●阪神が 1回に 3点先取。日本での公式戦初登板となるヤクルト・ガブリエル・イノーア投手(27=オリオールズ)から糸井嘉男外野手(38)が「先制2塁打」、ジェフリー・マルテ内野手(28)が「1号2ラン」と続いた。阪神は 6回に梅野隆太郎捕手(29)の適時打で 4点目。先発青柳晃洋投手(26)は 6回まで 1安打無失点と好投。ヤクルト・イノーアは 6回途中 4失点で降板した。阪神が 4投手の継投で逃げ切り、開幕 4戦目で初勝利。青柳「1勝」目。ヤクルトは打線が 4安打に封じられ「2連敗」。イノーア「1敗」目。矢野燿大監督(51)が 4戦目での今季「初勝利」の味をかみしめた。選手の、コーチの笑顔が視界に入る。連敗を「3」で止め、ヤクルトと「1勝3敗」で並び、「単独最下位」からも脱出。苦しんだ分、喜びも大きかった。19日の開幕戦で負け投手となった岩崎優投手(29)が期待に応え、後続斬り。 8回はロベルト・スアレス投手(29)が「0封」。 9回は藤川球児投手(39)が 1失点したが、しっかりと勝利の方程式で勝ちきった。打線も今季初めて「2ケタ安打」を記録するなど状態は上向きつつある。指揮官にとっては、感慨深い一戦になっただろう。試合後には選手からウイニングボールが届けられた。20年の虎の戦いが、本当の意味で幕を開けた。
●阪神が開幕からの連敗を「3」で止め、会心の「今季初勝利」を挙げた。初回に「3番」糸井が先制打を放つと「4番」マルテが「1号2ラン」。開幕 3試合目から組む新中軸が、 3戦 4得点だった打線を元気づけ、「12安打4得点」を導いた。マルテは昨季も大山の「代役4番」で奇跡の大逆転CSを導いた“福の神”。矢野監督も喜びをかみ締めた。リモート応援のファンもうれしい20年初の「六甲おろし」。今日も勝って歌うぞ。開幕から「3連敗」。暗い雰囲気を一振りで一掃した。 1回先頭近本光司外野手(25)が右越え 2塁打。「3番」糸井の「適時2塁打」でまず 1点だ。そして息つく暇なく、マルテがイノーアの 9球目、高め 149キロ直球を引っ張った。打球は大きな弧を描いて左中間最深部に着弾。開幕 3試合でわずか 4点だった打線を「1号」で元気づけ、「12安打4得点」の快勝を導いた。不振のジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)に代わり、開幕 3戦目の巨人戦から「4番」で出場。「2年連続代役4番」はまさに“福の神”。「新3番」糸井との「イトマルコンビ」が頼もしさ全開だ。さあ今日も勝って「2連勝」。「イトマル」で態勢を立て直した矢野阪神が反攻に出る。
●悪夢の「ランディ・バース(元内野手=66)越え」だ。阪神の新外国人ジャスティン・ボーア内野手がついに球団ワーストの不名誉記録を更新した。「6番1塁」で出場し、 8回の第 4打席まですべて凡退。球団の新外国人ワーストだった83年バースの開幕から「15打席連続ノーヒット」の記録を更新し、「16打席連続無安打」となった。大砲に迫力がない。 2打席凡退で迎えた 6回無死 1、 2塁。「2番手」左腕中澤雅人投手(35)と対戦し、スライダーを空振り三振。続く 8回には左腕寺島成輝投手(21)の内角球を詰まらせて左飛に倒れた。これで左腕相手に 2月の実戦から「23打数無安打」となり、深刻な左投手アレルギーを露呈する。史上最強助っ人と言われたバースも来日16打席目にようやく安打が出るなど、苦しみを味わった。その後は持ち直して、シーズン 113試合で「35本塁打」をマーク。試行錯誤が続くボーアも、同様の上昇カーブを期待したいところだ。
● 3試合ぶりスタメン復帰の梅野隆太郎捕手が、意地のダメ押し打を決めた。 3点リードの 6回二死 1、 2塁から左腕中沢のスライダーをミートし、右方向へおっつけた。ダイビングキャッチを試みた右翼雄平のグラブをはじき、 4点目をたたき出した。打線は 2回以降ゼロ行進が続き、 6回も無死 1、 2塁からあっさり 2アウトを奪われていた。このまま無得点に終われば流れが傾きかねない場面で、値千金の今季初打点を決めた。この日は先発青柳を緩急巧みなリードで引っ張り、 7回途中1安打 1四球無失点の快投に導いた。フル出場でチームの「20年初勝利」を呼び込み、試合後はトレードマークの笑みがはじけた。
●青柳晃洋投手が安定感抜群のマウンドさばきで「連敗ストッパー」を演じきった。天敵封じが成長の証だ。 4回二死。村上宗隆内野手(20)にシンカー、スライダーで小気味よく追い込み、最後は外角カットボールで空を切らせた。敵の「4番」を 3球三振。昨季 3被弾、「打率4割1分7厘」と打ち込まれた大砲を寄せつけないマウンドさばきだ。 4回まではノーヒット。 5回に初安打を許し、一死 3塁のピンチでも冷静に後続を断った。 7回先頭の青木宣親外野手(38)に死球を与えて降板したがツーシーム、シンカーなどを自在に操り、77球の省エネ投球で 1安打無失点。「今季初勝利」を引き寄せた。もはや神宮は“鬼門”ではない。昨季は 3戦 2敗で「防御率4.50」。 5年目で「神宮初勝利」だ。 1年前は悪夢を見た。昨年 5月 6日。先頭太田のセーフティーバントを 1塁悪送球…。課題のフィールディングにミスが出て、初回2失点から崩れた。だが、黒星を前に進むための力に変えていた。開幕前、青柳は矢野監督に男の誓いを立てた。昨季、自己最多「9勝」を挙げたが、「2桁勝利」に届かなかった右腕の決意だ。荒削りだった姿は遠い過去だ。これから無数の白星を積み重ねていく。
●阪神セットアッパー岩崎優投手がリベンジ投球を決めた。 7回、青柳が青木に死球を与えた場面で登板。村上を速球で中飛に抑えると、山崎晃大朗外野手(26)と雄平外野手(35)から速球で連続空振り三振に斬り、 1回を「0封」した。開幕巨人戦は吉川尚輝内野手(25)に痛恨の「逆転2ラン」を浴びたが、しっかり雪辱を果たした。
●ソフトバンクから移籍の阪神新助っ人、スアレス投手がヤクルト打線を 3人で料理した。 4点リードの 8回から登板。先頭アルシデス・エスコバー内野手(33=カンザスシティ・ロイヤルズ)に中前打を許したが、続く代打荒木貴裕内野手(32)にはこの日最速の 158キロを計測するなど空振り三振斬り。最後は代打廣岡大志内野手(23)を 3ゴロ併殺に仕留めた。
●阪神の守護神藤川球児投手がメモリアルイヤーの第1歩を刻んだ。 セーブ機会のない 4点差だったが、 9回から今季初登板。二死から青木、村上と連打を浴びて 1点を失ったが、勝利のバトンを落とすことはなかった。名球会入りの「250セーブ」まで、あと「7」に迫る右腕はチームの勝利を喜んだ。
記事をまとめてみました。
<東京ヤクルト 1- 4阪神◇ 1回戦◇阪神 1勝 0敗 0分◇23日◇明治神宮野球場
阪神が 1回に 3点先取。日本での公式戦初登板となるヤクルト・イノーアから糸井が「先制2塁打」、マルテが「1号2ラン」と続いた。
阪神は 6回に梅野の適時打で 4点目。先発青柳は 6回まで 1安打無失点と好投。ヤクルト・イノーアは 6回途中 4失点で降板した。
阪神が 4投手の継投で逃げ切り、開幕 4戦目で初勝利。青柳「1勝」目。ヤクルトは打線が 4安打に封じられ「2連敗」。イノーア「1敗」目。
1回表阪神一死 3塁、ジェフリー・マルテ内野手は左中間本塁打を放った=明治神宮野球場
矢野監督が 4戦目での今季「初勝利」の味をかみしめた。選手の、コーチの笑顔が視界に入る。「うれしいよね。苦しんだ分、もちろんね、これで良かったということはまだないんで、こっからスタートにできる勝ちにしてくれた」。連敗を「3」で止め、ヤクルトと「1勝3敗」で並び、「単独最下位」からも脱出。苦しんだ分、喜びも大きかった。
勝利し笑顔を見せる矢野燿大監督(左)=明治神宮野球場
思い切って動いた。 7回。先発青柳が先頭青木に死球を与えたところで交代を決断。「2番手」岩崎を送り出した。青柳は 6回まで被安打1。だが、交代の場面は村上、山崎、雄平といずれも昨年相性が悪かった打者(19年の対戦打率は村上4割1分7厘、山崎5割5分6厘、雄平3割7分5厘)が続いていた。
今季初勝利に笑顔で引き揚げる矢野燿大監督(中央)=明治神宮野球場
19日の開幕戦で負け投手となった岩崎が期待に応え、後続斬り。 8回はスアレスが「0封」。 9回は藤川が 1失点したが、しっかりと勝利の方程式で勝ちきった。指揮官は「優も開幕で悔しい結果になったけど、マウンドに上がるまではなかなかすっきりしなかったやろうけど、今日、あの場面からいってきっちりやってくれた。スアちゃん、球児とウチの勝ちパターンでいけた。いい勝ち方やったと思います」とうなずいた。
打線も今季初めて「2ケタ安打」を記録するなど状態は上向きつつある。指揮官にとっては、感慨深い一戦になっただろう。試合後には選手からウイニングボールが届けられた。20年の虎の戦いが、本当の意味で幕を開けた。
勝つって最高だ! 阪神が開幕からの連敗を「3」で止め、会心の「今季初勝利」を挙げた。初回に「3番」糸井が先制打を放つと「4番」マルテが「1号2ラン」。開幕 3試合目から組む新中軸が、 3戦 4得点だった打線を元気づけ、「12安打4得点」を導いた。マルテは昨季も大山の「代役4番」で奇跡の大逆転CSを導いた“福の神”。矢野監督も「苦しんだ分、うれしい」と喜びをかみ締めた。リモート応援のファンもうれしい20年初の「六甲おろし」。今日も勝って歌うぞ。
◇ ◇ ◇
ついに勝った。待ちに待った20年初勝利。無観客で「六甲おろし」は響かない。それでも虎ナインは満面の笑みでエアハイタッチを交わした。その中心には「新4番」マルテの姿があった。
1回表阪神一死 2塁、ジェフリー・マルテ内野手は「中越え2点本塁打」を放った=明治神宮野球場
開幕から「3連敗」。暗い雰囲気を一振りで一掃した。 1回先頭近本が右越え 2塁打。「3番」糸井の「適時2塁打」でまず 1点だ。そして息つく暇なく、マルテがイノーアの 9球目、高め 149キロ直球を引っ張った。「この瞬間を待っていた。とてもうれしい時間だったよ」。打球は大きな弧を描いて左中間最深部に着弾。開幕 3試合でわずか 4点だった打線を「1号」で元気づけ、「12安打4得点」の快勝を導いた。
昨年 8月10日。開幕から「4番」を務めてきた大山に代わり、来日後初めて主砲の座を任された。 2発を含む「打率3割超え」の大活躍で、チームの「6連勝&奇跡のCS進出」を導いた。今季も不振のボーアに代わり、開幕 3戦目の巨人戦から「4番」で出場。「 100%の力で毎日戦うこと。それが今日はできた」。「2年連続代役4番」はまさに“福の神”。「新3番」糸井との「イトマルコンビ」が頼もしさ全開だ。
1回表阪神一死 2塁、ジェフリー・マルテ内野手は「中越え2点本塁打」を放ちベンチ前でポーズを決める=明治神宮野球場
来日 2年目の今季は勝利への貪欲さが増した。春の沖縄・宜野座キャンプでは連日、全体練習開始前に早出特守。外国人では異例の行動で 3塁を争う大山に対抗心を燃やした。母国ドミニカ共和国から専属トレーナーを同行させ、体のケアも徹底。球団公式YouTubeでは、「マルテ先生のスペイン語講座」を開設。母国語を通じてファンと交流を深めてきた。みんなに愛される真摯なキャラがチーム内の信頼を増し、20年シーズンを迎えている。
3回にはフェンス直撃の左安打を放ち、 6回にも再び左前へ運んで「猛打賞」。連敗ストップを託された青柳を、バットで勇気づけた。
開幕 4戦目、12球団最遅でやっとつかんだ「初勝利」。矢野監督も心から喜びをかみ締めた。「うれしいよね。苦しんだ分。もちろん、これでよかったということはまだないので、こっからスタートにできる勝ちにしていく」。負ければ95年以来の「4連敗」だったが、「新4番」が白星を導いた。「アリガトウゴザイマス」。試合後のヒーローインタビューでは、冗舌な日本語で喜びを爆発させた。さあ今日も勝って「2連勝」。「イトマル」で態勢を立て直した矢野阪神が反攻に出る。
ヒーローインタビューを受けるジェフリー・マルテ内野手=明治神宮野球場
▽阪神井上一樹打撃コーチ(糸井とマルテについて)
「ある意味マルテ様様というところもあるし、(糸井)嘉男も開幕から良い状態を維持してくれている。彼らが調子を維持している間に他のメンバーも調子を上げてほしいですね」
▼阪神の4番マルテが 3安打 2打点の活躍で「今季初勝利」。開幕 3戦目からボーアに代わって「4番」に入ったが、昨季も不振の大山に代わり 8月10日から「4番」を務めた。「4番」では35試合に出場し「打率3割1分5厘、2本塁打13打点」。マルテは昨季「3、5、6、7番」も打ったが、 1試合だけの「3番」を除けば打順別では最も高い打率を残した。チームもマルテが「4番」に入った試合は「19勝15敗1分け、勝率5割5分9厘」と勝ち越し。「逆転CS進出」に貢献した。
4回表阪神無死、 1ゴロに倒れてベンチに戻るボーア内野手(中央左)。中央は腕組みする矢野燿大監督=明治神宮野球場
悪夢の「バース越え」だ。阪神の新外国人ジャスティン・ボーア内野手がついに球団ワーストの不名誉記録を更新した。
「6番1塁」で出場し、 8回の第 4打席まですべて凡退。球団の新外国人ワーストだった83年バースの開幕から「15打席連続ノーヒット」の記録を更新し、「16打席連続無安打」となった。
大砲に迫力がない。 2打席凡退で迎えた 6回無死 1、 2塁。「2番手」左腕中澤と対戦し、スライダーを空振り三振。続く 8回には左腕寺島の内角球を詰まらせて左飛に倒れた。これで左腕相手に 2月の実戦から「23打数無安打」となり、深刻な左投手アレルギーを露呈する。
6回表阪神無死 1、 2塁、ボーア内野手は空振り三振に倒れる。投手中澤雅人投手=明治神宮野球場
スタメンでただ 1人、快音が響かなかったボーアに矢野監督も心配顔だ。「欲を言えば、JB(ボーア)のところでもう1本出ていれば得点が入っている。今日もJBだけか? 早くあいつも 1本出れば、気分が変わると思うんだけど」と来日初安打を切実に願う。
史上最強助っ人と言われたバースも来日16打席目にようやく安打が出るなど、苦しみを味わった。その後は持ち直して、シーズン 113試合で「35本塁打」をマーク。試行錯誤が続くボーアも、同様の上昇カーブを期待したいところだ。
6回表阪神二死 1、 2塁、梅野隆太郎捕手は右前適時打を放った=明治神宮野球場
3試合ぶりスタメン復帰の梅野隆太郎捕手が、意地のダメ押し打を決めた。
3点リードの 6回二死 1、 2塁から左腕中沢のスライダーをミートし、右方向へおっつけた。ダイビングキャッチを試みた右翼雄平のグラブをはじき、 4点目をたたき出した。
「初回以降、点が入っていなかった。絶対にランナーをかえすという気持ちで打席に入りました」。打線は 2回以降ゼロ行進が続き、 6回も無死 1、 2塁からあっさり 2アウトを奪われていた。このまま無得点に終われば流れが傾きかねない場面で、値千金の今季初打点を決めた。
6回表阪神二死 1、 2塁、梅野隆太郎捕手は右前に適時打を放った。投手中澤雅人投手=明治神宮野球場
18、19年と「2年連続ゴールデングラブ賞」に輝いている選手会長。強肩とブロック能力にここ 2年は打力も加わった印象だが、豊富なコマをそろえる捕手事情もあり、開幕直後から原口、坂本との併用が続いている。 4試合目にして、スタメンマスクは開幕戦以来 2度目。アピールチャンスを逃すわけにはいかなかった。
この日は先発青柳を緩急巧みなリードで引っ張り、 7回途中1安打 1四球無失点の快投に導いた。フル出場でチームの「20年初勝利」を呼び込み、試合後はトレードマークの笑みがはじけた。
青柳晃洋投手が安定感抜群のマウンドさばきで「連敗ストッパー」を演じきった。天敵封じが成長の証だ。 4回二死。村上にシンカー、スライダーで小気味よく追い込み、最後は外角カットボールで空を切らせた。敵の「4番」を 3球三振。昨季 3被弾、「打率4割1分7厘」と打ち込まれた大砲を寄せつけないマウンドさばきだ。
「去年は、本当に村上にやられていることが多かった。抜けたカットボールがそのままいい球になった」
4回まではノーヒット。 5回に初安打を許し、一死 3塁のピンチでも冷静に後続を断った。 7回先頭の青木に死球を与えて降板したがツーシーム、シンカーなどを自在に操り、77球の省エネ投球で 1安打無失点。「今季初勝利」を引き寄せた。
「連敗中というのは少しは頭にありましたけど、そんなに意識することなく自分の投球をするだけ」
5回裏ヤクルト二死 3塁、青柳晃洋投手は古賀優大捕手を右飛に打ち取り野手陣にガッポーズを見せる=明治神宮野球場
もはや神宮は“鬼門”ではない。昨季は 3戦 2敗で「防御率4.50」。 5年目で「神宮初勝利」だ。 1年前は悪夢を見た。昨年 5月 6日。先頭太田のセーフティーバントを 1塁悪送球…。課題のフィールディングにミスが出て、初回2失点から崩れた。だが、黒星を前に進むための力に変えていた。
登板後のチャート表を手渡され、余白にメモが書かれていた。「苦手なことにも挑戦して、ずっと練習する、挑戦していくところがいいところ。失敗で落ち込むんじゃなくて、どう改善するか、どう取り組んでいくか。自分次第で何とでもなるぞ」。矢野監督が書き込んだメッセージだった。
ファームでくすぶっていた18年も、 2軍監督だった指揮官に細かく投球を学んだ。 1つ 1つの言葉が後押しになった。「今日は何が良かった?」と問われて、思考を磨いた。「ヤギのスタイル、確立できたな!」と声を掛けられて、自信に変えた。肥やしになる日々がいまにつながっている。
7回裏、降板し汗を拭く青柳晃洋投手=明治神宮野球場
開幕前、青柳は矢野監督に男の誓いを立てた。「13勝します!」。昨季、自己最多「9勝」を挙げたが、「2桁勝利」に届かなかった右腕の決意だ。「今季初勝利」を見届けた指揮官は言う。「初回の攻撃と青柳が素晴らしい投球をしてくれた」。荒削りだった姿は遠い過去だ。これから無数の白星を積み重ねていく。
▽阪神福原忍投手コーチ(青柳晃洋投手について)
「去年から対左打者対策を課題に取り組んできた中で、今日はいろいろな球を投げたり、去年にない攻め方もできていた。完成度をもっと高めてほしい」
▼阪神青柳晃洋投手が「今季初勝利」。神宮では 4戦目の登板で初めて勝った。昨季終了時点で、セ・リーグの本拠地球場別(マツダスタジアム除く)では神宮が「防御率4.50」と最も悪かった。プロ入り後登板がないマツダで勝てば、セの本拠地球場すべてで白星を挙げることになる。
7回裏ヤクルト無死 1塁、岩崎優投手は村上宗隆内野手を中飛に仕留める=明治神宮野球場
阪神セットアッパー岩崎優投手がリベンジ投球を決めた。
7回、青柳が青木に死球を与えた場面で登板。村上を速球で中飛に抑えると、山崎と雄平から速球で連続空振り三振に斬り、 1回を「0封」した。「ゼロで抑えられて良かった。継続が大事。明日以降もしっかり準備して抑えられるように投げていくだけです」。開幕巨人戦は吉川尚に痛恨の「逆転2ラン」を浴びたが、しっかり雪辱を果たした。
8回裏、阪神「3番手」で力投するロベルト・スアレス投手=明治神宮野球場
ソフトバンクから移籍の阪神新助っ人、スアレス投手がヤクルト打線を 3人で料理した。
4点リードの 8回から登板。先頭エスコバーに中前打を許したが、続く代打荒木にはこの日最速の 158キロを計測するなど空振り三振斬り。最後は代打廣岡を 3ゴロ併殺に仕留めた。「阪神に来て初めての公式戦だったけど、いいピッチングができたと思う」と満足そうに振り返った。
ヤクルトに勝利し梅野隆太郎捕手(右)とグラブでタッチする藤川球児投手=明治神宮野球場
阪神の守護神藤川球児投手がメモリアルイヤーの第1歩を刻んだ。
セーブ機会のない 4点差だったが、 9回から今季初登板。二死から青木、村上と連打を浴びて 1点を失ったが、勝利のバトンを落とすことはなかった。名球会入りの「250セーブ」まで、あと「7」に迫る右腕は「チームが勝てたことが良かったです。明日からも勝つだけですし、自分もいい状態で臨めるようにしたい」とチームの勝利を喜んだ。
※ 6月24日の予告先発は、東京ヤクルト・アルバート・スアレス投手(30)ー阪神・ジョー・ガンケル投手(28=ウェストチェスター大学)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (06月)
2020年 公式戦日程と 結果 (07月)
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