●阪神は 9日、広島と練習試合(マツダ)を行い、 1- 8で敗戦。先発の青柳晃洋投手(26)が 5回 6安打 4失点と打ち込まれ、打線も 3安打 1得点と沈黙した。青柳は 0- 0の 5回に広島のクリーンアップに「3連続適時打」を浴びるなど試合を作れず。 7回には「3番手」で登板したジョン・エドワーズ投手(32)が「プロ野球ワーストタイ記録」となる「5者連続四球」を与えるなど、不安の残る内容だった。 9回、 3日の広島戦(甲子園)で腰の張りを訴え緊急降板した藤川球児投手(39)が、復帰マウンドに立ち、最速 148キロをマーク。最後は広島・三好匠内野手(26)を空振り三振に斬り、三者凡退に抑えた。開幕を前に、虎の守護神が戻ってきた。
●北條史也内野手(25)が出場 8試合連続安打となる反撃の適時打を放った。「9番遊撃」で先発し、 4点を追う 6回一死 1塁。広島「3番手」高橋樹也投手(22)の 141キロ外角直球を左翼線に運んだ。同学年の木浪聖也内野手(25=亜細亜大學OB)と開幕遊撃の座を激しく争う北條。当初は木浪優勢という周囲の見方だったが、矢野燿大監督(51)は北條の意地を認めざるを得なかった。この日の適時打で実戦が再開した 5月29日紅白戦から打席に立った練習試合や 2軍戦を含めて「8戦連続安打」となった。練習試合は残り 5試合。シーズンに入っても遊撃は北條&木浪の併用となりそうだ。まだまだ、アピールする。北條はヒットを打ちまくる。
●北條史也内野手(25)が 9日、広島との練習試合(マツダ)に「9番・遊撃」で先発出場。「2ラン」を放った 7日のソフトバンク戦(甲子園)に続く「2試合連続打点」をマークした。 0- 4で迎えた 6回一死 1塁。広島の「3番手・高橋樹」の 141キロをたたくと、打球は左翼線を抜けた。 1走・上本博紀内野手(33)は一気にホームイン。これで北條は 4試合連続安打と開幕へ向け、調子は上向きだ。 4試合連続安打で遊撃を争う木浪に譲らない。矢野監督はうれしい悲鳴だ。相手先発が左腕なら北條、右腕なら木浪の起用が続く。開幕後もツープラトン制で競わせる方向だ。
●阪神の先発青柳晃洋投手が、 5回 6安打 4失点 5四球と苦しんだ。初回は二死から連続四球で二死 1、 2塁とするも、「5番」アレハンドロ・メヒア内野手(27)を 3球で見逃し三振。 1回から 2回にかけて「3連続三振」を奪うなど、新球のカットボールとシンカーを使い、次々にバットに空を切らせた。しかし 0- 0の 5回、先頭の會澤翼捕手(32)に中前打を許すと、一死 1塁で「2番」ホセ・ピレラ内野手(30=フィラデルフィア・フィリーズ)から 4連続安打を浴びた。自身の暴投もからみ、この回 4失点。球数は 5回で106球を要した。前回 2日広島との練習試合(甲子園)では、 4回3安打無失点と好投。シーズンでは開幕 2カード目のヤクルトとの第 1戦に起用されることが濃厚で、この日が開幕前ラスト登板だった。
●阪神の新助っ人ジョン・エドワーズ投手(32)が、 5連続四球を出してイニング途中で降板した。 7回に「3番手」で登板。先頭のメヒアに四球を与えると、 2盗を狙った代走上本崇司内野手(29=上本博紀の弟)を捕手原口文仁(28)が刺して一死とするも、その後も制球は定まらず。続く安部から 4人にも連続で四球を与え、押し出しで 1点を失ったところで降板した。前回6日のソフトバンクとの練習試合(甲子園)では、 2四球で一死 1、 2塁のピンチを招くも連続三振を奪い、 1回無失点に抑えていた。
●ロベルト・スアレス投手(29)が圧倒的な投球で 1回を 3者凡退に抑えた。「5番手」で 8回に登板すると、この日最速 155キロの直球を主体に打者を押し込んだ。先頭の西川龍馬外野手(25)を 154キロ直球で ゴロ、高橋大樹外野手(26)を 152キロ直球で空振り三振、上本を 153キロ直球で遊ゴロと、わずか10球で 1イニングを終えた。中継ぎに専念することが決まった 4日の広島との練習試合(甲子園)から 3戦連続無失点と安定感抜群の投球を見せている。練習試合再開後は救援に専念し、 3戦無失点。外国人枠を争う身内バトルも横目に「開幕1軍」を目指す。
●藤川球児投手(39)が途中降板した 3日以来のマウンドに上がり、危なげなく 1回を 3者凡退に抑えた。 9回に「6番手」で登板。先頭の安部友裕外野手(30)を 146キロ直球で左飛に打ち取ると、長野久義外野手(35)を 144キロ直球で 3飛。最後は三好から 133キロフォークで空振り三振を奪った。藤川は 3日の広島との練習試合(甲子園)に「2番手」で登板するも、腰の張りで途中降板。 4日以降は試合に登板せず、甲子園室内やグラウンドでのキャッチボールで調整を続けていた。矢野監督は大量ビハインドでも指定席の 9回を任せた。守護神が開幕ピンチなら一大事だっただけに、胸をなで下ろした。守護神についても信頼は不変だ。チームもファンも安心させた 1回完全投球。開幕までの期間で、さらに状態を上げていく。「日米通算250セーブ」に、あと「7」つ。偉業達成、15年ぶりの「リーグ優勝」を目指すシーズンに挑む。
●岩崎優投手(28)は、コンディション不良で 9日からの同広島 3連戦に同行していないが、この日は鳴尾浜のブルペンで捕手を立たせて軽めに投球。シーズン開幕前最後の練習試合で 5月31日の紅白戦以来の実戦登板を目指す。
●大山悠輔内野手(25)が約 2年ぶりに左翼でスタメン出場した。この日中日との 2軍練習試合で「8番・左翼」で出場。 7日のソフトバンク戦(甲子園)でも 5回から左翼の守備に就いたが、スタメンに名を連ねたのは18年 8月19日のヤクルト戦(神宮)以来、 660日ぶり。試合前練習のシートノックも左翼で受けた。打撃でも第 1打席の無死 1、 2塁の好機で、左翼への 2点適時 2塁打。 3回には一死 2塁で右前適時打、さらに5回にも左翼線へ 2塁打を放つなど、「猛打」賞を記録した。大山は実戦での守備機会や打席数確保のため、 2軍戦に参加している。
記事をまとめてみました。
<練習試合:広島8-1阪神>◇9日◇Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称:「マツダスタジアム」) 阪神は 9日、広島と練習試合(マツダ)を行い、 1- 8で敗戦。先発の青柳が 5回 6安打 4失点と打ち込まれ、打線も 3安打 1得点と沈黙した。
青柳は 0- 0の 5回に広島のクリーンアップに「3連続適時打」を浴びるなど試合を作れず。「もう一度梅野さんともしっかり話し合って、開幕に向けて調整していきたい」と振り返った。
9回、投球する藤川球児投手=マツダスタジアム
7回には「3番手」で登板したエドワーズが「プロ野球ワーストタイ記録」となる「5者連続四球」を与えるなど、不安の残る内容だった。
それでも 9回、 3日の広島戦(甲子園)で腰の張りを訴え緊急降板した藤川が、復帰マウンドに立ち、最速 148キロをマーク。最後は広島・三好を空振り三振に斬り、三者凡退に抑えた。開幕を前に、虎の守護神が戻ってきた。
北條史也内野手が出場 8試合連続安打となる反撃の適時打を放った。「9番遊撃」で先発し、 4点を追う 6回一死 1塁。広島「3番手」高橋樹の 141キロ外角直球を左翼線に運んだ。
「点を取られた後だったので、すぐに取り返す気持ちでした。ファーストストライクからどんどん行こうという気持ちの中で、冷静に一発で仕留めることができました」
1塁走者上本が一気に生還し、 1点を返した。
同学年の木浪と開幕遊撃の座を激しく争う北條。この日の適時打で実戦が再開した 5月29日紅白戦から打席に立った練習試合や 2軍戦を含めて「8戦連続安打」となった。
広島対阪神 6回表阪神一死 1塁、左翼線へ「適時2塁打」を放った北條史也内野手=マツダスタジアム
北條史也内野手が 9日、広島戦に「9番・遊撃」で先発出場。 0- 4の 6回一死 1塁で左腕・高橋樹から左翼線への「適時2塁打」を放ち、零封負けを阻止した。
「点を取られた後だったので、すぐに取り返す気持ちでした。冷静に一発で仕留めることができました」
絶好調だ。 6月 2日から練習試合再開後、 1軍の 6試合で「打率0.462(13打数 6安打)。開幕遊撃の座を争う同級生の木浪( 5試合で「打率0.231、1本塁打」)を大きくリードしている。
当初は木浪優勢という周囲の見方だったが、矢野監督は北條の意地を認めざるを得なかった。
「(木浪)聖也と北條で力の差がはっきりあるかというと、ないんでね。聖也だって、左(投手)を特に苦手にしているという感じもせえへんし、ジョー(北條)も右があかんとか、そういうこともない」
練習試合は残り 5試合。シーズンに入っても遊撃は北條&木浪の併用となりそうだ。まだまだ、アピールする。北條はヒットを打ちまくる。
広島対阪神 6回表阪神一死 1塁、左翼線へ「適時2塁打」を放った北條史也内野手=マツダスタジアム
北條史也内野手が 9日、広島との練習試合(マツダ)に「9番・遊撃」で先発出場。「2ラン」を放った 7日のソフトバンク戦(甲子園)に続く「2試合連続打点」をマークした。
0- 4で迎えた 6回一死 1塁。広島の「3番手・高橋樹」の 141キロをたたくと、打球は左翼線を抜けた。 1走・上本は一気にホームイン。これで北條は 4試合連続安打と開幕へ向け、調子は上向きだ。
6回、「適適時2塁打」を放った北條史也内野手=マツダスタジアム
開幕スタメンを目指す北條史也内野手が猛アピールだ。 6回一死 1塁。高橋樹の速球を引っ張り、左翼線へ「適適時2塁打」を放った。 4試合連続安打で遊撃を争う木浪に譲らない。
矢野監督は「(木浪)聖也と北條で力の差がはっきりあるかと言うとない。どうしても右左で分けて使うことになってしまってる」とうれしい悲鳴だ。相手先発が左腕なら北條、右腕なら木浪の起用が続く。「シーズンに入っても、そういう判断でやっていくしかない」と開幕後もツープラトン制で競わせる方向だ。
6回表阪神一死 1塁、左翼線へ「適適時2塁打」を放った北條史也内野手=マツダスタジアム
▽阪神井上一樹打撃コーチ(北條史也内野手について)
「今日みたいに貧打だった時に、ああやってカチンって打つと目立つよね。もちろん、ジョーの実力だったり。でも、ライバルである木浪とショートを守る上での、 2人の相乗効果はすごく頼もしい。( 9回まで出場したボーアとサンズは)マツダスタジアムは初めて。(本人たちが打席に)立ちたいと望むなら。監督の方も『全然そうしようよ』という感じだった」
阪神の先発青柳晃洋投手が、 5回 6安打 4失点 5四球と苦しんだ。「全体的にボール先行の投球になってしまい、特に最後の回は打者有利なカウントで甘く入った球を打たれてしまいました」。
初回は二死から連続四球で二死 1、 2塁とするも、「5番」メヒアを 3球で見逃し三振。 1回から 2回にかけて「3連続三振」を奪うなど、新球のカットボールとシンカーを使い、次々にバットに空を切らせた。
練習試合広島対阪神 阪神の先発青柳晃洋投手=マツダスタジアム
しかし 0- 0の 5回、先頭の會澤に中前打を許すと、一死 1塁で「2番」ピレラから 4連続安打を浴びた。自身の暴投もからみ、この回 4失点。球数は 5回で106球を要した。
前回 2日広島との練習試合(甲子園)では、 4回3安打無失点と好投。シーズンでは開幕 2カード目のヤクルトとの第 1戦に起用されることが濃厚で、この日が開幕前ラスト登板だった。「左打者に対してのシンカーやフルカウントからの投球など、試したいことはできたので、もう 1度梅野さんともしっかり話し合って、開幕に向けて調整していきたいです」と収穫もあり、開幕へ万全の状態に整える。
5回裏広島一死 1、 3塁、鈴木誠也外野手に中前適時打を打たれた青柳晃洋投手=マツダスタジアム
青柳晃洋投手が 9日、広島との練習試合(マツダ)に先発し、 5回 6安打 4失点。開幕へ向け、課題の残る内容となった。
「全体的にボール先行の投球になってしまい、特に最後の回( 5回)は打者有利なカウントで甘く入った球を打たれてしまった。その中でも、左打者に対してのシンカーやフルカウントからの投球など、試したいことはできたので、もう一度梅野さんともしっかり話し合って、開幕に向けて調整していきたいです」
0- 0で迎えた 5回一死 1、 3塁の場面、広島の「3番・西川」にワンバウンドした球を左前に運ばれ、先制を許した。続く「4番」の鈴木は中前適時打、さらに「5番・メヒア」に 2点 2塁打を浴び、この回 5安打 4失点。広島のクリーンアップを止めることができなかった。
7回裏広島一死満塁、4連続四球で降板のジョン・エドワーズ投手=マツダスタジアム
阪神の新助っ人ジョン・エドワーズ投手が、 5連続四球を出してイニング途中で降板した。
7回に「3番手」で登板。先頭のメヒアに四球を与えると、 2盗を狙った代走上本を捕手原口が刺して一死とするも、その後も制球は定まらず。続く安部から 4人にも連続で四球を与え、押し出しで 1点を失ったところで降板した。
前回6日のソフトバンクとの練習試合(甲子園)では、 2四球で一死 1、 2塁のピンチを招くも連続三振を奪い、 1回無失点に抑えていた。
7回裏広島一死満塁、4連続四球で降板のジョン・エドワーズ投手(中央)=マツダスタジアム
阪神の新助っ人、ジョン・エドワーズ投手が 9日、広島との練習試合(マツダ)に「3番手」として登板。 5者連続四球を与え、予定の 1イニングを持たず、途中降板した。
1- 6の 7回にマウンドに上がると、先頭のメヒアに対し、一度もストライクが入らず四球。代走の上本が盗塁死となり、一死を奪うも、続く安部、長野、田中を四球で満塁とした。修正のできない助っ人は會澤に押し出しの四球を与え、結局「5者連続四球」で降板。マウンドには谷川が上がった。
ロベルト・スアレス投手が圧倒的な投球で 1回を 3者凡退に抑えた。
「5番手」で 8回に登板すると、この日最速 155キロの直球を主体に打者を押し込んだ。先頭の西川を 154キロ直球で ゴロ、高橋大を 152キロ直球で空振り三振、上本を 153キロ直球で遊ゴロと、わずか10球で 1イニングを終えた。
練習試合広島対阪神 8回裏広島、ロベルト・スアレス投手=マツダスタジアム
「今日の投球のようにヒットも打たれることなく、早くイニングを終えることが自分の仕事だと思うから、これを続けていきたいと思うよ」と頼もしくコメント。中継ぎに専念することが決まった 4日の広島との練習試合(甲子園)から 3戦連続無失点と安定感抜群の投球を見せている。
練習試合広島対阪神 8回裏広島、ロベルト・スアレス投手=マツダスタジアム
ロベルト・スアレス投手が抜群の安定感を見せた。
8回に「5番手」で登板。 2安打の先頭西川を 154キロ直球で 2ゴロに仕留めると、続く高橋大は 152キロ直球で空振り三振。上本も 153キロ直球で押し込んで遊ゴロに打ち取り、10球で 3者凡退に斬った。
「今日のようにヒットも打たれることなく、早くイニングを終えることが自分の仕事。続けていきたい」。
練習試合再開後は救援に専念し、 3戦無失点。外国人枠を争う身内バトルも横目に「開幕1軍」を目指す。
練習試合広島対阪神 9回裏広島、藤川球児投手=マツダスタジアム
藤川球児投手が途中降板した 3日以来のマウンドに上がり、危なげなく 1回を 3者凡退に抑えた。
9回に「6番手」で登板。先頭の安部を 146キロ直球で左飛に打ち取ると、長野を 144キロ直球で 3飛。最後は三好から 133キロフォークで空振り三振を奪った。
藤川は 3日の広島との練習試合(甲子園)に「2番手」で登板するも、腰の張りで途中降板。 4日以降は試合に登板せず、甲子園室内やグラウンドでのキャッチボールで調整を続けていた。 7日に藤川のブルペン投球を見た矢野監督は「今日のブルペン見ても全然投げられる状態やし。( 3日に)あそこでやめといて良かったという感じでは回復している」と話しており、この日は指揮官を安心させる投球となった。
練習試合広島対阪神 9回裏広島、藤川球児投手=マツダスタジアム
守護神は心配無用! 藤川球児投手が広島との練習試合(マツダスタジアム)で超速復肩をアピールした。
腰の張りで途中降板後、わずか 6日で実戦復帰。最速 148キロを計測するなど「火の玉ストレート」も健在で、 9回を 3人で斬った。矢野燿大監督は抑え不動を明言。 6月19日の開幕巨人戦に向け、さらに状態を上げていく。
◇ ◇ ◇
頼もしい姿が帰ってきた。9回、藤川はどこか穏やかな表情を浮かべながらマウンドに上がった。「今日は徐々に良くなっていったので。痛みも出なかったし、これで抜けたと思う。ほっとしてます」。先頭の安部を 146キロ直球で左飛に打ち取ると、長野も 144キロ直球で三飛。最後は三好から 133キロフォークで空振り三振を奪った。真っすぐ主体の投球で最速は 148キロを計測。「火の玉ストレート」は健在だった。
3日の広島戦で、腰の違和感を訴えて途中降板。 4日以降は試合に登板せず、キャッチボールやブルペン投球で調整を続けていた。「この前はあまりにも動きが悪かったので。やっぱり調整を急いでる分、どうしてもかみ合わなかったりする」。だがわずか 6日で復帰して、圧巻の一発快投。全ての不安を消し去った。
9回、 3者凡退に抑え捕手坂本誠志郎捕手(左)とタッチを交わす藤川球児投手=マツダスタジアム
“けがの功名”もあった。「いつも何かに気づく時は何かが起こるんですよね。きれいなフォームというか、正常なピッチングフォームじゃない状態で投げると、もちろん他のところにも負担がかかる。正解を導き出す時間。それが調整なんで」。体に少し異変が起きたことで、正しい軌道で投球できているか確認することができたという。開幕前のアクシデントも、むしろ前向きにとらえていた。
矢野監督は大量ビハインドでも指定席の 9回を任せた。守護神が開幕ピンチなら一大事だっただけに、胸をなで下ろした。「今日のボールを見ていたら、大丈夫やなという感じはしっかり見えた。良かったと思います」。守護神についても「よっぽどの事がない限りはね。球児で決めているんでね。もともと、そう思っている」と信頼は不変だ。
チームもファンも安心させた 1回完全投球。開幕までの期間で、さらに状態を上げていく。「始まるまではどんな結果でもいいので。やっぱり(シーズンの)終わりがどういうふうになるか想像して、やっていきたいですけどね。そうすれば大丈夫だと思う」。「日米通算250セーブ」に、あと「7」つ。偉業達成、15年ぶりの「リーグ優勝」を目指すシーズンに挑む。
遠投を行う岩崎優投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
岩崎優投手は12日からの練習試合オリックス 3連戦(京セラドーム大阪)での実戦復帰を目指す。
コンディション不良で 9日からの同広島 3連戦に同行していないが、この日は鳴尾浜のブルペンで捕手を立たせて軽めに投球。「(状態は)問題ありません。週末で投げられたら、と思っています」。
シーズン開幕前最後の練習試合で 5月31日の紅白戦以来の実戦登板を目指す。
ランニングする岩崎優投手=阪神鳴尾浜球場
< 2軍練習試合:中日 1- 7阪神>◇ 9日◇ナゴヤ球場
大山悠輔内野手が約 2年ぶりに左翼でスタメン出場した。この日中日との 2軍練習試合で「8番・左翼」で出場。 7日のソフトバンク戦(甲子園)でも 5回から左翼の守備に就いたが、スタメンに名を連ねたのは18年 8月19日のヤクルト戦(神宮)以来、 660日ぶり。試合前練習のシートノックも左翼で受けた。
打撃でも第 1打席の無死 1、 2塁の好機で、左翼への 2点適時 2塁打。 3回には一死 2塁で右前適時打、さらに5回にも左翼線へ 2塁打を放つなど、「猛打」賞を記録した。
大山は実戦での守備機会や打席数確保のため、 2軍戦に参加している。
大山悠輔内野手=阪神甲子園球場(2019年8月30日撮影)
2軍の中日との練習試合(ナゴヤ)で阪神・大山悠輔内野手が 6回を終了し、 3安打 3打点と存在感を放った。
1回無死 1、 2塁で先発・福谷の内角への 136キロに反応し、 2点 2塁打。 3回一死 2塁では右前適時打を放つと、 5回には先頭で 2塁打で出塁し、チャンスメークした。
左翼の守備では 6回にフェンスに跳ね返った打球を無難に処理した。
3回表阪神一死 2塁、大山悠輔内野手は右前適時打を放った=ナゴヤ球場
大山悠輔内野手が 2軍練習試合の中日戦(ナゴヤ球場)に「3番左翼」で先発し、 3打数 3安打 3打点と気を吐いた。初回無死 1、 2塁で福谷から左翼へ 2点 2塁打を放つと、 3回一死 2塁は右前へ適時打。「出るからには結果を残さないと」。 5回の第 3打席も左翼線 2塁打を放ち、「猛打賞」を決めた。
打席数の確保を主目的に 2軍に出場。「こういう出場機会をもらっているので、しっかりやることをやらないと」と語気を強めた。現在はマルテの開幕サードが濃厚だが、逆転でのスタメン奪取は諦めていない。
1回、レフトに 2点適時2塁打を放った、大山悠輔内野手=ナゴヤ球場
結果を伝え聞いた矢野監督も「悔しさもあるし、がむしゃらさもある。悠輔にとって結果的にいい時間になると思う」とうなずいた。この日は18年 8月19日以来、 660日ぶりに左翼で先発。守備機会は 1度だったが、クッションボールにも無難に処理した。11日まで 2軍に同行し、左翼で先発する予定。「頑張ります」。目の色を変え、アピールを続ける。
6回裏中日無死、左翼守備に就いた大山悠輔内野手は、石橋康太捕手の打球を返球する=ナゴヤ球場
大山悠輔内野手が2軍練習試合の中日戦(ナゴヤ球場)に3番左翼で先発し、3打数3安打3打点と気を吐いた。
◇ ◇ ◇
▼阪神平田勝男 2軍監督(大山悠輔内野手について)
「上( 1軍)で戦う選手なのでね。やっぱり集中力を欠くことなく、バッティングも守備も走塁も含めて、見本となってくれているよ」
▼阪神中村豊外野守備走塁コーチ(大山悠輔内野手の左翼守備について)
「肩が強い分、(課題は)送球がぶれる。それを上( 1軍)のコーチから言われて意識しているのが分かる。筒井コーチにもちゃんと報告します」
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 CS日程と 結果 (06月)
2020年 CS日程と 結果 (07月)
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