて本塁まで駆け抜けた。
記録は 3三塁打だが「打った瞬間から 3塁までは狙おうと思っていました」と話した。 2回も四球が先制の起点になった。前日 3日まで 2軍戦に出場。「この 2日間、 2軍での試合だったので、すごく悔しかった。今日、爆発させたい思いがあった」と反骨心をにじませた。
8回裏阪神一死、右翼線へ 3塁打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
高山俊外野手が 4日、広島戦(甲子園)で練習試合再開後、初めて 1軍出場。 8回、敵失につけこんで“ランニングホームラン”を決めた。前日まで 2軍戦に出場していた悔しさを、結果で示した。
顔をしかめ、肩で息をしながら、高山がナインとエアハイタッチをかわした。相手失策を見逃さず“ランニングホームラン”。 6点目をゲットしてアピールも、本人はまだまだ物足りなかった。
「この 2日間、 2軍での試合だったのですごく悔しかったですし、そういう意味ではきょう爆発させたいという思いがあったので、それを踏まえるとまだまだ結果が出せたとは思わないですね」
8回一死、初球の低め変化球をとらえると、打球は 1塁線を抜けた。「打った瞬間から 3塁まで狙おうと思っていました」とグングン加速。右翼・堂林がクッションボール処理にもたつくのを見るや再加速。中継した 2塁・小園がお手玉すると迷わず 3塁を蹴り、生還した。 3塁打プラス敵失で“ランニングホームラン”の完成だ。
高山俊外野手は守備の乱れを見るや一気に本塁へ。 2軍暮らしの悔しさをぶつけた=阪神甲子園球場
前日まで鳴尾浜での 2軍のソフトバンク戦に出場し、 2戦で 8打数 2安打。その間、 1軍では外野のレギュラーを争う福留、糸井が活躍していた。 2人が休養日だったこの日、ようやくチャンスが巡ってきていた。
2回の第 1打席は 2球で追い込まれながらも粘り、10球目に四球を選んだ。「打席での執念を見せたいと思っていたので、それが結果として出てよかった」と並々ならぬ思いを込めていた。続く坂本の左翼線 2塁打で一気に生還し、先制のホームを踏んでアピール。矢野監督も「またレギュラー陣を黙らせるというか、そういう姿をこっちとしては期待している」とハッパをかけた。
「もちろん精いっぱいプレーはしましたが、結果が出せたというよりは悔しい思いの方が強いですね」
昨年も開幕スタメンはルーキーの近本に奪われた。逆襲に燃える背番号「9」が、猛虎の外野を熱くする。
伊藤隼太外野手=ヤフオクドーム (2019年 3月 2日)
3月に「新型コロナウイルス」に感染した伊藤隼太外野手が復帰後、初実戦に臨んだ。
9回裏、代打で出場して右飛だった。球団は 3月27日に伊藤隼と藤浪、長坂の感染を公表。その後、入院をへて、 4月上旬に退院すると、同24日から鳴尾浜で自主練習を開始していた。プロ 9年目の再出発となった。
秋山拓巳投手が 5回 4安打無失点と好投し、開幕ローテ入りに前進した。立ち上がりの 1回一死 1塁から「3番」ピレラ、「4番」鈴木のクリーンアップをカーブで三振に斬ると、その後もゼロ行進。捕手坂本とのコンビネーションも抜群で、カープ打線を 5回散発 4安打に抑え、無四球と危なげなかった。
対外試合は 3月21日のヤクルトとの練習試合以来 2カ月半ぶり。秋山は「回を追うごとにボールを操れたので全体的には良かったかなと思います」と納得の内容。先発ローテを争う右腕にとっては最高のアピールとなったが、秋山は「 3回以降はいい投球ができたので、頭からしっかり入っていけるように準備という部分で練習もやっていきたい」と反省を忘れなかった。
阪神先発の秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
秋山拓巳投手が 4日の広島との練習試合(甲子園)に先発し、 5回 4安打無失点の好投。実戦(紅白戦を含む)の無失点記録を「26」に伸ばした。
「球に関しては納得できる部分は少ないですけど、気持ち良く抑えてのゼロじゃなくて、いろいろ(ピンチも)ありながらのゼロなんで、収穫にはなっているんじゃないかなと」
阪神先発の秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
この日も緩急を使った投球と球を低めに集めての無四球ピッチで、広島打線に的を絞らせなかった。 1回一死 1塁で、ピレラ、鈴木誠を落差のあるカーブで見逃し三振に奪うと、 3回一死 1塁からは菊池涼を外角直球で投ゴロ併殺に。三者凡退は 4回だけだった。
秋山は春季キャンプ中の 2月 8日の中日との練習試合(北谷)の 2回から 8試合にわたって26イニング無失点。開幕ローテ入りを、ほぼ手中に抑えた右腕は「(ローテに)入れれば、しっかりやっていきたい」と先を見据えた。
秋山拓巳投手は緩急をつけた投球でピンチらしいピンチもなく 5回無失点=阪神甲子園球場
秋山拓巳投手が 4日、広島戦(甲子園)に先発し、 5回 4安打無失点と好投。開幕投手の西勇輝投手、青柳晃洋投手に続き、開幕ローテの座をほぼ手中に収めた。
無人のスタンド。秋山が投げながらウオーッと叫ぶ声はバックネット裏の記者席まで響く。声のトーンはイニングを重ねるたびに大きくなった。 「回を追うごとにボールを操ることができていた。全体的には良かったかなと思います」
5回無失点無四球。緩急自在の絶妙な制球で広島打線を翻弄した。 1回一死 1塁、ピレラから落差のあるカーブで見逃し三振を奪うと、鈴木誠にもフルカウントから「勇気が要った」と言いつつ同じ球種で勝負し、見逃しの三振に仕留めた。
3回一死 1塁では菊池涼を 136キロの直球で投ゴロ併殺に。「バッターが(変化球を)意識しているというのを感じ取りながら攻めていけた」としてやったりの表情だ。
1回表広島二死 1塁、鈴木誠也外野手から見逃し三振を奪った秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
これで今季初実戦だった 2月 8日の中日戦(北谷)で 1回に 2失点して以来、26イニング連続無失点。無安打は 1試合もないが「気持ちよく抑えてのゼロじゃなくて、いろいろ(ピンチが)ありながらなので、収穫にはなっているんじゃないかな」と胸を張る。 150キロを超える剛速球はなくても、点は与えない。持ち味を出し切っていることへの充実感だった。
矢野監督は開幕ローテ入りについての質問に対し「まだ上を目指せると思う。もっと貪欲に、中心投手になるというのをしっかり意識してやっていってくれたらいいと思います」。明言こそしなかったが、事実上の合格手形を出した。開幕 2カード目、 6月24日か25日のヤクルト戦(神宮)で先発する可能性が高い。
西勇とともに先発の軸として期待された高橋はコンディション不良で 2軍調整中。遅刻で 2軍に降格した藤浪は 3日の 2軍のソフトバンク戦(鳴尾浜)で右胸の張りを訴え、緊急降板。ともに開幕は絶望的だ。春季キャンプからの競争を勝ち抜いた29歳右腕への期待はますます膨らむ。
「(ローテに)入れれば、その時、その時でしっかりやっていきたいと思います」
秋山も、矢野虎を引っ張ることに目標は切り替わっていた。
6回表、打者 3人を 6球で仕留めた能見篤史投手=阪神甲子園球場
阪神セットアッパーの能見篤史投手が投球術で無失点に抑えた。
6回に登板し、田中広を直球で遊ゴロに抑えると、菊池涼も左飛に料理。ピレラには 117キロ変化球でタイミングを外して 2飛に片付けた。わずか 6球の省エネ投球。
「久しぶりの対外試合で味方が相手じゃないので、いろいろな意味で気持ちが入ったのは良かった。まだまだこれから」。 5月31日紅白戦は 1回を 2安打 1失点だったが、ベテランらしさを見せつけた。
阪神 3番手で登板したジョン・エドワーズ投手=阪神甲子園球場
阪神の新外国人ジョン・エドワーズ投手は上々の試運転だ。
「コロナ禍」から練習試合再開後、初実戦は 7回に登板。無死 1塁で西川を内角 151キロ速球で詰まらせ、 2併に仕留めた。メヒアも中飛で、わずか 5球。
「今日は打者に向かっていく気持ちで攻撃的に投げられた。思っていたより球数は少なくなったけど、あらためて試合で投げることは楽しいなと感じたよ」。実戦は 3月20日の練習試合ヤクルト戦以来、76日ぶり。中継ぎエースの剛腕は健在だった。
7回表を被安打1ながら 5球で終わらせたジョン・エドワーズ投手=阪神甲子園球場
阪神の新外国人ジョン・エドワーズ投手が 1回を無安打無失点で抑えた。
7回から登板し、先頭鈴木誠に 151キロを中前に運ばれたが、続く西川を 151キロで 2塁併殺。「6番」メヒアを中飛に打ち取った。最速は鈴木誠への初球 152キロだった。今季のセットアッパー候補が順調な仕上がりぶりを披露した。
エドワーズは広報を通じて「今日は打者に向かっていく気持ちで攻撃的に投げることができたね。思っていたより球数は少なくなったけど、やっぱり改めて試合で投げることは楽しいなと感じたよ」とコメントした。
阪神の新外国人ロベルト・スアレス投手が最速 158キロをマークした。
8回から登板し、先頭安部を空振り三振に斬ると、続く磯村を捕邪飛。最後は野間を変化球で遊ゴロに仕留めた。 1回を無安打無失点。磯村の初球にはこの日最速となる 158キロを計測するなど、 150キロ台後半のボールを連発した。
阪神 4番手で登板したロベルト・スアレス投手=阪神甲子園球場
スアレスは「全体的にいい投球ができたと思うよ。早くイニングを終われることにこしたことはないから、投球テンポを良くということは心掛けていた。相手チームのバッターのスイングを見てもコンタクトできていない印象だったから、手応えはあったね」とコメント。矢野監督は「スアちゃんはすごいボールを投げていた」と絶賛した。
8回表広島1死、磯村嘉孝捕手の打球を指さすスアレス投手=阪神甲子園球場
スアレス投手が圧巻の投球で中継ぎ再発進を決めた。 8回に登板。先頭安部をオール直球で 3球三振に仕留めると、磯村も直球攻めで捕邪飛。野間は変化球で遊ゴロに仕留め、 1イニングを完璧に抑え込んだ。全 9球のうち8球が直球。ストレートはすべて 155キロ以上を計測し、磯村の初球にはこの日最速の 158キロをマークした。
本人が「相手チームのバッターのスイングを見てもコンタクトできていない印象だったから、手応えはあったね」と納得のコメントを残せば、矢野監督も「スアちゃんはすごいボールを投げていた」と絶賛した。
試合後、矢野監督は「もう、中(中継ぎで)でいこうかな、と。ガルシアとか出遅れの部分もいたんで、先発やってもらったんだけど。やっぱり中継ぎが合ってるかなっていうのは今日見て再確認できた」。春先からガルシアの調整が遅れていたことなどもあり、スアレスは一時先発調整に入っていたが、今後は中継ぎに専念させる考えを明らかにした。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 CS日程と 結果 (06月)
2020年 CS日程と 結果 (07月)
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