●中日は柳、阪神は青柳晃洋投手(26)が先発。柳は 3回無死 2塁のピンチを背負うが、無失点で切り抜けた。青柳も 3回 1安打無失点と好投。中日は 6回二死 1、 2塁から阿部寿樹内野手(29)の右前適時打で 1点を先制。先発柳裕也投手(25)は、阪神打線を 6回まで 3安打無失点に抑えた。中日は 7回にソイロ・アルモンテ外野手(31)の「1号満塁弾」で加点。 3投手での無失点リレーを決め、先発柳は今季「初勝利」を挙げた。阪神は「2連敗」。阪神青柳は「1勝1敗」。阪神が中日先発の柳を攻めきれず、 7回まで無得点。 3回に先頭の梅野隆太郎捕手(29)が 2塁打を放ち無死 2塁とするが、青柳が送りバントを失敗するなど先制チャンスを逃した。 4回一死から連続四球で 1、 2塁とするがジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)が併殺打。6回一死 1、 2塁でもジェフリー・マルテ内野手(28)が 3ゴロ併殺。 7回二死 1、 2塁でも代打大山悠輔内野手(25)が 3ゴロに倒れ、好機をつかんでも生かし切れず、 6回1失点と好投の青柳を援護できない。矢野燿大監督(51)は 7回の代打大山について説明した。 0- 1の 7回二死 1、 2塁で「9番」青柳に代えて起用。一打同点の場面で結果は 3ゴロだった。ベンチには昨季、柳から本塁打を放っているベテラン福留孝介外野手(43)も控えていた。ゼロ地獄が続く。6月28日DeNA戦の2回から「17イニング連続無得点」。この日も得点圏に走者を4度置いたが、本塁どころか 3塁すら踏むことが出来なかった。今季最多の 3併殺打が歯がゆさを強める。矢野監督も言葉が続かない。チーム打率は12球団ワーストの2割1厘。貧打解消の糸口が見えない状況で、指揮官は必死に前を向く。
●ジャスティン・ボーア内野手(32)が 3戦連続安打を決めた。 2回に柳からセンター前へクリーンヒット。じっくり状態を上げている。ただ、苦手の左腕は依然攻略できず、 9回の第 4打席では抑えの岡田俊哉投手(28)にバットを折られて 2ゴロ凡退。対左腕投手は来日後、実戦「27打席連続無安打」となった。 2回には高橋周平内野手(25)のゴロを後ろにそらし、初エラーも記録。チームも敗れ、喜べない 1日になった。阪神は昨季両リーグ最多の「102失策」だったものの、今季はここまで投手小川一平投手(23=東海大学九州)の 1失策だけ。 2回にセンター前へ安打したボーアだったが、今季野手では初の失策となった。ただ、青柳が続く阿部寿樹内野手(29)を併殺に打ち取り、ことなきを得た。
● 2試合連続スタメンマスクの梅野隆太郎捕手が、リードと好守とバットで青柳を盛り立てた。 0- 0の 5回無死 1、 2塁。木下拓哉捕手(28)が捕手前に転がした打球を素早く処理して 3塁送球。セーフと判定されたが、矢野監督のリクエストにより、アウトに覆った。一死 1、 2塁から柳、大島洋平外野手(33)を打ち取り、無失点で切り抜けた。
●近本光司外野手(25)が14打席ぶりの安打を放った。 6回、先頭で打席に入ると、柳の 129キロ変化球にうまくバットを合わせ、左前打。久々の感触に表情を緩めた。しかし、 3回一死 2塁の好機では痛恨の空振り三振。 2打席連続でバットが空を切るなど、本調子からは遠い。チーム浮上のキーマンとして、この「H」ランプを復調のきっかけとしたい。 6月26日のDeNA戦の 4回に打って以来の 1本。ただ、 1回と 3回は 2打席連続で空振り三振に倒れるなど、 4打数 1安打。本来の調子には遠いが、 1歩ずつ状態を上げていく。
●青柳晃洋投手が、今季 2試合目で初めて失点した。初回はツーシームを主体に 3者凡退。 2回一死からボーアの失策で走者を出すも、阿部を外角低めのツーシームで遊ゴロ併殺。 4回一死 1塁の場面でも、高橋を初球のツーシームで 1ゴロ併殺打に打ち取った。 4回まで12個のアウトのうちゴロアウトが 9個。打たせて取る持ち味がさえた。両チーム無得点で迎えた 6回二死 1、 2塁で中日阿部にフルカウントからの 100球目、変化球を捉えられ、右前に運ばれた。 2塁走者の平田良介外野手(32)が先制のホームを踏んだ。前回登板の23日ヤクルト戦(神宮)では 7回途中まで無失点と好投し、チームに「今季初勝利」をもたらしていた。 7回に代打を送られ、 6回 1失点。今季初先発だった前回23日ヤクルト戦は、 7回途中無失点で「初白星」。この日も走者を出しながら 1失点で踏ん張り、カード頭として頼もしい投球を続けている。青柳の「防御率0.75」は、ここまで 2戦を投げたセパ両リーグの先発投手陣の中で「1位」だ。矢野監督もねぎらった。チームを引っ張る好投を続け、次回は「白星」をつかみたい。青柳は「歯を食いしばった。西勇輝投手(29)とともに 3連戦の頭を任されている。いくら好投しても負けは負け。青柳の次回登板は、甲子園開幕となる 7月 7日の巨人戦が有力。この悔しさは、敵地で「開幕3連敗」を喫した“伝統の一戦”でぶつける。
●能見篤史投手(41)が、今季チーム初となる満塁弾を浴びた。 0- 1の 7回、先発の青柳のあとを受けて登板。先頭の木下拓を三振に取るも、武田健吾外野手(26)に四球、大島に右前打、平田に四球で一死満塁。今季早くも5試合目の登板となるベテラン左腕は、アルモンテに初球を左翼スタンドに運ばれ、一気に 4点を失った。能見が満塁弾を浴びたのは、07年 4月29日の広島戦で広瀬に打たれて以来。10試合で早くも 5度目の登板で通算 5失点となり、試合前「2.25」だった防御率は「10.38」にふくれあがった。ベテラン左腕にとって痛恨の 1球、被弾になった。一死走者なしでフルカウントから代打武田の内角を厳しく突いた直球がボールになった際、珍しくポーカーフェースをほどいて何かつぶやく場面があった。
記事をまとめてみました。
<中日 5x- 0阪神>◇ 1回戦◇阪神 0勝 1敗 0分◇30日◇ナゴヤドーム
中日は柳、阪神は青柳が先発。柳は 3回無死 2塁のピンチを背負うが、無失点で切り抜けた。青柳も 3回 1安打無失点と好投。
中日は 6回二死 1、 2塁から阿部の右前適時打で 1点を先制。先発柳は、阪神打線を 6回まで 3安打無失点に抑えた。
中日は 7回にアルモンテの「1号満塁弾」で加点。 3投手での無失点リレーを決め、先発柳は今季「初勝利」を挙げた。阪神は「2連敗」。阪神青柳は「1勝1敗」。
4回表阪神一死 1、 2塁、 3塁併殺打に倒れ悔しそうな表情を見せるジェリー・サンズ外野手=ナゴヤドーム
阪神が中日先発の柳を攻めきれず、 7回まで無得点。 3回に先頭の梅野が 2塁打を放ち無死 2塁とするが、青柳が送りバントを失敗するなど先制チャンスを逃した。
4回一死から連続四球で 1、 2塁とするがサンズが併殺打。6回一死 1、 2塁でもマルテが 3ゴロ併殺。 7回二死 1、 2塁でも代打大山が 3ゴロに倒れ、好機をつかんでも生かし切れず、 6回1失点と好投の青柳を援護できない。
6回表阪神一死 1、 2塁、 3ゴロ併殺に倒れ膝に手をやるジェフリー・マルテ内野手=ナゴヤドーム
出口はどこだ? 阪神打線が打てない。中日投手陣に完封リレーを許し、直前のDeNA戦から「18イニング連続無得点」。
◇ ◇ ◇
矢野燿大監督は 7回の代打大山について説明した。 0- 1の 7回二死 1、 2塁で「9番」青柳に代えて起用。
一打同点の場面で結果は 3ゴロだった。ベンチには昨季、柳から本塁打を放っているベテラン福留も控えていたが「どうせ左いったって左がくる場面なので、それなら『柳』対『悠輔』というところで勝負にいった」と舞台裏を明かした。
7回表阪神二死 1、 2塁、代打の大山悠輔内野手は 3塁ゴロに倒れる=ナゴヤドーム
出口はどこだ? 阪神打線が打てない。中日投手陣に完封リレーを許し、直前のDeNA戦から「17イニング連続無得点」。矢野燿大監督は「突破口が見えない」と苦しい現実に青息吐息。
首位巨人と早くも「5.5ゲーム」差。試合消化数の違いはあれど、阪神が過去「優勝」したシーズンで最大逆転は「6.5」差まで。いやなデータが忍び寄る。
◇ ◇ ◇
シーズン 2度目の「ゼロ封負け」を喫した。先発青柳晃洋投手が 6回 1失点と力投も援護できず。矢野監督は「ゴロをよく打たせて、らしいピッチングができたと思う。打線が打てないので、それに尽きるよね」と力なく話した。チームは開幕から10試合を終えて「2勝8敗」。借金は今季ワーストを更新して「6」まで膨らんでしまった。
9回表阪神一死、ジャスティン・ボーア内野手は岡田俊哉投手にバット折られ 2塁ゴロに倒れる=ナゴヤドーム
虎打線がまるで金縛りにあったようだ。特徴的だったのは、結成 3試合目となった「MBS」トリオ。 4回には一死から「4番」ジェフリー・マルテ内野手、「5番」ジャスティン・ボーア内野手が連続で四球を選んで一死 1、 2塁の好機をつくったが、「6番」ジェリー・サンズ外野手が中日柳裕也投手のカーブを引っかけて最悪の 3ゴロ併殺。 6回は一死 1、 2塁で、マルテが 3ゴロ併殺。中軸の助っ人野手 3人が11打席 1安打では、打線に爆発力は生まれない。
ゼロ地獄が続く。 6月28日DeNA戦の 2回から「17イニング連続無得点」。この日も得点圏に走者を 4度置いたが、本塁どころか 3塁すら踏むことが出来なかった。今季最多の 3併殺打が歯がゆさを強める。矢野監督も「これだけみんな悪いとね…。ちょっと…」と言葉が続かない。チーム打率は「12球団ワースト」の「2割1厘」。貧打解消の糸口が見えない状況で、指揮官は必死に前を向く。
「明日も試合がもちろんあるんで。何か変えたいんやけど、なかなか突破口というのが見えない状況。何とか個人個人の状態を上げることがないとね」
中日に敗れがっくり引き揚げる矢野燿大監督(中央)=ナゴヤドーム
首位巨人がDeNAを下し、ゲーム差は「5.5」差に広がった。阪神が「リーグ優勝」した過去 5シーズンのうち、首位との最大ゲーム差は64年の「6.5」差。 7月 1日に阪神●、巨人○なら危険水域に足を踏み入れることになる。まだ、始まってわずか10試合。だが、異例のシーズン 120試合制を考慮すれば、 1つの負けの意味は大きい。打線立て直しは急務だ。
▼阪神が10試合消化時点で2勝8敗は、球団ワーストタイ。過去 2度あり、63年は「3位」と巻き返したが、91年はそのまま「最下位」に沈んでいる。
▽阪神井上一樹打撃コーチ
マルテやサンズも、ボールを狙っていた結果が 3塁ゴロになっている。そこを問い詰めると、今度はバットが出なくなる。もちろん勝ちにこだわってやっている。最終的に投手が打たれたが小まめに 1点、 2点と入れられない野手のせい。絶好調の人間がなかなか出てこないのが、こういう結果になっている。何かのキッカケをつかむまで、我慢。中途半端でちゃらんぽらんな練習をして、全然何もしていのならば仕方ないが、みんながやることをやっている。そういうところは見てきている。見守る側としては、我慢してあげないといけないと思う。
2回表阪神一死、ジャスティン・ボーア内野手は中前打を放った=ナゴヤドーム
ジャスティン・ボーア内野手が 3戦連続安打を決めた。 2回に柳からセンター前へクリーンヒット。じっくり状態を上げている。
ただ、苦手の左腕は依然攻略できず、 9回の第 4打席では抑えの岡田にバットを折られて 2ゴロ凡退。対左腕投手は来日後、実戦「27打席連続無安打」となった。 2回には高橋のゴロを後ろにそらし、初エラーも記録。チームも敗れ、喜べない 1日になった。
9回表阪神一死、ジャスティン・ボーア内野手は岡田俊哉投手にバット折られ 2塁ゴロに倒れる=ナゴヤドーム
阪神が30日、中日戦(ナゴヤドーム)の守備でミスを連発した。
最初のミスは 2回一死、高橋の 1塁線のゴロをボーアが前に出てグラブを下ろすも捕球しきれず。「来日初失策」で、これがチームの野手で今季初エラーとなった。
続く 3回、先頭・京田の投ゴロを青柳が 1塁へバウンド送球。記録は内野安打となったが、十分にアウトを取れるはずの打球だった。
どちらも失点には至らず、互いに無得点のまま試合は中盤戦に突入。阪神は昨季12球団最多の「102失策」を喫したが、今季はこの試合前までエラーは投手の「D6位・小川」(東海大九州)が20日巨人戦(東京ドーム)で犠打処理をミスした 1つだけだった。
2回裏中日一死、高橋周平内野手のゴロを後逸したジャスティン・ボーア内野手=ナゴヤドーム
ジャスティン・ボーア内野手が、“来日初エラー”を記録した。 2回一死、中日高橋の緩いゴロを捕球しようとしたが、打球はグラブをかすめて 1塁線をコロコロ。
高橋は 1塁に生き、ボーアは天を仰いだ。阪神は昨季両リーグ最多の「 102失策」だったものの、今季はここまで投手小川の 1失策だけ。 2回にセンター前へ安打したボーアだったが、今季野手では初の失策となった。ただ、青柳が続く阿部を併殺に打ち取り、ことなきを得た。
4回裏中日無死 1、 2塁、木下拓哉捕手の送りバントを 3塁で封殺した梅野隆太郎捕手=ナゴヤドーム
2試合連続スタメンマスクの梅野隆太郎捕手が、リードと好守とバットで青柳を盛り立てた。
0- 0の 5回無死 1、 2塁。木下拓が捕手前に転がした打球を素早く処理して 3塁送球。セーフと判定されたが、矢野監督のリクエストにより、アウトに覆った。
一死 1、 2塁から柳、大島を打ち取り、無失点で切り抜けた。打っても 3回の初打席で右翼フェンス上部を直撃する 2塁打を放ち、見せ場をつくった。
3回表阪神無死、右越え 2塁打を放った梅野隆太郎捕手=ナゴヤドーム
近本が14打席ぶりの安打を放った。 6回、先頭で打席に入ると、柳の 129キロ変化球にうまくバットを合わせ、左前打。久々の感触に表情を緩めた。しかし、 3回一死 2塁の好機では痛恨の空振り三振。 2打席連続でバットが空を切るなど、本調子からは遠い。チーム浮上のキーマンとして、この「H」ランプを復調のきっかけとしたい。
6回表阪神無死、近本光司外野手は左安打を放った=ナゴヤドーム
近本光司外野手に 3試合、14打席ぶりのヒットが生まれた。 6回に先頭打者で迎えた第 3打席。詰まった当たりだったが、ジャンプした遊撃京田が捕れず、レフト前へ落ちた。
6月26日のDeNA戦の 4回に打って以来の 1本が出た。ただ、 1回と 3回は 2打席連続で空振り三振に倒れるなど、 4打数 1安打。本来の調子には遠いが、 1歩ずつ状態を上げていく。
青柳晃洋投手が、今季 2試合目で初めて失点した。両チーム無得点で迎えた 6回二死 1、 2塁で中日阿部にフルカウントからの 100球目、変化球を捉えられ、右前に運ばれた。 2塁走者の平田が先制のホームを踏んだ。
前回登板の23日ヤクルト戦(神宮)では 7回途中まで無失点と好投し、チームに「今季初勝利」をもたらしていた。 7回に代打を送られ、 6回 1失点。「試合の入りはよかったのですが、自分自身のミスを含めランナーをためてしまったのは反省点です。その中でも何とか粘りの投球はできたのであとはチームが逆転してくれることを信じて応援します」と語った。
阪神先発の青柳晃洋投手=ナゴヤドーム
阪神先発青柳晃洋投手の「開幕2連勝」はならなかった。 6回 4安打 1失点と力投したが、打線の援護に恵まれなかった。
「試合の入りは良かったのですが、自分自身のミスを含め、ランナーをためてしまったのは反省点です」 初回はツーシームを主体に 3者凡退。 2回一死からボーアの失策で走者を出すも、阿部を外角低めのツーシームで遊ゴロ併殺。 4回一死 1塁の場面でも、高橋を初球のツーシームで 1ゴロ併殺打に打ち取った。 4回まで12個のアウトのうちゴロアウトが 9個。打たせて取る持ち味がさえた。
2回裏中日一死 1塁、阿部寿樹内野手を遊ゴロ併殺に打ち取りボーア内野手と笑顔でグラブタッチする青柳晃洋投手=ナゴヤドーム
0- 0の 6回、先頭の平田に四球を出し、最後は二死 1、 2塁から阿部に内角へのツーシームを捉えられて先制の右前適時打。「 3- 2にした時点で、カウント負けだったかなと。打ち取れるボールで勝負しにいったんですけど、結果として落ちてしまった」。粘りの投球を見せていただけに、痛恨の 1球となった。
今季初先発だった前回23日ヤクルト戦は、 7回途中無失点で「初白星」。この日も走者を出しながら 1失点で踏ん張り、カード頭として頼もしい投球を続けている。青柳の「防御率0.75」は、ここまで 2戦を投げたセパ両リーグの先発投手陣の中で「1位」だ。矢野監督も「ゴロをよく打たせて、らしいピッチングができたと思う。打線が打てないので、それに尽きるよ」とねぎらった。チームを引っ張る好投を続け、次回は「白星」をつかみたい。
3回、先頭の京田陽太内野手のゴロを捕球した青柳晃洋投手=ナゴヤドーム
粘投も報われなかった。 0- 0の 6回二死 1、 2塁。中日・阿部の打球が 1、 2塁間をゴロで抜けると、青柳はマウンド上で顔をしかめた。
「打ち取れるボールで勝負しにいったが…。結果として打たれてしまったので。フルカウントにしたのが反省です」
6回 103球を投げて 4安打 1失点。 4四死球。 2回以降、毎回走者を許す苦しい投球が続いたが、低めを丁寧についてゴロアウトは 8つ。最少失点にしのいでいた。
6回裏中日二死 1、 2塁、阿部寿樹内野手の右前適時打で平田良介外野手(左)の生還を許す青柳晃洋投手=ナゴヤドーム
“青柳劇場”もあった。 3回、京田の投手正面のゴロを処理して、 1塁にバウンドさせて送球。これがツーバウンドとなってセーフ(記録は内野安打)にした。その後、二死 1、 2塁のピンチを招いたが、平田をスライダーでバットの空を切らせると、 5回には内野安打と死球で作った無死 1、 2塁のピンチを切り抜けた。相手から次々と投前へのバントを狙われたが、封じ込めた。
今季初登板だった23日のヤクルト戦(神宮)は 7回途中 1安打無失点。開幕から10試合を消化したが、阪神の先発陣が挙げた唯一の白星だった。この日も 6回 1失点。打線の援護に恵まれず、「防御率0.75」で「セ・リーグトップ」に浮上したのは、あまりにも皮肉。矢野監督は「ゴロ打たせて“らしい”ピッチングができたけど、打線が打てないんで。それに尽きるやろうなあ」とフォローした。
青柳は「負けちゃったんで。悔しいです」と歯を食いしばった。西勇とともに 3連戦の頭を任されている。いくら好投しても負けは負け。青柳の次回登板は、甲子園開幕となる 7月 7日の巨人戦が有力。この悔しさは、敵地で「開幕3連敗」を喫した“伝統の一戦”でぶつける。
2番手で登板した能見篤史投手=ナゴヤドーム
能見篤史投手が、今季チーム初となる満塁弾を浴びた。
0- 1の 7回、先発の青柳のあとを受けて登板。先頭の木下拓を三振に取るも、武田に四球、大島に右前打、平田に四球で一死満塁。今季早くも5試合目の登板となるベテラン左腕は、アルモンテに初球を左翼スタンドに運ばれ、一気に 4点を失った。
7回裏中日一死満塁、アルモンテ外野手の放った「満塁本塁打」を見上げる能見篤史投手=ナゴヤドーム
能見篤史投手の今季チーム初となる満塁被弾で試合は決した。 0- 1の 7回に 2番手で登板。一死から 2四球と大島の安打で満塁を許し、アルモンテに初球の直球を左翼席へ運ばれた。
7回裏中日一死満塁、アルモンテ外野手に「左越え満塁本塁打」を浴び降板する能見篤史投手(中央)=ナゴヤドーム
能見が満塁弾を浴びたのは、07年 4月29日の広島戦で広瀬に打たれて以来。10試合で早くも 5度目の登板で通算 5失点となり、試合前「2.25」だった防御率は「10.38」にふくれあがった。ベテラン左腕にとって痛恨の 1球、被弾になった。一死走者なしでフルカウントから代打武田の内角を厳しく突いた直球がボールになった際、珍しくポーカーフェースをほどいて何かつぶやく場面があった。
※ 7月 1日の予告先発は、中日・山本拓実投手(20)ー阪神・秋山拓巳投手(29)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (06月)
2020年 公式戦日程と 結果 (07月)
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