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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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大山打った瞬間2戦連続弾!「狙い球を絞って」!青柳、リーグ首位タイ4勝!馬場二死満塁も0封!

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阪神が 7回に試合をひっくり返し、再び貯金を「1」とした。 1点を追う 7回。一死満塁で北條史也内野手(25)が左越えの 3点 2塁打。さらにジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)が中前適時打で突き放した。中日は 2回、二死満塁から井領雅貴外野手(30)の中前適時打で 2点を先制。中日先発の大野雄大投手(31)は 3回まで 2安打 5奪三振無失点と好投した。阪神は 4回先頭の大山悠輔内野手(25)の左翼への「7号ソロ」で 1点を返した。中日大野雄は 5回 1失点で降板、継投策に。 1点差で終盤に入った。阪神は 7回一死満塁から北條の 2塁打などで 4点を奪い逆転。青柳晃洋投手(26)は「4勝」、ロベルト・スアレス投手(29)は「5セーブ」。中日は連敗で最多借金「8」に。 7回に登板した「3番手」谷元圭介投手(35)が今季「初黒星」を喫した。これで 7カード連続初戦を勝利。矢野燿大監督は、逆転打を放った北條をたたえていた。

ジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)が右臀部(でんぶ)の張りから 5試合ぶりにスタメン復帰した。「5番1塁」で先発し、 4打数ノーヒット。矢野監督は次戦に期待した。

大山悠輔内野手が打った瞬間にそれを分かる「2戦連発」を決めた。 2点を追う 4回、先頭で大野雄の 2球目、内寄り高めスライダーを豪快に振り抜いた。「7号ソロ」を左翼ポール際中段席まで届かせ、反撃ムードを高めた。ここ 6試合で「4発」目。 1回にも右前打を放っており、「3試合連続マルチ安打、6試合連続安打」となっている。

代行キャプテンの北條史也内野手が走者一掃の「逆転2塁打」を決めた。 1点を追う 7回一死満塁。「4番手」岡田俊哉投手(28)を相手に 2ボールから甘く入った 141キロ直球を強振した。ライナーで「左越え3点2塁打」。一気に試合をひっくり返した。 1点を追う 5回は一死 1、 3塁の同点機でセーフティースクイズを失敗し、空振り三振に倒れていた。北條は糸原健斗内野手(27)が右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折で離脱後、23日からは矢野監督に指名され、代行キャプテンを務めている。ミスを挽回し、この回に代打を送られていた先発青柳にも「勝ち星」を付けた。責任感も人一倍だ。前日は今季 4度目のスタメンも 3打数無安打で途中交代。悔しさをバットに乗せてもいた。チームはナゴヤドームで昨年からの連敗を「4」で止めた。矢野監督は苦手とする先発左腕大野に、大幅な打線組み替えを敢行。相手エースに好相性の陽川尚将内野手(28)を、プロ初の「1番」で起用する“奇襲”に出た。さらに今季初先発の中谷将大外野手(27)や植田海内野手(24)ら 8人の右打者を並べた。福留孝介外野手(43)、糸井嘉男外野手(38)の両ベテランを外す飛車角落ちでも勝利への執念を見せ、再び貯金を「1」に戻した。頼れるキャプテン代行が、背中でチームをけん引する。

ジェリー・サンズ外野手は追加点をたたき出し、鬱憤(うっぷん)を晴らした。 5回二死 2、 3塁で空振り三振に倒れるなど、 1打席目から 3打席連続三振。 2点リードを奪った直後の 7回一死二塁、岡田から中前適時打を決めた。

阪神先発の青柳晃洋投手が 6回 2安打 2失点と踏ん張り、「勝利投手」となった。 1点を追う 7回表の攻撃、一死 1塁で打席を迎える際、代打福留を送られた。序盤は制球を乱し、先制を許した。 2回二死 1塁から「8番」木下拓捕手(28)に死球。さらに投手の大野雄に四球。二死満塁から「1番」井領に中前 2点打を打たれた。 2回まで39球を費やしたが、 3~ 5回の 3イニングで39球。 3回以降は立ち直り、 3~ 6回の 4イニングは12打者連続アウトと完璧に封じた。 4回には石川昂弥内野手(19)の打球を受けるシーンもあったが、しっかりと試合をつくった。青柳が交代した 7回に打線が逆転。中盤にリズムよく投げ込んだ青柳に「勝ち星」がついた。これで「リーグトップタイ」の「4勝」目。打線の援護に感謝していた。昨年は「9勝9敗」。貯金をつくれず、 2ケタに「1勝」届かなかった。今季、常に登板する試合について公言する。登板5試合はいずれもカード初戦で「4勝1敗」。防御率も「1.80」。虎投の柱の 1人として背番号「50」が腕を振り続ける。

阪神が逆転した直後の 7回は馬場皐輔投手(25)がピンチを脱して「4ホールド」目を挙げた。。一死 1塁で、けん制悪送球。 1走の京田が 3塁まで進みかけたが、直前にタイムがかかっていたため、無効になって救われた。最後は井領を左飛に仕留めてバトンをつないだ。

ロベルト・スアレス投手が最終 9回を締めた。一死から 2塁打と 3失で一死 1、 2塁となったが、後続を断って今季「5セーブ」目。22日は味方の失策も絡んで救援失敗していたが、泰然自若だ。22日の広島戦(甲子園)は失策がらみで初のセーブ失敗も、今回は火消し成功。藤川球児投手(40)は 1軍に昇格したが、完全復調までは引き続き助っ人がクローザーを務めることになりそうだ。

記事をまとめてみました。

 

 

 <中日 2- 5阪神>◇ 7回戦◇阪神 4勝 3敗 0分◇24日◇ナゴヤドーム

 中日は 2回、二死満塁から井領の中前適時打で 2点を先制。中日先発の大野雄は 3回まで 2安打 5奪三振無失点と好投した。

 阪神は 4回先頭の大山の左翼への「7号ソロ」で 1点を返した。中日大野雄は 5回 1失点で降板、継投策に。 1点差で終盤に入った。

 阪神は 7回一死満塁から北條の 2塁打などで 4点を奪い逆転。青柳は「4勝」、スアレスは「5セーブ」。中日は連敗で最多借金「8」に。 7回に登板した「3番手」谷元が今季「初黒星」を喫した。

  7回表阪神一死満塁、北條史也内野手は「左越え3点適時2塁打」を放った=ナゴヤドーム

 阪神が 7回に試合をひっくり返し、再び貯金を「1」とした。 1点を追う 7回。一死満塁で北條が左越えの 3点 2塁打。さらにサンズが中前適時打で突き放した。

 投手陣は先発青柳が 6回 2安打 2失点と好投。逆転した直後の 7回は馬場、 8回岩崎、 9回スアレスとつないで逃げ切った。青柳が「リーグトップタイ」の「4勝」目。スアレズは「5セーブ」目を挙げた。

 これで 7カード連続初戦を勝利。矢野燿大監督は、逆転打を放った北條を「一発で仕留めたというところに価値がある」とたたえていた。

 ヒーローインタビューを終えファンの声援に応える北條史也内野手=ナゴヤドーム

 阪神が 7回に試合をひっくり返し、再び貯金を「1」とした。

 矢野燿大監督の一問一答

-北條が殊勲打

 いやもうジョーに任せようと。プレッシャーも感じる…まあ、誰もが前の打席のことも頭に入れながら打席に入る。 2ボールに持っていったのも大きかったし、一発で仕留めたところに価値がある。

-前日キャプテン代行に任命

 ケント(糸原)がいないんで現状誰かとなったらジョーしかいないやろうと。誰かに聞いたわけじゃないけどみんなそう思っていたんじゃないかな。

 4回表阪神無死、「左越え本塁打」を放ちベンチの矢野燿大監督(右)とエアタッチする大山悠輔内野手=ナゴヤドーム

-代打福留が四球を選び好機拡大

 あの回はカイ(植田)も出てコウスケというところでね。粘って四球というのは大きい。もちろん、先発で出ても嫌なバッターではあるんだけど。やっぱり経験があるだけにいろんな状況を把握しながら(打席に)立ってくれるのは、ああいうつながりにつながった。

-打順は右を並べた

 総合的にね。大野だけじゃなくてね。 1年間いろいろある。ケガ人もちょっとずつ出たりしているんでね。その中でより良いね。 1年間戦う上でと思って。

  7回表阪神一死 2塁、サンズ外野手の中前適時打で生還した北條史也内野手(左から 2人目)を迎える矢野燿大監督(中央)ら=ナゴヤドーム

-大野に球数を投げさせて 5回で降ろした

 もっと点取りたかったけど、取れそうな感じもあったし。要所で粘られたというのもあるし。球数を投げさせたというのはあの回で交代させる原因にもなった。そういうところは出たメンバーが良くやってくれたなと思います。

-青柳は安定

  2点はちょっともったいない。あの後、頑張ったし、先発としての仕事は十分にやったんだけど。青柳にはもっと高いレベルを目指してもらうというところで言うと、あの 2点で負ける可能性があるんで。

 

 ジャスティン・ボーア内野手が右臀部(でんぶ)の張りから5試合ぶりにスタメン復帰した。

 「5番1塁」で先発し、 4打数ノーヒット。矢野監督は「 100(%)じゃない。 1年間長い中で万全ということはないかもしれないけど、その中でどうやっていくかというスタートなんで。また明日打ってくれると思います」と次戦に期待した。

  1回表阪神二死 1、 2塁、スタメン復帰のジャスティン・ボーア内野手は遊ゴロを放った=ナゴヤドーム

 右臀部の張りを訴えていた阪神・ボーアが 5試合ぶりに先発に復帰した。 4打数無安打も、矢野監督は「 100(%の状態)じゃないけど、 1年間長い中で(常に)万全ということはないかもしれない中でどうやっていくか。 1本出なかったけど、(試合に)出られたというところで。また明日、打ってくれると思います」と期待し、25日もスタメンを示唆。 3試合の欠場後、前日23日の広島戦(甲子園)で代打で復帰していた。

 

 大山悠輔内野手が打った瞬間にそれを分かる「2戦連発」を決めた。

  2点を追う 4回、先頭で大野雄の 2球目、内寄り高めスライダーを豪快に振り抜いた。「7号ソロ」を左翼ポール際中段席まで届かせ、反撃ムードを高めた。

 「いいスイングができている中で、狙い球を絞って思い切ってスイングをすることができました」

 ここ 6試合で「4発」目。 1回にも右前打を放っており、「3試合連続マルチ安打、6試合連続安打」となっている。

 「4番」の一撃!  4回、大山悠輔内野手が大野雄大投手から反撃の特大弾を放った=ナゴヤドーム

 「4番」の勢いが止まらない。高々と舞い上がった打球は左翼席中段へと着弾。大山が 2戦連続のアーチを放ち、ダイヤモンドを一周。ベンチに戻ると白い歯をのぞかせた。

 「いいスイングができている中で、狙い球を絞って、思い切ってスイングをすることができました」

  0- 2の 4回、先頭で打席に入った。初球から積極的に振っていき、ファウルの後の 2球目。大野雄の甘く入った 134キロスライダーを見逃さなかった。

 芯でとらえた打球は打った瞬間にスタンドインと確信するほどの完璧な当たり。前日23日の広島戦(甲子園)に続く 2試合続けての一発は反撃ののろしとなった。

  4回表阪神無死、「左越え本塁打」を放った大山悠輔内野手=ナゴヤドーム

 苦手としていた相手から打った、価値ある一本でもあった。大野雄に対しては17日に甲子園で対戦したときは 9安打 4得点と攻略。だが、ナゴヤドームに限れば、過去通算12試合で「7勝1敗1ホールド」を許し、2013年 8月23日から引き分けを挟んで「7連敗」中と苦しめられていた。

 そんな難敵からナゴヤドームでは23イニングぶり(途中降板も 1イニングにカウント)となる得点を豪快な一発で奪い、試合の流れを渡さなかった。矢野監督も「甘い球をしっかり仕留められるというのはレベルが高い。見ていて風格もあるし、打ってるタイミングがファウルでも雰囲気がある。まだまだ打ってくれると思う」とさらなる爆発に期待を込めた。

  1回には右前打を放っており、これで「6試合連続安打&3試合連続の複数安打」をマーク。開幕は控えスタートとなったが、「7本塁打、16打点」はすでに「チームトップと4番」として申し分ない働きをしている。勝利のため、これから結果を残し続けていく。

 

 代行キャプテンの北條史也内野手が走者一掃の「逆転2塁打」を決めた。

  1点を追う 7回一死満塁。「4番手」岡田を相手に 2ボールから甘く入った 141キロ直球を強振した。ライナーで「左越え3点2塁打」。一気に試合をひっくり返した。

  1点を追う 5回一死 1、 3塁では空振り三振。「チャンスで凡退していたので、何としても取り返す気持ちで打ちました。ヤギさん(青柳)も頑張ってくれていたので逆転することができて良かったです」とコメントした。

 北條は糸原が右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折で離脱後、23日から代行キャプテンを務めている。

  7回表阪神一死満塁、「左越え適時2塁打」を放った北條史也内野手=ナゴヤドーム

 キャプテン代行が決めた! 「2番」北條史也内野手が振り抜いた当たりは、左翼福田の頭上を越えていった。 1塁走者陽川の生還までを 2塁ベース上で見届けると、ヒーローは右手を小さく握った。続けて 3塁側ベンチへ、左手で大きくガッツポーズを作った。

  1点を追う 7回一死満塁。 3つの四球で巡ってきた逆転機に、背番号「2」は燃えていた。左腕岡田の 141キロ直球をたたき、走者一掃の適時 2塁打。これが決勝打となった。「チャンスで凡退していたので、何としても取り返す気持ちで打ちました。ヤギさん(青柳)も頑張ってくれていたので、逆転することができて良かったです」。 5回は一死 1、 3塁の同点機でセーフティースクイズを失敗し、空振り三振に倒れていた。ミスを挽回し、この回に代打を送られていた先発青柳にも「勝ち星」を付けた。

 責任感も人一倍だ。主将糸原が22日広島戦で右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折。戦線を離脱した。前日23日からは矢野監督に指名され、キャプテン代行を務める。「あまり考えすぎないように。でも、自分らしく。全力でプレーしようと思っています」。前日は今季 4度目のスタメンも 3打数無安打で途中交代。悔しさをバットに乗せてもいた。

 ここぞの場面で大仕事! 北條が 7回、走者一掃の 2塁打で試合をひっくり返した=ナゴヤドーム

 強い覚悟がある。12年の「高卒ドラフト2位」は今季で 8年目。なかなかレギュラーに定着できず、ここまで規定打席に到達したシーズンは 1度もない。がむしゃらにバットを振った昨秋キャンプ。「 1回は(フルシーズンで)出てみたい」と本音をこぼした。今季も同学年のライバル木浪と激しく遊撃を争う。負けるわけにはいかない。

 チームはナゴヤドームで昨年からの連敗を「4」で止めた。矢野監督は苦手とする先発左腕大野に、大幅な打線組み替えを敢行。相手エースに好相性の陽川を、プロ初の「1番」で起用する“奇襲”に出た。さらに今季初先発の中谷や植田ら 8人の右打者を並べた。福留、糸井の両ベテランを外す飛車角落ちでも勝利への執念を見せ、再び貯金を「1」に戻した。

 ヒーロー北條は敵地での前カードで食らった 3タテに「その借りを返そうと思ってみんな必死でやっている。ファンの皆さんも応援よろしくお願いします」。頼れるキャプテン代行が、背中でチームをけん引する。

  7回表阪神一死 2塁、ジェリー・サンズ外野手の適時打で生還し笑顔を見せる北條史也内野手=ナゴヤドーム

 キャプテン代行の執念! 阪神は 1点を追う 7回、北條史也内野手が千金の「逆転3点2塁打」を放ち、中日に 5- 2で勝利した。主将の糸原が離脱という危機に新リーダーが奮闘し、今季ナゴヤドームで「初勝利」。貯金を再び「1」とし、 7月の勝ち越しも決めた。全員野球で、虎がさらに加速する!!

 俺がチームを引っ張る-。北條の強い決意が最後の一押しとなり、白球は前進守備の左翼手の頭上を越えた。主将離脱のピンチにも虎の勢いは止まらない! ナゴヤドーム今季初勝利は“キャプテン代行”が決めた。

 「前の打席にチャンスをつぶしてしまったので、何としても打とうと思っていました。『捕られるかな』と思ったんですけど、外野が前に来ていたのでよかったです」

  1- 2で迎えた 7回。一死満塁の絶好機で、代わったばかりの左腕・岡田の 141キロをとらえた。走者一掃の「逆転3点2塁打」。 2塁ベース上でホッと息を吐いた。

 笑顔でヒーローインタビューを受ける北條史也内野手=ナゴヤドーム

 「ここしかないと思った」。 5回一死 1、 3三塁ではセーフティースクイズを失敗後、空振り三振に倒れた。前日23日の広島戦(甲子園)でもバント失敗後に三振、守備でも失策と精彩を欠き、チームの連勝が「5」で止まっていたが、すべてを挽回する「殊勲打」となった。

 野球人生初の大役。主将の糸原が右手有鉤骨骨折で登録抹消された前日23日、矢野監督から「健斗(糸原)が帰ってくるまで代理としてやってくれ」と指名された。

 指揮官は「ジョー(北條)しかいないやろうと。誰かに聞いたわけじゃないけど、みんなそう思っていたんじゃないか」と明かす。誰もが認める、前向きでひたむきな姿。負けが込んだ開幕直後、自身も17打席ノーヒットで、ベンチを温める日々でも、誰よりも声を出してチームを盛り立てたのが北條だった。

 糸原には「きのう(23日)ちょっと『大丈夫ですか?』とラインした」という北條。「考えすぎると自分らしくなくなると思うので、自分らしく元気出して頑張ります」と表情を引き締めた。

 阪神開幕時とのスタメン野手総年俸比較

 層の厚さも光った。糸井らが休養したこの日、スタメンには若手が並んだ。開幕戦の先発野手 8人の合計年俸11億6700万円に対し、 6億3000万円(ともに推定)。それでも大野雄に粘って球数を投げさせて、 5回で降板させた。

 前回「3連敗」のナゴヤドームで見せた逆転劇は、外国人頼みでもベテラン頼みでもない。矢野監督は「大野(対策)だけじゃなく総合的に。 1年間戦う上で。出たメンバーがよくやってくれた」とうなずき、北條を「一発で仕留めたところに価値がある」と称えた。

 これで中日戦「4連勝」。 7月は「12勝5敗1分け」と今季初の「月間勝ち越し」も決めた。貯金は再び「1」。チームも北條自身も開幕直後とは“別人”だ。

 「まだまだ(借りは)返せていない。この前のナゴヤドームでも『3連敗』しているので、その借りを返そうと、みんな必死にやっている」

 胸に「C」のマークはなくとも、その声で、その背中で語る。頼もしいキャプテン代行がこのまま快進撃を支えていく。

 

  7回表阪神一死 2塁、ジェリー・サンズ外野手は中前適時打を放った=ナゴヤドーム

 ジェリー・サンズ外野手は追加点をたたき出し、鬱憤(うっぷん)を晴らした。

  5回二死 2、 3塁で空振り三振に倒れるなど、 1打席目から 3打席連続三振。 2点リードを奪った直後の 7回一死二塁、岡田から中前適時打を決めた。「前の 3打席にストレスがたまっていたから、やっと打つことができて良かった]。ここ 5試合のうち 4試合目で打点を挙げ、勝負強さは健在だ。

 生還した陽川尚将内野手(手前)を迎える、左からサンズ外野手、熊谷敬宥内野手、植田海内野手=ナゴヤドーム

  3三振を喫していたサンズが、勝負強さを発揮した。「直球を狙って、しっかり打ち返すことに集中したよ。前の 3打席のストレスがたまっていたから、やっと打つことができてよかったね」。 7回、北條の決勝打に続いて一死二塁で岡田の初球を中前へ。連続適時打で畳みかけた。

 前の打席は、 5回二死 2、 3塁で空振り三振。前日23日の広島戦(甲子園)から 5打席連続三振に倒れていたが、 2試合ぶりの快音で「得点圏打率0.438」の好成績をキープした。大山に次ぐ「チーム2位」の15打点だ。

 

  1回、投球する青柳晃洋投手=ナゴヤドーム

 阪神の青柳が 6回 2失点と踏ん張り、リーグ最多に並ぶ「4勝」目を挙げた。 2回に 2点を失った後、 3回以降は立ち直って一人の走者も許さなかった。代打を送られた 7回に味方が逆転して白星を手にし「野手の方々に感謝です」と謙虚に喜んだ。

  2回は二死から大野雄に四球を与えるなど乱れ、井領に先制 2点打を浴びた。矢野監督は「今のヤギ(青柳)の力ならゼロでいけるところ。もっともっと高いところを目指してもらいたい」と尻をたたいた。

  1回裏、登板した阪神先発の青柳晃洋投手=ナゴヤドーム

 阪神先発の青柳晃洋投手が 6回 2安打 2失点と踏ん張り、「勝利投手」となった。

  1点を追う 7回表の攻撃、一死 1塁で打席を迎える際、代打福留を送られた。

 序盤は制球を乱し、先制を許した。 2回二死 1塁から「8番」木下拓に死球。さらに投手の大野雄に四球。二死満塁から「1番」井領に中前 2点打を打たれた。

  2回まで39球を費やしたが、 3~ 5回の 3イニングで39球。 3回以降は立ち直り、 3~ 6回の 4イニングは12打者連続アウトと完璧に封じた。 4回には石川昂の打球を受けるシーンもあったが、しっかりと試合をつくった。

 青柳が交代した 7回に打線が逆転。中盤にリズムよく投げ込んだ青柳に「勝ち星」がついた。これで「リーグトップタイ」の「4勝」目。「立ち上がりからボールが先行してしまい、無駄な四球を出してしましたが、そこから何とか修正することができました。逆転してくれた野手の方々に感謝です」と、打線の援護に感謝していた。

  4勝目を挙げた青柳晃洋投手=ナゴヤドーム

 青柳晃洋投手の好投が 7回の逆転劇を呼び込んだ。 1点を追う、その回の攻撃。一死 1塁で打席を迎える際、代打福留を送られた。ベンチで懸命に声援を送った。視線の先で、北條が逆転打を放った。 6回 2安打 2失点でリーグトップタイの「4勝」目。「逆転してくれた野手の方々に感謝です」。打線に感謝の言葉を述べたが、青柳の奮投も試合をひっくり返す流れへの 1つだったことは間違いない。

 序盤は苦しんだ。 2回二死 1塁から「8番」木下拓に四球。さらに投手の大野雄にも四球。二死満塁から「1番」井領に中前 2点打を打たれた。立ち上がりは制球を乱す場面が目立ち、 2回まで39球も費やした。 1週間前の同じ中日戦では 2回まで26球で無失点と抜群の立ち上がりで流れを呼んでいただけに、対照的に映った。

  4回裏中日二死、石川昂弥内野手の打球を足に受けた青柳晃洋投手=ナゴヤドーム

 「足が止まって投げているぞ」との助言を受け、下半身で投げるイメージを強めた。 3~ 5回の 3イニングで39球。 3~ 6回の 4イニングは打者12人連続アウトと完璧に封じた。 4回には石川昂の打球を受けるシーンもあったが動じず、試合をつくった。 6回まで18アウトのうち、犠打をのぞいて三振とゴロで15アウトを稼いだ。気がつけば、自身のペースに引き込んでいた。

 「立ち上がりからボールが先行してしまい、無駄な四球を出してしまいましたが、そこから何とか修正することができました」。昨年は「9勝9敗」。貯金をつくれず、 2ケタに「1勝」届かなかった。今季、常に登板する試合について「全部勝つつもり」と公言する。登板5試合はいずれもカード初戦で「4勝1敗」。防御率も「1.80」。「チームが勝っているのがうれしい」。虎投の柱の 1人として背番号「50」が腕を振り続ける。

 

 阪神が逆転した直後の 7回は馬場がピンチを脱して「4ホールド」目を挙げた。「なんとか抑えることができたので結果としてよかったですが、状況を冷静に判断して投げることができればもっとよかったと思います」。一死 1塁で、けん制悪送球。 1走の京田が 3塁まで進みかけたが、直前にタイムがかかっていたため、無効になって救われた。その後も 2四球で二死満塁を招いたが、井領を左飛で切り抜けた。

  7回裏、阪神「2番手」で登板した馬場皐輔投手=ナゴヤドーム

  7回は馬場皐輔投手が踏ん張った。逆転直後のイニング。二死満塁と走者を背負ったが、最後は井領を左飛に仕留めてバトンをつないだ。

 「何とか抑えることがことができたので結果としては良かったですが、状況を冷静に判断して投げることができればもっと良かったかなと思います」。今季「4ホールド」目を課題とともに振り返った。

 

  9回裏、阪神「4番手」で登板したロベルト・スアレス投手=ナゴヤドーム

 ロベルト・スアレス投手が最終 9回を締めた。

 一死から 2塁打と 3失で一死 1、 2塁となったが、後続を断って今季「5セーブ」目。22日は味方の失策も絡んで救援失敗していたが、泰然自若だ。「いい投球をしていても打たれるときがあれば、悪いながら抑えるときもある。これが野球だと思う。もちろん、エラーもあるし、それが野球なので、今日みたいに自分の仕事をきっちりやって」。敵地で初戦を取り「いい勝ち方ができたと思うので、チームとしてはどんどん勝ち続けたい」と先を見据えた。

  9回裏中日二死 2、 3塁、A・マルティネス捕手を空振り三振に仕留め、小さくガッツポーズするロベルト・スアレス投手=ナゴヤドーム

  9回はスアレスが「5セーブ」目を挙げた。「みんながいい仕事をしている中で失策ももちろんあるけど、きょうみたいにいい勝ち方ができればいいね」。一死 2塁で石川昂の 3ゴロを北條が失策。ピンチを広げたが代打・溝脇を投ゴロ、A・マルティネスを空振り三振で切り抜けた。22日の広島戦(甲子園)は失策がらみで初のセーブ失敗も、今回は火消し成功。藤川は 1軍に昇格したが、完全復調までは引き続き助っ人がクローザーを務めることになりそうだ。

 

※ 7月25日の予告先発は、中日・勝野昌慶投手(23)ー阪神・西勇輝投手(29)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。

 これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。

 そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。

 

 2020年 オープン戦 最終順位表

 

 2020年 公式戦 順位表

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (07月)

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (08月)

 

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 ※実際の試合から5 分程度遅れての放送となります。

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 視聴価格:月額会 員 630円、 1試合視聴 210円

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