●阪神-DeNA 6回戦のスタメンが発表された。阪神ジャスティン・ボーア内野手(32)は 5試合連続安打中で、うち 3試合で本塁打をマーク。前日11日の「先制2ラン」に続き、聖地で「2戦連発」なるか。梅野隆太郎捕手(28)もここまで「8試合連続安打中」だ。阪神岩貞、DeNA平良の両先発が 3回まで無失点。平良は 1、 2回とも得点圏に走者を背負ったが、要所を締める立ち上がり。阪神が接戦をモノにし、今カード勝ち越しを決めた。先発岩貞祐太投手が力投。 1球 1球、丁寧に投げ込み、 5回一死まで無安打。宮崎に左前打されて初安打を許したが、次打者を併殺に打ち取った。阪神が 6回に 1点を先制した。二死 2塁から「4番」大山悠輔内野手(25)が左前適時打を放った。先発岩貞祐太投手(28)は 6回まで 1安打無失点の好投。阪神は岩貞が 8回まで無失点。その後も安定した投球で、DeNA打線を 8回まで 3安打 8奪三振。無失点でバトンを新ストッパーに託した。 9回はロベルト・スアレス投手(29)が締めて今季「初セーブ」を挙げた。DeNA平良拳太郎投手(24)は 6回 1失点も今季「初黒星」を喫した。岩貞が「2勝」目。打線では大山悠輔内野手が活躍。 6回二死 2塁で迎えた第 3打席、DeNA平良から、決勝点となる先制の左前適時打を放った。 8回二死 2塁ではパットンから右翼線に「適時2塁打」。この日のチーム2得点はいずれも「4番」のバットから生まれた。チームは借金を再び「4」に減らした。
●阪神の「4番」大山悠輔内野手が先制タイムリーを放った。 0- 0の 6回一死、糸原健斗内野手(27)が四球で出塁し、糸井嘉男外野手(38)は遊ゴロ。 1塁送球は際どいタイミングで矢野燿大監督(51)はリクエストを要求するも、判定は変わらず。直後の 6回二死二塁で、大山が打席に立った。平良の 4球目、内よりに入ったシンカーをとらえ左前に運ぶと、 2塁走者の糸原が激走し生還。なかなか打ち崩せなかった平良から、貴重な 1点をもぎとった。左ふくらはぎの張りを訴えたジェフリー・マルテ内野手(28)に代わって、大山は 5日広島戦(マツダ)から「4番」を務める。「4番」に座った 5戦全てで安打を放ち、うち 2試合で本塁打。ファンの声援も背に、主軸としてチャンスで大きな一打を放った。マルテの故障で巡ってきた「4番」を 5戦連続で務める。矢野監督も絶賛した。昨季は開幕から「4番」を任されたが、不振で 8月に外れた。そんな経験も糧になる。今だけを見つめ、バットを振り続ける。
●岩貞祐太投手が、 8回 3安打無失点の好投を見せた。キレのある直球にスライダーやフォークを効果的に使い、 8個の三振を奪った。初回二死からネフタリ・ソト外野手(30)に四球を与えるも、そこからDeNA打線を圧倒した。 2回先頭のホセ・ロペス内野手(35)をフォークで空振り三振に仕留め、宮崎敏郎内野手(30)は 2飛。続く戸柱恭孝捕手(30)をスライダーで空振り三振に仕留めると、 3回の大和内野手(31)、平良と回をまたいで「3連続三振」。 5回一死から宮崎に許した左前打が、この日初被安打。続く戸柱を 2ゴロ併殺打に打ち取り、 2塁ベースを踏ませず。 1- 0の 8回二死 1、 2塁のピンチでは、梶谷隆幸外野手(31)を鋭く落ちるフォークで空振り三振。 自身今季初めての有観客試合で、尻上がりに調子を上げた。意地の力投だった。初回二死からソトに四球を与えるも、そこからDeNA打線を圧倒した。 2回二死から戸柱をスライダーで空振り三振に仕留めると、回をまたいで「3者連続三振」。 5回一死で宮崎に許した左前打が、この試合初の被安打だった。 8回 3安打無失点に抑え、ファンの歓声に包まれて今季「2勝目」を挙げた。上げた右足を 1度真っすぐに下ろしてから投球する、岩貞の現在のフォームは、藤川球児投手(39)との「共作」だった。自宅待機期間が明け自主練習が始まった時、ボールの威力の弱さに悩む岩貞に、藤川が声を掛けた。そこから 3日間、密着指導。 2人で新たな投球フォームを作り上げた。チーム状態を少しでも良くして、守護神復帰を待つ。甲子園での「初完投」はならなかったが、頼もしい姿を見せた。矢野監督も期待。藤川の教えを胸に、 7年目の左腕がマウンドを守る。
●阪神女房役の梅野隆太郎捕手(29)が岩貞をもりたてた。呼吸ピッタリで先発左腕を 8回無失点と好リード。岩貞の決め球、フォークにも捕手目線で絶賛。打撃では無安打で自身の連続試合安打は「8」でストップしたが、守備で勝利に貢献した。
●ロベルト・スアレス投手が藤川不在の中で 9回に登場し、移籍後「初セーブ」を挙げた。 2点リードで登場。自身の失策も絡み一死 1、 2塁とされた後、ホセ・ロペス内野手(35)に左前適時打を許して1点差に迫られた。だが、そこから踏ん張り、宮崎を中飛に。最後は代打乙坂智外野手(26)を遊ゴロに仕留めた。ソフトバンク時代の16年 6月 9日以来、1494日ぶりとなる大役を振り返った。
●ジョー・ガンケル投手(28=ウェストチェスター大学)が 1軍に合流し、中継ぎ要員としてベンチ入りした。デビュー戦の 6月24日ヤクルト戦(神宮)で、 4回 7安打 3失点と打ち込まれ 2軍降格。その後は鳴尾浜で調整を続け、 7月 8日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦で、 5回 1安打無失点と好投を見せていた。
●藤川球児投手が12日、右肩のコンディション不良で出場選手登録を抹消された。今後は14日以降に 2軍に合流し、鳴尾浜で調整を行う予定。前日11日DeNA戦(甲子園)では、 1点リードの 9回に登板するも、一死 1塁から桑原将志外野手(26)に中前打を浴び、中堅手植田海内野手(24)の後逸で一気に生還を許し同点に。続く一死 1塁からソトに勝ち越しの「2ラン」を浴び、「2敗」目を喫していた。昨季の安定した守護神ぶりはまだ見せられていない。「日米通算250セーブ」まであと「5」。早期の完全復調が待たれる。
記事をまとめてみました。
<阪神 2x- 1DeNA>◇ 6回戦◇阪神 3勝 3敗 0分◇12日◇阪神甲子園球場
阪神-DeNA 6回戦のスタメンが発表された。阪神ジャスティン・ボーア内野手は 5試合連続安打中で、うち 3試合で本塁打をマーク。前日11日の「先制2ラン」に続き、聖地で「2戦連発」なるか。梅野隆太郎捕手(28)もここまで「8試合連続安打中」だ。
ジャスティン・ボーア内野手=阪神甲子園球場 (2020年 7月11日撮影)
阪神岩貞、DeNA平良の両先発が 3回まで無失点。平良は 1、 2回とも得点圏に走者を背負ったが、要所を締める立ち上がり。
阪神が 6回に 1点を先制した。二死 2塁から「4番」大山が左前適時打を放った。先発岩貞は 6回まで 1安打無失点の好投。
阪神は岩貞が 8回まで無失点。 9回はスアレスが締めて今季「初セーブ」を挙げた。DeNA平良は 6回 1失点も今季「初黒星」を喫した。
阪神岩貞が「2勝」目。
8回裏阪神二死 2塁、大山悠輔内野手は右翼線に「適時2塁打」を放った=阪神甲子園球場
阪神が接戦をモノにし、今カード勝ち越しを決めた。
先発岩貞祐太投手が力投。 1球 1球、丁寧に投げ込み、 5回一死まで無安打。宮崎に左前打されて初安打を許したが、次打者を併殺に打ち取った。その後も安定した投球で、DeNA打線を 8回まで 3安打 8奪三振。無失点でバトンを新ストッパーに託した。
9回表DeNA二死 1、 2塁、乙坂智外野手を遊ゴロに打ち取りセーブをあげるロベルト・スアレス投手=阪神甲子園球場
試合前に藤川球児投手(39)が右肩のコンディション不良のため出場選手登録を抹消された中、 9回に登場したのはロベルト・スアレス投手(29)。先頭の代打神里に四球。一死後、自身の失策で、 1、 2塁とされた。ロペスに左前適時打を打たれたが、そこから踏ん張り、宮崎を中飛、代打乙坂を遊ゴロに打ち取った。スアレスは阪神加入後、「初セーブ」。岩貞は今季「2勝」目を挙げた。
打線では大山悠輔内野手が活躍。 6回二死 2塁で迎えた第 3打席、DeNA平良から、決勝点となる先制の左前適時打を放った。 8回二死 2塁ではパットンから右翼線に「適時2塁打」。この日のチーム2得点はいずれも「4番」のバットから生まれた。
チームは借金を再び「4」に減らした。
8回裏阪神二死 2塁、右翼線へ「適時2塁打」を放った大山悠輔内野手を指さす矢野燿大監督=阪神甲子園球場
阪神がDeNAとの接戦を制し、カード勝ち越しを決めた。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。
-最後はひやり
矢野監督 いやあ、ドキドキしました。はい、良かったです。
-岩貞の投球
矢野監督 もう素晴らしいピッチングでしたし、最後 9回も迷いというか、行かせてあげたい気持ちと、ランナーを出して途中から行く投手のことを考えると。いろんなことを総合して、岩貞がすごくいい投球をしてくれましたけど、代えました。
勝利にガッツポーズする矢野燿大監督=阪神甲子園球場
-スアレスが 9回
矢野監督 経験がありますしね。その経験とボールに力があるというのも、もちろんそうですけど。それで最後はスアちゃんに託しました。
- 6回の大山の先制打
矢野監督 中身のある打席が本当に多いですし、あの場面で打つというのが、中心打者、「4番」打者といわれるような、中身のしっかりあるような打撃。追加点の場面でも素晴らしかったですし、本当に心強く、頼もしく見ています。
勝利投手の岩貞祐太投手(左)をたたえる矢野燿大監督=阪神甲子園球場
-ファンの声援
矢野監督 なかなか声を出してというより、みなさん手拍子とかで応援してくれていますし、その思いというのは僕らにしっかり届いているんで。ファンの方がいる中で、また甲子園で野球がやれるというのは本当に幸せだなと感じています。
-14日からに向け
矢野監督 チーム全体として、流れ的には昨日やられて今日苦しい中、しっかり取れたというのは明後日以降につながると思います。打線も少しずつ調子が上がっているので、チームとしても少しずつ落ち着いて来ている。来週しっかり勝っていきたいと思います。
6回裏阪神二死 2塁、大山悠輔内野手は先制の左前適時打を放った=阪神甲子園球場
阪神の「4番」大山悠輔内野手が先制タイムリーを放った。
0- 0の 6回一死、糸原が四球で出塁し、糸井は遊ゴロ。 1塁送球は際どいタイミングで矢野監督はリクエストを要求するも、判定は変わらず。直後の 6回二死二塁で、大山が打席に立った。平良の 4球目、内よりに入ったシンカーをとらえ左前に運ぶと、 2塁走者の糸原が激走し生還。なかなか打ち崩せなかった平良から、貴重な 1点をもぎとった。
左ふくらはぎの張りを訴えたマルテに代わって、大山は 5日広島戦(マツダ)から「4番」を務める。「4番」に座った 5戦全てで安打を放ち、うち 2試合で本塁打。ファンの声援も背に、主軸としてチャンスで大きな一打を放った。
6回裏阪神二死 2塁、左前へ先制適時打を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
大山悠輔内野手が「先制&2点目のタイムリー」を放ち、「4番」の存在感を見せた。
0- 0の 6回一死、糸原が四球で出塁し、糸井は遊ゴロ。 1塁送球は際どいタイミングで矢野監督はリクエストを要求するも、判定は変わらず。直後の 6回二死 2塁で、大山が打席に立った。平良の 4球目、内よりに入ったシンカーをとらえ左前に運ぶと、 2塁走者の糸原が激走し生還。「数少ないチャンスだったので、絶対にランナーをかえすという気持ちで打席に入りました」。なかなか打ち崩せなかった平良から、貴重な1点をもぎとった。
1- 0のまま進んだ 8回二死 2塁には、パットンの高めに浮いたスライダーをとらえ、右翼へ「適時2塁打」。終盤に大きな 2点目をもぎとった。
左ふくらはぎの張りを訴えたマルテに代わって、大山は 5日広島戦(マツダ)から「4番」を務める。「4番」に座った 5戦全てで安打を放ち、うち 2試合で本塁打。ファンの声援も背に、主軸としてチャンスで大きな一打を放った。
6回裏阪神二死 2塁、大山悠輔内野手は左前先制適時打を放った=阪神甲子園球場
頼れる4番や! 大山悠輔内野手が、今季初の「V打点」を含む 3安打 2打点の活躍。前日の逆転負けのショックを払拭(ふっしょく)し、「カード勝ち越し」を決めた。
ゼロ行進が続いた 6回。二死 2塁のチャンスで打席に入った。大山の名前が入ったタオルを広げて応援してくれるファンの姿を目にして、声援を力に変えた。カウント 2- 1から平良のシンカーを巻き込むように引っ張り、レフト前へ運んだ。先制の一撃は、今季自身初の決勝打にもなった。岩貞と並んでお立ち台に上がった大山は「サダさん(岩貞)が本当に一生懸命投げてくれていたので、なんとか助けられてよかったです」と振り返った。岩貞が先発した試合では、今季10打数 6安打。左腕にとって心強い援軍となっている。
お立ち台でガッツポーズする岩貞祐太投手(右)と大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
それだけでは終わらない。 8回二死 2塁で、「3番手」パットンの変化球をとらえ、鮮やかに右翼へ打ち返した。「 1点でも多くという意味では 2点目のタイムリーが大きかったですし、勝ててよかったです」。スアレスが 9回に 1点を失ったため結果的に決勝点となる貴重な一打だった。初回に中前打も放ち、今季初の「3安打猛打賞」。 6試合連続ヒットとバットはキレキレだ。
マルテの故障で巡ってきた「4番」を 5戦連続で務める。矢野監督も「中身のしっかりある打席が本当に多いですし、あの場面で打つというのが、中心打者、『4番打者』といわれるような、中身のしっかりあるような打撃。追加点の場面でも素晴らしかったですし、本当に心強く、頼もしく見ています」と絶賛した。
昨季は開幕から「4番」を任されたが、不振で 8月に外れた。そんな経験も糧になる。「今は去年どうこうよりも 1試合 1試合、必死にやるだけ」と大山。今だけを見つめ、バットを振り続ける。
岩貞祐太投手が、 8回 3安打無失点の好投を見せた。キレのある直球にスライダーやフォークを効果的に使い、 8個の三振を奪った。
初回二死からソトに四球を与えるも、そこからDeNA打線を圧倒した。 2回先頭のロペスをフォークで空振り三振に仕留め、宮崎は 2飛。続く戸柱をスライダーで空振り三振に仕留めると、 3回の大和、平良と回をまたいで「3連続三振」。 5回一死から宮崎に許した左前打が、この日初被安打。続く戸柱を 2ゴロ併殺打に打ち取り、 2塁ベースを踏ませず。 1- 0の 8回二死 1、 2塁のピンチでは、梶谷を鋭く落ちるフォークで空振り三振。
自身今季初めての有観客試合で、尻上がりに調子を上げた。
8回も力投した岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
シビれた。阪神岩貞祐太投手がDeNA打線を 8回 3安打無失点に抑え、今季「2勝目」を挙げた。
前日11日に「2敗目」を喫した藤川球児投手が右肩のコンディション不良のため出場選手登録を抹消。リリーフ陣に不安が残る中、岩貞が意地の力投でカード勝ち越しに導いた。
◇ ◇ ◇
114球目、最後の1球に力を振り絞った。 1- 0の 8回二死 1、 2塁。岩貞が投じた渾身(こんしん)のフォークは、見事に落ちた。「気合です、気合のフォークです」。梶谷のバットが空を切ると、ぐっと拳に握りしめた。
意地の力投だった。初回二死からソトに四球を与えるも、そこからDeNA打線を圧倒した。 2回二死から戸柱をスライダーで空振り三振に仕留めると、回をまたいで「3者連続三振」。 5回一死で宮崎に許した左前打が、この試合初の被安打だった。「ボールも操れていたんで、飛ばしていこうと思っていた」。 8回 3安打無失点に抑え、ファンの歓声に包まれて今季「2勝目」を挙げた。
8回表DeNA二死 1、 2塁、梶谷隆幸外野手から三振を奪いガッツポーズする岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
悲壮な決意を抱いていた。守護神を務めていた藤川が右肩のコンディション不良で離脱。リリーフ陣に不安が残った。長いイニングを-。その思いはいつにも増して強かった。この日の朝、岩貞の元に藤川から「離れるけど…」とLINEが届いた。左腕はエールの言葉と受け止めた。「球児さんが戻ってくるその時まで、やっぱりチームがいい状態にいて、球児さんが抑えをするというのがベストだと思うので、そうなれるように投手が 1つになって頑張っていきたい」。
上げた右足を 1度真っすぐに下ろしてから投球する、岩貞の現在のフォームは、藤川との「共作」だった。自宅待機期間が明け自主練習が始まった時、ボールの威力の弱さに悩む岩貞に、藤川が声を掛けた。そこから 3日間、密着指導。 2人で新たな投球フォームを作り上げた。「本当に感謝しかないし、球児さんのためにも必死でやっていくしかないと思います」。チーム状態を少しでも良くして、守護神復帰を待つ。
ファンを背にヒーローインタビューに答える岩貞祐太投手(右)と大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
甲子園での「初完投」はならなかったが、頼もしい姿を見せた。矢野監督も「西と青柳とサダ(岩貞)が引っ張っていってくれれば、チームがだいぶ安定し始める。本当に今日は素晴らしかったし、これを次回からも」と期待。藤川の教えを胸に、 7年目の左腕がマウンドを守る。
○…岩貞は地元を思いながら腕を振った。出身地の熊本は、 7月上旬からの豪雨で甚大な被害を受けた。登板前には地元の友人たちから「熊本のみんなが見てるからね、頑張ってくれ」とたくさんの連絡が届いた。親族に大きな被害はなかったが、傷ついた地元に心を痛める。「知ってる町ですし、苦しい局面にいるというのは、同じ熊本県民として心苦しいものがある。やっぱり自分としては、野球を見てくださる熊本の人のためにも、必死で行くしかないと思います」と力を込めた。
キャッチボールを行う梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場
阪神女房役の梅野隆太郎捕手が岩貞をもりたてた。「なるべく浮かない球を丁寧に投げながらストライクを取った。しっかりお互い意図を感じながらできた」と、呼吸ピッタリで先発左腕を 8回無失点と好リード。
岩貞の決め球、フォークにも「球が浮きづらい。カウントも取れるし、それによって真っすぐが生きてくる」と捕手目線で絶賛。打撃では無安打で自身の連続試合安打は「8」でストップしたが、守備で勝利に貢献した。
ロベルト・スアレス投手が藤川不在の中で 9回に登場し、移籍後「初セーブ」を挙げた。
2点リードで登場。自身の失策も絡み一死 1、 2塁とされた後、ロペスに左前適時打を許して1点差に迫られた。だが、そこから踏ん張り、宮崎を中飛に。最後は代打乙坂を遊ゴロに仕留めた。ソフトバンク時代の16年 6月 9日以来、1494日ぶりとなる「来日2セーブ目」。「( 9回のマウンドは)特別な気持ちだったね。ここまで勝ちでつないでくれたチームのために、しっかりと抑えたい気持ちでいっぱいだったよ」と大役を振り返った。
1点を失ったもののセーブを記録したロベルト・スアレス投手=阪神甲子園球場
藤川離脱のもとで、ブルペン陣の中核を担うとみられる。「ブルペンのみんながいい仕事をしたいと思っているし、今いるメンバーでチームを勝利に導けるように務めていきたいね」と話していた。
▼前ソフトバンクのスアレスが移籍後「初セーブ」。阪神外国人のセーブは、昨年 7月21日ヤクルト戦でのドリス以来。国内他球団を経て阪神入りした外国人は10年途中スタンリッジ(前ソフトバンク)、17年途中メンドーサ(前日本ハム)、19年ガルシア(前中日)に続き 4人目だが、セーブを挙げたのはスアレスが初めてだ。
阪神対DeNA 6回戦 1軍合流のジョー・ガンケル投手=阪神甲子園球場
ジョー・ガンケル投手が 1軍に合流し、中継ぎ要員としてベンチ入りした。
「打者に対して攻めていく投球をしたい。どういう役割を与えられても、自分の役割を全うして、チームの『勝利』に貢献できるよう全力で頑張りたいね」とコメント。デビュー戦の 6月24日ヤクルト戦(神宮)で、 4回 7安打 3失点と打ち込まれ 2軍降格。その後は鳴尾浜で調整を続け、 7月 8日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦で、 5回 1安打無失点と好投を見せていた。
阪神対DeNA 6回戦 1軍合流のジョー・ガンケル投手(右から 2人目)は梅野隆太郎捕手(手前)と話す=阪神甲子園球場
藤川球児投手が12日、右肩のコンディション不良で出場選手登録を抹消された。
今後は14日以降に 2軍に合流し、鳴尾浜で調整を行う予定。藤川は「大事なポジションなだけに、今の状態ではチームの力になれないので、 1日も早くコンディションを回復させられるように努めます」とコメントした。
前日11日DeNA戦(甲子園)では、 1点リードの 9回に登板するも、一死 1塁から桑原に中前打を浴び、中堅手植田の後逸で一気に生還を許し同点に。続く一死 1塁からソトに勝ち越しの「2ラン」を浴び、「2敗」目を喫していた。
今季はここまで 5試合に登板し「防御率15.75」。うち4試合で失点し、毎試合走者を出すなど不安定な投球が続いていた。 2セーブを挙げているが「2敗」も喫し、昨季の安定した守護神ぶりはまだ見せられていない。「日米通算250セーブ」まであと「5」。早期の完全復調が待たれる。
7月11日、 9回表DeNA一死 1塁でソト外野手に「勝ち越し2点本塁打」を浴びた藤川球児投手=阪神甲子園球場
★今季の藤川のここまでの登板内容
▼ 6月23日ヤクルト戦(神宮): 9回に今季初登板。セーブ機会のない 4点差での登板だったが、 1回 2安打 1失点。
▼ 6月25日ヤクルト戦(神): 1点リードの 9回にマウンドに上がったが、二死 1、 2塁からヤクルト西浦に「サヨナラ3ラン」を浴び今季初黒星。試合後は「悔しいし、絶対にやり返します」とリベンジを誓った。
▼ 6月27日DeNA戦(横浜): 9回にサンズの「3ラン」で逆転した直後に登板。二死満塁のピンチを招くも、粘りの投球で無失点に抑え今季「初セーブ」。
▼ 7月 9日巨人戦(甲子園): 2- 0の 9回に今季本拠地初登板。先頭の中島にストレートの四球を与え、二死 1塁から大城、亀井の連打で 1点をかえされたが、最後は石川をフォークで右飛。リードを守り「2セーブ」目を挙げた。
▼ 7月11日DeNA戦(甲子園): 1点差の 9回にマウンドへ。一死 1塁から桑原に中前打を浴び、中堅手植田の後逸で同点の生還を許す。続く一死 1塁からソトに勝ち越しの「2ラン」を浴び、「2敗」目を喫した。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (06月)
2020年 公式戦日程と 結果 (07月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
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