●東京都は22日、｢新型コロナウイルスの感染者｣が新たに 256人報告されたと発表した。直近 7日間の平均は 1日当たり 238.1人となり、依然として高水準。入院患者は前日より10人増の1575人、うち重症患者は 4人増の37人となった。都が参考として公表している19日の検査数は4871件。感染者の累計は 1万9121人となった。都は警戒度を｢４段階の指標｣で最も深刻な｢感染が拡大している｣に位置付けている。酒類を提供する飲食店やカラオケ店には今月31日まで午後10時閉店の｢時短営業｣を要請している。
●全国の花火業者が22日夜、｢新型コロナウイルスの早期収束｣を願い、各地で一斉に花火を打ち上げた。ＮＰＯ法人などでつくる｢日本の花火を愛する会｣が｢コロナ禍｣に苦しむ人々にエールを送ろうと60カ所以上で企画した。｢大曲の花火｣で知られる秋田県大仙市や神奈川県座間市などで、大輪の花を夜空に咲かせた。
●熊本県は22日、くまモン隊の関係者1人に、厚労省が開発した｢新型コロナウイルス接触確認アプリ『COCOA』｣から｢陽性者と接触した可能性がある｣と21日に通知があったため、県の人気ＰＲキャラクター｢くまモン｣の計 3回のイベントを急きょ中止した。
●教室の床に放り出されたランドセル、散乱するノート。福島県双葉町の小中学校で 9年 5カ月前の混乱ぶりを物語る私物が整理された。｢東日本大震災｣や｢東京電力福島第１原発事故｣の記憶をどう継承していくのかが課題になっており、町は頭を悩ませている。2011年 3月11日。原発から北西約 4キロにある双葉南小の校長だった末永幸弘さん(66)は大きな揺れを感じ、ハンドスピーカーで｢叫んだ。児童約 190人は全員無事で、迎えの保護者と下校した。双葉北小 5年の時に被災した長野県伊那市の大学生広田光希さん(20)。私物は受け取らないつもりだ。双葉町の担当者は、震災の傷痕として記録するため、片付け前の教室内を撮影し、仮想現実(ＶＲ)の映像に加工する作業を進めるという。校舎を震災遺構として残すかどうかも検討課題だ。原発から北西約 4キロに位置する当時の双葉南小では、今は埼玉県川口市に住む高校 2年長谷川賢之さん(16)が、小学 1年の時に書いた絵日記を手に取り小さい声で話した。双葉北小 5年の時に被災した長野県伊那市の大学生広田光希さん(20)。私物は受け取らないつもりだ。
記事をまとめてみました。
東京都は22日、｢新型コロナウイルスの感染者｣が新たに 256人報告されたと発表した。直近 7日間の平均は 1日当たり 238.1人となり、依然として高水準。入院患者は前日より10人増の1575人、うち重症患者は 4人増の37人となった。
都によると、新規感染者のうち、20代が 100人、30代が64人で64％を占めた。経路が不明なのは 160人で、 6割に上った。
検査から都への報告まで 3日間程度を要するため、都が参考として公表している19日の検査数は4871件。感染者の累計は 1万9121人となった。
都は警戒度を｢４段階の指標｣で最も深刻な｢感染が拡大している｣に位置付けている。酒類を提供する飲食店やカラオケ店には今月31日まで午後10時閉店の｢時短営業｣を要請している。
東京都は22日、｢新型コロナウイルスの感染者｣が新たに 256人報告されたと発表した。直近 7日間の平均は 1日当たり 238.1人となり、依然として高水準。入院患者は前日より10人増の1575人、うち重症患者は 4人増の37人となった。
都によると、新規感染者のうち、20代が 100人、30代が64人で64％を占めた。経路が不明なのは 160人で、 6割に上った。
検査から都への報告まで 3日間程度を要するため、都が参考として公表している19日の検査数は4871件。感染者の累計は 1万9121人となった。
都は警戒度を｢４段階の指標｣で最も深刻な｢感染が拡大している｣に位置付けている。酒類を提供する飲食店やカラオケ店には今月31日まで午後10時閉店の｢時短営業｣を要請している。
｢新型コロナウイルスの早期収束｣を願い、秋田県大仙市で打ち上げられた花火＝22日夜
全国の花火業者が22日夜、｢新型コロナウイルスの早期収束｣を願い、各地で一斉に花火を打ち上げた。ＮＰＯ法人などでつくる｢日本の花火を愛する会｣が｢コロナ禍｣に苦しむ人々にエールを送ろうと60カ所以上で企画した。
｢大曲の花火｣で知られる秋田県大仙市や神奈川県座間市などで、大輪の花を夜空に咲かせた。｢全国花火競技大会｣(通称・大曲の花火)が来夏に延期となった大仙市では雄物川付近に約45分間打ち上がった。河川敷で見物していた秋田市の男性会社員(51)は｢コロナで大変なことも多いが、励まされた気持ちになれた｣と笑顔で語った。
くまモン (2015年 5月18日撮影)
熊本県は22日、くまモン隊の関係者1人に、厚労省が開発した｢新型コロナウイルス接触確認アプリ『COCOA』｣から｢陽性者と接触した可能性がある｣と21日に通知があったため、県の人気ＰＲキャラクター｢くまモン｣の計 3回のイベントを急きょ中止した。県の担当者は取材に｢(通知を受けた)本人に症状や心当たりは無かったが、保健所の指示に従い、『ＰＣＲ検査』を受けた」とし、万が一を考え、この日の活動を中止したと説明した。検査の結果、陰性が確認され、県は23日からくまモン隊の活動を再開すると発表した。
教室の床に放り出されたランドセル、散乱するノート。福島県双葉町の小中学校で 9年 5カ月前の混乱ぶりを物語る私物が整理された。｢東日本大震災｣や｢東京電力福島第１原発事故｣の記憶をどう継承していくのかが課題になっており、町は頭を悩ませている。
2011年 3月11日。原発から北西約 4キロにある双葉南小の校長だった末永幸弘さんは大きな揺れを感じ、ハンドスピーカーで｢避難の邪魔になる荷物を置いて、校舎の外へ逃げて｣と叫んだ。児童約 190人は全員無事で、迎えの保護者と下校した。末永さんは｢原発事故で町に帰れなくなるとは思いもしなかった｣と振り返った。
｢当時のまま学校を保存してほしかった｣と話すのは、双葉北小 5年の時に被災した長野県伊那市の大学生広田光希さん。私物は受け取らないつもりだ。｢なぜ今更片付ける必要があるのか。残して震災の教訓を伝えるべきだ｣と訴える。 双葉町の担当者は｢個人の持ち物なので、町での保管は難しい｣と話す。震災の傷痕として記録するため、片付け前の教室内を撮影し、仮想現実(ＶＲ)の映像に加工する作業を進めるという。校舎を震災遺構として残すかどうかも検討課題だ。
母校の双葉南小を訪れ、自分のランドセルの中に残されていた作文用紙を見る男子大学生＝福島県双葉町
福島県双葉町教育委員会は22日、｢東京電力福島第１原発事故｣で児童や生徒が避難し、小中学校に残されたままになっていたランドセルや授業で使ったプリントなどの私物を持ち主に返却した。 3月に町の一部地域で立ち入り規制が緩和されたことでようやく実現した。当時の児童や生徒が母校で受け取り、突如終わった古里での学校生活を懐かしみながら持ち帰った。
原発から北西約 4キロに位置する当時の双葉南小では、今は埼玉県川口市に住む高校 2年長谷川賢之さんが、小学 1年の時に書いた絵日記を手に取り｢忘れていたことばかり。この学校で 6年間学びたかったな｣と小さい声で話した。
｢当時のまま学校を保存してほしかった｣と話すのは、双葉北小 5年の時に被災した長野県伊那市の大学生広田光希さん私物は受け取らないつもりだ。｢なぜ今更片付ける必要があるのか。残して震災の教訓を伝えるべきだ｣。
