●阪神が延長10回、「最下位」ヤクルトに痛い競り負けを喫した。「5番手」馬場皐輔投手(25)が決勝点を献上し、連勝は「3」でストップ。首位巨人とのゲーム差は「7.5」に開き、 6日にも「自力V」消滅の危機に立たされた。救いは絶好調の「4番」ジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)の「一時同点2ラン」。来日初の「3戦連発」で希望をともした。阪神は最短 6日に今季の「自力優勝」の可能性が消える。 3日阪神△または●で巨人○、さらに阪神が 4~ 6日巨人戦●●●が条件。いずれのケースも、阪神が 7日以降の54試合に全勝しても、巨人が阪神戦以外の44試合に全勝すれば勝率で阪神を上回るため。なお、シーズン 143試合だった昨季は、86試合目の7月16日中日戦に敗れ、「自力優勝」が消滅した。土壇場で虎党のボルテージは高まり、大逆転の空気は生まれたが…。結果は、紙一重で連勝ストップ。最後の打者の近本光司外野手(25)は天を仰ぎ、ベンチに戻れなかった。矢野燿大監督(51)は誰を責めることもなく、結果を受け止めた。前日 1日に今季限りでの「現役引退」の会見を行った藤川球児投手(40)も鼓舞。悲願の「V奪還」を最後の使命として、ナインに号令をかけていた。そんな守護神の思いを背負い、前夜の「サヨナラ勝ち」で加速したかったが、「4連勝」には届かなかった。延長10回、 試合連投中だった岩貞祐太投手(28)を温存し、馬場が 1点を失ったが、救援陣はこの日の 9回まで「9イニング連続無失点」。指揮官は労い、打線に奮起を促した。 9月 3日は「ホームラン記念日」だ。77年 9月 3日、巨人王貞治元内野手(80=福岡ソフトバンクホークス取締役会長、日本プロ野球名球会顧問)が「世界記録」となる「通算756本」目の本塁打をヤクルト戦で放ち、それまで大リーグのハンク・アーロン元外野手(86)が持っていた記録を抜いたことを記念して制定された。虎党にすれば、それを前祝いするようなサンズの 1発だったかもしれない。ラッキーセブンに飛び出した一時は同点とする「2ラン」。これで「3試合連続本塁打」と絶好調だ。勝負強さも抜群で、まさに頼りになる助っ人なのだが、結局、試合には勝てなかった。ヤクルト相手に延長にもつれ込む接戦となった。相手は「最下位」とはいえ、両軍の実力にそれほどの差はないように思える。当たり前だが常に勝てるはずはない。それでも「痛いな」と思うのは阪神の弱点が出たからだ。光明が差してきた部分もある。ファームから上がってきた小幡竜平内野手(19)のプレーがいい。 4回に見せたダイビング・キャッチなど 2塁の守備で光った。本来は遊撃手というが 3塁も含め、守備はなかなかのレベルだ。「守備の要」の 2遊間だけに、キッチリと守れる人間が 1人でも増えるのは大歓迎である。
●藤川球児投手が、現役引退会見から一夜明けた 2日、鳴尾浜で行われた 2軍ナインへの引退報告で熱いゲキを飛ばした。平田勝男 2軍監督(61)は明かし、プロで生き抜く厳しさをラストメッセージに込めたようだ。 1軍はヤクルトに延長10回競り負け、巨人とのゲーム差が「7.5」に拡大。 6日にも「自力V」が消滅する危機で、若虎の突き上げを願った。 1軍を目指して鍛錬を積む選手たちを前に、言葉は熱を帯びた。藤川が鳴尾浜での練習開始前、 2軍ナインに今季限りでの現役引退を報告。外野の円陣で約10分間、熱く語りかけた。引退報告はラストメッセージを伝える場になった。藤川は報道陣には言葉少なだったが、耳を傾けていた平田 2軍監督が詳細を明かした。優しいエールではなかった。プロ22年の実体験から飛ばした厳しいゲキ。 2軍からはい上がるために慰めの言葉はいらない。後輩たちの成長を願うがゆえの、激辛エールだった。藤川自身も「大逆転V」の戦力となるべく、戦い続けている。この日はブルペンでワインドアップを試すなど、貪欲に復活を模索。長くて濃いプロ生活で培った全てを、最後まで言葉と背中で伝えていく。あと約 2カ月。「優勝」という最高の思い出を作るため、そこに貢献するため、最後まで全力で走り続ける。 ● 1軍再昇格を目指す原口文仁捕手(28)と高山俊外野手(27)が、バットでアピールした。阪神の福留孝介外野手(43)と江越大賀外野手(27)が親子ゲームを敢行した。 2人は午前から鳴尾浜に姿を見せ、ウエスタン・リーグ広島戦に先発出場。初回に「1番」江越は 2飛、「2日連続親子ゲーム」の球界最年長43歳の「3番」福留は 1ゴロだった。 2回表途中で降雨ノーゲームが決まると、甲子園に移動。福留は延長10回に代打出場も、中飛に終わった。
●右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折から復活を目指す糸原健斗内野手(27)が、“2試合連続安打”を放った。 1日の復帰戦に続き、ウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)に「2番2塁」で出場。初回、詰まらされた 2塁前へのゴロに全力で 1塁を駆け抜けた。試合は 2回表一死満塁で雨が激しくなり、中断後降雨ノーゲームとなった。平田 2軍監督は評価した。前日 2日に実戦復帰した糸原はウエスタン・広島戦(鳴尾浜)に「2番・2塁」」で出場。内野安打でチャンスメークした。
記事をまとめてみました。
<阪神 2- 3東京ヤクルト=延長10回>◇14回戦◇阪神 7勝 7敗 0分◇ 2日◇阪神甲子園球場
阪神が延長10回、「最下位」ヤクルトに痛い競り負けを喫した。「5番手」馬場が決勝点を献上し、連勝は「3」でストップ。首位巨人とのゲーム差は「7.5」に開き、 6日にも「自力V」消滅の危機に立たされた。救いは絶好調の「4番」ジェリー・サンズ外野手の「一時同点2ラン」。来日初の「3戦連発」で希望をともした。
◇ ◇ ◇
▼阪神は最短 6日に今季の「自力優勝」の可能性が消える。 3日阪神△または●で巨人○、さらに阪神が 4~ 6日巨人戦●●●が条件。いずれのケースも、阪神が 7日以降の54試合に全勝しても、巨人が阪神戦以外の44試合に全勝すれば勝率で阪神を上回るため。なお、シーズン 143試合だった昨季は、86試合目の 7月16日中日戦に敗れ、「自力優勝」が消滅した。
ヤクルトに敗れファンにあいさつする矢野燿大監督(右)=阪神甲子園球場
痛恨の「1敗」、遠のくGの背中…。阪神はヤクルトに延長10回、 2- 3で敗れ、連勝は「3」でストップ。首位巨人とのゲーム差は「7.5」に広がった。最短で 6日にも「自力優勝」の可能性が消滅する。前日 1日に引退会見を行った藤川球児投手の強い思い、「優勝」には、大型連勝は不可欠。矢野燿大監督は打線の奮起を求めた。
土壇場で虎党のボルテージは高まり、大逆転の空気は生まれたが…。結果は、紙一重で連勝ストップ。最後の打者の近本は天を仰ぎ、ベンチに戻れなかった。矢野監督は誰を責めることもなく、結果を受け止めた。
延長10回、今季初の併殺打で最後の打者となっ近本光司外野手=阪神甲子園球場
「いやいや、それはもう、勝負にいっているんで。しゃあないよ」
1点を追う延長10回、梅野と中谷の連打で一死 1、 2塁を作ったが、近本が遊ゴロ併殺で万事休す。 8月は自己最多の「月間38安打」を放った男が11試合ぶりに無安打。最後は今季初の併殺打で終わった。昨年 9月28日のDeNA戦(横浜)以来、「267打席」ぶりの珍しいシーンで幕が下りたが、「最下位」ヤクルトに競り負けた原因はなによりも、序盤のゼロ行進。将も悔しそうに振り返った。
「(序盤の攻撃が痛いのは)もちろん、もちろん。うまく投げられたのはもちろんあるにしても、何とかしないと。そこらへんは課題かな」
先発の山中に 3回まで走者も出せず、 6回まで無得点に抑えられた。通算「17勝」のうち「7勝84敗)」が阪神戦の虎キラーに、今季初対戦も苦戦。直球は 120キロ台前半ながら、下手投げから緩急自在に打ち取られた。
ベンチで頭をかく矢野燿大監督。最下位のヤクルトに痛い「1敗」だ=阪神甲子園球場
決してチーム状態は悪くない。貯金「1」で「2位」のまま、 3日に勝てば、「4カード連続の勝ち越し」。それでも、状況は数字以上に厳しい。「4連勝」の巨人と 8月21日以来の「7.5ゲーム」差。 3日の燕との 3戦目の後、 4日から甲子園で直接対決( 4連戦)を控えるが、互いの勝ち負けで、最短 6日に「自力優勝」の可能性が消滅するところまで離された。
指揮官は 8月末に「連勝が欲しい。巨人を追い越していくためには、そういうことが必要」と話していた。前日 1日に今季限りでの「現役引退」の会見を行った藤川も「(打倒巨人は)ファンの思い」と鼓舞。「僕が入ったときに『3回優勝』すると言って、『2回(03年と05年の)』」しかしていない。 3回目のチャンスが来ている」と悲願の「V奪還」を最後の使命として、ナインに号令をかけていた。
阪神先発のオネルキ・ガルシア投手=阪神甲子園球場
そんな守護神の思いを背負い、前夜の「サヨナラ勝ち」で加速したかったが、「4連勝」には届かなかった。延長10回、 試合連投中だった岩貞を温存し、馬場が 1点を失ったが、救援陣はこの日の 9回まで「9イニング連続無失点」。指揮官は「投手に関しては、みんなよく頑張ってくれた」と労い、打線に奮起を促した。
「一戦必勝なので。いつも一緒、それしかないので。なんとか明日は打線が点を取ってね。ちょっと投手を休ませるぐらい点を取ってくれたら」
62試合。まだシーズンを折り返したばかりとはいえ、現実は、もう正念場だ。13連戦の真っ最中。勝ち続けるしかない。歩みを止められる余裕は、少しもない。
延長戦の末に敗戦となりファンにあいさつする矢野燿大監督=阪神甲子園球場
9月 3日は「ホームラン記念日」だ。77年 9月 3日、巨人王貞治が「世界記録」となる「通算756本」目の本塁打をヤクルト戦で放ち、それまで大リーグのハンク・アーロンが持っていた記録を抜いたことを記念して制定された。
虎党にすれば、それを前祝いするようなサンズの 1発だったかもしれない。ラッキーセブンに飛び出した一時は同点とする「2ラン」。これで「3試合連続本塁打」と絶好調だ。勝負強さも抜群で、まさに頼りになる助っ人なのだが、結局、試合には勝てなかった。
ヤクルト相手に延長にもつれ込む接戦となった。相手は「最下位」とはいえ、両軍の実力にそれほどの差はないように思える。当たり前だが常に勝てるはずはない。それでも「痛いな」と思うのは阪神の弱点が出たからだ。
これぞ「4番」! サンズ外野手が 7回、 3戦連発となる「14号2ラン」で試合を振り出しに戻した=阪神甲子園球場
3回、 2失点目のきっかけは木浪聖也の失策だった。坂口智隆の放ったバウンドの難しい遊撃前のゴロをはじき、 1塁へ生かしてしまった。その後、ガルシアが連打を浴びて失点に結びついた。
今季は完全に遊撃のレギュラーとなった木浪、それに従って守備力もレベルアップしてきた。どんな名手でも失策はついて回るものだが、結果的に言えば、ここでの失点がこたえたかもしれない。リーグ・ワーストを更新するチーム45個目の失策だった。
「天候とかグラウンドの状況とか、いろいろ言い訳したいこともあるだろうがアウトにできるものはしっかりとアウトにする。それしかないんですよ」
以前に聞いた内野守備・走塁コーチの久慈照嘉が話した言葉だ。現役時代は名手として鳴らした男だけに守備の乱れに責任を感じている様子で話したものだ。
7回裏阪神無死 1塁、左中間へ「同点2点本塁打」を放ったジェリー・サンズ外野手。投手 山中浩史投手=阪神甲子園球場
光明が差してきた部分もある。ファームから上がってきた小幡竜平のプレーがいい。 4回に見せたダイビング・キャッチなど 2塁の守備で光った。本来は遊撃手というが 3塁も含め、守備はなかなかのレベルだ。「守備の要」の 2遊間だけに、キッチリと守れる人間が 1人でも増えるのは大歓迎である。
「本塁打は野球の華」だが、それで勝負が決まるのは投手を含めた守備面でしっかりした試合運びがあってのことだ。締まったゲームの末、一撃で勝利をもぎ取る。そういう試合を見たい。巨人が勝ってゲーム差は「7.5」に開いたが、ガックリしているヒマはない。締まった試合でG倒を見せろ。
(敬称略)(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「虎だ虎だ虎になれ!」)
藤川球児投手が、現役引退会見から一夜明けた 2日、鳴尾浜で行われた 2軍ナインへの引退報告で熱いゲキを飛ばした。平田勝男 2軍監督は「優しい言葉なんかかけていない」と明かし、プロで生き抜く厳しさをラストメッセージに込めたようだ。 1軍はヤクルトに延長10回競り負け、巨人とのゲーム差が「7.5」に拡大。 6日にも「自力V」が消滅する危機で、若虎の突き上げを願った。
◇ ◇ ◇
1軍を目指して鍛錬を積む選手たちを前に、言葉は熱を帯びた。藤川が鳴尾浜での練習開始前、 2軍ナインに今季限りでの現役引退を報告。外野の円陣で約10分間、熱く語りかけた。
「甘い言葉をかける人ほど信用できない。厳しいもの。その厳しさをバネに戦ってきた」
引退報告はラストメッセージを伝える場になった。藤川は「何も言うことはないよ」と報道陣には言葉少なだったが、耳を傾けていた平田 2軍監督が詳細を明かした。「足りないものがあるからファームにいるんでね、そこを。優しい言葉なんかかけていない。すごく球児の生きざま、やってきたことが響いたと思う」。
2軍の練習前、選手の前で話す藤川球児投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
優しいエールではなかった。プロ22年の実体験から飛ばした厳しいゲキ。前日の引退会見でも、「何が自分を成長させてくれたんかというのは、優しい言葉じゃないですよ。きつい言葉なんですよ」と語っていた。 2軍からはい上がるために慰めの言葉はいらない。後輩たちの成長を願うがゆえの、激辛エールだった。
華々しく見える 1軍のマウンドについても、こう話したという。「お山の大将というけど、あそこは崖っぷちです」。食うか、食われるか。勝つか、負けるかしかない。芽が出ない時期に戦力外の危機も味わったこその一言一言が、若い選手たちにずしりと響いた。
藤川から声を掛けられ、一緒にキャッチボールを行った 4年目右腕の小野も、魂をしっかり受け止めた。印象に残ったことは「全部です」と明かし、表情を引き締めた。「キャッチボールをしてもらって、自分にとって大きなこと。球児さんの球を目に焼き付けて、これからもやっていこうと思います」。
残りのシーズンは、藤川から学べる貴重な時間になる。矢野監督も前日「後輩に残せるものは何でも残したいと、やってくれると思う。(後輩が)どんどん行けば教えてくれると思う。そういう時間にしてくれたら」と、多くのエキスを吸収することを願っていた。
選手の前でのあいさつ後、平田勝男 2軍監督(左)からねぎらいを受ける藤川球児投手=阪神鳴尾浜球場
藤川自身も「大逆転V」の戦力となるべく、戦い続けている。この日はブルペンでワインドアップを試すなど、貪欲に復活を模索。長くて濃いプロ生活で培った全てを、最後まで言葉と背中で伝えていく。
<藤川球児投手チームメートへの主なゲキ>
◆嫌われ役だ:11年オフ、投手キャプテンに就任。「嫌われ者になっても構わないから、言いたいことを言う。足りないことをはっきりと言う。野手なら鳥谷がその立場。僕と鳥谷と 2人で、その立場を担っていく」と腹をくくった。
◆片付けろ:12年 1月、鳴尾浜の投手ロッカーが汚いことに激怒。「これじゃ 1軍に上がれない。 1軍の選手と差が出てしまう。自分が若い時は、スリッパをそろえたり、靴をそろえたりしていた。ろくな選手が育たない」と苦言を呈した。
◆尊敬するな:20年 3月の甲子園での練習中に、「ドラフト6位」新人投手の小川の「憧れは藤川さん」との言葉に反応。「尊敬なんかしてるから(自分に)勝たれへんねん、とは言いますよ」と愛情あふれる一言。
練習前に及川雅貴投手(左)、西純矢投手と談笑する藤川球児投手=阪神鳴尾浜球場
最後まで“生きざま”を見せる-。今季限りでの引退を表明した藤川球児投手が会見から一夜明けた2日、鳴尾浜で 2軍練習に参加。練習前にファームの選手、首脳陣らの前で挨拶を行い、プロの世界で戦う厳しさを後輩に熱く説いた。ブルペンにも入り、新たにワインドアップでの投球を試すなど、 1軍復帰へ貪欲な姿勢を見せた。
練習開始前の午前 8時半。自分の思いや、これまで経験してきたことのすべてを、後輩たちにぶつけた。鳴尾浜のグラウンドで 2軍の選手らに改めて引退の挨拶を行った藤川が、身ぶり手ぶりを交えて約10分間、熱弁した。
本人は「何も言うことはないよ」と多くは語らなかったが、隣で話を聞いていた平田 2軍監督が代わりに説明した。
「優しい言葉なんかかけていないよ。(プロの世界は)お山の大将というけれど、球児は『あそこ( 1軍のマウンド))は崖っぷちですよ』と。厳しいものだと。その厳しさをバネに戦ってきたということを言っていたね」
鳴尾浜でキャッチボールを行う藤川球児投手。ブルペンではワインドアップを試した=阪神鳴尾浜球場
弱肉強食のプロの世界で生き抜いていくことの難しさ、厳しさ-。22年間、身を削って戦ってきた男だからこそ、誰よりも説得力があった。平田監督も「覚悟を決めて投げてきたやつの言葉だから、ここ( 2軍)にいる選手たちは球児の生きざまというか、やってきたことがすごく響いたと思う」とうなずいた。
さらに練習では、ブルペンへ。これまでのセットポジションではなくワインドアップ(振りかぶる)で投球を行った。前日に引退会見をした40歳の新たな挑戦-。もう一度 1軍のマウンドで輝くべく、最後まで試行錯誤を続ける姿が、そこにはあった。
「引退は決めたけど、『日本シリーズ』までに( 1軍)戦力として貢献しようという。これが球児だよ。球児の生きざまをタイガース全員に見せるということだよ」 平田監督の言葉が、すべてだった。
会見で「思い出はあるけど、もっといい思い出が出てくるかもしれないので、やめておきましょう」と話していた藤川。あと約 2カ月。「優勝」という最高の思い出を作るため、そこに貢献するため、最後まで全力で走り続ける。
ウエスタン・リーグ<阪神-広島=降雨のためノーゲーム>◇ 2日◇阪神鳴尾浜球場
1軍再昇格を目指す原口文仁捕手と高山俊外野手が、バットでアピールした。
阪神の福留孝介外野手と江越大賀外野手が親子ゲームを敢行した。
2人は午前から鳴尾浜に姿を見せ、ウエスタン・リーグ広島戦に先発出場。初回に「1番」江越は 2飛、「2日連続親子ゲーム」の球界最年長43歳の「3番」福留は 1ゴロだった。 2回表途中で降雨ノーゲームが決まると、甲子園に移動。福留は延長10回に代打出場も、中飛に終わった。
2軍の試合前、選手の前で福留孝介外野手を中心に円陣を組むナイン=阪神鳴尾浜球場
ウエスタン・リーグ広島戦にスタメン出場。初回に「5番」原口が「適時2塁打」を放つと、「6番」高山も中前適時打で続いた。
降雨ノーゲームも“6試合連続安打”の原口は「やっていることがいい形につながっている」と手応え。打撃フォームを見直している高山は「自分の中の課題と向き合ってやるしかない。頑張ります」と力を込めた。
2軍広島戦で初回、「適時2塁打」を放った原口文仁捕手=阪神鳴尾浜球場
右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折から復活を目指す糸原健斗内野手が、“2試合連続安打”を放った。
1日の復帰戦に続き、ウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)に「2番2塁」で出場。初回、詰まらされた 2塁前へのゴロに全力で 1塁を駆け抜けた。「出るからには全力疾走は当たり前です」。試合は 2回表一死満塁で雨が激しくなり、中断後降雨ノーゲームとなった。平田 2軍監督は「ファームに来て、糸原は足が速くなってるね。あのあたりを内野安打にするんだから」と評価した。
2軍広島戦で初回、内野安打を放った糸原健斗内野手=阪神鳴尾浜球場
阪神 2軍は 2日、ウエスタン・広島戦(鳴尾浜)が 2回表で降雨のためノーゲームとなった。それでも 1回に原口文仁捕手と高山俊外野手が適時打を放つなどアピールした。
前日 2日に実戦復帰した糸原はウエスタン・広島戦(鳴尾浜)に「2番・2塁」」で出場。内野安打でチャンスメークした。「試合に出るからには、全力疾走は当たり前だし、どんなゴロだろうと凡打で全力疾走するのは当たり前なので」。 1回一死から 2塁内野安打で出塁し、原口の適時 2塁打につなげた。 2回表で降雨のためノーゲームとなったが「しっかりまた、いい準備をして全力でやっていきたい」と気合を入れた。
※ 9月 3日の予告先発は、阪神・青柳晃洋投手(26)ー東京ヤクルト・風張蓮投手(27)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (08月)
2020年 公式戦日程と 結果 (09月)
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