●広島は 1回一死満塁から無得点。阪神はその裏、大山悠輔内野手(25)の併殺打の間に 1点を先制し、ジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)の右前適時打で 2点目を挙げた。阪神先発の秋山拓巳投手(29)は 5回 4安打無失点で降板。広島は 2点を追う 6回、「5番」松山竜平内野手(34)の右前適時打で 1点差に迫った。広島は 1点を追う 8回二死 1、 3塁から阪神岩崎優投手(29)の暴投で同点。そのまま延長戦に入り、 2- 2で引き分けた。悔やまれるのは、岩崎の暴投の前に、守備のミスが絡んだことだ。 1点リードの 8回一死 2塁で、途中出場の植田海内野手(24)が長野のゴロを失策。初回には熊谷敬宥内野手(24)が失策しており、チーム「37失策」は12球団ワースト。 8回は貴重なアウトをミスミス逃してしまったことが、結果的に響く形になった。ただ、光はある。チームは今カードからリリーフ陣を再編したが、連投した岩貞祐太投手(28)まで粘投が続いた。巨人がデーゲームで敗れていただけに、あと「0.5」差詰められるチャンスではあった。だが、週明けの直接対決に向け、収穫のないドローでもなかった。
●阪神が 2点リードを守れず延長10回、広島と引き分けた。ミスから追いつかれるもったいない展開だったが、ジャスティン・ボーア内野手の復調は明るい光だ。初回にバットを粉々にされながらもパワー全開の右前タイムリー。不振から一転、前日も来日初の「3打席連続適時打」を放った助っ人が、オープンスタンスに変えて状態を上げている。18日からは「5.5」差で追う首位巨人 3連戦。「3連勝」を呼ぶ大爆発に期待だ。ジャスティン・ボーア内野手が折れたバットのグリップを持って 1塁に到達するという珍しい適時打を放った。初回、無死満塁から「4番」大山の併殺打の間に 1点を先制。二死 2塁となって「5番」ボーアが驚異の怪力を見せつけた。先発遠藤淳志投手(21)の外角に落ちるチェンジアップに食らいつき、泳がされながらもバットの先端でうまく拾った。ボーアは前日15日の同カードでも 3本の適時打を放っており、「2試合連続適時打」となった。メジャーでも試したフォームで早速、来日初の「3打席連続適時打」を放った。研究熱心で貪欲な助っ人は一気の復調モードをつかみ、勢いそのままこの日の第1 打席で「得点圏4打席連続のタイムリー」。得点圏打率も「リーグ6位」の「3割6分1厘」まで上げた。18日からは敵地で首位巨人と相まみえる。この日のドローで半歩迫って「5.5ゲーム」差。カード別打率は「1割4分3厘」で最も分が悪いが、上り調子のB砲への期待はますます高まる。今季 2戦 2敗の菅野智之投手(30)らが先発してくるとみられるが、目指すは「3連勝」で一気の「2.5」差。勢いづいた打棒で、勝利を呼び込みたい。
●熊谷敬宥内野手は 2年ぶりのスタメン起用で失策を記録した。「8番2塁」で18年 7月 3日中日戦以来の先発出場。 1回表一死 1塁で「3番」長野のゴロを 2塁に悪送球した。
●木浪聖也内野手(25=亜細亜大學OB)は 4試合ぶりの「マルチ安打」で息を吹き返した。好相性を誇る広島遠藤から 2打席連続安打。 2回に先頭で中前打を放つと、 4回も左前に落とした。
●大山はこの 3連戦で「12打席無安打」と低調だった。 1回無死満塁の好機では 2ゴロ併殺打。 6回無死 1塁でも 1走のジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)がスタートを切ったが、空振りで三振併殺にしてしまった。チームも 1回の 2得点だけにとどまった。
●近本光司外野手(25)の連続試合安打が「13」でストップした。昨季、自ら打ち立てた「球団新人記録」に並んでいたが、自己最長の更新はならなかった。
●秋山拓巳投手が 5回 4安打無失点の好投を見せたが、勝敗つかず、自身「5連勝」はお預けとなった。初回一死 1塁から、 2塁手熊谷の失策でいきなりのピンチ。鈴木誠也外野手(25)に中前打を浴び一死満塁とされるも、続く松山、堂林翔太外野手(28)を打ち取り無失点。熱のこもった投球でチームメートを救った。ワインドアップに、セットポジションからの投球もはさんで打者を翻弄(ほんろう)。 3回からはカーブも織り交ぜ、的を絞らせなかった。つまった打球が 2塁へ飛ぶたびに、熊谷も軽々とした身のこなしで処理し秋山をもり立てた。矢野燿大監督(51)が早めの継投策に出た。先発秋山は初回に一死満塁のピンチを迎えるが、後続を抑えて無失点スタート。 2回以降は危なげない投球で、広島打線を 5回まで「0」に封じた。右腕は 5回を投げ終えて82球だったがその裏、先頭打者として打席が回ってきたところで代打高山俊外野手(27)が送られた。秋山は「5回4安打無失点」。自身「5連勝」の権利を手に、降板。 6回から「2番手」ジョー・ガンケル投手(28=ウェストチェスター大学)が登板し、勝利に向かってリリーフ陣を投入していく。
●ジョー・ガンケル投手が救援 9試合目にして初失点を喫した。 2点リードの 6回から「2番手」で登板。一死から「4番」鈴木誠に 3塁打を浴び、続く松山に右前適時打を許した。 3戦連続のイニングまたぎとなった。先発秋山からのバトンを無失点でつなげなかった。
●阪神が“ミスミス”同点を許した。 1点リードの 8回。マウンドには左肘の張りから復帰登板となる「3番手」岩崎が上がった。先頭西川に安打を浴び、犠打で一死 2塁。ここで「3番」長野の 2ゴロをこの回から守備で入った植田がファンブルし、一死 1、 3塁とピンチが広がった。「4番」鈴木誠は投ゴロに打ち取ったが、「5番」松山の 2球目に岩崎が痛恨の暴投。ミスが重なり、自滅的に痛い失点を喫した。植田の失策はこの日のチーム 2つ目。シーズンでは12球団ワーストを独走する「チーム37個目」だった。
●ロベルト・スアレス投手(29=福岡ソフトバンクホークス)が 4日ぶりのマウンドで無失点に抑えた。 9回に登板し、一死から菊池涼介内野手(30)に四球を与えた。田中広輔内野手(31)の投犠打で二死 2塁とされたが、代打會澤翼捕手(32)をこの日最速 159キロの直球で追い込み、最後はスライダーで遊ゴロ。無失点で岩貞につなぎ、「5ホールド」目を挙げた。
●中継ぎに配置転換となった岩貞祐太投手が、 2日連続の無失点投球を見せた。延長10回に登板し、先頭の西川龍馬外野手(25)を 138キロ直球で 3ゴロに仕留めると、磯村嘉孝捕手(27)は 143キロ直球で空振り三振。力強い直球を次々に投げ込んだ。最後は野間峻祥外野手(27)からスライダーで空振り三振を奪い、 3者凡退。 1回1安打無失点に抑えた前夜に続く好投だった。
記事をまとめてみました。
<阪神 2- 2広島=延長10回規定により引き分け>◇11回戦◇阪神 5勝 4敗 2分◇16日◇京セラドーム大阪
広島は 1回一死満塁から無得点。阪神はその裏、大山の併殺打の間に 1点を先制し、ボーアの右前適時打で 2点目を挙げた。
阪神先発の秋山は 5回 4安打無失点で降板。広島は 2点を追う 6回、「5番」松山の右前適時打で 1点差に迫った。
広島は 1点を追う 8回二死 1、 3塁から阪神岩崎の暴投で同点。そのまま延長戦に入り、 2- 2で引き分けた。
8回表広島一死 2塁、植田海内野手は長野久義外野手の打球をはじく=京セラドーム大阪
阪神は勝利をつかめなかった。10回引き分け。負けなかったが、早め継投も勝ちにつながらず、ミスで同点とされただけに、矢野監督は「複雑やね」とこぼした。
◆ 2点リードの 6回にガンケル投入: 5回の攻撃、先頭秋山の打席で代打高山をコール。先発秋山は無失点、82球で交代。「2番手」ガンケルは一死から鈴木誠に「中越え3塁打」、松山に右前適時打を打たれ、 1点差に迫られた。
◆ 7回はガンケルの回またぎ:中3日のガンケルは、12日DeNA戦に続いて 3度目のイニングまたぎ。この回は無失点に抑えた。
◆ 1点リードの 8回に岩崎投入:岩崎は左肘の張りで 7月下旬から 2軍調整していたが、14日に 1軍昇格。復帰後初マウンドだった。矢野監督は「もうちょっと余裕のあるところで投げさせてやりたいな、というのはあったけどね。俺の采配で早く代えたというところからこうさせた部分もあるし」と明かした。二死 2、 3塁で打者松山。だが岩崎が投じた 2球目スライダーが暴投。 3走の西川に同点のホームを踏まれてしまった。
8回表広島二死 2、 3塁、打者松山竜平内野手の時、岩崎優投手の暴投を梅野隆太郎捕手が後逸して西川龍馬外野手(右)が生還。同点となる=京セラドーム大阪
悔やまれるのは、岩崎の暴投の前に、守備のミスが絡んだことだ。 1点リードの 8回一死 2塁で、途中出場の植田が長野のゴロを失策。初回には熊谷が失策しており、チーム「37失策」は12球団ワースト。 8回は貴重なアウトをミスミス逃してしまったことが、結果的に響く形になった。
ただ、光はある。矢野監督は「(岩崎の)ボール自体はそれらしいボールがいっていたので、そこはちょっと安心」。また、チームは今カードからリリーフ陣を再編したが、連投した岩貞まで粘投が続いた。「投手がすごく嫌な流れの中で粘ってくれたからこそ、引き分けになった」。巨人がデーゲームで敗れていただけに、あと「0.5」差詰められるチャンスではあった。だが、週明けの直接対決に向け、収穫のないドローでもなかった。
試合前、リラックスした表情で話す矢野燿大監督=京セラドーム大阪
阪神は勝利をつかめなかった。10回引き分け。負けなかったが、早め継投も勝ちにつながらず、ミスで同点とされただけに、矢野燿大監督は「複雑やね」とこぼした。その他の一問一答は以下の通り。
-引き分けはどう捉えている
矢野監督 うーんまあ、複雑やね。
- 8回は少し悔しい点の取られ方
矢野監督 少しじゃないよ。
-ミスが失点につながった
矢野監督 まあね、それは野球というスポーツではあることなのでね
10回裏阪神一死、遊直に倒れた近本光司外野手を見つめる矢野燿大監督(右後方)ら=京セラドーム大阪
-秋山について
矢野監督 あのミス(初回の熊谷の失策)がありながらゼロでいってくれたからこそ(その裏の攻撃で) 2点というのがあったと思う。 5回で俺が代えちゃったけど。アキには一番申し訳ないなと。アキ自身はしっかりやってくれた。
-岩貞が連投で
矢野監督 気持ち悪い最後の登板になったと思うし、 3人でね、内容もしっかりした内容のピッチングをしてくれるのは、これから、チームにとっては大きなプラスと思う。自身もね、中継ぎになっていろんな自分の思いがあると思うんで、そういうものをぶつけて、またこういうようなピッチングをしてくれたらと思います。
-ガンケルは 2イニングを想定して
矢野監督 想定というかね、そういう流れがいろいろ変わったりするからね、その状況状況で、もちろん頭に入れながら、登板させてます。
引き分けに終わりファンにあいさつする矢野燿大監督=京セラドーム大阪
-岩崎が復帰登板、本来のポジション(セットアッパー)で
矢野監督 もちろん最初だから、もうちょっと余裕のあるところで投げさせてやりたいなっていうのはあったけどね。まあ俺の采配で早く代えたというところからこうさせた部分もあるし、でもボール自体は、それらしいボールがいっていたんで、そこはちょっと安心かな、見てて。
-糸井はスイングはいいときに近いように見える
矢野監督 まあまあ、もっといいと思うけれど。きっかけというか、このような感じでやっていけば、というのは嘉男の中にもあるだろうし、兆しが見えてきているのはあると思っています。
-打線は中盤以降苦戦したが、どのように見たか
矢野監督 どっちもあるわね。もちろん、あのまま勝つのはしんどいしね。打線の援護もないとダメだし、最初の 2点で終わったし、チャンスはありながら攻めあぐねたというところもあるし。逆にいうと、投手がすごく嫌な流れの中で粘ってくれたからこそ、引き分けになったし。打線から言えば、そういう課題はある。
阪神が 2点リードを守れず延長10回、広島と引き分けた。ミスから追いつかれるもったいない展開だったが、ジャスティン・ボーア内野手の復調は明るい光だ。
初回にバットを粉々にされながらもパワー全開の右前タイムリー。不振から一転、前日も来日初の「3打席連続適時打」を放った助っ人が、オープンスタンスに変えて状態を上げている。18日からは「5.5」差で追う首位巨人 3連戦。「3連勝」を呼ぶ大爆発に期待だ。
1回裏阪神二死 3塁、バットを折りながらも右前適時打を放ったジャスティン・ボーア内野手=京セラドーム大阪
ジャスティン・ボーア内野手が折れたバットのグリップを持って 1塁に到達するという珍しい適時打を放った。
初回、無死満塁から「4番」大山の併殺打の間に 1点を先制。二死 2塁となって「5番」ボーアが驚異の怪力を見せつけた。先発遠藤の外角に落ちるチェンジアップに食らいつき、泳がされながらもバットの先端でうまく拾った。
1回裏阪神二死 3塁、バットを折りながらも右前へ運ぶ適時打とするジャスティン・ボーア内野手=京セラドーム大阪
バットは根本のグリップ部分で真っ二つに折れたが、打球を右前まで運んだ。ボーアは手元に残ったグリップ部分を持ったまま 1塁へ。助っ人の怪力打に、場内もざわついた。
「先制した後でもう 1点欲しい場面だったから、追加点を取ることができて良かった。まだまだチームみんなで、点を取れるように頑張るよ」
ボーアは前日15日の同カードでも 3本の適時打を放っており、「2試合連続適時打」となった。
1回裏阪神二死 3塁、右前に適時打を放ったジャスティン・ボーア内野手=京セラドーム大阪
ジャスティン・ボーア内野手が白球をインパクトした瞬間、「グシャッ」という鈍い音がドームに響き渡った。初回無死満塁で「4番」大山の併殺打の間に 1点を先制した直後だ。なお二死 3塁で、遠藤が投じた外角低めのチェンジアップに泳がされたが食らいついた。バットが折れ、破片が打席付近に散乱するほどの木っ端みじん。通常なら力ない飛球かゴロの打ち取られ方だ。だが、この男は違った。執念と力で右前へ運ぶタイムリーに変えて 2点目をゲット。手元に残ったグリップ部分を持ったまま 1塁へ走る珍しいシーンが展開され、その怪力にスタンドがどよめいた。
1回裏阪神二死 3塁、右前に適時打を放ったジャスティン・ボーア内野手は折れたバットを見つめる=京セラドーム大阪
ボーア 先制した後でもう 1点欲しい場面だったから、追加点を取ることができて良かった。
打撃不振に陥っていたが、前日の試合からフォーム改造を敢行。スクエアだった両足のスタイルを、右足を約 1足分後ろに下げた。重心をやや低く保ち、体を少し開き気味のオープンスタンスにモデルチェンジ。メジャーでも試したフォームで早速、来日初の「3打席連続適時打」を放った。研究熱心で貪欲な助っ人は一気の復調モードをつかみ、勢いそのままこの日の第1 打席で「得点圏4打席連続のタイムリー」。得点圏打率も「リーグ6位」の「3割6分1厘」まで上げた。
1回裏阪神二死 3塁、ボーア内野手は右前適時打を放ち折れたバットを 1塁で見せる=京セラドーム大阪
守備に就く前には大歓声を受け、深々と日本流のお辞儀で応えた。「熱い熱いファンの方々ということはよくわかっている。余計に自分自身『頑張らないと』と思うし、ありがたい限りです」。前日のお立ち台後にそう話していたボーア。バットは粉々にされても虎党を笑顔にした。
18日からは敵地で首位巨人と相まみえる。この日のドローで半歩迫って「5.5ゲーム」差。カード別打率は「1割4分3厘」で最も分が悪いが、上り調子のB砲への期待はますます高まる。今季 2戦 2敗の菅野らが先発してくるとみられるが、目指すは「3連勝」で一気の「2.5」差。勢いづいた打棒で、勝利を呼び込みたい。
1回表広島一死 1塁、長野久義外野手の打球を 2塁へ悪送球する熊谷敬宥内野手=京セラドーム大阪
熊谷敬宥内野手は 2年ぶりのスタメン起用で失策を記録した。
「8番2塁」で18年 7月 3日中日戦以来の先発出場。 1回表一死 1塁で「3番」長野のゴロを 2塁に悪送球した。このピンチは先発秋山が耐えたが、打っても 2打数無安打で 7回に代打を送られた。
2回裏阪神無死、中前打を放った木浪聖也内野手=京セラドーム大阪
木浪聖也内野手は 4試合ぶりの「マルチ安打」で息を吹き返した。
好相性を誇る広島遠藤から 2打席連続安打。 2回に先頭で中前打を放つと、 4回も左前に落とした。
試合前時点で「12打席連続ノーヒット」。やや調子を落としていたが、快音を取り戻して遠征週間に入る。
6回、三振に倒れた大山悠輔内野手=京セラドーム大阪
大山はこの 3連戦で「12打席無安打」と低調だった。 1回無死満塁の好機では 2ゴロ併殺打。 6回無死 1塁でも 1走のサンズがスタートを切ったが、空振りで三振併殺にしてしまった。試合前まで広島戦では「打率0.342、6本塁打、11打点」と相性がよかったが、チャンスで快音を響かせることはできず。チームも 1回の 2得点だけにとどまった。
10回裏阪神一死、遊直に倒れ連続安打が止まった近本光司外野手=京セラドーム大阪
近本光司外野手の連続試合安打が「13」でストップした。
初回に相手失策で出塁し、先制のホームを踏むなど 2出塁。しかし、いい当たりの打球も野手の正面を突くなど、 5打席で安打は出なかった。
昨季、自ら打ち立てた「球団新人記録」に並んでいたが、自己最長の更新はならなかった。
阪神先発の秋山拓巳投手=京セラドーム大阪
秋山拓巳投手が 5回 4安打無失点の好投を見せたが、勝敗つかず、自身「5連勝」はお預けとなった。
初回一死 1塁から、 2塁手熊谷の失策でいきなりのピンチ。「初回に熊谷がエラーをしてしまいましたが、ああいうところを抑えて助け合うことが大切だと思いますし、それが野球だと思う」。鈴木誠に中前打を浴び一死満塁とされるも、続く松山、堂林を打ち取り無失点。熱のこもった投球でチームメートを救った。
5回裏中日一死 1、 3塁、さえない表情でマウンドを降りる秋山拓巳投手=京セラドーム大阪
ワインドアップに、セットポジションからの投球もはさんで打者を翻弄(ほんろう)。 3回からはカーブも織り交ぜ、的を絞らせなかった。つまった打球が 2塁へ飛ぶたびに、熊谷も軽々とした身のこなしで処理し秋山をもり立てた。
10回の登板を終えた岩貞祐太投手をキャッチャーミットをはめ出迎える秋山拓巳投手=京セラドーム大阪
5回82球と余力を残しての降板に、矢野監督も「 5回で俺が代えちゃったけど。アキには一番申し訳ないなと。アキ自身はしっかりやってくれた」と話した。今季初登板となった 6月25日ヤクルト戦(神宮)以来となる無失点投球。「攻めるという気持ちは常に持って投げることができました」と、次回につながる快投だった。
投手交代を告げる矢野燿大監督=京セラドーム大阪
矢野燿大監督が早めの継投策に出た。先発秋山は初回に一死満塁のピンチを迎えるが、後続を抑えて無失点スタート。 2回以降は危なげない投球で、広島打線を 5回まで「0」に封じた。
右腕は 5回を投げ終えて82球だったがその裏、先頭打者として打席が回ってきたところで代打高山が送られた。秋山は「5回4安打無失点」。
阪神先発の秋山拓巳投手(左)は広島打線を 5回 4安打無失点で抑えベンチで福原忍投手コーチと笑顔で話す=京セラドーム大阪
「攻めるという気持ちは常に持って投げることができました。初回に( 2塁手)熊谷がエラーをしてしまいましたが、ああいうところを抑えて助け合うことが大切だと思いますし、それが野球だと思うので。あの場面を抑えることができて良かったです。あとはチームが勝てるように、必死に応援します」
自身「5連勝」の権利を手に、降板。 6回から「2番手」ガンケルが登板し、勝利に向かってリリーフ陣を投入していく。
6回表広島一死 3塁、松山竜平内野手に右前適時打を浴びたジョー・ガンケル投手=京セラドーム大阪
ジョー・ガンケル投手が救援 9試合目にして初失点を喫した。
2点リードの 6回から「2番手」で登板。一死から「4番」鈴木誠に 3塁打を浴び、続く松山に右前適時打を許した。
3戦連続のイニングまたぎとなった 7回は無失点も「 1点取られてしまったことは悔しいし、 2イニングをゼロで抑えたかった。次の登板ではゼロで抑えられるように頑張るよ」。先発秋山からのバトンを無失点でつなげなかった。
広島に同点に追いつかれ悔しそうな表情を見せる岩崎優投手=京セラドーム大阪
阪神が“ミスミス”同点を許した。 1点リードの 8回。マウンドには左肘の張りから復帰登板となる「3番手」岩崎が上がった。
先頭西川に安打を浴び、犠打で一死 2塁。ここで「3番」長野の 2ゴロをこの回から守備で入った植田がファンブルし、一死 1、 3塁とピンチが広がった。「4番」鈴木誠は投ゴロに打ち取ったが、「5番」松山の 2球目に岩崎が痛恨の暴投。ミスが重なり、自滅的に痛い失点を喫した。
初回には 2塁スタメンだった熊谷が失策を記録しており、植田の失策はこの日のチーム 2つ目。シーズンでは12球団ワーストを独走する「チーム37個目」だった。
9回、阪神「4番手」でロベルト・スアレス投手が登板する=京セラドーム大阪
ロベルト・スアレス投手が 4日ぶりのマウンドで無失点に抑えた。
9回に登板し、一死から菊池涼に四球を与えた。田中広の投犠打で二死 2塁とされたが、代打會澤をこの日最速 159キロの直球で追い込み、最後はスライダーで遊ゴロ。無失点で岩貞につなぎ、「5ホールド」目を挙げた。
10回に登板した岩貞祐太投手=京セラドーム大阪
中継ぎに配置転換となった岩貞祐太投手が、 2日連続の無失点投球を見せた。
「任されたポジションで全力を尽くすことに専念することができました」。
延長10回に登板し、先頭の西川を 138キロ直球で 3ゴロに仕留めると、磯村は 143キロ直球で空振り三振。力強い直球を次々に投げ込んだ。最後は野間からスライダーで空振り三振を奪い、 3者凡退。「緊迫した場面でしたが、しっかり 3人で抑えることができて良かったです」。 1回1安打無失点に抑えた前夜に続く好投だった。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (08月)
2020年 公式戦日程と 結果 (09月)
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