●甲子園での阪神-DeNAは雨の影響で、開始時間は午後6時から同6時50分に変更すると発表された。午後 5時20分過ぎ、阪神がシートのノックを行っていたところ突然、雨が降り出したため中断。内野グラウンドに阪神園芸によりシートが敷かれ、雨は約30分後には雨が上がった。この日午前には気象庁から近畿地方の梅雨明けが発表されていたが、まさかの降雨となった。
●DeNA先発の上茶谷大河投手(23)は 3回まで被安打 1と好投。阪神先発の青柳晃洋投手(26)も 3回まで 2安打無失点と、上々の立ち上がりを見せた。阪神は 4回二死 1、 2塁、梅野隆太郎捕手(29)の今季「3号」となる 3ランで先制。DeNAは 6回、先頭タイラー・オースティン内野手(28=ミルウォーキー・ブルワーズ)の 2塁打から 1点をかえした。DeNAは 7回、代打山下幸輝内野手(27)とオースティンの適時打で同点に追いつくと、 8回ガンケル、 9回スアレス、両チームのリリーフ陣が粘り、延長に入った。DeNAは10回、阪神藤川球児投手(40)から一死 1、 2塁のピンチでは、大和内野手(32)の大きな打球を、通常より前に守っていた左翼ジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)が懸命に追ってキャッチするスーパープレーが出るなど勝ち越しを許さなかった。試合はそのまま引き分けに終わった。矢野燿大監督(51)はサンズのプレーについてたたえた。チームは前日30日まで敵地神宮のヤクルト戦で連敗を喫していた。
●梅野隆太郎捕手が値千金の「先制3ラン」を放った。両チーム無得点の 4回二死 1、 2塁。DeNA先発上茶谷の外角カットボールをとらえると、ライナーで右中間に今季「3号本塁打」。先発青柳が快投しており、強力な援護射撃になった。チームは28日ヤクルト戦(神宮)で20点大勝後、連敗中。29日ヤクルト戦の 1回以来、21イニングぶりの得点だ。今年も「ウル虎の夏」が始まった。ナインはチームカラーのイエローが基調で、ダイヤをちりばめたデザインのユニホームをまとった。昨年の同イベント期間、梅野は 6試合で「18打数6安打、打率3割3分3厘」と好相性。今年も“ウルトラバット”で盛り上げていきそうだ。 8月。熱い選手会長が引っ張り、ファンを、チームをキラキラの笑顔でいっぱいにしていく。
●阪神 この日39歳の誕生日を迎えた阪神の「1番」糸井嘉男外野手は、 3三振を喫するなど 4打数無安打に終わった。昨季オフに左足首を手術していることもあり、前日 7月30日ヤクルト戦は大事を取って欠場。ここまで30試合に出場し「打率2割4分」、 7月の月間打率は「1割8分8厘」と、なかなか状態が上がってこない。バットが止まらない。腰が引け、体が「く」の字になる。打てば殊勲。その場面で決められない。 7回、エスコバーのスライダーに空振り三振に倒れた後、矢野監督からベンチに下げられた。矢野監督は心配した。主軸の不調に引っ張られるかのように、打線は梅野の「3ラン」だけで 7残塁。今季 2度目の引き分けに指揮官は「もうちょっと点を取りたいよね。それが一番かな」と表情を曇らせた。ゲーム差なしで迎えた「3位」との直接対決をものにできず、「Aクラス再浮上」は持ち越し。どん底から破竹の勢いで駆け上がってきた矢野阪神で、超人の不調という不安が浮き彫りとなった。
●ウル虎キャッチ、出た! 阪神のジェリー・サンズ外野手が左翼守備で魅した。 3- 3の延長10回一死 1、 2塁。DeNA大和の飛球を背走して捕球し、 2塁走者を中継プレーでアウトにするスーパー併殺。失点の危機を救った。 3点を追い付かれる展開で救援陣も無失点リレーでしのぎ、当日移動の甲子園で何とか引き分けた。この日から始まった恒例企画「ウル虎の夏」で巻き返しや!定位置より前に守っていた左翼サンズが懸命に後ろへ下がる。15歩近く走り、左手のグラブを必死に伸ばした。同点の延長10回一死 1、 2塁。大和の大きな打球をつかんだ。抜けていれば、勝ち越される一打をくい止めた。中継で 2塁にボールは送られ、左翼越えを確信していた 2走・倉本寿彦内野手(29)も悠々アウトに。ビッグプレーでの併殺完成に 1塁側ベンチでは、矢野監督がガッツポーズを繰り出していた。毎年夏の恒例イベント「ウル虎の夏」の初日から「ウル虎のスーパーキャッチ」が飛び出した。サンズ ランナーを絶対にかえさないという気持ちで追いかけた結果、捕ることができて良かったよ。ランナーを刺すこともできたし、大事な場面で点を与えることがなかったので良かったよ。勝てはしなかったが、負けもしなかった。 8月初戦で今度は勝利をつかみ取る。
●スカッと梅雨明けは、ならず…。青柳晃洋投手の好投は報われなかった。暗転したのは 2点リードの 7回だ。先頭宮崎に左翼線 2塁打を浴び、代打神里和毅外野手(26)に四球。一死 1、 2塁で代打山下にスライダーでバットの芯を外したが、飛球は無情にもダイブした左翼サンズの前にポトリ…。 1点差に迫られる適時打で降板し、救援した馬場皐輔投手(25)がオースティンに同点打を浴びた。「5勝」目は消え、青柳もベンチで表情を失った。 7回途中降板の 3失点で防御率も 2点台に入ったが充実ぶりを示した。この日、傘を差したイラストが映える「雨柳さん」フェースタオルの店頭販売が始まって即完売。客席でも目立ち感謝した。虎党の期待を背負い、夏空でも活躍を期す。
●阪神新外国人のジョー・ガンケル投手(28=ウェストチェスター大学)が来日初ホールドを記録した。 3ー 3の 8回に「3番手」で登板。先頭の佐野恵太外野手(25)に左前打を許したが、続くホセ・ロペス内野手(36)のピッチャー返しを長いリーチを伸ばしてキャッチ。 1塁走者佐野が飛び出しており、併殺を完成させた。先発から中継ぎに配置転換されてからは、「3試合連続無失点」と安定している。
●阪急阪神ホールディングス(HD)角和夫代表取締役会長グループCEO(71)が甲子園でのDeNA戦を観戦した。藤原崇起球団オーナー(68)、85年阪神「日本一」監督の吉田義男氏(87=日刊スポーツ客員評論家)らも同席。ロングゲームの「御前試合」で引き分けの瞬間まで見届けた。
● 1日DeNA戦(甲子園)に先発する西勇輝投手(29)が、今季「3勝」目を目指す。ここまで 6試合に先発。全て 6イニング以上を投げ、失点は 3点以下と、クオリティースタート( 6回以上投げ自責点 3以下)を続ける。味方の援護を受けて「白星」をつかみたい。
●左肩のコンディション不良から復活し、 1軍昇格が決定的となった高橋遥人投手(24=亜細亜大學OB)が 7月31日、鳴尾浜で体を動かした。前日30日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(タマスタ筑後)は先発で 5回 6安打 2失点と好投。実戦復帰後では最長の 5回、同最多の73球を投じた。平田勝男 2軍監督(61)は「(故障者リストは)もうこれで取れた」と明言していた。一夜明けて患部の状態も問題なさそうで、チームの「故障者リスト」から外れて 1軍昇格に向けて調整を進めることになりそうだ。前日30日に 1軍のヤクルト戦(神宮)後、矢野監督は高橋について昇格を示唆していた。
記事をまとめてみました。
<阪神 3- 3横浜DeNA=10回規定により引き分け>◇ 7回戦◇阪神 3勝 3敗 3分◇31日◇阪神甲子園球場
甲子園での阪神-DeNAは雨の影響で、開始時間は午後6時から同6時50分に変更すると発表された。
午後 5時20分過ぎ、阪神がシートのノックを行っていたところ突然、雨が降り出したため中断。内野グラウンドに阪神園芸によりシートが敷かれ、雨は約30分後には雨が上がった。
雨で試合開始が遅れる阪神甲子園球場
この日の阪神の先発は青柳晃洋投手。青柳の当番日は天候不良になることが多く、チームメートに「雨柳(あめやぎ)さん」と呼ばれることから「雨柳さん」フェースタオルが球団から発売されたばかり。この日午前には気象庁から近畿地方の梅雨明けが発表されていたが、まさかの降雨となった。
4回裏阪神二死 1、 2塁、「先制3点本塁打」を放った梅野隆太郎捕手はサポーターに刺繍されたありがとうを指さし笑顔を見せる。右は先発青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
DeNA先発の上茶谷は 3回まで被安打 1と好投。阪神先発の青柳も 3回まで 2安打無失点と、上々の立ち上がりを見せた。
阪神は 4回二死 1、 2塁、梅野の今季「3号」となる 3ランで先制。DeNAは 6回、先頭オースティンの 2塁打から 1点をかえした。
DeNAは 7回、代打山下とオースティンの適時打で同点に追いつくと、その後は両チームのリリーフ陣が粘り、延長に入った。
DeNAは10回、阪神藤川から一死 1、 2塁の好機をつくるも得点できず。試合はそのまま引き分けに終わった。
7回表DeNA二死 1、 3塁、馬場皐輔投手(左から 2人目)はオースティン内野手に同点の左前適時打を打たれる=阪神甲子園球場
阪神が連敗ストップに挑んだDeNA戦は、今季 2度目の延長戦に突入し、10回引き分けとなった。
先発青柳が好投する中、女房役の梅野が 4回に「先制3ラン」。梅野の 1発により、29日ヤクルト戦の 2回に始まっていたチームの連続無得点イニングが「21」で止まった。
青柳は 6回に 1点を失い、 7回一死 1、 2塁で代打山下に左前適時打を打たれ、 1点差に迫られたところで交代。その後、「2番手」の馬場がオースティンに同点の左前適時打を打たれた。
DeNAと引き分けファンにあいさつする矢野燿大監督(左)ら阪神ナイン=阪神甲子園球場
8回ガンケル、 9回スアレス、10回藤川と継投。10回表の一死 1、 2塁のピンチでは、大和の大きな打球を、通常より前に守っていた左翼サンズが懸命に追ってキャッチするスーパープレーが出るなど勝ち越しを許さなかった。
矢野監督はサンズのプレーについて「いや、もうあれはね。超スーパープレーだと思います」とたたえ、「何とか引き分けに持ち込めたので、前を向いて、明日勝ちにいきます」と語った。
チームは前日30日まで敵地神宮のヤクルト戦で連敗を喫していた。
4回裏阪神二死 1、 2塁、梅野隆太郎捕手は先制の「右越え3点本塁打」を放った=阪神甲子園球場
梅野隆太郎捕手が値千金の「先制3ラン」を放った。
両チーム無得点の 4回二死 1、 2塁。DeNA先発上茶谷の外角カットボールをとらえると、ライナーで右中間に今季「3号本塁打」。「ヤギ(青柳)もすごく頑張っていますし、なんとか援護したいと思っていたので、先制できて良かったです。ボールに対してしっかりコンタクトできましたし、自分の仕事ができた。この後もバッテリーでしっかり気を引き締めていきたい」。先発青柳が快投しており、強力な援護射撃になった。チームは28日ヤクルト戦(神宮)で20点大勝後、連敗中。29日ヤクルト戦の 1回以来、21イニングぶりの得点だ。
4回裏阪神二死 1、 2塁、梅野隆太郎捕手(右)は先制の「右越え3点本塁打」を放ち矢野燿大監督(左)らから出迎えられる=阪神甲子園球場
ウルトラ弾や! 阪神梅野隆太郎捕手が「甲子園通算7本目」にして初の逆方向となる「先制3号3ラン」を放った。 4回二死 1、 2塁でDeNAの上茶谷の外角 132キロカットボールを右中間へ。右翼から左翼に吹く浜風を切り裂くアーチは、 7月29日ヤクルト戦の 1回以来、チーム21イニングぶりの得点。「0行進」に終止符を打ち、力投していた青柳を援護した。
今年も「ウル虎の夏」が始まった。ナインはチームカラーのイエローが基調で、ダイヤをちりばめたデザインのユニホームをまとった。沖縄・宜野座キャンプイン前日の 1月31日、梅野はエースの西勇とともに行ったユニホームお披露目でこう言った。「すべてをいいきっかけにできるユニホームにしたい」。昨年の同イベント期間、梅野は 6試合で「18打数6安打、打率3割3分3厘」と好相性。今年も“ウルトラバット”で盛り上げていきそうだ。
8回裏阪神二死 1塁、梅野は右前打を放った=阪神甲子園球場
左腕には青いリストバンドがあった。開幕を迎えられたことに対し、医療、介護従事者に感謝の意を示す意味で 7月中旬から多くの選手がつけている。「感謝とかいろんな意味でこれをつけている。少しでもテレビの人にも伝わればと自分なりにした」。野球ができる環境を整えてくれた人々にささげるアーチでもあった。
8回の第 4打席では右前へ運んで、今季 9度目の「マルチ安打」。打率は「リーグ2位」の「3割4分3厘」にまで浮上した。マスクをかぶってはワンバウンドするボールを何度も全身で受け止め、攻守で存在感を出した。試合前に近畿地方の梅雨明けが発表された。ようやく本番を迎える夏にぴったりな、今回のユニホームには「勝って笑ってダイヤのように光り続けるように」という願いが込められている。 8月。熱い選手会長が引っ張り、ファンを、チームをキラキラの笑顔でいっぱいにしていく。
7回、糸井嘉男外野手はバットを止められず、空振り三振に倒れた=阪神甲子園球場
阪神 この日39歳の誕生日を迎えた阪神の「1番」糸井嘉男外野手は、 3三振を喫するなど 4打数無安打に終わった。
昨季オフに左足首を手術していることもあり、前日 7月30日ヤクルト戦は大事を取って欠場。ここまで30試合に出場し「打率2割4分」、 7月の月間打率は「1割8分8厘」と、なかなか状態が上がってこない。矢野監督は「膝の状態もちょっとあんまり良くないから、そういうところではいい形で出ればいいんだけど、嘉男自身が一番モヤモヤしていると思う」と心配した。
7回裏阪神二死 2塁、空振り三振に倒れた糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
超人に覇気なし…。阪神はDeNAに 3点を先制しながらも延長10回ドロー。「2番」に入った糸井嘉男外野手は 7回の勝ち越し機で空振り三振に倒れるなど、 4打数無安打 3三振。自らの誕生日を祝えなかった。昨年10月に左足首の手術を受けた影響か。「4年契約」最終年。イバラの道を乗り越えろ!
バットが止まらない。腰が引け、体が「く」の字になる。打てば殊勲。その場面で決められない。 7回、エスコバーのスライダーに空振り三振に倒れた後、矢野監督からベンチに下げられた。
「膝の状態もちょっとあんまりよくないから。そういうところではいい形が出ればいいんだけど、嘉男自身が一番モヤモヤしていると思うんで」
コメントを残さなかった糸井の思いを指揮官が代弁した。
阪神・糸井、最近5試合のアットバット
3- 3に追いつかれた直後の二死 2塁。目の前で近本が犠打を決めた好機だった。 2球連続見逃して追い込まれると、 5球目の外角球にスイング。2017年 6月 2日の日本ハム戦(甲子園)以来という「無安打&3三振」を味わうと唇をかみながらベンチに下がった。
降雨により、57分遅れで始まった試合。39歳の誕生日という特別な一日だった。前日 7月30日のヤクルト戦(神宮)は積極的休養日。完全に充電成功した姿を虎党は求めていたが…。 7月当初に「0.333」だった打率は「0.240」まで急降下した。
2016年オフ、 4年総額18億円でタテジマに袖を通した。しかし、18年 6月には死球を受け、右足腓骨を骨折するなど移籍後、フルで働いたことはない。今季は契約最終年。契約更改の会見で「いろんなモノを…ジャッカルしたいっす!」とタックルで倒した相手のボールを奪うラグビー用語を使って死にものぐるいで挑むことを話した。昨年10月に左足首手術。「コロナ禍」で開幕が遅れたことで万全でシーズンインしたはずだったが…。
球場を訪れた横田慎太郎氏=阪神甲子園球場
主軸の不調に引っ張られるかのように、打線は梅野の「3ラン」だけで 7残塁。今季 2度目の引き分けに指揮官は「もうちょっと点を取りたいよね。それが一番かな」と表情を曇らせた。
「長いシーズンの中でいろいろ出てくると思うので。でも前向いてやるしかないし。状態あげてもらわないと困る選手なんでね。前向いてやってくれたら」
糸井の背中を押すように言葉をつなげた。ゲーム差なしで迎えた「3位」との直接対決をものにできず、「Aクラス再浮上」は持ち越し。どん底から破竹の勢いで駆け上がってきた矢野阪神で、超人の不調という不安が浮き彫りとなった。
★ビールかけに横田慎太郎氏呼びたい
試合前、阪神にサプライズゲストが訪れた。2017年に脳腫瘍を患い、昨季限りで引退した横田慎太郎さん(25)が甲子園を訪問。ナインと再会した。矢野監督は「チームでもビールかけに横田を呼ぼうと言っていますし、横田の元気な顔を見られて、みんなまたいろんな思いを改めて感じられたと思う」と振り返った。
ウル虎キャッチ、出た! 阪神のジェリー・サンズ外野手が左翼守備で魅した。
3- 3の延長10回一死 1、 2塁。DeNA大和の飛球を背走して捕球し、 2塁走者を中継プレーでアウトにするスーパー併殺。失点の危機を救った。 3点を追い付かれる展開で救援陣も無失点リレーでしのぎ、当日移動の甲子園で何とか引き分けた。この日から始まった恒例企画「ウル虎の夏」で巻き返しや!
◇ ◇ ◇
定位置より前に守っていた左翼サンズが懸命に後ろへ下がる。15歩近く走り、左手のグラブを必死に伸ばした。同点の延長10回一死 1、 2塁。大和の大きな打球をつかんだ。抜けていれば、勝ち越される一打をくい止めた。中継で 2塁にボールは送られ、左翼越えを確信していた 2走・倉本も悠々アウトに。ビッグプレーでの併殺完成に 1塁側ベンチでは、矢野監督がガッツポーズを繰り出していた。
10回表DeNA一死 1、 2塁、大和内野手の打球を左翼手サンズ外野手が好捕する=阪神甲子園球場
矢野監督 いやもうあれはね。超スーパープレーだと思います。
さらに言った。
矢野監督 サンズのあのプレーは、本当に何打点にもなるし、引き分けに持ち込めたっていうのはあのプレーなので。前進プレーでね。前に来てのあのプレーだからめちゃくちゃ難しい。
毎年夏の恒例イベント「ウル虎の夏」の初日から「ウル虎のスーパーキャッチ」が飛び出した。
サンズ ランナーを絶対にかえさないという気持ちで追いかけた結果、捕ることができて良かったよ。ランナーを刺すこともできたし、大事な場面で点を与えることがなかったので良かったよ。
10回表DeNA一死 1、 2塁、大和内野手の打球を好捕した左翼手サンズ外野手(右)を出迎える藤川球児投手=阪神甲子園球場
必死の継投も救う美技となった。 7回表、矢野監督は勝負に出ていた。 2点リードで迎えたこの回、先発青柳が一死 1、 2塁から代打山下に左前適時打を打たれ、 1点差に迫られた。一死 1、 2塁で打者は梶谷。青柳は球数90、被安打 5と好投していたが、梶谷との通算の対戦成績は「12打数9安打(打率7割5分)となっていた。「2番手」に送り出した馬場は、梶谷を空振り三振に仕留めたものの、次打者オースティンに同点の左前適時打を打たれた。
それでも馬場はソトを三振に斬り、 8回ガンケル、 9回スアレスといずれも得点圏に走者を背負いながら勝ち越しを許さなかった。10回に登板したのは藤川。今季 2度目の延長戦に突入した 1点を争う展開で誰もが踏みとどまった。
勝てはしなかったが、負けもしなかった。矢野監督は「何とか引き分けに持ち込めたんで、前を向いて、明日勝ちにいきます」。 8月初戦で今度は勝利をつかみ取る。
7回、選手交代を告げた矢野燿大監督=2020年 7月31日、阪神甲子園球場
-- 1歩も譲らないゲームになった
矢野監督 勝ちたかったですけど、引かないというか。もうちょっと攻めたかったですし。ミスもあったんでね。リュウ(梅野)の素晴らしいホームランで先制はできましたけど、打線もここのところつながっていないんで、何とか最後のサンズのあのプレーで引き分けに持ち込めたんで、明日打ってもらいます。
--延長10回のサンズはビッグプレー
矢野監督 いやもうあれはね。超スーパープレーだと思います。
--青柳の投球は
矢野監督 今日も青柳らしくしっかりした投球してくれましたし。先頭をね。 2ストライクからちょっと宮崎に打たれたのはもったいないというのはありましたけど、全体的には青柳らしい素晴らしい投球でした。
好投を続ける青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
--昨年までのチームメートだった横田氏が激励に来た
矢野監督 チームでもビールかけに横田を呼ぼうと言っていますし、横田の元気な顔を見られて、みんなまた色んな思いを改めて感じられたと思う。
--サンズは終盤も集中力切れなかった
矢野監督 もう前進のプレーでね、前に来てのあのプレーだからめちゃくちゃ難しいし、もちろんあの流れの中でねサヨナラっていうのはいきたかったけど、つなげないとダメだし、俺らがつなげていくんでね。そういうところは明日、明後日にしっかりつなげていきたいなと思います。
-- 3三振を喫した糸井の状態
矢野監督 膝の状態もちょっとあんまり良くないから、そういうところではいい形で出ればいいんだけど、嘉男自身が一番モヤモヤしていると思う。長いシーズンのなかでいろいろ出てくると思う。まあ、でも前向いてやるしかない。状態上げてもらわないといけない選手。前向いてやってくれたら。
スカッと梅雨明けは、ならず…。青柳晃洋投手の好投は報われなかった。
暗転したのは 2点リードの 7回だ。先頭宮崎に左翼線 2塁打を浴び、代打神里に四球。一死 1、 2塁で代打山下にスライダーでバットの芯を外したが、飛球は無情にもダイブした左翼サンズの前にポトリ…。 1点差に迫られる適時打で降板し、救援した馬場がオースティンに同点打を浴びた。「5勝」目は消え、青柳もベンチで表情を失った。
7回途中で降板する青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
「 7回はランナーを背負って降板してしまいましたし、馬場ちゃんに難しい場面でマウンドを譲ってしまったので申し訳なかった。神里に対して四球を与えてしまったのが一番の反省」
またもや「雨柳(あめやぎ)さん」の本領を発揮した。この日、近畿地方は梅雨明けが発表されたのにプレーボールの約30分前、豪雨が甲子園を襲う。登板日の荒天が多くチーム屈指の雨男だ。同僚から「雨柳さん」と呼ばれるだけに慣れたもの。アクシデントも「(雨は)上がると分かっていた。あとは何時になるかだけ。そこまで変わりはなかった」と動じなかった。
7回表DeNA一死 1、 2塁、青柳晃洋投手(左)は山下幸輝内野手に左前適時打を打たれ降板する=阪神甲子園球場
立ち上がりから内角シンカーやツーシームと外角に逃げるスライダーなどを駆使して手ごわい打線を手玉に取った。 3回まで無失点の時点で、「防御率1.64」で巨人菅野を抜いて「セ・リーグトップ」に浮上。「序盤はいい形で投げられた」と話した。矢野監督も「完投ペース。ちょっと梶谷がタイミングが合っている感じだったので、あそこ(継投)は勝負」と説明した。
7回途中降板の 3失点で防御率も 2点台に入ったが充実ぶりを示した。この日、傘を差したイラストが映える「雨柳さん」フェースタオルの店頭販売が始まって即完売。客席でも目立ち「すごくありがたい」と感謝した。虎党の期待を背負い、夏空でも活躍を期す。
8回表DeNA無死 1塁、ホセ・ロペス内野手の投ゴロに反応し併殺にするジョー・ガンケル投手=阪神甲子園球場
阪神新外国人のジョー・ガンケル投手が来日初ホールドを記録した。
3ー 3の 8回に「3番手」で登板。先頭の佐野に左前打を許したが、続くロペスのピッチャー返しを長いリーチを伸ばしてキャッチ。
1塁走者佐野が飛び出しており、併殺を完成させた。先発から中継ぎに配置転換されてからは、「3試合連続無失点」と安定している。
8回表DeNA無死 1塁、ホセ・ロペス内野手の投直を好捕し併殺を完成させたジョー・ガンケル投手はガッツポーズする=阪神甲子園球場
阪急阪神ホールディングス(HD)角和夫代表取締役会長グループCEOが甲子園でのDeNA戦を観戦した。
藤原崇起球団オーナー、85年阪神「日本一」監督の吉田義男氏(日刊スポーツ客員評論家)らも同席。昨年は52試合目になった 5月30日の巨人戦を観戦して 5- 2で快勝し、チームは首位広島に「3ゲーム」差に迫った。ロングゲームの「御前試合」で引き分けの瞬間まで見届けた。
DeNAと引き分けファンにあいさつする矢野燿大監督(左)ら阪神ナイン=阪神甲子園球場
1日DeNA戦(甲子園)に先発する西勇輝投手が、今季「3勝」目を目指す。ここまで 6試合に先発。全て 6イニング以上を投げ、失点は 3点以下と、クオリティースタート( 6回以上投げ自責点 3以下)を続ける。
前回 7月25日中日戦(ナゴヤドーム)では 7回 1失点に抑えたが、チームは完封負け。次こそ味方の援護を受けて「白星」をつかみたい。
キャッチボールをして調整する西勇輝投手=阪神甲子園球場
左肩のコンディション不良から復活し、 1軍昇格が決定的となった高橋遥人投手が 7月31日、鳴尾浜で体を動かし、改めて患部について「張りとかも全然大丈夫です」と話した。
前日30日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(タマスタ筑後)は先発で 5回 6安打 2失点と好投。実戦復帰後では最長の 5回、同最多の73球を投じた。平田 2軍監督は「(故障者リストは)もうこれで取れた」と明言していた。一夜明けて患部の状態も問題なさそうで、チームの「故障者リスト」から外れて 1軍昇格に向けて調整を進めることになりそうだ。
2軍ソフトバンク戦に先発した高橋遥人投手=タマスタ筑後(2020年7月30日撮影)
前日30日に 1軍のヤクルト戦(神宮)後、矢野監督は高橋について「まあまあ上げたいなと思っている。最終的な判断はこれからになるけど」と昇格を示唆していた。 1軍では先発秋山が登板間隔を空けるため29日に出場選手登録を外れており、高橋は中 6日で 8月 6日巨人戦(甲子園)に向かうとみられる。
前夜の矢野監督の意向を伝え聞き、高橋は「僕はどっちにいてもしっかり投げるだけ。アピールしていけたらいいなと思います」と意気込んだ。
※ 8月 1日の予告先発は、阪神・西勇輝投手(29)ー横浜DeNA・今永昇太投手(26)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (07月)
2020年 公式戦日程と 結果 (08月)
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