●国内では13日、新たに1173人の｢新型コロナウイルス感染者｣と、死者11人が確認された。 1日当たりの死者が10人を超えたのは 5月28日以来。｢緊急事態宣言｣が解除され、 6月以降は死者数はおおむね10人以下で推移していた。だが 7月から再び感染者が増え、死者数も数週間遅れで追うように増加。 8月に入ってからは 5～ 7人の死者が報告される日が出始めた。感染は高齢世代にも広がりつつあり、今後さらに重症者や死者が増える恐れがある。新規感染者が千人を上回るのは 9日以来。沖縄は97人で、人口当たりの感染者数が47都道府県で最も多く、さらなる感染拡大に警戒が続く。このほか東京は 206人、神奈川 123人、愛知 109人、大阪 177人、福岡 143人と、都市部で高止まりの状態。
●｢夏休みよりコロナ対応｣は、安倍首相だけでなく各都道府県の知事も同じだ。大阪府の吉村洋文知事(45)は14日は公務の予定だが、現段階で15日、16日の公務予定はない。小池百合子知事(68)も1｢臨戦態勢｣には変わりなさそうだ。
●東京都は13日、｢新型コロナウイルスの感染者｣が新たに 206人報告されたと明らかにした。都は同日、専門家を交えた｢モニタリング会議｣を開催。感染状況に関する警戒度は｢４段階の指標｣で最も高い｢感染が拡大している｣を、医療体制は｢２番目｣に深刻な｢強化が必要｣をいずれも維持した。都は｢お盆の時期の旅行｣や｢帰省｣を控えるよう都民に要請しており、酒類を提供する飲食店やカラオケ店には今月31日まで午後10時閉店の｢時短営業｣を求めている。今後の推移次第で独自の｢緊急事態宣言｣を出す方針。都のガイドラインを順守する虹のマーク入りの｢感染防止徹底宣言ステッカー｣を掲示していた東京都江戸川区のフィリピンパブの客と従業員計 8人が感染し、クラスター(集団感染)が発生したとみられる件について言及した。小池氏は都の｢時短営業｣に応じる形で、 4日から31日まで｢完全休業｣に入っている店だとした。ガイドラインを順守したとされる｢ステッカー掲示店｣で感染者が出たことを受け、小池氏は｢見解を示した。
●東京都の小池百合子知事が13日、若い世代に｢新型コロナウイルス感染拡大防止策の徹底｣を呼び掛けるため、｢ユーチューバー芸人｣として知られるフワちゃん(26)出演のＣＭを制作すると発表した。この日行われた都の｢モニタリング会議｣後、取材に応じた際に明かした。小池氏はこの日午前、フワちゃんと対談したという。都によると、フワちゃんのＷＥＢ広告は早ければこの日夜から、また、テレビＣＭは来週以降に放送予定としている。
●愛知県のウェブサイトに｢新型コロナウイルス感染者｣ 490人分の個人情報を一時誤って掲載した問題で、県は13日、損害賠償金の受け取りを承諾した23人に計88万円を支払うと発表した。大村秀章知事(60)が同日、専決処分した。氏名が載った21人に 1人当たり 4万円、載らなかった 2人には同 2万円を支払う。県は 5月末からおわびの文書と賠償に関する承諾書を送付。今回の23人の他に、既に 395人から承諾を得て、賠償を決めている。
●沖縄県は13日、男女97人の｢新型コロナウイルス感染｣を確認したと発表した。県内の感染確認は計1404人になった。県は、米軍キャンプ・コートニー(うるま市)で 2人、嘉手納基地(嘉手納町など)で １人の感染も公表。在沖縄米軍の感染者は計 323人になった。県内の感染者数には計上していない。沖縄県の玉城デニー知事(60)は13日、｢新型コロナウイルスの感染拡大｣を受けて出した県独自の｢緊急事態宣言｣の期限を、当初の15日から29日まで 2週間延長すると発表した。新たに97人の感染を確認したことも明かした。
記事をまとめてみました。
国内では13日、新たに1173人の｢新型コロナウイルス感染者｣と、死者11人が確認された。 1日当たりの死者が10人を超えたのは 5月28日以来。
｢緊急事態宣言｣が解除され、 6月以降は死者数はおおむね10人以下で推移していた。だが 7月から再び感染者が増え、死者数も数週間遅れで追うように増加。 8月に入ってからは 5～ 7人の死者が報告される日が出始めた。感染は高齢世代にも広がりつつあり、今後さらに重症者や死者が増える恐れがある。
6月19日に埼玉県がそれまで｢新型コロナ｣の死者に含めていなかった13人を計上したことがあったが、この日を除くと死者が10人を超えたのは 5月28日以来。
死者は大阪で 3人、東京で 2人、神奈川、愛知、奈良、香川、愛媛、福岡でそれぞれ 1人が確認され、累計は1090人となった。
新規感染者が千人を上回るのは 9日以来。沖縄は97人で、人口当たりの感染者数が47都道府県で最も多く、さらなる感染拡大に警戒が続く。このほか東京は 206人、神奈川 123人、愛知 109人、大阪 177人、福岡 143人と、都市部で高止まりの状態。国内の感染者はクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗客乗員を含めて 5万3244人となった。
府庁で取材に応じる吉村洋文知事＝大阪府庁
｢夏休みよりコロナ対応｣は、安倍首相だけでなく各都道府県の知事も同じだ。大阪府の吉村洋文知事は14日は公務の予定だが、現段階で15日、16日の公務予定はない。
ただし府側は｢有事の際には任務が入ります｣としている。
小池知事も14日の定例会見、15日の公務以外、大きな予定はないが、都内の感染拡大が深刻な状態に変わりはなく、こちらも｢臨戦態勢｣には変わりなさそうだ。
東京都は13日、｢新型コロナウイルスの感染者｣が新たに 206人報告されたと明らかにした。都は同日、専門家を交えた｢モニタリング会議｣を開催。感染状況に関する警戒度は｢４段階の指標｣で最も高い｢感染が拡大している｣を、医療体制は｢２番目｣に深刻な｢強化が必要｣をいずれも維持した。
都は｢お盆の時期の旅行｣や｢帰省｣を控えるよう都民に要請しており、酒類を提供する飲食店やカラオケ店には今月31日まで午後10時閉店の｢時短営業｣を求めている。今後の推移次第で独自の｢緊急事態宣言｣を出す方針。
東京都の｢新型コロナウイルス感染症モニタリング会議｣に出席した小池百合子知事＝東京都庁
東京都の小池百合子知事は13日、都の｢新型コロナウイルス感染症モニタリング会議｣に出席し、熱中症搬送増加に伴い医療機関の受け入れ体制が逼迫(ひっぱく)しているとして、懸念を示した。
小池氏は｢救急搬送が熱中症の疑いもあるケースも含め、先週から急激に増加している。救急搬送が増加すると、医療機関にさらなる負担をかけることになる。ぜひ、熱中症の対策を取っていただきたい｣と都民に呼び掛けた。専門家も｢熱中症の患者が増えるだけで救急を圧迫する｣などと警鐘を鳴らした。
東京都の新型コロナウイルス感染症モニタリング会議に出席後、取材に応じる小池百合子知事＝東京都庁
東京都の小池百合子知事が13日、都庁で行われた｢新型コロナウイルス感染症モニタリング会議｣に出席し、専門家による分析や現状報告を受け、｢依然として厳しい状況にある｣とする一方で｢現時点では、『緊急事態宣言』発令の段階ではない｣と話すなど、これまでと同じ認識を示した。
また、都のガイドラインを順守する虹のマーク入りの｢感染防止徹底宣言ステッカー｣を掲示していた東京都江戸川区のフィリピンパブの客と従業員計 8人が感染し、クラスター(集団感染)が発生したとみられる件について言及した。
小池氏は都の｢時短営業｣に応じる形で、 4日から31日まで｢完全休業｣に入っている店だとした。
東京都の新型コロナウイルス感染症モニタリング会議に出席後、取材に応じる小池百合子知事
小池氏は｢ステッカーの申請は 7月半ばからやっておられる。その上で 8月 4日からお店を閉めようと。その前に来店者の感染が判明したので、『ＰＣＲ検査』を受けてくださいと、予防的にお店の方が店舗名を公表し、呼び掛けした。『感染拡大防止策』を講じていないのにステッカーを張っていたというのではなく、張った上、休業までしていたとのことです｣と説明した。
ガイドラインを順守したとされる｢ステッカー掲示店｣で感染者が出たことを受け、小池氏は｢お店の体制とともに、そういった場を利用するという利用者の認識も必要だ｣との見解を示した。
同席した専門家も｢利用者側の意識は大事。店にも同席者にも迷惑がかかるので、微熱があるなど体調不良の際は利用を控えてほしい｣と話した。
東京都の小池百合子知事が13日、若い世代に｢新型コロナウイルス感染拡大防止策の徹底｣を呼び掛けるため、｢ユーチューバー芸人｣として知られるフワちゃん出演のＣＭを制作すると発表した。
この日行われた都の｢モニタリング会議｣後、取材に応じた際に明かした。
小池氏はこの日午前、フワちゃんと対談したという。｢『感染しない、させない行動を』と、若い方々にも感染拡大防止への協力をお願いするために、フワちゃんによるＣＭを制作します。ＳＮＳやＷＥＢでも放映していきます。ぜひ若い方々に『感染拡大防止』を徹底していただきたい｣と呼び掛けた。
ユーチューバー芸人のフワちゃん (2020年 2月29日撮影)
都によると、フワちゃんのＷＥＢ広告は早ければこの日夜から、また、テレビＣＭは来週以降に放送予定としている。
フワちゃんはカラフルなスポーツブラにショートパンツ姿で登場し、ハイテンションなトークを展開する公式ユーチューブは登録者数70万人を超えるなど、若い世代から人気を集めている。
愛知県のウェブサイトに｢新型コロナウイルス感染者｣ 490人分の個人情報を一時誤って掲載した問題で、県は13日、損害賠償金の受け取りを承諾した23人に計88万円を支払うと発表した。大村秀章知事が同日、専決処分した。氏名が載った21人に 1人当たり 4万円、載らなかった 2人には同 2万円を支払う。
県は 5月末からおわびの文書と賠償に関する承諾書を送付。今回の23人の他に、既に 395人から承諾を得て、賠償を決めている。
賠償金額や県の姿勢に納得がいかないなどの理由で未承諾となっている72人とは、引き続き話し合いを進める。
ウェブサイトでは、 5月 4日までの感染者全員の個人情報が、同月 5日午前 9時半ごろから約45分間、閲覧できる状態になっていた。氏名や入院先に加え、感染者同士の関係性を｢恋人｣｢愛人？｣などと記述した内容も含まれていた。
沖縄県は13日、男女97人の｢新型コロナウイルス感染｣を確認したと発表した。県内の感染確認は計1404人になった。
県によると、12日時点で直近 1週間の10万人当たりの新規感染者数は 42.62人。次点の東京都を大幅に上回り、全都道府県で最も多い状況が続いている。
また県は、米軍キャンプ・コートニー(うるま市)で 2人、嘉手納基地(嘉手納町など)で １人の感染も公表。在沖縄米軍の感染者は計 323人になった。県内の感染者数には計上していない。
記者会見する沖縄県の玉城デニー知事＝沖縄県庁
沖縄県の玉城デニー知事は13日、｢新型コロナウイルスの感染拡大｣を受けて出した県独自の｢緊急事態宣言｣の期限を、当初の15日から29日まで 2週間延長すると発表した。
県が定める｢４段階の警戒レベル｣を最上位の｢感染まん延期｣に引き上げると明らかにし、｢不要不急｣の｢外出自粛｣を徹底するよう要請した。玉城氏は会見で｢感染拡大は、引き続き大変厳しい状況にある。対策を徹底し、 8月半ばをピークに流行を抑える｣と強調した。新たに97人の感染を確認したことも明かした。
