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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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矢野監督、控え選手ら試合中にもマスク着用開始!ガルシア初勝利お預け「悔しい」6回踏ん張れず…

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阪神はこの試合から、ベンチの矢野燿大監督(51)やコーチ、控え選手らが黒や白のマスクの着用を始めた。控え捕手の原口文仁捕手(28)はマスクを着けた状態で、ベンチ前で先発オネルキ・ガルシア投手(30)の投球を受けた。「新型コロナウイルスの感染者」が増えつつある社会情勢を踏まえたもの。

ヤクルトが初回に村上の右前適時打で 1点を先制。西浦直亨内野手(29)の右犠飛で追加点を挙げた。阪神は 3回に糸原健斗内野手(27)の「1号ソロ」で 1点を返した。 5回終了後に降雨による中断を経て試合が再開。 6回にはヤクルトがアルシデス・エスコバー内野手(33=ロイヤルズ)の「1号2ラン」。阪神は梅野隆太郎捕手(29)の適時打などで 3得点。ヤクルトは 7回に村上宗隆内野手(20)の「2点適時打」で勝ち越し。 9回にも 3点を加えて逃げ切った。スコット・マクガフ投手(30)「2勝」目。敗れた阪神は再び「最下位」に転落。伊藤和雄和投手(30)「初黒星」。観客による声援で一時試合が止まった。同点の 7回一死満塁で、ヤクルトの「4番」村上を迎えた場面だった。 1塁側から「能見ー!」とマウンドの左腕を応援する声が飛び交い、村上は 2ボール 1ストライクから構えたが、いったん打席を外した。その後、村上が能見篤史投手(41)の 5球目をとらえ、ヤクルトに 2点の勝ち越しを許した。能見はこの日が 6月30日中日戦(ナゴヤドーム)以来、 7月に入って初登板だった。

梅野隆太郎捕手が序盤から、梅ちゃんバズーカをさく裂させた。 0- 2の 2回二死 1塁、 2盗を試みた坂口に対して素早く 2塁送球。余裕を持って阻止し、ピンチになる前に芽を摘んだ。これで梅野は出場18試合で「盗塁阻止5個」を記録し、許した盗塁は 1つのみ。10試合以上に出場した捕手の中で「盗塁阻止5個」はトップタイ、「盗塁阻止率8割3分3厘」はトップの数字だ。昨季「ゴールデングラブ賞」に輝いた女房役が、今年も守備で大きく貢献している。 1- 4の 6回無死 1、 2塁、「2番手・長谷川」の甘く入ったチェンジアップをとらえて、中前へタイムリー。 2打数 1安打 2四球と 3度の出塁でチャンスメークし、これで「打率0.352(54打数19安打)とした。きょうにも規定打席に到達し、チームの打率トップに立つことが濃厚だ。守備では 2回二死 1、 3塁で 1走・坂口智隆内野手(35)の 2盗を阻止し、先発・ガルシアを援護した。今季、「盗塁阻止率0.833」で「リーグトップ」を維持。攻守の中心として、次こそチームを勝利へ導く。

糸原健斗内野手が、今季1号で反撃ののろしを上げた。 2点を追う 3回二死、イノーアの内角に入った 149キロ直球をとらえた。打球はぐんぐん伸びてライトスタンドへ。今季初本塁打で 1点をかえした。初回は先頭の近本が出塁するも、続く糸原が併殺打に倒れていた。ガブリエル・イノア投手(27=ボルチモア・オリオールズ)を前に攻撃の流れをなかなかつかめなかったが、主将の 1発でベンチも勢いづいた。頼りになるキャプテンが甲子園の夜空にアーチを描いた。糸原が今季「初本塁打」を放ち、ダイヤモンドを一周。ナインからは“アロハポーズ”で出迎えられた。 0- 2の 3回二死だ。カウント 1- 0からイノーアの内角 149キロの直球をフルスイングすると白球は右翼スタンドに飛び込んだ。昨年 8月20日のDeNA戦(京セラ)以来、実に 330日ぶりの本塁打だ。 175センチと小柄ながら2018年の春季キャンプでは金本監督(当時)から同年新加入したロサリオをもじって「コサリオ」と称され、そのパンチ力はお墨付き。その力を発揮し、目の覚めるような一発を放った。

ジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)がヤクルト戦(甲子園)の 7回に梅野雄吾投手(21)から「5号ソロ」を放った。球団の新助っ人では89年フィルダー以来の「5カード連続本塁打」。チームの連勝は「2」で止まって「最下位」に逆戻りしたが、元気なB砲がいれば大丈夫だ。開幕直後の不振はどこへやら。打率と打点、本塁打、安打で今や「チーム4冠」。希望が詰まったボーアの 1発だ!  7回表に 2度目のリードを許し、意気消沈の甲子園。ジェット風船を飛ばせない「ラッキー7」も、気候と似て湿り気味だった。しかし、B砲の快音で再びスタンドが沸いた。夜空に高々と舞い上がった白球が、右中間席で跳ねた。応援バットや手拍子による応援が一段と大きくなった。開幕当時が遠い昔のように感じる。大物助っ人として「4番」でシーズンを迎えたが、まさかの「18打席連続無安打」。初安打までに 5試合を要し、打順も「4番」を降りた。「不要論」までささやかれたが、そこから本領を発揮。初安打翌日の 6月25日ヤクルト戦から15試合は、「49打数20安打5本塁打」。打ちに打って、「0割5分3厘」からスタートした打率はこの試合でとうとう「3割」の大台に乗り、「3割9厘」まで急上昇。「(対戦カードが) 2巡目に入って、ピッチャーに慣れてきた部分もある」。気づけば「12打点」と「21安打」を合わせ、チーム「4冠」となった。この間、約 3週間。周囲の異論も、実力と結果ではね返した。「メジャー92発」の看板は、やはりだてではない。この 1発で他球団への“あいさつ回り”を済ませた。 1日中日戦の「今季1号」から「5カード連続アーチ」。名刺代わりの 1発とは、まさにこのこと。練習試合で好調時は、験を担いでひげをそらずにいたが、今も口周りにはたっぷりと蓄えている。チームは 1日で「最下位」に逆戻りも、各球団に恐怖を印象付けたB砲。その打棒が、チーム上昇のカギを握っている。

ガルシアは 6回 6安打 4失点と粘り切れず、今季「初白星」はまたもつかめず。「初回以降は何とか粘れていたけど、最後のイニングを踏ん張ることができなくて悔しい」。 1回に「4番・村上」の適時打と西浦の犠飛で 2失点。 6回には二死 2塁でエスコバーに 2ランを浴びた。 5回にはセーフティーバントを成功させ、激走のあまり足を気にするシーンもあったが、報われなかった。オネルキ・ガルシア投手は、聖地での「先発初勝利」をまたもつかめなかった。粘って 6回 6安打 4失点。今季「初勝利」もお預けで、打線の奮起で黒星が消えたことがせめてもの救いだった。初回に先頭坂口からの連打などで 2点失った。 2回から無失点で踏ん張り、 5回の攻撃ではひやりとするアクシデントが起きた。先頭打者で意表を突くセーフティーバントを 3塁前に転がした。全力疾走で内野安打としたが、直後に左足を痛がるそぶりで顔をゆがめた。矢野監督や福原忍投手コーチ(43)コーチが駆けつけたが、ガルシアは交代しなかった。甲子園では昨季終盤にロングリリーフとして「3連勝」を挙げたが、先発試合に限ると、これで中日時代から10試合で「0勝3敗」と不思議と勝ちに縁遠い。奮闘した左腕が、聖地で浮かべる笑みを次こそ見たい。

左ふくらはぎの張りで 2軍調整中のジェフリー・マルテ内野手(28)が、早期の 1軍再昇格へ意気込んだ。15日、鳴尾浜で階段のウオーキングや室内でのマシン打撃などで調整。腰の張りを訴えて14日に出場選手登録を外れたジョー・ガンケル投手(28)が、鳴尾浜に再合流した。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 5- 9東京ヤクルト>◇ 5回戦◇阪神 2勝 3敗 0分◇14日◇阪神甲子園球場

 阪神はこの試合から、ベンチの矢野監督やコーチ、控え選手らが黒や白のマスクの着用を始めた。控え捕手の原口はマスクを着けた状態で、ベンチ前で先発ガルシアの投球を受けた。

 「新型コロナウイルスの感染者」が増えつつある社会情勢を踏まえたもので、球団は「昨今の『新型コロナウイルスの感染拡大』状況を鑑み、監督、コーチ、試合に出場していない選手については、試合中のベンチ内でのマスクの着用をチームとして推奨しています」と説明した。

 3回表を終えベンチに戻るオネルキ・ガルシア投手(右)を出迎えるマスク姿の阪神ナインたち=阪神甲子園球場

 

 ヤクルトが初回に村上の右前適時打で 1点を先制。西浦の右犠飛で追加点を挙げた。阪神は 3回に糸原の「1号ソロ」で 1点を返した。

  5回終了後に降雨による中断を経て試合が再開。 6回にはヤクルトがエスコバーの「1号2ラン」。阪神は梅野の適時打などで 3得点。

 ヤクルトは 7回に村上の「2点適時打」で勝ち越し。 9回にも 3点を加えて逃げ切った。マクガフ「2勝」目。敗れた阪神は再び「最下位」に転落。伊藤和「初黒星」。

  6回裏阪神二死 1、 3塁、糸井嘉男外野手は見逃し三振に終わりじっと見つめる矢野燿大監督=阪神甲子園球場

 観客による声援で一時試合が止まった。

 同点の 7回一死満塁で、ヤクルトの「4番」村上を迎えた場面だった。 1塁側から「能見ー!」とマウンドの左腕を応援する声が飛び交い、村上は 2ボール 1ストライクから構えたが、いったん打席を外した。

 直後に球審がアナウンス席に近寄ると「お客様へお願いいたします。声を張り上げての応援はおやめ下さいませ」と球場にアナウンスが流された。

 その後、村上が能見の 5球目をとらえ、ヤクルトに 2点の勝ち越しを許した。能見はこの日が 6月30日中日戦(ナゴヤドーム)以来、 7月に入って初登板だった。

 7回表ヤクルト一死満塁、村上は中前適時打を放った=阪神甲子園球場

 阪神の連勝が「2」で止まり、再び「最下位」に転落した。

 先発ガルシアが初回に 2失点。 1点ビハインドで迎えた 6回にも 2失点し、リードを 3点に広げられた。だが、直後の 6回裏に反撃。ボーアのこの日 2本目の安打から好機をつかむと、無死 1、 2塁から梅野が中前適時打。その後一死満塁から近本の押し出し四球で 1点差。さらに「2番」糸原の右犠飛で同点に追いついた。

 だが、 7回表に伊藤和雄と能見が踏ん張れず、この回 2点を勝ち越された。 7回裏にはボーアの「5号ソロ」が飛び出したが、最後は 9回に突き放されての黒星。勝利した中日と入れ替わって、「最下位」となった。

  7回途中で伊藤和雄和投手を交代させる矢野燿大監督=阪神甲子園球場

 矢野阪神の必死の継投も実らなかった。同点に追いついた直後の 7回表。ベンチは「2番手」に伊藤和を送り出した。首脳陣が「勝利の方程式」を模索する中で、その一角入りの期待もかける右腕。直前の 6回に同点に追いつき、流れを引き戻しただけに、ヤクルトの攻撃を抑え込みたかったが、思惑通りにはいかなかった。

 伊藤和は 2安打と 1四球で一死満塁として、村上を迎えたところで交代。その後、 6月30日以来の登板となった「3番手」能見が、村上に 2点勝ち越しを許す中前打を浴びた。矢野監督は「難しいところやねんけど、和雄で何とか頑張ってくれたらというのはあった。あの打たれ方と、ちょっと(荒木への)四球がもったいなかった。最後、能見に託したんやけど」と振り返った。

  7回表ヤクルト一死満塁、降板する伊藤和雄和投手(右から 3人目)=阪神甲子園球場

  7回にボーアの本塁打が出ていた。 1点差のまま 9回の攻撃を迎えれば…。だが、 9回表も誤算だった。二死 1、 2塁。この回からマウンドに上がっていた馬場は、エスコバーにカウント 2- 2から左前適時打を打たれるなど 3失点。突き放されてしまった。

 矢野監督 うちも粘っていかないと上に行くのは難しくなる。勝ちパターンで勝っていくことは大事なんだけど、競ってる試合で追いついたり、 1点負けている最後の馬場もあと1球というところで。粘れる中継ぎ陣というか。現状と課題としては、そういうところでしっかり食い止めてくれれば。連勝とか大型連勝という形にはなっていくのにつながると思う。

 指揮官の言葉通り、逃げ切り勝利を重ねるだけでなく、僅差のビハインドや同点の場面から勝利をもぎ取ることが、浮上へのカギとなる。

  8回、選手交代を告げベンチへ戻る矢野燿大監督=阪神甲子園球場

 阪神の連勝が2で止まり、再び最下位に転落した。

◇   ◇   ◇

 阪神矢野監督語録

-先発ガルシアは中断後に入り方も難しかった

 矢野監督 いや、 2アウト取っているし、入り方はちゃんといけたと思うけど、最後のもう 1人っていうとこが、四球から。

-打線も粘り強かった

 矢野監督 まあね。サンズもちょっと良くなってきているんで、そういうところは打線は良くなってきている部分もあるし、もうひと押しって部分ももちろん、あるかな。

-ボーアの好調の要因は

 矢野監督 うーん、まあ、どうなんやろな。落ち着きというか、なかなかピッチャーでも野手でも難しいところやけど、リズムとか出てきていて、練習とかもしっかりやっている。日本の野球に慣れてきたという部分もあるのかな。

 ヤクルトに敗れスタンドにあいさつする矢野燿大監督=阪神甲子園球場

-走塁面も

 矢野監督 よう走ってる。一生懸命走っているし、そういうプレーはみんな見ているんでね。うちはみんなはよく走ってくれてるけど、そういう姿を見せてくれるとチームとしては士気が上がる。ある意味チームとして当たり前のことなので。当たり前のプレーを大事にできるってことは、タイガースとしては大事にしているところ。

- 7回一死満塁、村上を迎えた場面でベテラン能見が登板

 矢野監督 難しいところやねんけど、和雄(伊藤)で何とか頑張ってくれたらというのはあったんやけど、あの打たれ方と、ちょっと四球がもったいなかったんで。まあ、最後、能見に託したんやけど。

-伊藤和、馬場は悔しさを次回に生かしてほしい

 矢野監督 そりゃもちろんそうやし、ああいうところでうちも粘っていかないと上に行くって難しくなる。勝ちパターンの中で勝っていくっていうことは大事なことなんだけど、ああいう競ってる試合で追いついたり、 1点負けてるっていう最後の馬場もあと 1球というところ。石山もそんなに安定してない中で 1点差だったらというところでね、最後託したんだけど。ああいうところで粘れる中継ぎ陣というか、そういうところでしっかり食い止めてくれれば。連勝とか大型連勝という形につながると思う。

 

  2回、坂口智隆内野手の 2盗を阻止した梅野隆太郎捕手。バズーカがサク裂だ=阪神甲子園球場

 梅野隆太郎捕手が序盤から、梅ちゃんバズーカをさく裂させた。

  0- 2の 2回二死 1塁、 2盗を試みた坂口に対して素早く 2塁送球。余裕を持って阻止し、ピンチになる前に芽を摘んだ。

 これで梅野は出場18試合で「盗塁阻止5個」を記録し、許した盗塁は 1つのみ。10試合以上に出場した捕手の中で「盗塁阻止5個」はトップタイ、「盗塁阻止率8割3分3厘」はトップの数字だ。昨季「ゴールデングラブ賞」に輝いた女房役が、今年も守備で大きく貢献している。

  2回表ヤクルト二死 1塁、 3塁、梅野隆太郎捕手は打者荒木のとき 1走坂口の 2塁盗塁を刺す=阪神甲子園球場

 阪神打線が6回に3点差を追いついた。

 エスコバーに2ランを許しリードを広げられた直後の6回。この回に登板したヤクルト長谷川から、先頭のボーアが中前打を放つとサンズも四球で出塁。無死一、二塁から、梅野が中堅へ2点差に迫る適時打を放ち、長谷川をマウンドから引きずり下ろした。続く木浪は代わったマクガフから犠打を決めて1死二、三塁とすると、代打福留が冷静に四球を選んで1死満塁。近本も四球を選び押し出しで1点差とすると、糸原が右翼へ大きな犠牲フライを放ち、同点に追いついた。

 ボーアはこの日2本目の安打。梅野は前日14日の同戦で放った同点の2点適時打に続き、勝負強さを見せた。チームは前日に続き初回に2点を先制されたが、中盤以降に打線が底力を見せている。

  6回裏阪神無死 1、2塁、梅野隆太郎捕手は中前適時打を放った=阪神甲子園球場

 勝負強い打撃にバズーカもサク裂! 敗戦の中で梅野の活躍が光った。

 「ボーアとサンズがいい形でつないでくれたので、その流れに乗って打つことができた。走者をかえすことができてよかった」

  1- 4の 6回無死 1、 2塁、「2番手・長谷川」の甘く入ったチェンジアップをとらえて、中前へタイムリー。 2打数 1安打 2四球と 3度の出塁でチャンスメークし、これで「打率0.352(54打数19安打)とした。きょうにも規定打席に到達し、チームの打率トップに立つことが濃厚だ。

 守備では 2回二死 1、 3塁で 1走・坂口の 2盗を阻止し、先発・ガルシアを援護した。今季、「盗塁阻止率0.833」で「リーグトップ」を維持。攻守の中心として、次こそチームを勝利へ導く。

 

 糸原健斗内野手が、今季1号で反撃ののろしを上げた。

  2点を追う 3回二死、イノーアの内角に入った 149キロ直球をとらえた。「しっかり強いスイングをすることができました」。打球はぐんぐん伸びてライトスタンドへ。今季初本塁打で 1点をかえした。

 初回は先頭の近本が出塁するも、続く糸原が併殺打に倒れていた。イノーアを前に攻撃の流れをなかなかつかめなかったが、主将の 1発でベンチも勢いづいた。

  3回に今季初本塁打を放った糸原健斗内野手。 330日ぶりの一発だ=阪神甲子園球場

 頼りになるキャプテンが甲子園の夜空にアーチを描いた。糸原が今季「初本塁打」を放ち、ダイヤモンドを一周。ナインからは“アロハポーズ”で出迎えられた。

 「しっかり強いスイングをすることができました」

  0- 2の 3回二死だ。カウント 1- 0からイノーアの内角 149キロの直球をフルスイングすると白球は右翼スタンドに飛び込んだ。昨年 8月20日のDeNA戦(京セラ)以来、実に 330日ぶりの本塁打だ。

  175センチと小柄ながら2018年の春季キャンプでは金本監督(当時)から同年新加入したロサリオをもじって「コサリオ」と称され、そのパンチ力はお墨付き。その力を発揮し、目の覚めるような一発を放った。

  3回裏阪神二死、糸原健斗内野手は「右越えソロ本塁打」を放った=阪神甲子園球場

 勢いは止まらない。 6回、 3- 4と 1点差に迫まり、なおも一死満塁と反撃の好機で打席に立つ。マクガフの低め 152キロの直球をすくい上げると右翼へ大きな飛球。一時同点となる犠飛となった。「なんとしても追いつきたい場面だったので、ランナーをかえすことだけを考えて打席に入りました。最低限の仕事ができた」。得点圏できっちり仕事を果たした。

 近本、ボーアと並び、ここまで全試合出場。18年から全試合出場を続けてきており、常にグラウンドに立ち、チームを引っ張ってきた。 5回にも一死 1塁から中前打を放っており、この日「4打数2安打2打点」と躍動。自己最長タイとなる「7試合連続安打」をマークするなど打撃好調。打率も「0.266」まで上昇した。

 チームは敗れたが、主将が奮闘。これからも「C」マークの誇りを持って戦っていく。

 

 7回裏阪神一死、ジャスティン・ボーア内野手は右中間越えに本塁打を放った=阪神甲子園球場

 あんたが頼みの綱や! ジャスティン・ボーア内野手がヤクルト戦(甲子園)の 7回に梅野から「5号ソロ」を放った。球団の新助っ人では89年フィルダー以来の「5カード連続本塁打」。チームの連勝は「2」で止まって「最下位」に逆戻りしたが、元気なB砲がいれば大丈夫だ。開幕直後の不振はどこへやら。打率と打点、本塁打、安打で今や「チーム4冠」。巻き返しの一撃、頼みまっせ!

◇    ◇    ◇

 希望が詰まったボーアの 1発だ!  7回表に 2度目のリードを許し、意気消沈の甲子園。ジェット風船を飛ばせない「ラッキー7」も、気候と似て湿り気味だった。しかし、B砲の快音で再びスタンドが沸いた。夜空に高々と舞い上がった白球が、右中間席で跳ねた。「いい感触だった。打てて良かったよ」。応援バットや手拍子による応援が一段と大きくなった。

 7回裏阪神一死、ジャスティン・ボーア内野手は「右中間越え本塁打」を放ち指を天に指しベースをまわる=阪神甲子園球場

  2点を追う 7回一死無走者の第4打席。ヤクルト「4番手」梅野の高め 149キロ直球を仕留めた。 1塁を回ってスタンドインを確認すると、右手で小さくガッツポーズ。 2回、 6回にも安打を放ち、今季 2度目の「猛打賞」となった。

 開幕当時が遠い昔のように感じる。大物助っ人として「4番」でシーズンを迎えたが、まさかの「18打席連続無安打」。初安打までに 5試合を要し、打順も「4番」を降りた。「不要論」までささやかれたが、そこから本領を発揮。初安打翌日の 6月25日ヤクルト戦から15試合は、「49打数20安打5本塁打」。打ちに打って、「0割5分3厘」からスタートした打率はこの試合でとうとう「3割」の大台に乗り、「3割9厘」まで急上昇。「(対戦カードが) 2巡目に入って、ピッチャーに慣れてきた部分もある」。気づけば「12打点」と「21安打」を合わせ、チーム「4冠」となった。この間、約 3週間。周囲の異論も、実力と結果ではね返した。「メジャー92発」の看板は、やはりだてではない。

 7回裏阪神一死、「右越え本塁打」を放ち、「ファイアボール」ポーズを決めるボーア内野手=阪神甲子園球場

 矢野監督も「リズムとか出てきて、日本の野球に慣れてきた部分もある」と分析。 6回の中前打では 2塁を狙おうと大きなオーバーランを見せ、「7番」梅野の中前適時打では 2塁からの激走で一気に生還。指揮官は「一生懸命、走っている。そういう姿を見せてくれると、チームとしては士気が上がる」と、助っ人の積極的な走塁姿勢も評価した。

  この 1発で他球団への“あいさつ回り”を済ませた。 1日中日戦の「今季1号」から「5カード連続アーチ」。名刺代わりの 1発とは、まさにこのこと。練習試合で好調時は、験を担いでひげをそらずにいたが、今も口周りにはたっぷりと蓄えている。チームは 1日で「最下位」に逆戻りも、各球団に恐怖を印象付けたB砲。「勝つためにもっと打ちたい。切り替えて、明日からも勝ちにつながるバッティングをしたいね」。その打棒が、チーム上昇のカギを握っている。

▼ボーアが 7月 1日中日戦から「5カード連続本塁打」を記録。阪神の外国人では、ゴメスが15年 6月23日広島戦から 7月9日中日戦に「5カード連発」して以来、 5年ぶり。来日 1年目の助っ人に限ると、フィルダーが89年 7月 7日ヤクルト戦から同22日巨人戦にかけての「5カード連続」以来、31年ぶり。

 

 阪神先発のオネルキ・ガルシア投手=阪神甲子園球場

 ガルシアは 6回 6安打 4失点と粘り切れず、今季「初白星」はまたもつかめず。「初回以降は何とか粘れていたけど、最後のイニングを踏ん張ることができなくて悔しい」。 1回に「4番・村上」の適時打と西浦の犠飛で 2失点。 6回には二死 2塁でエスコバーに 2ランを浴びた。 5回にはセーフティーバントを成功させ、激走のあまり足を気にするシーンもあったが、報われなかった。

  5回裏阪神無死、ガルシア投手は 3塁線にセーフティーバントを決める=阪神甲子園球場

 阪神先発のオネルキ・ガルシア投手に、ひやりとするアクシデントが起きた。

  5回に先頭で打席に立つと意表を突くセーフティーバントを 3塁前に転がした。 1塁へ全力疾走で駆け抜けて内野安打としたが、直後に顔をゆがめ、左足を痛がるそぶりをみせた。慌てて矢野監督や福原投手コーチが駆けつけたが、ガルシアは途中交代せず、そのまま 塁走者として残った。

 ガルシアは初回に 2失点した後は 5回まで無失点に抑えている。

  5回裏阪神無死、足を気にするオネルキ・ガルシア投手(左から 2人目)を心配そうに確認する矢野燿大監督=阪神甲子園球場

 オネルキ・ガルシア投手は、聖地での「先発初勝利」をまたもつかめなかった。「初回以降何とか粘れていたけれど、最後のイニングを踏ん張ることができなくて悔しい」。粘って 6回 6安打 4失点。今季「初勝利」もお預けで、打線の奮起で黒星が消えたことがせめてもの救いだった。

 初回に先頭坂口からの連打などで 2点失った。 2回から無失点で踏ん張り、 5回の攻撃ではひやりとするアクシデントが起きた。先頭打者で意表を突くセーフティーバントを 3塁前に転がした。全力疾走で内野安打としたが、直後に左足を痛がるそぶりで顔をゆがめた。矢野監督や福原投手コーチが駆けつけたが、ガルシアは交代しなかった。

  8回裏、ベンチから試合を見つめるオネルキ・ガルシア投手は頭をかかえる=阪神甲子園球場

 雨脚が強まった 5回終了後から32分間中断となったが、 6回も気合の続投。しかしテンポ良く 2アウトを奪った後、山崎に四球を出してエスコバーに対して 1ボールからボークを宣告された。二死 2塁から最後は高めに浮いたツーシームを捉えられ左中間への 2ランを許した。福原投手コーチは続投について「尻上がりに良くなっていたし、ガルシアも難しい状況の中で気持ちを切らさずに準備してくれたので、なんとかあの回を粘って抑えてくれたらと思っていました」と説明した。

 甲子園では昨季終盤にロングリリーフとして「3連勝」を挙げたが、先発試合に限ると、これで中日時代から10試合で「0勝3敗」と不思議と勝ちに縁遠い。奮闘した左腕が、聖地で浮かべる笑みを次こそ見たい。

 

 鳴尾浜練習でキャッチボールを行うジェフリー・マルテ内野手=阪神鳴尾浜球場

 左ふくらはぎの張りで 2軍調整中のジェフリー・マルテ内野手が、早期の 1軍再昇格へ意気込んだ。15日、鳴尾浜で階段のウオーキングや室内でのマシン打撃などで調整。

 「日に日に良くなってきているよ。歩いて、状態も確認することができたし、なるべく早く治して 1軍に上がれるようにしたい」。11日に出場選手登録を外れ、観客の入った試合に出場しておらず「早くファンの前でプレーしたいし、元気な姿を見せたい。早く復活できるようにリハビリ頑張ります!」と意気込んだ。

 鳴尾浜で練習を行うジョー・ガンケル投手(左)とジェフリー・マルテ内野手=阪神鳴尾浜球場

 腰の張りを訴えて14日に出場選手登録を外れたジョー・ガンケル投手が、鳴尾浜に再合流した。

 外野のウオーキングやキャッチボール、ウエートトレーニングで調整。12日DeNA戦(甲子園)から中継ぎ要員として再昇格したが、わずか 2日で離脱となっていた。

 鳴尾浜練習でキャッチボールを行うジョー・ガンケル投手=阪神鳴尾浜球場

 

※ 7月16日の予告先発は、阪神・中田賢一投手(38=福岡ソフトバンク)ー東京ヤクルト・高橋奎二投手(27=ボルチモア・オリオールズ)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。

 これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。

 そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。

 

 2020年 オープン戦 最終順位表

 

 2020年 公式戦 順位表

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (07月)

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (08月)

 

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