●東京都で 9日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに12人報告されたことが関係者への取材で分 6月以降は 1日当たりの感染者数が全て 2桁となっている。
●厚生労働省は 9日、海外から成田空港に到着した外国籍の10歳未満から60代の男女15人が「新型コロナウイルス」に感染していたと発表した。いずれも発熱やせきなどの症状はない。パキスタンやペルー、メキシコでの行動歴があった。空港検疫で感染が確認されたのは計 224人となった。
●大阪府は 9日、「新型コロナウイルス感染」が新たに確認された人はいなかったと発表した。休業要請などを再び実施するかどうかを判断する独自基準「大阪モデル」の警戒信号は「緑」を維持した。
●「新型コロナウイルスの感染拡大」でストレスを感じている人々を元気づけようと、福島市在住のエアレースパイロット室屋義秀(47)が 9日、福島県内を小型プロペラ機で飛び、青空に白のスモークで笑顔のマークを描いた。この日は浜通り地方の小名浜から飯舘村までを巡り、快晴をバックにスマイルを浮かべた。
●マスクが必携品となり真夏に向け熱中症も心配される中、何度も使えるマスクが進化している。究極にもみえる“ハイブリッド・ナツノマスク”も登場した。夏用マスクで話題になった合繊織物大手の丸井織物(石川県)は、新たに「冷感夏マスクwith特製冷却ジェル」(通販、税込み1980円)を開発した。接触冷感素材の立体布マスクにポケットをつけ、BFE(飛まつなど細菌ろ過効率)99.7%の高性能防菌フィルター( 5枚)と、特製冷却ジェル( 2個)を組み合わせた。耳ヒモも長さ調節可能なアジャスターをつけ、さらに糸からフィルター、ジェルまですべて日本製とこだわっている。ジェルを冷凍庫で冷やせば、ひんやり感が30分間程度は持続するという。アパレル大手なども技術を生かし参入中だ。ユニクロは機能性インナー「エアリズム」の生地を使ったマスクを販売予定(価格未定)。無印良品は、オーガニックコットン生地に抗菌防臭加工したマスクを発売し大ヒットしている( 2枚組み、税込み 999円)。ミズノは、水着などに使う伸縮性などに優れた素材でマスク「マウスカバー」(税別 850円~)を開発し、 2万枚が即完売。さらに 5万枚を用意し、まず販売サイトへの入場権を抽選する方式にしたが、予想以上にアクセスが集中し、受け付けを一時停止しているほどだ。ヨネックスも、汗に反応して熱を吸収するキシリトール配合素材の「スポーツフェイスマスク」(税別 840円)を数量限定販売すると発表し、問い合わせが殺到。15日にオンライン販売予約受け付け( 4枚 1セット販売)などを開始する。外国製など使い捨てマスクは飽和状態だが、高機能マスクは人気で、二極化が進んできた。
●ロシアの首都モスクワ市で 9日、「新型コロナウイルス対策」として 3月末に導入された「外出禁止措置」が解除された。今後も公共施設や交通機関ではマスクや手袋の着用が義務付けられる。中心部の観光名所「赤の広場」は閑散とし、24日の「対ドイツ戦勝75年記念式典」に向け観覧席設営が進んでいた。世界で感染者が「3番目」に多いロシアの中でも、モスクワ市は感染者の約 4割、死者の約半数を占め、全土で最も厳しい水準の行動制限が続いてきた。 5月上旬には 1日の新規感染者が 6千人を超えることもあったが、同月下旬以降は回復者の数が新規感染者を上回る日が増えている。 9日からは美容院の営業、16日からは入場者数を制限した上で博物館や動物園の営業、スポーツ行事の開催が許可される。飲食店も16日から屋外席、23日からは通常営業と 2段階で制限が解除される予定。
●東京都の小池百合子知事がカイロ大を卒業したとするのは学歴詐称の疑いがあり、偽造有印私文書行使罪に当たる可能性があるとして、東京都の男性が 9日、告発状を東京地検に郵送した。告発状によると、小池氏は2016年 6月、学歴詐称疑惑を扱ったテレビ番組用の資料として、偽造された卒業証書と卒業証明書を担当者に送った、としている。18年に学歴詐称を指摘する雑誌報道があった際、小池氏は記者会見で反論している。エジプトのカイロ大は 8日付で、小池知事が「1976年にカイロ大文学部社会学科を卒業したことを証明する」との声明を出して疑惑を否定した。エジプトの政府系紙アルアハラムは2016年、小池氏の紹介記事で「カイロ大の卒業生」と伝えている。
●ホンダの社内ネットワークで 8日、障害が発生し、国内工場から完成車の出荷を一時見合わせるなどの影響が出た。内部のサーバーがサイバー攻撃を受け、コンピューターウイルスが拡散されたという。復旧作業を進めているが、完了する時期のめどは立っていない。情報の流出は確認されていない。日本国内では 8日午前 9時ごろに障害が判明。出荷前の完成車に不具合がないかを調べる検査システムが使用できなくなり、出荷を一時見合わせた。検査システムは 8日の夕方までに復旧し出荷を再開した。 生産や販売に影響は出ていない。社員らのパソコンの使用に制限をかけたため、 9日は東京の本社や間接部門の社員らに有給休暇の取得を推奨していた。10日から通常の勤務に戻る予定という。ホンダは2017年にも国内外の工場がサイバー攻撃を受け、一部の国内工場で生産を一時停止した。
記事をまとめてみました。
7日小池百合子都知事は西村康稔経済再生担当相と夜の繁華街での新規感染者対策について初の協議を行い、会見した=都庁
東京都で 9日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに12人報告されたことが関係者への取材で分かった。累計は5408人となった。都は感染拡大に警戒を呼び掛ける「東京アラート」を継続している。
都内の感染者数は 3月下旬から急増し、 4月中旬にピークに達した。 5月下旬にかけ減少傾向だったが、同25日の緊急事態宣言解除後は再び増加。 6月以降は 1日当たりの感染者数が全て 2桁となっている。
厚生労働省は 9日、海外から成田空港に到着した外国籍の10歳未満から60代の男女15人が「新型コロナウイルス」に感染していたと発表した。いずれも発熱やせきなどの症状はない。パキスタンやペルー、メキシコでの行動歴があった。
厚労省によると、15人は 7、 8日に空港に着いた。このうち14人は東京や神奈川、富山、岐阜、愛知の 1都 4県在住で、残る 1人は非公開。空港検疫で感染が確認されたのは計 224人となった。
大阪府・吉村洋文府知事=府庁 (2020年 5月21日撮影)
大阪府は 9日、「新型コロナウイルス感染」が新たに確認された人はいなかったと発表した。「感染者ゼロ」は 2日連続。感染疑いの人に対する検査は 380件実施された。休業要請などを再び実施するかどうかを判断する独自基準「大阪モデル」の警戒信号は「緑」を維持した。
福島の青空に描いたにこちゃんマークを描きエアロバティックパイロットの室屋義秀さんが乗ったプロペラ機=福島県いわき市
「新型コロナウイルスの感染拡大」でストレスを感じている人々を元気づけようと、福島市在住のエアレースパイロット室屋義秀(47)が 9日、福島県内を小型プロペラ機で飛び、青空に白のスモークで笑顔のマークを描いた。
「うつむきがちになる状況の中で、少しでも明るい気持ちになってもらえたら」と企画。この日は浜通り地方の小名浜から飯舘村までを巡り、快晴をバックにスマイルを浮かべた。
エアロバティックパイロットの室屋義秀さんが、福島の青空に描いたにこちゃんマーク。「Fly for ALL ♯大空を見上げよう」フライトが、浜通り地方の小名浜から飯舘村まで行われた=福島県いわき市
マスクが必携品となり真夏に向け熱中症も心配される中、何度も使えるマスクが進化している。
究極にもみえる“ハイブリッド・ナツノマスク”も登場した。
夏用マスクで話題になった合繊織物大手の丸井織物(石川県)は、新たに「冷感夏マスクwith特製冷却ジェル」を開発した。接触冷感素材の立体布マスクにポケットをつけ、BFE(飛まつなど細菌ろ過効率)99.7%の高性能防菌フィルター( 5枚)と、特製冷却ジェル( 2個)を組み合わせた。耳ヒモも長さ調節可能なアジャスターをつけ、さらに糸からフィルター、ジェルまですべて日本製とこだわっている。ジェルを冷凍庫で冷やせば、ひんやり感が30分間程度は持続するという。
丸井織物が開発した「冷感夏マスクwith特製冷却ジェル」 (丸井織物提供)
創業82年の同社は今年初めてマスクを生産。先行の夏用マスクは当初予定5000枚が、受注10万枚ものヒットとなった。宮本智行常務は「今回はさまざまな要望に応えようと開発した。コロナ禍が続く中、猛暑でも少しでも快適にすごしていただきたい、役立ちたい思い」などと話す(通販、税込み1980円)。
その他アパレル大手なども技術を生かし参入中だ。ユニクロは機能性インナー「エアリズム」の生地を使ったマスクを販売予定(価格未定)。無印良品は、オーガニックコットン生地に抗菌防臭加工したマスクを発売し大ヒットしている( 2枚組み、税込み 999円)。
サーモグラフィでみた「冷感夏マスクwith特製冷却ジェル」(左)。不織布マスク(右)と比較すると冷却効果が分かる (丸井織物提供)
ミズノは、水着などに使う伸縮性などに優れた素材でマスク「マウスカバー」(税別 850円~)を開発し、 2万枚が即完売。さらに 5万枚を用意し、まず販売サイトへの入場権を抽選する方式にしたが、予想以上にアクセスが集中し、受け付けを一時停止しているほどだ。ヨネックスも、汗に反応して熱を吸収するキシリトール配合素材の「スポーツフェイスマスク」(税別 840円)を数量限定販売すると発表し、問い合わせが殺到。15日にオンライン販売予約受け付け( 4枚 1セット販売)などを開始する。
外国製など使い捨てマスクは飽和状態だが、高機能マスクは人気で、二極化が進んできた。
丸井織物が開発した「冷感夏マスクwith特製冷却ジェル」。特製冷却ジェルを入れる (丸井織物提供)
○…プールで水泳指導者が指導の際に使うマスクも登場した。ロッキンプール社(東京都台東区)が開発販売する耐水透明マスク「プールマスクマン」(税込 1枚2980円~)。 4月末に予約開始したところ、大手スポーツクラブ、スクールなどからの注文が 2万枚を超え、納品が約 1カ月待ちとなった。元競泳選手で、スクールで指導経験もある西川隼矢社長は「子供と指導者の目線が同じになり、顔も近くなることがある。指導者からの飛まつをガードし、見ている保護者の方にも安心してもらおうと開発した」と説明する。
ロシアの首都モスクワ市で 9日、「新型コロナウイルス対策」として 3月末に導入された「外出禁止措置」が解除された。ソビャニン市長は厳格な行動制限を維持する立場だったが、プーチン大統領の続投を最長2036年まで可能とする憲法改正案の是非を問う全国投票を 7月 1日に控え、政権側が市民の不満解消のため市長に早期解除を促したとの見方も出ている。
14日までの予定だったが前倒しで解除された。市民らは約70日ぶりに行動の自由を回復したが、現在も連日約 2千人の新規感染者や50人台の死者が確認されている。今後も公共施設や交通機関ではマスクや手袋の着用が義務付けられる。
中心部の観光名所「赤の広場」は閑散とし、24日の「対ドイツ戦勝75年記念式典」に向け観覧席設営が進んでいた。アイスクリーム販売員オクサーナさん(35)は「死んだ街に活気が戻ってくるのはうれしいが、多数が集まるイベントにはまだ早い気がする」と話した。
世界で感染者が「3番目」に多いロシアの中でも、モスクワ市は感染者の約 4割、死者の約半数を占め、全土で最も厳しい水準の行動制限が続いてきた。 5月上旬には 1日の新規感染者が 6千人を超えることもあったが、同月下旬以降は回復者の数が新規感染者を上回る日が増えている。
9日からは美容院の営業、16日からは入場者数を制限した上で博物館や動物園の営業、スポーツ行事の開催が許可される。飲食店も16日から屋外席、23日からは通常営業と 2段階で制限が解除される予定。
小池百合子都知事(2020年 5月29日撮影)
東京都の小池百合子知事がカイロ大を卒業したとするのは学歴詐称の疑いがあり、偽造有印私文書行使罪に当たる可能性があるとして、東京都の男性が 9日、告発状を東京地検に郵送した。
都のホームページには、小池氏は1976年10月にカイロ大文学部社会学科を卒業したと記載されている。
告発状によると、小池氏は2016年 6月、学歴詐称疑惑を扱ったテレビ番組用の資料として、偽造された卒業証書と卒業証明書を担当者に送った、としている。
18年に学歴詐称を指摘する雑誌報道があった際、小池氏は記者会見で「卒業証書もあり、大学側も認めている」と反論している。
小池百合子都知事
東京都の小池百合子知事がカイロ大を卒業したとするのは学歴詐称の疑惑があるとの週刊誌報道などを巡り、エジプトのカイロ大は 8日付で、小池知事が「1976年にカイロ大文学部社会学科を卒業したことを証明する」との声明を出して疑惑を否定した。
モハンマド・エルホシュト学長名の声明は「卒業証書はカイロ大の正式な手続きにより発行された」とし、日本のジャーナリストが証書の信ぴょう性に疑義を示したことは「大学と卒業生への名誉毀損で看過できない」としている。
カイロ大はこれまでも学歴詐称疑惑に関し、小池氏の卒業を認めてきたとされる。広報担当者は電話取材に「小池氏はカイロ大を卒業している。議論の余地はない」と強調した。
エジプトの政府系紙アルアハラムは2016年、小池氏の紹介記事で「カイロ大の卒業生」と伝えている。
ホンダの社内ネットワークで 8日、障害が発生し、国内工場から完成車の出荷を一時見合わせるなどの影響が出た。内部のサーバーがサイバー攻撃を受け、コンピューターウイルスが拡散されたという。復旧作業を進めているが、完了する時期のめどは立っていない。情報の流出は確認されていない。
海外では一部の生産システムにも影響が出て、北米では 8日は四輪車工場など全拠点で生産を止め、 9日も一部工場が稼働を停止。インドでは二輪車の工場が停止した。中国の生産には影響がなかった。
日本国内では 8日午前 9時ごろに障害が判明。出荷前の完成車に不具合がないかを調べる検査システムが使用できなくなり、出荷を一時見合わせた。検査システムは 8日の夕方までに復旧し出荷を再開した。
生産や販売に影響は出ていない。社員らのパソコンの使用に制限をかけたため、 9日は東京の本社や間接部門の社員らに有給休暇の取得を推奨していた。10日から通常の勤務に戻る予定という。
ホンダは2017年にも国内外の工場がサイバー攻撃を受け、一部の国内工場で生産を一時停止した。