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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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サンズ&ボーアで先制!2打点ボーア!糸井、適時打&猛打賞!近本13試合連続安打!

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阪神は 1回に「3番」サンズ、「5番」ジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)の適時打で 2点先制。広島は 2回に「4番」鈴木誠也外野手(25)の「12号ソロ」で反撃を開始した。阪神は 1点リードの 5回、「5番」ボーアの 3打席連続適時打などで 2点を追加。 6回にも「3番」ジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)の「2ラン」などで 3得点した。阪神は 8回 2失点の西勇輝投手(29)が「1カ月ぶりの白星」となる「3勝」目をあげ、「勝率5割」復帰に王手。広島は 5回 5失点の大瀬良大地投手(29)が誤算だった。前日(14日)完封負けを喫した阪神は 1回、助っ人コンビの適時打で 2点を先制した。一死から 6試合ぶりに「2番・右翼」で先発出場した糸井嘉男外野手(39)が、右中間を破る 3塁打。続くサンズの投手強襲の適時 2塁打で先制した。続く二死 2塁で、ボーアが大瀬良のフォークを中前に運んで、 8試合ぶりとなる打点を挙げた。

糸井嘉男外野手が約 1カ月ぶりとなる適時打を放った。「2番右翼」で 6試合ぶりのスタメン出場。 1点リードの 5回無死 2塁、先発大瀬良の直球を捉えて中前適時打とした。コンディションが万全ではない中での出場が続くが、 7月18日中日戦(甲子園)以来の適時打。超人のド派手復活で「14安打10得点」の大勝だ。右膝痛を抱えている糸井嘉男外野手が、「2番」で 6試合ぶりにスタメン復帰即、初回先制の口火となる激走 3塁打など「猛打賞」。 3安打が 2カ月ぶりなら、適時打自体も 1カ月ぶりのお目覚めだ。新人森下暢仁投手(22=明治大學)に 2安打完封された一夜明け。阪神移籍後 8月を最も得意とする夏男が、負ければ「5位」広島に「0」差に迫られる危機を救い、大逆襲に弾みをつけた。満身創痍(そうい)でもスピードは緩めない。気合の入った初回一死の第 1打席。糸井は大瀬良から放った打球が右中間で大きく跳ねるのを確認すると、 2塁を蹴った。背番号「7」の躍動を待ちわびた虎党の声援を背に、一気に 3塁に滑り込んだ。ボールがそれると、本塁を狙おうかという前傾姿勢。超人の激走チーム初安打が、大量「14安打10得点」大勝の流れを作った。今季「2度目の猛打賞」も記録した。適時打の後、代走が送られて交代となった。決して本調子とはいかない中で、圧倒的な存在感。頼もしい復活に矢野監督も目を細めた。負ければ「5位」広島に「0」差に迫られた危機で、チームを救った。 8月は阪神移籍後、通算打率「3割7分5厘」と断トツの好成績。大逆襲へ、夏男の活躍は欠かせない。

ジェリー・サンズ外野手も 3打点と大暴れだ。まずは 1回。一死から糸井 3塁打の直後。投手強襲の打球を放った。打球の角度が変わり、空いた 1、 2塁間にボールが転がっていくのを見ると、 2塁を陥れる好走塁。「先制2塁打」で流れを呼び込んだ。サンズ 糸井さんが 3塁まで走ってくれたから何としてもホームまでかえすことだけを考えていたよ。しっかり打てるボールを見逃さず打つことができたね。 6回には、 4点リードとなり、なおも二死 2塁で打席を迎え、右中間にダメ押しの「9号2ラン」だ。「31打点」はチームトップ。得点圏打率は両リーグトップの「5割1分7厘」。さらに、初回の走塁についても「野球をしている以上、先の塁を狙うのは当たり前のこと」とサラリ。味方にすれば頼もしく、敵から見ればなんとも怖い打者だ。本塁打の後、顔の前で両手をひらひらと動かしてベンチ前を駆け抜ける姿が定着した。ボーアが「ファイアボール」なら自身は? 照れながら思いついた。「ハッピーサンズ!」打点を荒稼ぎ。チーム全体に幸福をもたらす男にふさわしいネーミングだ。

ジャスティン・ボーア内野手が「3打席連続適時打」と止まらない。 2点リードの 5回一死 1、 2塁。先発大瀬良の外角に落ちる変化球にうまくバットを合わせて 1、 2塁間を破る適時打とした。初回に 8試合ぶりとなる適時打を放つと、 3回の 2打席目もバットを折りながら適時打。 3打席目も続いて、今季「3度目の猛打賞」も記録した。試合前まで「得点圏打率リーグトップ」の勝負強さを見せつけた。二死となり、「5番」ボーアも続いた。大瀬良の変化球を捉え、中前に運んだ。 8試合ぶりの適時打で先発西勇に 2点の援護点をプレゼントした。

近本光司外野手(25)が自己最長に並ぶ「13試合連続安打」を放った。開幕から打撃不振も徐々に調子を上げ、 8月に入って連続試合安打を継続。昨季に球団新人記録を打ち立てた自身の記録に並んだ。

高山俊外野手(27)が今季初打点を挙げた。 5回に糸井の代走として出場。 3点リード 6回一死 2、 3塁。菊池保の低め変化球を右手 1本ですくい、センターへはじき返した。中堅西川龍馬外野手(25)の反応がよく適時打にはならなかったが、中犠飛で貴重な追加点を呼んだ。熊谷敬宥内野手(24)のレフトへの 2塁打で、 1塁から一気に生還する激走をみせた。

西勇輝投手が広島大瀬良との再戦を制し、「1カ月ぶりの白星」を手にした。 2点リードの 2回には「4番」鈴木誠にソロを浴びたが、 1度も連打を許さず、 8回 4安打 1四球と安定していた。完投勝利した 7月18日中日戦以来の「3勝」目をゲット。 1週間前の 8日にもマツダスタジアムで大瀬良と投げ合った。 6回 1失点で勝ち負けつかず、 7回 1失点の大瀬良に「白星」を奪われていた。中 6日での再対決にが注目されたが、本人は冷静そのもの。力を込めた。オリックスから阪神に移籍して 2年目、過去「3戦2敗」だった京セラドーム大阪「初勝利」。かつての本拠地で 4戦ぶりの「白星」をもぎ取り、次戦の快投にも期待がかかる。お立ち台では同学年でもあるヤクルト小川の名前も出し、気合を入れ直した。矢野燿大監督(51)も称賛した。同じ時刻に横浜では同じ1990年生まれのヤクルト・小川泰弘投手(30)が「ノーヒットノーラン」を達成。お立ち台でライバル右腕を引き合いに出しながら、虎党の前で誓った。次も勝つ。虎のエースはただひたすらに勝利を目指して全力投球する。

梅野隆太郎捕手(29)がバズーカで大きなアウトをもぎ取った。 3点リードの 6回無死 1塁。フルカウントから「3番」長野久義外野手(35)は変化球で見逃し三振。スタートを切っていた 1走・羽月隆太郎内野手(20)をストライク送球でアウトにした。広島ベンチからリプレー検証が要求されたが、判定は変わらなかった。「リーグ2位」の今季「10個目の盗塁刺」。「4番」鈴木誠を無走者で迎えることになる併殺プレーを完成させ、矢野監督も絶賛。バットでも 8回に中前適時打。攻守で西勇輝投手を支えていた。

岩貞祐太投手(28)はプロ 7年目で初めてリリーフ登板し、 9回の 1イニングを無失点で締めた。先頭の「3番」長野、「4番」鈴木誠を 2者連続三振に仕留め、 1回 1安打無失点。今春にも中継ぎへの配置転換プランがあった左腕。 8月10日DeNA戦で 4回 3失点と苦しんだ後、先発ローテの一員からブルペン要員への“異動”が決まっていた。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神10- 2広島>◇10回戦◇阪神 5勝 4敗 1分◇15日◇阪神甲子園球場

 阪神は 1回に「3番」サンズ、「5番」ボーアの適時打で 2点先制。広島は 2回に「4番」鈴木誠の「12号ソロ」で反撃を開始した。

 阪神は 1点リードの 5回、「5番」ボーアの 3打席連続適時打などで 2点を追加。 6回にも「3番」サンズの「2ラン」などで 3得点した。

 阪神は 8回 2失点の西勇が「1カ月ぶりの白星」となる「3勝」目をあげ、「勝率5割」復帰に王手。広島は 5回 5失点の大瀬良が誤算だった。

  1回裏阪神一死 3塁、ジェリー・サンズ外野手の投手強襲の先制適時打を足に当て状態を確認する大瀬良大地投手=京セラドーム大阪

 前日(14日)完封負けを喫した阪神は 1回、助っ人コンビの適時打で 2点を先制した。一死から 6試合ぶりに「2番・右翼」で先発出場した糸井が、右中間を破る 3塁打。続くサンズの投手強襲の適時 2塁打で先制した。続く二死 2塁で、ボーアが大瀬良のフォークを中前に運んで、 8試合ぶりとなる打点を挙げた。

 サンズは「糸井さんが 3塁まで走ってくれたから、なんとしてもホームにかえすことだけを考えていたよ」といえば、 2- 1の 3回にも 2打席連続で適時打を放ったボーアは「きょうは打撃練習からフォームを変えて練習していたけど、さっそく結果が出てよかったよ」とご機嫌だった。

  1回裏阪神一死 3塁、投手強襲の適時打を放ったジェリー・サンズ外野手=京セラドーム大阪

 西勇が広島大瀬良との再戦を制し、「1カ月ぶりの白星」を手にした。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

-14日無得点の打線は 2桁安打で 2桁得点

 矢野監督 初回に 1点じゃなくて、 2点とれて流れも良かったし、そこでホッとしないで中押し、ダメ押しと、いい流れでできました。

-サンズとボーアがいいところで打った

 矢野監督 やっぱり、中心のかえすところの打者が打ってくれると、こういう試合になるし、その前の嘉男(糸井)もね、久しぶりのスタメンですけど、3本打って、そういうつながりというところでもよかったです。

-西勇の投球は

 矢野監督 西はいつも粘り強くピッチングしてくれることが多いので、きょうも(失点は) 1点ずつですか。そういうふうに頑張ってくれると打線もやっぱり援護できますし、流れもあっちにいかない。西らしさっていうのは十分に出して投げてくれたと思います。

-( 6回の)梅野の盗塁阻止も貴重では

 矢野監督 あそこでリュウ(梅野)が刺してくれたのは、流れの中で大きなダブルプレーでしたし、リュウらしくね、いい送球でした。

  5回裏阪神一死 1、 2塁、ボーアの右前適時打で盛り上がる矢野燿大監督(左から 2人目)らベンチ=京セラドーム大阪

-岩貞の中継ぎ起用は

 矢野監督 今シーズン初めもね、中継ぎどうかなってのも自分の中であったけど、先発で頑張ってくれてたのでね。でも、いろんなポジションで頑張ってくれたらチームのためにもなると思うし、岩貞のためにもなると思う。きょうはサダらしく腕振って投げてくれたんで、また戦力になってくれると思います。

-今後も中継ぎで

 矢野監督 そうですね。当面は中継ぎでいこうかなと思ってます。

-明日の秋山への期待は

 矢野監督 アキはね、いつも汗いっぱいかきながら、それでも一生懸命投げてくれる。打線の援護も多いんでね、明日もここ(京セラドーム大阪)で試合でね、アキを援護して勝ちにいきます。

-糸井について

 矢野監督 嘉男も出たくてウズウズしていると思うし。コンディションもあるし、もちろんベテランになればどうしても結果を求められるんで、そういうところで。でも、コンディションも何とかやりくりしてやってたし、打つ方の状態も上げようとやってくれていた。どこかでタイミングがないかな、と。自分の中では今日いいんじゃないかというところでね。嘉男自身も 3本打った後に代えられるというのは、アイツの中では不本意かもしれないけど、でもああいうふうな打撃をしてくれてね、またチームの力になってくれると思います。

-初回はボーアの 2点目が大きかった

 矢野監督 今日は本当にいいタイムリーが出た。1点ではどうしても流れが来にくいのでね。そういうところではもう 1本出て、 3本打てたというのは何か変えるきっかけになってもらいたい。

 広島に勝利しスタンドのファンにあいさつする矢野燿大監督(右)=京セラドーム大阪

-ボーアは打撃フォームを変えたが、きっかけにしてほしい

 矢野監督 もちろん。シーズンの中でマイナーチェンジは俺らもやっていくことだし。ちょっと低い姿勢から打ちにいくっていうのを打撃練習からやっていて。見た目もすごく良かったし、今言ったきっかけというのがシーズンの中でいろいろ自分の中でも新しいことにチャレンジしたり、引き出しを自分であけていって。その中の 1つが今日のそういうことなので。 1個出たというのは、本人の中で手応えがあればいいなと思う。

-サンズはチャンスに強いのが今日も出た

 矢野監督 ねえ、ホントに。サンズは逆に自分の形を変えないよね。相手はサンズに対して嫌なことをしてこようとするけれど、アイツは形を変えない強みというか。特に走者を置いた状況で、投手は絶対に抑えようとするけど、抑えようとするからこそミスが出やすい状況ではある。そこを自分の形を崩さずに(走者を)かえすところに持っていける。変えない強さ、そういうのがサンズにはある。

-高山も1本打った。中谷も含めて外野争いのレベルが上がってきた実感は

 矢野監督  1試合でどうこうじゃないけどね。俺の中ではいろいろ考えながら使っているので。そのようになっていければいいし。もちろん固定というのはチームにとってはありがたいことだけれど、今の状況考えれば、このような試合がチーム全体(のレベル)を上げることになる。

 

  1回裏阪神一死、右中間へ 3塁打を放った糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪

 糸井嘉男外野手が約 1カ月ぶりとなる適時打を放った。「2番右翼」で 6試合ぶりのスタメン出場。 1点リードの 5回無死 2塁、先発大瀬良の直球を捉えて中前適時打とした。コンディションが万全ではない中での出場が続くが、 7月18日中日戦(甲子園)以来の適時打。第 1打席、第 2打席でも安打を放っており、今季「2度目の猛打賞」も記録した。

 適時打の後、代走が送られて交代となった。

 糸井嘉男外野手は 1回、広島の守備の乱れを見るや一気に 3塁を陥れた=京セラドーム大阪

 超人のド派手復活で「14安打10得点」の大勝だ。右膝痛を抱えている糸井嘉男外野手が、「2番」で 6試合ぶりにスタメン復帰即、初回先制の口火となる激走 3塁打など「猛打賞」。 3安打が 2カ月ぶりなら、適時打自体も 1カ月ぶりのお目覚めだ。新人森下に 2安打完封された一夜明け。阪神移籍後 8月を最も得意とする夏男が、負ければ「5位」広島に「0」差に迫られる危機を救い、大逆襲に弾みをつけた。

◇   ◇   ◇

 満身創痍(そうい)でもスピードは緩めない。気合の入った初回一死の第 1打席。糸井は大瀬良から放った打球が右中間で大きく跳ねるのを確認すると、 2塁を蹴った。背番号「7」の躍動を待ちわびた虎党の声援を背に、一気に 3塁に滑り込んだ。ボールがそれると、本塁を狙おうかという前傾姿勢。超人の激走チーム初安打が、大量「14安打10得点」大勝の流れを作った。

  3回裏阪神一死、左前打を放った糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪

 「チームが勝って良かった。それだけです。西、ナイスピッチング!」

  3打席全てで仕事を果たし、 5回でお役御免の途中交代。ベンチからナインに声援を送り、快勝を見守った。陰のヒーローは試合後、自らの活躍に言及することなく、 8回を投げ抜いた先発西勇をたたえた。

 万全ではない体を必死に動かした。右膝に痛みを抱えながらの出場が続き、「2番右翼」で 6試合ぶりのスタメン出場だった。初回は激走で今季初 3塁打を決めると、「3番」サンズの適時 2塁打で先制のホームイン。 3回も一死から左前打で出塁し、「5番」ボーアの適時打で 3点目の生還。 5回無死 2塁では、約 1カ月ぶりの適時打を中前に運び、再びボーアの適時打で 5点目のホームを踏んだ。 2カ月ぶり「2度目の猛打賞&3得点」。前日森下に 2安打完封負けしたチームを、ガッツあふれるプレーで勇気づけた。

  3回裏阪神一死、左前打を放った糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪

 プロ18年目。ベテランの域に達した今もなお、第一線で活躍を続ける。体のケアは欠かさず、睡眠の質向上に、枕は老舗寝具メーカーでオーダーメード。遠征先にも持ち運ぶ。鍛え上げられた肉体とは裏腹に、食事制限を設けることは少ない。あくまで「好きなものを食べる」超人流でストレスを軽減し、夏バテも予防している。

 決して本調子とはいかない中で、圧倒的な存在感。頼もしい復活に矢野監督も目を細めた。「コンディションも何とかやりくりしていたし、打つ方の状態も上げようとやってくれていた。 3本打った後に代えられるのは、あいつの中では不本意かもしれない。でもああいう打撃をしてくれて、またチームの力になってくれると思います」。負ければ「5位」広島に「0」差に迫られた危機で、チームを救った。 8月は阪神移籍後、通算打率「3割7分5厘」と断トツの好成績。大逆襲へ、夏男の活躍は欠かせない。

  5回裏阪神無死 2塁、中前適時打を放った糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪

▼糸井の「猛打賞」は 6月21日巨人戦での 3安打に続き、今季 2度目。阪神での「猛打賞」は「通算25度目」。

▼糸井は阪神移籍後、 8月は通算打率「3割7分5厘」と断トツの好成績だ。今季もこれで「20打数6安打」、打率ちょうど「3割」に乗せ、本領を発揮し始めた。

 

 ジェリー・サンズ外野手は 6回、「9号2ラン」を放った=京セラドーム大阪

 ジェリー・サンズ外野手も 3打点と大暴れだ。まずは 1回。一死から糸井 3塁打の直後。投手強襲の打球を放った。打球の角度が変わり、空いた 1、 2塁間にボールが転がっていくのを見ると、 2塁を陥れる好走塁。「先制2塁打」で流れを呼び込んだ。

 サンズ 糸井さんが 3塁まで走ってくれたから何としてもホームまでかえすことだけを考えていたよ。しっかり打てるボールを見逃さず打つことができたね。

  6回には、 4点リードとなり、なおも二死 2塁で打席を迎え、右中間にダメ押しの「9号2ラン」だ。

 サンズ 近本が得点圏にいてくれたからかえすことだけを考えていたよ。甘い球を仕留めることができて良かったよ。

  6回裏阪神二死 2塁、右中間に「2点本塁打」を放ったジェリー・サンズ外野手=京セラドーム大阪

 本塁打を放った後、手をヒラヒラさせるパフォーマンスをみせる。その理由を「人それぞれにしていると疲れるので、これ 1回で終わらせています(笑い)」。ボーアのポーズは「ファイアボール」と呼ばれるが、自身のポーズを「ハッピーハンズ」と“命名”。「31打点」はチームトップ。得点圏打率は両リーグトップの「5割1分7厘」。さらに、初回の走塁についても「野球をしている以上、先の塁を狙うのは当たり前のこと」とサラリ。味方にすれば頼もしく、敵から見ればなんとも怖い打者だ。

 好機での驚異的な頼もしさは健在だ。サンズが先制打、ダメ押しの一発でお立ち台に呼ばれた。

 「投手は甘い球も投げる。それをいかに捉えられるかが、打者の醍醐味だよ」

 ファンのもとへあいさつに向かうジャスティン・ボーア内野手(左)とジェリー・サンズ外野手=京セラドーム大阪

  1回一死 3塁で投手強襲の先制 2塁打。打球が右翼を転々とする隙に 2塁も奪った。「得点圏打率0.517」は「セ・リーグトップ」で、特に走者 3塁は 6打数 6安打。 6六回二死 2塁では「9号2ラン」で、チームトップの打点を「31」に伸ばした。

 「データだけでなく、自分の中で理解してどう対策するか。『こういうケースはこういう球がくる』と考えることで甘い球を逃さないとか、ボールを絞ったりできる」

 本塁打の後、顔の前で両手をひらひらと動かしてベンチ前を駆け抜ける姿が定着した。「それぞれにタッチしていると疲れるから、 1回で」と笑顔。ボーアが「ファイアボール」なら自身は? 「幸せの手かな。まだ考えていない」と照れながら思いついた。

 「ハッピーサンズ!」

 打点を荒稼ぎ。チーム全体に幸福をもたらす男にふさわしいネーミングだ。

 

  1回裏阪神二死 2塁、広島大瀬良大地投手から中前適時打を放ったジャスティン・ボーア内野手=京セラドーム大阪

 ジャスティン・ボーア内野手が「3打席連続適時打」と止まらない。

  2点リードの 5回一死 1、 2塁。先発大瀬良の外角に落ちる変化球にうまくバットを合わせて 1、 2塁間を破る適時打とした。初回に 8試合ぶりとなる適時打を放つと、 3回の 2打席目もバットを折りながら適時打。 3打席目も続いて、今季「3度目の猛打賞」も記録した。

  1回、適時打を放ったジャスティン・ボーア内野手=京セラドーム大阪

 阪神がジェリー・サンズ外野手とジャスティン・ボーア内野手の新助っ人コンビの適時打で2点を先制した。

 初回、一死から6試合ぶりのスタメンとなった「2番」糸井が 3塁打で出塁。「3番」サンズが広島先発大瀬良を強襲する適時 2塁打。

 「糸井さんがよく 3塁まで走ってくれたから、何としてもホームまでかえすことだけを考えていたよ。しっかり打てるボールを見逃さず、打つことができたね」

  1回裏阪神二死2塁、ボーア内野手の中前適時打で盛り上がる矢野燿大監督(右から 3人目)らベンチ=京セラドーム大阪

 試合前まで「得点圏打率リーグトップ」の勝負強さを見せつけた。

 二死となり、「5番」ボーアも続いた。大瀬良の変化球を捉え、中前に運んだ。

 「今日はバッティング練習からフォームを変えて練習していたけど早速、結果が出て良かった。まだまだ打てるように頑張るよ」

  8試合ぶりの適時打で先発西勇に 2点の援護点をプレゼントした。

  5回裏阪神一死 1、 2塁、ボーア内野手は右前適時打を放った=京セラドーム大阪

 ジャスティン・ボーア内野手が怪力で 2打席連続適時打を放ち、リードを 2点に広げた。

  1点リードの 3回二死 1、 2塁。先発大瀬良の 146キロに詰まりながらも右前に落とした。直球の威力にバットの破片も飛び散ったが、打球も外野まで運んだ。

 「(走者で出た)糸井さんとジェリー(サンズ)がいい働きをしてくれたから、かえすことができて良かったよ。もう1本、2本と打てるように頑張るよ」

 初回には 8試合ぶりとなる適時打を放っており、 2打席連続で仕事を果たした。

 

  5回裏阪神無死、近本光司外野手は左に 2塁打を放った=京セラドーム大阪

 近本光司外野手が自己最長に並ぶ「13試合連続安打」を放った。

 「1番中堅」で先発し、 5回の第 3打席。先発大瀬良の外角高め直球を流し打ちして 3塁線を破る 2塁打とした。

 開幕から打撃不振も徐々に調子を上げ、 8月に入って連続試合安打を継続。昨季に球団新人記録を打ち立てた自身の記録に並んだ。

 

  6回裏阪神一死 2、 3塁、中犠飛で追加点をあげる高山俊外野手=京セラドーム大阪

 高山俊外野手が今季初打点を挙げた。 5回に糸井の代走として出場。 3点リード 6回一死 2、 3塁。菊池保の低め変化球を右手 1本ですくい、センターへはじき返した。

 中堅西川の反応がよく適時打にはならなかったが、中犠飛で貴重な追加点を呼んだ。 8回には左安打で出塁。熊谷のレフトへの 2塁打で、 1塁から一気に生還する激走をみせた。

  8回裏阪神二死 1塁、熊谷敬宥内野手の「左越え適時2塁打」で生還する高山俊外野手、捕手會澤翼=京セラドーム大阪

 

 西勇輝投手が広島大瀬良との再戦を制し、「1カ月ぶりの白星」を手にした。 2点リードの 2回には「4番」鈴木誠にソロを浴びたが、 1度も連打を許さず、 8回 4安打 1四球と安定していた。完投勝利した 7月18日中日戦以来の「3勝」目をゲット。「梅野に本当にいいリードをしてもらって、投げやすいリズムがあった。打線の援護で投げやすい環境だった。本当に助かりました」と女房役、野手に感謝した。

  1週間前の 8日にもマツダスタジアムで大瀬良と投げ合った。 6回 1失点で勝ち負けつかず、 7回 1失点の大瀬良に「白星」を奪われていた。中 6日での再対決にが注目されたが、本人は冷静そのもの。「それよりも8チームが)昨日負けていて今日勝てたことが大きい」と力を込めた。

 お立ち台でガッツポーズする右からジャスティン・ボーア内野手、西勇輝投手、ジェリー・サンズ外野手=京セラドーム大阪

 矢野監督もエースらしい投球を笑顔でたたえた。「西はいつも粘り強くピッチングしてくれることが多いので、きょうも(失点は) 1点ずつですか。そういうふうに頑張ってくれると打線もやっぱり援護できるし、流れもあっちにいかない。西らしさっていうのは十分に出して投げてくれたと思います」。

 オリックスから阪神に移籍して 2年目、過去「3戦2敗」だった京セラドーム大阪「初勝利」。かつての本拠地で 4戦ぶりの「白星」をもぎ取り、次戦の快投にも期待がかかる。お立ち台では「今日は小川が『ノーヒットノーラン』したので、僕も負けないように頑張ります」宣言。同学年でもあるヤクルト小川の名前も出し、気合を入れ直した。

 (左から)サンズ外野手、西勇輝投手、ボーア内野手は笑顔満開。こんなお立ち台、毎日見たい!=京セラドーム大阪

 アウトを一つ取るたびに、勝利へと一歩ずつ近づくたびに自然と笑顔が増えた。西勇が開幕投手同士の投げ合いを制し、リベンジを達成。自身 4試合ぶりの「白星」を手にし、歓喜に酔いしれた。

 「ピッチャーは勝てたほうがいいし、勝つためにやっているし。本当にチームが勝ててよかったと思います」

 緩急を駆使し、丁寧にコーナーへ投げ分けるいつものスタイル。 2回に鈴木誠にソロを浴び、 4回にも中犠飛で 2点目を失ったが、それ以上の追加点は許さず。 8回二死 1塁で羽月を遊ゴロに仕留めると、グラブをたたいて笑顔を見せた。

 勝利投手となりファンにあいさつする西勇輝投手=京セラドーム大阪

  8回 4安打 2失点で今季「3勝」目(3敗)。前回 8日の広島戦(マツダ)は 6回 1失点もチームはこの日と同じ先発・大瀬良の前に 1得点に封じられ、敗れた。今季ここまで他球団の開幕投手と 5試合で投げ合い、「0勝2敗、防御率2.30」でチームも「5連敗」していたが、巡ってきたチャンスで今度は投げ勝った。

 矢野監督も「(失点は) 1点ずつですか。そういうふうに頑張ってくれると打線も援護できますし、流れも相手にいかない。西らしさは十分に出して投げてくれたと思う」と称賛した。

 同じ時刻に横浜では同じ1990年生まれのヤクルト・小川が「ノーヒットノーラン」を達成。お立ち台でライバル右腕を引き合いに出しながら、虎党の前で誓った。

 「次の試合も長いイニングを投げれるように頑張ります。小川が『ノーヒットノーラン』をしましたので、僕も負けないように頑張ります!」

 次も勝つ。虎のエースはただひたすらに勝利を目指して全力投球する。

 

  6回表広島無死 1塁、長野久義外野手を見逃し三振、さらに走った羽月隆太郎内野手を梅野隆太郎捕手がアウトにする=京セラドーム大阪

 梅野隆太郎捕手がバズーカで大きなアウトをもぎ取った。

  3点リードの 6回無死 1塁。フルカウントから「3番」長野は変化球で見逃し三振。スタートを切っていた 1走・羽月をストライク送球でアウトにした。広島ベンチからリプレー検証が要求されたが、判定は変わらなかった。「リーグ2位」の今季「10個目の盗塁刺」。「4番」鈴木誠を無走者で迎えることになる併殺プレーを完成させ、矢野監督も「あそこでリュウ(梅野)が刺してくれたのは、流れの中で大きなダブルプレーでしたし、リュウらしくね、いい送球でした」と絶賛。バットでも 8回に中前適時打。攻守で西勇を支えていた。

 

 9回に登板した岩貞祐太投手=京セラドーム大阪

 岩貞祐太投手はプロ 7年目で初めてリリーフ登板し、 9回の 1イニングを無失点で締めた。

 先頭の「3番」長野、「4番」鈴木誠を 2者連続三振に仕留め、 1回 1安打無失点。矢野監督は「今日はサダらしく腕を振って投げてくれた。また戦力になってくれると思います」と評価した上で「当面は中継ぎで行こうかなと思います」と説明した。今春にも中継ぎへの配置転換プランがあった左腕。 8月10日DeNA戦で 4回 3失点と苦しんだ後、先発ローテの一員からブルペン要員への“異動”が決まっていた。

  9回を無失点に抑え坂本誠志郎捕手(左)とグータッチして喜ぶ岩貞祐太投手=京セラドーム大阪

 

※ 8月16日の予告先発は、阪神・秋山拓巳投手(29)ー広島・遠藤淳志投手(21)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。

 これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。

 そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。

 

 2020年 オープン戦 最終順位表

 

 2020年 公式戦 順位表

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (07月)

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (08月)

 

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